区分
資格科目-教職関連科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力
倫理観
専門性探求
地域社会貢献
グローバル性
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性
広い視野
知識・技術
判断力
探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
特別活動及び総合的な学習に関しての方法論を修得する。
科目の目的
本科目では、特別活動・総合的な学習の時間の指導法を理解し、最終的にはいずれかの領域の学習指導案を作成し、模擬授業を行う。特別活動の指導法については、講義を中心に特別活動に関する様々な活動、計画方法、指導方法や実践に関する内容を扱い、主体的対話的で深い学びを行う。総合的な学習の時間の指導法については、講義を通じて、教育課程上の役割や設定すべき資質・能力目標、年間指導計画や単元計画を通して探求的活動の支援・評価法を考える。そして、児童生徒の実態に即した対応力を培う。
到達目標
・学校教育全体における特別活動の意義、目標について理解できる。また、特別活動の指導方法の基本を身につけ、学習指導案を作成し、模擬授業によって児童生徒の実態に即した対応力を身につけることができる。
・総合的な学習の時間の意義や、各学校において目標及び内容、総合的な学習の時間の指導計画作成をする際の考え方について理解でき、その実現のために必要な基礎的な能力を身に付けることができる。
科目の概要
学校教育が長年その育成を目指してきた「生きる力」であることを改めて捉え直し、学校教育がしっかりとその強みを発揮できるようにしていくことが必要とされた。このため「生きる力」をより具体化し、教育課程全体を通して育成を目指す資質・能力を三つの柱に整理するよう中教審により提言がなされた。とりわけ、特別活動と総合的な学習の時間は生きる力を育む上で重要な役割を果たす。学習指導要領に記された特別活動及び総合的な学習の時間の指導についての目標と内容を理解し、教育課程における位置付けや各教科との関連を理解する。また、これらの実践事例を通して活動内容を理解しつつ、指導計画や単元計画作成を行い、養護教諭が行う授業の学習指導案を作成して模擬授業を行う。
科目のキーワード
集団活動 なすことによって学ぶ 資質能力 探求的活動 実践活動
授業の展開方法
教育現場の実務経験から第1回から第11回までの各回において、特別活動、及び、総合的な学習の時間にかかわる具体的事例やエピソードなどを交えて内容に言及しながら進める。また、。第12回から第15回は全員がそれぞれ時間を限定して模擬授業を行う。その際、学校現場でよく実施された研究授業に準じて検討を深める。これらの領域は、児童生徒用の教科書がないので、学校、学級ごとの題材や単元計画が組まれる。そのため、活動内容が分かりづらい面があるので、実際の小・中・高等学校の実践事例を提示したり、探したりする。授業の提示の多くは、パワーポイントを使用し、必要に応じて視聴覚教材を取り入れる相互の積極的な質問や意見を求めたい。
オフィス・アワー
(準備中)
科目コード
BD14
学年・期
2年・後期
科目名
特別活動論(総合的な学習の時間の指導法を含む)
単位数
2
授業形態
講義
必修・選択
選択(養護教諭は必修)
学習時間
【授業】30h 【予習・復習】60h
前提とする科目
教育原理,教職論
展開科目
教職実践演習(養護教諭)
関連資格
養護教諭
担当教員名
宮田延実
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
特別活動及び総合的な学習の時間とは
科目の中での位置付け
中央教育審議会答申においては、予測困難な社会の変化に主体的に関わり、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身に付けられるようにすることが重要であること、こうした力は全く新しい力ということではなく学校教育が長年その育成を目指してきた「生きる力」であることを改めて捉え直し、学校教育がしっかりとその強みを発揮できるようにしていくことが必要とされた。このため「生きる力」をより具体化し、教育課程全体を通して育成を目指す資質・能力を三つの柱に整理するよう提言がなされた。とりわけ、特別活動と総合的な学習の時間は生きる力を育む上で重要な役割を果たすことを理解する。
①小学校学習指導要領解説特別活動編第1章p1~10,
②総合的な学習の時間編第1章p5~9,
③配付資料
コマ主題細目
① 特別活動とは ② 総合的な学習の時間とは ③ 特別活動と総合的な学習の時間の共通点・相違点
細目レベル
① 特別活動の特質である「実践的に取り組む」とは,実生活に生かし,学びが実生活の中で生きることを体得するという意味をもっており,他の教科等で学んだことやそれらを横断的・総合的に捉えたことを実生活の中で生かすこととができるかという実践の場としての役割を重視している。したがって,学んだことを現在及び将来の生活改善や集団づくりに実際に生かすことができるかを意図した指導が重要である。そして、「解決」については、特別活動における「解決」とは,実生活における,現実の問題そのものを改善することである。
② 総合的な学習の時間における「解決」は,一つの疑問が解決されることにより,更に新たな問いが生まれ,物事の本質に向けて問い続けていくものである。その学習の過程においては重なり合う面もあるが,目指しているものそのものが本質的に異なるのである。
職場体験を通して、自己の将来や進路はどのようにしたら良いのかと言う現実的な問題の解決に生かすのならば特別活動と言えるが、職場体験を通して、人としてより良い生き方は何なのか働くとは社会的にどのような価値を持つものなのかという事を考えると言うのであれば総合的な学習の時間と言える。
③ 特別活動と総合的な学習の時間は体験を重要視する点で大きな共通点があるが、その体験をどのような学びにつなげるか、と言う点で大きな違いがあるということである。つまり、体験をどのような視点で切り取り、学びとするのかによって特別活動にも、総合的な学習の時間にもなりうる。留意すべき点として、「総合的な学習の時間における学習活動により,特別活動の学校行事に掲げる各行事の実施と同様の成果が期待できる場合においては,総合的な学習の時間における学習活動をもって相当する特別活動の学校行事に掲げる各行事の実施に替えることができる」と学習指導要領にある。総合的な学習の時間を特別活動として読み替えることは可能だが、その逆は認めていない点である。
キーワード
① 学習指導要領 ② 中央教育審議会 ③ 集団活動 ④ 実践的な活動 ⑤ 生きる力
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で出てきた、特別活動、及び、総合的な学習の時間の意義についてその特質から全教育活動に生きる力を培う上で重要な役割を果たすことを押さえておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第2回のシラバスをよく読んでおくこと。特に、特別活動の目標と育成する資質能力については、テキスト『小学校学習指導要領解説特別活動編』第2章第1節で述べられているので読んでおくこと。その際、特別活動における「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」の3つの視点は特別活動の特質であり、教育課程全体において特別活動が果たすべき役割でもある。これらの関係について理解しておくこと。
2
学級活動⑴
科目の中での位置付け
学級活動の目標は、学習指導要領第6章の第2の〔学級活動〕の1「目標」で、次のとおり示している。学級や学校での生活をよりよくするための課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成し、役割を分担して協力して実践したり、学級での話合いを生かして自己の課題の解決及び将来の生き方を描くために意思決定して実践したりすることに、自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す。学級活動は、共に生活や学習に取り組む同年齢の児童で構成される集団である「学級」において行われる活動である。学級生活の充実と向上を目指し、他者と協力したり、個人として努力したりしながら自主的、実践的に取り組むことにより、活動することの楽しさや成就感、達成感を得たり、自己有用感を高めたりすることにつながるものである。学級活動には次の内容がある。学級活動「(1)学級や学校における生活づくりへの参画」、学級活動「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」及び学級活動「(3) 一人一人のキャリア形成と自己実現」である。
①配付資料、
②配付資料、
③配布資料
コマ主題細目
① 学級活動の内容 ② 学級活動(1) ③ 指導計画
細目レベル
① 学級活動において育成することを目指す資質・能力は,問題の発見・確認,解決方法等の話合い,解決方法の決定,決めたことの実践,振り返りといった基本的な学習過程の中で育まれるものである。その際,合意形成する話合い活動を通して取り組む学級活動「(1) 学級や学校における生活づくりへの参画」と,話合いを生かして具体的な実践方法等を意志決定する学級活動「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」及び学級活動「(3) 一人一人のキャリア形成と自己実現」の,それぞれの特質を踏まえた学習過程とする必要がある。学級活動 (1) の学習過程において,問題の発見・確認とは,学級や学校での生活をよりよくするため,児童が共通して取り組むべき課題を見いだすことを意味する。その課題の例としては,全員で協力して楽しく豊かな学級や学校生活にするために,取り組みたいこと,つくってみたいこと,解決したいことなどが考えられる。ここで見いだされた課題を基に,児童によって提案されたことについて,教師の適切な指導の下に学級活動 (1) で取り上げる内容を「議題」と称す。解決方法等の話合いや解決方法の決定とは,議題についての提案理由を基に,一人一人の思いや願いを大切にしながら意見を出し合い,共通点や相違点を確認したり,分類したり,共通の視点をもってくらべ合ったりするとともに,よりよいものを選んだり,意見の違いや多様性を生かしたりして学級としての考えをまとめたり決めたりして「合意形成」を図るまでの過程を示したものである。決めたことの実践とは,児童が自分たちで決めたことについて協働して取り組むとともに,一連の活動を振り返り,次の課題解決へとつなげていくことまでを含んだ活動を意図している。これら共通性と相違を理解する。
