| 回 | 主題 | コマシラバス項目 | 内容 | 教材・教具 |
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1
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ガイダンス:森林・緑地・生態系
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 一回目の講義では、講義全体の流れを理解するとともに、緑地管理学の導入として緑地の定義、生態系と生物多様性について理解していく。
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①本授業のコマシラバス
②伊藤(2010)''''緑地''''とは:その問題点と取り扱い.草と緑2:9-16 恒川(2005)緑地環境のモニタリングと評価、朝倉書店、4600円、pp248
③鷲谷、矢原(2000)保全生態学入門、文一総合出版、3000円 pp37-41
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コマ主題細目
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① 講義の流れ ② 緑地の定義 ③ 生態系と生物多様性 ④ ⑤
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細目レベル
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① 全体の流れを提示する。 本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。⑤国内の森林の現状と問題を理解する。⑥問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。⑦森林を保全するために行われていることを知る。⑧森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑨森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 全体の流れを理解することで、これから自身の学ぶ内容の概要を知る。
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② 緑地とは何かを知る。 恒川(2005)によると、緑地とは、広義では「非建蔽地(建物でないところ)かつ非交通用地(道路、鉄道でないところ)」であり、狭義では「農地を含む草地・果樹園を含む林地・河川や湖沼を含む水面」とされる。 一方、法律的には規定が様々あり、例えば都市緑地法では「都市計画法(昭和四十三年法律第百号)第五条の規定により指定された都市計画区域内において、樹林地、草地、水辺地、岩石地若しくはその状況がこれらに類する土地が、単独で、若しくは一体となって、又はこれらに隣接している土地が、これらと一体となって、良好な自然的環境を形成しているもの」とされ、工場立地法では、「1.樹木が生育する区画された土地又は建築物屋上等緑化施設であって、工場又は事業場の周辺の地域の生活環境の保持に寄与するもの。2.低木又は芝その他の地被植物(除草等の手入れがなされているものに限る)で表面が被われている土地又は建築物屋上等緑化施設」とされている。 本授業では、恒川(2005)による広義を緑地として扱う。なお、緑地は人が植栽した植物(例えば作物、人工林など)と、人が植栽しなかった植物(雑草地、天然林など)の共存体と言える。
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③ 緑地を管理・保全していくために必要な生態系と生物多様性について理解する。 緑地管理学は、植栽した植物の管理学という認識が強いかもしれない。しかし、前述のとおり、緑地とは、植栽した植物と植栽しなかった植物の共存体である。さらにそれら植物を利用する動物の影響も大きく受ける。すなわち、緑地管理学は他の生物群集の影響を多大に受ける学問の一つと理解できる。この点から、緑地管理学とは、緑地を管理・保全するという明確な目的を持った応用生態学の一つと認識するのがよいと考えられる。そこで、本授業では緑地管理学を深く理解するための生態系と生物多様性についておさらいをする。 生物界には分子から生態系に至るまで何層にもわたる階層的な構造が見られる。そして生物多様性を考えるときは、種が多いなど個体レベルだけの多様性を考えるのではなく、各階層での多様性を考えることが大切である。例えば同じ種内でも、遺伝的多様性が高ければ、病気による絶滅を回避できる可能性がある。また、様々な住処が近くにあるといったように生態系の多様性が高ければ、特定の住処が失われても生き延びる可能性がある。このように、緑地を管理保全していく場合にも、各階層の生物多様性を考えることが大切である。
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④
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⑤
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キーワード
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① 緑地 ② 生態系 ③ 生物多様性 ④ 生態学 ⑤ 保全
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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緑地管理学のベースは生態学である。次回からの授業では、緑地管理学についてより深い内容を学んでいくため、生態学の基礎的な知識が必須となる。これまで様々な授業で生態学のことを学んできたと思うが、その内容をおさらいするために、生態学に関する課題プリント(練習問題)を出す。 なお、この練習問題は、生態学に関する基本的事項である。そのため、分からない部分は調べるなどして、確実に解けるようにしておいてもらいたい。なお、問題の内容は以下のとおりである。①生産者―消費者―分解者の関係の問題、②先駆種・陽樹・陰樹・極相といった植生遷移に関する問題、③ニッチに関する問題、④生物多様性の問題、⑤森林の土壌構造の問題。 この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。
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2
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ビオトープ論
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 二回目の講義では、ビオトープに着目し、その定義、タイプ、ビオトープの現状と保全についてについて理解していく。
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①公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp62-76
②公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp77-88
③公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp89-104
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コマ主題細目
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① ビオトープの定義とタイプ ② ビオトープの現状 ③ ビオトープの保全 ④ ⑤
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細目レベル
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① ビオトープの定義とタイプを理解する。 ビオトープとは、言葉を使う人によって解釈は様々だが、共通していることは「生物群集に着目し、空間的にまとまりのある、ほぼ均一な自然のまとまり」である。ビオトープの条件として、生物種数や大きさは関係ない。どんなに種数が少なくとも、自然環境のもとで生物群集が生息している空間はビオトープといえる。ドイツでは、保全する価値の高いビオトープをカルテに残して管理している。 なお、空間的視点で考えたときに、ある一定空間の生物のまとまりをビオトープ、その空間の立地構造をゲオトープという。そして、ビオトープとゲオトープを合わせたものをエコトープと呼ぶ。エコシステム(生態系)とは、エコトープの機能や働きのことをいう。 ビオトープは、立地環境や植物群落の違いで、水域(河畔、汽水)、湿地(湿原、沼地)、森林(人工針葉樹林、里山林)、都市部(開墾地、並木道)など様々にタイプ分けできる。各タイプで特徴的な生物が見つかることもあり(例:きれいな川にはウズムシ類、サワガニなどが生息する場合が多い)、それを生物学的指標種と呼ぶ。指標種からその環境を理解し、生物多様性を高いビオトープを育むことが大切である。
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② ビオトープの現状を把握する。 人間活動に伴う野生生物の減少が世界各地で認められる。最大の原因は「すみかの破壊」である。例えば、森林内に自動車道を通すことによって、道路部分の生物の行き来が分断されてしまう。特に車道の両サイド近辺が、エッジ効果と呼ばれる外部からの影響を受けるため、道路開設前と比べて大きく環境が変化してしまう。さらに人の影響でもともと生息していなかった生物(外来種)が生態系に入り込み、在来種と競合が起きる。その結果、在来種が絶滅したり、交雑に伴う遺伝子汚染が進んだりすることにもつながる。逆に日本の里山などは、人の手によって自然のバランスが保たれているが、放置により生物多様性が減少することもある。 絶滅のおそれのある野生動物は、国際自然保護連合(IUCN)や国内では環境省及び各自治体によってつくられたレッドリストによって報告されている。レッドリストでは、危険の程度を、野生絶滅、絶滅危惧IA類、絶滅危惧IB類、絶滅危惧II類、準絶滅危惧などでカテゴリー分けしている。しかし生物を維持するためには、種ではなく、個体群を守ることが大切である。個体数が減少すると、繁殖機会の減少、近親交配等による近交弱勢(生存に不向きな遺伝子が発現すること)や不捻(子孫を残せないこと)などにより、個体数減少の悪循環(絶滅の渦)に入ることがある。ある種が絶滅すると、他の種にも影響が出て、別の種の絶滅につながることもある。特にキーンストーン種という、その生態系の要ともなるべき生物を保全することが大切である。
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③ ビオトープや生態系の保全を考える。 ビオトープや生態系をどうして保全しなければならないか。それは人類の持続可能な社会の構築のために必要だからである。2005年、国連は「国連ミレニアム生態系評価」によって、生態系が人に提供している様々な恵み24項目を「生態系サービス」と名付けた。生態系が失われるとこの恵みも二度と取り戻せなくなるため、「予防原則」の考え方で保全することが大切である。生態系は様々な生物や環境が存在することで成り立っているため、生態系サービスは生物多様性の高さと密接な関係があることを認識しなければならない。 ビオトープや生態系を保全するためには、保全目標種を立てることが有効である。前述した生態学的指標種やキーストーン種だけでなく、絶滅危惧種、特化種(生息できる幅の狭い種)、アンブレラ種(ワシやタカなど広い面積を必要とする生態系ピラミッドの上位種)を把握し、目標種のみを守るのではなく、目標種が生育できる生息環境(ハビタット)を守っていくことが大切である。開発する場合は、生態系への影響を最低限にとどめるよう検討する「ミティゲーション」の考え方が重要となる ハビタットの保全には、保全区域の形状や配置も重要となる。できるかぎり大きなまとまりを、できるかぎりハビタット同士を近く分断させないこと(コリドーという、ハビタット同士の架け橋をつくること)などが効果的である。特に重要な場所を「コアエリア」、人間との接点の多い場所を「トランジションゾーン」、両者の間を「バッファーゾーン」という緩衝帯して保全計画を立てることも多い。様々な自然環境がある中で、自然の価値の高さを評価し、生物多様性高い「ホットスポット」など優先順位をつけて保護していくことが現在の行政の主流となっている。
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④
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⑤
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キーワード
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① ビオトープタイプ ② すみか ③ 外来種 ④ 保全目標種 ⑤ ハビタット
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、ビオトープとは一体何かということをテーマに講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①ビオトープとは一体何なのか、②生態系の分断について、③生態系を保全するための保全目標種、④ビオトープ整備事業について、⑤ビオトープの再生について、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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3
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環境保全に関する法律
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 三回目の講義では、環境保全に関する法令に着目し、どのような法令がどのような役割をもっているのか理解していく。
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①公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp106-113
②公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp121-123
③公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp128-129,143-147,148-149
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コマ主題細目
