区分 専門科目-広域看護学-精神看護学
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性 自己研鑽力
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
基礎・専門基礎科目の中で学習した対人関係の技術や知識を発展させる内容であり、精神看護学実習で実践する具体的な援助方法を学ぶ科目である。専門科目の中の「広域看護学」に位置づけ、対象の精神看護のために必要な基礎的な知識を学ぶ。
科目の目的
精神看護援助論Ⅰでは、精神障害の有無に関わらず、多くの人々に共通する「精神看護」の実践のために必要な知識を学修する。患者と看護師の関係は、治療を効果的に行うために必ず構築する必要があり、ペプロウやトラベルビーと言った看護理論を中心に、どういった関係を築くのかを学修する。精神看護における家族関係について、母子関係や共依存といった関係性と現状の繋がりを学び、看護師としてどう考察するか視点を身につける。また、コミュニケーション技術と対象へのアプローチ方法を理解することを目的とする。
到達目標
ペプロウやトラベルビーの看護理論に基づき、患者―看護師関係の構築について理解をすることができる。また、今後の看護実践に向けて、対象へのアプローチ方法やコミュニケーションスキルについて考えることができる。看護師のメンタルヘルスの問題について原因、症状、対応方法について理解することができる。
科目の概要
「精神看護」に必要な基本的な援助方法について学ぶ。対象の精神状態をアセスメントするための面談方法や対人関係論を通して、対人援助技術について演習を通して理解をする。さらに、集団精神療法的アプローチやグループダイナミクスを用いた援助技術を、演習を通して理解できるようにする。精神障害者だけでなく、その家族へのアプローチの重要性と基本的な関わりについて理解できる。講義の中で「当事者の体験世界を知る精神科看護師の話」では実際に精神看護を実践している専門的な看護師から現場の援助を聞く。これらを通して、精神看護に必要な基本的なスキルの必要性とアプローチ方法の基礎を学び、「精神看護援助論Ⅱ」の具体的な精神看護の展開の学びにつなげる。
科目のキーワード
人間関係の看護論 人間対人間の看護 プロセスレコード Mental Status Examination(MSE)  ヤーロムの治療的因子 精神科作業療法  レクリエーション療法 リエゾン精神看護
授業の展開方法
講義では毎回開始時に、書き込み式の資料を配布する。講義は基本的にパワーポイントで学修内容を説明していき、発達障害などのイメージが難しい対象との援助に関しては、DVD映像を用いてコミュニケーションスキルを学ぶ。対人関係、集団精神療法では演習を行い体験しながら学習を行う。学生の関心に応えるために、身近なニュースや時事的な問題、出来事に関しては精神看護学の立場から講義の中に適宜紹介をする。講義の最後には、リアクションペーパーの記載と関係する国家試験問題を解き、その解説を行い講義内容の理解を確認する。第4回では、「看護師のメンタルヘルスの問題について」教員の臨床経験や研究成果から具体的に、現在も起こり得るメンタルヘルスの問題を提起する。8回~10回は、臨床で実際に行われる検査と治療について、症例と実際の関りからどのように患者に影響がでるのかを学んでいく。
オフィス・アワー
(準備中)
科目コード BK66
学年・期 2年・後期
科目名 精神看護援助論
単位数 2
授業形態 講義
必修・選択 必修
学習時間 【授業】30h 【予習・復習】60h
前提とする科目 精神保健看護学概論
展開科目 精神看護演習、精神看護学実習
関連資格 看護師,保健師,養護教諭
担当教員名 鈴木善博
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~ 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第1回目であり、患者-看護師関係の発展の仕方について学ぶ。また、母子関係から現在の対象にどのような影響があったのか考えるための、基礎的な知識を学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版 
 P.157、P189-190,P173-174
 
・精神看護学Ⅰ&Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 人間関係の看護論 ② 母子関係と情緒発達 ③ 治療的環境
細目レベル ① ペプロウの人間関係の看護論から、患者と看護師の関係性について学んでいく。ペプロウは看護師の役割について、「①患者との対人関係に基づいて、パーソナリティの発達を促し、それを成熟の方向へ育てていくこと。②同時に、看護師自身のパーソナリティや態度が重要な意味を持っている。」と述べている。精神看護では、看護師の役割に上記が追加され、人の成長と看護について考える。また、患者との関係性を「方向づけ」の段階から、お互いの理解と信頼を通じケアを行い、問題解決へ向かうことの意味について具体的に学ぶ。また、相手を知ることも重要であるが、自分を知ることも重要である。自分を看護の道具とするという言い回しは独特であるが、自分の反応が患者の反応を導くことを念頭におき、看護を行っていくことを学ぶ。
② 対象関係論(対人関係論)を精神看護学概論で学んだが、母子関係は人間の情緒発達では大きな役割を果たし、感情の経験と人格形成の基礎となるものである。母親と乳児の関係性は、人間の基本的な信頼とよばれ大変重要なことであるが、初めて母親の元を離れるという事も大きな意味がある。「分離不安」を上手く乗り越えたかどうかがその人の人生における不安という感情に大きな影響を与える。人が生きる上でのキーワードは不安と言っても過言ではないほど、現代社会の人間にとって不安は大きな問題である。パーソナリティ障害や不安障害などの障害との関連性も示唆されるが、講義の中で人の感じる不安と、子ども頃の体験(母子関係)を結び付けて目の前の人間についてアセスメントを行うことを学ぶ。
③ 精神障害の患者は、緊張感が強く人との関りがストレスになる人もいる。しかし、看護師の関わり方で、徐々に看護師と患者の仲を深め、相手にストレスと思われないよう工夫する。
例え言葉を交わさなくても、患者自身が看護師とともに時間を過ごすことを居心地良いと感じることができ、また「自分もここにこうして居ていいのだな」という安心感をもてる。
サリヴァンはこのような状態を「居心地よい無関心」と呼び、安心感のある環境を、共感的環境と呼んでいる。看護師は、患者の考えていることや気持ち、自分と相手の緊張感が無くなるよう常に考え、ゆったりと患者のペースに合わせて、患者からの言葉を待つことの重要性を学ぶ。また、入院環境では刺激が少なく医療者からの指示で生活をするため、患者の反応や意欲の低下に繋がる。この施設症を治療的な環境とは反対に位置していることを考える。

キーワード ① 人間関係の看護論 ② 内容と容器 ③ 精神療法 ④ 治療と環境 ⑤ 施設症
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.4~14を読み講義に参加すること。今までの実習で患者と出会ったことや関係で悩んだこと、自分のケアを思い出し、講義に参加すること。復習:講義内容のまとめノートを作成すること。その際、解らない言葉を調べること。講義の中で強調したことは国家試験に出やすいため、覚えること。今回の講義では、特に、ペプロウの人間関係の看護論の各段階の言葉と意味を覚えること。次回への予習は、精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.16~22を読んで参加できることが望ましい。また、解らない言葉を事前に調べてくると、講義が解り易い。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

2 対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~ 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第2回目であり、ペプロウとは違う、トラベルビーの目指すラ・ポールの形成について学ぶ。また、看護師は患者の対応をする際に、様々なコミュニケーション技術を使う。具体的でより、知らないうちに使われているような技術について、方法と効果を学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 P.150
②ナーシング・グラフィカ
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
 P172-174.183-184,P.352-357