② 主として自発的、自治的な集団活動の計画や運営に関わるものであり、教師の適切な指導の下での、学級としての議題選定や話合い、合意形成とそれに基づく実践を重視する。その内容は、ア.学級や学校における生活上の諸問題の解決、学級会では、学級や学校の生活上の諸問題を解決するために、提案理由を基によりよい解決方法や実践内容について話し合い、少数意見の考えも考慮するなど多様な意見をまとめ、合意形成を図っていく。話し合って決まったことは学級全体で共通理解し、協力して実践し、振り返りを行う。このように「問題の発見・確認」→「解決方法等の話合い」→「解決方法の決定」→「決めたことの実践」→「振り返り」を児童が主体的に行えるようにする。イ.学級内の組織づくりや役割の自覚 学級生活の充実や向上のため、児童が主体的に組織をつくり、役割を自覚しながら仕事を分担して、協力し合い実践する。ウ.学校における多様な集団の生活の向上。児童会など学級の枠を超えた多様な集団における活動や学校行事を通して学校生活の向上を図るため、学級としての提案や取組を話し合って決めることであることを理解する。
③ 学習指導要領第6章の第2〔学級活動〕の3の (1) において、学級活動の学年段階の配慮事項に関して、〔第1学年及び第2学年〕、〔第3学年及び第4学年〕、〔第5学年及び第6学年〕に分けて示している。(1) 指導に当たっては、各学年段階で特に次の事項に配慮すること。〔第1学年及び第2学年〕では、話合いの進め方に沿って、自分の意見を発表したり、他者の意見をよく聞いたりして、合意形成して実践することのよさを理解すること。基本的な生活習慣や、約束やきまりを守ることの大切さを理解して行動し、生活をよくするための目標を決めて実行すること。〔第3学年及び第4学年〕では、理由を明確にして考えを伝えたり、自分と異なる意見も受け入れたりしながら、集団としての目標や活動内容について合意形成を図り、実践すること。自分のよさや役割を自覚し、よく考えて行動するなど節度ある生活を送ること。〔第5学年及び第6学年〕では、 相手の思いを受け止めて聞いたり、相手の立場や考え方を理解したりして、多様な意見のよさを積極的に生かして合意形成を図り、実践すること。高い目標をもって粘り強く努力し、自他のよさを伸ばし合うようにすること。
キーワード
① 学級活動の目標 ② 学習過程 ③ 集団決定 ④ 自己決定 ⑤ 生活向上
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、学級活動の目標と学級活動「(1)学級や学校における生活づくりへの参画」について、それぞれの内容を押さえておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第5回のシラバスをよく読んでおくこと。また、テキスト『小学校学習指導要領解説特別活動編』第3章第1節の学級活動「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」及び学級活動「(3) 一人一人のキャリア形成と自己実現」の記載があるので、よく読んでおくこと。
3
学級活動⑵⑶
科目の中での位置付け
第2回では学級活動(1)の各活動について学んできた。それぞれの目標や内容は決められているが、学級や子どもの実態に応じた指導計画や指導過程を作成していく必要がある。学習指導要領第6章の第3の1の (2) で、次のとおり示している。(2) 各学校においては特別活動の全体計画や各活動及び学校行事の年間指導計画を作成すること。その際、学校の創意工夫を生かし、学級や学校、地域の実態、児童の発達の段階などを考慮するとともに、第2に示す内容相互及び各教科、道徳科、外国語活動、総合的な学習の時間などの指導との関連を図り、児童による自主的、実践的な活動が助長されるようにすること。また、家庭や地域の人々との連携、社会教育施設等の活用などを工夫すること。学級活動の指導計画には、学校としての年間指導計画、学級ごとの年間指導計画や1単位時間の指導計画がある。本コマでは、これらの学級活動の指導計画の作成に当たっての配慮事項について学ぶ。
①配布資料
②配布資料
③配布資料
コマ主題細目
① 学級としての指導計画の作成 ② 学級活動(2) ③ 学級活動 (3)
細目レベル
① 学級活動の目標を踏まえた上で、まず学校として第1学年から第6学年までを見通した各学年の年間指導計画を作成する。さらにそれを基にして、学級の実態に応じた学級ごとの年間指導計画を作成する必要がある。教師は、年間指導計画に即して、1単位時間の指導計画を作成し、指導することになる。実際の指導に当たっては、学級活動の活動形態の特質を踏まえて行うことになる。また、特別活動の他の内容や道徳科、総合的な学習の時間などとの関連を図ったり、発達の段階に即して指導方法や教材、資料などを工夫したりすることが必要である。例えば、「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の教材や資料の工夫については、各内容に即した問題の状況や原因を理解するための各種の調査結果、解決の方法を理解するための必要な情報、解決方法を見定めるための多様な事例などが考えられる。これらの教材や資料については、各学級の実態に即して学級で作成することが多いが、学校として作成して、共有できるようにすることも考えられる。
② 児童一人一人が、自らの学習や生活の目標を決めて、その実現に向けて取り組めるもので、自分から進んで学び、自分の生活上の課題を見いだし、よりよく解決するための活動である。 たとえば、日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全といった、自己の生活上の課題の改善に向けて取り組むことの意義を理解するとともに、そのために必要な知識や行動の仕方を身に付けるようにする。自己の生活上の課題に気付き、多様な意見を基に、自ら解決方法を意思決定することができるようにする。自己の生活をよりよくするために、他者と協働して自己の生活上の課題の解決に向けて粘り強く取り組んだり、他者を尊重してよりよい人間関係を形成しようとしたりする態度を養う。ここではこのことを理解する。
③ この内容は、個々の児童の将来に向けた自己実現に関わるものであり、一人一人の主体的な意思決定に基づく実践にまでつなげることをねらいとしている。児童に共通した問題を取り上げ、教師が意図的、計画的に指導し、話合い等を通して一人一人の考えを深め、実践につなげることを重視する。ここで扱う活動内容は、児童の現在及び将来の生き方を考える基盤になるものであり、学校の教育活動全体を通して行うキャリア教育や個に応じた指導、支援、相談等との関連を図ることが大切である。例えば次のとおり資質・能力を育成することが考えられる。働くことや学ぶことの意義を理解するとともに、自己のよさを生かしながら将来への見通しをもち、自己実現を図るために必要なことを理解し、行動の在り方を身に付けるようにする。自己の生活や学習の課題について考え、自己への理解を深め、よりよく生きるための課題を見いだし、解決のために話し合って意思決定し、自己のよさを生かしたり、他者と協力したりして、主体的に活動することができるようにする。現在及び将来にわたってよりよく生きるために、自分に合った目標を立て、自己のよさを生かし、他者と協働して目標の達成を目指しながら主体的に行動しようとする態度を養う。ここでは以上のことを理解する。
キーワード
① 年間指導計画 ② 学級活動 ③ 集団活動 ④ 全体指導計画 ⑤ 学校教育目標
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、学級活動の指導計画と指導過程については、学級活動の目標と学級活動「(1)学級や学校における生活づくりへの参画」と、学級活動「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」及び学級活動「(3) 一人一人のキャリア形成と自己実現」において、指導過程が少し異なることを理解する。どちらも集団での話し合いを通すが、前者は集団決定で後者は自己決定をすること、また、それぞれの内容を押さえておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第4回のシラバスをよく読んでおくこと。
4
児童会・生徒会、クラブ活動,学校行事
科目の中での位置付け
児童会活動は、学校全体の生活を共に楽しく豊かにするために学校の全児童をもって組織する異年齢集団の児童会による自発的、自治的な活動である。運営については主として高学年の児童が行うことになるが、学年、学級を超えて全ての児童から構成される集団での活動であり、異年齢の児童同士で協力したり、よりよく交流したり、協働して目標を実現したりしようとする活動である。また、クラブ活動は、主として第4学年以上の児童で組織される学年や学級が異なる同好の児童の集団によって行われる活動である。「異年齢の児童同士で協力し」とは、学級や学年の枠を超えて、同好の児童が自治的に組織したクラブにおいて、よりよく交流したり、自己の役割を果たしたりするなどして協働して目標を達成しようとする。そして、学校行事は、全校又は学年という大きな集団を単位として行われる活動である。本コマでは、これらの活動について、特別活動の特質にかかわる目標と内容について学ぶ。
①配布資料
②配布資料
③配布資料
コマ主題細目
① 児童会・生徒会 ② クラブ活動 ③ 学校行事
細目レベル
① 学習指導要領第6章の第2〔児童会活動〕の1「目標」で、次のとおり示している。異年齢の児童同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す。学年、学級を超えて全ての児童から構成される集団での活動であり、異年齢の児童同士で協力したり、よりよく交流したり、協働して目標を実現したりしようとする活動である。児童会活動の基本的な学習過程を示したものである。学校全体の生活を共に楽しく豊かにするという目標を共有し、その実現を目指して、集団生活や人間関係などの諸問題から課題を見いだし、その解決に向けて自主的、実践的に取り組むことを示している。
