| 回 | 主題 | コマシラバス項目 | 内容 | 教材・教具 |
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1
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グローバルな看護を考える①
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第1回目の授業ではグローバルな看護職について学修する。グローバル化する社会と医療と動向について学ぶ。日本の医療の国際化をについて考察する。国際看護の変遷を理解し、看護職に求められる能力を理解する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p18-p30
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コマ主題細目
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① 国際化と看護 ② 日本の医療の国際化 ③ 国際看護に必要な能力 ④ 国際看護に変遷 ⑤ 国際看護と看護理論
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細目レベル
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① 国際化と看護:看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年)の「看殿系人材として求められる基本的な資質・能力」では,国際社会・多様な文化における行腋職の役割を理解することが求められている.そのため,看護職養成教育機関は国際看護についての教育を充実させてきている.国際看護学という科目はなく,国際看護とはグローバル社会で行われる看護実践を意味していると考えら。看護学教育モデル・コア・カリキュラムでは,①国際社会における保健・医療•福祉の現状と課題について理解できる.②多様な文化背景をもつ人々の生活の支援に必要な能力を理解できる③国際社会における健康課題と戦略を理解し,今後の看護職に求められる役割や責任について考察できるという学修目標が挙げられる。
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② 日本の医療の国際化:出入国在留管理庁によれば, 2023年6月時点の在留外国人数は約322万人と過去最高を更新し、近年ではベトナム出身の在留外国人数の増加が顕著である.訪日外国人数も2023年には2,500万人を突破し,2024年の訪日外国人数は,コロナ禍前の2019(令和元)年度の3,188万人3)に迫る勢いである.さらに近年では,日本を訪れる外国人に医療サービスを提供するインバウンド医療が推進されている。このようにグローバル化した日本では,外国人を対象にした診療が日常的になってきていると同時に,対象となる外国人の背景は常に変化していることに注意する必要がある.そのためすべての看護職は,基礎能力として,文化や言語の異なる外国人に対応する能力を身に付けることが求められている.一方で,2023年の日本人出国者は約962万人であり、海外に滞在する日本人の健康をケアすることも日本の看護師の重要な役割である.すべての看護師にとって,外国滞在後に診療に訪れる患者への対応も必要である.日本の医療はグローバル化しており,グローバルな看護職になるためには,日ごろから社会の動きに関心を持ち,最新の情報を学習す る必要がある.一方で,世界中で活躍するグローバルな看護職の存在も忘れてはいけない. 国際晉護という概念ができた当時は,海外での災害支援などで活躍する看護職の活動報告が多かったように思う.政府開発援助(ODA)予算は,国の経済的な問題のため減額傾向にはあるが,海外での医療支援は日本 の国際貢献として今後も重要である.
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③ 国際看護に必要は能力:日本国内で外国人に看護ケアを行う場合の壁は,言語と文化の違いである. 言語の壁を低くするためには,看護師自身が語学(やさしい日本語を含む)をマスターすることや翻訳システムを上手に活用することが必要である.また,言語以外の方法でのコミュニケーション能力も重要である.一方で,文化の壁を乗り越えるためには,看護職が行う看護ケアを相手に理解してもらえる説明能力が必要である.外国人診療にとって非言語コミュニケーションも重要である.対象者が文化の異なる社会で育ち,暮らしていることも忘れてはい。,医療システムについての相違も,外国人診療の大きな課題である. 海 外では診療前に医療費の提示を行うが,日本の医療機関では診療後に医療費が提示される.このような医療文化の違いについても,看護職は熟知している必要がある.
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④ 国際看護に変遷:国際保健という名称は,世界保健機 関(WHO)が創設され,先進国から開発途上国に対するさまざまな医療協力 が行われるようになったころから使われるようになった.1978年には, WHOと国連児童基金(UNICEF)とが開催した合同会議で 「西暦2000年ま でにすべての人々に健康を」をスローガンに掲げたアルマアタ宣言が採択さ れ,それを達成するためにプライマリヘルスケア(PHC)が打ち出され,その後大きな成果を上げた. WHOは,「健康増進から 疾病予防,治療,リハビリテーション,緩和ケアなど,人々の健康ニーズに対 して保健システムが支援できるようにするだけでなく,人々のニーズに基づい たヘルスケアを,人々が望む形で提供することを保証する」として,PHCを 現在も推進している .近年は,先進国の政府開発援助(ODA)が開発途上国を援助するという国 家間の医療協力だけでなく,ビル&メリンダ・ゲイツ財団などの民間慈善基金 団体,企業,非政府団体(NGO),国際機関政府開発援助機関など多様な出資者が共同で医療協力を行うなど,国際医療協力の実施形態が変容した.すべての人々の健康を達成するための活動は,これまで主流だった国家間(international)の医療援助に限らなくなったことと,から,グローバルヘルス(global health)という名称が使われるようになったさらに,人が破壊し続けている地球環境を維持しなくてはならないことから,「ブラネタリーヘルス」という概念も生まれた.
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⑤ 国際看護と看護理論:国際看護のように,異なるバックグラウンド をもつ人々に対する医療協力を行う場合, 国際看護に関連する学問や研究が必要となる.文化人類学者のケネス・パイクは,外部者の視点での解釈をエティック、当事者の内的視点から見た解釈をイーミックとした。文化的信念や実践は,人の健康と密接に結び付ついており,医療現象を文化として研究する学問が医療人類学である。マデリン・レイニンガーは,「文化的信念,価値観規範,ケアリングのパターンは,ひとの生存,成長,病気健康,安寧 に強力な影響を与える」として「文化を考慮したケアを提供すべきだ」と主張 し、そのツールとしてサンライズモデルをかいはつした。さらにレイニンガーによってトランスカルチャーナーシングという学問領域がつくられた文化的に適合し, 効果的で行き届いたケアを提供することを目的として,文化的価値観信念 生き方における相違点や類似点に関して,包括的文化ケア,人々の健康,疾病のパターンを比較することに焦点を当てた研究と実践分野と定義されている。
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キーワード
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① グローバル化 ② 日本の国際看護師 ③ プライマリへルスケア ④ レイニンガ- ⑤ 包括的文化ケア
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。グローバル化とへルスとは何かについて説明でき、国際看護に求められる内容かがが説明できる。日本の医療の国際化とは何かについて説明できる。国際看護に求められる能力について説明できる。国際看護の変遷にはどのようなものがあるか具体手的に節啓できる。国際看護に活用される看護理論をその内容について述べられるよう復習しておく。。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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2
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グローバルな看護を考える②(髙田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第2回目の授業では地球規模で健康問題を考える。特に日本社会のグローバリゼーションの傾向や課題について学修する。また、臨床現場からみたグローバルは看護について学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p30-P42
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コマ主題細目
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① 地球規模で考える健康 ② 日本社会のグローバリゼーション ③ グローバル化する日本の医療 ④ 海外に広がる看護の場 ⑤ 臨床現場のグローヴバルな看護
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細目レベル
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① 地球規模で考える健康:グローバル化(グローバリゼーション)は,経済発展や異文化交流を促進し,国際連合(UN)による開発目標や世界保健機関(WHO)をはじ めとする国際機関による保健政策の推進によって,開発途上国の人々の健康に貢献している.一方で,地球温暖化をはじめとする地球規模の環境問題食糧や水の不足、テロ攻撃などの問題も生んでいる.交通インフラの発展は,国境を越えて移住する人の数を増やし続けている.また,難民として他国に定住する人々の増加にもつながっている.グローバリゼーションによって,ヒトの移動が著しい現代においては,感染症のコントロールがより困難となった2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行では,西アフリカからの渡航者がフランス,スペイン,アメリ力に渡り,感染を広めた.2019年12月に中国の武漢で報告された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2*)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19) は世界中に広まった.地球規模で起こる変化について,地球規模の利益のために協働 することが真のグローバリゼーションである.
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② 日本社会のグローバリゼーション:出入国在留管理庁によれば、2023年6月時点の在留外国人数322万3,858人と過去最高を更新した. 日本に入国・在留する外国人は,入管法に基づき,活動の内容などに応じて在留資格を付与される.在留外国人の健康支援においては,在留資格や来日の経緯,生活状況,家族関係、言語の習得状況,同国人や日本人とのコミュニティーの形成状況を考慮に入れた支援が必要である。在留資格「特定活動」で医療を目的に入国する外国人は,日本の公的保険に加入できない。日本を訪れる外国人(訪日外国人)が急増している。2023年以降は回復傾向にある。 訪日外国人は,医療費は海外旅行保険または自己負担となる。外国人(非正規滞在者)もおり,その数は2023年7月時点で,7万9,101 人に上る。在留資格のない人や公的医療保険に加入していない人には,「無料低額診療事業 」や「行旅病人及行旅死人取扱い法(行旅法)」が適用され,一部の自治体がもつ「外国人未払い医療費補てん事業」を活用できることがあるために,医療ソーシャルワーカー(MSW)が対応することも多い. 日本に訪れる外国人に医療サービスを提供することを,医療インバウンドといる、それを目的とした観光業を医療ツーリズムと呼ぶ。医療滞在ピザによって,外国人が日本に滞在できるようになった。また,外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)を受審•取得する施設も増加している。外国に渡航する日本人留学や海外出張などで,日本国外に長期滞在している日本国籍をもつ人を在外日本 人(在留邦人)と呼ぶこ,そのほかに,観光や短期出張などで短期間外国に滞在する日本人も多い.出入国在留管理庁によれば,2023年に外国へ出国した日本人の数は約962万人 に上る。健康問題が起こった場合に外国で受診するのは容易ではない.外務省による外国の医療機関情報、厚生労働省による情報などを参照し,自分の健康と安全を守る努力が必用となる。
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③ グローバル化する日本の医療:■言葉の壁を乗り越える:医療現場で外国人患者とコミュニケーショ ンを円滑にとることは,日本の医療における大きな課題である英語の習得は解決の一助にははなる。外国人にとってわかりやすい日本語で話し, 翻訳機や医療通訳の助けを借りることが現実的である. 外国語と日本語が併記された問診票や説明書なども有用である.■文化への配慮:レイニンガーは, 文化を考慮した有益なケアは, 個人, 集団, 家族, 地域, またはその文化ケアの価値観, 表現, パターン を看護職がそれらの人々とともに認識し, 適切かつ有用な方法を用いる場合にのみ達成できるとした. だとすれば, 外国人患者の文化ケアを理解するために, 患者と家族の文化背景や要望をよく聞いて, 理解に努めることが重要である。■宗教への配慮:外国人ヘケアを提供する場合や, 同じ職場で外国人が就労する場合に宗教上に必要な配慮が必要である。また、医療システムヘの配慮については、医療システムは,国によってさまざまである.日本のような国民皆保制度がある国は 一部である. 受診のしかたも,医療機関で提供するサービスもさまざまである. 外国人患者 にとって, 日本の医療機関に初めて受診する際は, 勝手がわからないことが多く。不安が大きいため, 日本人以上に説明が必要である.
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④ 海外に広がる看護の場。:看護師が働く場は日本国内にとどまらず, 国境を越えて海外へと広がっている。1,医療協力:日本では,政府開発援助(ODA)や非政府組織(NGO)が,開発途上国の医療支援として,看護職を派遣している。いずれに参加する場合も,海外で医療に貢献するためには,日本で臨床経験を積んでいることが必須条件である。 2, 海外の看護資格を得て外国で働く:日本の看護教育は日本語で実施されているため,日本の看護師免許は日本でのみ有効である 外国で看護師として就労する場合は,その国の看護師免許を取得することが必要となる。3, 国際機関で働く:WHOやUNICEFなど,看護職が活躍できる国際機関もある。 外務省はJPO派遣制度によって,35歳以下の日本人が国際機関で 2 年間働く支援制度を実施している 。
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⑤ 訪日外国人だけでなく在留外国人数は年々増加傾向にある。 1,外国人患者が抱える背景の変遷 :新型コロナウイルス感染症後は感染症とともに生活する時代に突入し,日本国内の外国人のみならず、異国で滞在している日本人も健康課題を抱えている。2,床現場で求められるグロルな看護実践能力。①対象となるひとびとの多様なニーズに対して看護を創造提供することが出来る看護師。②さまざまな職種・関係者と協働しながら,自律的に判断し実践できる看護。③活躍し続けるためのキャリア形成のしかたや働き方を自分で選択できる看護師。文化特性を踏まえた看護計画を立案していくが重要である。3.,さまざまな職種•関係者と協働する看護実践能力が求められている. 4,キャリア形成のしかたや働き方を自分で選択できる能力。が必要である.
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キーワード
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① 医療インバウンド ② 医療ツーリズム、 ③ 経済連携協定 ④ 在留外国人 ⑤ 文化特性
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します.