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① 環境全般に渡る法律 ② 公園関連法 ③ 緑地関連法 ④ ⑤
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細目レベル
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① 全体の上位に位置する、環境関連法全体に関わる内容を持つものを確認する。 「環境基本法」は環境保全の基本理念や施策の基本事項を定めている。政府は環境保全に関する施策を推進するために環境基本計画を定める。 「生物多様性基本法」は生物多様性の保全、持続可能な利用に関する基本原則を定め、生物多様性国家戦略を策定する。絶滅につながる可能性のある事業には抑制をかけるなどの予防的な取り組みや、調査結果に基づき柔軟に計画を変更する順応的な取り組みを基本理念に持つ。 「環境影響評価法」では、事業の種類や規模によって、環境アセスメントの対象となる事業を定めている。環境アセスメントの実施が義務づけられる第一種事業、環境アセスメントが必要かどうか個別に判断する第二種事業がある(判定のしくみはスクリーニングという)。法律で定められていない事業でも、都道府県や市町村は独自に条例を定めることにより環境アセスメントの対象とすることができる。
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② 国や自治体による自然保護や緑地保全等の管理を行う法律を確認する。 「自然公園法」は優れた自然の風景地の保護と利用促進を図り、国民の保健休養と生物多様性を確保するものである。自然公園には、国立公園、国定公園、都道府県立自然公園の3つがある。自然公園の中には特別地域と普通地域があり、特別地域に指定された場合、その地域で工事等を行うには、国立公園では環境大臣の、国定公園や都道府県立自然公園では知事の許可が必要となる。 「自然環境保全法」は、自然公園法と互いに補完的な役割を持ち、生物多様性の確保等と自然環境の適正な保全を総合的に推進することを目的とする。この法律に基づき、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域が指定される。指定された地区で工事等を行いたい場合、原生自然環境保全地域では原則禁止、自然環境保全地域や都道府県自然環境保全地域の特別地域では許可が、普通地域では届出が必要となる。また、施策の策定に必要な基礎調査として、おおむね5年ごとに自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)が実施される。
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③ その他、数多くある法令の中から、緑地管理・保全に関連するものを紹介する。 「自然再生法」とは、自然再生活動を後押しするための法令で、自然再生事業の基本的役割を持つものである。基本方針としては、過去に損なわれた自然環境を回復すること、地域の自主性を尊重すること、順応的な取り組みとすること、残された自然の保全を優先し劣化原因を除去することである。自然再生事業の中心は、地域住民、NPO法人、自然環境の専門家、土地所有者が、関連行政機関とともに自然再生協議会を組織する。自然再生協議会は、政府の定めた自然再生基本方針に基づき、自然再生全体構想を作成し、自然再生事業実施計画について協議する。実施計画が完成したらその写しを、主務大臣や都道府県知事に送付する。政府は自然再生推進会議を設置し、自然再生専門家会議で専門家の意見を聞きながら調整を図る。 「森林・林業基本法」とは、森林の有する多面的機能を発揮するとともに、林業の持続的かつ健全な発展を目指すものである。政府は、森林・林業基本計画を定め、森林施業に関する目標を設定する。 「森林法」とは、民有林における森林計画や保安林などを定め、森林の維持育成と生産力の増進を図ることを目的とする。農林水産大臣は全国森林計画を定め、それに基づき都道府県は地域森林計画を、市町村は市町村森林整備計画を、森林所有者は森林経営計画を定めていく。これらすべての計画を合わせることで、森林の維持管理を図る。また、森林伐採を制限するものとして、林地開発許可制度や保安林制度もある。林地開発許可制度では、1haを超える開発行為を行うときは都道府県知事の許可を受ける事が必要である。保安林とは公益的機能を守るために森林の伐採等を制限するもので、17種類の指定区分がある。 「国有林野の管理経営に関する法律」とは、国有林野の管理経営に関する計画を明らかにし、適切で効率的な管理経営を実施するものである。農林水産大臣は森林法の全国森林計画とともに、管理経営基本計画を定める。さらに各地域の森林管理局長は地域管理経営計画を立てる。また、国有林野管理経営規定により、保護林が設置されている。保護林とは、自然環境の維持や動植物の保護等のため、区域を定め、伐採等を禁止する管理経営を行い、保護を図る国有林野のことである。森林生態系保護地域、生物群集保護林、希少個体群保護林の3種類がある。 「食料・農業・農村基本法」とは、食料の安定供給を確保し、農業の持続な発展、農村の振興を図るために設置された法律で、多面的機能の発揮も基本理念の一つである。政府は食料・農業・農村基本計画を定め、環境との調和も原則となっている。
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④
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⑤
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キーワード
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① 環境基本法 ② 環境影響評価法 ③ 自然公園法 ④ 自然環境保全法 ⑤ 森林法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、環境に関連する法令についての講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①環境基本法に関すること、②自然公園法に関すること、③森林法に関すること、④環境影響評価法に関すること、⑤自然環境保全法に関すること、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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4
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緑地造成のための計画
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 四回目の講義では、緑地を管理保全していくための計画に着目し、どのように計画を立てていけばよいのかを理解していく。
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①公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp166-169
②公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp169-178
③気象庁・熱中症に注意 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/kouon/kouonchuijoho201906.pdf
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コマ主題細目
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① 調査計画 ② 調査の実施 ③ 調査時の注意 ④ ⑤
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細目レベル
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① 野生生物調査の計画を立てる。 緑地やビオトープを計画するためには、その地域の野生生物を理解し、その地域の生態系の在り方を正しく認識し、計画の中に生態系や生物多様性を保全するといった視点が求められる。その地域の生態系を理解するためには、その地域の生物についての情報を収集しなければならない。すなわち、野生生物調査である。 野生生物調査にも目的がある。これから実施する調査は、現状を把握するための調査(現状把握調査)なのか、現状を改善する調査(環境保全対策調査)なのか、継続的に観察する調査(モニタリング調査)なのか考える必要がある。また、何を調べるのか(例:何が生息しているのか、どこに生息しているのか、どれくらい生息しているのか、どんな生き方をしているのか、いつ出現するのかなど)も明確にする必要がある。
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② 野生生物調査を行う。 いきなり現地調査を行っても、効率よく調査することは難しい。最初は既存の資料の収集から始めていくとよい。特に広域計画を策定する場合には、現地調査を実施できない場合もあるため、文献調査が重要となってくる。環境省が行っている緑の国勢調査は、国土全体の状況を把握するのによい。地域の絶滅危惧種を調べたいときには地域版レッドデータブックが参考になる。市町村レベルでの図鑑や郷土資料、博物館資料も地域の生物相を捉えるうえでも役に立つ。また可能であれば現地住民への聞き取り調査も効果的である。 対象地域の状況を把握したら、いよいよ現地調査である。重要なことは、調査目的を明確にしておくこと。なお、生物の捕獲については様々な法律による制限があるので、関係法令に注意をすることが大切である。場合によっては、調査の届出や許可が必要なこともある。 調査情報はできる限り一元的に管理・表示するシステムとしてまとめるとよい。複数のデータを地図上で重ねることのできるGISを利用するのが効果的と考えられる。個々の生物の生息状況だけでなく、生息環境全体を理解できるため、緑地やビオトープを計画する際には便利なツールと言える
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③ 熱中症対策について注意する。 市民参加型の緑化イベントや、学校でのビオトープ造成など、緑地を整備管理するイベントが各地で行われている。しかし屋外での作業は熱中症の危険を伴う。真夏以外でも熱中症のリスクがあることから、イベントを企画する際などは特に注意しなければならない。 参加者への連絡として、吸湿性や速乾性の高い衣服を身に着け、帽子を準備することを伝える。当日は水分補給を頻繁に促すことも必要である。もし熱中症になってしまったら、風通しのよい日陰やクーラーの効いている室内に避難させる。服を緩めたりして、熱の放散を助ける。呼びかけに対する反応がおかしいときは、緊急で医療機関に搬送する必要がある。そのため、イベントを企画する側としては、万が一のことが起きたときはどうすればよいか、事前に考えておくことが重要である。
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④
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⑤
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キーワード
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① 野生生物 ② 現状把握 ③ モニタリング ④ 文献調査 ⑤ GIS
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、どのように緑地やビオトープを計画していくかについての講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①熱中症の予防に関すること、②事業実施・管理に関して行うこと、③開発の実施に伴う環境保全対策のこと、④外来種の防除に関すること、⑤地域環境を評価するために行うこと、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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5
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緑地造成のための施工
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 五回目の講義では、緑地の施工に着目し、どのように施工していくのがよいか、どのような工夫があるか、住民同意の重要性などを考える。
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①公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp202-211
②公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp218-236
③公益財団法人日本生態系協会(2016)改訂版ビオトープ管理士資格試験公式テキスト,日本能率協会マネジメントセンター, 2,800円, pp239-241
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コマ主題細目
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① 現場視点 ② 施工と工夫 ③ 合意形成 ④ ⑤
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細目レベル
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① 緑地やビオトープを作り、維持管理していく視点を知る。 緑地やビオトープを作っていく際、とりわけ高度な技術や独特の技術は必要ない。心構えとしては、「生き物の生息空間や生態系への優しいまなざし」が大切である。また、心にゆとりを持って作業することが重要もある。ゆとりを持つことで、たくさんのアイデアを生むことにつながり、現場に合わせた順応的な管理も可能となる。 施工前には、事前調査によってその場所の立地特性や生態系を把握する必要がある。特に、その地域の立地特性や生態系ピラミッドを頭にいれておくことが重要といえる。特定の種だけを守ろうとするのでなく、生態系全般を守ることでその種を守ることにもつながるためである。また緑地を造成するときは、その土地に生息する植物を選ぶとよいが、同じ植物種でも地域によって違いがあるため、地域性系統のものを選ぶ。 特に立地環境の保全について、「生息空間の5原則」を守るとよい。その5原則とは、次の通り。①いろいろな環境があること、②様々な植物があること、③デコボコであること、④他の生息地とつながっていること、⑤可能な限り他の地域の材料をつかわないこと。これらにより立地環境の多様性が生まれ、多くの生物が利用できる環境となる。