② 学習指導要領第6章の第2〔クラブ活動〕の1「目標」で、次のとおり示されている。異年齢の児童同士で協力し、共通の興味・関心を追求する集団活動の計画を立てて運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、個性の伸長を図りながら、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す。クラブ活動は、小学校のみで主として第4学年以上の児童で組織される学年や学級が異なる同好の児童の集団によって行われる活動である。学級や学年の枠を超えて、同好の児童が自治的に組織したクラブにおいて、よりよく交流したり、自己の役割を果たしたりするなどして協働して目標を達成しようとすることを示している。教師が作成した指導計画に基づき、各クラブの児童が自分たちの共通の興味・関心を追求するための内容や方法などについて話し合い、年間や学期、月ごとなどに具体的な活動計画を立てたり、役割を分担しクラブの一員としての役割を果たして協力して実践したり、実践したことを振り返ってクラブの更なる充実を目指したりするなどのクラブの運営に、自主的、実践的に取り組む活動である。
③ 学校生活に秩序と変化を与え、学校生活の充実と発展に資する体験的な活動を行うことを通して、それぞれの学校行事の意義及び活動を行う上で必要となることについて理解し、主体的に考えて実践できるよう指導する。5つの行事がある。(1)儀式的行事は、学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなるようにすること。(2)文化的行事は、平素の学習活動の成果を発表し、自己の向上の意欲を一層高めたり、文化や芸術に親しんだりするようにすること。(3)健康安全・体育的行事は、心身の健全な発達や健康の保持増進、事件や事故、災害等から身を守る安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上などに資するようにすること。(4)遠足・集団宿泊的行事は、自然の中での集団宿泊活動などの平素と異なる生活環境にあって、見を広め、自然や文化などに親しむとともに、よりよい人間関係を築くなどの集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積むことができるようにすること。(5)勤労生産・奉仕的行事は、勤労の尊さや生産の喜びを体得するとともに、ボランティア活動などの社会奉仕の精神を養う体験が得られるようにすること。
キーワード
① 児童会 ② 生徒会 ③ クラブ ④ 学校行事 ⑤ 部活動の扱い
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、児童会・生徒会には代表委員会活動、委員会活動、集会活動があること、クラブ活動は小学校に限られること、学校行事には、儀式的行事、文化的行事、健康安全・体育的行事、遠足・集団宿泊的行事、勤労生産・奉仕的行事の5つの種類があることを理解し、それぞれの目標と内容について押さえておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第7回のシラバスをよく読んでおくこと。また、テキスト『小学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』第2章第1節に目標の構成や目標の趣旨等の記載がある。特に、総合的な学習の時間の特質に応じた学習の在り方については、よく読んでおくこと。
5
総合的な学習の時間の目標と内容
科目の中での位置付け
総合的な学習の時間のねらいや育成を目指す資質・能力を明確にし、その特質と目指すところが何かを端的に示したものが、以下の総合的な学習の時間の第1の目標である。探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。(1) 探究的な学習の過程において、課題の解決に必要な知識及び技能を身に付け、課題に関わる概念を形成し、探究的な学習のよさを理解するようにする。(2) 実社会や実生活の中から問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現することができるようにする。(3) 探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いのよさを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う。第1の目標は、大きく分けて二つの要素で構成されている。一つは、総合的な学習の時間に固有な見方・考え方を働かせて、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成するという、総合的な学習の時間の特質を踏まえた学習過程の在り方である。 もう一つは、(1)、(2)、(3) として示している、総合的な学習の時間を通して育成することを目指す資質・能力である。育成することを目指す資質・能力は、他教科等と同様に、(1) では総合的な学習の時間において育成を目指す「知識及び技能」を、(2) では「思考力、判断力、表現力等」を、(3) では「学びに向かう力、人間性等」を示している。
①配布資料
②配布資料
③配布資料
コマ主題細目
① 総合的な学習の時間の創設の経緯等 ② 各学校における総合的な学習の時間の目標 ③ 各学校において定める目標及び内容の取扱い
細目レベル
① 平成8年(1996)の中央教育審議会第一次答申では1.[生きる力]が全人的な力であることを踏まえると横断的・総合的な指導を一層推進し得るような新たな手だてを講じて、豊かに学習活動を展開していくことが極めて有効であると考えられたこと、2.国際理解教育、情報教育、環境教育などを行う社会的要請が強まっており、これらはいずれの教科等にもかかわる内容をもった教育であることから横断的・総合的な指導を推進していく必要性が高まっていることを行うことを提言した。平成10年(1998)教育課程審議会答申では、自ら学び自ら考える力などの[生きる力]をはぐくむことを目指す教育課程の基準の改善の趣旨を実現する極めて重要な役割を担うものとして「総合的な学習の時間」の創設が提言された。
その上で、創設の趣旨として、各学校が地域や学校の実態等に応じて、創意工夫を生かした教育活動を展開できるような時間を確保すること、自ら学び自ら考える力などの[生きる力]は全人的な力であることを踏まえ、国際化や情報化をはじめ社会の変化に主体的に対応できる資質や能力を育成するために教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習をより円滑に実施するための時間を確保することとした。ここでは、これらの内容について理解する。
② 各学校においては、第1の目標を踏まえ、各学校の総合的な学習の時間の目標を定め、その実現を目指さなければならない。この目標は、各学校が総合的な学習の時間での取組を通して、どのような児童を育てたいのか、また、どのような資質・能力を育てようとするのか等を明確にしたものである。各学校において総合的な学習の時間の目標を定めるに当たり、第1の目標の趣旨を適切に盛り込む。具体的には、第1の目標の構成に従って、以下の二つを反映させることが、その要件となる。(1) 「探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して」、「よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目指す」という、目標に示された二つの基本的な考え方を踏まえること。(2) 育成を目指す資質・能力については、「育成すべき資質・能力の三つの柱」である「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の三つのそれぞれについて、第1の目標の趣旨を踏まえること。ここでは、これらの目標を理解する。
③ 各学校において定める目標及び内容の設定に当たっては、次の事項に配慮するものとする。(1) 各学校において定める目標については、各学校における教育目標を踏まえ、総合的な学習の時間を通して育成を目指す資質・能力を示すこと。 (2) 各学校において定める目標及び内容については、他教科等の目標及び内容との違いに留意しつつ、他教科等で育成を目指す資質・能力との関連を重視すること。(3) 各学校において定める目標及び内容については、日常生活や社会との関わりを重視すること。 (4) 各学校において定める内容については、目標を実現するにふさわしい探究課題、探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力を示すこと。 (5) 目標を実現するにふさわしい探究課題については、学校の実態に応じて、例えば、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題、地域の人々の暮らし、伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題、児童の興味・関心に基づく課題などを踏まえて設定すること。 (6) 探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力については、次の事項に配慮すること。ア.知識及び技能については、他教科等及び総合的な学習の時間で習得する知識及び技能が相互に関連付けられ、社会の中で生きて働くものとして形成されるようにすること。イ.思考力、判断力、表現力等については、課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現などの探究的な学習の過程において発揮され、未知の状況において活用できるものとして身に付けられるようにすること。ウ.学びに向かう力、人間性等については、自分自身に関すること及び他者や社会との関わりに関することの両方の視点を踏まえること。 (7) 目標を実現するにふさわしい探究課題及び探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力については、教科等を越えた全ての学習の基盤となる資質・能力が育まれ、活用されるものとなるよう配慮すること。ここでは、これらの目標と内容の取り扱いについて理解する。
キーワード
① 探究的な見方 ② 横断的 ③ 総合的 ④ 課題解決 ⑤ 自己の生き方