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。まず、グローバリゼーションによる外国人患者の増加や、医療インバウンド、医療ツーリズムなどの新しい動向を理解することが重要です。また、外国人患者に対する文化的配慮や、コミュニケーションの円滑化を図るためには言語や文化背景を考慮したケアが必要であることを押さえましょう。特に、異なる医療システムや宗教的配慮への対応方法について学ぶことが大切です。また、臨床現場で求められる看護実践力(多職種との協力、自律的な判断力、キャリア形成など)に触れ、国際的な視点での看護実践能力を高めることも重要です。 ユーザーの質問は「学生が予習復習するポイント」というものだ。指定された300字以内で説明する必要があるが、文字数の計算方法に迷いがある。300字は日本語で約300文字だが、これを意識して要点を簡潔にまとめたい。ポイントとしては、予習では内容の基礎を理解すること、復習では重要な部分を再確認し、理解を深めて下さい。
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3
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地球規模の健康課題と保健医療を支える機関(高田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第3回目のコマでは、地球規模の健康課題としての社会的健康格差について学修する、社会的健康格差縮小へのアプローチについて、特にユニバ-サルヘルスカバレッジについて学修する。また、多分野協働による社会的健康格差対策について学ぶ。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p43-p57
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コマ主題細目
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① 世界における社会的健康格差 ② 社会的健康格差の背景 ③ グローバル化と健康格差 ④ 社会的健康格差へのアプローチ ⑤ 保健医療を支える国際機関
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細目レベル
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① 世界における社会的健康格差:世界保健機関( WHO)は,健康格差を「健康格差に関する10の事実」に示している①5歳まで生きることができない子ども:2020年、世界中で毎日1万3700人の子どもたちが、肺炎、マラリア、下痢などによって5歳の誕生日を迎える前に命を落としている。特にサブサハラ・アフリカ地域は、死亡するリスクが世界で最も高く、社会の状況をよく反映している。②妊産婦の死亡率からみえるもの:2000年~2020年の間に約34%減少したが、妊産婦死亡推定数の約70% がサブサハラ・アフリカ地域で発生している。社会的健康格差を示す重要な指標である。③感染症と非感染性疾患による死:結核は世界の十大死因の一つである.2022年には,約1億人が結核を患い、世界人口の3分の1が結核に感染していると推定されており,結核による死亡の約95%は低所得国あるいは中所得国で発生している。非感染性疾患(NCDs)は貧困へと導く。疾病構造が感染症主体から非感染性疾患主体の段階へと変化する疫学転換に伴って、低所得国あるいは中所得国では,感染症と非感染性疾患という二重の負担を抱える。健康格差が解消されない限り、世界全体の発展の歩みは大きく遅滞すると警告している。
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② 社会的健康格差の背景:1.貧困:貧困が社会的健康格差で、国際疾病分類(ICD)で独自のコードが付与されている。貧困と不健康の悪循環の中で,さらに経済的困窮が深まる.2019年,1日2.15ドル以下で生活している極度の貧困層は約7位人であり,そのうち半数以上はサブサハラ・アフリカ地域に住んでいる。2.経済格差・所得格差: 経済水準とその国の健康レベルは強く関連する.例えば,一人当たりの国内総生産(GDP)が高いほど,平均寿命は長い傾向がみられる.また,貧困者の割合も,平均寿命と強い相関を示す.つまり,国の経済水準が上昇するに従って,貧困者の割合が減少し,国民全体の平均的健康レベルが上昇する傾向がみられる.しかし、先進国において国の健康レベルに影響を与える要因は,絶対的な富の量ではなく,その分配の仕方(所得格差)であると指摘している。
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③ グローバル化と健康格差:グローバル化が与える健康格差への影響グローバル化とは社会的・経済的な結び付きが国家や地域の境界を越えて地球規模に拡大する現象である.経済のグローバル化,技術のグローバル化,文化のグローバル化(多様な文化の交流の機会,海外旅行、観光の増加,欧米化など),倫理基準のグローバル化などが起こっている。グローバル化がもたらした公衆衛生への直接的な影響として,人の移動に伴う感染症の拡大(グローバルパンデミック),たばこ産業のグローバルマーケィングによるたばこ関連の疾病の増加,地球温暖化や環境汚染問題による健康被害の拡大,食品市場のグローバル化やグローバルマスメディアの影響による食生活を含めたライフスタイルの欧米化といったものが挙げられる。人々の健康の根本的な決定要因である社会,経済,環境などの各要因が,グローバル化によって国や地域の境界を越えるようになり,さまざまな公衆衛生課題が一国では解決できなくなりつつある。経済成長に伴い,世界全体の健康レベルは飛躍的に向上した.しかし、健康格差の改善はみられず,低所得国間での健康格差は拡大の傾向がみられた。
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④ 社会的健康格差へのアプローチ:社会的健康格差を縮小するための主なアプローチとして,以下が挙げられる.1.幼年期の子どもへの投資:2.居住者の健康を促進する都市デザイン:3.雇用と適切な労働環境の保障:4.ライフコースを通して提供される社会的保護。5.ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ (UHC) を原則とした保健医療システムの普及保健医療へのアクセスとその利用。これらが 健康の公平性にとって極めて重要である。『多分野協働よつ社会的健康格差対策』アルマアタ宣言では,包括的プライマリヘルスケア(PHC)には不健康(疾病)の根本原因であり,貧困の背後にある,政治的・社会的・経済的要因にアプローチすることも含まれるとされたまた,その後のヘルスプロモーションに関するオタワ憲章(1986年)では,健康の改善に必要な条件として、平和,住居,教育,食料,収入,安定した環境持続可能な資源,社会的公正,公平を挙げている.さらに,WHOは健康の社会的決定要因(SDH)への適切な介入や対処が,集団の健康を増進し,社会的健康格差を軽減する重要な取り組みにつながるとした。
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⑤ 保健医療を支える国際機関:世界の保健医療を支える機関と重要な概念。人間の安全保障のために,国際機関は活動している.国際連合(UN,国連)の設立の目的を,①国際の平和と安全を維持すること,②諸国間の友好関係を発展させること,③経済的,社会的,文化的または人道的性質を有する国際問題を解決し,かつ人権および基本的自由の尊重を促進することについて協力すること,④これらの共通の目的を達成する中心となることと定めている.国連人口基金(UNFPA)は,地球的規模の人口問題を,単なる数の問題ではなく人間の尊厳の問題として取り組む機関である..国連児童基金(UNICEF)は,世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する機関である。「児童の権利に関する条約」は国際的に定めた条約である.国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は,人道的見地から紛争や迫害によって故郷を追われた難民の保護と,難民問題の解決へ向けた国際的な活動を先導し,調整する.難民と国内避難民、日本国内の難民についても学修する。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の事業の目的は,途上国のエイズ対策強化支援,エイズ対策への政府の取り組み強化支援,国連のエイズ対策の強化と調整などである。世界保健機関(WHO)は健康に関する国連の専門機関である。国際保健規則(IHR)は国際貿易・交通に与える影器を最小限に抑えながら、感染症の国際的な蔓延を最大限防止することを目的として. WHO憲章に基づいて採択された規則である。経済協力開発機構(OECD)は世界中の人々の経済や社会福祉の向上に向けた墳を推進するために活動を行っている機関である.
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キーワード
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① 社会的健康格差 ② 疫学転換 ③ 世界保健機関(WHO) ④ ユニバーサルヘルスカバレッジ ⑤ 社会的健康決定要因(SDH)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。世界では「社会的健康格差」が深刻な課題となっており、WHOはその実態を「健康格差に関する10の事実」で示しています。サブサハラ・アフリカ地域では5歳未満児や妊産婦の死亡率が高く、感染症と非感染性疾患の二重の負担を抱えています。背景には貧困、経済・所得格差、グローバル化の影響があり、健康の社会的決定要因(SDH)への介入が必要とされています。予防的アプローチとして、幼年期の投資、都市デザイン、雇用保障、UHCの推進などが重要です。また、WHO、UNICEF、UNHCRなど国際機関の役割も理解しましょう。 各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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4
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世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力(高田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第4回目の授業では、世界の保健医療を支える機関と重要な概念について学修する。国際保健医療協力活動と日本の役割について学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p58-p78
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コマ主題細目
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① 保健医療に関する宣言 ② 保健医療に関する概念 ③ 国際保健医療協力活動と機関 ④ 国際保健における日本の役割 ⑤ 国際協力と看護活動の歴史
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細目レベル
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① 保健医療に関する宣言:アルマアタ宣言は「2000年までにすべての人々に健康を目標を達成するための戦略として,プライマリヘルスケの導入が提唱された。また、健康は基本的人権であることや、健康関して格差や不平等は容認できないと明言された。1986年のカ「ヘルスプロモーションに関するオタワ憲章」が採択され、「人々が自らの健康その決定要因をコントロールし,改善することができるようにするプロセスである」と定義されている.ヘルスプロモーションの推進のために,三つの基本戦略と五つの活動が提案されている。 三つの基本戦略とは,健康のための唱道(advocate),能力付与(enable)(個人の能力を高める),調停(mediate)(すべての関係者間の調整)で,これらを用いて五つの活動を推進するとしている.
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② ② 保健医療に関する概念:ミレニアム開発目標(MDGs)は,開発分野にお ける国際社会共通の目標であり,2015年までの達成を目指して8の目標,21のターゲット,60の指標が設定された.2015年「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。これは,人間,地球および繁栄のための行動計画として,宣言および目標を掲げている.この目標は,,17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発目標(SDGs)である。「誰一人取り残さない(No one will be left behind)」を理念として,すべての国々に対して,「豊かさを追求しながら,地球を守るこ と」を呼び掛けている点に,新たな独自性がある.そして2030年までに世界 各国および国際機関,あらゆるステークホルダー(利害関係者.活動を行う上で関わるすべての人)がその達成を目指している. リプロダクティブヘルス/ライツ:とは,性に関する健康を享受する権利で,すべてのカップルと個人が,自分たちの子どもの数,出産間隔出産する時期を自由に かつ責任をもって決定でき,そのための情報と手段を得ることができるという 権利のことである.また,差別,強制,暴力を受けることなく,生殖に関する 決定を行うことも含まれる.
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③ 国際保健医療協力活動と機関:国際協力とは,企業や団体などにより行われる国境を越えた支援活動や協力活動のことである.その中で,人々の健康を守るための活動を国際保健医療協 力活動という国際的な活動機関や政府機関,非政府組織/非営利組織(NGO/ NPO),民間企業財団などの多様なレベルの組織が連携し,地球レベルで活 動を推進している.国際的な保健医療に関わる活動機関としては,国 連を中心とした各活動機関、国連人口基金(UNFPA)、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)、世界銀行(WB)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(GFATM)。ビル&メリンダ・ゲイツ財団をはじめ,さまざまな機関が国際保健医療協力活動に関与している.
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④ 国際保健における日本の役割:日本の政府機関として、国際的な活動機関の取り組みを受けて,日本でも国際保健医療活動分野に焦点を当てた政府機関や政府系援助機関が設置されている.政府機関である外務省の国際協力には,多国間援助と二国間援助があり,多国間援助は大規模な資 金援助によるインフラ整備などを行う.二国間援助は1対lの国の協力関係であり,無償案件,有償資金協力,草の根無偵資金援助,技術協力などがある 厚生労働省は,WHOやILO(⇒p.55参照)などの国際機関との連携を図り,国際機関の活動への参画・協力の分担金の拠出を行っているまた,国際保健医療分野の医師,看護職などの専門家派逍や,現地からの医療従事者の受け入れを行い,技術力の向上に寄与する研修会を実施し,人材育成を中心とす る技術協力を行っている. 財務省では,国際保健医療活動が円滑に行えるように関係省庁との協議や, 国際開発金融機関との政策対話などによる連携を通じ,援助の質や援助効果の向上に取り組んでいる. 日本貿易振興機構アジア経済研究所は,経済産業省所轄の独立行政法人であり、開発途上国・地城の経笥.政沿の諸問題についての基礎的・総合的研究を行う。現実主義、実証主義に基づいた調査研究も実施している。
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⑤ ➄国際協力と看護活動の歴史: 看護が職業として成立したのはフローレンス ・ ナイチンゲールの偉大な功績である.ナイチンゲール看護師学校を設立し,看護教育の基礎となった. 189 9年には国際看護師協会(ICN)が設置された. 日本の看護の歴史としては、看護師が職業として発足したのは明治時代になってからである.1887年に博愛 社から日本赤十字社に改名し,本格的に看護師教育にも携わるようになった.戦後,日本赤十字社は,災害復興支援や保健衛生に関わる開発協力など,多岐にわたる国際協力活動へ看護職を派逍している.政府機関(GO)による看護師の派遵は国際協力事業団(JICA)の設立からである. 看護職としてJICAの途上国における国際協力に関わる場合,主にボランティア事業,技術協力専門家派遣,国際緊急援助隊(JDR)医療チームがある.日本のNGOは日本赤十字社,セープ・ザ・チルドレ ン,ジャパンハートなど,多国際協力活動に取り組んでいる.2010年に国際活動のための看護の専門職として求められる能力を提示した。日本における国際化社会の現状と看護の課題は言語運用能力以外に,相互の歴史的伝統,多元的な価値を尊重しつつ,多様な文化の人々の生活・習慣・価値観について認識し,創造的な関係を構築しながら健康支援ができる,国際 感覚をもった看護師が求められている.