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② 現場で発生する問題と対応を考える。 現場工事では、段差処理(土留めや護岸)が必ず発生する。段差があっても生物が移動にこまらないような工夫が必要である。また、段差処理が必要なところは、生態系と生態系の間、つまり移行帯(エコトーン)であることが多い。エコトーンは両環境を利用する生物が共存するため生物多様性が高い。そのため、できるかぎり自然素材で施工するのがよい。 施工時の環境配慮も大切である。残土が発生する場合は、できるかぎりその地区内で処理できるようにする。種子や苗木の調達は郷土種を用い、土壌が必要な場合は近傍からもってくるのがよい。埋土種子が含まれる可能性もあり、その地域の植生を造成することにもつながる。その際、外来種(国内由来の外来種を含む)を利用することは避けたい。外来種を持ち込むことで生態系に多大な悪影響が生じるためである。
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③ 緑地やビオトープ保全管理には、地域の人たちの協力体制が重要ということを知る。 緑地やビオトープを造成する場合、地域住民の合意を得ることがその後の維持管理の可否につながる。地域住民の合意を得るために、計画や事前調査の段階でワークショップを開くこと、一緒に調査(専門的な自然環境調査ではなく、体験的な観察調査)を体験してもらい地域住民に興味をもってもらうこと、学校の教材などにも利用してもらい地域のメリットになることをアピールすること、などが挙げられる。 地域住民の合意が得られないと、せっかく作った緑地も保全管理できず荒廃してしまう。地域の自然の維持管理は地域の責任で行うことが原則であるため、スタートの段階で地域の協力体制を得ることが大切である。
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④
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⑤
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キーワード
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① 生息空間 ② エコトーン ③ 埋土種子 ④ 地域住民 ⑤ ワークショップ
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、どのように緑地やビオトープを作っていくかについての講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①緑化種子の選定について、②法面の緑化について、③施工時の自然環境対策について、④自然観察公園の施工材料について、⑤樹木タイプについて、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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6
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日本の森林の現状と課題
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 六回目の講義では森林のことを学んでいく。まず、森林の持つ多面的機能や日本の森林の現状、課題について考えていく。
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①林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp14, 2,420円+税 林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp57, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp55, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp67, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp55,86-88, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp38, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp38, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp48, 2,420円+税
②林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp14-15, 2,420円+税 林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp56-57, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp54, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp66-67, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp54, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp38-40, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp38-40, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp48-50, 2,420円+税 愛知県(2022)林業のうごき2022, No182,pp46 愛知県(2023)林業のうごき2023, No183,pp37 愛知県(2024)林業のうごき2024, No184,pp37 愛知県(2025)林業のうごき2025, No185,pp37
③林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp14-17, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp60-62, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp122-124, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp108-110, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp94-97, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp96-100, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp116-120, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 森林の多面的機能 ② 日本の森林の特徴 ③ 日本の森林の持つ課題
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細目レベル
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① 森林が有する多面的機能について理解する。 森林が存在することで、その周辺地域に多くの恩恵をもたらす。 樹木の根が土砂や岩石を固定することで土砂の崩壊を防ぐ。地盤が安定することで、地表が植生に覆われ落葉落枝によるスポンジ状の土壌形成につながる。その結果、雨水等による土壌の浸食や流出を防ぐとともに、水を下流に安定的に供給することができるようになる。 また、森林の樹木は大気中の二酸化炭素を吸収し、炭素として貯留する役割を果たしている。二酸化炭素の吸収機能は成長が盛んな若い樹木で高い。老齢の樹木については、吸収機能こそ小さいものの、過去に蓄えた炭素を貯留しているという点で役割が大きい。2018年度における家庭からの1世帯当たりの年間CO2排出量4150kgは、36-40年生のスギ472本分の一年間のCO2吸収量に相当すると試算されている。 さらに森林内は数多くの野生動物の住処である。様々な形の森林が存在することで、その地域の生物多様性の増加につながっている。 林業や林産業として地域経済の要になっていることも忘れてはならない。木材の供給だけでなく、きのこなどの特用林産物や、木材や葉の成分から新たな産業、医薬品開発につながることもある。 森林にはこのほかにもさまざまな機能があるが、このような働きを森林の多面的機能と呼ぶ。
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② 現在の日本の森林の特徴や状況を知る。 日本の国土面積は3,780万haあるが、そのうちの約2/3が森林である。世界有数の森林大国と言っても過言ではない。森林のうち、約6割が天然林等(無立木地や竹林も含む)、約4割が人の植えたスギ・ヒノキ・カラマツ等の人工林である。 所有形態別に見ると、森林面積の約60%が私有林、約10%が公有林、約30%が国有林となっている。人工林に占める私有林の割合は、総人工林面積の約60%、総人工林蓄積の70%と、大半を占めている。 森林の蓄積量(主に木材の量)は約55億m3であり、このうち人工林が約30億m3と約6割を占めている。森林全体の蓄積量はこの半世紀で3倍になっており、特に人工林では6倍になっている。成長量を考えると、年間で約6,700万m3が蓄積されつづけており、人工林の割合の高い愛知県では約50万m3の増加であり, スギヒノキ1本あたり約0.28m3(樹高20m,胸高直径18cmで計算)とすると、毎年約180万本分の材が増加し続けていることになる。人工林の7割が、木材として利用可能な10齢級以上(1齢級は1~5年生。すなわち50年生以上)であり、本格的な利用期を迎えている。すなわち、森林資源はかつてないほど充実している。 地球環境や社会・経済の持続性への危機意識を背景に持続可能な開発目標(SDGs)に対する注目が高まっている。SDGsでは、17の目標の中の一つに「持続可能な森林の経営」を含む目標(目標15)が掲げられているなど、森林の多面的機能がSDGsの様々な目標の達成に貢献している。また、SDGsでは気候変動への対策も目標として掲げられている(目標13)。我が国は令和32(2050)年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラルの実現を目指しており、大気中の温室効果ガスの吸収源としての森林の役割に期待が寄せられている。そのためにも、間伐を進めるともに、利用可能な森林を伐採して再造林するといったことが必要であり、森林の多面的機能の維持のためにも、森林を順次若返らせていくことが必要である。
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③ 日本の森林にどのような課題があるのかを理解する。 大きな問題の一つとして、森林管理の担い手である森林所有者の森林経営意欲が減少していることである。この原因は、木材価格の減少によって森林所有者に還元される収益が減少しているためである。森林は所有しているだけで固定資産税や相続税など費用がかかることから、森林を手放したい人も増えている。その結果、所有者不明や境界不明の森林が広がり、整備を行うことのできない森林が増加してしまった。 一方、実際に森林整備を行う素材生産者(森林組合など、間伐(森林の成長をよくするために行う抜き伐りのこと)や主伐(森林を伐採して木材を生産すること)を行って丸太を市場等で取引する業者)の多くは、森林資源量の増加から事業規模を大きくしたいと考えており、1森林組合当たりの総事業取扱量は拡大している。しかし、森林所有者の要望とのミスマッチから、十分に事業を展開することができない。そのため、適切に森林経営できる事業体を育成することが難しい状況である。 このように、十分にある森林資源を活用し、森林を再生することが難しいということが日本の森林の持つ課題といえる。
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キーワード
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① 水源涵養 ② 地球温暖化防止 ③ 生物多様性保全 ④ 森林所有者 ⑤ 素材生産者
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、日本の森林の現状と課題に関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①森林の持つ多面的機能とは何なのか、②日本の森林の状況について、③2015年国際連合で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で求められている森林施業内容、④森林・林業の抱える構造的な課題について、⑤将来の森林管理を考えるための気候変動について、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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7
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森林の整備計画
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 七回目の講義では森林を経営していくための計画について学ぶ。森林計画の種類、伐採の手続き、伐採後の再造林について考えていく。
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①林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp58-62, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp56-57, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp69-72, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp58-59, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp42-43, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp42-43, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp52-53, 2,420円+税
