区分 専門科目-成人・高齢者看護学-高齢者看護学
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
専門科目の「成人・高齢者看護学」に位置付け、高齢者看護学を実践するための基盤として、強化プログラムの科目の1つと位置付けられている。認知症及び認知症高齢者ケアに関する基礎的知識を学ぶ。
科目の目的
本科目は、認知症及び認知症高齢者ケアに関する基礎的知識を学ぶ科目である。高齢化の延伸に伴い、看護の対象である人々に認知症者が増加している。2025年問題、さらには2045年問題を抱えている日本社会において認知症者とその家族のQOLの維持、専門的な知識と技術の向上は重要な課題となっている。認知症の原因や症状、心理状態などを正しく理解し、家族を含めた認知症者を取り巻く環境における視点を養うことを目的とする。
到達目標
①認知症の原因疾患と特徴、治療が理解できる。
②認知症者について理解できる。
③認知症の中核症状、心理行動症状(BPSD)、またその援助方法が理解できる。
④認知症者の倫理的課題が理解できる。
⑤認知症に関連する課題について理解できる。

科目の概要
本科目は、高齢者看護学領域の認知症高齢者看護の強化プログラムであり、今後増加が予測されている認知症者の看護・援助をさらに探求するための科目である。またこの科目の後に続く、「認知症看護技術論」「認知症看護演習」の基盤となる科目である。認知症の代表的な疾患と特徴、及び症状に対応した最新の知識と技術について学ぶ。また最新の薬物療法と非薬物療法の実際について知り、認知症者とその家族に対する質の高い看護実践ができるための基本的知識と技術を学ぶ。さらに告知やターミナルケアなどの認知症をめぐる今日的な課題について知り、課題を明らかにする。そのために認知症に関連した映像資料から、認知症者の病状及び本人、家族の思いについてディスカッションする。その後認知症の原因疾患別の特徴やケア、かかわり方の特徴について整理する。特に認知症の中核症状とBPSD、アルツハイマー型認知症と援助方法の特徴を学ぶ。認知症の薬物療法・非薬物療法や認知症者看護の倫理的課題と対応、急性期医療における認知症者の看護について学び、認知症をめぐる今日の課題についてディスカッションする。
科目のキーワード
①認知症高齢者の理解
②認知症の原因疾患と特徴、及び中核症状と心理行動症状(BPSD)
③認知症者の生活・療養環境のアセスメント
④認知症の薬物療法と非薬物療法
⑤認知症者の倫理的課題
⑥急性期医療における認知症者の看護
⑦認知症に関連する社会的課題と保健医療福祉制度

授業の展開方法
第1-2回は認知症に関連した映像資料を視聴し、教員と学生間で気になった症状・状況、なぜ気になったのか、疑問を感じた場面、理解できなかったこと、不思議だと感じた場面等についてディスカッションを行う。
第3回以降はALを中心にすすめ、学生は各回の事前課題の発表、あるいは調べた内容をプレゼンテーションし、互いに情報を共有、交換する。また、疑問点や不明確な点について、教員から回答を得る。あるいは討議することで理解を深め、考察する。講義終了時に確認テストを実施する。
最終回はこれまでのまとめとして、学んだことや認知症看護の課題、自分の課題について発表し、ディスカッションを行う。

オフィス・アワー
研究室703:木曜4・5限
(メールはいつでも受け付けます)
Email:k-akamatsu@uhe.ac.jp

科目コード ERM04
学年・期 3年・後期
科目名 認知症看護援助論
単位数 1
授業形態 講義
必修・選択 選択
学習時間 【演習】16h
【予習・復習】29h
前提とする科目 高齢者看護学概論 在宅高齢者看護学実習 高齢者看護援助論Ⅰ・Ⅱ 高齢者看護学実習 老年疾病治療論
展開科目 認知症看護技術論 認知症看護学外演習 認知症看護演習 統合実習(高齢者) ヘルスアセスメントⅡ 看護研究
関連資格 看護師 保健師
担当教員名 赤松公子
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 認知症高齢者の理解(1) 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第1回はDVDやドキュメンタリーを視聴後に認知症の病状及び認知症者本人および家族の思いについてディスカッションし、課題レポートに整理する。

①DVD「そうかもしれない」2005年:105分
DVD「ペコロスの母に会いに行く」2013年:113分
DVD「ぼけますから、よろしくお願いします。」2018年:102分

参考資料
②山田律子他:生活機能から見た老年看護過程(第4版),医学書院,2020.