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キーワード
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① アルマアタ宣言 ② オタワ憲章 ③ ミレニアム開発目標 ④ 持続可能な開発目標 ⑤ ヘルスプロモーション
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。看護の国際協力の歴史は、フローレンス・ナイチンゲールによる看護の職業化と教育体制の確立に始まります。日本では明治時代に看護師が制度化され、赤十字社を中心に国際的な看護支援が行われてきました。戦後はJICAの設立により、看護職も国際協力事業へ派遣され、災害支援や保健医療分野で活躍しています。今日では、看護師には文化的背景や価値観の違いを理解し、多様性を尊重しながら支援できる国際感覚が求められます。ODAやSDGsとの関係も理解できるように復習しておく。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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5
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国際協力活動としての研修・調査と災害看護(高田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第5回目のこのコマでは、国際協力活動で看護師として働くために求められるのものについて学修し、実際の海外のプロジェクトを通して、調査の方法や看護職を育成について学修する。また、海外での災害看護や国際的は災害看護についてその実際を学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p80-p99 *国際看護学入門、日本国際看護学会、医学書院(2020)p53-p55、p168-p175
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コマ主題細目
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① 保健医療プロジェクトと看護職 ② 国際協力で取り組む看護の質の向上 ③ 海外での災害看護 ④ 子どもの命をまもるもの ⑤ 子どもの健康状態
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細目レベル
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① 保健医療プロジェクトと看護職、:看護職が関わる国際協力活動は,JICAの二国間援助の技術協力などが最も多く,①保健システム強化,②感染症対策,③母子保健:母子健康手帳の普及•世界標準化,④非感染性疾患対策などに取り組んでいる.前述した研究力とスキル,および教育力は,これらのプロジェクトを効果的に実施し,活動内容の成果を出すために必要不可欠なものである.また、ナイジェリア連邦共和国ラゴス州における 具体的なプロジェクトについて学修する。活動当時ナイジェリアでPHC施設の未整備や機材・人材不足が著しく,PHCの利用は低く,PHCを介さず直接二次医療施設を訪れる患者集中の状況も起こっていた さらに, 多くの分娩は伝統的産婆: TBA) によって行われていた.この状況に対し,PHCの機能を強化することによって,PHCでの分娩数を増やし,PHCから産科病院への適切なリファラル体制を構築することで,二次医療施設への過度な患者集中を改善することが求められ、 PHCのサー ビスも向上し,母子保健サービス全体の向上を図るものであった .海外での調査内容と調査方法・現任教育についても具体的に学修する。
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② 国際協力で取り組む看護の質の向上:看護師の育成や看護サービスの向上などは、どこの国においても重要なテーマで, 政策から個別のケアまで, 各レベルの国際協力が実施されている 。国際協力機構(JICA)の長期専門家としてベトナムの「新卒看護師のための臨床研修制度強化プロジェクト」について紹介する.①臨床研修の制度の開発、②臨床研修を実施する指導者の育成(指専者のための研修のしくみづくり)。 ③臨床研修実施ためのモニタリングや監査のしくみづくり、④パイロット地域で実践と評価を行いながら,プロジェクト終了後に研修制が全国で実施できるためのロードマップづくりについて解説する。国際協力に参画した学びとして国際協力は,互いの学び合いである。日本の保健師の地域活動と共通する部分があり,小さな取り組みでも大きな取り組みでも,どの国においても共通するアプローチ手法であることを,このプロジェクトの経験から学んだ。
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③ 海外で災害看護を行うこと:海外で発生した災害に対して,看護師が海外の災害に対して緊急支援を行う場合は,緊急医療チーム(:EMT)の一員として活動することになる. 2023年に発生したトルコ ・ シリア地震について学修する。現場では被災によってさまざまな支援ニーズがあるため,分野ごとに支援の調整をするしくみがあり,これをクラスターアプローチと呼んでいる.日本との違いは、海外における災害時の看護では,三つの「日本との違い」がある.それは平時の衛生環境と保健医療水準,文化・宗教・習慣,そして治安である.災害現場での看護としては、看護の基本であるヒューマンケアリング*はであるが、「Do No Harm:害悪をおよぼしてはならない」を念頭に置きながら最善のケアをするための応用力が求められる.また、時の看護は,直接的なケアのほかに,弱い立場にある人の生命や権利,利益を擁護するアドボカシーとしての支援にスフィアスタンダードはそのガイドとなる.サイコロジカル・ファーストエイド(PFA) は、災害や紛争、または犯罪被害などで強いストレスを経験し、心理的は危機にある人に対する、一般市民でもできる心の応急処置である.
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④ 子どもの命をまもるもの:子どもの命を守るものに関連しての基礎知識の確認ができる。人間の安全保障の視点では,教育の欠如という脅威から個人を保護し,脅威に対処するために人々が自らのために選択,行動する能力を強化する必要がある。教育が不足しているために,自らの健康を守る行動をとることが不十分になることを防ぐ必要があるといえる。教育とは何か,教育が健康にどのように関係するのか,また,子どもの健康の実際とその増進のための対策について述べる。教育とは他人に対して意図的は働きかけを行うことよって,その人を望ましい方向へ変化させることである。 家庭教育,学校教育,社会教育に分類される。世界人権宣言第26条「すべての人は,教育を受ける権利を有する.教育は少なくとも初等及び基礎の段階においては,無償でなければならない.初等教育は,義務的でなければならない」就学率:初等教育は,世界全体で91%,地域別にみると,サブサハラ・アフリカで78%となっている。
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⑤ 子どもの健康状態、5歳未満の死亡。5歳未満死亡率の国・地域別の比較を見ると,格差が非常に大きいことがわかる.国連ミレニアム開発目標4に乳幼児死亡の削減が挙げられたが、地域格差残った。5歳未満の死因、感染症(肺炎・下痢・マラリア)や出生時・新生児の異常が5歳未満の主な死因となっており、これらの根底には栄養失調がある粉ミルクと乳児死亡についての議論と発表ができる。5歳未満のエイズによる死亡はサブサハラアフリカで高い。その多くは母子感染(垂直感染)であり、HIVの母子感染率は胎盤をウイルスが通過して感染する経胎盤感染、経腟分娩におこりうる血液感染、母乳を飲むことによる感染である。母子ともに、感染がおこりうるすべての時期に抗HIV薬を投与すれば、母子感染はほぼ防ぐことができる。エイズにより親または両親を失った子どもは,心理的外傷に加え,経済的に困窮したり,差別を受けることもある,さらに,児童労働を強いられらり,ストリ-トチルドレンにならざるを得ないこともあり,教育の機会を失ってしまう,経済面,教育面・心理面での支援が必要である。
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キーワード
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① 一次医療機関(PHC) ② スフィアスタンダード ③ 緊急援助 ④ 難民 ⑤ 子どもの健康
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。 国際協力と看護の質の向上では、ベトナムでの臨床研修制度強化プロジェクトを通じ、看護の質向上と国際協力の意義を述べられる。 海外での災害看護では、災害看護の実際と文化・衛生など日本との違いを理解する。子どもの命をまもるものでは教育が健康を守る力になること、人間の安全保障の観点から教育の重要性を考える。子どもの健康状態では・5歳未満の死亡・乳幼児死亡の主因と格差、HIV母子感染の防止、エイズ孤児の支援の必要性を理解する。 各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある
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6
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日本における海外支援とその活動(岡靖哲)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第6回目の授業では、日本における海外支援とその活動としてODAおよびJICAの支援について事例を通して学修する。日本赤十字社の海外での地域保健活動についえ事例で学ぶ。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p99-p115
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コマ主題細目
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① ODAとJICAの有償資金協力・無償資金協力・技術協力 ② 海外協力隊派遣の活動 ③ 国際緊急援助の活動 ④ JICA事業の事例 ⑤ 日本赤十字社の地域保健活動
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細目レベル
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① ODAとJICAの有償資金協力・無償資金協力・技術協力: ODA· JICAに関する事例:開発途上国への経済協力のうち,政府が行う資金や技術の協力を政府開発援助( ODA)という.ODAは二国間援助と多国間援助に分類され,独立行政法人国際協力機構(JJICA)が二国間援助を担当している.一方,多国間援助は日本政府からの国際機関への拠出によって行われている.JICA事業は有償資金協力,無償資金協力,技術協力という三つの援助など,さまざま取り組みを行っている.有償資金協力とは、円借款は,開発途上国に対して低利で長期の緩やかな条件での開発資金の貸し付けを行う制度である.無償資金協力は,開発途上国に資金を贈与する返済義務のない資金協力である.開発途上国の中でも,所得水準が低い国を中心に実施される.技術協力には、専門家派遣、研修員受入(本邦研修)。技術協カプロジェクト、科学技術協力がある。
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② 海外協力隊派遣の活動:国際協力を志すJICAボランティア派遣事業は,国際協力の志をもった隊員をJICA海外協力 隊として開発途上国に派遣し,草の根レベルで途上国が抱える課題の解決に貢 献する事業である.以前は年齢別に事業がなされていたが,2019(令和元) 年度より難易度に応じた区分が用いられ,「青年海外協力隊」「海外協力隊」「シニア海外協力隊」がある.国際協力を志す看護師にとって,JICAボランティア派遣事業は最も身近なICA事業である.JICA海外協力隊には九つの活動分野があり,190以上の職種が募集の対象になっている.看護職の技術や経験を生かす分野として「保健・医療」の分野があり,職種別一覧から募集案件を確認できる。「看護師」 隊員は看護師の国家資格が必要で,病院での看護業務の指導だけでなく,地域保健センター,小学校,村落地域など)での住民への啓発活動,さらに看護学校での学生指導などに従事する.開発途上国からの支援要請には,感染症予防•生活習慣病予防などの公衆衛生に関する要請や,母子保健に関する要請が多数含まれており,保健師や助産師の資格や実務経験があると対応できる活動範囲が広がる。
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③ 国際緊急援助・国際連合平和維持活動:国際緊急援助隊の派遣に関する法律(JDR 法)に基づき、 被災国の政府 や国際機関の要請に応じて派遣される。 短期間の派遣であることが多く、 救助チーム、 医療チーム、 専門家チーム、 自衛隊部隊、感染症対策チームからなるマンパワ ー型の国際協 力である。 そのうち医療チームは、 医師、 看護師、薬剤師、医療調整員および業務調整員が、 被災者の診療や疾病の感染予防、 蔓延防止といった活動をしている)。国際緊急援助は自然災害と、 人為災害のうち、紛争に起因しない災害(ビル崩壊、 ガス爆発など)を対象としている。紛争に起因する災害は、国際連合平和維持活動(PKO)が担っている。 派遣は相手国の援助要請に基づき、 被災国の日本大使館、外務省を経由して実施されるJICAの国際緊急援助は,地震や津波,洪水などの自然災害と,人為的災害のうち,紛争に起因しない災害を対象にしている.紛争に起因する災害は,国 際連合平和維持活動(Peacekeeping Operations : PKO)の活動対象である.JICAは人的援助と物的援助を担い,国際緊急援助隊は救助チーム,医療チーム,専門家チーム,自衛隊部隊,感染症対策チームで構成されている.その他、.民間連携事業(JICA中小企業・SDGsピジネス支援事業)、市民参加(NGO)についても解説する、
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④ JICA事業の事例: JICA事業について。国際看護交流協会(2017年に解散)が受託し,「母子保健看護コース」はインドシナ 3カ国(ベトナム,カンボジア,ラオス)を対象とした本邦研修について解説する。「安全な出産のための助産師研修」,「アフリカ母子保健看護管理コース」、モンゴルでのJICAの活動についても具体的に紹介する。すべてのプロジェクトで助産師や看護師と協働してきた. 残念ながらJICAプロジェクトの対象職種に医師はない. 今後はぜひ, 対象職種である看護職がプロジェクトを企画し, 医師を巻き込んでい ただきたいと考える. 人々の健康を守るためには単一職種で行うことが難しく, 多職種連携のプロジェクトが今後増加することを期待している。
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⑤ 日本赤十字社の地域保健活動:5.バングラデシュにおける日本赤十字社の地域保健活動について紹介する。日本赤十字社の地域保健活動の流れとして、赤十字では,地域に根付いた救急法と健康に関連した教育活動を行う地域住 民参加型保健(CBHFA)という手法について解説する。,地域住民参加型の保健活動である.具体的な展開の一例.①村のリーダーと住民に対して活動の説明をし,同意を得る、②対象地域の情報収集を行う、③地域保健活動を実施するポランティアの選定を行う、④.ポランティアに対して地域保健活動に必要な訓練を実施する、➄.家庭訪問や集団教育セッションで健康に関する知識の普及を行い,対象者の健康希求行動の支援をする、⑥.地域住民ボランティア,それを支援するファシリテーターは報告を作成するなど、具体的プロセスを学ぶ。.地域保健活動として、疾患への対応力向上。地域住民の健康や医療に対する意識の変化。地域住民へのハンドオーバー/支援への依存の回避。もともとの住まいへの帰還/新しい生活の場の確保。研究的取り組みなどがある。
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キーワード
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① ODA ② JICA ③ 海外協力隊 ④ 国際緊急援助 ⑤ 日本赤十字社
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テストを実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① ODAとJICAの三つの協力形態としてODAの概要とJICAの有償・無償資金協力、技術協力の違いを理解する。② 海外協力隊派遣の活動として看護職のJICAボランティア活動内容や職種、派遣の意義を把握する。③ 国際緊急援助・PKOについては国際緊急援助とPKOの役割、看護師の活動内容を学ぶ。④ JICA事業の看護関連事例についてはインドシナやアフリカでの母子保健研修と看護職の役割を知る。また、➄ 日本赤十字社の地域保健活動ではCBHFAの流れと、地域住民参加型の保健活動の意義を理解する。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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7
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日本における外国人診療・看護師における国際労働移動(岡靖哲)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第7回目の授業では、日本における外国人診療について学修するとともに、日本の医療機関での診療について学ぶ。また、グローバル化する日本の看護として、海外で働く日本の看護師について紹介する。看護師における国際労働移動についその具体例を通して考察を深める。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p118-p136
