区分 専門科目-発達看護学-母性看護学
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性 自己研鑽力
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
専門科目の中の「発達看護学」に位置づけ、専門基礎科目や基盤看護学の知識をもとに、女性のライフサイクルにおけるリプロダクティブヘルスを理解し、思春期・成熟期および周産期・更年期・老年期各期における女性とその家族の健康課題を学ぶ。また、その時期の対象の理解と、看護援助方法について理解する。本科目は「母性看護援助論Ⅰ」「母性看護援助論Ⅱ」「母性看護学実習」の基礎である。またそれらに応用的に関連する科目である。
科目の目的
女性のライフサイクルの中でリプロダクティブヘルスを理解し、思春期、周産期、成熟期、更年期、老年期の各期における健康課題を学ぶ。また、リプロダクティブヘルスおよび母性看護学の理論・概念・母子保健統計・母子保健施策・生命倫理、性虐待やドメスティックバイオレンス、子ども虐待等の社会的問題における健康課題について学修し、その看護ケアを理解する。また、思春期から妊娠・分娩・産褥・育児期および成熟期以降にあたる性ホルモン動態の変化を含めた心身面および心理社会側面の生理的変化をウエルネスの視点で理解する。女性と子ども、そのパートナーの家族全体の発達について学ぶ。さらには、リプロダクティブヘルスに関するマイノリティを学び、母性看護の対象の理解とリプロダクティブヘルスケアの理解を深める。
到達目標
女性のホルモン動態の変化を踏まえたライフサイクルの中で、リプロダクティブヘルスケアを必要とする対象の特徴から学ぶことができる。女性の思春期以降の各期の健康を支える看護ケアを母性看護の基盤となる理論や概念を通して理解することができる。また、近年の母性看護学を取り巻く社会的課題や問題について考察することができる。
科目の概要
母性看護学は、生涯を通じた性と生殖の健康の維持・増進・疾病予防を基盤として次世代の育成を目指すことを役割としている。その母性看護学が看護学全体の中のどのような位置づけであり、またどのような基盤となる概念や理論を持つのかを理解する。さらに今日の母性看護技術やケアがどのような考えに基づいて形成されたのかをその歴史と背景、および根拠を通して理解する。それらの理解を通して女性・子ども・パートナー・家族・社会に貢献できることを目指し、母性看護学の目的や目標、看護ケアの対象を考察する。また、看護学原論を基盤として、本科目を学び母性看護援助論、母性看護演習、母性看護学実習に続く学修となる。母性看護学の基盤となる概念や理論については身近な事例を通して講義する。女性のライフサイクルやそれに伴うホルモン動態の変化を個人ワーク・グループワークを通して理解を深める。さらには生命倫理の課題や倫理的意思決定支援について個人ワークを行い倫理的観点を養う。
科目のキーワード
親になること、母性、父性、親性、母子関係、愛着、家族の発達、リプロダクティブヘルス/ライツ、生命倫理、女性の意思決定、母子保健統計、母子保健に関する法律、女性のライフサイクル、周産期、ホルモン動態
授業の展開方法
母性看護学の基盤となる概念や理論については身近な事例を通して講義する。女性のライフサイクルやそれに伴うホルモン動態の変化について、個人ワークおよびグループワークを通して理解を深める。
助産師としての実務経験を活かし、リプロダクティブヘルスおよび女性のライフサイクルとその特徴を理解できるように教授していく。また、生命の尊重という倫理観の育成には事例を活用した倫理的意思決定支援を模擬事例についての個人ワークを通して考察する。さらに、ドキュメンタリー映画「うまれる」を各コマで視聴し、妊娠から出産までの子どもが生まれるということの意味を考察する。医療者側からは「いつかは賢い医師生活」を視聴し、分娩に係る医師、助産師、看護師の苦悩と喜びを疑似体験する。

オフィス・アワー
(準備中)
科目コード BI25
学年・期 2年・前期
科目名 母性看護学概論
単位数 1
授業形態 講義
必修・選択 必修
学習時間 【授業】15h 【予習・復習】30h
前提とする科目 看護学原論、生活援助技術
展開科目 母性看護援助論、母性看護演習、母性看護学実習、統合実習(母性)、看護研究(母性)
関連資格 看護師,保健師,養護教諭
担当教員名 杉下佳文
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 親になること、とは?:親性、母性、父性の発達と役割の獲得 科目の中での位置付け 親になることとは何かを幅広く考え、母子関係、母子相互作用、家族の発達から親になることを理解する︓母性看護学の基盤となる概念や理論を学び、その理解のうえで「親になること」はどういうことか、生物学的、文化的、心理的な側面から理解する。また「母性」概念の不確かさを現代女性のライフサイクルから考察する。医療・保健分野、社会学、心理学からみた「母性」の概念を理解する。母親役割や母子相互作用について促進のケアを含めて学ぶ。さらには「父性」「親性」の定義や概念について理解し、親役割の獲得についての過程や段階を理解する。そして、家族の発達と家族形成期について、児が家族成員となることによる家族の移行や課題について理解する。
教材①母性看護学概論、医学書院、p2-22、142~154
看護師国家試験出題基準、母性看護学のページ
予習確認用紙
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部
コマ主題細目 ① 親になることとは? ② 母性、父性の定義 ③ 親役割、母親役割、父親役割 ④ 家族の発達、移行と危機
細目レベル ① 「親になる」とはどういうことだろうか。身体的には妊娠や出産という変化を体験し、子どもを抱くことからはじまるのかもしれない。女性はこの妊娠や出産、授乳という体験が可能であるが、では男性はどのような過程及び体験を通して親になるのだろうか。女性でも出産せずに養子縁組や代理出産などを通じて子どもをもつことになった場合はどうか。本講義では、まずは親性および養育性の定義を現代社会に沿って理解する。そして、それらの意味をよく考え、親になることの課題や問題について自己の考察を深める。さらに、親になる人たちへの看護支援や健康教育について、学習する。