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、総合的な学習の時間における目標の構成や目標の趣旨についてもよく読んで理解すること。特に、総合的な学習の時間の特質に応じた学習の在り方については、「探求的な見方・考え方を働かせる」ことをしている児童の姿のイメージをもち、この学習の在り方について押さえておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第6回のシラバスをよく読んでおくこと。総合的な学習の時間の探求的な学習については、テキスト『小学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』第7章第3節に「探求的な学習の指導のポイント」が説明してあるので、事前によく読んでおくこと。
6
総合的な学習の時間の探求的な学習(実践例)
科目の中での位置付け
総合的な学習の時間では、「横断的・総合的な学習」を、「探究的な見方・考え方」を働かせて行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための「資質・能力」を育成することを目指している。「探究的な見方・考え方」とは、各教科等における見方・考え方を総合的に活用するとともに、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究し、自己の生き方を問い続けることであると言える。この探究的な見方・考え方は、各教科等の見方・考え方を活用することに加えて、「俯瞰して対象を捉え、探究しながら自己の生き方を問い続ける」という、総合的な学習の時間に特有の物事を捉える視点や考え方である。つまり、探究的な見方・考え方を働かせるということは、これまでの総合的な学習の時間において大切にしてきた「探究的な学習」の一層の充実が求められていると考えることができる。本コマでは、具体的な学習指導のポイントを、次の二つに分けて整理する。一つは、「学習過程を探究的にすること」とし、探究的な学習の過程のイメージをもつ。もう一つは、「他者と協働して主体的に取り組む学習活動にすること」とし、「探究的な学習」の更なる充実に向けた方向性を理解する。
①配布資料
②配布資料
③配付資料
コマ主題細目
① 探究的な学習の過程 ② 育成する資質・能力とその評価 ③ 総合的な学習の時間の実践例
細目レベル
① 探究的な学習とするためには、学習過程が以下のようになることが重要である。【①課題の設定】体験活動などを通して、課題を設定し課題意識をもつ。【②情報の収集】 必要な情報を取り出したり収集したりする。【③整理・分析】収集した情報を、整理したり分析したりして思考する。【④まとめ・表現】気付きや発見、自分の考えなどをまとめ、判断し、表現する。なお、ここでいう情報とは、判断や意思決定、行動を左右する全ての事柄を指し、広く捉えている。言語や数字など記号化されたもの、映像や写真など視覚化されたものによって情報を得ることもできるし、具体物との関わりや体験活動など、事象と直接関わることによって情報を得ることもできる。
② 実践例において、3つの資質・能力が育成されているか検討する。それは、(1) 探究的な学習の過程において,課題の解決に必要な知識及び技能を身に付け,課題に関わる概念を形成し,探究的な学習のよさを理解するようにする。(2) 実社会や実生活の中から問いを見いだし,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,まとめ・表現することができるようにする。(3) 探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに,互いのよさを生かしながら,積極的に社会に参画しようとする態度を養う。これらの3つの視点をもって検討することにより、総合的な学習の時間が理解できる。
③ テーマ「障害をもつ人の立場になって,福祉に対する関心をもとう」を取り上げる。自分の考えで判断や選択ができ,自分の意見をもち,自分の世界を広げていくことができる子の育成を目指した実践である。そのために,さまざまな人々と出会わせたり,心に残る体験を数多く経験させたりする。体験や活動を価値あるものとするために,身に付けさせるべく体験のねらいを次の3つの力で表した。○ 進んで人にかかわろうとする,課題をみつけようとする(かかわる力)◎ 自分の課題について調べようとする(調べる力)○ 調べたものを取捨選択し,自分なりに考え表現する(まとめ発表する力)
障害をもつ人々との交流や障害者疑似体験などを計画し,その学習過程で自分の課題を調べる活動に重点を置く。それは自分で一生懸命調べたことは,よく理解でき,心に残るよい体験となり,また,自信をもって発表できるようになるからである。ここでは、実践の経過を検討する。
キーワード
① 年間指導計画 ② 単元計画 ③ 学習経験 ④ 季節や行事 ⑤ 外部の教育資源
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、総合的な学習の時間における探求的な学習のプロセスである【①課題の設定】体験活動などを通して、課題を設定し課題意識をもつ。【②情報の収集】必要な情報を取り出したり収集したりする。【③整理・分析】収集した情報を、整理したり分析したりして思考する。【④まとめ・表現】気付きや発見、自分の考えなどをまとめ、判断し、表現する。以上について理解しておくこと。総合的な学習の時間の年間指導計画及び単元計画の基本的な考え方については、テキスト『小学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』第6章第1節、第2節に説明があるので、よく読んでおくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第7回のシラバスをよく読んでおくこと。
7
学級活動の指導事例
科目の中での位置付け
本コマでは、特別活動の現状や今後の在り方を考えるため,学校現場で特別活動がどのように機能し展開させてきたのか考える。学習指導要領においては、集団の中での人間関係形成・社会性・自己実現を育てることを目的としている。その中でも「学級活動」は、日常の学校生活に直結する非常に重要な領域である。本コマは、実際の学校でのそれぞれの活動の事例から、「ねらい」と「学校現場での具体的実践」について検討していく。指導事例については、受講生が検索したものをグループでまとめ、全体に提示し、検討する。
①配布資料
②配布資料
③配布資料
④配布資料
コマ主題細目
① 学級活動(1) ② 学級集会活動 ③ 学級活動(2)(3)
細目レベル
① 学級会(週1回など)の議題例は「運動会の役割分担」「クラスのルール改善」「お楽しみ会の内容決定」である。進め方は、①議題の提案(児童)②事前アンケートや意見集約③司会・記録・発表など役割分担④話し合い(理由を伴う発言を重視)⑤合意形成(多数決 or 折衷案)などである。最近は「合意形成プロセス」を重視し、単なる多数決に頼らない指導が増えている。
係活動は、学級生活をよりよくするための主体的な役割遂行、自己有用感・責任感の育成がねらいである。実践例は次のようである。日直・給食・掲示などの当番とは別で、児童主体で係を設定する。係の例としては、お笑い係、クイズ係、環境美化係、イベント係などである。ポイントは、「やらされる仕事」ではなく、自分たちで学級を楽しく良くする活動である。
② ねらいは、学級の一体感・所属感の形成、人間関係の深化、楽しさの中での協働経験である。現場での実践としては、お楽しみ会、誕生日会、レク大会などがある。学級会で決めた内容を実施するが、児童主体で運営する。流れは司会、ゲーム進行、振り返りである。教師の役割は、安全面の確保、価値づけ(よかった点の言語化)が挙げられる。
③ 学級活動(2)は、日常生活や学習への適応・形成がテーマである。基本的生活習慣の確立、人間関係の調整力、学習への取り組み方の改善などの内容がある。具体例は、挨拶・時間を守る、友達との関わり方、学習の進め方、係や当番の責任がある。現場での実践は、朝の会・帰りの会での指導、ミニ指導(5〜10分)である。指導方法としては、ロールプレイでトラブル場面の再現し、振り返りシートに記入するなどである。特徴としては、日常生活に密着した「習慣形成型」の指導が多い。
学級活動(3)は、一人一人のキャリア形成・自己実現がテーマである。自己理解(自分のよさ・課題)、将来への見通し、主体的な進路選択などである。その内容は、将来の夢・職業理解、自分の強み・弱みの整理、目標設定と振り返りがある。具体的な指導としては、「10年後の自分」を考える授業、「できるようになったことリスト」作成、進路希望の言語化(中学校・高校)をする事例がある。
キーワード
① 話合い ② 同学年 ③ 人間関係形成 ④ 集団活動
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理を各自しておく。また、本講義で扱った、学級活動の事例について学習指導要領と現場での具体的指導について合致している箇所、そうでない箇所について見直しておくこと。児童の実態や地域性を配慮していることにも着目しておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第8回のシラバスをよく読んでおくこと。ここでは、学級活動の授業の基本的な構えを学ぶ。『小学校学習指導要領解説特別活動編』に児童会、クラブ活動、学校凝視の説明があるので、事前によく読んでおくこと。
8
児童(生徒)会・クラブ活動・学校行事の指導事例
科目の中での位置付け
本コマでは、特別活動の現状や今後の在り方を考えるため,学級活動の事例との関連から、本コマでは、児童(生徒)会、クラブ活動、学校行事が学校現場でどのように機能し展開させてきたのか考える。これらの活動は、集団の中での人間関係形成・社会性・自己実現を育てることを目的としている。その中でも異年齢や学級の枠を越えた集団に視点を当て、児童生徒の日常の学校生活に直結する非常に重要な領域である。そこで、本コマは、実際の学校でのそれぞれの活動の事例から、「ねらい」と「学校現場での具体的実践」について検討していく。指導事例については、受講生が検索したものをグループでまとめ、全体に提示し、検討する。
①配付資料
②配布資料
③配付資料
コマ主題細目
① 児童(生徒)会活動 ② クラブ活動 ③ 学校行事
細目レベル