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コマ主題細目
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① 日本における外国人診療 ② 外国人を診る日本の医療機関 ③ 医療通訳とは ④ 海外で学び日本で働く看護師 ⑤ 看護師の国際労働と移動
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細目レベル
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① 日本における外国人診療では、1医療における言葉の壁があり外国人患者には事前の準備や周囲の協力が必要である.2医療における文化・習慣の違い、2.宗教的な配慮が重要であり、宗教によっては禁止事項もある、また、3.医療制度の違いについては 日本では,国民皆保険制度に基づき,誰もが必要なときに同じ金額でどの医療機関でも受診でき,さ高額療養費制度や生活保護制度における医療扶助などが設定されているが海外では自由診療もある。日本では医療費の精算は診療後に行われ,事前に提示もないため,支払いの段階で外国人患者とトラブルになりやすい. 海外では高額あり,明確な理由がないと保険が適用さないない海外では,救命は人道的な観点から経済状況に関係なく処置するケースも多いが,治療費を支払えなければ,あとは宗教や運命説にすがって現実を受け入れるしかない日本では医療費の未収金が問題になっている。
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② 外国人を診る日本の医療機関:医療機関の体制整備を目的に「外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)を新設した。在留外国人数は2023年末には過去最高となった。令和5年度「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」では病院数の約6割が外国人患者を受け入れて、87.6%は体制整備に取り組んでいないという回答だった,観光庁は外国人が受診可能な医療機関の情報を5言語で日本政府観光局(JNTO)のWebサイトに掲載している。訪日外国人医療については,主に経済産業省が海外からの医療渡航(医療インバウンド)を推進している.日本の医療の国際展開を目標に,海外からの患者を受け入れる病院「ジャパンインターナショナルホスピタルズ(JIH)」の情報を海外に発信している。大学病院の場合:日本語の理解に制限のある患者(LJP)の対応数が2023年度にはコロナ禍前を超えた.国際化に関わる関係者(医療通訳士,国際医療事務員,国際医療コーディーターなど)の教育・人材育成を実施している。一般社団法人 国立大学病院長会議国際化協議会では,医療国際化の推進における人材育成・教育,研究を含めて外国人患者の診療での課題解決に取り組んでいる.また、高度先進医療における国際医療の提供場所として,特定機能病院(厚生労働省),橋渡し研究プログラム(文部科学)、臨床研究中核病院(厚生労働省)、日本医療研究開発機構(AMED)国際協働臨床研究実施などに取り組んでいる。2.地域の中核病院の場合:りんくう総合医療センターはについて、遠隔医療通訳や自動翻訳機を活用例についても紹介する。
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③ 医療通訳とは 医療に特化した通訳であり,国際ISO規格ではhealthcare interpretingに改変されたなぜなら病院外でも,保健所での健康指導や訪問看護などで医療通訳が必要になることがあるためである.2.質の良い医療通訳者の選定が重要で医療通訳とは内容に忠実で中立的な立場を保ち、なおかつ文化的背景の違いから患者が不利益を被りそうになれば,介入して説明する役割を担っている。これらは医療通訳者の倫理規定でうたわれている。 2020年に国際臨床医学会*が定めた医療通訳士が誕生した。 医療通訳者は,看護師同様外国人患者に関わる医療チームの一貝であるという認識のもと.活動しています.皆さんには言葉の壁や文化の壁制度の壁といった外国人患者の医療における見得ない困難を一緒に乗り越える存在であってほしい。
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④ 海外で学び日本で働く看護師:グロバル化する日本の看護、看護職のグローバル化:海外で学び日本で働く看護師 として次の三つのルートがある.1.日本に留学する場合。国は,「看護師等挫成所の運営に関する指導ガイドライン」において,必要 に応じて担当する専任教員を置くなど,外国人留学生の学びへの配慮を求めて いる.このルートでの資格取得者数については,国家試験の合格時点で,留学 生としての区分がされていないため把握できない.2.海外で看護師養成機関を卒業・現地の免許を取得し,日本の看護師免許を取得した場合。海外の看護師簑成機関を卒業し看護師資格を有し,かつ日本語能力試験* NIの認定者が,国家試験受験資格認定審査で資格認定を受け,日本の看護師 国家試験に合格することで,看護師免許を取得することができる.3.経済連携協定 (EPA) に基づく看護師候補者の場合。看護師候補者として入国し, 研修を受講の上, 日本の看護師国家試験に合格することで, 看護師免許を取得することができる. EPAで来日する看護師候補者の国家試験の合格率は低い.
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⑤ 看護師の国際労働と移動:医療現場がグローバル化するように, 看護師の国際労働移動が長年みられている。 看護師が自国を出て, 他国に雇用を求めるプッシュ要因と, 看護師が就労先として国を選択する, つまり当該国 に引き寄せるプル要囚がある.世界保健総会で「保健人材のグローバル戦略: 2030年労働力」が協議され,目標の一つとして2030年までに受け入れ各国に おける外国人の保健人材への依存を半減させることが示された.日本と諸外国の看護師のグローバル化と国の政策の関係を以下にみていく.日本で外国人が看護師として就労するには,日本の看護師免許と就労するための「医療」の在留資格,または,活動制限のない永住者や日本人の配偶者など,身分・地位に甚づく在留資格が必要である.外国人の看護師が現在のように期間の上限なく働けるようになるまでには変遷があった.1989年に出入国管理及び難民認定法(入管法)改正が成立し,在留資格が整備され,「医療」に関する在留資格が創設された.2.アメリカ,カナダや中東についても解説する。まら、共に働くためには.言語,文化,習慣,価値観の違いを乗り越え協働していくことが必 要である。
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キーワード
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① 外国人診療 ② 医療制度の相違 ③ 医療通訳 ④ 経済連携協定(EPA) ⑤ 国際労働移動)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 外国人診療における課題については、医療制度の違いから生じる外国人診療の課題を理解する。② 外国人患者を診る医療機関の体制では、外国人患者受入れ体制や医療国際化、人材育成の取り組みを学ぶ。③ 医療通訳の役割と重要性については医療通訳の倫理と中立性、言語・文化の壁を越える役割を理解する。④ 海外で学び日本で働く看護師では、留学・資格取得・EPAなど、外国人看護師が日本で働くルートを学ぶ。➄ 看護師の国際的な労働移動では、看護師の国際移動と政策的背景、協働のために必要な配慮を理解する。 各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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8
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病院における外国人の看護①(岡靖哲)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第8回目のコマでは病院における外国人の看護として、在留外国人と訪日外国人の特徴と看護、外来受診、救急搬送など具体的事例等をとおして、その課題とアプローチ方法を学ぶ。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025) p138-p148
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コマ主題細目
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① 在日外国人(在留外国人・訪日外国人)の特徴 ② 治療・検査目的で来日する訪日外国人患者(医療ツーリズム) ③ 外国人患者の意思決定支援 ④ 外来を受診する訪日外国人の看護 ⑤ 救急搬送された患者への看護
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細目レベル
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① 在日外国人の特徴と看護:外国人患者中でも,支援が必要となる人は,日本語によるコミュニケーションに制限のある患者(LJP)であるが、患者のもつ医療制度や医療文化とのギャップが大きく関係してくる.1.在留外国人について。日本に90日以上滞在する外国人をと呼ぶ.届け出は市町村で行い,住民としての登録と外国人としての登録が必要である。日本に住むすべての人が加入しなければならず,これを国民皆保険制度という.国民皆保険制度に加入すれば,基本的に日本国民と同じように,医療や保健・社会保障制度を利用できる.2.訪日外国人について。 観光などを目的に来日する外国人のことを呼ぶ.訪日外国人の 患者は,在留外国人のように,国民皆、保険制度が利用できないため,医療制度の壁が大きく立ちはだかる.医療通訳やコミュニケーションツールを用いて,事前に患者が抱えている思いを知ることが重要である.診療で特に配慮すべき点は,医療費である。家族と医療者が互いを理解し,合意形成をしながら診療を進めていくことができる.
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② 治療・検査目的で来日する訪日外国人患者(医療ツーリズム):治療や検査目的で来日する訪日外国人患者は,滞在期間が長くなっても,日本の公的医療保険には加入できない.その代わり,治療目的で来日する患者とその同伴者のための医療滞在ピザという在留資格を申請することができる..診療システムの違いに配慮した看護が必要である。日本の診療システムが海外と異なる点として,患者が受診する医療機関を自由に選べるフリーアクセス制度がある.救急告示医療機関*では,患者の重症度・緊急度判定(トリアージ)を行っており,患者の重症度や緊急度が高いと判断された場合は,専門的な検査や治 療のできる医療機関への転院を余儀なくされることもある.各医療機関は,ニ次医療圏内で担っている役割があり,救急告示医療機関であっても対応できる 診療科と対応できない診療科が存在する.各診療科の輪番制度を敷いている医 療圏も少なくない.近年,地域完結型医療が進んでいく中では,病床数が200を超える医療機関 にかかるときに診療情報提供書がなければ,選定療養費が通常の医療費に加算される.そのため,言葉の問題だけでなく,医療費についても診療前に説明し,合意する必要がある.
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③ 外国人患者の意思決定支援:日本の医療で当たり前と思っていることが,外国人患者にとって実は当たり 前でないこともよくある.外国人患者の受療行動が始まる時点から,説明と同 意を繰り返していく必要があり,常に外国人患者のニーズを把握する必要があ る.日本の診療チームが,そのニーズに応えることができるかを考え,合意を 形成しながら,診療を進める必要がある.ときに,日本の診療チームが外国人患者の常識とのギャップに戸惑うこともあるが,このギャップがあるという認 識があれば,外国人のニーズを客観的にとらえることができる.これらの文化の違いを理解するために,ギガー(Giger)とデビッタイザー (Davidhizcr)やパーネル(Purnell)などの文化アセスメントモデルを用いて,彼らの概念を客観的に見ることで,患者の意思決定を 尊重した看護展開につなげることができる.
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④ 外来を受診する訪日外国人の看護の事例について学修する。訪日外国人へのケアは,日本人へのケアとほとんど変わりはないが,外来受診で診療が終了する場合,療養環境に看護師がいないために家族や知人がケアを行う必要があり,通訳を介して必要なケアと観察ポイントを指導しなければならない.この際に必要な配慮としては,帰国後,患者が過ごす療養環境が日本の医療システムと異なるため,自国でも継続できるようなケア方法を検討していく必要がある.日本は保健・医療・福祉が充実しており,専門職介入が多い国であるが,海外は医療専門職の数も少ないため,日本では医療専門職が行っていることも,家族が行わないといけないこともある.そのため,自宅に帰ることを想定したケア指導を行わないといけない場合もある.
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⑤ 救急搬送された患者への看護の事例について学修する。まず、.病歴の聴取と身体診察を行い、通訳者を介することも検討する必要が あるが,ブライバシーヘの配慮は優先度が高い。2.診療に対する不安へのケアや、.患者の意思を確認するための工夫が必要で。宗教上,文化上の理由により,診療を進めていく上でコンセンサス(合意)を得るために必要であるため、.重症化した患者とその家族へのケアも 医療通訳やコミュニティーにおけるキーパーソンなどを早期に調整し,医療者側と患者側の信頼関係を構築する必要である.また、.重症度の高い外国人患者や家族への文化を配慮した看護の際、スピリチュアルペイン*を感じていることも少なくない.外国人の場合は,人生が宗教・信仰と密接に関わっていることも多い。.まとめ:日本人であっても外国人であっても,患者・家族は症状の重さにかかわら ず,病気から「死」を連想することも多く,その人のスピリチュアルペインも 含めたケアを実践する必要がある.異国の地で医療機関にかかるということ は,治療に対する期待と不安が入り混じり,言葉に表すことが難しいこともあ る.患者・家族が思いを表出できるようにサポートするコミュニケーションを 心掛けることを学修する、
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キーワード
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① 訪日外国人 ② 在留外国人 ③ 在留資格 ④ 継続看護 ⑤ 保険未加入
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 在日外国人の特徴と看護について、言葉・文化・制度の違いに配慮し、LJP患者への支援と合意形成を学ぶ。② 訪日外国人患者(医療ツーリズム)では、保険非適用や医療制度の違いに配慮し、説明と合意が重要である。③ 外来受診する訪日外国人の看護では、帰国後も継続可能なケアを考え、家族への指導を通訳と連携して行う。➃ 救急搬送された外国人患者の看護については、文化・宗教・信仰を尊重し、通訳や家族と信頼関係を築いたケアを行う。➄ スピリチュアルケアと外国人看護では、異国での不安やスピリチュアルペインに寄り添う看護の姿勢を学ぶ。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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病院における外国人の看護②(髙田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第9回目の授業では病院における外国人の看護として、在留外国人と訪日外国人の子どもの看護、新生児の看護、妊産婦への看護等具体的事例等をとおして、その課題とアプローチ方法を学ぶ。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025) p149-p161 *助産学講座、地域母子保健・国際母子保健、医学書院、我部山キヨ子、(2023)p279-p286 *在日外国人の健康支援と医療通訳-誰一人取り残さないためにー、李節子編著、杏林書院(2018)p92-95、p100-103 *国際看護―国際社会の中で看護の力を発揮するためにー、森敏江・山田智惠里・正木治恵編集、(2019)p209-p212
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コマ主題細目
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① 在留外国人の母子保健、子どもへの看護 ② 新生児への看護 ③ 妊産婦への看護 ④ 地域における外国人女性のDV/生活支援 ⑤ 児医療・予防接種
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細目レベル
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① 在留外国人の子どもへの看護を事例ついて学修する。事例を通しての学びとしては小児は免疫機能が未熟であり,乳幼児ではウイルスに対する十分な免疫を備えていないことから,さまざまな感染症にかかりやすい傾向にある.今回の事例では, 日本と中国の習慣の違いによるおむつと哺乳の考え方が,看護師と子どもの 母親とのミスコミュニケーションにつながり,感染の拡大と栄養不足の可能性が示唆された日本ではおむつを使うことは一般的であり,抵抗を示すケースは少ない.この事例を通して,ルーチンを見直すきっかけにもなった.習慣をどこまで容認するか,治療上どこまで母親に協力を依頼するかが焦点である.まずは相手の心境を確認し,そして医療上の目的・目標を理解してもらった上で,対策を一緒に考えていく必要があった日本語がわから ない外国人の場合には,この調整が困難になりやすいため,日本語が話せない ことがわかり次第,早い段階で日本語が話せる通訳者が周りにいないかを確認し,すぐに連絡を取れる体制にしておく必要がある.