②林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp70-71, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp72, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp77-78, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp47, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp57, 2,420円+税
③林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp71-73, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp72-73, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp78-80, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp63-65,114, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp48-50, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp21, 102-103, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp54-55, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 森林計画 ② 森林の伐採 ③ 再造林に向けた取り組み
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細目レベル
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① 国内に広大に広がる森林をどのように管理しているのか学ぶ。 森林の多面的な機能を持続的に発揮させるためには、森林を適正に整備し保全することが重要である。そこで政府は「森林・林業基本法」に基づき、どのような方針で森林整備を進めていくのか、5年ごとに見直す「森林・林業基本計画」を策定している。一方、農林水産大臣は「森林法」に基づき、5年ごと15年を一期とした「全国森林計画」を策定する。この計画は、森林・林業基本計画が目標とする森林を実現するために策定するものである。また、森林整備事業と治山事業向けで5年計画の「森林整備保全事業計画」も策定する。 国有林では、森林法に基づき、森林管理局長が全国森林計画に即して5年計画の「国有林の地域別の森林計画」を立てる。民有林では、全国森林計画と地域の実情に即して、都道府県知事が10年計画の「地域森林計画」を立てる。地域森林計画に適合して、市町村長は10年計画の「市町村森林整備計画」を立てる。市町村森林整備計画に適合して、森林所有者や林業事業体は5年計画の「森林経営計画」を立てる。森林経営計画とは、例えば複数の森林所有者の森林を集約化し、大規模に森林整備を行うための計画である。森林経営計画を立てると、伐採手続きの軽減、所得税の優遇、補助金の申請ができるなどのメリットがある。一方、森林経営計画を立てず、小規模低コストで独自に森林整備をすすめる「自伐林業」も広がっている。
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② 森林管理に必要な伐採の手続きについて知る。 森林経営計画に基づき、各地で間伐が進められている。一方、国内の森林は収穫可能な年齢となっているため、今後は主伐も増えてくると考えられる。しかし、自分の所有している森林であったとしても、自由に伐採はできない。伐採には手続きが必要になってくる。 森林所有者等が1ha未満の森林を伐採する場合は、市町村長にあらかじめ伐採及び伐採後の造林の計画等を記載した届出書(伐採届)を提出することとされている(伐採日の90日前~30日前まで)。また、市町村は、伐採後の森林の状況を把握し、再造林に向けた指導を円滑に行う必要がある。そこで森林所有者は、市町村長に「伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況の報告」を行うこととなっている(造林完了した日から30日以内)。この制度を、「伐採届出制度」という。 近年は無断で森林の伐採を行われる事案が発生していることから、森林保全のためにも伐採届出制度をしっかりと守っていくことが大事である。
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③ 伐採後の植栽について理解する。 主伐として皆伐を実施したあとは、伐採跡地に植栽をしなければならない。収益性が問題とされている林業では、できるかぎり低コスト高効率に植栽すること(再造林)が必要である。最近は、伐採と造林の期間を開けるのではなく、一連の作業として行い全体のコストを削減しようという「伐採と造林の一貫作業システム」も導入されている。 苗木を植栽するのにも、ある程度の知識や技術、手間が必要である。従来は裸苗という、鉢に入っていない苗木を植栽することが多い。しかし、植栽時期が晩秋もしくは早春に限られる点、うまく植えないと枯れてしまう点があることなどから、植栽可能時期が広く簡単に植えることのできる苗木が広がりつつある。これはコンテナ苗といい、細長い根鉢(根と土の集合体)のついた苗木である。根鉢があることから裸苗よりも乾燥に強く、簡単に植えられるという特徴がある。そのため、「伐採と造林の一貫作業システム」の中で活用されている。ただし、裸苗よりもコストが高い点、根鉢の分だけかさ張り重いというデメリットもある。 成長速度の早い早生樹を植えることも進んでいる。成長や材質のよいエリートツリー(成長や材質等の形質が良い精英樹同士の人工交配等により得られた次世代の個体の中から選抜される、成長等がより優れた精英樹)の育苗、主要針葉樹以外の針葉樹としてコウヨウザン、広葉樹ではセンダンなどに注目がされている。スギやヒノキに比べて短期間で樹高が高くなるため、植栽後の下刈りコストの低減化が期待できる。 また、花粉発生源対策として、従来のスギやヒノキ以外の植栽も進んでいる。伐採跡地にナラ、サクラ、カエデを植える地域も広がっている。建築用材としてスギやヒノキを植えたい場合、少花粉や無花粉のスギやヒノキを選択する場合も増えている。愛知県では、少花粉スギである「あいちニコスギ」の普及を進めている。
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キーワード
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① 森林・林業基本計画 ② 地域森林計画 ③ 市町村森林整備計画 ④ 森林経営計画 ⑤ 伐採届
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、森林の整備に関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①森林整備のための計画について、②森林を伐採するときの手続きについて、③森林を伐採し再造林した後の手続きについて、④コンテナ苗の特徴について、⑤再造林について、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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8
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森林経営管理制度
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 八回目の講義では森林を経営していくための計画について学ぶ。森林計画の種類、伐採の手続き、伐採後の再造林について考えていく。
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①林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp25-28, 2,420円+税 林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp62-65, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp60-64, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp80-82, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp65, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp51-53, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp50-51, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp65-67, 2,420円+税
②林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp2-3, 2,420円+税 林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp66-67, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp65-67, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp82-85, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp65-66, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp53-56, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp51-53, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp65-67, 2,420円+税
③林野庁企画課(2018)平成29年版森林・林業白書, pp28-32, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp127-133, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp132-136, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp110-112, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp96-97, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp49-50, 96-100, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp64-65, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 森林の適切な管理 ② 森林環境税 ③ 条件整備
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細目レベル
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① 森林を管理するのは誰なのか、現在の流れを理解する。 森林の管理は原則的にその森林所有者が行うことになっている。ところが、林業の不振から森林経営に興味を持つ森林所有者は少なくなり、森林の適切な管理が困難となってしまった。 森林の多面的機能を発揮するためには、森林整備が不可欠である。そこで、森林所有者から森林の経営管理を委託する希望がある場合、市町村にその森林の権利を委ねることのできる制度が2019年に構築された。これが「森林経営管理制度」である。このとき、市町村は森林所有者と「経営管理権集約計画」を定めて公告することで、経営管理権が市町村に移されることとなる。林業経営のできそうな森林の場合、権利を受諾した市町村は、「意欲と能力のある林業経営者」に経営管理実施権を設定して森林経営を委ねる。意欲と能力のある林業経営者とは、一定条件を満たした林業事業体を都道府県が募集・公表をするものである。市町村は公表された業者の中から選定した事業体に対して、同意のもとで経営管理の内容等に関する計画を立て、経営管理実施権を設定して計画の範囲内で施業が実施される。自然条件が悪く林業経営が難しい森林の場合、市町村自ら整備を進めていく。この整備費用は、森林環境税を活用することとなっている。
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② 森林整備を行うための財源について理解する。 森林の多面的機能は住民全体の利益につながるという観点から、手入れの行き届かない森林の機能回復のため、多くの都道府県は、住民税の上乗せによる森林環境税を活用した森林整備事業を進めている。愛知県でも一人500円/年の課税による「あいち森と緑づくり事業」が2009年から始まっており、人工林の整備、里山林の整備、都市緑化の整備、環境教育の推進が行われている。 森林経営管理制度を推進するにあたり、国も森林環境税を創設することとなった。東日本大震災からの復興に当てる復興特別税(一人1,000円/年)が終了する2024年から、森林環境税として一人1,000円/年の徴収が行われる。森林環境税で集められた税金は「交付税及び譲与税配付金特別会計」に入れられ、そこから「森林環境譲与税」という名前で都道府県及び市町村に譲与される。財源の約9割が市町村分に回される。各市町村への譲与額は私有林人工林面積、林業就業者、人口から計算される。森林環境譲与税は2019年から先行してスタートした。森林環境譲与税の使途について、市町村においては間伐や人材育成、担い手の確保などに充てられ、都道府県においては市町村の支援のために使われる。市町村はその利用方法をインターネットで公表することとなっている。