・精神看護学Ⅰ&Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 人間対人間の看護 ② 看護師の反応とプロセスレコード ③ 看護師のカウンセリング技術
細目レベル ① トラベルビーは精神科だけではなく、全領域に通じる基本的な看護の在り方を「人間対人間の看護」の中で論じている。患者と看護師はその立場上で出会うが、対象の理解のためにはありのままの姿をみつめる必要がある。トラベルビーは、「看護は対人関係のプロセスである。看護師は人間対人間の関係を確立すること」とし、看護をする人とされる人の一連の体験を通して、患者もしくはその家族のニードは満たされる。この関係は目的に応じて作り、維持するものだと述べていることの、意味を学ぶ。また、そのプロセスは、「最初の出会い」「同一性の出現」「共感」「同感」「ラポールの形成」という過程を辿るが、その意味を理解し、実際の患者との関係について考える。
② 看護師が患者と出会い、最初の段階で行うケアは看護師の思考や感情、反射的なものであり患者のニーズを発見していない状況である。ケアをする場面の看護師の反応を「患者の言動の知覚」「その知覚によって起こる思考」「思考と知覚によって起こる感情」から構成されるとした。看護師は自分の思考や感情が妥当か「熟考」することにより患者のニーズを満たせること、また看護師の感情に着目し、看護師の感情と言動の「自己一致」の大切さを学ぶ。実際のプロセスレコードを紹介しながら、コミュニケーション技術や過去の事例から、看護の考えたことや感情の紹介、その感情と言動が一致する場合としない場合の両方を考察する。自分のケアの場面を思い出すこと、客観的に言動を考察することの練習も講義と課題を通じて行う。
③ 看護師も患者とのケアを行う際に専門的な技術を用いる。専門的ではあるものの、自然と行うことができるものもあるが、その効果についてもと学び実習や臨床で使用と評価できることを目標とする。本講義では、コンフロン・テーション、言語化、カタルシス、トラウマ・インフォームド・ケアについて紹介する。特に、臨床で使いやすいものとして、言語化:「相手に言葉によって気持ちを表現することを促し、ストレスの軽減につながることがある。また、フロイトは、無意識の中にある考えや欲求について、言語化を促すことで、本人が初めて意識し、気づくことができると述べている。また、言語化を促して、客観的事実を理解したり、人格の成長を促す。カタルシス:思い切り泣いたり、悩みを人に打ち明けるとすっきりする効果のこと。人間は「死にたい」「自分なんて誰も気にしてくれない」など、悩みを抱えるが、自殺などの行動化の前に人に話すことで、一時的にも落ち着いたり踏みとどまることができることを学ぶ。
キーワード ① 人間対人間の看護 ② 自己一致 ③ プロセスレコード ④ カタルシス ⑤ 言語化
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.16~22を読み、対象との関係についてある程度予習をしておくこと。特に、ペプロウとトラベルビーはややこしいため、トラベルビーについて調べて講義に参加できると理解が進む。復習:講義の内容をまとめたノートを作成すると試験勉強にもなる。トラベルビーの理論とその各段階について覚えること。プロセスレコードの目的、看護師のカウンセリング技術の言葉と意味について覚えること。プロセスレコードを課題としますので、講義にて提出期限と場所を明示します。次回への予習は、精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.161~169(特に知的障害)を読み、集団で治療に臨むことの意味を考えてくると講義が解りやすい。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

3 精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第3回目であり、知的障害を抱える対象に対してどのように援助をしていくのかを学ぶ。また、カンファレンスについて、看護師の自分の気持ちを打ち明けることの重要性を学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
p.29-39
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 知的障害の理解とケア ② 知的障害のケアの方向性 ③ カンファレンスの意味
細目レベル ① 知的障害(精神遅滞)は、時代や法律、医療と福祉の分野などをまたぐ中で統一された呼称やケア、サポートを受けることが難しかったが、近年徐々にサポートが一貫して受けられるようになってきた。社会での知的障害の発信・情報が増え理解が進んだこと、家族のサポートを受けることに対する抵抗感の低下など、知的障害の診断は、知能テストなどで測定される知的能力と、社会生活を営むために必要な行動をとる力「適応能力」を元に行う。知的障害の検査では、言語性IQと動作性IQがあり、看護師としてどちらが苦手だと、どう生きにくいのかという事に焦点をあてて理解することを目標とする。事例を紹介し、軽度の知的障害の子どもの生きにくさの場面を読み、自分の言動や経験を振り返る。
② 知的障害の治療について学び、うつ病や強迫性障害など二次障害を防止することの重要性を理解する。完全な治癒を目指すのではなく、大人の知的障害の日常生活での苦悩と医師の助言など患者向けの病院のパンフレット資料など紹介しながら行う。ケアの方向性として①早期発見と早期治療(有効な薬物療法はない)できるだけ早く療育環境を整えたり、生活指導や職業訓練が重要である。発達段階をアセスメントして、問題点を考え、対象に適した目標を考える。②母親と家族への支援も看護であり、親は自分のせいではないかとその責任を感じ、未来に不安を感じ苦しんでいる。その現状を考える。③てんかん、自閉症、脳性麻痺などの同時に発生しやすい障害に注意して関わることを学修する。
③ カンファレンスとは、医療者で良く行われるブリーフィングやミーティングに近い言葉である。カンファレンスは症例の細かいことを話し合うことを前提しているため、「情報共有型」のカンファレンスと「問題解決型」のカンファレンスに大きく分けられる。しかし、精神看護ではさらに視野を広げ、看護師の困難感や疑問を話し合う場でもることを学修する。倫理カンファレンスやデスカンファレンスについて目的や事例を紹介しながら、看護師の感情表出とストレスへの対応として、運営や実践の仕方を学ぶ。また、実際に自分の感じたこと考えたことを言語化し相手に伝えることに挑戦する。精神科では行動制限や隔離の必要性について検討することが一般的であり、人権の侵害や個人の尊厳と治療の必要性について、生活援助を通して看護師が得た情報が重要となる。自分の目で見た情報、患者から得た情報を自信をもって話すことの重要性を実習に向けて考える。
キーワード ① ASD ② ADHD ③ LD ④ MR
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.16~22を読み、
解らない言葉を調べてくると講義が理解しやすい。講義の中心となるのは、知的障害であり、発達障害は、また精神看護援助論Ⅱで講義を設けています。社会資源(手帳)やフォローしてく社会の構造について考えてきましょう。復習:講義内容のまとめノートを作成すること。その際、解らない言葉を調べること。特に、知的障害の症状・診断基準、ケアの方向性は覚えること。
次回に向けての予習:精神看護学Ⅰp.126~139(ヌーヴェル・ヒロカワ)について読み、解らない言葉を調べて講義へ望むこと。看護師のメンタルヘルスについて講義します。また、専門看護師について、インターネットで調べてくること。講義では精神領域の専門看護師の話をします。<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。