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② 在留外国人の新生児への看護を事例にて学修する。.事例を通しての学びとしては、宗教的理由による食習慣への対応や、2.文化的背景や個をとらえた看護である。ハラール製品への配慮をまなぶ。また.事例を通して伝えたいことは、母児の分離には,確実なコミュニケーションをとり,インフォームドコンセントを行った上で,プライマリーナース*を配置することが,特に外国人への配慮として重要である.また,宗教や習慣など,文化的背景によるケアの配慮が必要な場合がある.言葉だけではなく,文化を翻訳することも必要であると 知っておきたい立さらに,外国人の患者が日本の医療システムを知る機会にもなる.退院後の医療へのアクセス方法,居住地の地域社会資源の活用方法について,相手が理解できる言葉で丁寧に説明することで,対象者自らが対処できるようになる. 外国人と関わることは,日本の医療の中にある均一性や,医療者が無意識にもつある種の特権意識バターナリズムが浮き彫りになるきっかけとなる.日常のケアについても再考する機会を与えられているのかもしれない.
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③ 在留外国人の妊産婦への看護を事例にて学修する。.例を通しての学びとしては。日本語も英語も母国語ではない女性たちが,妊娠・出産というライフイベントを,彼女たちにとっては外国である日本で経験することになる.妊娠や出産,産後の過ごし方,育児は,出身国や地域によってもさまざまな慣習や特性があり,病気ではないからこそ,信念や慣習といった自文化が表出してくる.「日本の医療文化と外国人 自文化」の違いからコンフリクト(衝突,矛盾)が生じやすいといえる.ワンさんの場合,産後の清潔という点で,中国と日本の清潔観念の違いが浮かび上がったようにみえるが,それではステレオタイプ(固定観念)を再生産するだけとなってしまう.違いや多様性を認める寛容さをもつととも に.まずは対話を通して,絶えず個を見るということを意識することが対象のニーズを昨重したケアにつながる。また、外国人に対して「特別扱い」をして,注文の多い人,問題のある人にしてしまわないことも重要である.日本人と同じ基本姿勢で,その人のニーズをアセスメントすることにより,どのような配盛が必要かを報き出すことが求められる.
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④ 地域における外国人女性のDV/生活支援を事例にて学修する。事例を通しての学びとしては、外国籍DV被害女性の共通性としては、1.日本語が話せないことによって生活. 在留資格を夫に依存している場合が多い被害女性に理解と対応経験のある支援者と通訳者がキーパーソンになる。2.DV被害女性への支援や倫理に対する研修を受けた通訳者の登用も今後必要になる。3.日本国内にコミュニティを持っていることが多いため.当事者の家族知人とも連挑することが可能なケースが多い。4.被害者をエンパワメントすることが重要である。時に精神科受診が必 要な場合もある。5.来日した女性が自国の子どもを呼び寄せる)ケースが多く, 次世 代に及ぶDV被害の連鎖が生じることも少なくない。6.母国の家族への経済支援扶毅義務を担っている女性や, 子どもがいない, あるいは親権者ではない場合, 継続するDVに耐え, DVが表面化しにくい一而がある。7.国際結婚が対等な関係上で成立しておらず、DVの被害を受けやすい状態にあります次世代へDVの被害を拡大しないためにも啓発が非常に重要である。
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⑤ 小児医療・予防接種を事例にて学修する。.事例を通しての学びとしては、社会的にも医学的にも脆弱である児をサポートすることが医療者の本来業務であり.それを逸脱してかかわることは.医療者にとっても児の家族にとっても大きな負担となる.誰一人取り残さないために.医療者と保護者の間に良好な関係を築くことが最俊先である。超過滞在等で行政への通報を家族が懸念されている場合には.必要最低 .限の情報を確認するにとどめた。経済的に困窮している家族には見えなかったが自費接種を継続することで発生しうる経済的負担から接種を遅らせてしまう懸念は常にある。行政への通報を家族が懸念されている場合には.今後発生しうる負担令をカレンダー上に記載して渡すことで経済出費を予測してもらえるように工夫したなど、具体的なかかわりについて検討する。ワクチン接種歴を記録するための母子健康手帳を持参していない場合. まずは持参忘れの可能性も考えて母子健康手帳の所有の有無を確認しますその際の反応が通常と異なる場合には特別なケアを要する親子である可能性 があります 超過滞在の可能性も念頭において. 慎重な対応をする必要がある。ことなどを学修する。
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キーワード
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① 母子保健 ② コミュニュケーション ③ ハラール ④ 文化的習慣の尊重 ⑤ やさしい日本語
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 在留外国人の子どもへの看護については、文化や言語の違いに配慮し、親子と協働した感染予防と栄養管理を学ぶ。② 在留外国人の新生児への看護については、宗教・文化的配慮や丁寧な説明、地域資源活用の支援が重要である。③ 在留外国人の妊産婦への看護では、文化の違いを尊重し、対話を通じて個別性に応じた支援を行う。④ 外国人女性のDVと生活支援では、言語・在留資格の壁に配慮し、通訳や支援者と連携した対応が必要。 ➄ 外国人の子どもの予防接種支援では、経済的・法的背景に配慮し、信頼関係を築きながら接種支援を行う。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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病院における外国人の看護②・移民の健康と日本国内の取り組み
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第10回目のコマでは、病院における外国人の看護として感染症の疑いのある看護について具体的事例等をとおして、その課題とアプローチ方法を学ぶ。また移民の健康と日本国内の取り組みについて学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p161—170 *実践グローバルへルス-現場における実践力向上をめざして― 日本国際保健医療学会編、杏林書院(2022)p199-205 *在日外国人の健康支援と医療通訳-誰一人取り残さないためにー、李節子編著、杏林書院(2018)p18-28、p33、p154-161 *国際看護―国際社会の中で看護の力を発揮するためにー、森敏江・山田智惠里・正木治恵編集、(2019)p209-p212
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コマ主題細目
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① .在日外国人・訪日外国人の健康問題とその対策 ② 感染症の疑いのある患者への看護 ③ 結核の看護 ④ 労働者の健康問題 ⑤ 移民の健康
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細目レベル
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① 在日外国人・訪日外国人の健康問題とその対策について学修する。気候•生活爛境の変化については、在日外国人 ・ 訪日外国人の医療機関受診理由には,慣れない日本の気候や生活猿境によ ると思われる呼吸器系疾患,消化器系疾患が多い.また、,日本で熱中症様の症状を経験したことがある在留外国人は全 体の75.5%を占めていた 。外国人労働者の健康問題とその対策としては、職業別では生産工程従事者が30.7%,産業別では製造業が32.3%と日本人に比して高い過去12年間に業務上の外但で入院を要した外国人の受偽部位は,手・手指(33.4%) が最も多く,次いで前腕,腰部,足・足趾で,上肢の外傷が全体の3分の2を占めた,差別意識,労働者自身が労働災害の申告をあきらめてしまうことにあるといわれている.外国人労働者 の労働災害を防ぐためにも,多言語による安全配慮に関する情報提供,労働現境の整備が望まれる.また、結核の問題とその対策については、外国出生者の新登録結核患者数は増加傾向にあり,とくに都市部において高蔓延国出身 の留学生の増加が若年者の結核罹患率を押し上げている背景の1つと推測されている.
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② 感染症の疑いのある患者への看護の事例について学修する。事例について学びとして、複数の言語の医療通訳を確保することは,医療機関にとっての課題の一つであるが,電話やインターネットを介した遠隔医療通訳システムを使うことで対応できる時代になっている.平時から,調整,依頼できるリソース情報をもつことが重要である.アメリカのように,留学生として入国する人に結核を含めた健康診断,予防接種の徹底を行っている国もあるが,日本では各学校に委ねられている.感染症で体調が悪くなる人を減らし,院内感染や地域での感染拡大を防ぐため,学校に「来日前の健康支援」として予防接種歴を確認するなどの助言をすること も,看護としてできる支援の一つである.