② 母性・父性の定義を理解することができる:母性は子どもとの関係や家族関係の中で発達するものである。その一方で母性が発揮されることにより、母子関係の形成や子どもの成長・発達が促され、家族の関係性が深まることとなる。ここでは、母親からみた子どもへの愛着行動、子どもからみた母親への愛着行動を3つの愛着や母子関係の理論を通して学修する。また、母親役割獲得と母親になることの段階を経た過程について学ぶ。父性の定義や父親役割獲得は母性や母親役割よりも研究が少なく、父親役割のモデルが少ないとされる。しかし、父親も母親に遅れはとるが、父性を持ち、父親役割課程を経過する。看護師としてそれらの役割のスムーズな獲得に向けた支援について考察する。
③ 親役割・母親役割・父親役割の取得過程を理解することができる:親役割の中の「母親役割」は、マーサーによると母親が子どもに対して適切な養育行動がとれるための能力を獲得して発揮される認識や能力であり、ルービンによると、子どもの母親としての自己を受け入れ、子どもとの絆を形成していく過程での母親の認識や能力とされる。本講義ではこれらの「母親役割」の理論的背景を学修する。また「母親になること」と「母親役割獲得」に違いがあるのか。母親役割を獲得するための「母子相互作用」「父子相互作用」の促進について現象や事例を通したケアを含めて理解する。さらに、親役割の中の「父親役割」についてその概念や歴史的背景を含めて学び、現代における「父親役割」とは何か、役割獲得糧について学ぶ。総合的に「親性」の概念を踏まえた「親役割」とは何かについて考察し、自己の考えを含めて学修する。
④ 家族の発達と家族形成期について理解することができる︓家族は、夫婦関係、母子関係、父子関係、親子関係、きょうだい関係などの関係が生じる。本講義では、特に家族形成期における母子関係や父子関係および、きょうだい関係について学び、家族関係は家族成員の相互作用の連鎖によって形成されていくことを理解する。また、家族自体の発達段階と発達課題については、危機理論や変化理論による家族発達課題論について学ぶ。特に本講義では、家族周期における第2段階の出産・育児期において家族成員が加わることによる家族の発達段階や移行期におけるアセスメントの視点やアセスメントのポイントについてもケアを含めて理解する。
キーワード ① 親になる過程 ② 母性、父性 ③ 母子関係 ④ 父子関係 ⑤ 家族の形成と発達
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 予習(目安時間1時間)︓辞書で「母性」「父性」について調べ、そのうえで、「親になること」の自分の考えを講義ノートに書いておくこと。また、教材①のp 2-21、p145~152を読んで講義に臨んで下さい。
復習(目安時間2時間)︓授業資料や教材 ①2-21を読み返して理解を深めること。その際、理解できなかった内容については、質問してください。講義の最後に「親になること」「母性」「父性」「親性」「母子相互作用」「家族の発達」について自らの考えや学びを記載する確認用紙を配布回収します。本講義で学んだ定義や概念を取り入れまとめてみましょう。その確認用紙の提出をもって予習復習の完了とします。また、教材①p55復習と課題の①~⑥をまとめよう。
次回講義の予習(30分程度):教材①のp14-16、22-37を読んで講義に出席すること
予習・復習において、自らの考えがどれくらい認知されているjことなのか、ChatGPTを活用して認識してみよう。また、自らのまとめに加えてChatGPTの要約を追加していこう。

2 母性看護の基盤となる概念や理論 科目の中での位置付け 多くの場合、母親には母親らしさ(母性性)がある。その母親らしさ(母性性)は生物学的に母親になる女性であれば、誰もが生得的に身に付けていると考えられてきたが、近年では、妊娠・出産・育児等の様々な経験をするなかで母親らしさを獲得していくと考えられるようになっている。本講義では「母親になること」に関する理論や母性看護そのものに関連する概念や理論を理解する。特に、母親らしさ(マターナルアイデンティティ)や母親役割理論や母親になることの概要を学修し、看護への応用について考察する。さらに、「親子の結び」理論であるアタッチメント理論やボンディング理論、親子相互作用モデルについても学び、母子の看護への応用を理解する。さらに、母性看護の実践に特に関連する理論や概念について理解する。:①家族・女性を中心としたケアとして②リプロダクティブ・ヘルス/ライツ③セクシュアリティ④ヘルスプロモーション・ウエルネス⑤プレコンセプションにおけるそれぞれの定義、背景と変遷、特徴、看護への応用について学修する。また、それらの概念を理解したうえで、母性看護における現代社会を取り巻く現状や課題について考察を深める。さらに、将来の妊娠への希望の有無を含めたライフプランについて、対象へのケアを中心に考察する。①家族・女性を中心としたケア ②セクシュアリティおよびリプロダクティブ・ヘルス/ライツ ③ヘルスプロモーション④ウエルネス⑤プレコンセプションケアについて学ぶ。
教材①p14~20,23~37
配布資料(確認レポート)
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部
コマ主題細目 ① マターナルアイデンティティおよび母親役割理論 ② アタッチメント理論、ボンディング理論 ③ 母子相互作用、親子相互作用モデル、家族・女性を中心としたケア ④ セクシュアリティ、リプロダクティブヘルス/ライツ ⑤ ヘルスプロモーション、ウエルネス、プレコンセプション
細目レベル ① 母親らしさ(マターナルアイデンティティ)の概要として、本理論の背景、主要概念と特徴および看護への応用を理解する︓当該理論を提唱した看護師のルヴァ・ルービンは、母親になる女性の主観的体験を看護者が深く理解することが、思いやりやいたわりに動機づけられた良い看護ケアになると考えた。本講義では、この背景について同じ看護師の立場から理解する。また、主要概念となる①母親らしさ②母性課題③母性性の獲得と母性課題の達成について学び、母性性の獲得の段階を理解する。さらに、すべての女性が一様に同じ経過をたどって母性性を獲得し母性課題を達成するわけではないため、その個別に合わせた看護ケアについて学修する。
 母親役割理論(母親になること)の概要として、本理論の背景、主要概念と特徴および看護への応用を理解する︓アメリカの看護師のラモナ・マーサーはルヴァ・ルービンの母親役割達成に関する理論を発展させ母親役割移行過程理論を構築した。本講義では、主要概念の特徴として、①母親になる過程②自己の変化③母親役割移行④母親役割移行過程に影響する主な要因を理解する。また、母親役割移行の4段階についてのプロセスを学び、妊娠期から産後4か月前後までの母親役割移行について学修し、移行過程の進行を理解する。さらに、母親役割移行がスムーズに進むための看護への応用について、様々な側面から全体像をとらえ、より望ましいケアについて考察する。

② アタッチメント理論の概要として、本理論の背景、主要概念と特徴および看護への応用を理解する︓英国の小児精神科医のボウルビィは、乳幼児期の不適切な養育が子どものパーソナリティや精神発達に悪影響を及ぼすことを明らかにした。精神分析学的視点に加えて、比較行動学的アプローチからアタッチメント理論を発展させた。本講義では、主要概念の特徴として、①アタッチメントとアタッチメント行動②アタッチメント行動の発達③母子分離への反応 ④マターナルデブリベーション⑤安全基地⑥3つのアタッチメントパターン⑦対人関係におけるワーキングモデルの更新⑧生涯を通じた人間性の特徴ついて理解し、アタッチメント行動の発達の4段階について学修する。さらに看護への応用について事例を通して考察する。
③ 母子相互作用および親子相互作用の概要として、本理論の背景、主要概念と特徴および看護への応用を理解する︓アメリカの看護師であるキャサリン・バーナードは親子の相互作用とその質に注目し、親(養育者)と乳児の相互作用が適切に行われるためには親(養育者)と子どものやり取りがうまくかみ合うことが重要だと提唱した。本講義では、主要概念と特徴として①バーナードモデル②キュー(Cue)③NCAST(親子の相互作用を親と子どもの双方から観察する尺度)について学修する。また、良好な親子関係を促すためにバーナードの親子相互作用の視点から親(養育者)と子ども自身が持つ特性を把握し、双方の観察ポイントから親子関係をアセスメントする方法を学ぶ。
家族を中心としたケア(Family-centered-care; FCC)とは医療者と家族のパートナーシップに基づくケアを行うためのアプローチである。また、女性を中心としたケア(Women-centered care: WCC)とはそれぞれの女性が自ら定義する健康を志向する権利の保障のもと、女性の安全が守られている環境で看護者が女性とのパートナシップを基盤とし、女性のこれまでの経験と意思を最大限尊重することで女性がもつ力を十分に発揮できるよう支援することである。これらの特徴と母性看護における応用および家族や女性の意思決定への支援としてのケアについて事例を基に学修する。