4 看護師のメンタルヘルスの問題について 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第4回目であり、看護師という職業が精神的な健康状態が危険にさらされやすいことが分かっており、精神的な健康状態の危機に対して国や日本看護協会は対策を概観する。特に、これから働くにあたり、新人のときのリアリティショック、バーンアウト、アイデンティティクライシス、感情労働の症状について理解する。さらに、ストレスのマネジメントについて認知のゆがみが関係していること、今からでも行えるストレスマネジメント方法について学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.190-193
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 看護師のストレス ② 看護師の体験する危機 ③ 精神領域の専門看護師
細目レベル ① 看護師という職業は、離職率の高い大変な仕事であるという一般的な認識は誰でも想像がつく。講義では少し細かく、将来看護学生が体験する仕事の質・量について紹介し、対応について考える。仕事量の多さは、昔からの問題であったが「ワーク・ライフ・バランス」や「働き方改革」などの施策により取り組みが始まっているため施策について理解する。また、職場では「時短」など多様な勤務形態があり、どんな働き方とストレスへの対処があるのか紹介し概要を理解する。1980年代からは「感情労働」という「肉体・知的」労働とは違う職種であることにも注目され、様々な場面で自分の感情や考えを押し殺し、笑顔でケアをすることのストレスについての理解を目標とする。勤務形態で、「夜勤」がある職種も多く、看護師もその1つである。昼夜逆転することのリスクについて理解をする。
② 看護師は新人からベテランまで様々な危機的な状況に陥ることがあることが、先行研究からも明らかになっている。バーンアウトなど、当時から有名な話となり、教員や医師もその延長線上でうつ病の発症などの問題が社会問題となった。解決困難な危機的な状況とその対応策を理解していく。特に、バーンアウト、アイデンティティクライシス、リアリティショックについて、起こる要因についてそれぞれ紹介を行う。また、新人の離職原因であるリアリティショックについては、就職からの時間経過(フェーズ)とストレスの影響、対応策について理解する必要がある。ハネムーン期からショック期について、実際の研修のシステムと照らし合わせて、事例として紹介を行う。看護師にねることへの不安をもつ学生も出てくる可能性もあるため、対応策についてしっかり学び、将来の自分の心理状態に活かせるよう覚えることを目標とする。
③ 看護師のキャリアアップには、認定看護師や専門看護師が存在している。この講義では、精神科領域に関係する認定看護師と専門看護師について、理解する。専門看護師は、主に2種類存在する。精神看護専門看護師とは、精神科での活躍することがメインの専門看護師である。重症の精神障害者や水中毒などの複雑な患者のケアの方向性をスタッフと一緒に考え、スタッフの陰性感情の解消、医療チームの目標の再設定の援助を行う。また、もう1つの柱として、リエゾン精神看護専門看護師が存在する。リエゾンは橋渡しの役割を担い、身体科の患者さん、家族、そして看護師をつなぐ役割もある。身体科のうつ病や自殺企図を起こした家族のケア、精神科医・看護師・精神保健福祉士で連携したケア(精神科リエゾンチーム加算が算定されることを理解する。
キーワード ① ワーク・ライフ・バランス ② 感情労働 ③ リアリティショック ④ リエゾン専門看護師
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.126~139について読み、解らない言葉を調べてくると講義が理解しやすい。講義の中心となるのは、看護師のメンタルヘルス「バーンアウト」と「リアリティショック」になる予定である。看護師の離職について、インターネットで調べて講義に臨むと、イメージがつきやすい。復習:講義内容のまとめノートを作成すること。その際、解らない言葉を調べること。バーンアウトとはどんな出来事か、リアリティショックの内容と対応策については覚える必要がある。また、精神領域の専門看護師の役割も重要であるため、覚えること。次回に向けての予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.141~150核家族の問題、児童虐待の問題、結婚と離婚について講義します。読んでから、参加しましょう。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

5 日本の家族の問題と虐待 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第5回目であり、日本の家族の問題と虐待について学ぶ。虐待が起こりやすい社会になったのか疑問は残るものの、未婚や少子化の問題、核家族の課題、虐待の連鎖を断ち切るための親への援助を学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.104-123
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 未婚と子育ての問題 ② 虐待してしまう親のケア ③ 虐待のパターンと対応
細目レベル ① 現代の日本の社会の問題には、少子化と高齢化がすぐに出てくるであろうが、その根本にある問題として「未婚」と「子育て」について、厚生労働省のデータなどを元に実情を考えていく。結婚できる年齢や状態になっても「しない」「できない」という若者の考え方、「子育て」に対する金銭的な不安や自信の低さなど様々な問題が起きていることを考える。独身を希望する者は徐々にではあるが、「自分の時間」を大切にするという多様性の1つが認められ、増加傾向である。また、異性と上手く付き合えないなど、コミュニケーションの問題や、離婚率の上昇について考える。最後に、核家族化が問題であるのか、なぜ長年問題視されるのか、精神看護の一つの側面的な考え方であるが、「孤独な育児」「女性の社会進出」「母性の低下」という観点から紹介し、これらと虐待について関連を考えることを目標とする。
② 虐待の報告件数は、年々増加傾向にある。少子化の問題が叫ばれる中の増加は、割合が増えたと捉えるか、虐待の報告される体制や危機的な認識が広がったと考えるか悩ましい部分である。ニュースなどでは、痛々しい児童虐待の報道が多く、身体的虐待や心理的虐待などその種類の把握は、実際に子どもや親と接する看護師は理解していく必要がある。虐待を受けた子どものケアについては、援助論Ⅱで深めていく。この講義では、虐待の連鎖を断ち切るため、虐待してしまう親の心理的な状態の理解に焦点を当てる。映像を紹介し、虐待を後悔し、「止めたい」と思っても止められない親の語りやその背景について学生が考えを深めていく。未成熟な親、共感性の乏しい親、不安の強い親、決められない親の特徴を理解しすることができる。
③ 虐待のニュースが問題となると、その親の裁判にも注目が集まる。厳罰を与えるべき、子どもを保護するべき(引き話す)という意見も多い。紹介する論文の著者は、過熱した報道を見た結果、普通の育児をしている親も虐待と勘違いされないように萎縮してしまう社会になっていないか?もっと子育てに寛容な社会づくりが必要である。と疑問を投げかけている。ここでは、虐待の主な4パターンとその対応について紹介していく。内縁・義理・同居者の男性による衝動的身体虐待、父親と母親による長時間の虐待、母親によるネグレクト、母親による突発的な乳児期早期の殺人である。生後0日の虐待は、表に出ることは多いものの解決に向けて動くことが難しく、特に若年で出産する者に多いことも社会問題の一つの側面として理解する。
キーワード ① 核家族化 ② 未婚と少子化 ③ 虐待の種類
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.141~150を読んで講義に臨むこと。また、結婚と未婚と独身、虐待のニュースをインターネットで調べて講義に臨むと、イメージがつきやすい。復習:講義内容のまとめノートを作成すること。その際、解らない言葉を調べること。特に、虐待の種類については必ず覚えること、また、虐待してしまう親の特徴についても覚えること。次回に向けての予習:次回は、臨床で、どのように患者の体験世界を理解しているのか、講義します。統合失調症と気分障害、専門看護師の役割について復習してから講義に参加しましょう。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