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③ 結核を発症した観光客の事例について学修する。事例について学びとして 定期間の治療が必要であり,滞在期間の延長が必要である短期滞在の旅行者は,日本国内に住所がないため,対応をする保健所を急ぎ決める必要がある.ホテル や医療機関所在地の保健所に相談をする必要がある結核は感染症法上の2類感染症であり,同行家族を含めて接触者の健康診 断が必要であり、出入国在留管理庁の長官宛てに滞在期間延長の依頼書を作成し、家族が手続きを行う。濃厚接触をした家族や宿泊施設のスタッフの健康診断を行うため、最寄りの保健所の担当保健師と情報を共有した。結核が流行している国や地域からの渡航者については、常に結核の可能性を考慮する必要がある、発熱や発疹、咳症状がある場合、待合室感染を予防するため、遠隔エリアや駐車場での待機、受診時間を他の患者とずらすなどの対応が重要である。通常の中国語通訳(北京語)では、コミュニュケーションが困難なこともある。2段階の通訳(現地語⇒北京語/英語⇒日本語)を行う準備を必要である。複数の第三者に患者の病名を含む個人情報を伝える場合に備えて、医療通訳を介するなどして、早めに「個人情報開示同意書」を得ておくと、その後の対応がスムーズである。新型コロナウイルス感染の看護の事例では、事例を通しての学び として、患者が超過滞在の場合,出入国在留管理庁や警察に連絡をすべきと考える医療者は少なくない.当事者である患者もまた,医療機関は警察と連動していると思い込んでいることも珍しくない.このような場合は,受診の遅れにつながりやすい.しかし,法務省の通知1)により,受診の理由となっている健康問題の対応中には,検査や治療を優先してよいことになっている.(令和元)年の終わりに広がり始めた新しいタイプの急性呼吸器感染症は,想定されたように各地に広がり,多くの混乱を生じさせ,これまで経験 した通りの展開でほかの感染症の対策へと統合された(図5-4).数年から十 数年に一度,このようなパターンが繰り返されるため,情報発信や相談窓口の新設の際には,平時から多言語対応にする工夫をし,食事をはじめとした生活 スタイルの多文化対応も準備しておく必要がある。
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④ 労働者の健康問題で、能実習生の事例について学修する。事例について学びとして2017 年 11 月より技能実習制度を拡大する法改正が運用されており今後技能 実習生が介護や小売業など, さまざまな現場で拡大する中で医療機関で技能実習 生の病人を診療する機会も増えていくことが予測 されます. 外国人だから,言葉がわからないからと従業員側の権利を制限するような法制 度の不適切な運用を容認してしまえばそうした企業が収益を上げ他の企業に影聘します. これは日本の社会全体の労働環様の悪化にもつながり,社会の公平性 をも壊す結果となうてしまうでしょう. 公平で公正な社会を維持するためには,特定の少数者だからといって権利が制限されるような状況をつくってはなりません. 国際社会が追究しているSDGs(持続可能な開発目標)は「Leaving no one behind(誰一人取り残 さない)」を標語としていますこの目標を実現するには当然日本にも求められており努力が必要である。
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⑤ 移民の健康について学修する。「移民(migrants)」の国際的な法的定義は存在せず[国によって異なる.日本でも国としての明確な定義はない(UNHCR).ただし,移住の理 由や法的地位に関係なく定住する国を変更した 人々を「国際移民」とみなすことを,多くの専門家の意見である.一般化]には,3~2カ月間の移 動を「短期的または一時的移住」,1年以上にわたる居住国の変更を「長期的または恒久移住」と呼んで区別している.「移民の健康」:何か特徴は、紛争、貧困。,災害、都市化、気候変動、差別や不平等など、さまざまな理由で移動する移民は,会の中で脆弱な立場に置かれやすい上に,既存保健システムの枠組みからも容易に取り残され ることが多い.年齢・性別・在留資格にかかわらず,すべての 移民は必要なときに-=F分な質の保健医療サービ ス(医薬品やワクチンも含む)にアクセスでき るべきであるとされている(UN,2020)。しかし現実には,移住先の一般人口と比較すると, 移民のサービスヘのアクセスは制限されている 場合が多い。
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キーワード
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① 在日外国人・訪日外国人の健康問題とその対策 ② 感染症 ③ 結核 ④ 労働者 ⑤ 移民
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 外国人の健康問題と対策については、生活環境や労働による健康被害、結核などへの多言語対応が重要である。② 感染症疑い患者への看護では、感染予防と通訳体制の整備、来日前支援の重要性を理解する。③ 観光客の感染症対応については、結核患者への対応や通訳体制、滞在延長手続きと情報共有が鍵となる。④ 技能実習生の健康問題は、実習生の権利保護と公正な医療提供がSDGsの視点から求められる。➄ 移民の健康と支援体制では、脆弱な立場にある移民が公平に医療へアクセスできる仕組みが必要であることを復習する。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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地域における在留外国人への支援①(髙田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第11回目のコマでは地域における在留外国人への支援として地域における看護職の活躍・母子支援について課題とアプローチ方法を学ぶ。また移民の健康と日本国内の取り組みについて学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025) p172-p186
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コマ主題細目
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① 地域における看護職の活躍 ② 地域における母子支援 ③ 地域における子育て支援・赤ちゃん訪問指導 ④ 歯科保健 ⑤ 学校保健
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細目レベル
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① 地域における看護職の活躍:1.増える在留外国人の数、国籍,在留資格 :2023年6月末における日本国内の中長期在留者は293万9,051人,特別永住者は28万4,807人であり,これらを合わせた在留外国人数は322万3,858人と過去最高を記録している.国籍・地域別では,中国が78万8,495人と最も多く,ベトナム52万154人,韓国41万1,748人と続 いている.在留資格別では,永住者が最も多く,次いで,技能実習,技術・人文知識•国際業務,留学,特別永住者の順となっている。2在留外国人の生活環境に対する満足度に9割弱の回答者が,日本での生活環境全般に対して満足 していることがわかった(図6-2).在留資格別では,「特定活動」や「定住者」において「満足している」(それぞれ54.6%,53.3%)の割合が全体と比較して高くなっている。3.在留外国人が地域で生活する上で,直面する壁には、「言葉の壁」「制度の壁」「心の壁」である.「言葉の壁」がある。4.地域での看護職の活躍として、地域で暮らす在留外国人を対象に,健康面からアプローチできる看護職として,地域の保健所や市町村保健センターで活躍する保健師の存在がある.保健所や市町村保健センターなどの社会資源が相談窓口として存在することを認知できるように,在留外国人のコミュニティーにも広く浸透させていく必要がある.新型コロナウイルス感染症への対応ではる対応をマニュアル化し,平時だけでなく健康危機管理下でも,在留外国人を含めて,すべての人に必要なサービスを円滑に,そして医療を受けられる住みやすい社会の構築につながるであろう。
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② 地域における.母子健康支援の事例を学修する。事例からの学びとして、1.個別性のアセスメントと支援体制の構築がある。今回の事例は,ネパール出身という日本とは異なる文化的背景をもつ人を取り上げたが、国籍や行動、服装だけでその国の人に対するステレオタイプのイメージをもつのではなく,個別性をアセスメントする手立てとして参考にしてほしい。目の前の対象者に,今必要な支援を提供することはもちろん大切であるが,先を見越した支援も同じように重要である.特に産後の母子の場合は,自ら不調を伝えられない乳幼児の成長発達にも影響を及ぼす可能性もあるため,健やかな成長発達を促すためにも,母親の理解を促しながら支援の検討をしておくことは必要である.誰が,いつまで,何を支援していくのか.継続的な支援について,多機関・多職種が連携して,支援体制を構築していく必要がある.2.外国人へ医療を提供するために考えるべきことは本人との関係性構築の手段をもつ ことである.ツールを使用して, 互いが確実 に理解できる部分をつくり出していくことが,今,私たちにできることである.外国人の父または母をもつ子どもの出生数は,1995(平成7)年以降, 2 万件前後を推移しており毎年一定数の出産がある今後は定住者が増加する可能性があることから, 対象者, 支援者の両者にとって, 支援の準備は急務であるといえる.
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③ 地域における母子支援、赤ちゃん訪問指導、事例を学修する。事例からの学びとして、.①自治体にはEさんの母語で通訳ができる者はいない.Eさんに確認し,英語でのコミュニ ー ション対応となった 英語が母語ではないため.簡単な英語表現を使うことを心がけ.ゆっくりお互い理解できていることを確認しながら会話を進めた。にも同席してもらうことで理解度の向上となり,母ヂ状態の客観的様子を知ることができた家族の同席は, 行政による赤ちゃん訪問制度がない外国人の不安な気持ちを和らげる効果もあったと考える。子どもの成長に合わせた昼型への生活リズムの移行へ.例えば適度な日光浴等の提案を行った。外国人家庭に寄り添う支援(言語・文化・習恨の迎いへの配慮).保健師(行政).地域国際化協会療通訳ボランティア, 日本語ボランティア等,多様な連携が必要である。
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④ 地域における子育て支援。事例からの学びとして、1.個別性のアセスメントと支援体制の構築がある。母国から呼び寄せた上の子どもが,小学校 5 年生になる頃から登校拒否をするようになった家では母親のつくった食事を一切食べない,父親が不在の時には, 暴れてものを破壊するようになりそれがエスカレートしていくようになった。子ども家庭センターの相談貝が通訳を要請する前に同国の相談スタッフに本国の事情や文化の違いを理解する。本事例のような国際結婚の増加は周知の通りですが, 日本人男性との新しい家庭を築きながらも 出身国に残してきた子どもを呼び寄せることは少なくありません. 子どもは母親と再統合を期待して来日しますが, 言業をはじめとし, 適応 することを求める日本の学校生活と. 義父や小さいきょうだいのいる新しい家庭 の中で自分の段取りがうまくできないことは起こりうる。外国人が生きやすい社会に少しでも地域が変わっていくこと,それが地域における子育て支援である。
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⑤ 歯科保健・学校保健の事例を学修する。事例からの学びとして、在日外国人の歯科疾患歯科疾患の多くは,う蝕と歯周病でありこれらはおおむね予防可能な疾患ですこれには食習間が大きく影聘し,欧米のように砂糖を含む加工食の摂取頻度が高い国からの来日者には,むし歯や歯周病が多く認められます.逆に,咀哨して食べるものが多い,砂糖を含まない食品をよく食べる,宗教的なことから生活習恨や食事の時間が規則的である方は,歯石の沈着などは認められたとしても,むし歯や歯周病の問題が多くみられることはなし。歯の質や歯並びに影靭すること等具体的な例をあげてやさしく丁寧に説明するのも良い。歯科医師会における歯科医療機関の情報提供外国語対応の医療機関を検索できるwebサイト等もある。生活困窮者に対する無料定額診療事業は国籍を問わず.また.入箭法上の適法・不法の区別なく適用されるものであるとされていますが.歯科医療機関で適応となっている場合は少ないのが現状ですある。「行旅病人及行旅人取り扱い法」を適応しての自治体への求伯が歯科診療で認められている場合はほとんどなく,民間医療機関に対する自治体における外国人の部に対してしか適応にはならない。学校保健としては、2006年に文部科学省初等中等教育局長から出された通知「外同人児童生徒教育の充実について」では,「地域の実情に応じた自治体独1廿のものを作成・配布し,外国語による就学案内を行うこと」が明文化されましたしかしながら,外国にルーツのもつ子どもの場合,複雑な家庭炭Ji図でffっている場合も多いため,個別の対応が必要です母親が,日本語がわからない楊合や日本の学校の修学経験がない場合については、特に定年な対応が必要である。
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キーワード
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① 地域看護 ② 母子支援 ③ 医療通訳 ④ 歯科保健 ⑤ 学校保健
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 地域における看護職の活躍では、在留外国人の増加に対応し、保健師等による地域での健康支援が重要。② 母子健康支援の事例については文化的背景をふまえた個別性のアセスメントと多職種連携の支援が必要。③ 赤ちゃん訪問指導の事例では、言語や文化に配慮し、家族同席や簡易英語を用いた丁寧な支援が求められる。④ 地域における子育て支援については、国際家族の子どもへの理解と、多様性に対応する支援体制づくりが大切。➄ 歯科保健・学校保健の事例では、文化や食習慣をふまえた予防啓発と、個別対応による学校支援が重要であることを復習する。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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12
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地域における在留外国人への支援②(岡靖哲)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第12回目の授業では、地域における在留外国人への支援として高齢者の支援、地域のおける精神看護ついて課題とアプローチ方法を学ぶ。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025) p186-p206
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コマ主題細目
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① 地域における在日外国人の高齢者支援 ② 地域における精神看護 ③ 地域におけるがん看護・訪問看護 ④ 日本で生活する外国人労働者の背景 ⑤ 日本で生活する外国人労働者の課題
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細目レベル
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① 高齢者への支援在日外国人(在留外国人)の高齢者の特徴には、1.在日外国人(在留外国人)の高齢者の多数を占める在日コリアンがいて、平均寿命の延伸も相まって高齢化が加速し, 高齢化率は30%を超えており,高齢者の半数は75歳以上の後期高齢者である。2.在日外国人の高齢者の看護・介護における課題とニーズは、在日外国人の高齢者の在留資格やコミュニティー形成過程,歴史的・文化的 背景は多様であり,介護保険サービスの利用をめぐり,さまざまな課題とニーズが顕在化し,深刻化している.特に在日コリアンの高齢女性の中には,当時の社会的背景により就学経験かないことから,日本語や韓国語での会話ができても,識字に問題を抱えている高齢者が少なくない.このため,医療・介護関連の情報へのアクセスや契約を交わす書面上のやり取りにおいて困難を来すことになる.高齢社会のその先にある多死社会を見据えて,在日外国人のエンド・オブ・ライフ・ケアヘの対応の機会が増加すると見込まれる.エンド・オブ・ライ フ・ケアは,各国(地域)特有の宗教や信仰,葬送儀礼や祭祀などの伝統的 な弔いの儀式も含めて,文化的要素が顕著に現れやすい.その国(地域)や民族,宗教により創り出された特有の文化と死生観を尊重した慎重な対応が求められる。
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② 地域における精神看護の事例の学修を通して学修する。事例からの学びとして、.地域における精神看護の留意点とポイント。非言語的コミュニケーションの重要性である。また。多様な背景をもつ在留外国人に精神科医療を提供する際には,精神疾患やそ の治療に対する考え方を踏まえて関わる必要がある.外国人は,言語的な問題 だけではなく,文化,宗教,教育などさまざまな背景により,自分の心身に起こった変化を「精神的な不調」とはとらえない場合がある.日本独自の精神 科医療システムに戸惑いや不安を感じ,通院や入院をためらっている場合は,治療内容や費用,入院制度などについて,できるだけわかりやすく説明する必要がある..ノウハウをもつ事業所や行政との連携が必要である。在留外国人は急激に増加してきているものの,地域で精神疾患をもつ外国人の支援に当たったことのある医療従事者はわずかである ,外国人の生活支援を行っている団体や行政との連携が 不可欠である.地域には,十分とは言えないまでも,外国人の暮らしを支える行政の窓口や 国際交流協会,NPO法人などの資源がある.まずは,必要な支援を行う上での連携が可能であるか,確認していく必要がある。
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③ 地域におけるがん患者の訪問看護の事例の学修を通して学修する。事例からの学びとして、.ケアと支援のポイントは、対象者は,退院直後に英語が話せる日本人の妻が不在となり,在宅 医訪問看護師,ケアマネジャーからの説明を理解することが難しい状況で不安な気持ちを表現するのは困難であったと考える。文化的背景や個をとらえた支援や3.言語に対する支援が必要である。4外国人に対する訪問看護を通しての学びは訪問看護を通して,治療者やその家族が日本人であっても外国人であっても対象となる人が大切にし ていることに寄り添いながら看護していく大切さを学んだアドバンス・ケア・プランニング(ACP)は,日本人や外国人に関係なく大切なことである。訪問看護として必要なことは, 日本人でも外国 人でも大きな違いはない. 特に, 対象が外国人ということで 留意したいポイントは以下の三つである。1.保険制度に不慣れなことが多いため, よりわかりやすい説明が必要である. インタ ーネットなどで紹介されていることも多いため利用するとよい.2.何度も丁寧な説明が必要である.3.療養者の母国の文化による行動や考えを尊重する. 療養者の大切にしていることに寄り添った看護が求められる.