③北川公子他:系統看護学講座 老年看護学,医学書院,2018.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.
コマ主題細目 ① 認知症者の症状と日常生活の困難さ ② 認知症者の家族の思い ③ 認知症者観と認知症看護観
細目レベル ① 映画やドキュメンタリー等を視聴し、何を感じ、何を学び、どのような課題があると感じたかについて学生と教員間でディスカッションを行う。その際、認知症と認知症看護、及び自己の課題についても明確にする。理解した内容は、所定の用紙にまとめる。自己の課題に対しては、これから認知症看護強化コースの科目で解決に結びつくように学んでいく。
② 様々な映像資料から、家族の思い、認知症を抱える家族への看護、課題、社会的支援の具体的活用手段について、何を理解し、どのような課題があると感じたか、また家族看護の必要性や重要性、家族への支援に関する課題・疑問を箇条書きにし、今後の科目内でレポート課題として取り上げプレゼンテーションする。認知症の家族看護については家族看護学で活用するカルガリー、渡辺式、家族システム理論等を紹介する。家族支援のためのアセスメントやICF(国際生活機能分類)でアセスメント展開した事例を紹介し、認知症看護のアセスメントについて理解する。また認知症高齢者看護の歴史にもふれ、倫理的視点でとらえる素地を創る。
③ 認知症者その家族が何を望み、どのような状況にあるのかについて事例を通して考える。事例は、これまでの経験や映像資料、ディスカッションを通して考えた認知症、認知症を抱える人とその家族などについて自分の言葉で表現する。その過程の中で、認知症看護に関する自己の課題、あるいは今の自分に何ができるかを考え表現する。自己の認知症看護観を明確に表現することができるようになることは、本科目では最終的な到達目標であることを理解する。
キーワード ① 認知症高齢者の思い ② 介護家族の思い ③ 認知症と中核症状 ④ 中核症状とBPSD ⑤ 認知症の理解と認知症看護観
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施する。
復習・予習課題 予習:これまでの老年看護関連科目の認知症、及び認知症看護に関連した内容を読んで出席する。また看護倫理に関する科目、及びコマの資料などを復習してから出席する。その中から自己の課題(より深めたいテーマ)を見つけ、議案提示できるように準備して出席する。
復習:DVDを視聴して認知症者と家族の思い、及び疾患別の特徴とそれぞれのケアについて、テキスト、資料、ディスカッションから課題レポートを暫定的に完成させる。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている(自分で項目を加えてもよい)。今後の授業展開で追加し、最終的に提出とする。
次回までの課題:「認知症の中核症状」「BPSD」についてまとめてくる。

2 認知症高齢者の理解(2) 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第2回はDVDやドキュメンタリーを視聴して、認知症の発症経過と病状と、認知症者本人および家族の思いについて理解した内容と、テキスト・配布資料・自己の持つ資料等を参考にディスカッションする。

①DVD「そうかもしれない」2005年:105分
DVD「ペコロスの母に会いに行く」2013年:113分
DVD「ぼけますから、よろしくお願いします。」2018年:102分

参考資料
②山田律子他:生活機能から見た老年看護過程(第4版),医学書院,2020.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.
コマ主題細目 ① 認知症の理解(原因疾患とその特徴) ② 認知症の理解(中核症状、BPSD) ③ 認知症高齢者、および介護家族の思いへの理解
細目レベル ① 認知症の基礎知識を学ぶことは、医療・看護従事者にとって非常に重要である。患者の症状や状態に応じた適切なケアを提供するためには、まずその病態や進行過程を深く理解することが必要である。認知症の定義や種類(アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型など)について学ぶことによって、各タイプの特性を把握でき、患者に適した対応ができるようになる。また認知症の病態生理や進行の特徴を知ることで、患者の症状の変化に適切に対応できるようになり、患者の生活の質(QOL)の向上を目指したケアが提供可能になる。さらに介護や家族のサポートも必要とするため、基礎知識を学ぶことで、家族へのアドバイスや支援も効果的に行えるようになる。認知症は単なる疾患の治療だけではなく、患者とその家族全体を支える包括的なアプローチが求められるため、基礎的な理解は全体的なケアの質を向上させるために不可欠な要素である。基礎知識について教科書や映像資料から学び、その学びを共有する。またどのようなケアや対応が必要なのか、本人と家族がどのように生活上の困難さを来しているのか、どのような課題があると感じたかについてのディスカッションを行う。今後において、自己の課題解決に結びつくよう学び進めていくことを理解する。
② 認知症患者は、記憶障害や判断力の低下といった中核症状に加え、幻覚や不安、徘徊といった周辺症状(BPSD)を抱えることが多くみられる。これらの症状を理解し、適切に対応できることは、患者のQOLを向上させるために極めて重要である。中核症状や周辺症状は、患者本人だけでなく、家族や介護者にも大きな影響を与えるため、医療・介護従事者がそれぞれの症状に対する理解と対応方法を身につけることが求められる。中核症状に対しては、認知症の進行に応じた治療やケアが必要であり、記憶障害に対する補助的な方法や判断力の低下に対する支援方法を理解することが求められる。周辺症状(BPSD)は患者にとって精神的な苦痛を伴うことが多いため、これらの症状を軽減させるためのアプローチを知ることが重要である。認知症の症状に対する適切な対応を学ぶことで、患者の症状を理解し、適切な支援を行うことができ、治療とケアの質が向上する。これにより、患者自身の生活の質の向上だけでなく、家族や介護者の負担軽減にもつながる。これらの症状について教科書や映像資料から学び、その学びを共有する。またどのようなケアや対応が必要なのか、本人と家族がどのように生活上の困難さを来しているのか、どのような課題があると感じたかについてのディスカッションを行う。今後において、自己の課題解決に結びつくよう学び進めていくことを理解する。
③ 様々な映像資料から、家族の思いや認知症を抱える家族への看護、社会的支援の具体的活用手段について、それぞれにどのような課題があると感じたか、家族看護の必要性・重要性と、家族への支援に関する課題・疑問についてプレゼンテーションする。
キーワード ① アルツハイマー型認知症 ② 中核症状とBPSD ③ レビー小体型認知症 ④ 症状と心理状態の理解
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:認知症の中核症状とBPSDについてまとめてくる。
復習:DVDを視聴して認知症者と家族の思い、及び疾患別の特徴とそれぞれのケアについて、テキスト、資料、ディスカッションから得た知識を課題レポートに加えて完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。 
次回までの課題:認知症のBPSDがどのように発現するのかを、DVDなどから例を挙げて説明できるようにしてくる。