6 当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第6回目であり、「当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話」というテーマで、専門看護師の実務でのお話を聞く。精神科の患者に接したことのない学生も多く、どのような関わりをするのか、精神科の看護師はどのように働くのかを学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.197-204
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 精神科の看護師の仕事 ② 援助の実際 ③ 幻聴体験
細目レベル ① 看護師の業務は多岐に渡る。その中で、特に精神科で勤務する看護師の業務と特徴について分かり易く講義をして頂く。1日の流れや業務のタイムスケジュールについて学び、特に患者との関わりについて学習する。患者の混乱している急性期では、保護的な関わりや、関係作りに焦点を当てたケアを行う。また、行動に意味を考える重要性や医療者間での情報共有に実際について学ぶ。回復期では、適応へ向かうよう支援すること、患者の希望や望みに焦点をあてたケアについて学ぶ。作業療法、SST、心理教育を用いて、薬や症状管理を患者と話し合うことの重要性と実際について理解し、家族への介入や環境の調整について考え、下半期の実習をイメージすることができる。
② 統合失調症の陽性症状と陰性症状の復習をしながら、援助の実際について学ぶ。薬や経過について、大まかな復習をして2事例ほど実際の患者の紹介と看護の展開についてお話して頂く。10代で発症し、急性期~慢性期へ移行するため、患者と医療者との付き合いも長くなることが多い。患者の長い障害を抱えた生活やその中でも、少しずつ患者の希望に沿った生活に近づけるように看護師は援助を継続して行っていく。仕事やアルバイトを一緒に考えること、挑戦することの患者-看護師関係を学ぶ。また、外来での業務と患者との関わり方について学び、入院中だけではなく、自宅や施設で生活する障害者との関わりについて、リアルタイムな情報を病院の看護師から得ることができる。
③ 患者の体験を理解することは、患者の理解するためには重要である。受容や共感をすることが重要な看護師には特に重要であるが、精神症状は目で見る事が困難であり、イメージすることも難しい。今回の演習では「幻聴」の体験をする演習を行う。幻聴は、思考化声など本人のコンプレックスに関わることや、実際に自分と関係した友人や家族の声で聞こえることが多く、今回の友人に幻聴役をやって頂くことは、これからの実習や臨床で関わる患者の実際に近いものである。現実で人と話しているに、自分の嫌なことや気になることを幻聴に邪魔され、コミュニケーションが取りにくいことを学ぶ。
キーワード ① 当事者 ② 体験世界 ③ 臨床での実際 ④ 幻聴
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:疾病治療論で学んだ精神障害について、目を通してきてから講義に臨むこと。統合失調症について中心に振り返ると、現場の看護師さんのお話が分かり易く、精神看護としての関わりや、社会復帰やリカバリーという概念がより具体的なものとして考えられると思います。復習:課題として講義での学びと感想についてレポートの提出をします。提出先、締切は講義で連絡します。レポート用紙は、講義の時に配布します。印刷しますので、シャープペンシルの方は筆圧に注意をしてください。学びの内容をただ書くだけではなく、自分の中で感じたことや思ったこと、精神科医療のイメージで変わったこと、自分の体験と照らし合わせたり、精神科の実習への期待や、やってみたいことを書いていきましょう。次回への予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.151~157、272~279を読み、講義へ参加すること。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

7 情報化社会における社会病理と向き合う 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。今回の講義は、第7回目であり、情報化社会における社会病理と向き合うことの必要性を学ぶ。携帯電話やインターネットの問題を精神看護では、どのような問題と考えられているのか理解する。また、引きこもりや不登校という問題を精神障害と関連しているのか考える。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.83-97
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 情報化社会について ② 社会病理現象と自殺 ③ 引きこもりと不登校
細目レベル ① 日本の情報社会化は、この20年で大きく変化した。若者にはあって当たり前、また高い適応力もあるため、大人のインターネットの問題視などには疑問を感じるかもしれない。携帯電話の契約件数は、1993年200万件であったが、2013年1億4000万件と、20年で72倍まで増加している。便利になったものの子どもの発達などの問題や事件に巻き込まれるなどのトラブルは実際に起きている。携帯電話やネットは知らない人と繋がることもでき、連絡ツールとしても優秀であるが、身近な人間との関係性を希薄にしている側面もある。食事中や空いた時間にSNSやゲームをやってしまう分、家族との会話量の減少やコミュニケーション能力の低下、学校での友人関係の希薄化やいじめなど様々な問題を孕んでいる。インターネットの問題を、依存症・睡眠不足・衝動性・などから客観的に考えることを学修する。
② 自殺の問題を、統計を基に振り返る。長年、日本は自殺の多い国とされ3万人を超える自殺者が出ていた。景気の影響を強く受けるとされたり、国の支援の賜物か2018年には2万人まで減少している。自殺は年々増えているような印象であるが、実はそうでもないのである。自殺を考えたことがあるか?という厚生労働省のデータを基に、どういったアプローチや考え方があるのかを学ぶ。また、自殺はどの診療科で働いても、遭遇する可能性の高い問題である。自殺の問題と健康問題は大きく絡み合っている。日本における自殺の原因を、1位~順に講義では紹介する。自殺のリスク因子として、精神・社会・身体のそれぞれの問題を理解し、実習や臨床での患者の安全に関する問題を考える材料の1つとすることができる事を目標とする。
③ 引きこもりと不登校の問題について講義では考える。まずは、引きこもりと不登校の違いについて学ぶ。似ているようであるが、不登校の子どもは、塾や習い事へいったり、友達と遊んだりと学校以外では適応できていることも多い。若者の引きこもりは、少しずつ改善傾向にあるが、中年から高齢者の引きこもりは改善の兆しをみせていない。不登校は2001年をピークに、徐々に改善傾向である。不登校から引きこもりへの変化する危険性が高いことを学ぶ。また、引きこもりや不登校と精神障害の関連を学び、そのケアの方向性について学ぶことができる。特に、不登校の者への関わり方やモデリングとしての看護師の役割など若者同士の相互作用についても焦点を当てる。
キーワード ① ネット依存 ② 自殺 ③ 引きこもり ④ 不登校
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.151~157、272~279を読み、解らない言葉があれば調べて講義へ参加すると分かり易い。ネット依存は関心が高いと思うため、インターネットでどんな問題があるか調べ、講義の中で質疑応答できるようにしてくること。復習:講義のまとめノートを作ること。情報化社会で起こる精神看護の領域での問題、不登校の子どものケアの方向性、自傷行為のケアの方向性は覚える必要性がある。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

8 精神疾患と精神症状/精神科領域での検査 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は8回目であり、疾病治療論との重複を考慮した、診断に関わる検査や心理検査について学習する。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
 p.20-28、p.116-131

・講義配布資料
コマ主題細目 ① 精神症状 ② 精神疾患と身体疾患の差 ③ 精神疾患の検査について
細目レベル ① 精神症状という言葉は聞きなれないと思うが、心に問題を抱えた人や精神しょう害の方と話すときに、ただ話すだけでは症状を把握することはできない。ケガのように創部がすぐに見える身体疾患とは違い、患者ですら自分の障害を説明できなかったり、自分は患者ではないと話すことが多い領域である。患者を良く観察し、患者の言葉を良く吟味して症状を発見してくのが精神看護には重要であり、そのために精神症状について詳しく学ぶ。意識・注意・知覚・記憶・知能・思考・感情・意志や意欲・自我・行動面の症状を具体的に学ぶ。精神症状は、違う障害でも同じ症状が出てしまう。例えば幻覚であるが、統合失調症の人にも薬物依存の人にも出現する。その際、患者のエピソードも重要になる。診断を看護師がすることはないが、情報を的確に集めることは重要な看護であるため、症状と疾患の結びつきを理解する。
② 精神疾患も身体疾患と同じように好発年齢や性差があり、ライフサイクルの危機でも学習したが、詳しく障害を分類しながら学習する。精神疾患は身体疾患と異なるため、病識・病感を抱くことができない。統合失調症など、症状が悪化するほど病識は低く、障害の受容と治療のための行動をとることが長期になってしまう事も多くなる。精神障害は治るものも治らないものもある。そのため、障害として一生付き合うことになること、精神障害の大きな傾向を学び、生活する上で重要となるポイントとその理由についてこの講義で学習する。看護の視点で学ぶため、医学的な疾病治療論と患者の捉え方がことなる。精神障害者を、生活者として、仕事をするため、人間関係を築き、少しでも充実した人生を送るための視点であることも講義で説明を行う。
③ 精神疾患も他の疾患と同じように検査を行う。身体の疾患なのか精神疾患なのか判断に難しい場合もあり、医師の診断の際にも重要となる。看護師が画像を読み解くことや心理検査をすることは少ないが、患者のアセスメントの貴重な情報源になる。また、検査を受ける患者への援助は看護師の重要な役割であり、必要最低限はどんな検査かを把握している必要がある。また、知能検査は、患者の知的な能力を考え、達成可能な目標を考え、日常生活の状態とセットで考え、どんなリハビリテーションが患者に必要か考える必要がある。性格検査や発達についての検査は時折臨床でもなされており、疾患ではないが、患者の性格や癖を読み解くヒントにもなる。国家試験にでるもの、臨床で活用する機会が多いものを中心に絞り学習する。
キーワード ① 精神症状 ② 精神障害 ③ 心理検査
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.73~80を読み講義に参加すること。解らない事をそのままにすることがないように、必要があれば教員へ質問に来ることをお勧めします。講義の中で重要性を強調した部分は、看護への実践度が高く、国家試験に出題されることが多いため、内容を覚える必要性が高い。特に、精神科関連の法律については重要度が高いため十分に学修すること。次回への予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.94~105を読み講義に参加すること。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