④ セクシュアリティの定義や概要を理解する:セクシュアリティとは、性という側面から見て自分がどのような存在であるかを表すものであり、WHOでは人間であることの中核的な特質の一つとしており、本講義ではその内容について歴史の変遷と現状を踏まえ学ぶ。また、セクシュアリティの4つの特徴とされる①性的指向 ②性自認③性的表現④生物学的な性・性的特徴について理解する。さらに、看護者としてセクシュアリティを理解し、ケアの根拠となる知識と自分自身のセクシュアリティの価値観や捉え方を理解することにより、対象者のセクシュアリティに関する理解と適切なケアを考察する方法を学ぶ。
母性看護を支える主要な概念としてリプロダクティブ・ヘルス/ライツがあげられる。リプロダクティブ・ヘルスおよびリプロダクティブ・ライツの概要を学び、リプロダクテ ィブ・ヘルス/ライツの実現に向けた行動と日本におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関連する法律について理解する。次に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの看護への適応を理解したうえで、女性やカップルに寄り添い、リプロダクティブ・ヘルス/ライツを尊重し、十分な知識と技術に基づいた適切なヘルスケアサービスを提供することについて考察する。

⑤ ヘルスプロモーションおよびウエルネスの概要として、概念やプロモーション活動について学び、看護への応用を理解する︓ヘルスプロモーションは、人々が自らの健康を決定づける要因を、自らがコントロールして改善できるようにしていくプロセスとしている。この概念の詳細について学修する。また、ヘルスプロモーション活動について5つの戦略を学び、ヘルスプロモーターの役割について理解する。次に、病気(illness)の反対語としてのウエルネス(wellness)について概要を学修し、母性看護におけるウエルネスについて、対象者の強みに着目し、対象者自身が目標に向かって望ましい生活をできることを支える看護の役割について理解する。
プレコンセプションケアの概要として、概念やプレコンセプションケアが推奨される背景について学び、その目的や対象、および看護への応用を理解する︓プレコンセプションケアとは、妊娠(Conception)の前(Pre)の管理(Care)であり、女性やカップルが将来の妊娠を考えながら自分たちの生活や健康と向き合い、より健康的な生活を送るための健康管理を指す。本講義では、その背景、目的、対象者について学修し、ライフステージにおけるプレコンセプションケアの位置づけについて学ぶ。看護への応用として、プレコンセプションケアは、母性看護の対象者の将来の健康に対する予防的な支援の一つであることを理解する。女性やカ ップルに合わせた支援方法を考察する。

キーワード ① 母子相互作用、親子相互作用 ② アタッチメント、ボンディング ③ FCC、WCC ④ セクシュアリティ・リプロダクティブヘルス/ライツ ⑤ プレコンセプション/ケア
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(1時間程度)︓授業資料や教材①を読み返して理解を深めること。その際、理解できなかった内容については、質問してください。講義の最後に「リプロダクティブヘルス」「セクシュアリティ」「プレコンセプションケア」「ボンディング理論」について自らの考えや学びを記載する確認用紙を配布回収します。本講義で学んだ概念や看護への応用を取り入れ、自らの考えをまとめてみましょう。その確認用紙の提出をもって予習復習の完了とします。さらに、p55復習と課題の⑦~⑨をまとめておこう。自らのまとめにChatGPTの要約を追加しておこう。
予習(1時間程度):教材①のp58-96の第2章の部分を読んで講義に出席してください。わからない用語や数値について、ChatGPTで調べ、自分の言葉で理解してみよう。

3 母性看護に関する保健・医療体制 科目の中での位置付け 日本における母性看護の変遷と、母子保健に関する法律、母子保健行政、母子保健統計について理解する。また周産期医療における連携体制について理解する︓母子保健統計は、母子の健康だけではなく、母子を取り巻く社会環境やその歴史を反映する。そのため、母子保健統計を理解することは、母子の健康の保持・増進のための根拠のある母子保健対策を検討することを可能にする。本講義では、母子保健統計の主な指標について学修する。さらに、母子保健にかかわる法律、女性の就労に関する法律についても学ぶ。また、主な母子保健施策および今後の展望や課題について理解する。また、母性看護・周産期に関する医療体制である母体搬送と新生児搬送について学修し、チーム医療や周産期医療センターおよび周産期医療ネットワークについて理解する。
教材①p58-96、
予習課題確認レポート
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部、「こうのどり」の一部視聴
コマ主題細目 ① 母性看護の変遷 ② 母子保健統計 ③ 母子保健にかかわる法律 ④ 母子保健施策 ⑤ 周産期における連携
細目レベル ① 母性看護の起源は、肉親や周囲の手慣れた女性たちが出産の介助や新生児の保育を行ったのが始まりである。「古事記」や「日本書紀」には、女性たちが出産の世話をしたと記されている。最古の医書である「医心方」には胎児の発育に相応する胎教や妊娠中の食事、胎盤の処理や難産の処理、新生児の沐浴に関する記述がある。その後、江戸時代になり、産婆が登場することや近代産科学と助産の発展について歴史を振り返りながら、現代の母性看護への変遷や課題について学ぶ。特に、公衆衛生的活動に焦点を置き、周産期死亡率、新生児死亡率が減少した背景や理由について学修する。戦後の復興のなかで母子保健の基盤が整備されたことにより、乳幼児や妊産婦の死亡率が改善し、健康管理の強化がされたことを理解する。女性の社会進出と少子化、男女共同参画について学修する。
② 母子保健統計の主な指標における①出生に関する指標である出生率・合計特殊出生率・都道府県別の出生率・出産年齢・妊娠期間・出生体重・出生場所・出生に関する国際比較について学修する。また②死亡や死産に関する指標である妊産婦死亡・死産・周産期死亡率・乳児死亡について、次に③婚姻・離婚に関する指標として、婚姻率と離婚・平均初婚年齢について学修する。学修したことを基に、日本と諸外国の母子保健の動向を理解し、母子保健統計の読み方と医療政策への活かし方を理解する。また、母子保健統計の各指標から日本の母子保健の現状を理解する。さらに、それらの理解から、今後の母子保健の政策のあり方について、考察する。看護師国家試験によく出る内容である。
③ 母子保健に関する法律の①母体保護法の目的と概要および法律の名称の変遷を理解し、②母子保健法の目的と概要、近年の展開を身近な話題と併せて理解する。また、母子保健法の主な法改正についても近年の社会的現状を踏まえて理解する。③児童福祉法における目的と概要、近年の法改正について学修し、④ 児童虐待防止法および⑤児童虐待防止法を強化するための法律の改正について近年の全国調査や研究結果を基に学修する。さらに、女性の就労に関する労働基準法や男女雇用機会均等法および育児・介護休業法について学ぶ。また、次世代育成支援対策推進法および出生時の届出に関する法律についても理解する。看護師国家試験によく出る内容である。
④ 母子保健施策は大きく分けて4つあり①健康診査、②保健指導、③療養援護、④ 医療対策である。各施策の概要と各事業について理解する。これら4つの施策を基に、母子の健康の保持と改善のために、妊娠期・分娩期、育児期、乳幼児期だけでなく、思春期からの一貫した母子保健対策の事業について学修する。また、婚姻や出生の高齢化から不妊や更年期まで女性の生涯にわたる健康支援のための事業についても理解する。次に、母子保健施策の展望と課題として「健やか親子21」について評価を含めて理解する。さらに、「健やか親子21 (第2次)」における課題の概要を理解し、施策の今後についても考察する。
⑤ 周産期は、突発的で緊急を要する事態が発生する危険性が高く、緊急搬送の要請が高まる時期である。本講義では、搬送先の確保が困難などの理由で緊急搬送が円滑に行われない状況は、母児の命に直結することから、適切かつ迅速な搬送体制の整備に向けた取り組みがなされていることを理解し、母体搬送・新生児搬送、搬送体制の整備について理解する。次に、周産期におけるチーム医療を展開するためのガイドラインについて学ぶ。周産期医療の体制整備における周産期医療センターの役割や機能、周産期ネットワークや周産期救急医療情報システムにおける周産期医療の体制について理解する。
この部分は、近年の看護師国家試験の出題範囲として拡大された部分である。