① 児童会には児童会役員(会長・副会長・書記など)が置かれる場合が多い。委員会活動は、高学年が中心として活動し、その種類は、代表委員会、生活委員会、保健委員会、図書委員会、放送委員会、環境委員会などがある。特徴は「学校全体」を対象に活動する点が学級活動との違いである。活動事例としては、生活委員会:あいさつ運動・ルール啓発、保健委員会:手洗いチェック・健康週間、図書委員会:読書キャンペーン、放送委員会:昼の放送企画などがある。ポイントは単なる作業ではなく「学校改善」が目的である。
② クラブ活動は「特別活動」の中の一領域として、主に高学年(4~6年)で実施される。
目標は、共通の興味・関心をもつ児童が集まり、自発的・自治的に活動することを通して
個性の伸長を図るとともに、集団の一員としての自覚や協力性を育てることである。
ポイントは「教師主導」ではなく児童主体である。また、「技能習得」よりも自主性・協働性の育成である。活動例は、スポーツ系(例:サッカー、バスケットボール、卓球)、文化系(例:科学、工作、音楽、イラスト)、生活・実用系(例:料理、手芸、園芸)、表現・創作系(例:演劇、ダンス、放送)などがある。
重要なことは、内容は固定されておらず、学校や児童の実態に応じて設定し、児童の希望をもとに編成することが基本である。
③ 日常では得られない集団的・体験的な学び、協働・達成感・自己成長の実感、学校への所属意識の強化、豊かな人間性の育成が目的である。学校行事は5種類あり、それぞれの目標と活動例は次の通りである。
儀式的行事:節目の自覚・規律意識、社会的儀礼の理解が目的である。実践例は、入学式・卒業式、始業式・終業式、修了式などがある。
文化的行事:表現力・創造性の育成、文化への理解。実践例は学芸会・文化祭、音楽会・合唱コンクール、展覧会などがある。
健康安全・体育的行事:健康意識・体力向上、協力とルール意識。実践例は運動会、マラソン大会、避難訓練などがある。
遠足・集団宿泊的行事:集団生活の規律、自立心・協働性の育成。実践例は遠足、修学旅行、林間学校・臨海学校などがある。
勤労生産・奉仕的行事:社会貢献意識,働くことの意義理解。実践例は清掃活動(地域清掃)、ボランティア活動、栽培・飼育活動などがある。
現場での実践の特徴は、「行事=イベント」ではない。事前・事後指導を含めた学びのプロセスを重視する。例としては運動会の事前で目標設定・役割分担し、当日は実践、事後は振り返り(成長の言語化)をする。また、児童主体の強化や学級活動・児童会との連動を行い、これは児童(生徒)会が全体運営を支える。
キーワード
① 異年齢 ② 高学年で運営 ③ 主体的活動
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理を各自しておく。また、本講義で扱った、児童(生徒)会、クラブ活動、学校行事の事例について学習指導要領と現場での具体的指導について合致している箇所、そうでない箇所について見直しておくこと。児童の実態や地域性を配慮していることにも着目しておくこと。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第8回のシラバスをよく読んでおくこと。ここでは、学級活動の授業の構想について基本的な構えを学ぶ。『小学校学習指導要領解説特別活動編』に授業の流れについて説明があるので、事前によく読んでおくこと。
9
学習指導案の作成と評価
科目の中での位置付け
本コマでは、特別活動、とりわけ学級活動の学習指導案作成の基本的な考え方について学ぶ。学習指導案作成にあたっては、学級活動の目標を踏まえた上で、まず学校として第1学年から第6学年までを見通した各学年の年間指導計画を作成する。さらにそれを基にして、学級の実態に応じた学級ごとの年間指導計画を作成する必要がある。教師は、年間指導計画に即して、1単位時間の指導計画を作成し、指導することになる。なお、実際の指導に当たっては、学級活動の活動形態の特質を踏まえて行うことになる。特別活動の年間の配当時間は35時間である。別表第一によると、特別活動の授業時数は、小学校学習指導要領で定める学級活動(学校給食に係るものを除く。)に充てるものとするとある。学級活動の内容は多岐にわたるので、年間に学級活動(1)、(2)、(3)の内容を重点化し、配当時間を計画しなければならない。ここでは、学級活動(1)と学級活動(2)、(3)の指導過程について学ぶ。
①配付資料
②配付資料
③配付資料
④配付資料
コマ主題細目
① 学習指導案とは ② 現職教師から学ぶ ③ 特別活動の評価 ④ 私の構想する授業
細目レベル
① 学習指導要領第6章の第1「目標」に掲げられている資質・能力は、「問題の発見・確認」、「解決方法等の話合い」、「解決方法の決定」、「決めたことの実践」、「振り返り」といった実践も含めた全体の学習過程の中で育まれる。この一連の活動を児童が主体的に行うことによって、学級や学校の生活づくりが自発的、自治的に展開される。この指導過程を踏まえ、主に本時の活動(学級会)においての指導計画として、一般的に、「学級活動指導案」を作成する。この1単位時間の指導計画については、学級活動の活動内容の「(1) 学級や学校における生活づくりへの参画」の特質を踏まえて作成する必要がある。本時の活動(学級会)は、児童による自発的、自治的な実践活動であることから、発達の段階に応じて、計画委員会などで児童自らの作成した活動計画を添付するなどの工夫が大切である。テキストP73参照。学級活動 (2) における1単位時間の指導計画については、学級活動の活動内容の「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の特質を踏まえて作成する必要がある。集団での話合いを通して、個人の目標を決め、自ら実践する児童の自主的、実践的な活動を特質としている。したがって、これらの特質を踏まえた指導過程にすることが大切である。学級活動 (3) における指導過程は、1単位時間の指導計画については、学級活動の活動内容の「(3) 一人一人のキャリア形成と自己実現」の特質を踏まえて作成する必要がある。ここでは、学級での話合いを通して、個人の目標を意思決定し、各自で実践する児童の自主的、実践的な活動を特質としている。したがって、これらの特質を踏まえた指導過程にすることが大切である。
② 「発達の課題」には、集団適応の課題や中学校への接続を踏まえた課題などが考えられる。指導に当たっては、活動内容や形態ごとの発達の段階も踏まえる必要がある。第1学年及び第2学年は、話合いの進め方に沿って、自分の意見を発表したり、他者の意見をよく聞いたりして、合意形成して実践することのよさを理解すること。基本的な生活習慣や、約束やきまりを守ることの大切さを理解して行動し、生活をよくするための目標を決めて実行すること。第3学年及び第4学年では、理由を明確にして考えを伝えたり、自分と異なる意見も受け入れたりしながら、集団としての目標や活動内容について合意形成を図り、実践すること。自分のよさや役割を自覚し、よく考えて行動するなど節度ある生活を送ること。第5学年及び第6学年では、相手の思いを受け止めて聞いたり、相手の立場や考え方を理解したりして、多様な意見のよさを積極的に生かして合意形成を図り、実践すること。高い目標をもって粘り強く努力し、自他のよさを伸ばし合うようにすること。
③ 特別活動の評価において、最も大切なことは、児童一人一人のよさや可能性を積極的に認めるようにするとともに、自ら学び自ら考える力や、自らを律しつつ他人とともに協調できる豊かな人間性や社会性など生きる力を育成するという視点から評価を進めていくということである。児童の自己評価や相互評価は学習活動であり、それをそのまま学習評価とすることが適切ではないが、学習評価の参考資料として適切に活用することにより、児童の学習意欲の向上につなげることができる。また、評価については、指導の改善に生かすという視点を重視することが重要である。評価を通して教師が指導の過程や方法について反省し、より効果的な指導が行えるような工夫や改善を図っていくことが大切である。さらに、特別活動の評価に当たっては、各活動・学校行事について具体的な評価の観点を設定し、評価の場や時期、方法を明らかにする必要がある。その際、特に活動過程についての評価を大切にするとともに、児童会活動やクラブ活動、学校行事における児童の姿を学級担任以外の教師とも共通理解を図って適切に評価できるようにすることが大切である。ここでは特別活動における評価について理解する。
④ 学級活動(2)の内容は、日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全である。児童が、経験や解決策について他者と話し合うことによって、自分なりの課題に対してどう解決するか自分なりに決定していく支援をしていく指導をしていくのである。そのために、授業の前後の指導を含めて計画していく必要がある。たとえば、事前の活動は、問題の発見・確認の過程である。題材の設定→問題の確認→共通の課題の設定→指導計画の作成→問題意識を高める、といった教師が子どもに働きかける指導の流れである。各自、学級活動(2)の指導案を作成するにあたり、心身の発育・発達、心身の健康を高める生活、健康と環境との関わり、病気の予防、心の健康などの題材から構想する
キーワード
① 関心や疑問を生かす ② 意図した学習 ③ 単元構成 ④ 評価 ⑤ 教材研究
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、本講義で扱った、単元計画の作成は、児童の学習経験に配慮すること。季節や行事など適切な活動時期を生かすこと。各教科等との関連を明らかにすることに留意し、児童の主体的な活動を創出することを理解すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第8回のシラバスをよく読んでおくこと。ここでは、学級活動の授業の基本的な構えを学ぶ。『小学校学習指導要領解説特別活動編』第3章第1節の3に説明があるので、事前によく読んでおくこと。
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学習指導案の作成Ⅱ
科目の中での位置付け
