| 回 | 主題 | コマシラバス項目 | 内容 | 教材・教具 |
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1
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循環系の構造と機能
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまでに学んだ解剖生理学、病態生理学、薬理学、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などの専門知識を統合し、臨床現場で適切な判断ができ、安全かつ効果的なケアを提供できる能力を身につけることを到達目標とした科目である。看護実践において看護の対象者を看る場合、身体的側面、精神的側面、社会的側面からみる必要がある。本科目のうち5回は、身体的側面からみる際の基礎的な知識である、解剖生理学について再度学習するとともに、疾患の理解やアセスメント、看護実践に繋げられるような応用力を養う。血圧や脈拍測定など、看護職者が循環機能の評価を行う機会は多る。また、意識レベルや身体活動を評価するために神経系の知識は不可欠である。健康を維持するために食生活を考えることや運動習慣を身につけることは重要な要因である。さらにこれらを全体的に調節しているのは神経系や内分泌系である。したがって、循環系、神経系、消化器系、内分泌系、そして自己免疫疾患が増加していることから免疫系を含めた、血液や体液調節について再度学習する。
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コマ主題細目
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① 心臓の構造 ② 心臓の機能 ③ 血液循環
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細目レベル
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① 心臓は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれている。全身から戻った静脈血は、右心房に入り、三尖弁を通って右心室に流れていく。右心室からは肺動脈弁を通って、肺動脈に血液が送られる。肺に剥がれていった静脈血はここでO2とCO2のガス交換を行い、酸素の多い動脈血となって肺静脈から左心房に送られる。左心房から僧帽弁を通って左心室に送られて、大動脈弁を通って大動脈に血液は送られて全身に流れていく。このように、弁は4つあり、すべて血液が逆流を防ぐ働きがある。心筋は横紋筋であり、不随意筋である。固有心筋と特殊心筋からなり、特殊心筋は外部からの刺激がなくても自動的に興奮することができる。この特殊心筋で構成されたのが刺激伝導系で、洞房結節、房室結節、ヒス束、右脚・左脚、プルキンエ線維からなる。この内、洞房結節の興奮が心臓全体に伝えられるため、ペースメーカーと呼ばれている。
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② 心臓は、収縮と弛緩を繰り返して血液を送り出すポンプの役割がある。心臓の1回の収縮で拍出される血液量を1回拍出量といい、心臓の1分間の拍動数を心拍数という。健常成人の1回拍出量は70~80mLで、1分間に拍出される血液量を分時拍出量といい、約5Lである。通常、心拍出量といえば分時拍出量のことをいう。また、心拍出量を体表面積で割ったものを心係数といい、3~4L/分/m2程度である。心筋は冠状動脈から栄養分やO2を供給されている。この冠状動脈が狭窄したのが狭心症、閉塞して心筋に壊死が起こった状態が心筋梗塞である。心臓の拍出機能が低下して、主要臓器に十分な血液量を供給できない状態を心不全といい、むくみや息切れ、四肢冷感、尿量減少などが出現する。心筋梗塞、弁膜症、心筋症、先天性心疾患などが原因となる。
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③ 左心室から拍出された血液は上行大動脈から動脈弓、下大動脈へと流れていく。上行大動脈の根元から冠状動脈が分岐して心筋に血液を供給している。大動脈弓では心臓側から腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈の3本が分岐している。頭蓋骨内の脳に血液を供給している血管は左右の椎骨動脈と内頸動脈である。冠状動脈や脳内の血管には吻合がなく、血栓などで詰まるとその先には血液が供給されず、梗塞が起こる。生まれる前の胎児は胎盤を介して、母体からO2や栄養素をもらい、不要なCO2や老廃物を母体に送る。このため、胎盤から胎児に側に流れる臍静脈にはO2や栄養分が多く、胎児側から胎盤に流れている臍動脈にCO2や老廃物が多い。また、肺に血液を送る必要がほとんどないので、右心房と左心房の間に卵円孔が、肺動脈と大動脈に動脈管が存在し、肺への血液量を極力抑える構造となっている。
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キーワード
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① 右心房 右心室 左心房 左心室 刺激伝導系 ② 心拍出量 冠状動脈 心不全 ③ 動脈 脳循環 胎児循環
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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一年次に使用した解剖生理学の教科書の「循環器系」を再度学習するとともに「考えてみよう」にトライしてみてください。