キーワード ① 母子保健統計 ② 母性看護にかかわる法律 ③ 母子保健施策 ④ 健やか親子21 ⑤ 周産期医療体制
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(2時間程度)︓授業資料や教材①を読み返して理解を深めること。講義内で出されたキーワードや本日のまとめを振り返り、理解できなかった部分は質問にきてください。自ら本講義のまとめを行い、看護師国家試験の該当部分について過去問を解いてください。過去問確認用紙の提出をもって予習復習の完了とします。さらに、p96復習と課題の①~⑨をまとめておこう。ChatGPTで母子保健に関する看護師国家試験過去問題の整理をしておこう。
予習(1時間程度):教材①のp98-150を読んで女性のライフステージにおける心身の特徴やライフサイクルと内分泌の変化について考えてみよう。また、性ホルモンは1年次の形態機能学のテキストを読んで確認してください。性ホルモンの動態をChatGPTを活用し図式化しておこう。

4 母性看護の対象理解:女性のライフサイクルにおける生殖器の形態・機能・ホルモン動態 科目の中での位置付け 女性のライフサイクルにおける生殖器の形態・機能の変化と心身の特徴について理解する︓ライフサイクルは乳児期、幼児期、学童期、思春期、成熟期、更年期、老年期の各ステージに分けられる。女性の一生は、卵巣から分泌される性ホルモンにより様々な影響を受ける。本講義では、性ホルモンによる性周期が開始される時期、妊娠・分娩・産褥期における性ホルモンの変動、更年期以降の性ホルモンの減少について学修する。また、性周期に伴う月経困難症や月経前症候群、子宮内膜症、エストロゲン依存性疾患等の健康障害やエストロゲン減退に伴う更年期障害について理解する。加えて、ホルモンの変動における心理社会的変化も生じるため、実際の看護やヘルスプロモーションについても学ぶ。女性の一生を通じた心身および社会的変化について、ライフサイクル各期の看護のポイントを理解し、ライフサイクル各期の特徴や健康問題予防のための看護について理解する。
教材①p98~150
模型、モデル人形
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部
コマ主題細目 ① 生殖器の形態・機能 ② 女性のライフサイクルとホルモン動態 ③ 妊娠の成立と胎児の性分化
細目レベル ① 女性のライフサイクルにおける生殖器の形態および機能の変化について、理解することができる︓生殖に関与す器官を生殖器と呼び、体表から観察される外性器(外生殖器)と体内にある内性器(内生殖器)に分けられる。外性器には乳房も含まれる。本講義では、女性の各外生殖器、内生殖器、乳房の名称や解剖および機能について学修する。卵巣の機能について焦点化し、卵巣の機能と周期的変化について理解する。さらに、性周期からみた下垂体、卵胞、卵巣、子宮内膜、基礎体温の変化について図やグラフを活用し、性周期各期(月経期・増殖期・排卵・分泌期)の変化に合わせて理解する。
② 女性のライフサイクルにおけるホルモン動態を理解することができる︓性周期からみた下垂体、卵胞、卵巣、子宮内膜、基礎体温の変化について図やグラフを活用し、性周期各期(月経期・増殖期・排卵・分泌期)の変化に合わせて理解する。特に、性ホルモンのうち、卵巣ホルモンは女性のライフサイクルに大きく関与する。本講義では、卵巣ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの作用とその発動時期について学修する。また、卵巣の周期的変化について学び、月経期および増殖期における下垂体から分泌されるホルモン、卵胞、子宮内膜の状態、基礎体温の数値等を理解する。さらに排卵後の変化について学修し、妊娠成立の有無について理解する。
③ 妊娠の成立を理解することができる︓妊娠の定義は、卵子と精子が結合してできた受精卵から発育する胎芽、胎児およびその付属物を女性の胎内に保有している状態である。本講義では、妊娠が成立するまでの男性および精子の流れ、女性および卵子の流れについて学修する。一連の流れを学び、自ら妊娠成立の流れを説明できるレベルまで理解する。さらに、妊娠成立後の胎芽・胎児の性分化のメカニズムについて理解し性染色体による性の決定、性腺および生殖器の分化について学修する。そして、生命の始まりについて、受精卵の着床をもって妊娠の成立によって新しい生命の始まりと考えるのか、その場合の妊娠期間や妊娠週数についても自らの考えを考察する。
キーワード ① 女性のライフサイクル ② 女性のホルモン動態 ③ 妊娠の定義 ④ 妊娠の成立 ⑤ 胎児の性分化
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(1時間程度)︓授業資料や教材①の該当部分を読み返して理解を深めること。講義内で出されたキーワードや本日のまとめを振り返り、理解できなかった部分は質問にきてください。妊娠の流れについては、性周期をもとに自ら流れを言えるまで復習してください。p152の復習と課題を解いてみよう。性周期についてサイクルをChatGPTで図式化しておこう。
予習(1時間程度)︓教材①p188~248を読んで講義に臨んでください。また、自らが受けた月経に関する教育および性教育について思い出し、確認しておいてください。性教育についてChatGPTで表にまとめておこう。