指導案の基本的な考え方を学んできた。特別活動おいて育成を目指す資質・能力は、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」である。特別活動では「なすことによって学ぶ」といった方法原理があるが、これらの資質・能力を育成するために「様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して」という学習過程を示した。具体的には、集団での話し合いや実践活動といった体験を通して、集団決定、あるいは、自己決定を行う基本的な指導過程の流れである。本コマでは、保健の学習に関する学習指導案を実際に作成する。学級活動(2)のウ.心身ともに健康で安全な生活態度の形成である。授業は、子どもと教師と題材で構成される。したがって、教師は題材をただ教えるのではなく、子どもの実態を把握したうえで、題材の目標が達成できるように授業を展開するのである。ここでは、実際に学習指導案の作成にどのような教師の授業計画を盛り込むかについて考える。
①配付資料
②配布資料
③配付資料
コマ主題細目
① 子どもにとってわかりやすい授業に ② 発問は思考力を育てる ③ 授業を仕込む
細目レベル
① 「発達の課題」には,集団適応の課題や中学校への接続を踏まえた課題などが考えられる。指導に当たっては,活動内容や形態ごとの発達の段階も踏まえる必要がある。①学級活動「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」については,低学年では,児童が幼児期に経験してきたことを踏まえつつ,健康や安全に気を付け,自分勝手な行動をとらずに,規則正しい生活をしたり,自分がやらなければならない勉強や仕事をしっかり行ったりできるようにし,目標を決めて進んで生活や学習に取り組む活動となるよう特に配慮する。中学年では,よく考えて行動し,節度ある生活をするとともに,目標を立てて自分でやろうと決めたことは最後までやり遂げることができるようにし,自分の特徴に気付き,よいところを伸ばし集団の中で生かすことができる活動となるよう特に配慮する。高学年では,日常の生活や学習についてより高い目標を立て,自分の生活を見直すなどして目標をもって粘り強く努力することができるようにし,自他の特徴に気付き,よいところを伸ばし合うことができる活動となるよう特に配慮する。
② 学級活動(2)は適応指導である。学級内には授業に設定したテーマや題材について関心が高い子どもや低い子どもが必ず存在する。学級活動は集団活動という方法原理であるから、全員の課題意識を高めることにより、実は関心の低い子どもに適応上の問題が浮かび上がり、自ら解決に向かうこともある。子どものもつ課題意識の温度差と抱える問題についてはそれぞれ異なる。そこで、事前に子どもたちのテーマに対する意識や実態について教師は把握する必要がある。アンケートだけでなく、子どもたちとの雑談の中で捉えられることもある。このような情報をもとにして、どうするとこのような実態の子どもたちの課題意識が高まるか、その手立てを考える必要がある。ここでは、授業を進めるにあたり「発問」に視点を絞り、集中力や課題意識の高め方について理解する。
③ 学級活動(2)の内容は、日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全である。児童が、経験や解決策について他者と話し合うことによって、自分なりの課題に対してどう解決するか自分なりに決定していく支援をしていく指導をしていくのである。そのために、授業の前後の指導を含めて計画していく必要がある。たとえば、事前の活動は、問題の発見・確認の過程である。題材の設定→問題の確認→共通の課題の設定→指導計画の作成→問題意識を高める、といった教師が子どもに働きかける指導の流れである。本時の活動は、話し合いから意思決定の過程である。課題の把握→原因の追求→解決方法等の話し合い→個人目標の意思決定、といった流れである。事後活動は、実践から振り返りの過程である。決めたことの実践→振り返り→次の課題解決へといった流れである。何の変哲のない指導過程であるが、ここではベテラン教師の授業への「仕込み」を扱う。
キーワード
① 題材 ② 話合い ③ 集団決定 ④ 自己決定 ⑤ 指導過程
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:本コマで学修した教科書の該当箇所を通読するのはもちろん、今回の授業の要点整理とするために本コマのシラバスを読んでおくこと。また、学習指導案は略案形式で完成させるが、「学習活動」の欄は、子どもが主語となる表現で、「指導上の留意点」は教師が主語となる表現で記すこと。なお、「指導上の留意点」の記載が多いほど、授業における配慮が想定されていることになるので、具体的にイメージして取り組むとよい。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習:第9回のシラバスをよく読んでおくこと。ここには、模擬授業における留意事項が記載されている。模擬授業の準備はもちろんのこと、配布するプリント類や提示する資料を作成しておくこと。また、「発問案」や「板書案」についても練っておくこと。
11
養護教諭が行う授業(模擬授業)①
科目の中での位置付け
教員には、職業上必然的に優れた教科指導の力が求められている。教員採用に際しては現在では即戦力として通用する指導を要求する自治体が多い。しかしこのことは、教育実習しか教育経験のないもの、社会人で講師経験のないものを採用しないということを意味しない。荒削りでもこの人になら安心して仕事を任せられると認められればいいのである。授業は教師の一人喋りや自己満足ではない。授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかがカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるにはさまざまな準備が必要となる。本コマでは、学級活動(2)の模擬授業を通して、自らの授業づくりを振り返る。この初体験は4年次で行う教育(養護)実習に向けて学ぶ機会となる。
①配付資料
②配付資料
③配付資料
コマ主題細目
① 各自の作成した学習指導案 ② 各自の作成した学習指導案 ③ 各自の作成した学習指導案
細目レベル
① 「模擬授業を成功させるには、次のような準備をするとよい。①授業で「どのような力を付けるのか」、そして「考えさせたいこと」、「発見させたいこと」、「メッセージ」などをどの場面で伝えるか明確にしておく。②授業の押さえるべき流れを明確にする。「導入」、「めあての板書のタイミング」、「子どもたちを熱中させる発問」、「盛り上げる場所」、「子どもたちの発見や納得場面」など主要ポイントを明確にする。③模擬授業ノートを作る。インターネットや書籍などからの情報、授業を試行錯誤するなかで、振り返りやアイデアを書き込む。④授業名人の授業を見る。インターネットで授業を見ることができる。自分に向いていると思える部分を取り入れる。⑤練習を何度も行う。表情、立ち方、タイムマネジメント、授業構成、声の出し方、指名の仕方、板書など実際に行うことで発見がある。⑥勉強会に参加する本番に近い緊張感で授業ができたり、見ることで学べたり、仲間ができたりする。⑦仲間を誘って、個室でトレーニングし、互いにやってみて、指摘し合う。以上のことをできることからチャレンジするとよい。
② 模擬授業の時間を5分とか15分とかに指定されても、授業の中の構成は大切である。「導入→展開→終末」といった構成で組み立てるようにする。教師の話し方では、一方的に話しかけて授業を進めるのではなく、子供たちに話しかけて発言させながら授業を進めるように心掛けること。模擬授業の際に子供たちがいない場合でも、こちらから話しかけ、何も返答がない中でもあたかも返答が来ているように演技をする。ひとり演技で対話をするのは実はとてもやりやすい。なぜなら、子供たちの返答を自分の都合のいいように設定できるからである。実際は、このやりとりが重要になる。予想の難しい相手の返答に対応しなければならない分、やりにくい面があることを押さえておくこと。
③ 板書は、1時間の授業が終わったときに見ると、何をしたのかが分かるように書くとよい。たとえば、まず、本時のめあてを書く、2色以上の色を使う、押さえたいポイントが分かる工夫(枠で囲うなど)を入れる、上手でなくてもいいので字は丁寧に書く、字の大きさは「手のひら」くらいあたりは最低限押さえておく。模擬授業は、基本的には一斉授業で進めるが、マイペースに淡々と進めずに、子供たちへの気配りがあるとよい。例えば板書を書いた後や途中に「後ろの人見えますか?」と確認したり、私語をする子供に対して指導したりすることも大切である。また机間巡視で理解の進まない子供に寄り添うことも大切な気配りである。これ以外にも数多くあるが、授業の目標が達成できるための方法や配慮を自ら学ぶようにする。
キーワード
① 発問 ② 板書 ③ 資料提示 ④ 話し合い ⑤ 机間指導
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマでは、各自の行った模擬授業について、見習いたい点や修正するとよい点についてお互いに出し合った。授業者はそれらをもとに自分の授業に対する反省をまとめること。その際、この時間以外にも仲間から授業に対するコメントを求めて、それらを自分なりに整理すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):定期試験に向けて、履修指標を読んで理解しておくこと。特に、特別活動と総合的な学習の時間の目標と意義についてはよく理解し、重要なポイントを押さえておくこと。また、学習指導案の作成と模擬授業については重要な要素であるため、全員のコメントや教員の指導の内容について振り返り、自分の理想とする授業をイメージし、学習指導案が作成できるようにしておくこと。
12
養護教諭が行う授業(模擬授業)②
科目の中での位置付け
教員には、職業上必然的に優れた教科指導の力が求められている。教員採用に際しては現在では即戦力として通用する指導を要求する自治体が多い。しかしこのことは、教育実習しか教育経験のないもの、社会人で講師経験のないものを採用しないということを意味しない。荒削りでもこの人になら安心して仕事を任せられると認められればいいのである。授業は教師の一人喋りや自己満足ではない。授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかがカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるにはさまざまな準備が必要となる。本コマでは、学級活動(2)の模擬授業を通して、自らの授業づくりを振り返る。この初体験は4年次で行う教育(養護)実習に向けて学ぶ機会となる