9 精神科における治療【精神療法・社会療法】 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は第9回目であり、精神科における治療の特に精神療法・社会療法・電気けいれん療法について講義をする。
精神医療においては単に生物学的な要素に対して薬物療法を行うことのみで病気を改善するのではなく、心理的な関与や社会的な援助があって、病気からの回復があり、社会活動への参加が可能になる点を理解する。その上で精神療法においては支持的精神療法・認知行動療法・精神分析的精神療法・家族療法・集団精神療法があり、社会療法においては作業療法・芸術療法・社会生活技能訓練(SST)があり、その他の治療として電気けいれん療法がありそれぞれの治療の概要を理解することを目標としている。薬物治療においては10コマ目に詳細の説明を行う。

①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
 p.132-163

・講義配布資料
コマ主題細目 ① 精神科における治療の特徴 ② 精神療法 ③ 社会療法 ④ 電気けいれん療法
細目レベル ① 精神医療においては単に生物学的な要素に対して薬物療法を行うことのみで病気を改善するのではなく、心理的な関与や社会的な援助があって、病気からの回復があり、社会活動への参加が可能になる点を理解する。そのため、精神科では治療を行う場、状況、対象とする症状・状態、到達目標などの治療の枠組みを決める「治療契約」を重視している。また、こうした治療全体の枠組みを「治療構造」と呼び、それぞれの用語の意味の理解をする。
 さらに、精神科の治療においては社会復帰支援チーム・精神科リエゾンチームなど多職種によるチーム医療が行われており、チームの構成員や活動内容について理解する。
 最後に精神科の治療におけるリスクマネジメントとして、自殺・暴力行為・無断離院に対する医療事故防止対策について理解することを目標としている。

② 精神療法とは、精神疾患の治療に用いられる代表的な治療法の一つであり、治療者・患者間の精神的相互作用を通じて、患者の心身に何らかの治療的変化を起こす治療法の事であり、精神療法の定義について理解する。
 精神療法と名の付く介入法は200以上、さらにそれらにまつわる技法は400以上あるとも報告されている。本講義では支持的精神療法・認知行動療法(ABC理論,認知のゆがみ理論)・精神分析的精神療法(自由連想法,防衛機制の理解)・家族療法・集団精神療法(森田療法,心理劇,社会生活技能訓練,セルフヘルプグループ)の5つについて具体的な実施例を紹介しながら説明を行う。各精神療法の定義・対象・実施方法・期待される効果について理解をする。

③ 社会療法とは、精神疾患の治療に用いられる代表的な治療法の一つであり、生活療法・環境療法ともいわれることがある。
④ 電気けいれん療法(ECT)は、薬物療法が登場する以前、1938年のローマにおいて初めて臨床応用された。一時期は野蛮な治療という烙印を押され、臨床現場から姿を消した時期もあった。しかし、電気けいれん療法の効果の確実性が再評価され、現代の医療において重要な治療の選択肢の一つであるということを理解する。
 電気けいれん療法の適応は、疾患によってではなく、状態像や状況に応じて決められ、各国の精神医学会などが基準を定めている。本コマでは日本における指針を理解する。
 電気けいれん療法の作用機序は、いまだ十分に解明されていないが頭部への電気的刺激が脳内の神経伝達物質の量や作用部位の変調が正常化し、精神症状が改善すると考えられている。看護師においては実施前と実施直後の看護が重要となる。実施方法を理解し、有害事象と実施時の注意点を学ぶことで、電気けいれん療法における看護師の役割を理解する。

キーワード ① 治療契約 ② リスクマネジメント ③ 精神療法 ④ 社会療法 ⑤ 電気けいれん療法
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.94~105をよく読んでくること。特に精神科における治療の特徴、精神療法の種類と実施方法、社会療法の種類と実施方法、電気けいれん療法(ECT)の実施方法については、概要をイメージした上で授業に参加すること。解らない語句をきちんと調べ、授業に参加すること。講義の中で重要性を強調した部分は、看護への実践度が高く、国家試験に出題されることが多いため、内容を覚える必要性が高い。
復習:国家試験の頻出範囲でもあります。講義内容のまとめノートを行い、解らない語句をきちんと調べること。分からない事をそのままにすることがないように、必要があれば教員へ質問に来るなど自主的な学習をお勧めします。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

10 薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は第10回目であり、薬物療法と服薬援助及び精神科でのリハビリテーション看護をテーマにし、講義をする。
 精神科において薬物療法への理解は重要である。治療の中心であるとともに、看護師は薬の副作用の確認、服薬への支援(薬物療法のインフォームドコンセント、拒薬への支援、薬に対する患者の思いの理解など)を行う必要があるため、本講義では精神科で使用される薬について理解し、看護師としての役割を考える。
 精神科のリハビリテーションについては、精神疾患におけるリハビリテーションや、精神疾患からの回復について理解を深める。

①ナーシング・グラフィカ 
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
 p.132-163
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 薬物療法 ② 服薬治療に関わる援助 ③ 精神科でのリハビリテーション
細目レベル ① 精神疾患においては、ドパミン・セロトニン・ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が減少している、あるいは過剰となっている状態であると考えられており、向精神薬はその量や作用を調整して、神経細胞間の伝達を正常化させることで、精神症状を改善していくという作用機序をもつことを理解する。
 精神科で使用する薬剤は定型抗精神病薬(第1世代抗精神病薬)、非定型抗精神病薬(第2世代抗精神病薬:セロトニンドパミン遮断薬,多元受容体作用抗精神病薬,ドパミン部分作動薬)、抗うつ薬(三環系,四環系,選択的セロトニン再取り込み阻害薬,セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬,ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)、気分安定薬、睡眠薬、抗不安薬、抗てんかん薬に分類される。それぞれの薬剤の適応疾患、作用機序、副作用について理解する。

② 向精神薬は多くの精神疾患に欠かすことのできない重要な薬物であるが、その一方で、全身に及ぶ様々かつ深刻な有害作用があり、日常生活に多大な影響を与えるという側面がある。薬物療法の効果と有害作用による生活障害の程度を観察することは、看護師の大切な役割の一つである。
副作用の観察だけでなく、薬物療法における看護には、薬に対する患者の思いを傾聴すること、服薬を拒否する患者に対しては拒薬の理由をアセスメントし、患者が治療に同意できるようにチームで介入すること、薬物療法に関して適切なインフォームドコンセントを行い、アドヒアランスさらにはコンコーダンスを高める支援が必要である。
薬の副作用だけでなく、具体的な服薬に看護について理解する。

③ 精神疾患は当事者・家族が社会の差別や偏見を受け、医療職者は精神疾患を医学モデルでの視点でみていたことで、医療職者の全人的なリハビリテーションが必要であるという認識の欠如などの理由で、入院も長期化し、退院をゴールとしてきた経緯がある。
 1995年に制定された障碍者プランでは、精神障害者は患者という立場から、地域の主体者に大きく変化した。看護も生活者としての力量に重きを置いてアセスメントし看護する視点に変化した。精神科リハビリテーショの考え方の変遷を理解する。
 精神障害者のリハビリテーションを考える際にはWHOが2001年に発表したICF(国際生活機能分類)やストレングスモデル、リカバリーの概念を理解する必要がある。この3つの概念を理解する。