5 女性のライフステージ各期における看護①(思春期女性の健康と看護) 科目の中での位置付け 性・生殖機能成熟開始から衰退・消退までの各ステージの心身の特徴と健康問題を理解することができる︓女性の生涯における身体的・心理的・社会的健康問題には、様々な問題があげられる。そのため、女性の生涯をとおした健康問題の予防のための看護が重要である。本講義では、ライフサイクル各期の特徴および健康教育と看護のポイントについて学修する。まずは、思春期の健康問題と看護について、思春期における内分泌環境の変化を踏まえて理解する。特に、月経困難症や性感染症についてセルフケアができるための知識の提供や臨まない妊娠と性感染症を避けるための正しい知識と行動への具体的な看護や性の健康教育について理解する。ライフサイクル各期の中の思春期における身体的特徴、心理社会的特徴、性行動・性周期、ホルモン動態、主な健康問題の特性および健康教育と看護のポイントについてグループワークおよび個人ワーク用紙に記入し、思春期の女性への支援を考察する。
教材①p188~214、329
グループワーク用紙、個人ワーク用紙
性教育に関する配布資料
コマ主題細目 ① 思春期女性の心身の特徴 ② 思春期女性の健康問題と看護 ③ 思春期女性の性と健康教育
細目レベル ① 思春期における心身の特徴を理解することができる︓思春期は小児期から成熟期への移行の時間であり、身体的成熟ならびに心理・社会的成熟の期間を示す。WHOは思春期を①第2次性徴の出現から成熟までの段階、②子どもから大人に向かって発達する心理的な過程ならびに自己認識パターンの確立、③社会経済上の相対的な依存状態からの完全自立までの過渡期とし、身体的・心理的・社会的な側面からとらえている。本講義では、思春期女性の身長や体重の変化、第2次性徴、月経周期の確立について学修する。特に、月経周期の確立と初経が発来するメカニズムについて理解する。
② 思春期の健康問題と看護について理解することができる︓思春期の主な健康問題には、月経異常(月経困難症、月経前緊張症)、性感染症、望まない妊娠、人工妊娠中絶、やせ傾向、鉄欠乏性貧血、性暴力、DVなどがある。それらの各健康問題の解剖学的要因や内分泌学的要因などについて学修する。また、看護の視点において、予防を含めた症状の緩和や具体的な治療法について理解する。また、健康問題が心理的および社会的に及ぼす影響について考察する。それらを統合し、具体的な看護ケアと健康教育についての計画立案について理解する。以上のことについて、個人ワークとして自ら考察し、個人ワーク用紙に記載する。
③ 思春期の性と健康教育について理解することができる︓思春期は、身体的成熟と自己の受け入れが特徴であり、思春期の自我の覚醒は、身体的な成熟により自分の身体や自己の内面に関心が向くために生じる。また、ボディイメージを明確にする。アイデンティティの確立や親、友人、異性との関係性に自分の存在を見出す。本講義では、性に関する健康教育について考察する。月経にかかわる健康教育と同様に系統的プログラムが実践されていない現状であり、WHOは包括的性教育を広く提供することが重要であるとしている。受講生自らの性教育の体験をもとに、現代に即した性の健康教育案を立案する。グループワークおよび個人ワーク用紙に記入する。
キーワード ① 思春期の女性 ② 思春期の女性の健康問題と看護 ③ 思春期女性の性 ④ 思春期女性の健康教育 ⑤ 月経
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(1時間程度)︓個人ワークをとおして思春期女性の身体的特徴、心理・社会的特徴、性行動・性周期、ホルモン動態、健康問題について、講義資料や配布資料を読んで整理してまとめてください。わからない部分や確認したい内容については自ら調べて個人ワーク用紙に追加してください。また、質問に来てください。さらに、健康教育や看護ケア、月経教育や性教育について、指導案を考え記載してください。
ChatGPT等を活用し、パンフレットを作成してみよう。
予習(1時間程度):教材①の217-248を読んで講義に出席してください。また、5回目の講義資料を読み返してください。p152の復習と課題①~④を考えておきましょう。5回目の講義資料のまとめをChatGPTを活用し、テストワークしてみよう。

6 女性のライフステージ各期における看護②(成熟期・更年期・老年期の健康と看護) 科目の中での位置付け 成熟期は、思春期終了から更年期開始までの期間をいい、心身ともに成熟し活動的な時期であることを学び、10代後半から40歳代中頃までと長期にわたるこの時期の健康問題と看護について、成熟期における内分泌環境の変化を踏まえて理解する。特に、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮内膜症についてセルフケアができるための知識の提供やヘルスプロモーションおよび健康教育について理解する。ライフサイクル各期の中の成熟期における身体的特徴、心理社会的特徴、性行動・性周期、ホルモン動態、主な健康問題の特性および健康教育と看護のポイントについて個人ワーク用紙に記入し、成熟期女性への支援を考察する。
更年期は、女性の加齢の過程において生殖期から非生殖期への移行期とし、45~55歳を中心とした時期であることを学び、閉経を含めた人生の経年変化における移り変わりを示すことを理解する。それに伴い、心身両面における健康問題と看護について、内分泌環境の変化を踏まえて理解する。更年期障害、女性生殖器疾患、尿失禁等についての看護を理解する。続く老年期とは、更年期を経て卵巣機能が完全に消失した状態で生殖能力がなくなった時期である。この時期における骨粗鬆症、骨盤臓器脱、萎縮性膣炎等の健康問題と看護について理解する。さらに、更年期、老年期のヘルスプロモーションおよび健康教育について学修する。ライフサイクル各期の中の更年期、老年期における身体的特徴、心理社会的特徴、性行 動・性周期、ホルモン動態、主な健康問題の特性および健康教育と看護のポイントについて個人ワーク用紙に記入し、更年期および老年期女性への支援を考察する。

教材①p188~248
個人ワーク用紙
第5回目のグループワークおよび個人ワーク用紙
更年期・老年期女性の保健指導に関する配布資料

コマ主題細目 ① 成熟期・更年期・老年期女性のホルモン動態 ② 成熟期・更年期・老年期女性の身体的心理社会的特徴 ③ 成熟期・更年期・老年期女性の健康問題と看護 ④ 成熟期・更年期・老年期女性の健康教育と看護
細目レベル ① 成熟期女性のホルモンの分泌と作用について、視床下部―下垂体―卵巣の内分泌フィードバック機能が安定し、性周期が一定となるホルモンの流れと卵巣ホルモンの流れを理解し、妊娠成立後から産褥期のホルモン動態について学修する。また、妊娠の年齢による変化、特に35歳以上の高齢妊娠による児の染色体異常や母体の妊娠合併症や分娩時の異常の発症率の高さについて理解する。さらに30代後半から著しく低下する妊孕性と顕在化している社会問題の一つでもある不妊について理解する。次に成熟期女性の死因である自殺や悪性新生物である乳がんや子宮がんについて理解を深める。また、近年の問題である妊産婦の自殺についてもホルモン動態を含めて理解する。
女性は50歳前後の閉経とともに女性ホルモン量が急激に減少する。そのため、明確な症状が現れやすい。本講義では、閉経の機序についてホルモン動態を中心に学修する。卵巣機能低下の主な原因は、原始卵胞数の減少であり、胎児では約700万個、出生直後では約200万個あった原始卵胞が初経の頃には約30万個となり、37~38歳を過ぎたあたりから卵胞数は急速に減少し、50歳でほぼ消失する。この一連の閉経の機序について理解する。また、黄体化ホルモン、血中卵胞刺激ホルモン、血中エストラジオールの変動についても理解する。さらに、閉経時期の予測や更年期の判定における評価方法について学ぶ。