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③ 森林経営管理制度を進めるうえでの課題と取り組みについて理解する。 森林所有者の関心の低下から、相続に伴う所有権の移転登記の不十分であり、所有者不明の森林が増えている。国内の所有者不明の森林は、字ベースで25%以上もある。所有者不明の森林では森林整備を行うことができない。そこで、2011年の森林法改正では、都道府県知事による裁定で、所有者不明の森林の間伐を代行できるようにした。共有林における一部の所有者が不明な場合に対応するため、2016年の森林法改正で、都道府県知事による裁定で造林や伐採の代行が可能となった。また、市町村が森林所有者や境界の測量結果を記載した「林地台帳」を作成し、その内容の一部を公表できることとしている。さらに2023年より、所有者不明土地の発生を抑制するため、相続等により取得した土地を国庫に帰属される「相続土地国庫帰属制度」の運用も開始されている。 森林の所在する市町村以外に住んでいる森林所有者(不在村者)も増えている。不在村者の所有森林は、私有林面積の約1/4を占めており、そのうち約4割は別の都道府県に居住している。その結果、自身の所有する森林がどこにあるか分からない、といった事態が多く発生している。森林境界が明確化されていないと、所有権の問題から森林整備を進めることができない。そのため、市町村による地籍調査(一筆毎ごとに土地所有者、地番、地目などを明らかにする調査)など、様々な事業で森林境界を明確化する取り組みが行われている。 森林整備を行うためには、林内にアクセスするための路網(林道、林業専用道、森林作業道)が必要である。相対的に開設コストの低い森林作業道に比べ、10トン積以上のトラックが通行できる林道の整備が遅れている。木材流通コストの低減を図るためには、大型車両により効率的に木材を運搬することが重要であり、大型の高性能林業機械の運搬等のためにも幹線となる林道の整備を進めていくことが不可欠である。
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キーワード
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① 森林の経営管理 ② 意欲と能力のある林業経営者 ③ 森林環境譲与税 ④ あいち森と緑づくり税 ⑤ 不在村者
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、森林経営管理制度に関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①森林整備に必要な財源について、②森林経営管理制度について、③森林整備により期待される効果について、④森林整備を進める上での問題について、⑤林道など路網の整備について、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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9
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森林の保全
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 九回目の講義では森林の保全について学ぶ。伐採を制限する制度、獣害や虫害、違法伐採と森林認証について考えていく。
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①林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp79-80, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp78, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp90-91, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp74, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp61, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp62, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp78, 2,420円+税
②林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp88-93, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp85-90, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp98-102, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp79-81, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp66-69, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp68-70, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp83-86, 2,420円+税 ③林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp99-101, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp96-99, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp107-110, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp85, 135-137, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp122-124, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp73-74, 126-127, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp92-93, 147-148, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 保安林と林地開発 ② 森林被害対策 ③ 違法伐採と森林認証
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細目レベル
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① 森林の伐採を制限する制度について理解する 公益的機能の発揮が要請される森林については、農林水産大臣もしくは都道府県知事が、森林法に基づき保安林に指定して開発を規制している。保安林は17種類あり、保安林に指定されると、森林施業を行うためでも保安林内作業許可申請を行うことが必要となる。全国の森林面積の49%、国土面積の33%にあたる1227万haが保安林に指定されている。 保安林以外の森林でも、森林の公益的機能は保全されなければならない。「森林法」に基づき林地開発許可制度が設けられた。保安林以外の民有林について、1ha以上の開発を行う場合には、都道府県庁に申請し、許可を得なければならないとされている。気候変動等のために、山地災害発生リスクは高まっている。このことを踏まえ、林野庁は都道府県に対し、林地開発許可を徹底するよう要請を出している。
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② 森林被害から森林を守るための取組について理解する 野生鳥獣による森林被害の代表としてシカが挙げられる。野生鳥獣による被害面積のうちの7割がシカの被害についてである。シカの被害は苗木の食害、樹皮の剥皮、林地の踏みつけ、下層植生の消失などである。立木価値が下がるとともに、立木が枯死してしまうこともある。シカの個体数は全国的に急増していたが、猟友会等による個体数調整の結果、ここ数年、個体数や被害の増加は食い止められている。対策としては個体数調整や防護柵、食害防止チューブなどである。市町村森林整備計画において鳥獣害を防止するための措置を実施すべき森林の区分を設定し(鳥獣害防止森林区域)、森林経営計画では再造林する際には鳥獣害対策を必須化するなど、区域を明確した上で鳥獣防止対策を推進することとされた。野生動物とシカ以外の森林獣害としては、ノネズミやノウサギによる苗木食害、ニホンカモシカによる食害、クマによる剥皮などである。林縁部を刈り払い、農地に隣接した場所で間伐を行って森林を明るくすることで、野生動物との棲み分けを図る取り組みも行われている。 国内で最大の森林病虫害は、松くい虫被害である。これは、外来種であるマツノマダラカミキリによってマツノザイセンチュウが運ばれて、マツ類(アカマツやクロマツなど)の樹体内に侵入することで枯死させる病気(マツ材線虫病)である。1905年に長崎県で初めて発生し、これまで北海道を除く46都道府県で被害が発生した。被害量はピーク時(1979年)に比べわずかになったが、依然として我が国最大の森林病害虫被害である。全国的に被害が広がる中、マツノザイセンチュウに対して抵抗性を有する品種の開発も進められており、数多くの品種が開発された。 ナラ枯れ被害も広がっている。体調5mm程度の甲虫であるカシノナガキクイムシがナラやカシ類の幹に侵入し、ナラ菌を樹体内に持ち込むことで集団的に枯死させる減少(ブナ科樹木萎凋病)である。被害範囲は年々拡大している。
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③ 森林の違法な伐採について理解する。 違法伐採は、地球規模の環境保全や持続可能な森林経営を著しく阻害する要因の一つである。そこで、国際的な枠組みでの合法木材の貿易促進や、違法伐採に対処する取組が進められている。APEC(アジア太平洋経済協力)では2011年に「違法伐採及び関連する貿易専門グループEGILAT」が設立された。日本はこれに参加しており、さらに違法伐採された木材を輸入・利用しないように、「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」(クリーンウッド法)を制定している。 一方、第三者機関が、森林経営の持続性や環境保全への配慮等に関する一定の基準に基づいて森林を認証するとともに、認証された森林から産出される木材や木材製品を消費者に示す制度がある。これを森林認証制度という。 国際的な森林認証制度としては、世界自然保全基金(WWF)を中心に発足した森林管理協議会(FSC)による「FSC認証」と、ヨーロッパ11か国の認証組織により発足した「PEFC認証」がある。PEFC認証は、世界37か国の森林認証制度と相互承認の取組を進めており、認証面積は世界最大となっている。 国内独自での認証制度としては、緑の循環承認会議(SGEC/PEFC-J)が管理する「SGEC認証」がある。この認証を受けることで、PEFC認証を受けた木材や木材製品として取り扱うことができる。さらに、認証材と非認証材とが加工及び流通過程で混ざることのないように、各工場での分類管理体制を審査して認証する制度もある(CoC認証)。国内での森林認証は、FSC認証とSGEC認証によって行われている。しかし認証森林の割合は欧米に比べて少なく、今後の木材輸出のことも考えると認知度を高め、認証数をふやしていくことが大切である。
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キーワード
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① 公益的機能 ② ニホンジカ ③ マツノザイセンチュウ ④ カシノナガキクイムシ ⑤ FSC
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、森林の保全に関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①保安林制度について、②シカによる獣害について、③シカ以外の森林獣害について、④松くい虫被害について、⑤森林認証制度ついて、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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10
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林業と人材育成
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十回目の講義では山村について学ぶ。山村地域の状況や、山村での林業経営、山村で働く若者の育成について考えていく。
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①林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp141-147, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp146-152, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp144-150, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp121-125, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp107-112, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp111-116, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp130-135, 2,420円+税
②林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp112-118, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp111-115, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp121-128, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp94-100, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp82-87, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp84-89, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp102-108, 2,420円+税
③林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp27-30, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp117-124, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp39, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp101-108, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp88-94, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp89-96, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp108-116, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 山村の状況 ② 山村での林業経営 ③ 人材育成