キーワード ① 薬物療法 ② 錐体外路症状 ③ 服薬支援 ④ ストレングスモデル ⑤ リカバリー
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.106~117をよく読んでくること。薬物療法に関しては分類やどの神経伝達物質に作用するのか、精神科リハビリテーションに関してはICF(国際生活機能分類)やストレングスモデル、リカバリーについての用語を調べておくこと。また解らない語句をきちんと調べ、授業に参加すること。講義の中で重要性を強調した部分は、看護への実践度が高く、国家試験に出題されることが多いため、内容を覚える必要性が高い。
復習:国家試験の頻出範囲でもあります。講義内容のまとめノートを行い、解らない語句をきちんと調べること。分からない事をそのままにすることがないように、必要があれば教員へ質問に来るなど自主的な学習をお勧めします。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

11 精神科病棟における倫理/患者の権利擁護 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は11回目であり、今までも学習したことがある「倫理」について取り上げる。精神科では、自分の同意に基づかない入院や閉鎖病院など倫理に関する問題が多く、法的な根拠やケアについて学ぶ。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.134-147
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 精神科医療での人権 ② 精神科での看護師の役割 ③ 精神科における患者との関わりと倫理
細目レベル ① 精神科に関する歴史、法律について学び精神障害者の立場や状況が理解できていると思われる中、改めて倫理について考える。まず、アドボカシーとアドボケイトについて考える。患者の権利を守ると考えるが、看護師の役割は何か?そもそも患者の権利は何なのか?を考えていく。日本の法の下で保障されていること、WHOなど世界的な憲章で謳われていること、最近の世界での人権の考え方など多様な情報をまずは学生が把握することが必要である。インフォームドコンセント(IC)も昔から重要とされているが、精神科におけるICは患者の精神症状や家族の受け止め方の問題から、非常に難しい局面に出くわすことが多い。同席したり、ICの後の患者と家族のケアまで視野にいれて、倫理的な対応について考え、実習に向けての意識を高める。
② 精神科での看護師の特徴と倫理的な課題をここではピックアップする。精神科には、閉鎖病棟が存在する。患者の安全を考慮した上での構造であるが、自分で出入りできない鍵の閉まった病棟に患者をいれることは、一般常識では監禁・軟禁という問題である。そして、病棟の外へ行けない、自分で自分をコントロールできない患者に対して看護師は「代理行為」を行う。一般科では禁止されることも出てきた「代理行為」について考える。また、隔離室や身体拘束を看護師は精神保健指定医の指示の元で行う。隔離や身体拘束は看護であり、その後ショックを受けた患者をケアするのも看護師である。複雑な状況と立場で看護師は仕事をしなければならない。精神科での看護師の役割についてケアの実際と倫理について考える。
③ 精神科では患者さんの障害の特性や症状により、プライベートな悩みや個人的な信頼関係を結ぶことが時々みられる。プライマリーナーシングであれば尚更である。最近では、パートナーシップという言葉が代表的である、患者と看護師は一緒に問題の解決にあたる。そのため、患者への思い入れが大きくなったり、陽性転移や時には陰性転移が出現する。患者のために何かしてあげたいという思いと患者の看護師への依存など相まって、一般科で患者と看護師の関係よりも密になることも多い。患者と看護師が厚い信頼関係を結ぶことは良いことであるが、看護師が医療者としての立場以上の援助をしてしまう事もまた、職業倫理に反してしまう。ここでは看護師の倫理的な行動はどこまでかについて考える。
キーワード ① 精神科医療 ② 看護倫理 ③ アドボカシー ④ 守秘義務 ⑤ 自己決定
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.246~251読んで講義へ参加すると内容が理解しやすい。また、1年生から看護師の倫理綱領などで、アドボカシーなど倫理的な学習をしていると思われるため、過去に学習した内容を読んでくるとより深い理解に繋がる。復習:アドボカシーやトラウマインフォームドケアなど、専門養護に関することを復習する必要があります。他の領域と重複するため、精神科特有な問題は講義で強調します。隔離室・身体拘束をするときの看護師の倫理的な配慮点を覚えましょう。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

12 精神障害者の利用できる社会資源【障害者総合支援法とその実際】 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は12回目であり、社会資源について学習する。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第5版
 p.234-262
・講義配布資料
・厚生労働省HP
コマ主題細目 ① ソーシャルサポート ② 障害者総合支援法 ③ 障害者雇用促進法
細目レベル ① 精神科の患者は、症状の自覚が難しく、上手く治療がいくと受診や内服を自己中断してしまうことが多々ある。一生障害と付き合う患者には、医師も看護師も一生付き合う気持ちで患者に寄り添う。そのため、精神科領域でもソーシャルサポートは重要である。受診や治療の継続のために必ず必要となる。また、ソーシャルサポートの強さが患者の回復とよりよい人生への大切な資源である。イメージがしにくい、精神障害者の経過について、受診・入院・退院・地域での生活の流れを、事例を通して説明する。治療をするためには、病院や診療所、デイケア・ナイトケア、訪問看護が活躍する。その各々の役割について学習する。また、生活保護と保護施設についても患者の適切な治療・療養の場として理解をする。
② 精神障害の方も、自分でできることはたくさんあります。しかし、苦手なことやできない事もあります。昔は身体障害・知的障害・精神障害の方はそれぞれサポートを受けてきましたが、2013年にノーマライゼーションの概念の元、障害者総合支援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)の1つにサービスがまとめられ分かり易くサポートが受けられるようになりました。元々は障害者自立支援法という名称だったサービスもありましたが、1割負担など収入に関係ない側面などもあり、法的な見直しを行い、障害書総合支援法になったのです。市町村を中心に「自立支援給付」を受けたり、都道府県からは「地域生活支援事業」を受けることができます。サービスの法的な根拠とその内容を学習します。
③ 精神障害のある人も1998年の障害者雇用促進法により、雇用される機会が増やす方針を国は制定した。さらに2015年、障害者雇用給付金制度が、従業員101名以上の企業にも適用されるようになり、雇用の機会は増加している。実際に雇用は増えているが、なかなか全てが上手くいくとまではいえず、現在も変化し続けている。健常者は、普通に進学し、就職活用を行うため、なかなか障害者の雇用事情を聴くことは少ないが、公共職業安定所(ハローワーク)やジョブコーチやリワーク支援の制度を看護師は知り、患者の退院支援や意欲を上げるために一緒に目標設定をするのに重要となることが多い。苦手な学生も多く出るであろうが、分かり易く講義では解説する。
キーワード ① ソーシャルサポート ② 障害者総合支援法 ③ 障害者雇用促進法
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰ(ヌーヴェル・ヒロカワ)p.167~177、178~186を読んで講義へ参加すると分かり易いです。読むとかなりの量になります。言葉を細かく調べるなどはしなくても大丈夫です。講義での重点事項を聴き、復習に力をいれましょう。
復習:障害者総合支援法が重要になります。細目②③を中心に復習しましょう。法律名とどうしてその法律ができたのか目的や理由は覚えましょう。また、自立心給付やハローワークなど、覚える必要のある語句が多くあります。語句とともに、その内容は事業の内容を覚えましょう。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
講義の資料が穴あきとなっています。教科書の予習すべきポイントも掲載していますが、予習よりも復習を推奨しています。復習の際に、講義の中で分かりにくかった事項・専門用語を調べるようにしましょう。難しい言葉が多くあると思います。
ChatGPTへの指示には「看護師向け」という内容のプロンプトと、選択肢問題の作成を指示を入れましょう。「看護師国家試験」を含めても良いです。