3 認知症の原因疾患と特徴、及び中核症状と心理行動症状(BPSD) 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第3回はDVDやドキュメンタリーを視聴して、認知症の原因疾患と特徴、及び中核症状と心理行動症状(BPSD)について理解した内容と、テキスト・配布資料・自己の持つ資料等を参考にしながらディスカッションする。

参考資料
①山田律子他:生活機能から見た老年看護過程(第4版),医学書院,2020.

②北川公子他:系統看護学講座 老年看護学,医学書院,2018.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.
コマ主題細目 ① 認知症の経過 ② 認知症の中核症状とBPSDへの対応 ③ 認知症高齢者への看護
細目レベル ① 認知症は一般的に長い経過をたどる。早期認知症(MCI)の段階から常時介護が必要な状態まで、徐々に症状は進行していく。そのため、認知症者も家族介護者も、いつ終わるかわからない不安と葛藤の中を長期間過ごすことになる。さらに、これまでできていたことができなくなる辛さや、覚えていたことを失っていくこと、分かっていたことが分からなくなるという苦痛は、他者には理解しがたいものである。認知症は長い経過の中で、徐々に記憶を失い、移動手段を失い、日常生活を失い、言葉を失い、食べるという人間には必要不可欠なことも難しくなっていく。その過程の中で、徐々に支援が必要な事柄が増え、家族介護だけではなく、多くの社会的な資源を上手に使いながら、家族の生活も維持しなければならない。できる限り認知症の進行を予防しながら療養を維持するには、タイムリーな支援が必要である。そのタイムリーな支援を行うためには、病状の進行を的確に判断することが重要であることを理解する。
② 認知症における中核症状とBPSDへの対応は、患者個々の症状や進行度、生活環境に応じて柔軟に行う必要がある。家族や介護者との密な連携を取りながら、患者に最適な支援を行うことが、患者の生活の質(QOL)を向上させるために重要である。周辺症状(BPSD)は、認知症患者が抱える精神的または行動的な問題を指し、これらの症状は認知症の進行に伴って現れ、患者本人やその家族、介護者にとって非常に負担になることがある。主要なBPSDには、不安・焦燥、攻撃的行動(暴力的、言葉での攻撃)、幻覚・妄想、徘徊、抑うつ、食欲の変化があげられ、その対応方法についても理解する。
③ 認知症高齢者への看護は、患者の身体的、精神的、社会的なニーズに対応できるようになることを目指している。認知症は記憶や認識、判断力の低下を引き起こす疾患であり、患者とその家族に多大な影響を与える。また認知症高齢者への看護は、患者の症状に対して柔軟で個別的なアプローチをすることが求められる。認知症の基本知識を基に、患者や家族とのコミュニケーション、環境整備、BPSDへの対応、チーム医療の重要性を学び、実践的なスキルを身につけることが大切である。患者の生活の質を向上させるためには温かい心で寄り添う姿勢が不可欠であり、認知症の基本的な知識とともに、患者一人ひとりに合わせたケアを提供する方法についてディスカッションを行う
キーワード ① アルツハイマー型認知症 ② レビー小体型認知症 ③ 前頭側頭葉型認知症 ④ 血管障害型認知症 ⑤ ① 記憶障害  ② 失認・失行  ③高次脳機能障害 ④ 実行機能障害 ⑤認知症と尊厳性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:認知症のBPSDがどのように発現するのかを、DVDなどから例を挙げて説明できるようにしてくる。
復習:DVDを視聴して疾患別の特徴とそれぞれのケア、及び認知症者と家族の思いについて、テキスト、資料、ディスカッションから得た知識を課題レポートに加えて完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。本時の振り返りは、主に疾患の病態と症状について記載を加えておく。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。

4 認知症者の生活・療養環境のアセスメント 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第4回はDVDを視聴後に認知症の病状、及びアセスメントについてディスカッションし、自己の認知症看護観を深める。

参考資料
①山田律子他:生活機能から見た老年看護過程(第4版),医学書院,2020.