①各自の作成した学習指導案
②各自の作成した学習指導案
③各自の作成した学習指導案
コマ主題細目
① 模擬授業の準備 ② 教師の発話 ③ 板書とその他の配慮事項
細目レベル
① 模擬授業を成功させるには、次のような準備をするとよい。①授業で「どのような力を付けるのか」、そして「考えさせたいこと」、「発見させたいこと」、「メッセージ」などをどの場面で伝えるか明確にしておく。②授業の押さえるべき流れを明確にする。「導入」、「めあての板書のタイミング」、「子どもたちを熱中させる発問」、「盛り上げる場所」、「子どもたちの発見や納得場面」など主要ポイントを明確にする。③模擬授業ノートを作る。インターネットや書籍などからの情報、授業を試行錯誤するなかで、振り返りやアイデアを書き込む。④授業名人の授業を見る。インターネットで授業を見ることができる。自分に向いていると思える部分を取り入れる。⑤練習を何度も行う。表情、立ち方、タイムマネジメント、授業構成、声の出し方、指名の仕方、板書など実際に行うことで発見がある。⑥勉強会に参加する本番に近い緊張感で授業ができたり、見ることで学べたり、仲間ができたりする。⑦仲間を誘って、個室でトレーニングし、互いにやってみて、指摘し合う。以上のことをできることからチャレンジするとよい。
② 模擬授業の時間を5分とか15分とかに指定されても、授業の中の構成は大切である。「導入→展開→終末」といった構成で組み立てるようにする。教師の話し方では、一方的に話しかけて授業を進めるのではなく、子供たちに話しかけて発言させながら授業を進めるように心掛けること。模擬授業の際に子供たちがいない場合でも、こちらから話しかけ、何も返答がない中でもあたかも返答が来ているように演技をする。ひとり演技で対話をするのは実はとてもやりやすい。なぜなら、子供たちの返答を自分の都合のいいように設定できるからである。実際は、このやりとりが重要になる。予想の難しい相手の返答に対応しなければならない分、やりにくい面があることを押さえておくこと。
③ 板書は、1時間の授業が終わったときに見ると、何をしたのかが分かるように書くとよい。たとえば、まず、本時のめあてを書く、2色以上の色を使う、押さえたいポイントが分かる工夫(枠で囲うなど)を入れる、上手でなくてもいいので字は丁寧に書く、字の大きさは「手のひら」くらいあたりは最低限押さえておく。模擬授業は、基本的には一斉授業で進めるが、マイペースに淡々と進めずに、子供たちへの気配りがあるとよい。例えば板書を書いた後や途中に「後ろの人見えますか?」と確認したり、私語をする子供に対して指導したりすることも大切である。また机間巡視で理解の進まない子供に寄り添うことも大切な気配りである。これ以外にも数多くあるが、授業の目標が達成できるための方法や配慮を自ら学ぶようにする。
キーワード
① 指導過程 ② 発問 ③ 子どもの反応 ④ 板書 ⑤ 教材
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマでは、各自の行った模擬授業について、見習いたい点や修正するとよい点について出し合ったが、授業者は自分の授業に対する反省をまとめること。その際、この時間以外にも仲間から授業に対するコメントを求めて、それらを自分なりに整理すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第12回のシラバスをよく読んでおくこと。ここには、模擬授業における留意事項が記載されている。授業者は、模擬授業の準備はもちろんのこと、配布するプリント類や提示する資料を作成しておくこと。また、「発問案」や「板書案」についても練っておくこと。模擬授業を終えた人は、他者の行う模擬授業においてどの視点で観察するかを決めておき、適切なコメントが発表できるようにすること。
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養護教諭が行う授業(模擬授業)③:
科目の中での位置付け
教員には、職業上必然的に優れた教科指導の力が求められている。教員採用に際しては現在では即戦力として通用する指導を要求する自治体が多い。しかしこのことは、教育実習しか教育経験のないもの、社会人で講師経験のないものを採用しないということを意味しない。荒削りでもこの人になら安心して仕事を任せられると認められればいいのである。授業は教師の一人喋りや自己満足ではない。授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかがカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるにはさまざまな準備が必要となる。本コマでは、学級活動(2)の模擬授業を通して、自らの授業づくりを振り返る。この初体験は4年次で行う教育(養護)実習に向けて学ぶ機会となる
①各自の作成した学習指導案
②各自の作成した学習指導案
③各自の作成した学習指導案
コマ主題細目
① 模擬授業の準備 ② 教師の発話 ③ 板書とその他の配慮事項
細目レベル
① 模擬授業を成功させるには、次のような準備をするとよい。①授業で「どのような力を付けるのか」、そして「考えさせたいこと」、「発見させたいこと」、「メッセージ」などをどの場面で伝えるか明確にしておく。②授業の押さえるべき流れを明確にする。「導入」、「めあての板書のタイミング」、「子どもたちを熱中させる発問」、「盛り上げる場所」、「子どもたちの発見や納得場面」など主要ポイントを明確にする。③模擬授業ノートを作る。インターネットや書籍などからの情報、授業を試行錯誤するなかで、振り返りやアイデアを書き込む。④授業名人の授業を見る。インターネットで授業を見ることができる。自分に向いていると思える部分を取り入れる。⑤練習を何度も行う。表情、立ち方、タイムマネジメント、授業構成、声の出し方、指名の仕方、板書など実際に行うことで発見がある。⑥勉強会に参加する本番に近い緊張感で授業ができたり、見ることで学べたり、仲間ができたりする。⑦仲間を誘って、個室でトレーニングし、互いにやってみて、指摘し合う。以上のことをできることからチャレンジするとよい。
② 模擬授業の時間を5分とか15分とかに指定されても、授業の中の構成は大切である。「導入→展開→終末」といった構成で組み立てるようにする。教師の話し方では、一方的に話しかけて授業を進めるのではなく、子供たちに話しかけて発言させながら授業を進めるように心掛けること。模擬授業の際に子供たちがいない場合でも、こちらから話しかけ、何も返答がない中でもあたかも返答が来ているように演技をする。ひとり演技で対話をするのは実はとてもやりやすい。なぜなら、子供たちの返答を自分の都合のいいように設定できるからである。実際は、このやりとりが重要になる。予想の難しい相手の返答に対応しなければならない分、やりにくい面があることを押さえておくこと。
③ 板書は、1時間の授業が終わったときに見ると、何をしたのかが分かるように書くとよい。たとえば、まず、本時のめあてを書く、2色以上の色を使う、押さえたいポイントが分かる工夫(枠で囲うなど)を入れる、上手でなくてもいいので字は丁寧に書く、字の大きさは「手のひら」くらいあたりは最低限押さえておく。模擬授業は、基本的には一斉授業で進めるが、マイペースに淡々と進めずに、子供たちへの気配りがあるとよい。例えば板書を書いた後や途中に「後ろの人見えますか?」と確認したり、私語をする子供に対して指導したりすることも大切である。また机間巡視で理解の進まない子供に寄り添うことも大切な気配りである。これ以外にも数多くあるが、授業の目標が達成できるための方法や配慮を自ら学ぶようにする。
キーワード
① 指導過程 ② 発問 ③ 子どもの反応 ④ 板書 ⑤ 教材
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマでは、各自の行った模擬授業について、見習いたい点や修正するとよい点について出し合ったが、授業者は自分の授業に対する反省をまとめること。その際、この時間以外にも仲間から授業に対するコメントを求めて、それらを自分なりに整理すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第12回のシラバスをよく読んでおくこと。ここには、模擬授業における留意事項が記載されている。授業者は、模擬授業の準備はもちろんのこと、配布するプリント類や提示する資料を作成しておくこと。また、「発問案」や「板書案」についても練っておくこと。模擬授業を終えた人は、他者の行う模擬授業においてどの視点で観察するかを決めておき、適切なコメントが発表できるようにすること。
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養護教諭が行う授業(模擬授業)④
科目の中での位置付け
教員には、職業上必然的に優れた教科指導の力が求められている。教員採用に際しては現在では即戦力として通用する指導を要求する自治体が多い。しかしこのことは、教育実習しか教育経験のないもの、社会人で講師経験のないものを採用しないということを意味しない。荒削りでもこの人になら安心して仕事を任せられると認められればいいのである。授業は教師の一人喋りや自己満足ではない。授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかがカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるにはさまざまな準備が必要となる。本コマでは、学級活動(2)の模擬授業を通して、自らの授業づくりを振り返る。この初体験は4年次で行う教育(養護)実習に向けて学ぶ機会となる。
①各自の作成した学習指導案
②各自の作成した学習指導案
③各自の作成した学習指導案
コマ主題細目
① 模擬授業の準備 ② 教師の発話 ③ 板書とその他の配慮事項
細目レベル
① 模擬授業を成功させるには、次のような準備をするとよい。①授業で「どのような力を付けるのか」、そして「考えさせたいこと」、「発見させたいこと」、「メッセージ」などをどの場面で伝えるか明確にしておく。②授業の押さえるべき流れを明確にする。「導入」、「めあての板書のタイミング」、「子どもたちを熱中させる発問」、「盛り上げる場所」、「子どもたちの発見や納得場面」など主要ポイントを明確にする。③模擬授業ノートを作る。インターネットや書籍などからの情報、授業を試行錯誤するなかで、振り返りやアイデアを書き込む。④授業名人の授業を見る。インターネットで授業を見ることができる。自分に向いていると思える部分を取り入れる。⑤練習を何度も行う。表情、立ち方、タイムマネジメント、授業構成、声の出し方、指名の仕方、板書など実際に行うことで発見がある。⑥勉強会に参加する本番に近い緊張感で授業ができたり、見ることで学べたり、仲間ができたりする。⑦仲間を誘って、個室でトレーニングし、互いにやってみて、指摘し合う。以上のことをできることからチャレンジするとよい。