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2
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解剖生理学(神経系)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまでに学んだ解剖生理学、病態生理学、薬理学、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などの専門知識を統合し、臨床現場で適切な判断ができ、安全かつ効果的なケアを提供できる能力を身につけることを到達目標とした科目である。看護実践において看護の対象者を看る場合、身体的側面、精神的側面、社会的側面からみる必要がある。本科目のうち5回は、身体的側面からみる際の基礎的な知識である、解剖生理学について再度学習するとともに、疾患の理解やアセスメント、看護実践に繋げられるような応用力を養う。血圧や脈拍測定など、看護職者が循環機能の評価を行う機会は多る。また、意識レベルや身体活動を評価するために神経系の知識は不可欠である。健康を維持するために食生活を考えることや運動習慣を身につけることは重要な要因である。さらにこれらを全体的に調節しているのは神経系や内分泌系である。したがって、循環系、神経系、消化器系、内分泌系、そして自己免疫疾患が増加していることから免疫系を含めた、血液や体液調節について再度学習する。
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コマ主題細目
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① 神経系の構造 ② 中枢神経系 ③ 末梢神経系
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細目レベル
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① 神経系は大きく分けて中枢神経系と末梢神経系に分けることができる。中枢神経系は脳と脊髄から成り、それぞれから末梢神経が出ている。基本的に神経細胞は、細胞体、樹状突起、軸索からなっている。神経細胞に刺激がくると、細胞外のNa+が細胞内に流入し、細胞内+になり、活動電位が生じる。この活動電位が軸索を伝わって、神経終末部まで来ると、神経伝達物質が終末部から放出されて、次の神経細胞や効果器情報を伝達する。軸索には、髄鞘が付いている有髄神経と髄鞘がない無髄神経があり、伝導速度が有髄神経のほうが速い。神経伝達物質にはアセチルコリンやドパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどがあり、神経によって異なっている。
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② 脳は大脳、大脳辺縁系、大脳基底核、視床下部、脳幹部、小脳などから構成される。大脳の表面は大脳皮質と呼ばれ、高次機能を司っている。例えば、内耳からの音の情報は大脳皮質の一次聴覚野に到達すると「聞こえた」と感じ、その音の意味付けをするのがそばにある「連合野」である。また、コミュニケーションをとる場合、ウェルニッケ野やブローカの言語野が重要な役割を果たしている。視床下部は体温調節、摂食調節、浸透圧調節などホメオスタシスの維持に関わっている。脳幹部は、中脳、橋、延髄からなり、眼に関する反射、循環・呼吸中枢など生命維持に関わる神経細胞が存在している。小脳は運動機能に関わっており、円滑な動きをするためには不可欠な部位である。
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③ 脳から出ている脳神経12対と脊髄から出ている脊髄神経31対からなる。脳神経は左右の嗅神経、視神経、動眼神経、滑車神経、三叉神経、外転神経、顔面神経、内耳神経、舌咽神経、迷走神経、副神経、舌下神経で構成される。脊髄神経は、頸神経(8対)、胸神経(12対)、腰神経(5対)、仙骨神経(5対)、尾骨神経(1対)からなり、求心性の感覚神経、遠心性の運動神経と自律神経が混在している。末梢神経は、機能的に体性神経と自律神経に分けることができる。特に自律神経は交感神経と副交感神経があり、内臓機能を不随意的に調節している。両神経は多くの場合、逆の働きをしている。例えば心拍数を上げるのは交感神経、下げるのは副交感神経で、消化機能を促進するのは副交感神経、抑制するのが交感神経である。
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キーワード
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① 中枢神経系 末梢神経系 神経細胞 活動電位 神経伝達物質 ② 脳 脊髄 大脳皮質 視床下部脳幹部 小脳 ③ 脳神経 脊髄神経 体性神経 自律神経
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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一年次に使用した解剖生理学の教科書の「神経系」を再度学習するとともに「考えてみよう」にトライしてみてください。
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3