②北川公子他:系統看護学講座 老年看護学,医学書院,2018.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社, 2017.
大塚俊男, 本間昭監修:高齢者のための知的機能検査の手引き,ワールドプランニング,2011.
コマ主題細目 ① 認知症者の生活・療養環境のアセスメント ② 認知症者の自立度と認知度と生活のアセスメント ③ 認知症者の家族看護のアセスメント
細目レベル ① 認知症者の生活・療養環境のアセスメントは、患者が安全で快適に生活できるように環境を整備し、適切なケアを提供するために不可欠である。アセスメントを行う際には、患者の身体的・精神的状態、住環境、介護者の状況などを総合的に評価し、個別のニーズに合わせた、患者にとって最適なケアを提供することが求められる。患者の状態に応じた支援を行いながら、認知症者が可能な限り自立した生活を送れるよう環境を整えることが重要である。そのため、認知症者にとっての安全な環境(転倒防止、認識しやすい案内表示など)、生活の質(QOL)を高めるための環境調整(音楽療法、嗜好に合った家具配置)、介護者の負担軽減のための支援策(レスパイトケア、介護サービスの活用)などについてディスカッションを行い、多角的な視点からの学びを深める。
② 認知症の診断基準、神経心理学的検査、画像検査について学ぶ。認知状態の評価指標以外の認知症に関連した各種検査について、認知症診療ガイドライン(2017)を紐解きながら所見と症状の出現と生活を結び付けて理解する。また、自己表現が困難な状況をアセスメントする他者評価、表情や行動評価など、評価尺度の開発など様々な取り組みにもふれてアセスメントの視野を広げる。特に高齢者の自立度、認知度の評価については、いくつかの評価尺度の内容を丁寧に読み取り、その評価尺度の開発に関する文献を取り寄せて、評価尺度作成の研究過程についてもふれておく。とくに認知度は、各種制度を使用する際に重要な指標であることから、項目内容についてよく調べて理解する。
③ 認知症者にとって家族介護は、療養生活の継続に必要不可欠な要因である。家族がどのように考え、どのような状況にあるのか、認知症者との関係はどのようなものかによって、家族への看護介入の方法を編子しなければならない。したがって、認知症者自身のアセスメントが重要であると同じように、家族の介護負担がどのような状況にあるのか、家族の関係性や、家族の思いなどを含めて家族をアセスメントする方法について理解する。本時にはカルガリー式家族看護アセスメント、渡辺式家族看護アセスメント、生活力量モデルアセスメント、家族機能アセスメントなどについて、一つひとつの特徴と、アセスメント事例を参考に理論について理解する。そして、これまでの経験から一つの家族アセスメント法を選んで、枠組みに沿ってアセスメントしてみる。そのうえで、これまでの家族看護の視点を深める、あるいは広める。
キーワード ① 認知症の症状(中核症状とBPSD)HDS-R、MMSE、MRI、PET ② 療養環境・生活 ③ 自立度と認知度の評価(HDS-R、MMSE) ④ 家族看護アセスメント ⑤ 家族看護の介入
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:認知症者数、及びその生活状況について内閣府が行っている実態調査を参考にまとめてくる。
復習:DVDを視聴して認知症者と家族の思いについて、テキスト、資料、ディスカッションから得た知識を、課題レポートに加えて完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。本時の振り返りは、主に認知症者の生活や暮らしなど環境に焦点を当てて記載を加えておく。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。
次回までの予習:非薬物療法を調べてくる。

5 認知症の薬物療法・非薬物療法 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第5回は認知症の薬物療法について理解し、非薬物療法の方法についてディスカッションする。また映像資料から、最新薬物療法についての学びを得る。

参考資料
①中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.

②中島健二他:認知症ハンドブック(第2版),医学書院,2020.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
コマ主題細目 ① アルツハイマー型認知症の薬物療法 ② BPSDへの薬物療法 ③ 非薬物療法
細目レベル ① アルツハイマー型認知症の薬物療法について、診断基準と診療ガイドラインを確認する。アルツハイマー型認知症(AD)は進行性の疾患であり、薬物療法は症状の進行を遅らせ、生活の質(QOL)を向上させることを目的としている。薬物の作用機序、副作用、投与時の注意点、患者・家族への支援についての学びが必要である。そのために、服薬支援の方法や患者・家族への支援方法についてディスカッションを行い、患者の生活全体を支える視点を持つ。
② 認知症の進行に伴い、興奮、幻覚、うつ、不眠などのBPSDが現れることがある。これらに対して状況に応じた薬物療法が行われるため、BPSD(攻撃性、興奮、幻覚、妄想など)に対する薬物療法について理解する。BPSDの薬物療法の基本的な考え方は、第一選択は非薬物療法(環境調整、コミュニケーション、ケアの工夫)、薬物療法は重度の症状や生活に影響が大きい場合に限る、高齢者は薬剤感受性が高いため副作用に注意が必要、最小限の投与で効果と副作用のバランスを慎重に評価するである。したがって薬の適応と副作用を理解する、非薬物療法を優先し環境調整を行う、患者の状態を観察し副作用を早期に発見する、家族と連携し、薬の管理や説明を行うなどの視点が重要となる。薬物療法と非薬物療法のバランスを考えながら、安全なケアを提供するための知識と実践を学ぶことが重要である。
③ 認知機能改善のためのリハビリテーションについて理解し、生活リハビリテーションが重要になること、つまり生活すること自体が認知症者にとってはリハビリテーションとなることを念頭に置いてケアを行う必要がある。認知症者に残存している機能、できる機能を最大限に生かし、その瞬間を全人的にとらえた介入を行う臨機応変な対応が必要であることを理解する。また、運動療法、園芸療法、音楽療法、絵画(美術)療法、回想法、リアリティオリエンテーション(RO)、リラクゼーション、アニマルセラピー、アロマセラピー、学習療法など、様々な非薬物療法が開発され実施されている。認知症者個々の強みを生かして工夫して介入された効果について、研究論文を用いて各種評価指標とその結果を中心に理解する。
キーワード ① アルツハイマー型認知症の薬物療法 ② ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン ③ メマンチン ④ BPSD ⑤ 非薬物療法
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:認知症の非薬物療法の種類・方法・効果・留意点などについて調べてくる。
復習:認知症の疾患型別の特徴とそれぞれの薬物療法について、テキスト、資料、ディスカッションから、得た知識を課題レポートに加えて完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。本時の振り返りは主に薬物療法と非薬物療法の種類と効果に焦点を当てて記載を加えておく。特に薬物療法の目的と主作用・副作用の発生機序と看護上の問題の記載を加えておく。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。
次回までの予習:認知症者に関連した倫理的課題を調べてくる。