② 成熟期女性はエリクソンの発達段階のⅥ段階から一部Ⅶ段階に相当し、自己のアイデンティティを形成して他者との関係を自覚的にもつことができるようになる。さらに30歳代からは親になる時期としての発達課題の生殖性にかかわる。子どもだけではなく、生産物、観念、芸術品など社会が生み出したものを世代から世代へ発展させるように援助し、責任をとることである。本講義では、成熟期における婚姻状況、出産に関する状況、就業に関する状況を学修する。さらに、男性の子育てや家事の状況を学び、成熟期女性の身体的特徴やホルモン動態を含めた子育て環境やサポートの在り方について検討する。
更年期は、女性の加齢の過程において生殖期から非生殖期への移行期とし、平均閉経年齢50.5歳を中心とした45~55歳の時期を指す。また、老年期とは、更年期を経て卵巣機能が完全に消失した状態で生殖能力がなくなった時期である。本講義では、更年期症状、閉経の機序とそれに伴うホルモン変化について随伴症状を含めて理解する。更年期の女性のエストロゲン減少に伴う心理的特徴と様々な喪失を体験しやすい社会的特徴を学修する。また、老年期における生殖器の変化を学び、ホルモンの変化に関連する疾患を理解する。さらに老年期女性の心理社会的特徴を理解する。

③ 成熟期女性の健康問題として、①性周期が繰り返されることに関連した女性特有の生殖器疾患や悪性疾患、②晩婚化に伴う不妊や妊娠・出産の異常、③望まない妊娠、④重要な社会的役割を担う発達危機に関連した精神的ストレス、⑤女性の平均寿命が延びるなか、成熟期女性の日常生活の積み重ねが更年期・老年期の生活習慣病等につながる可能性、があげられる。本講義では、①の子宮筋腫、子宮頸がん、子 宮内膜症、乳がん等について病態と看護を理解し、②③はリプロダクティブ・ヘルス/ライツにおける安全で満足のいく妊娠・出産・育児を行えるような看護を理解する。④では、切れ目 のない育児支援や産後うつ病予防やのメンタルヘルスの向上について理解する。⑤については、健康診断やがん検診等ヘルスプロモーションについて理解する。
更年期の身体的健康はホルモンバランスの変化による心身への影響が大きい。特に視床下部では、卵巣などの内分泌機能を調節するだけでなく、自律神経・代謝機能・免疫なども調節する役割を担っている。本講義では、自 律神経失調症と精神症状が相互に関係して起きる不定愁訴の総称である更年期障害について学修し、その対症療法となる看護について学ぶ。また、更年期から老年期の健康問題である高血 圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病と、その原因となる肥満や動脈硬化を防ぐ看護について理解する。さらに、QOLを低下させる尿や便の失禁や頻尿、骨粗鬆症等についても症状や治療および看護について理解する。

④ 成熟期女性のヘルスプロモーションとして、自己の健康について情報を得て必要な対応ができる能力であるヘルスリテラシーを向上させることが重要である。次に、女性特有の疾患や好発年齢を知り、定期的な健康診断、女性特有のがん検診を受診することにより、早期発見、早期治療が可能になることを指導する必要がある。また、生活習慣病を予防するには、栄養・食生活・身体活動・運動等を改善する必要がある。本講義では、それらのヘルスプロモーション活動を支える看護について理解する。また、プレコンセプションや、家族計画や受胎調節についても種類や根拠を基に指導や看護ケアができるように理解を深める。
更年期・老年期の女性に起こる健康問題には、治療やケアにより改善可能なものがあり、ライフスタイルの改善などを主体とした健康への取り組みがこの時期特有の骨粗鬆症や動脈硬化などを予防することがある。本講義では、更年期・老年期のヘルスプロモーションとして、セルフコントロールのための更年期症状の評価指標やスコアについて学修し、心理的側面の特徴を踏まえたメンタルヘルスやQOLの向上に向けた健康教育が重要であることを理解する。講義の中で、具体的な健康教育と看護のポイントについて個人ワーク用紙に記入し、更年期および老年期女性への支援を考察する。

キーワード ① 成熟期以降の女性のホルモン動態 ② 成熟期以降の女性の身体心理社会的特徴 ③ 成熟期以降の女性の健康問題 ④ 成熟期以降の女性の健康教育
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(1時間程度):個人ワークをとおして成熟期・更年期・老年期の身体的特徴、心理・社会的特徴、性行動・性周期、ホルモン動態、健康問題について、講義資料や配布資料を読んで整理してまとめてください。特に周産期にかかわる成熟期のホルモンの変化は重要です。わからない部分や確認したい内容については自ら調べて個人ワーク用紙に追加してください。また、質問に来てください。さらに、健康教育や看護ケアについて、指導計画を考え記載し、後日提出を持って復習の完成とします。p250復習と課題の⑤~⑦についてまとめておこう。ChatGPTを活用し、自らの要約に追加しよう。
予習(1時間程度):教材①p252~313を読んで講義に臨んでください。また、母性看護学概論の2回目の講義資料を読んでリプロダクティブ・ヘルスライツおよびリプロダクティブヘルスケアについて確認しておいてください。第2回目の講義資料からChatGPTを活用し、テストワークしよう。

7 リプロダクティブヘルスケア①人工妊娠中絶・性暴力、DV・子ども虐待 科目の中での位置付け リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、人間の生殖システム、その機能と過程の全ての面において、単に疾病がない、病的状態ではないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であることを指す。本講義では、リプロダクティブ・ヘルス/ライツには、セクシャル・ヘルス(性に関する健康)をも含み、子どもを産むか産まないか、産むとすればいつ何人産むかを「自分で決める権利」、すなわちリプロダクティブ・ライツをもつことであることを学修する。また、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが提唱された経緯、セクシャル・ヘルス、セクシャルライツ、セクシャリティについて理解する。さらにわが国のリプロダクティブ・ヘルス/ライツにかかわる現状と課題についてと世界の動向について学修する。そして、女性のキャリア支援を含めたリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する社会的課題、医学的課題について考察する。
教材①p252~313
性暴力に関するパンフレット
避妊指導に関するカード
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部、「いつかは賢い医師生活」の一部
コマ主題細目 ① リプロダクティブヘルス/ライツ ② 人工妊娠中絶とその看護 ③ 性暴力・ドメスティックバイオレンス ④ 子ども虐待
細目レベル ① リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、人間の生殖システム、その機能と過程の全ての面において、単に疾病がない、病的状態ではないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であることを指す。本講義では、その概念の理解について、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態という意味の解釈を含めて学修する。また、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが提唱された経緯について1960年代以降の人口政策および1980年代後半以降の世界的な動向について学び、女性の人権として性と生殖の健康を保障することについて考察する。
セクシャル・ヘルスとは、「人々が安全で満ち足りた性生活を営むことができる」ことであり、リプロダクティブ・ヘルスに含まれる。セクシャクル・ライツとは「すべての人 がもつ生まれながらの自由・尊厳・平等に基づく普遍的な権利」であることを概念の解釈を含めて学修する。また、「性の権利宣言」におけるセクシャル・ライツの16項目について理解する。また、セクシャリティについての定義、意義、要素(セックス・ジェンダー・性自認・性的指向・性別表現)について学修する。さらに性の多様性(性的少数派・LGBT・性同一性障害)について理解する。