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細目レベル
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① 森林の多面的機能発揮に重要な役割を持つ山村の現状と問題について理解する。 中山間地域に位置する山村の主要産業の一つは林業である。日常的な森林の整備や管理を行うことから、山村は森林の有する多面的機能の持続的な発揮に重要な役割を果たしている。産業基盤や生活環境の状況から振興を図ることが必要とされた「振興山村」は、全市町村の約4割、国土面積の5割を占めるが、人口は全国の3%程度にすぎない。面積の約8割が森林に覆われており、農業や林業など1次産業の占める割合が高い。 山村地域は、買い物できる箇所の少なさ、医療機関の少なさ、仕事の少なさ、などから、若年層を中心に人口の流出が著しく高齢化率も高い。空き家の増加、耕作放棄地の増大、獣害発生の増加、林業の担い手不足による森林の荒廃などが問題である。特に居住地近くに広がる広葉樹林(里山)では、これまで薪炭用材の伐採などの人間活動によって生態系が維持されてきたが、石油やガスへの燃料転換津尾によって放置されるようになり、薮化、竹の侵入による放置竹林面積の増加など、森林機能の劣化も問題である。 一方、山村の豊かな自然、美しい景観などに魅了された若者による、山村地域へのUJIターンも見られる。山村の地域資源を再発掘するビジネス、農山漁村に滞在してもらう「農泊」ビジネス、森林環境教育の取組、アウトドアスポーツの展開など、各地で新たな業態の創出を伴う「6次産業化」の取組も進展している。
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② 山村での主要産業の一つである林業の状況を知り、現在の問題を考える 戦後の復興のため、全国的に人工林の植栽を進めた拡大造林期から半世紀以上経過した。現在木材は本格的な利用期を迎えている。しかし山村地域での活性化にはつながっていない。その理由として、私有林の小規模・分散的な所有構造や、立木価格が長期的に下落傾向にあったこと、森林所有者の世代交代等により森林所有者の森林への関心が薄れていることが挙げられる。 森林の保有形態から、農林水産省では林業構造の基礎数値として、「林家」と「林業経営体」の2つを把握している。「林家」とは保有山林が1ha以上の世帯のことを指し、保有山林面積が10ha未満の林家が約9割を占めるなど、小規模・零細な所有構造となっている。「林業経営体」とは①保有山林面積が3ha以上で過去五年間に林業作業を行う、②委託を受けて育林を行っている、③過去1年間に200m3以上の素材生産を行っている、のいずれかに該当する者を指す。保有山林面積が10ha未満の林業経営体が過半数を占める一方、100ha以上の経営体は全林業経営体数の数%に過ぎないが、林業経営体による保有山林面積全体の大半を保有している。なお、データを把握していないが、保有山林面積が1ha未満の世帯も相当数に上ると考えられる。 実際の森林施業を行うのは、主に林家、森林組合、民間事業体である。このうち、森林組合と民間事業体(林業経営体)は、主に森林所有者からの受託や立木買い(山林に生えたままの樹木を買うこと)によって、造林や間伐、主伐などの森林整備を担っている。森林組合とは、森林組合法に基づく森林所有者の共同組合であり、森林組合員に対して経営指導、森林施業の受託、林産物の生産・販売・加工等を行っている。組合員が所有する私有林面積は、私有林面積全体の2/3になる。経営基盤強化のために合併が進み、1954年のピーク時に比べて森林組合の数は減少している。林家での森林経営に伴う林業所得(売上から経営にかかった費用を差し引いた額)は低く、林業による収入を主体にしている林家は少数であると考えられる。
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③ 林業の担い手確保に向けた取り組みについて理解する。 2003年より、林業を担う人材の確保・育成に向けて「緑の雇用」事業が進められている。 「緑の雇用」事業は、未経験者の方でも林業に就き、必要な技術を学んでもらうため、林業経営体に採用された人に対し、講習や研修を行うことでキャリアアップを支援するという制度である。この事業の開始前には、林業への新規就業者数は年平均2,000人程度だったが、開始後は3,300人に増加しており、新規雇用を確保する取り組みが進められている。 「緑の雇用」事業での取組・研修には、まず、自分が林業に就職できるか検討するために3か月間実施される「トライアル雇用」がある。次に新規就業者が林業に必要な資格を取得し、安全かつ効率的な林業施業に必要な知識・技術を習得するために3年間行われる「林業作業士(フォレストワーカー)」研修。次に、5年以上の経験者を対象にして、現場での作業班長として活躍するために実施される「現場管理責任者(フォレストリーダー)」研修。最後に、10年以上の経験者を対象にして、複数の現場作業班を統括していくための能力を身に付ける「統括現場管理責任者(フォレストマネージャー)」研修。このように、段階的・体系的に学べるカリキュラムとなっている。 しかし、林業への定着は高くない。10年目での定着は5割を切っている。大きな原因の一つとして、仕事の安全性や賃金の低さが考えられる。労働災害発生率は全産業の中で最も高い(3.3%、全産業平均は0.2%)。賃金の水準も平均300万円であり、全産業平均約400万円よりも低い。このような労働条件の改善が必要である。
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キーワード
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① 林家 ② 林業経営体 ③ 中山間地域 ④ 里山 ⑤ 緑の雇用
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、中山間地おける現状と課題に関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①山村の状況について、②山村地域の活性化について、③森林の保有形態について、④森林組合について、⑤森林現場でのキャリアアップついて、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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森林からの恵み
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十一回目の講義では山からとれる恵みについて学ぶ。木材、きのこ、その他の特用林産物について着目する。
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①林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp194-196, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp174-177, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp171-173, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp44-50, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp125, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp129, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp150, 2,420円+税
②林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp135-136, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp141-142, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp138-140, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp117-118, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp102-103, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp104-106, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp124-126, 2,420円+税 石原光朗(2005)森林が食料(きのこ)を生産する機能, 森林総合研究所所報 53:2005-8
③林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp136-140, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp143-145, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp140-143, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp118-119, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp104-105, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp107-110, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp126-129, 2,420円+税
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コマ主題細目
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① 木材 ② きのこ ③ その他の林産物
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細目レベル
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① 木材を利用することの意義を学び、森林の多面的機能の発揮のためにできることを考える。 森林整備のために伐採した木材は、快適で健康的な住環境の形成に寄与するだけでなく、森林の多面的機能を高めるため、地球温暖化の防止のためにも貢献する。 建築資材としての木材は、快適な住環境の形成を作り出す様々な特徴がある。一つ目は調湿作用。木材には湿度が高い時期には空気中の水分を吸収し、湿度が低い時期には放出するという特徴がある。二つ目は断熱性。木材は他の建築資材に比べて熱伝導率が低いため、省エネルギー化に寄与する。三つ目は心理面での効果。木材の香りはストレスを軽減し免疫細胞の働きを高める効果がある。 木材の利用は地球温暖化防止にも貢献する。樹木は光合成によって大気中の二酸化炭素を取り込み、木材の形で炭素を貯蔵している。このため、木材を利用することは、大気中の二酸化炭素を固定することにつながる。また、木材は鉄やコンクリートと比べて製造や加工に要するエネルギーが小さい。そのため、鉄骨や鉄筋コンクリートにより建設されてきた建築物を木造にすることができれば、炭素貯蔵効果と省エネルギー効果により、二酸化炭素排出量の削減に貢献できる。 また、国産材の利用が進むことで、伐採や植栽も行うことができる。「伐って、使って、植える」というサイクルを通じて、森林を適正に整備・保全することにつながり、森林の有する多面的機能の持続的な発揮に貢献できる。
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② きのこの役割と利用について理解する。 森林から得られる物質的な恵みは、木材だけではない。森林からとれる生産物(特用林産物)は様々にある。この特用林産物は、林業産出額の5割を占めており、地域経済の活性化や雇用の確保に大きな役割を果たしている。まず、特用林産物の代表であるきのこについてみていく。 きのこ(子実体)とは、子嚢(しのう)菌と担子菌に属する菌類が生活環の中でつくる有性生殖のための胞子形成器官である。よく目にするきのこの大部分は担子菌類に属している。きのこはその生活型から主に菌根性きのこと腐生性きのこに分けることができる。菌根性きのこ(マツタケ、ホンシメジ、ショウロなど)は特定の樹木と共生の関係にあり、樹木の生きている細根に菌糸を侵入させて菌根を形成する。菌根を通して樹木から光合成によってつくられた糖類などの炭水化物をもらい、代わりに樹木の根に土壌中から吸収した窒素、リン酸、カリウム、無機塩類、水分などを与えている。腐生性きのこ(シイタケ、ナメコ、エノキタケなど)は植物の遺体などから栄養分を吸収して生活するもので、主として木材の細胞壁中のセルロース、ヘミセルロース、あるいはリグニンを分解し、栄養源として利用している。腐生性きのこは自然界において落葉、枝条、木材などの有機物を分解して無機物に還元する炭素循環の役割を担っている。 きのこ類の生産額は、生しいたけ、ぶなしめじ、まいたけの順となっている。生産量は長期的に増加傾向にあるが、近年は46万トン前後で推移している。えのきだけ、ぶなしめじ、生しいたけの順となっており、この3種類で生産量全体の7割を占めている。
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③ きのこ以外の特用林産物の特徴について理解する。 森からの恵みは、木材、きのこだけではない。古くから人は多くのものを森林から得てきた。その代表的なものは、木炭、竹材、漆、薪、樹実、山菜、薬草などである。 木炭について、最近は利用する機会も少なくなってきたが、電源なしでも調理や暖房に使えるなど、災害時の燃料として期待できる。また、木炭は多孔質であり吸着性に優れることから、土地改良資材、水質浄化材、調湿材としての利用も進められている。木炭を生産する際に得られる木酢液も、病虫害対策や土壌改良用として利用される。 竹は国内に広く分布し、森林地帯に侵入することで森林が生育できなくなり生物多様性の低下を引き起こす。しかし、古くから日用雑貨、造園用資材、工芸品、食用として利用されてきた。最近では、竹を利用したチップボイラー、竹を原料にした建築材の製造、竹を燃料とするバイオマス発電などの取組も進んでいる。 漆は、ウルシの樹液から生成した塗料で、食器、工芸品、建築物の塗装や接着に用いられている。文化庁は国宝・需要文化財建造物の保存修理に、原則として国産漆を使用する方針を示したことから、ウルシ林の育成や確保、職人の育成が進められている。 薪について、近年はピザ窯やパン窯用としての利用、薪ストーブの販売台数の増加から生産量は増加している。特に薪ストーブの利用を自治体等が支援する動きもみられる。価格は上昇傾向にある。 その他のものとして、くり、わさび、山菜(わらび、ぜんまい、たらのめ、こしあぶら)薬品(くろもじ、きはだ、おうれん)などの利用もある。