6 認知症高齢者の入院治療における倫理的課題と看護師の役割(1) 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第6回は認知症者に関連する倫理的課題(身体拘束・虐待・意思決定・人生会議・アドバンスドプランニングなど)についてディスカッションする。

参考資料
①日本認知症予防学会:認知症予防専門士テキストブック,徳島書店,2017.
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン,厚生労働省HP.

②中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
コマ主題細目 ① 認知症高齢者の倫理的課題(身体拘束・虐待) ② 認知症高齢者の倫理的課題(意思決定・権利擁護) ③ 看護師の役割(アドバンスケアプランニング・人生会議・チーム医療・多職種連携)
細目レベル ① 認知症高齢者の倫理的課題の身体拘束について、身体拘束に当たる行為(厚生労働省:身体拘束ゼロへの手引き)を確認し、身体拘束による弊害には「身体的弊害」「精神的弊害」「施設内弊害」「社会的弊害」があることを理解する。こうした身体拘束の現状、及び制度の中でどのようにとらえられているかを、認知症ケアの歴史とともに、倫理原則に基づいて考える。また、認知症高齢者に対する安全確保(リスクとリスクマネジメント)と身体拘束の現状を知る。身体拘束を行わないためのケア、工夫を自己の経験を踏まえて考案する。また、認知症高齢者の虐待の現状および要因、その防止について理解する。転倒防止のために拘束するべきか、スタッフが少ないから見守りができない場合どうするべきか、家族が虐待をしている可能性がある場合どう対応するかなど、ディスカッションを行い、現場での倫理的ジレンマについて考える。
② 認知症高齢者のケアにおいて、意思決定支援と権利擁護は重要な倫理的課題である。認知症が進行すると、判断能力が低下し、適切な意思決定が難しくなることがある。そのため、医療・介護の場面では「本人の意思をどのように尊重するか」「どこまで家族や支援者が決定してよいか」といった倫理的ジレンマが生じる。本人の意思をどこまで尊重できるか、家族の意向とのバランスをどう取るか、患者の最善の利益とは何かについて事例を用いてディスカッションを行い、倫理的視点を養う。
③ 看護師は、患者の意思決定を支援し、適切なケアを提供するために重要な役割を果たしている。アドバンスケアプランニング(ACP)(人生会議)では、患者や家族と対話し、将来の医療・ケアの希望を確認し、共有することが求められる。患者が意思を表明できなくなった場合でも、事前の話し合いをもとに尊厳あるケアが提供できる。またチーム医療や多職種連携では、医師、介護職、リハビリ専門職、薬剤師、社会福祉士などと協力し、患者中心のケアを実現する。看護師は患者と最も近い存在として、日々の観察をもとに他職種と情報を共有し、適切なケアプランを調整する役割を担っている。看護師は、ACPを推進し、多職種と連携しながら、患者の意向に沿った質の高いケアを提供することで、患者の尊厳とQOL(生活の質)の向上に貢献している。そこでアドバンスケアプランニングの定義、取り上げられるようになった経緯、国が提唱する人生会議における看護師の役割について、テキストや資料などからディスカッションを行う。また事例をもとに、認知症高齢者の思い、介護家族の思い、看護師の役割についてディスカッションを行う。認知症者にとってのリロケーションの影響と多死社会の現実、今後ますます多死となる時代に高齢者の看護と介護はどのように人生の最期を一緒に迎えるかを考える。
キーワード ① 身体拘束と虐待 ② 意志決定 ③ 権利擁護(アドボカシー) ④ ACP ⑤ 看護師の役割
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:これまでの老年看護関連科目の認知症、及び認知症看護の倫理に関連した内容を読んで出席する。また、倫理原則や倫理綱領などの資料などを復習してから出席する。その中から自己の課題(より深めたいテーマ)を見つけて議案提示できるようにして出席する。
復習:視覚教材を視聴、及びディスカッションから認知症者の身体拘束の現状と虐待の現実、権利擁護という言葉の意味とそれを守るための看護師の役割、認知症者、高齢者の自己決定を支えるためにできることを加えてレポートを完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。本時の振り返りは、主に看護が行う倫理的判断について焦点を当てて記載を加えておく。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。
次回までの課題:急性期医療における認知症者ケアの倫理的課題、及び認知症者の権利擁護に関連する法制度についてまとめておく。

7 認知症高齢者の入院治療における倫理的課題と看護師の役割(2) 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第7回は、急性期医療における認知症者の課題と、保健医療福祉制度について理解する。

参考資料
①中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.

②日本認知症予防学会:認知症予防専門士テキストブック,徳島書店,2017.
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン,厚生労働省HP.