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④ 日本で生活する外国人労働者の背景:外国人労働者の背景には、日本で働くための在留資格(いわゆるピザ)種類はさまざまですが多くの場合来日費 用として斡旋業者(ブローカー)に高額の手数料を支払う必要があり.そのために母国での年収の数年分という大きな借金を抱えていますそれでも日本で働こうとする最大の理由は母国で十分な収入を仕事を見つけることが困難だからです.そのほかにも母国の政治状況のために外国で生活したいという人もいる。日本で働くための在留資格の多くは.語学や技能レベルの要件がないか要求水準が低く、日本が選ばれる理由の一つになっています。マッチングと転職の制限:来日する外国人労働者の大半は.民間の斡旋業者にお金を払って受け入れ企業などに送り込まれます.しかし.使用者との関係に問題が生じても外国人労働者の多くは在留資格上の制限のために転職が困難である。在留期間,家族の帯同の制限として、外国人労働者の在留資格の多くには,3年5年などの在留期間が定められています試験を受けるなどして、在留期間を延ばすといつ―方法もありますが,永住権の獲得は極めて狭き門である。
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⑤ 日本で生活する外国人労働者の背景健康問題:1.労働災害については、外国人労働者の多くは 厳しい労働環境で就労してた日本語の能力が十分でないことから安全確認などの指示が伝わらず労災事故に遭いやすい。労災保険の手続きをしたり,同僚の外国人労働者が労災事故の発生を証言したりすることが難しいのが実情です。2.私傷病(職業に関連したものではない疾病)で休職する場合は自宅での療養や通院を手伝う人通訳者入院や手術の保証人になってくれる人がいないという問題に直面しがちです.また社会保険に加入していても医療費の自己負担分を支払えない人がいる,3.メンタルヘルス:さまざまなストレスにさらされる外国人労働者の中には メンタルヘルスに問題を生じる人も多く現れます,単身で来日しているため 自宅での療蓑が困難な場合が多い一方で強制的な入院の手続きをとることが難しいという問題もある。4.妊娠、中絶,出産: 借金を抱え.在留期間が限られ,転職が困難な外国人労働者の中にはンターネットで入手した薬で人工娠中絶をしたり.妊娠を隠して働こうとする人もいる 。5無登録労働者:在留資格の中で指定された職場を離脱してほかの職場で働く外国人労働者は不安定な生活や危険な労働 のため健康リスクの高い状態にありますが出入国管理及び難民認定法(入管法)違反での摘発を恐れたり,医療保険に加入していないなどから病院の受診が困難です これらの人々が安心して医療サーピスを受けられる体制の確立が求められる。
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キーワード
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① 在留外国人の高齢者支援 ② 地域における精神看護 ③ 地域におけるがん看護 ④ アドバンス・ケア・プランニング ⑤ 労働者
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 在日外国人高齢者への支援として、多様な背景に配慮し、識字・文化・終末期ケアへの支援が必要である。 ② 地域における精神看護については、文化や価値観の違いに配慮し、地域資源と連携した支援体制が重要。③ がん患者への訪問看護としては、言語・文化の配慮とACPをふまえた、個別性のある看護が求められる。④ 外国人労働者の背景については、 借金・不安定な在留資格など複雑な背景への理解と支援が必要である。➄ 外国人労働者の健康問題は、労災・私傷病・メンタル・妊娠など多様な健康課題への包括的支援が重要でこれらを復習する。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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13
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国内外による支援の課題(髙田律美)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第13回目のコマでは、国内における在留外国人の支援の課題として医療通訳制度確立に向けた取り組みについて学修する。また、海外に在留する日本人の健康支援について学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p208-p224 *国際看護―国際社会の中で看護の力を発揮するためにー、森敏江・山田智惠里・正木治恵編集、(2019)p209-p212 *国際看護学入門、日本国際看護学会、医学書院(2020)p53-p55、p187-p191
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コマ主題細目
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① .国内における在留外国人に向けた課題 ② 医療通訳の現状と課題 ③ 在外日本人の健康問題と対策 ④ 海外における医療受診にまつわる問題点 ⑤ 渡航者におよび海外日本人に対する専門家の役割
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細目レベル
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① 国内における在留外国人への支援の課題:1多様な背景,目的をもって地域で暮らす外国人。ここで取り上げる在留外国人は,多様で一枚岩ではないということを共通認識として確認しておきたい.1.在留外国人患者の病院での初期対応が重要である。 2.医療従事者の状況としては、 医療従事者が在留外国人患者に慣れておらず,病院の受付で患者と意思疎通ができないことがある。患者自身が通訳を用意できなければ,受診時の意思疎通におけるリスクを想定して診療を受け入れないという判断に至ることもある. 3.患者と医療従事者のコミュニケーションの課題もあり。医療通訳者以外が通訳を行うリスクとしては、患者の知り合い(会社の同僚など)の場合。,患者にとって不利な内容が通訳者や第三者に伝わる可能性があるなど,中立性が危惧される.個人情報への認識が低い人が仲介し,トラブルになることもあ る.また,通訳者の言語レベルが不明で,話が伝わっていることを前提に診療が進み,誤診につながる危険性も考えられる.病院内の関係者の場合医療通訳者ではない病院の関係者が通訳を務める場合も,中立性が危惧され る.また,通訳の業務を担うことにより,自身の業務が滞り,ほかの職員への負担になることも考えられる..在留外国人患者と医療従事者の葛藤もあり。医療ソーシャルワーカー(MSW)が十分な時間をとって治療の方針を決めることが必要である。
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② 医療通訳制度確立に向けた取り組みと課題。1.地域における医療通訳派遣の取り組みNPO法人多言語センターFACIL(兵窟県)の例をします。次に、2.医療通訳で危惧されること。医療通訳システムについて議論すると,医療機関側が必ず危惧することが二つある.一つは,医療通訳者が誤訳をした場合の責任の所在もう一つは,在留外国人患者の未払いに関する補償である.3.医療通訳コーディネーターの重要性。 医療通訳システムには不可欠な医療通訳コーディネート業務も重要である。4. ICT技術の活用,多くのICT関連業者が,医療の 現場での遠隔通訳システムに着手し始めたその後,遠隔通訳システムはかなり広がった. 今後はますます,医療従事 者が最新のシステムを使いこなすための研修が必要になってくるだろう。5. 医療機関によるボランティア通訳制度または雇用。厚生労働省では,外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)を推進する など,医療通訳に関する取り組みが全国に広がっていることは望ましい.6.医療通訳者の養成と資格制度。医療通訳の必要性の高まりとともに,2009(平成21)年に発足した,医療通訳士協議会(JAMI)は,医療通訳士®を商標登録し,医療通訳士倫理規定を公表したその後,2016(平成28)年12月には,医療通訳者のための団体として,全国医療通訳者協会NAMJ)が設立された.4在留外国人の医療に関する課題を解決していくために。医療現場は,このような「人権意 識」を醸成する一つの現場である.,地域医療環境が整備されていれば,一時的に滞在する医療ツー リズムなどで来日した外国人にとっても,安心できる環境となるだろう.
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③ 海外における支援の課題:1.海外在留邦人とは,海外に3カ月以上在留している日本国籍を有する者を指し,いずれ日本に戻る予定の長期滞在者と,原則として当該在留国から永住権を認められ,生活の本拠を日本から海外へ移した永住者とが含まれる.2外国で医療にアクセスするまでの壁として、Step 1 病院を見つける。海外では,日本のように健康保険証を持っていればどこの病院でもフリーにアクセスできるような国はほとんどない.インターネットの普及で情報が収集しやすくなったとはいえ,情報の信憑性など不安の種は尽きない。Step 2病院に行く。行きたい病院が徒歩で向かえる距離にあればよいが,そうではない場合の移動手段ヲ決める必要がある。 Step3 人と接する。病院に着くと,受付をはじめ,人と接する必要がある.医師の話す医学専門用語をどこまで理解できるだろうかなど課題がある。Step4 問診・検査・治療を受ける。検査や治療方針を十分に理解し,納得できただろうか検査の結果は今日中に出るのかいつ,どのように教えてもらえるのだろう.次の予約は必要だろうか.処方された薬など、聞きたいことを全部聞くことはできただろうかなどの課題がある、Step5 お金を払う。医療費が高額な国もあり、手持ちのお金で足りるだろうかクレジットードは使えるだろうか海外旅行保険は使えるのだろうか必要な書類は、 どこで,いつ,誰にお願いすればよいだろうか。前払い制が一般的である.領収叫がないと医師の診察も検査も受けることができない。
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④ 海外で医療受診にまつわる問題点:1.言葉の問題。医療現島では.将段の生活では使用しない専門用語が頻繁に使われる.医療通訳や通訳支援サービスが提供される国や地域もある.特に日本語 は英語や国語と違い,日本以外の国ではほとんど通じない.2.医療システムの問題。日本の医療システムはフリーアクセス制で国民皆保険制度である。欧米はかかりつけ医を中核としている。自由診療を行っているところが多い。3.お金の問題。医療費ほど相場がわからないものはないだろう海外旅行保険に加入してい る場合,保険会社が現地の病院と捉枇しキャッシュレスサービスを受けられる国や地域がある.ただし海外旅行保険は日本の健康保険とはしくみも利用方法も異なり,田舎ではクレジットカードが使えない病院あるので注意が必要だ。
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⑤ 渡航者におよび海外日本人に対する専門家の役割」:渡航者に対する専門家の役割は、海外渡航者は, 専門家の指避や診察を受けることで渡航に伴うリスクを減らすことができる. そのため, 感染症や海外の医療事惜などの知識を身につけた看護師や医師の役割は非常に重要である.今後は, 渡航前の受診の必要性や海外渡航専門の医療機関についての普及啓発が必要である.海外の日本人向け医療機関における看護業務として、すべての在住日本人に健康管理支援を提供することは, 企業(日本人向け医療機関)の社会的買任(CSR)を果たすことにもつながる. 産業保健師, 産業看護師の役割として、海外赴任者に対して も大きな役割を果たしている. 赴任候補者が, 健康面で海外赴任に適任か否かという選考 から関与し, 赴任先から健康な状態で帰国し, その後もスム ーズに日本での生活や職務に 当たれるようにサポ ー トしなければならない.帰国日本人への対応として、とくに長期滞在した帰国日本人は渡航先の文化や生活に順応し過ぎて焔国後の生 括などにうまくなじめない逆カルチャ ーショックを生じる場合がある.そのため看護師は再適応に向けた相談支援を行う必要がある。
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キーワード
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① 医療通訳 ② 海外在留邦人 ③ メンタルヘルス ④ 自由診療 ⑤ 海外医療保険
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 在日外国人高齢者への支援では、多様な背景に配慮し、識字・文化・終末期ケアへの支援が必要である。 ② 地域における精神看護については、文化や価値観の違いに配慮し、地域資源と連携した支援体制が重要。③ がん患者への訪問看護については、言語・文化の配慮とACPをふまえた、個別性のある看護が求められる。④ 外国人労働者の背景は、借金・不安定な在留資格など複雑な背景への理解と支援が必要である。➄ 外国人労働者の健康問題については、労災・私傷病・メンタル・妊娠など多様な健康課題への包括的支援が重要であることを復習する。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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渡航における感染対策と健康支援(岡靖哲)
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科目の中での位置付け
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この授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第14回目の授業では、渡航における感染対策と健康支援海外における医療の実際について事例を通して学修する。感染症の検疫について学ぶ。また、渡航によける健康支援としてトラベルメディスン・トラベルクリニックについて学修する。
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*看護の統合と実践 国際化と看護 メディカ出版 大橋一友、岩澤和子(2025)p226-p247
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コマ主題細目
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① 国境を超える感染る感染症とリスク ② 海外の帰国者から見られる病原体 ③ 感染症の事例 ④ 感染の検疫、検疫所 ⑤ トラベルクリニック
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細目レベル
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① 国翔を越える感染症とリスク。人の移動とそれに伴う社会への影響。年間数億の人々が地球上で国境を越える現実があり,それはすなわち,人の移動とともに,無数の病原体も国境を越える移動が世界中で発生している。渡航者はそれ相応の責任を伴うものであるという認識も重要ではないかと思われる.不顕性感染のピットフォール(落とし穴)として、感染症がもつ注意すべき性質の一つに不顕性感染がある。必用な注意の一つ目はその渡航者自身の感染予防,そして二つ目はその渡航 者が帰国後に病原体を拡散させることを予防することである.すなわち,媒介 動物を対象とした感染対策は,個人防衛と社会防衛を両立させることにつながる重要なポイントである。