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解剖生理学(消化器系)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまでに学んだ解剖生理学、病態生理学、薬理学、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などの専門知識を統合し、臨床現場で適切な判断ができ、安全かつ効果的なケアを提供できる能力を身につけることを到達目標とした科目である。看護実践において看護の対象者を看る場合、身体的側面、精神的側面、社会的側面からみる必要がある。本科目のうち5回は、身体的側面からみる際の基礎的な知識である、解剖生理学について再度学習するとともに、疾患の理解やアセスメント、看護実践に繋げられるような応用力を養う。血圧や脈拍測定など、看護職者が循環機能の評価を行う機会は多る。また、意識レベルや身体活動を評価するために神経系の知識は不可欠である。健康を維持するために食生活を考えることや運動習慣を身につけることは重要な要因である。さらにこれらを全体的に調節しているのは神経系や内分泌系である。したがって、循環系、神経系、消化器系、内分泌系、そして自己免疫疾患が増加していることから免疫系を含めた、血液や体液調節について再度学習する。
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コマ主題細目
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① 消化器系の構造 ② 消化器系の機能 ③ 排便反射 ④ 肝臓の働き
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細目レベル
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① 消化器系は口から摂取した食べ物を体内に吸収できる形にまで分解(消化)して吸収し、それ以外のものを便として排泄する器官系である。食べたものは、口腔から食道、胃十二指腸、空腸、回腸、盲腸、結腸(上行、横行、下行、S状)、直腸、肛門へと送られる。付属器官として、肝臓や胆嚢、膵臓があり、消化・吸収に関わっている。主に回腸で吸収されたものは門脈を通って肝臓に運ばれ、物質の合成などに使われる。また、肝臓で作られた胆汁はいったん胆のうに蓄えられて、必要に応じて十二指腸に分泌される。胆汁には消化酵素は含まれていないが、脂肪を消化・吸収に必要である。膵臓からは糖質を分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリパーゼ、タンパク質を分解する酵素の前駆物質のトリブシノーゲンやキモトリブシノーゲンを含んだ膵液が十二指腸に分泌される。
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② 口腔内では咀嚼運動や唾液中に含まれるアミラーゼによって糖質少し分解される。嚥下して食道を通って胃に運ばれる。胃からは胃液が胃腔内に分泌される。胃液にはタンパク質を消化する消化酵素ペプシンの前駆物質であるペプシノーゲン(主細胞)、塩酸(壁細胞)、粘液(粘液細胞)が含まれている。胃液のpHは1~2と強酸性で、これはペプシンの最適pH2と合っている。十二指腸では、肝臓で生成された胆汁や膵臓からの膵液が分泌される。膵液にはHCO3-が含まれており、酸性になっている胃からの食物を中和する働きがある。多くの食物は回腸で吸収され、残りは大腸に送られる。糖質は単糖類に、タンパク質はアミノ酸にまで分解され、血液中に吸収される。脂肪は脂肪酸やグリセリンなどに分解され、多くはいったんリンパに吸収された後に静脈に入る。大腸では水と電解質が吸収され、液体状だったものが固形化して便が形成される。小腸内で消化されなかったものは、大腸内の腸内細菌の働きで分解される。
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③ 直腸まで便が到達すると直腸内圧が上昇して直腸壁が伸展する。この情報が、副交感神経の骨盤神経を介して仙髄に送られる。この情報がさらに上行することで便意を感じる。肛門の出口には内肛門括約筋(平滑筋)と外肛門括約筋(横紋筋)があり、それぞれ副交感神経の骨盤神経と運動神経の陰部神経によって調節されている。直腸の平滑筋と内肛門括約筋は自律神経によって支配されているので自分の意志で調節できない不随意性である。最終的は努責することによって、腹圧をかけて外肛門括約筋を弛緩させることによって排便する。大腸内の水の量によって便の軟らかさが決まってくる。また、十二指腸に分泌される胆汁の量が少ないと便の色が白くなったり、上部消化管で出血が起こっていると黒いタール便が排泄される。
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④ 肝臓には多くの働きがある。多糖類のグリコーゲンの合成と分解、コレステロールの合成、糖新生、脂肪酸の合成、リポタンパク質の合成やタンパク質・アミノ酸の分解、ホルモンの分解などの多くの代謝作用がある。また、ほとんどの血漿タンパク質を合成している。アルブミンをはじめフィブリノゲンなどの血液凝固因子などが肝臓で生成されている。アルコールの分解や毒性のあるアンモニアを毒性の少ない尿素に変えるような解毒作用にも関与している。したがって、内服した薬はいったん肝臓に運ばれるため、一部は分解されて、残った薬が肝静脈から全身に送られることになる。また、クッパー細胞による免疫機能やFeやビタミンなどを貯蔵する働きも有している。さらにビタミンDを活性化する働きもあり、これによって食事からのCaの吸収を促進する。