③中島健二他:認知症ハンドブック(第2版),医学書院,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
コマ主題細目 ① 急性期医療における認知症者の課題 ② 急性期医療における認知症者への看護 ③ 認知症者の保健・医療・福祉制度の概要と課題
細目レベル ① 急性期医療における認知症者の課題は多岐にわたる。まず、認知症者は自身の症状を適切に伝えられず、診断や治療が遅れることがある。また、入院による環境の変化はせん妄を引き起こしやすく、転倒や誤嚥のリスクも高まる。さらに、意思疎通の困難さから医療者との協力が必要だが、家族の支援が不可欠となる。退院後の在宅復帰が困難になるケースも多く、地域包括ケアとの連携が求められる。これらの課題に対し、認知症ケア専門スタッフの配置、せん妄予防の環境整備、家族との連携強化、薬剤管理の工夫が有効とされる。急性期医療では、認知症者に配慮し、多職種が連携して支援することが重要である。課題についてディスカッションを行い、解決に向けた方策について検討する。
② 急性期医療における認知症者への看護では、個別性を重視し、安全かつ安心できる環境を提供することが重要である。まず、せん妄や混乱を防ぐために、病室の環境を整え、昼夜のリズムを維持する工夫が求められる。次に、転倒や誤嚥のリスクを考慮し、見守りを強化するとともに、身体拘束を最小限に抑えるケアが必要である。また、本人の理解度に応じた優しい声かけや非言語的コミュニケーションを活用し、不安を軽減することが大切である。さらに、家族との連携を密にし、治療やケア方針を共有することで、安心感を与えられる。認知症ケアに精通した多職種と協力しながら、患者の尊厳を守りつつ、適切な医療とケアを提供することが看護の役割となる。急性期医療における認知症者の看護について、具体的なケースを想定しながら意見を交換することが重要である。まず、認知症者が急性期病院に入院する際の課題と、それに対する看護の対応策について議論することで、実践的な理解を深めることができる。また、せん妄予防のための環境調整や、身体拘束を避けるための方法について考えることで、安全で尊厳を守る看護のあり方を探ることができる。さらに、認知症者との効果的なコミュニケーション方法や、家族との連携の重要性について話し合い、具体的な支援策を共有することも有益である。加えて、多職種連携によるケアの必要性を議論し、それぞれの役割や連携の方法について考えることで、チーム医療の視点を養うことができる。このようなディスカッションを通じて、認知症者の急性期医療における適切な看護の在り方についての学びを深めていく。
③ 認知症者に対する保健・医療・福祉制度は、包括的な支援を提供するために整備されている。医療面では、認知症疾患医療センターが診断や専門的治療を行い、かかりつけ医との連携が推進されている。また、介護保険制度に基づき、訪問介護やデイサービス、認知症対応型グループホームなどの福祉サービスが提供され、地域包括支援センターが総合的な相談窓口として機能している。しかし、課題として、認知症者の増加に伴う医療・介護人材の不足、地域間でのサービス格差、家族介護者の負担の大きさが挙げられる。
学生が学ぶべき内容としては、まず認知症の基礎知識や進行過程、適切なケア方法を理解することが重要である。次に、医療・福祉制度の仕組みや、認知症者を支える多職種連携の実際について学ぶことで、現場での対応力を養うことができる。また、認知症者やその家族の心理的負担を理解し、コミュニケーションの工夫や支援の方法について考えることも求められる。さらに、地域社会との連携や、認知症になっても安心して暮らせる環境づくりについて学ぶことで、より包括的な視点を持つことができる。これらを学ぶことで、学生は将来、認知症者の生活の質を向上させるための支援を実践できるようになる。

キーワード ① 急性期医療における治療と意思決定 ② 療養環境 ③ BPSDの出現 ④ 安全確保(リスクマネジメント)と身体拘束 ⑤ 看護師の役割
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:急性期医療における認知症者ケアの倫理的課題、及び認知症者の権利擁護に関連する法制度についてまとめ、自己の意見が発言できるようにしてくる。
復習:視覚教材を視聴、及びディスカッションから認知症者の倫理的判断という言葉の意味、人権を守るための看護師の役割、認知症者、高齢者の権利擁護と、自己決定を支えるために日常的にできることを加え、レポートを完成に近づける。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点などの項目で構成されている。本時の振り返りは主に看護が行う倫理的判断への対処に焦点を当てて記載を加えておく。今後の授業展開で追加していき、最終的に提出とする。
次回までの予習:認知症者ケアの倫理的課題に調べて看護上の課題と、必要な対応について考えてくる。

8 認知症看護の今日的課題と高齢者看護観 科目の中での位置付け 本科目は、高齢者看護学領域の認知症看護の強化プログラムの1つである。これまで高齢者看護学概論、高齢者看護援助論、高齢者看護学実習で学んできた認知症及び認知症の看護であるが、この認知症看護援助論では、今後、増加が予測されている認知症者の看護・援助についてより深く理解し、看護ケアについて探求する。その後に続く、「認知症看護技術論」、「認知症看護演習」の基盤となる科目である。第1回~第3回目は認知症の代表的な原因疾患の特徴について、また認知症高齢者本人および家族の思いについて理解を深める。認知症の病期について理解した後、アルツハイマー型認知症の診断方法、認知機能の評価方法とともに中核症状と主なBPSDについて学ぶ。第4回目は、認知症看護のアセスメントと家族看護を、第5回目では、認知症の治療の現状と薬物療法を学ぶ(非薬物療法については、認知症看護技術論で学ぶため概略にふれる程度とする)。第6~8回は、認知症者の倫理的課題である身体拘束、意思決定、虐待について理解し、さらに告知、看取り、家族看護、若年性認知症についての課題と現状について学ぶ。また急性期医療における認知症者の看護について学んだ後、保健医療福祉制度を押さえたうえで、認知症をめぐる今日の課題について考察する。
第8回は、認知症に関連した課題ついてディスカッションする。これまでの内容から自己の認知症看護観発表し、他者との意見交換からさらに看護観を深める。

参考資料
①中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版),医歯薬出版株式会社,2017.