② 人工妊娠中絶とは妊娠が診断された後に、妊娠の中断を望む場合に行う手術のことである。本講義では、人工妊娠中絶に関連する刑法と母体保護法における法律について学修し、妊娠週数に関することについて理解する。また、人工妊娠中絶の現状としてすべての年齢階級で低くなっていることの分析を行う。人工妊娠中絶がリプロダクティブ・ヘルス/ライツに与える影響を理解し、人工妊娠中絶を受ける女性の看護について、手術前の自己決定支援や安全に手術が終わるという看護目標、手術後の感染予防、自己決定受容の心理過程における精神的ケア、妊娠をコントロールできるように避妊指導についての看護計画を学習する。
③ 性暴力は、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに直接関係する暴力であり、性感染症、予期せぬ妊娠等だけでなく、女性の心身の健康を著しく害することにつながる。また、リプロダクティブ・ヘルス/ライツを犯す暴力行為、犯罪であり、性に対する人権侵害である。本講義では、ドメスティックバイオレンスや性暴力の特徴や状況、スクリーニング方法を学ぶ。また、関連する法律について理解し、さらには、特定の相手からの執拗な付きまとい等の被害状況について理解する。性暴力がリプロダクティブ・ヘルス/ライツに与える影響として、女性の健康を著しく害し、友人、恋人、家族との人間関係の悪化や孤立化などの2次被害をも生むことについて理解する。
ドメスティックバイオレンス(DV)とは、配偶者・パートナー、恋人、内縁関係の間で、過去に親密な関係にあった人(元夫、元恋人、元婚約者)も含む、男女間で振るわれる暴力を指す。本講義では、ドメスティックバイオレンスの形態(身体的暴力、精神的暴力、性的暴力)を理解し、それは複合して起こる場合が多いことを理解する。次にドメスティックバイオレンスの特徴や状況、スクリーニング方法を学び、関連する法律についても理解する。さらに、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに与える影響について理解し、ドメスティックバイオレンスを受ける女性の看護について学修する。さらに、ドメスティックバイオレンスの加害者への支援について考察する。

④ 児童相談所への虐待に対する相談件数は増加の一途をたどり、1週間に1件の割合で虐待による死亡事例が発生している。本講義では、社会的問題である子ども虐待について、定義と種類、状況について学修する。また、関連する法律や現状について理解する。児童虐待がリプロダクティブ・ヘルス/ライツに与える影響について、うつ、不安、摂食障害、自傷行為等の精神的健康の影響や性感染症があげられることを理解する。また、児童虐待児とその家族の看護について、早期発見と初期対応であることを学び、スクリーニングの方法について理解する。さらにハイリスク事例における多職種連携の重要性について、ネットワークモデルや初期対応フローチャートを含めて理解する。
キーワード
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(1時間程度):本講義のキーワードの「人工妊娠中絶」「ドメスティックバイオレンス(DV)」「性暴力」「子ども虐待」について、講義資料や配布資料を読んで整理してまとめてください。また、「ドメスティックバイオレンス(DV)」「性暴力」「子ども虐待」についてはどうしたら防ぐことができるのか、自身の考えをまとめておいてください。予防方法を含めて理解しましょう。p323の復習と課題の①~⑥をまとめてみよう。まとめはChatGPTを活用し、自らのまとめに追加しよう。
予習(1時間程度):教材①のp314~323およびp48~54を読んで講義に臨んで下さい。また、このページ範囲の内容をChatGPTでテストワークしよう。

8 リプロダクティブヘルスケア②ストレス状況下にある母子の看護・母性看護の倫理と倫理的意思決定支援 科目の中での位置付け 2015年に国際連合が持続可能な開発目標(SDGs)を提唱した内容および国際看護師連盟(ICN)の倫理綱領により、看護の対象は「人間」であり「日本人」ではないことが周知されている。増加している在日外国人の母子保健をとらえ、外国人の妊産婦および児のケアについて学ぶ。また、災害時の母児および家族への支援について、早期発見や初期対応を含めて理解する。想定外のストレスという面において、災害発生時およびその時間経過の中で起こりうる問題について、特別な配慮が必要とされる妊産婦と新生児への支援を学習する。
講義後半では母性看護の倫理と意思決定支援について学ぶ。近年における周産期医療を取り巻く倫理的課題は、生殖補助医療、出生前診断等があり、従来からのまた人工妊娠中絶や女性が子どもを産む・産まないという話題や分娩場所や分娩方法の選択などがある。本講義では、これらのリプロダクティブ・ヘルス/ライツの倫理的課題に対して生命倫理の主要な概念を理解し、倫理的意思決定支援の方法について学修する。さらに、母性看護の実践において、倫理的意思決定のためのモデルを理解する。そして、女性やそのパートナーの意思決定を支える支援方法について事例を通し、個人ワークを完成させる。個人ワークを通して、近年の倫理的課題に対する倫理的意思決定支援方法について深く考察する。
最後に、本講義の振り返りとまとめを行う。

教材①p314~323、p48~54
倫理的模擬事例
4トピックス・チャート
選択肢および意思決定支援のまとめの用紙
ドキュメンタリー映画「うまれる」の一部
コマ主題細目 ① 在日外国人の母子保健 ② 災害時における妊産婦・新生児への支援 ③ 周産期医療を取り巻く生命倫理と看護倫理 ④ 女性の意思決定支援
細目レベル ① 2015年に国際連合が持続可能な開発目標(SDGs)を提唱した内容および国際看護師連盟(ICN)の倫理綱領「看護ケアは、年齢、皮膚の色、信条、文化、障害や疾病、ジェンダー、性的指向、国籍、政治、人種、社会的地位を尊重する」とある。すべての女性はリプロダクティブヘルス/ライツの理念のもと、安全に妊娠・出産し健康に子どもを育てる権利を有している。さらに、すべての人々は、その国籍、人種、民族、宗教、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、社会的地位、経済状態、ライフスタイル、健康問題の性質によって制約を受けることなく、健康を享受するという権利を有している。この前提について理解し、在日外国人の母子保健について学ぶ。外国人女性の人口は最近20年で約2倍に増加し、20歳~30歳代の女性が半数を占めている。母親が外国人の出生数は経年的に2万人程度である。このことは、外国人女性に対する母子保健のニーズが高いことを表しており、それに伴い在日外国人への看護ケアが必要である。在日外国人の看護はもとより、医療や福祉制度について理解する。また、在日外国人の言語やコミュニケーションの違いや異文化理解不足等の課題を考え、保険制度や保健医療システムの違いを学習し、在日外国人の母子保健向上のための看護ケアや支援について学ぶ。