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キーワード
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① 住環境 ② 地球温暖化防止 ③ 菌根性 ④ 腐生性 ⑤ 薪
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、森林から得られる恵みに関する講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①木材の特徴について、②木材の利用と地球温暖化防止について、③きのこの生産について、④きのこの特徴について、⑤特用林産物の特徴ついて、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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12
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国有林野や愛知県での取り組み
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十二回目の講義では国土に広く占める国有林や、愛知県が管理している県有林について着目する。
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①林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp216-217, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp216, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp216, 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp158, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp162-163, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp166-167, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp194-195, 2,420円+税
②林野庁企画課(2019)平成30年版森林・林業白書, pp218,221-224, 2,420円+税 林野庁企画課(2020)令和元年版森林・林業白書, pp219-222, 2,420円+税 林野庁企画課(2021)令和2年版森林・林業白書, pp217-224 2,420円+税 林野庁企画課(2022)令和3年版森林・林業白書, pp159-162, 2,420円+税 林野庁企画課(2023)令和4年版森林・林業白書, pp164-168, 2,420円+税 林野庁企画課(2024)令和5年版森林・林業白書, pp168-173, 2,420円+税 林野庁企画課(2025)令和6年版森林・林業白書, pp196-200, 2,420円+税
③愛知県農林基盤局林務部林務課の事業内容 (https://www.pref.aichi.jp/soshiki/rinmu/) 愛知県農林基盤局林務部森林保全課の事業内容 (https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shinrin/)
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コマ主題細目
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① 国有林野の役割 ② 国有林野事業の取組 ③ 愛知県の取組
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細目レベル
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① 国有林野とは何かを知る。 国有林野は国土面積の2割、森林面積の約3割に相当する。国有林野面積率は地域差があり、北海道森林管理局や東北森林管理局管内では3割以上なのに対し、近畿中国森林管理局管内では1割未満である。人工林、原生的な天然林等の多様な生態系を有し、希少種を含む様々な野生生物の育成の場となっている。また、国内全体の生態系ネットワークの根幹として、生物多様性の保全を図るうえで重要な位置を占めている。 国有林野は重要な国民共通の財産であり、林野庁が国有林野事業として一元的に管理経営を行っている。戦後は林産物の供給に重点がおかれ、その事業を企業的に雲煙するため通常の予算とは異なる特別会計におかれて経理されてきた。しかし1998年の抜本的改革で、公益的機能の維持増進を旨とする管理経営方針に大きく転換し、2013年には一般会計で行う事業に移行した。林野庁では、国有林野の管理経営の基本方針等を明らかにするため、5年ごとに10年を1期とする「国有林野の管理経営に関する基本計画(管理経営基本計画)」を策定している。
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② 国有林野で行われている事業について理解する。 森林に対する国民の期待は、国土保全、水源涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など、公益的機能の発揮が中心となっている。そこで国有林野事業でも、公益重視の管理経営を推進している。特に、各森林管理局の森林生態系保全センターや森林ふれあい推進センター等では、地域関係者との協働・連携による森林生態系の保全・管理、自然再生、希少な野生生物の保護などを行っている。本授業では、このような民有林ではあまり行われていない生物多様性の保全に関わる取り組みについて紹介する。 国有林野事業では、原生的な天然林や地域固有の生物群集を有する森林、希少な野生生物の生育・生息に必要な森林を「保護林」として設定している。保護林は、国有林野面積の13%にあたる。これら保護林では、森林の厳格な保護・管理を行い、森林や野生生物のモニタリング調査を実施し、森林生態系の保護・管理や区域の見直し等を行っている。 また、野生生物の生育・生息地同士を結ぶ移動経路を確保するために、「緑の回廊」を設定している。緑の回廊によって、個体群の交流を促進し、種の保全や遺伝子多様性を確保につなげることができる。緑の回廊は、国有林野面積の8%を占めている。 なお、世界自然遺産に設定された国有林のほとんどを、「森林生態系保護地域」(保護林の一種)に設定し、厳格な保護管理に努めている。
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③ 愛知県では森林の管理保全に向けてどのようなことを行っているか理解する。 愛知県の森林は県東部に広がっており、特徴として人工林が多いことが挙げられる。全国的には人工林が4割強であるのに対し、愛知県の人工林率は64%と全国3位となっている。愛知県における地域森林計画は、尾張西三河と東三河の2種類がある。 近年の特徴としては、まず、「伐る・使う→植える→育てる」の循環型林業の推進がある。十分に育った人工林を主伐して若返らせる取り組みを進めている。 次に「あいちのスマート林業」が挙げられる。情報通信技術(ICT)を利用して森林資源情報や地形情報を利用できるシステムを構築すること、スマートフォンやタブレット端末を利用した林業現場への情報提供、木材を出したい人と欲しい人とをつなげるしくみの構築を行っている。 また、愛知県の森林環境税の取組として、「あいち森と緑づくり税」がある。県民の快適な暮らしを支える森や緑を守り育て、健全な状態で将来へ引き継ぐための取組を行っている。具体的には、人工林の整備や里山林の整備、環境教育の推進などを実施している。
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キーワード
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① 保護林 ② 緑の回廊 ③ 生態系ネットワーク ④ GIS ⑤ あいち森と緑づくり税
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本授業では、国有林野や愛知県で行われている事業について講義を進めた。しかし、講義を聞くだけではなかなか自分の知識として定着することは難しいと思う。そこで課題プリントとして練習問題を出すので、この練習問題を通じて自身の理解度を確認してもらいたい。 この課題プリントでは、①国有林野ついて、②国有林野の管理経営方針について、③国有林野や森林に対する国民の期待について、④国有林野事業での生物多様性を保全する取組について、⑤愛知県での森林保全管理ついて、の合計5問を考えることとする。これらの問題を調べながら解くことで、授業で学んだことを再確認し、分からない部分をなくすようにしてもらいたい。 なお、この課題プリントは次回の授業で答え合わせをする。課題プリントと次回の授業での復習で、知識の定着を図るようにしてほしい。
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13
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山村地域の暮らしと林業I
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十三回目、十四回目の講義では、2回に分けて、実際の森林・林業の現場の状況を映画を通して考える。講義前半に映画(前半部分)を観る。講義後半に映画で確認したポイントについて解説する。
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①②三浦しをん(2009)神去なあなあ日常, 徳間書店, 1,500円, pp290
③東北森林管理局・危険な生物 (https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/asahi/siryou/kikenseib.html)
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コマ主題細目
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① 林業現場 ② 林業就業支援講習 ③ 安全な伐り方 ④ ⑤
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細目レベル
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① 森林・林業の現場の状況を考える。 森林のことを広く知ってもらうために、林野庁もサポートしている三浦しをん原作のベストセラー小説「神去なあなあ日常」。林業をテーマにしたこの作品は『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』として2014年に映画化された。 主人公・勇気は都会育ちで、高校を卒業したばかりの18歳。ひょんなことから山奥の村で1年間の林業研修プログラムに参加することになる。ところが着いた先は、携帯もつながらないほどの山の中。仕事も過酷で、危険と隣り合わせだと知った勇気は逃げ出そうとするが、地元で生きる人々との出会いを通して、林業の魅力に次第に惹かれてゆく。 この作品に出てくる研修、森林整備、田舎暮らしなど、フィクションではあるが林業現場の状況を知るにはよい教材だと考えられる。そこで本授業では、この作品を2回に分けて解説を交えながら観ることで、山村暮らし・森林・林業の状況を理解する。
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② 本作品に出てきた林業研修について解説する。 主人公が参加した林業研修プログラムは、林野庁が実施している「緑の雇用」事業がモデルとなっており、林業就職支援研修を基にしていると考えられる。 林業就職支援研修は、林業に興味がある人を対象にして、各都道府県で毎年一回実施されている。5日間の研修と20日の研修があり、5日間コースでは「林業の基礎知識」「安全衛生講習」「林業体験」「林業職場見学」「就職・生活相談」が、20日コースでは5日間コースの内容に加えて「刈払機資格講習」「チェンソー資格講習」「小型車両系建設機械(3t未満)資格講習」(整地・運搬・積込用の機械)を受けて資格を取得することができる。これらは無料で受講できるもので、修了すれば林業事業体に就職する際に有利となるといえる(就職を保証する制度ではない)。 また、主人公は林業事業体に1年間の研修として受け入れられたが、実際の「緑の雇用」事業の「フォレストワーカー研修」は、既に雇用された林業経験2年未満の初心者を対象に3年間実施されるプログラムである(原作では主人公は林業事業体に就職している)。
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③ 林業作業での危険な作業の一つである伐倒について理解する。 映画の中で樹木を伐倒する場面が出てきた。樹木を倒すときは、狙った方向に倒す技術がないと、危険であるとともに、他の樹木に掛かって倒れない「かかり木」となってしまう。かかり木になると、外すために時間をとられるため、作業効率が著しく低下する。 木を狙った方向に倒すには、木の根元に、「受け口」と「追い口」という二つの切れ込みを入れる。受け口とは、伐倒方向を定めるために作る口のようなものである。この口元の一直線のラインを会合線(かいごうせん)といい、この会合線を正しい方向にきれいに作ることがもっとも大切である。受け口の大きさは直径の1/4程度、受け口の角度は30~45度とする。 次に、受け口の下側から2/3くらいの高さ位置で、受け口の反対側から水平に切り込みを入れる。この切り込みを「追い口」という。追い口は、受け口の会合線に平行になるように切り進み、最後に一定幅を残す(直径の1/10くらい)。この一定幅をツルという。追い口からクサビを2本打ち込むと、ツルを起点にして、蝶番のような形で樹木は倒れる。ツルをいかに正しく作ることができるかが、伐倒のポイントとなる。映画の中で出てきた「倒れるぞー」というかけ声は、最近はあまり使われない。呼子で伐倒を周囲に知らせるのが一般的である。 チェンソー使用時の最も危険な現象の一つが、キックバックである。作業中にガイドバー先端上部分に物が当たると、チェンソーが作業者向きに跳ね上がる現象である。そのため、使用前にはキックバックに対する安全装置が働いているか確認するとともに、チェンソー利用者には近よらないことが大切である。
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④