②日本認知症予防学会:認知症予防専門士テキストブック,徳島書店,2017.
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン,厚生労働省HP.
中島健二他:認知症ハンドブック(第2版),医学書院,2020.

③正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学概論『老いを生きる』を支えることとは,南江堂,2020.
正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する,南江堂,2020.
コマ主題細目 ① 認知症の告知 若年性認知症と就労 ② エンドオブライフケア 認知症者と家族へのサポートシステム ③ 認知症の予防
細目レベル ① 認知症の告知は、本人や家族の心理的負担が大きいため、適切な配慮が求められる。告知の際には、本人の理解力や受け入れ状況を考慮し、医師や専門職が丁寧に説明することが重要である。また、告知後のサポートとして、精神的ケアや生活支援、社会資源の活用について情報提供を行うことが求められる。
若年性認知症は、65歳未満で発症する認知症であり、就労や家庭生活に大きな影響を与える。働き盛りで発症するため、収入の減少や退職後の生活設計などの問題が発生しやすい。就労継続のためには、職場の理解や業務の調整、福祉サービスの活用が必要となる。
認知症の告知の倫理的配慮や、本人・家族への心理的支援の方法について、また若年性認知症に関する社会的課題や、就労支援の制度(障害者雇用制度や就労継続支援など)についての理解が重要である。こうした知識を身につけることで、認知症者の尊厳を守りながら、生活の質を向上させる支援ができるようになる。

② エンドオブライフケアは、認知症者が最期まで尊厳を持って過ごせるよう支援するケアであり、身体的・精神的苦痛の緩和や家族のサポートが重要となる。特に、終末期の意思決定支援では、本人の希望を尊重しつつ、家族と医療者が協力して方針を決定する必要がある。認知症者と家族へのサポートシステムとして、地域包括支援センターや介護保険サービス、認知症カフェなどがあり、医療・福祉が連携して支援する仕組みが整備されている。しかし、家族の精神的・身体的負担は大きく、レスパイトケア(介護者の休息支援)も重要となる。認知症の終末期ケアの実践方法、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の重要性、家族支援の具体的手法などについて学び、認知症者とその家族が安心して最期を迎えられるよう、適切な支援を提供できる力について考えることができる。
③ 認知症の予防には、生活習慣の改善や社会的交流の維持が重要である。食生活では、地中海式食事やバランスの取れた栄養摂取が推奨され、適度な運動は脳の健康維持に効果的とされる。また、読書や趣味活動、他者との交流を積極的に行うことが、認知機能の低下を防ぐ要因となる。
認知症の危険因子と予防策の科学的根拠、生活習慣改善の実践方法、地域や社会資源を活用した予防プログラムなどについて学び、高齢者に対する健康教育の重要性や、認知症発症リスクを低減するための介入方法についても理解する。これらを学ぶことで、将来の医療・福祉現場で効果的な認知症予防支援を実践できるようになる。
認知症および認知症看護についての課題、また自己課題についてまとめ、発表を行う。
第1回~8回の講義、ディスカッションや発表を通して、認知症を取り巻く概念、評価指標、治療、予防、課題、認知症者を支えるということについての学びを、各自レポートにまとめ提出する。