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② 海外からの帰国者にみられる病原体として、感染症の鑑別がある。受診者の海外渡航歴が明らかなケースでは,受診者が渡航した国における感 染症の流行状況や,場合によっては文化・習俗などについても理解を深める必要が出てくることもある.そうした際には渡航医学の専門家への相談も検討さ れるべきで,日本国内には渡航医学を専門とする医療機関(渡航外来,旅行外来,トラベルクリニック)があるので適宜連携を図る.日本渡航医学会のWeb サイトに国内外のトラベルクリニックリストが掲載されているので参考にしたい..飛沫核感染による感染症への対応も必要となる。また、 異なる地域の生活に溶け込む人の感染リスクも考慮することが大事である。友人・家族・親戚訪問 (visiting friends and relatives : VFR) に注目したい. VFRは渡航医学領域 においても重要なキーワ ードであるが, この言葉の大まかに意味するところは,「元々生まれ育った地域とは異なる地域に居住している者が, 生まれ育っ た地域に渡航する場合」である. VFRは当該地の感染症罹患リスクが高いグループに属するためである。現地の人と同じものを食べる, まさに「変則的VFR」といえる。 帰国者を受け入れる医療職者の心構えについても学修する。
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③ 感染症の事例。急対応が必要な熱帯感染症をもとに学修する。本症例は熱帯地域への頻回の渡航歴のある発熱患者であり,マラリアなど発 熱性疾患についての評価を行う。特にマラリアは内科的緊急疾患であり,鑑別疾患として想定することを忘れてはいけない. マラリアの三徴は 「発熱」「貧血」「牌腫」で,それに関連する身体症状のチェックは必須である. 感染原虫 種によって熱型周期が異なり,熱型の追跡も看護上極めて重要である. 日本にはハマダラカ属が生息する地域があり,患者を受け入れた季節も含めて入院中 の感染対策に留意する. ハマダラカは自然豊かで,きれいな水域に生息する. また,海外渡航歴があっても,国内で遭遇する病原体が原因のことも少なくな いため,さらには感染以外の発熱が原因である可能性も考慮しつつ,広い視野 で恥態をとらえる心構えが大切である.本症例は初妊婦であり,母体および胎児の健康管理が極めて重要であ ることから産婦人科とも適宜連携を取り,原虫感染と抗マラリア薬投与による 胎児への影愕について細心の注意が必要である。
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④ 感染症の検疫。検疫所とは厚生労働省が所管する国の機関で,海外から感染症や病害虫などがもち込まれたり,またもち出されることを防ぐ 「検疫」を行う機関である.検疫所の業務 は「検疫法」と「食品衛生法」の2本の柱(法律)に基づいている.検疫所の役割は,国内に常在しない感染症を水際で食い止めることや,国内に流通する輸入食品の安全性確保,審査および検査を行い,水際の第一線で輸入食品を監視することなどである.業務内容としては、法に基づいた行政機関での事務手続きの側面と,対象とする感染症に関する医療行為などの臨床的側面がある。検疫業務の対象は,乳児から高齢者まで幅広い年齢層への対応が必要であ るまた,時には,救急対応を求められる場面に遭遇することもあり,突発的 年とにも柔軟に対応できる力が必要となる。常に世界のどこかで起きている感染の情報を傾聴し、最新の情報を提供することも業務の上では大切なことといえる.具体的業務についても学修する。
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⑤ 渡航における健康支援: 海外渡航時の健康支援を一般にトラベルメディスンと呼ぶ これには, 旅行者が目的を達成するために必要な健康を保つため, 医療者がさまざまな介入を行うことが含まれる. メンタルヘルスのケアもこの範囲内である.トラベルメディスンの専門的な介入を行う場所をトラベルクリニックと称し, 専門の医療機関や病院の専門外来がこれに当たる. また,海外派遣する企 業の保健管理部門や, 学生を海外留学させる学校の保健室もトラベルクリニックとみなせる.トラベルクリニックで提供される医療的介入には、①健康相談,健康指導、②渡航先の性感教に関する情報提供、③予防接種の実施、④予防内服薬の処方、➄診断書の作成、⑥その他、メンタルヘルスなどがある。 ➄渡航における健康支援: 海外渡航時の健康支援を一般にトラベルメディスンと呼ぶ これには, 旅行者が目的を達成するために必要な健康を保つため, 医療者がさまざまな介入を行うことが含まれる. メンタルヘルスのケアもこの範囲内である.トラベルメディスンの専門的な介入を行う場所をトラベルクリニックと称し, 専門の医療機関や病院の専門外来がこれに当たる. また,海外派遣する企 業の保健管理部門や, 学生を海外留学させる学校の保健室もトラベルクリニックとみなせる.トラベルクリニックで提供される医療的介入には、①健康相談,健康指導、②渡航先の性感教に関する情報提供、③予防接種の実施、④予防内服薬の処方、➄診断書の作成、⑥その他、メンタルヘルスなどがある。
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キーワード
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① 渡航医学 ② 個人防衛と社会防衛 ③ 輸入感染症 ④ 検疫法 ⑤ トラベルクリニック
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 国境を越える感染症とリスクについては、人の移動に伴う病原体拡散リスクと感染予防の重要性を理解する。② 帰国者にみられる感染症の鑑別では渡航歴と現地リスクをふまえた対応とVFRへの理解が必要である。③ 熱帯感染症の事例(マラリア)では、発熱の鑑別と文化・妊娠への配慮を含む総合的な視点が求められる。④ 感染症に関する検疫の役割は検疫所の機能と感染症を水際で防ぐ重要性、柔軟な対応力を学ぶ。➄ 渡航における健康支援(トラベルメディスン)は、予防接種や健康相談を含む事前の健康管理支援が渡航時に重要である。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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15
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環境が健康に及ぼす影響、国際看護のおけるキャリアデザイン(髙田律美)
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科目の中での位置付け
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の授業は国際看護学Ⅰ,Ⅱで学んできた内容を踏まえた総集編である。に加え,国際保健医療の看護基礎論を確認しつつ,身近な事例を通して診療の実際や興味ある国の地域の特徴や健康問題,医療政策,看護について自らの意見が明確にできるとともに看護人材のキャリアデザインについて考察できる。第1回目、2回目はグローバルな看護を考える国境を超える人の社会的動向について学修する。第3回目は地球規模の健康課題と保健医療を支える機関について学修する。第4回目は世界の保健医療に関する重要な宣言や概念と国際協力について学ぶ。第5回目は国際協力活動としての研修・調査と災害看護について学修する。第6回は日本における海外支援とその活動について学修する。第7回目は日本における外国人診療と看護師における国際労働移動について学修する。第8回目‐10回目は病院における外国人の看護として、訪日外国人・在留外国人への支援との課題について学修する。また第10回目には・移民の健康と日本国内の取り組みについても学修する。第11回目‐12回目は地域における在留外国人への支援について学修する。第13回目の授業では国内外による支援の課題について学修する。第14回目は渡航における感染対策と健康支援に着いた学修する。第15回目は環境が健康に及ぼす影響を学修し、国際看護のおけるキャリアデザインに学び自らのキャリアデザインについて考察する。第15回目のコマでは環境が健康に及ぼす影響について人々の健康に関連する環境の影響を具体的な事例とともに学修する。また、国際保健・看護人材開発を考え,自分の看護なかでできる。キャリアデザインついて他の人意見も聞き深化させることができる。
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*ワークブック 国際保健・看護基礎論、PILAR PRESS,田代順子編、(2018)p229-p248 *実践グローバルへルス-現場における実践力向上をめざして― 日本国際保健医療学会編、杏林書院(2022)p35-p39 *国際保健医療のキャリアナビ、日本国際保健保健医療学会編、南江堂、(2016)p182-189 *国際看護―国際社会の中で看護の力を発揮するためにー、森敏江・山田智惠里・正木治恵編集、(2019)p230-p260
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コマ主題細目
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① 環境 ② 水のない生活 ③ 砂漠化 ④ ワンヘルス・エコヘルス・プラネタリーヘルス ⑤ キャリアデザイン
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細目レベル
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① 世界の健康課題:環境についての基礎知識。環境とは一般に、生物や人間を取り巻く外囲のうち、主体の生存と行動に関係する諸要素・諸条件全体のことをいう。人類をはじめ地球上の生物には,生存や生育のための環境許容値がある。古代ギリシアの医師ヒポクラテスは、紀元前400年頃、この時代に環境が健康に与える影響について主張したといわれる。人類は、知恵を使って環境への対応能力を高めたが、節度を欠いた自然環境への介入が人類だけではなく地球上の生物の健康へ影響を与えている。ここでは、我々に最も身近な環境に少し距離を置いて概観し、また五感を最大限に使って感じることを試みる。そして、人間の安全保障という視点から、人の権利や義務としての環境保全の意義を考えたい。
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② 環境と生活の質の向上・感染拡大についての基礎知識。WHOは、地球環境の悪化が人類の健康に及ぼす危険についてさまざまな研究データを提示して注意喚起をしてきた2014年の気象変動と健康に関する研究をまとめた年報1)では、2030年から2050年の20年間に気象変動が25万人の追加的死亡をもたらすことが推計されていると報告している。その内訳の主なものは,気温上昇に起因する高齢者の熱中症などによる死亡数3万8,000人、安全な水にアクセスできないことに起因した下痢による死亡数4万8,000人、マラリアによる死亡数6万人、子どもの栄養失調による死亡数9万5,000人などである。人口増加と干ばつや水害をもたらす異常気象など地球温暖化を背景とする。世界の健康課題:環境保全への取り組みについての基本的知識。東日本大震災によって被害を受けた福島原子力発電所の事故では, 経済活動に欠かせないエネルギーの確保についても全世界が見直す機会と なった 持続可能な開発とは「環境と開発に関する世界委員会」(委員長:ブルントラント・ノルウェ一首相(当時)が1987年に公表した報告書「Our Common Future」 の中心的な考え方として取り上げた概念で,「将来の 世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」のことを意味している。この概念は、環境と開発を互いに反するもので はなく共存し得るものとしてとらえ、 環境保全を考慮した節度ある開発 が重要であるという考えに立つものである。「節度」の基準は必ずしも世界共通ではなく、各国(各地域)の政治・経済的な活動にも深く関係している。その背景には、人口増加への対応、 すなわち、 食糧や資源の需要がさらに高まること、 それらの予測に対応すべく生産活動が活発化することがある。そうした中、 環境保全を考慮した節度ある開発をどのように具体化するか、 繰り返し議論されている。
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③ 漠化対処条約:砂漠化とは, 従来, 植物が生息していた土地が不毛化することを意味する. 干ばつや洪水などの自然要因と森林伐採や過度の土地利用や放牧, 不適切な濯溜で植物が育たなくなる人的要因がある。1996年12月発効の砂漠化対処条約は、 深刻な干ばつ、または砂漠化に 直面する国(特にアフリカの国)や地域が砂漠化に対処するために行動計画を作成し および実施すること, また,そのような取り組みを先進締約国が支援することなどについて規定した条約である。日本は1998 年に加盟した 2013年12月現在195か国+EU諸国が加盟している.地球環境の変動に対処する3つのヘルス:人類存在そのものが地球の生態系への重大な負荷を与え、近い将来取り返しのつかない健康被害をもたらすことが懸念されている問題に果たしてそのように対処すべきだろうか。
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④ ワンヘルスがヒトへの医学と獣医学融合させた概念である。2003年のSARSの中高よってその重要性が大きく認識された。ヒトの感染症の6割が人獣共通感染症であり、エボラルス病、HIV感染症などヒト振興感染症の少なくとも75%は動物由来である。そこでヒトの結構動物の健康、それを取り巻く環境の3者を包括的に扱う概念がワンヘルスである。エコヘルスは人々の健康を生態環境、食生活、生業、文化活動など幅広い領域のかかわりの中で把握ようとする概念である。プラネタリーヘルスは地球の自然系を人類が崩壊させたことによる人類の健康影響を探索する領域である。ワンヘルスはヒト健康とれに影響を与える動物の健康を対象としていて、生物多様性、生態系、気候変動、農業システムや社会科学の要素視野に入れた概念であると分析している。エコヘルスはワンへルスよりも社会科学や先住民らを研究対象とする人類学を含んだアプローチを採用しており、地球のすべての生物に焦点を当てている特徴がある、プラネタリーヘルスは対象が人類健康とのアウトカムである。今日ではワンヘルス、エコヘルス、そしてプラネタリーという3つの概念が提唱され、各々には団体が組織され独自の活動を展開している。
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⑤ 国際看護の適用は日本国外だけでなく、日本国内でも在日外国人への看護として行われる。その場合、看護師はその外国人の背景から求められる看護を考慮しつつ、それまでに 日本人の患者に対して行っていたのと同様の看護を提供することになる。一方日本国外で は、滞在国の人への看護、在外日本人を対象とした看護の提供を考慮しつつ、①日本国内の国際化により求められる看護、②海外で看護師として働く。③身近にある国際看護とその必要性、この3つの視点でグループスカッションをして、日本の内外で働く看護師として、自らの国際保健医療人材を目指したキャリアデザインをグル-プデスカッションで発表できる。人材開発の事例から、①フランス語圏アフリカ保健人材ネットワーク、②カンボジア看護職の免許制度整備について紹介する。 各自の国際看護のおけるキャリアデザインを考察する。
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キーワード
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① 環境 ② 水のない生活 ③ 砂漠化 ④ ワンヘルス・エコヘルス・プラネタリーヘルス ⑤ キャリアデザイン
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LNS上において該当コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:教科書の該当のところと事前にシラバスを読んでくる。 復習:授業内で提示された資料やサイトを確認し復習する。① 世界の健康課題と環境の基礎について、環境と健康の関係を理解し、人間の安全保障と環境保全の意義を考える。② 環境と生活の質・感染拡大の基礎については、気候変動と健康被害、持続可能な開発と環境保全の重要性を学ぶ。③ 砂漠化対処条約と環境の取り組みでは、砂漠化の原因と国際条約の意義、環境問題への対応姿勢を理解する。④ ワンヘルス・エコヘルス・プラネタリーヘルスでは、人・動物・環境の健康を包括的に捉える三つの国際的保健概念を学ぶ。➄ 国際看護とキャリアデザインについては、国内外での国際看護の役割を理解し、自身のキャリアを考える機会とする。各復習の際、教材・教具にあるテキストのページを参照する。小テストに出題された問題はその内容を理解しておく。予習、復習、授業内で重要とした内容と視点は履修判定にも関連するものである場合がある。
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