② 災害発生時およびその時間経過の中で起こりうる問題について、特別な配慮が必要とされる妊産婦と新生児への支援について学修する。災害時の時間経過として、災害発生から72時間である初動期から6か月以降の復旧・復興期があげられる。被災地の状況は時間経過に伴って変化するため、被災地の状況に注目し、段階に合わせた支援を行うことを学修する。災害発生時から1週間から1か月の応急対応期災害時の時間経過に合わせた女性と妊産婦と新生児の状況を理解し、支援のポイントについて理解する。また、妊娠女性には健康状態のチェックリストを用いてアセスメントを行う。女性と妊産婦と新生児には、①専用スペースの確保、②授乳支援、③気分転換、④生活環境の衛生維持へのアドバイス等の看護のポイントを理解する。
③ 近年の生殖補助医療の進展により、以前は妊娠が不可能な女性でも妊娠出産の可能性が広がった。それに伴い、代理出産や出生前診断などが社会的問題として取り上げられるようになった。本講義では、倫理的課題の視点において、生殖補助医療の概要、適応や種類および合併症について学修する。また、生殖補助医療の現状や体外受精の実際や胚・卵子・卵巣組織の凍結保存について学ぶ。それらの学修のうえで、女性の身体への侵襲に関する問題、代理出産をめぐる問題、子どもの出自を知る権利に関する問題について考察する。
子どもに発生する疾病、先天異常、遺伝子異常、染色体異常、またその性別を出生前に診断することを出生前診断と呼ぶ。本講義では、出生前診断の概要と遺伝学的検査・診断に関するガイドラインについて学修する。また、出生前診断の方法と着床前診断の適応と方法について学び、検査に関する正確な情報提供や遺伝カウンセリングの必要性について事例をとおして理解する。
さらに、出生前診断の結果、選択的人工妊娠中絶、出生前診断を受ける者の権利について、正しい生命倫理感を持ち、また多様性を支援する看護師として考察する。

④ 生命倫理の原則のそれぞれを理解し、さらに医療における自己決定支援について学修する。医療における自己決定とは、医療や看護に関して開示された情報や説明されたことを患者(対象者)自身が理解し判断して決定することである。自己決定支援とは、対象者が自己決定し選択することを尊重し、対象者にとって適切かつ公平な医療や看護を提供することである。本講義では、看護師が倫理的課題に直面した時に思考のプロセスを促すための意思決定モデルについて学修する。特に4トピックチャートについて理解し倫理的課題において医学的適応、患者の選好、QOL、外的要因に分け客観的に考察する。
次に、母性看護の実践における倫理的課題に関係する事例①出生前診断②乳がんの治療③分娩方法の選択について、ジョンセンの4トピックス・チャートに沿って客観的に分析する。その分析をもとに、女性の選択を支える選択肢を複数あげ、そのメリットとデメリットについて考察する。次に、看護師として、女性の意思決定を支える支援のあり方を考察する。ジョンセンの4トピックス・チャートの分析、選択肢の選定、最終的な自己決定支援について講義内で個人ワークを行い、3種類の用紙を完成させる。

キーワード ① 在日外国人の母子保健 ② 災害時の母子への看護ケア ③ 生殖補助医療 ④ 出生前診断 ⑤ 倫理的意思決定支援
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。ChatGPTを活用して問題を作成し、理解を深めるようにします。また、次回に解説を行います。
復習・予習課題 復習(2時間程度):授業資料や教材①を読み返して理解を深めること。
p55の復習と課題の⑨をまとめよう。ChatGPTを活用しまとめに追加しよう。
講義内で出された倫理的課題に関する事例について分析した4トピックス・チャートおよび、選択肢、意思決定支援のまとめの用 紙を回収します。本講義で学んだ概念や看護への応用を取り入れ、自らの考えをまとめてみましょう。その3枚の要旨の提出を持って予習復習の完了とします。さらに、p323の復習と課題の①~⑦をまとめておこう。ChatGPTで本講義のテストワークをしよう。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
母性看護学の基盤となる理論と概念
母性看護学に関連する概念や理論から看護の対象となる女性や家族を理解することができる。母性とは何か、母親らしさとは、マターなるアイデンティティや母親役割が表すものについて、親になる過程や家族の発達の理解を通して理解することができる。また生物学的、文化的、心理社会的側面からも理解することができる。さらに、母子関係や愛着について段階をふまえた促進のケアについて理解することができる。 親になる過程、親性、母性、父性、母子関係、愛着、母親役割、父親役割、家族の形成期、家族の発達 20 1,2
母性看護の法律と制度
母子保健に関する法律、母子保健行政、母子保健統計、および周産期における連携を理解することができる。母子保健統計を分析し、母子の健康だけではなく母子を取り巻く社会環境やそれを支える法律を理解することができる。また、近年の子育て支援施策の現状と課題を理解し母子へのサービス事業について理解することができる。

保健、子育て支 援、母子保健行政、健やか親子21、母子保健統計
10 3
女性のホルモン動態によるライフサイクルの形態・機能
★★★
女性のライフサイクルにおける生殖器の形態・機能の変化と母性の発達・成熟・継承を理解することができる。女性は卵巣からの性ホルモンの影響を様々な形で受け、思春期・成熟期・更年期・老年期におけるホルモンの変化とそれに伴う心身への影響を理解することができる。また、周産期における妊娠・分娩・産褥期における性ホルモンの変動を理解することができる。更年期以降の性ホルモンの減少についてその症状やケアおよび保健指導を併せて理解することができる。
殖器の形態・機能の変化、女性のライフサイクル、周産期のおけるホルモン動態の変化、妊娠と胎児の性分化
30 4,5,6
リプロダクティブヘルスケア
★★
リプロダクティブ・ヘルス/ライツにおける現代の課題を支援する方法を理解することができる。リプロダクティブ・ヘルス/ライツやセクシャルライツにおける主要概念を理解し、人工妊娠中絶、性暴力、子ども虐待、ドメスティックバイオレンスの実態と現状の理解およびその支援方法について理解することができる。さらには災害や在日外国人等、ストレス状況下にある妊産婦とその子どもへのケアについて理解することができる。 家族計画、人工妊娠中絶、DV、子ども虐待、在日外国人、災害時の妊産婦と児 30 7,8
リプロダクティブヘルス/ライツ、生命倫理、看護倫理、倫理的意思決定★ 性看護の実践において関連する倫理的課題を理解することができる。近年における周産期医療を取り巻く倫理的課題について自らの考えをまとめることができる。生殖補助医療、出生前診断、人工妊娠中絶や子どもを産む・産まないについて、生 命倫理の主要な概念および関係する産科学・母性看護学を理解し、リプロダクティブヘルス/ライツに則した考えを記述することができる。 女性の選択、生命倫理、意思決定支援 10 8
評価方法 期末筆記試験100%
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 系統看護学講座 専門分野 母性看護学[1]母性看護学概論、医学書院第15版2026
参考文献 ①母性看護学①母性看護学概論/ウイメンズヘルスと看護(メジカルフレンド社2022)②母性看護学②マタニティサイクルにおける母子の健康と看護(メジカルフレンド社2022)③ドキュメンタリー映画「うまれる」
実験・実習・教材費