② 模擬授業の時間を5分とか15分とかに指定されても、授業の中の構成は大切である。「導入→展開→終末」といった構成で組み立てるようにする。教師の話し方では、一方的に話しかけて授業を進めるのではなく、子供たちに話しかけて発言させながら授業を進めるように心掛けること。模擬授業の際に子供たちがいない場合でも、こちらから話しかけ、何も返答がない中でもあたかも返答が来ているように演技をする。ひとり演技で対話をするのは実はとてもやりやすい。なぜなら、子供たちの返答を自分の都合のいいように設定できるからである。実際は、このやりとりが重要になる。予想の難しい相手の返答に対応しなければならない分、やりにくい面があることを押さえておくこと。
③ 板書は、1時間の授業が終わったときに見ると、何をしたのかが分かるように書くとよい。たとえば、まず、本時のめあてを書く、2色以上の色を使う、押さえたいポイントが分かる工夫(枠で囲うなど)を入れる、上手でなくてもいいので字は丁寧に書く、字の大きさは「手のひら」くらいあたりは最低限押さえておく。模擬授業は、基本的には一斉授業で進めるが、マイペースに淡々と進めずに、子供たちへの気配りがあるとよい。例えば板書を書いた後や途中に「後ろの人見えますか?」と確認したり、私語をする子供に対して指導したりすることも大切である。また机間巡視で理解の進まない子供に寄り添うことも大切な気配りである。これ以外にも数多くあるが、授業の目標が達成できるための方法や配慮を自ら学ぶようにする。
キーワード
① 発問 ② 板書 ③ 資料提示 ④ 話し合い ⑤ 机間指導
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマでは、各自の行った模擬授業について、見習いたい点や修正するとよい点について出し合ったが、授業者は自分の授業に対する反省をまとめること。その際、この時間以外にも仲間から授業に対するコメントを求めて、それらを自分なりに整理すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):第12回のシラバスをよく読んでおくこと。ここには、模擬授業における留意事項が記載されている。授業者は、模擬授業の準備はもちろんのこと、配布するプリント類や提示する資料を作成しておくこと。また、「発問案」や「板書案」についても練っておくこと。模擬授業を終えた人は、他者の行う模擬授業においてどの視点で観察するかを決めておき、適切なコメントが発表できるようにすること。
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養護教諭が行う授業(模擬授業)⑤
科目の中での位置付け
教員には、職業上必然的に優れた教科指導の力が求められている。教員採用に際しては現在では即戦力として通用する指導を要求する自治体が多い。しかしこのことは、教育実習しか教育経験のないもの、社会人で講師経験のないものを採用しないということを意味しない。荒削りでもこの人になら安心して仕事を任せられると認められればいいのである。授業は教師の一人喋りや自己満足ではない。授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかがカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるにはさまざまな準備が必要となる。本コマでは、学級活動(2)の模擬授業を通して、自らの授業づくりを振り返る。この初体験は4年次で行う教育(養護)実習に向けて学ぶ機会となる。
①各自の作成した学習指導案
②各自の作成した学習指導案
③各自の作成した学習指導案
コマ主題細目
① 模擬授業の準備 ② 教師の発話 ③ 板書とその他の配慮事項
細目レベル
① 模擬授業を成功させるには、次のような準備をするとよい。①授業で「どのような力を付けるのか」、そして「考えさせたいこと」、「発見させたいこと」、「メッセージ」などをどの場面で伝えるか明確にしておく。②授業の押さえるべき流れを明確にする。「導入」、「めあての板書のタイミング」、「子どもたちを熱中させる発問」、「盛り上げる場所」、「子どもたちの発見や納得場面」など主要ポイントを明確にする。③模擬授業ノートを作る。インターネットや書籍などからの情報、授業を試行錯誤するなかで、振り返りやアイデアを書き込む。④授業名人の授業を見る。インターネットで授業を見ることができる。自分に向いていると思える部分を取り入れる。⑤練習を何度も行う。表情、立ち方、タイムマネジメント、授業構成、声の出し方、指名の仕方、板書など実際に行うことで発見がある。⑥勉強会に参加する本番に近い緊張感で授業ができたり、見ることで学べたり、仲間ができたりする。⑦仲間を誘って、個室でトレーニングし、互いにやってみて、指摘し合う。以上のことをできることからチャレンジするとよい。
② 模擬授業の時間を5分とか15分とかに指定されても、授業の中の構成は大切である。「導入→展開→終末」といった構成で組み立てるようにする。教師の話し方では、一方的に話しかけて授業を進めるのではなく、子供たちに話しかけて発言させながら授業を進めるように心掛けること。模擬授業の際に子供たちがいない場合でも、こちらから話しかけ、何も返答がない中でもあたかも返答が来ているように演技をする。ひとり演技で対話をするのは実はとてもやりやすい。なぜなら、子供たちの返答を自分の都合のいいように設定できるからである。実際は、このやりとりが重要になる。予想の難しい相手の返答に対応しなければならない分、やりにくい面があることを押さえておくこと。
③ 板書は、1時間の授業が終わったときに見ると、何をしたのかが分かるように書くとよい。たとえば、まず、本時のめあてを書く、2色以上の色を使う、押さえたいポイントが分かる工夫(枠で囲うなど)を入れる、上手でなくてもいいので字は丁寧に書く、字の大きさは「手のひら」くらいあたりは最低限押さえておく。模擬授業は、基本的には一斉授業で進めるが、マイペースに淡々と進めずに、子供たちへの気配りがあるとよい。例えば板書を書いた後や途中に「後ろの人見えますか?」と確認したり、私語をする子供に対して指導したりすることも大切である。また机間巡視で理解の進まない子供に寄り添うことも大切な気配りである。これ以外にも数多くあるが、授業の目標が達成できるための方法や配慮を自ら学ぶようにする。
キーワード
① 発問 ② 板書 ③ 資料提示 ④ 話し合い ⑤ 机間指導
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習(60分):本コマでは、各自の行った模擬授業について、見習いたい点や修正するとよい点についてお互いに出し合った。授業者はそれらをもとに自分の授業に対する反省をまとめること。その際、この時間以外にも仲間から授業に対するコメントを求めて、それらを自分なりに整理すること。さらに、興味をもった事柄についてChatGPTを活用して調べ、小テストを作成し、進んで学修をすること。予習(30分):定期試験に向けて、履修指標を読んで理解しておくこと。特に、特別活動と総合的な学習の時間の目標と意義についてはよく理解し、重要なポイントを押さえておくこと。また、学習指導案の作成と模擬授業については重要な要素であるため、全員のコメントや教員の指導の内容について振り返り、自分の理想とする授業をイメージし、学習指導案が作成できるようにしておくこと。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
特別活動の特質★
集団や社会の形成者としての見方・考え方を働かせ、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して、3つの資質・能力を育成することを目指すことを押さえておくこと。
人間関係形成、社会参画、自己実現
20
1~4,6
総合的な学習の時間の特質★
探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための3つの資質・能力を育成することを目指すことを押さえておくこと。
探求的学習、課題解決、興味や疑問
20
1,7,8
学級活動の指導★★
事前の活動は、題材の設定→問題の確認→共通の課題の設定→指導計画の作成→問題意識を高める、といった問題の発見・確認の過程である。本時の活動は、課題の把握→原因の追求→解決方法等の話し合い→個人目標の意思決定、といった話し合いから意思決定の過程である。流れである。事後活動は、決めたことの実践→振り返り→次の課題解決へといった実践から振り返りの過程であることを押さえておくこと。
話し合い、集団決定、自己決定
20
4,5
学習指導案★★★
学習指導案では、「学習活動」は子どもが主語で、「指導上の留意点」は教師が主語となる。「指導上の留意点」の記載が多いほど、授業における配慮が想定されていることになるので、綿密な計画がなされているといえる。このような学習指導案の基本的な作成方法を押さえておくこと。
学習活動、指導上の留意点、評価
20
4,5,9,10,11
模擬授業★★
授業を受ける児童生徒に伝えることをどのように伝えるかが授業のカギとなる。大人には5分での語的説明で理解してもらえることを、児童生徒には、課題意識を高める資料提示や話し合い、教師の発問などを使って理解できるようにするのである。これ以外にも、板書案の作成、提示資料をどう工夫するかといった、授業を成立させるための要素を理解し押さえておくこと。
発問、板書、資料提示
20
12,13,14,15
評価方法
期末試験(80%),学習指導案(20%),によって評価する。
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
文部科学省著、『小学校学習指導要領解説特別活動編』文部科学省、2017年、298円、文部科学省著、
参考文献
文部科学省著、『小学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』文部科学省、2017年、298円
実験・実習・教材費