キーワード ① 認知症の告知 ② 若年性認知症と就労 ③ エンドオブライフケア ④ 認知症高齢者と家族へのサポートシステム ダブルケア ⑤ 認知症の予防
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:認知症者ケアの倫理的課題に調べて看護上の課題と、必要な対応について考えてくる。また、これまでの認知症看護に関連した内容を振り返って出席する。これまで記載してきた課題レポートを読み返して、その中から自己の主張を議案提示できるようにして出席する。
復習:これまでの課題レポートを完成させる。課題レポートは認知症の各認知症の型、それぞれの症状、本人の思い、家族の思い、感じたこと、疑問に感じた点に加えて、任意に増やした項目で構成されている。今後も看護展開で追加していき、今後の自己の学びの支えとなるポートフォーリオに作り上げていく。認知症関連の看護師国家試験過去問題に頻発する問題を中心として行ってきた小テストを振り返り、解説できるようにする。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
認知症の主な原因疾患4つを述べることができる アルツハイマー型認知症、血管性認知症、前頭側頭葉型認知症、レビー小体型認知症の4つを記述し、各々の特徴(老年看護学概論p.275参照)が述べられること。
・アルツハイマー型認知症:(原因)アミロイドβタンパクの生成と蓄積、神経伝達物質のアセチルコリンの低下、(症状)記憶障害からはじまる
・レビー小体型認知症:(原因)レビー小体の蓄積、(症状)パーキンソニズム、幻覚
・前頭側頭型認知症:(原因)前頭葉側頭葉の脳の変性、(症状)情動行動、感情・人格変化
・血管性認知症:(原因)脳内神経細胞の部分的壊死、(症状)まだら認知症
アルツハイマー型認知症、血管性認知症、前頭側頭葉型認知症、レビー小体型認知症 10 1-3
アルツハイマー型認知症の中核症状BPSDについて述べることができる 認知症に現れる症状について述べることができる(老年看護学技術:p.358-359参照))
①中核症状:認知機能障害(記憶障害、失行・失認・失語、実行機能障害:遂行機能障害)
②BPSD:行動・心理症状(不安、幻覚、物取られ妄想、睡眠障害、徘徊、焦燥、抑うつ、意欲低下等)
以上の症状ごと、例を挙げて症状がどのような状態なのか説明できる。またこれらの症状が出現する心理的背景が考えられる。そして、その症状に対してどのように対応・看護するかが述べられる。
中核症状(注意障害、実行機能障害、記憶障害、失行・失認・失語)、BPSD(不安、幻覚、物取られ妄想、睡眠障害等) 20 1-4
家族介護者の心身の苦痛および看護について述べることができる 家族介護者の疲労、心配や苛立ち、時間的な拘束感、将来や経済的な不安など身体面だけでなく精神面においても様々な苦痛を感じている。家族の話をよく聞き、何に困り、何を望んでいるのかを理解する必要がある。介護する家族の一人が全てを担うのではなく、他の家族の助けやサービスの導入により負担を分けること、休養を十分に取ることを勧める(老年看護学概論:p.278参照)など、家族のアセスメントができる。認知症を中心として現在の家族介護の現状について、述べられる。 家族介護者、身体的苦痛、精神的苦痛、介護負担、傾聴、休息、負担の分担、介護保険サービスの利用 10 1-3,6-8
認知症高齢者に対するコミュニケーションの方法を述べることができる 認知症高齢者のコミュニケーションの特徴を理解するとともに、基本的なコミュニケーションスキルについて、自尊心を傷つけない対応の例を参考に述べることができる(老年看護学概論:認知症の高齢者の心理を理解した看護p.277-278参照)。認知症者のコミュニケーションで必要な看護の観察点が挙げられる。
・個々に合わせた方法で関わる など
・非言語的コミュニケーションを活用する
・文章は短く、情報は一文に一つにする
・感情に着目し、思いをくみ取る 等
声の大きさ・トーン、表情、視線、待つ姿勢、言葉の意味を捉える、動作分割 声掛け 20 1-4
認知症の薬物療法について述べられる アルツハイマー型認知症の治療薬であるドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの内の2つの主作用、副作用、それぞれの用法と、効果指標、あるいは評価方法について述べられる。また、BPSDで使用する薬剤について、その効果について理解する。薬投与方法に関する課題について述べられる。認知症高齢者に対する薬物療法に伴う看護について説明できる(老年看護学技術p.362-364参照)。非薬物療法の種類と方法、効果などが説明できる。 ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチン、副作用、用法 非薬物療法 10 5
認知症高齢者の課題について述べることができる 認知症の告知、意思決定、身体拘束、虐待などについて、何故これらが認知症高齢者の倫理的課題となっているのか、その要因とともに現状を説明できる。特に身体抑制の実態と可否のための方法、虐待の種類と早期発見のための看護の役割について述べられる。更に、それらを予防するための対策について、それぞれの特徴をふまえて、自分自身の考えを述べることができる。
介護負担及び家族介護者の現状について述べることができる。権利擁護のための制度について述べることができる。
告知、身体拘束、虐待、意思決定、倫理的課題 20 6-8
認知症に関連した保健・医療・福祉制度の概要について述べることができる。 認知症に関連した保健・医療・福祉制度の概要について述べることができる。
地域包括ケアシステム、成人後見制度、介護保険、予防について、それぞれの意味と概要を述べることができる。サポートの種類と対象へ困難が事例への対応方法などについて、理解できる範囲で述べられる。どのようなサポートをすることが認知症者、その家族への本来の支援につながるのかについても、自分の意見を述べることができる。そして、保健・医療・福祉の中で、認知症の進行ステージに合わせた看護のかかわりと、役割について、自分の意見をまとめ、認知症看護について、本科目での学びを述べることができる。
地域包括ケアシステム、成人後見制度、介護保険、予防、サポート 10 6-8
評価方法 期末試験100%
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 ※教科書は、高齢者看護学概論及び高齢者看護援助論等で購入済みのものを使用する  1. 北川公子他:系統看護学講座 老年看護学, 医学書院, 2023. 2,700円+税  2. 山田律子他:生活機能から見た老年看護過程(第4版), 医学書院, 2020. 3,700円+税
参考文献 講義内容内容に合わせて論文および配布資料を準備する。1.正木治恵、真田弘美他:看護学テキストNICE 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する, 南江堂, 2020. 2. 中島紀惠子他:認知症の人々の看護(第3版), 医歯薬出版株式会社, 2017. 3. 中島健二他:認知症ハンドブック(第2版), 医学書院, 2020. 4. 亀井智子編:根拠と事故防止から見た老年看護技術(第3版), 医学書院, 2020. 5. 大塚俊男, 本間昭監修:高齢者のための知的機能検査の手引き, ワールドプランニング, 2011.
実験・実習・教材費 文献検索の課題あり。調べる中で取り寄せが必要な先行文献があれば、担当教員に申し出ること。