13 現代社会と心の問題① 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は第13回目であり、今まで学習した内容に加え、学生の知りたいメンタルヘルスに関わる問題を取り上げる。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.80-94
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 現代社会のメンタルヘルス ② ライフサイクル ③ 原因と対応策
細目レベル ① 現代社会のメンタルヘスの問題は解決できないまま、新たな課題となる事象が生まれ、解決策も迷走している。自殺の問題は3万人を超えたため対策をされ、以前に比べ解決されたのも事実であるが、昨今の不景気の様子をみると再燃の危惧は高い。いじめ、不登校、引きこもりの問題も引き続き解決できないままである。しかし、1990年代の恐喝のようないじめよりも、SNSを活用したいじめと、同様にSNSを活用した解決策が存在したりとその様そうは変化している。精神看護について学び、学生各々が興味関心のあるメンタルヘルスの問題は存在するであろう。その問題の現状、原因、対応策とその結果までを調べ、問題を明らかにするとともに、調べる方法と精神看護の活用を考える。
② ライフサイクルにおける問題は講義で既習した通り様々である。普遍的な問題もあるが、サポートや社会からの認知のされかた、今後の動向は変化している。今回の講義では、ケアするための視点で探求していく。虐待の問題を取り上げるならば、「虐待してしまう人」にも大きな問題があり、また「虐待を受けた人」にも様々な課題やサポートが存在する。これらの問題を好きな方面から、切り口をもって分析をしていく。誰も悪くない問題もあれば、被害者から加害者になってしまった人が存在してしまう事もある。スマホやギャンブル依存などの依存症の問題、大人の発達障害の問題、高齢者や子どものうつ病の問題など好きなテーマを学生が話し合い深めること、また他の学生が考えていることや問題意識にも注目し、自分の生きる現代の病理について考える機会になると思われる。
③ 様々なメンタルヘルスの問題に対して、対処されどのような結果が出てているのかを各自で調べる能力を身に着ける。ストレス社会の問題であればストレスチェック制度が実施され、確実に各企業でストレスチェックはされているが、産業医の対応には差が出ている。メンタルヘルス不調の人の発見につながったり、精神科受診の敷居は下がりストレスチェック以上の効果を上げているという見方もできる。医療従事者としてのものの見方に加え、当事者たちの目線で問題について考えたり、状況をアセスメントする。対応策と対応策の問題についても調査し、自分たちであれば、新しい対策やサポートとして、こういった事を考える。という問題の調査から対応策を考えることまでの一連の能力を身に着ける。
キーワード ① 現代社会の病理 ② ライフサイクルの変化 ③ メンタルヘルス不調
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰp.267~288(ヌーヴェル・ヒロカワ)など講義ですでに一度取り上げた部分である。講義資料を再度読み、自分が興味のある精神的な問題を考えて講義へ参加すると良い。ライフサイクルでどの時期にどんな障害が生じるのか、自分は何に興味があるのか考えて講義に参加しましょう。
復習:グループワークを行うことになり、講義以外での学習時間が増えるため、必要に応じて2回程度はグループでも情報提供と内容の確認を行う事。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
社会問題を考える演習になります。ChatGPTで「現代社会」「日本」に続けてメンタルヘルスの問題を探してみても良いです。自分の関心のあるテーマがあれば、問題の「統計的なデータ」「原因」「対策」を一度調べましょう。

14 現代社会と心の問題② 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。本講義は第14回目であり、グループワークを行い、対応策について考え、社会のあり方について考える。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.66-79
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 現代社会のメンタルヘルス ② ライフサイクルの変化 ③ 原因と対応策
細目レベル ① 現代社会のメンタルヘスの問題は解決できないまま、新たな課題となる事象が生まれ、解決策も迷走している。自殺の問題は3万人を超えたため対策をされ、以前に比べ解決されたのも事実であるが、昨今の不景気の様子をみると再燃の危惧は高い。いじめ、不登校、引きこもりの問題も引き続き解決できないままである。しかし、1990年代の恐喝のようないじめよりも、SNSを活用したいじめと、同様にSNSを活用した解決策が存在したりとその様そうは変化している。精神看護について学び、学生各々が興味関心のあるメンタルヘルスの問題は存在するであろう。その問題の現状、原因、対応策とその結果までを調べ、問題を明らかにするとともに、調べる方法と精神看護の活用を考える。
② ライフサイクルにおける問題は講義で既習した通り様々である。普遍的な問題もあるが、サポートや社会からの認知のされかた、今後の動向は変化している。今回の講義では、ケアするための視点で探求していく。虐待の問題を取り上げるならば、「虐待してしまう人」にも大きな問題があり、また「虐待を受けた人」にも様々な課題やサポートが存在する。これらの問題を好きな方面から、切り口をもって分析をしていく。誰も悪くない問題もあれば、被害者から加害者になってしまった人が存在してしまう事もある。スマホやギャンブル依存などの依存症の問題、大人の発達障害の問題、高齢者や子どものうつ病の問題など好きなテーマを学生が話し合い深めること、また他の学生が考えていることや問題意識にも注目し、自分の生きる現代の病理について考える機会になると思われる。
③ 様々なメンタルヘルスの問題に対して、対処されどのような結果が出てているのかを各自で調べる能力を身に着ける。ストレス社会の問題であればストレスチェック制度が実施され、確実に各企業でストレスチェックはされているが、産業医の対応には差が出ている。メンタルヘルス不調の人の発見につながったり、精神科受診の敷居は下がりストレスチェック以上の効果を上げているという見方もできる。医療従事者としてのものの見方に加え、当事者たちの目線で問題について考えたり、状況をアセスメントする。対応策と対応策の問題についても調査し、自分たちであれば、新しい対策やサポートとして、こういった事を考える。という問題の調査から対応策を考えることまでの一連の能力を身に着ける。
キーワード ① 当事者 ② ライフサイクルの変化 ③ メンタルヘルス不調
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰp.267~288(ヌーヴェル・ヒロカワ)など講義ですでに一度取り上げた部分である。講義資料を再度読み、自分が興味のある精神的な問題を考えて講義へ参加すると良い。ライフサイクルでどの時期にどんな障害が生じるのか、自分は何に興味があるのか考えて講義に参加しましょう。
復習:グループワークを行うことになり、講義以外での学習時間が増えるため、必要に応じて2回程度はグループでも情報提供と内容の確認を行う事。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
社会問題を考える演習になります。ChatGPTで「現代社会」「日本」に続けてメンタルヘルスの問題を探してみても良いです。自分の関心のあるテーマがあれば、問題の「統計的なデータ」「原因」「対策」を一度調べましょう。