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⑤
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キーワード
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① 神去なあなあ日常 ② 緑の雇用 ③ 林業就職支援研修 ④ 受け口・追い口 ⑤ キックバック
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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これまでの講義で、緑地の保全管理全般にわたること、その後緑地の中でも特に森林に対象をしぼり、日本の森林の特徴と日本の森林が抱える課題、その対策などについて学んできた。そこで、これまで学んできた内容を振り返ると共に知識を定着するため、練習問題を見直してもらいたい。 今回は講義前半部分、緑地全体について学んだ1回目~5回目と、森林の導入である6回目の講義を重点的に見直してほしい。講義の1回目は森林・緑地・生態系について、2回目はビオトープについて、3回目は環境保全に関する法律について、4回目は緑地の計画について、5回目は緑地の施工について、6回目は日本の森林の現状と問題について学んできた。以前取り組んだ練習問題を再び考えることで、理解を確実なものにすることができると考える。
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14
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山村地域の暮らしと林業II
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十三回目、十四回目の講義では、2回に分けて、実際の森林・林業の現場の状況を映画を通して考える。講義前半に映画(後半部分)を観る。講義後半に映画で確認したポイントについて解説する。
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①② 三浦しをん(2009)神去なあなあ日常, 徳間書店, 1,500円, pp290
③東北森林管理局・危険な生物 (https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/asahi/siryou/kikenseib.html)
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コマ主題細目
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① 林業現場 ② 行政 ③ 危険生物 ④ ⑤
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細目レベル
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① 森林・林業の現場の状況を考える。 森林のことを広く知ってもらうために、林野庁もサポートしている三浦しをん原作のベストセラー小説「神去なあなあ日常」。林業をテーマにしたこの作品は『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』として2014年に映画化された。 主人公・勇気は都会育ちで、高校を卒業したばかりの18歳。ひょんなことから山奥の村で1年間の林業研修プログラムに参加することになる。ところが着いた先は、携帯もつながらないほどの山の中。仕事も過酷で、危険と隣り合わせだと知った勇気は逃げ出そうとするが、地元で生きる人々との出会いを通して、林業の魅力に次第に惹かれてゆく。 この作品に出てくる研修、森林整備、田舎暮らしなど、フィクションではあるが林業現場の状況を知るにはよい教材だと考えられる。そこで本授業では、この作品を2回に分けて解説を交えながら観ることで、山村暮らし・森林・林業の状況を理解する。
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② 地域の森林の保全管理に関連する仕事について紹介する。 主人公は森林に関わる仕事として林業事業体への就職を志した。森林保全管理の仕事に就くには林業事業体への就職以外にもいろいろとあるが、ここでは地域の森林保全管理に直接携わっている行政職員について紹介する。 市町村の職員には、市町村森林整備計画や森林経営管理制度など、市町村で実施する森林整備の主体になるという重要な役割がある。しかし、林務専門として採用されることは少なく、一般行政職員として採用される。そして定期的な人事異動により担当が決まる。つまり、森林に関して十分な知識がある人が林務担当になるとは限らない。そのため、森林総合監理士(フォレスター)や都道府県の林業普及指導員と連携していくことが大切となる。 一方、都道府県では林務担当として採用されることが多い。このうち、地域の森林整備や林業振興に直接携わるのは林業普及指導員である。林業普及指導員になるためには、林業普及指導員の資格試験を突破するとともに、林業普及担当に配属になることが必要である。担当となった場合、市町村森林整備計画や事業体が立てる森林経営計画の策定助言などに取り組むこととなる。
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③ 森林での作業における危険な生物について理解する。 映画の中で主人公は多くの危険な動物に遭遇した。最初はシカとの衝突であり、次にヤマビル、最後にマムシに噛まれた。映画では多少強調されていたが、森林内で作業を行っていると、このような危険に遭遇する可能性もある。 映画には出てきた以外にも人に害を与える生物はたくさんおり、①スズメバチ、②マダニ、③クマ(ヒグマやツキノワグマ)、④イノシシ、⑤ニホンザル、⑥ニホンカモシカ、⑦ニホンジカなどが挙げられる。この中で特に命の危険があるものは、スズメバチ、クマ、マダニである。スズメバチに刺された場合、アナフィラキシーショックを引き起こすと、血圧の低下、意識もうろうといった症状がでる。刺された場合は速やかに病院で受診すべきである。アレルギーのある人はエピペンに代表される補助治療剤を携帯すべきだろう。クマとの遭遇や人身被害は毎年各地で報告される。クマと遭遇する可能性のある場所に行くときは、熊鈴や熊スプレーの携帯は必須といえる。マダニに刺されると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の心配がある。その場でマダニを取り除く道具がなければ、無理に剥がさず、そのまま病院に行き治療してもらうのがよい。 山に行くときは、被害に合わないように対策を立てるとともに、被害にあった場合の対処方法も考えておくことが大切である。
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④
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⑤
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キーワード
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① 神去なあなあ日常 ② 市町村職員 ③ 県職員 ④ スズメバチ ⑤ クマ
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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これまでの講義で、緑地の保全管理全般にわたること、その後緑地の中でも特に森林に対象をしぼり、日本の森林の特徴と日本の森林が抱える課題、その対策などについて学んできた。そこで、これまで学んできた内容を振り返ると共に知識を定着するため、練習問題を見直してもらいたい。 今回は講義後半部分、日本の森林問題について取り組んだ6~12回目の講義を重点的に見直してほしい。講義の7回目は森林計画などの整備について、8回目は森林経営管理制度ついて、9回目は森林をどのように保全していくかについて、10回目は中山間地での林業の問題等について、11回目は森林から得られる物質的な恵みについて、12回目は国有林野や愛知県での森林保全管理について学んできた。以前取り組んだ練習問題を再び考えることで、理解を確実なものにすることができると考える。
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全体まとめ
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科目の中での位置付け
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本講義は、最初に緑地を管理していくために必要な「ビオトープ」という概念に着目し、次のとおり進めていく。①ビオトープとは一体何なのか定義を確認する。②緑地を管理していくために必要な法律にはどんなものがあるのか学び、どのように保全につながるのかを理解する。③ビオトープの概念を基にして、緑地を計画するために必要な知識を理解する。④ビオトープの概念を基にして、どのように施工を行えば適切に緑地を造成・管理できるのか、現場技術者の視点で学ぶ。 次に、国内最大の緑地ともいうべき森林に着目して、森林の保全管理について次のとおり学ぶ。①国内の森林の現状と問題を理解する。②問題解決に向けて現在行われている取り組みや,新たに始まった森林管理システムについて学ぶ。③森林を保全するために行われていることを知る。④森林を保全しながら活用する林業について理解する。⑤森林保全に向けて行われている国有林や県の取組を学ぶ。 十五回目の講義では、これまで学んできた内容の復習を行う。
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①これまで配布した課題プリント(1~5回目)
②これまで配布した課題プリント(6~12回目)
③練習プリント
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コマ主題細目
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① 緑地の管理 ② 森林の保全 ③ 全体まとめ ④ ⑤
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細目レベル
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① 緑地全般の保全や管理について学んできた内容を振り返る。 今回の講義では、練習問題の復習を通じて、知識を定着していく。緑地全体について学んだ1回目~5回目において、講義の1回目では森林・緑地・生態系について、2回目ではビオトープについて、3回目では環境保全に関する法律について、4回目では緑地の計画について、5回目では緑地の施工について勉強をしてきた。そして、それぞれの内容に練習問題を5問ずつ、課題学習として学んできたと思う。 可能な限り練習問題をすべて振り返りながら、知識のあやふやなところを補足・解説していく。特に誤りやすい問題について注意点を述べていく。時間に余裕があれば、新たな問題を解くことにも挑戦する。これら一連の流れの中で、緑地の保全に関する全般的な知識の充実化に努める。
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② 森林の保全や管理ついて学んできた内容を振り返る。 今回の講義では、練習問題の復習を通じて、知識を定着していく。森林について学んだ6回目~12回目において、講義の6回目では日本の森林の現状と問題について、7回目では森林計画などの整備について、8回目では森林経営管理制度ついて、9回目では森林をどのように保全していくかについて、10回目では中山間地での林業の問題等について、11回目では森林から得られる物質的な恵みについて、12回目では国有林野や愛知県での森林保全管理について学んできた。そして、それぞれの内容に練習問題を5問ずつ、課題学習としておのおの学んできたと思う。 可能な限り練習問題をすべて振り返りながら、知識のあやふやなところを補足・解説していく。特に誤りやすい問題について注意点を述べていく。時間に余裕があれば、新たな問題を解くことにも挑戦する。これら一連の流れの中で、森林の保全に関する全般的な知識の充実化に努める。
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③ 緑の管理について、自分の考えをまとめる これまで本講義では、緑がどうして重要か、どうして保全する必要があるか、どのように管理することが大切か、などを一方方向で伝えてきた。基礎知識を習得するためにこのような方法も必要ではあるが、社会に出て水や緑の保全や管理に取り組んでいくためには、やはり自分で問題や解決方法を考える、というトレーニングが必要であると考えられる。 そこで本項では、水と緑についての自分の考えをまとめるという練習問題を解く。ここで大切なことは、相手に自分の意図を伝えるために、主張をコンパクトにまとめることである。これまで分量が多いことが重要という先入観があるかもしれないが、長々とした主張は相手に読んでもらえない。主張内容を絞ってまとめてもらいたい。
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④
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⑤
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キーワード
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① ビオトープ ② 緑地管理 ③ 森林保全 ④ 森林管理 ⑤ 問題演習
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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これまでの講義で、緑地と森林の保全について基本的なことから実用的なことまで学んできた。具体的には、これまで、1回目には緑地・森林生態系について、2回目にはビオトープ論について、3回目には緑地関連の関連法令について、4回目にはビオトープ計画について、5回目にはビオトープ施工について、6回目には日本の森林の現状と問題について、7回目には森林計画などの整備について、8回目には森林経営管理制度ついて、9回目には森林をどのように保全していくかについて、10回目には中山間地での林業の問題等について、11回目には森林から得られる物質的な恵みについて、12回目には国有林野や愛知県での森林保全管理について学んできた。 そこで、これまで学んできた内容を振り返ると共に知識を定着するため、今回の講義で復習した課題ブリントを見直し、確実に解けるようにしてもらいたい。
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