15 精神看護援助論のまとめ 科目の中での位置付け 精神看護援助論Ⅰは、全15回の講義を予定している。第1回:対人関係論と精神看護①~人間関係の看護論~、第2回:対人関係論と精神看護②~人間対人間の看護~、第3回:精神看護における面接:コミュニケーションが困難な人へのアプローチ、第4回:看護師のメンタルヘルスの問題について、第5回:日本の家族の問題と虐待、第6回:当事者の体験世界を知る:精神科看護師の話、第7回:情報化社会における社会病理と向き合う、第8回:精神疾患と精神症状/精神科領域での検査、第9回:精神科における治療【精神療法・社会療法】、第10回:薬物療法と服薬援助/精神科でのリハビリテーション看護【リカバリー・レジリエンス・ストレングス】、第11回:精神科病棟における倫理/患者の権利擁護、第12回:精神障害者の利用できる社会資源【自立支援法とその実際】、第13回:現代社会と心の問題①、第14回:現代社会と心の問題②、第15回:精神看護援助論のまとめである。最終回であり、グループワークのまとめの発表と定期試験で特に大切な点を説明する。
①ナーシング・グラフィカ
精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第5版
 p.14-20、p.42-53
・講義配布資料
コマ主題細目 ① 現代社会の病理 ② メンタルヘルス不調 ③ 精神看護学
細目レベル ① 現代社会のメンタルヘスの問題は解決できないまま、新たな課題となる事象が生まれ、解決策も迷走している。自殺の問題は3万人を超えたため対策をされ、以前に比べ解決されたのも事実であるが、昨今の不景気の様子をみると再燃の危惧は高い。いじめ、不登校、引きこもりの問題も引き続き解決できないままである。しかし、1990年代の恐喝のようないじめよりも、SNSを活用したいじめと、同様にSNSを活用した解決策が存在したりとその様そうは変化している。精神看護について学び、学生各々が興味関心のあるメンタルヘルスの問題は存在するであろう。その問題の現状、原因、対応策とその結果までを調べ、問題を明らかにするとともに、調べる方法と精神看護の活用を考える。
② ライフサイクルにおける問題は講義で既習した通り様々である。普遍的な問題もあるが、サポートや社会からの認知のされかた、今後の動向は変化している。今回の講義では、ケアするための視点で探求していく。虐待の問題を取り上げるならば、「虐待してしまう人」にも大きな問題があり、また「虐待を受けた人」にも様々な課題やサポートが存在する。これらの問題を好きな方面から、切り口をもって分析をしていく。誰も悪くない問題もあれば、被害者から加害者になってしまった人が存在してしまう事もある。スマホやギャンブル依存などの依存症の問題、大人の発達障害の問題、高齢者や子どものうつ病の問題など好きなテーマを学生が話し合い深めること、また他の学生が考えていることや問題意識にも注目し、自分の生きる現代の病理について考える機会になると思われる。
③ 精神保健看護学概論では、精神障害のある方の看護と成長発達と現代社会の問題によりケアを行う必要のある方への看護を学んだ。特に人のこころのなりたちは重要でありどのように成長するのか、成長発達で躓くとどういった問題となって人の心に現れるのかが重要である。また、精神障害の方の家族は、他の障害の家族とは異なる。複雑な事情を抱えたり、またその家族自体も精神的な問題を抱えることが多い。精神障害や発達障害は、患者だけではなく家族の問題となること、その家族への日本のサポートの実情は看護師として重要な知識であり、患者の回復へのケアに繋がる。精神保健看護学概論で学習した内容で、特に重要な点、国家試験にでやすい点を再度確認する。
キーワード ① 精神病理 ② メンタルヘルス ③ 精神看護
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、ヨリソル上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:精神看護学Ⅰp.267~288(ヌーヴェル・ヒロカワ)など講義ですでに一度取り上げた部分である。講義資料を再度読み、自分が興味のある精神的な問題を考えて講義へ参加すると良い。ライフサイクルでどの時期にどんな障害が生じるのか、自分は何に興味があるのか考えて講義に参加しましょう。
復習:グループワークを行うことになり、講義以外での学習時間が増えるため、必要に応じて2回程度はグループでも情報提供と内容の確認を行う事。
<ChatGPTによる予習と復習に関して>
社会問題を考える演習になります。ChatGPTで「現代社会」「日本」に続けてメンタルヘルスの問題を探してみても良いです。自分の関心のあるテーマがあれば、問題の「統計的なデータ」「原因」「対策」を一度調べましょう。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
患者-看護師関係の理解 患者-看護師関係の構築は看護をする上では、必須である。ペプロウとトラベルビー両名の名前が解ること、二人の看護理論が概ね解ることを履修目標とする(★)二人の看護理論には、患者-看護師関係の進行の段階があり、「ラポールの形成」と「問題解決」に至るまでのその項目名と内容が理解できれば良い。また、サリヴァンの治療環境として看護師に対して患者の感じる安心感(★★)施設病の原因(★)プロセスレコードの目的(★)が言えることが必要。集団で生活すること、看護師と一緒にケアをすることの意味をヤーロムの治療因子(★★)から答えることができる。
ペプロウ、トラベルビー、サリヴァン 15 1.2
看護師のカウンセリング技術の理解 「受容」・「傾聴」・「共感」といった精神看護の原則的な言葉の意味が理解できることが必要であり、看護師の姿勢としてこの3点を説明できる(★)カウンセリング技術を用いながらの看護からは、①コンフロンテーション②言語化③カタルシスをピックアップする。それぞれの言葉の意味が解ること、看護師のケアの場面を読み、どの技術が使われているのか学生として判断することができることを目標とする(★★★)また、患者に期待される効果も、記述できることを目標とする。
コンフロン・テーション、カタルシス、言語化、SSTなど 15 2.3
知的障害を抱える人への援助の理解 知的障害を抱える人の診断基準について理解し、その症状についても理解することを求める(★)言語性IQと運動性IQによる違い、主に子どもの苦手な分野を理解すること、社会性・言語能力が低い、抽象的な考え方や道徳的な判断は苦手などの生活上の生きにくさを理解できる(★★)また、ケアの方向性①早期発見と早期治療(有効な薬物療法はない(★))療育手帳の取得条件(★)②母親と家族への支援(★★)③てんかん、自閉症、脳性麻痺などの同時に発生しやすい障害(★★★)といった内容を理解することができる。
知的障害、判断基準、MR、精神遅滞、療育手帳 15 4
看護師のメンタルヘルスの理解 看護師の仕事として、大きな負担となることや現代の問題について理解できる。ワークライフバランスの言葉の意味が理解でき(★)、過労の問題(過労死のリスク)と夜勤(概日リズム睡眠・覚醒障害)の問題点について述べることができる(★★)。看護師に起こりやすい危機的な状況として、バーンアウトの原因と症状について(★)、リアリティショックの原因と各フェーズの特徴について(★★)記述することができる。また、専門看護師の役割が解ること(★)、リエゾン専門看護師の役割が具体的に言えること(★★★)を履修判定の目標とする。 ワークライフバランス、バーンアウト、リアリティショック、精神看護専門看護師、リエゾン 15 5
虐待との関わるための看護の理解 少子化の問題、高齢化の問題、未婚の問題、離婚の問題に関しては細かなデータなどは出題しない。なんとなくの理解でも良い。しかし、虐待の問題からは、まずはその種類(分類)心理的虐待、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待を言うことが出来る必要がある(★)また、虐待の有無について子どもを見るだけではなく、親に焦点を当てるため、虐待をしてしまう親7つの特徴(特に赤字の部分は覚えること)(★★)を述べることができることを履修判定の目標とする。
身体的虐待、心理的虐待、虐待する親の特徴 15 6
日本の社会にける問題の理解 ネットの何が問題かを挙げることができる。①コミュニケーションのやりとりの激しさ「SNSなど」②ギャンブル依存、ネット依存③ネット社会による睡眠不足④人間の情報処理能力がついていけてないこと(★)また、自殺の統計的な動向と自殺の原因1位~5位までは、挙げることができること(★★★)。自傷行為の問題について、その代表的な行為を3つ説明として挙げることができる(自傷行為と判断できる)(★★★)、自傷行為のある患者さんへのケアの方向性を述べることができる(★★)ことを履修判定の指標とする。
自殺、引きこもり、不登校、自傷行為 15 8
評価方法 筆記試験:95点 レポート:5点 
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 ・精神看護学Ⅰ&Ⅱ(ヌーヴェル・ヒロカワ)
参考文献 講義の際に配布する資料の中で使用した参考文献の紹介をします。
実験・実習・教材費 ナーシング・グラフィカ 精神看護学(1):情緒発達と精神看護の基本 第4版 ナーシング・グラフィカ 精神看護学(2):精神障害と看護の実践 第4版