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キーワード
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① 口腔 食道 胃 十二指腸 空腸 回腸 盲腸 結腸 直腸 肛門 ② 胃液 膵液 胆汁 アミラーゼ ペプシン トリプシン リパーゼ ③ 直腸 内肛門括約筋 外肛門括約筋 ④ 代謝作用 解毒作用 コレステロールの合成 血漿タンパクの合成
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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一年次に使用した解剖生理学の教科書の「消化器系」を再度学習するとともに「考えてみよう」にトライしてみてください。
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4
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解剖生理学(免疫系)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまでに学んだ解剖生理学、病態生理学、薬理学、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などの専門知識を統合し、臨床現場で適切な判断ができ、安全かつ効果的なケアを提供できる能力を身につけることを到達目標とした科目である。看護実践において看護の対象者を看る場合、身体的側面、精神的側面、社会的側面からみる必要がある。本科目のうち5回は、身体的側面からみる際の基礎的な知識である、解剖生理学について再度学習するとともに、疾患の理解やアセスメント、看護実践に繋げられるような応用力を養う。血圧や脈拍測定など、看護職者が循環機能の評価を行う機会は多る。また、意識レベルや身体活動を評価するために神経系の知識は不可欠である。健康を維持するために食生活を考えることや運動習慣を身につけることは重要な要因である。さらにこれらを全体的に調節しているのは神経系や内分泌系である。したがって、循環系、神経系、消化器系、内分泌系、そして自己免疫疾患が増加していることから免疫系を含めた、血液や体液調節について再度学習する。
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コマ主題細目
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① 免疫系の概要 ② 獲得免疫系の仕組み ③ アレルギー反応
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細目レベル
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① 免疫系は生体防御機能である。免疫機能に関わっているのは主に白血球で、好中球、マクロファージ、Tリンパ球、Bリンパ球、NK細胞などである。また、それ以外にも免疫担当細胞から放出される生理活性物質のサイトカインなども含まれる。サイトカインにはインターロイキンやインターフェロンなど多くが見つかっている。また血漿中には補体系と呼ばれるタンパク質が存在して、ある種の細菌を破壊するなどの役割を担っている。大きく自然免疫系と獲得免疫系に分類できる。体内にウィルや細菌が入ってくると侵入した敵に関係なく真っ先に対応するのが自然免疫系で、好中球やマクロファージによる食作用などが該当する。自然免疫系では対応できず、増殖し始めたウィルスや細菌の病原体を対象とするのが獲得免疫系で、敵(抗原)の目印を認識して、その抗原に合った対応をする。Tリンパ球が細胞性免疫に、Bリンパ球が獲得免疫に関わっている。
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② まず、抗原の特徴をヘルパーTリンパ球に知らせる抗原提示細胞が働く。その情報をもとに別のTリンパ球に伝えると細胞性免疫が働く。これはTリンパ球からサイトカインが放出され、抗原やウィルスに感染した細胞を破壊する。抗原の情報がBリンパ球に伝えられると、Bリンパ球は形質細胞からその抗原にあう抗体を産生する。再度、同じ抗原が体内に侵入すると、すでにできている抗体がその抗原と結合し、病気として発症しないように働く。抗体はその構造から5種類あり、血漿中に最も多いのはIgG抗体で、これは胎盤を通過する。IgA抗体は血漿中だけではなく、消化管粘膜からも分泌されている。アレルギーに関わっているのがIgE抗体である。
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③ アレルギーには大きく分けて4つの型がある。一般的にアレルギーといっているのはⅠ型アナフィラキシー型で、侵入してきた抗原に対してIgG抗体ではなくIgE抗体ができる。このIgE抗体は結合組織など全身に分布している肥満細胞と結合する。再度同じ抗原が体内に入ってくるとIgE抗体と結合し、それが刺激となって肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー物質放出され、種々のアレルギー反応を起こす。Ⅱ型細胞障害型は、標的細胞の表面の抗原にIgG抗体が結合し、マクロファージや細胞障害性Tリンパ球などによって攻撃される病態である。自己免疫性溶血性貧血や重症筋無力症、バセドウ病などが該当する。Ⅲ型免疫複合体型には全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどが該当し、抗原とIgG抗体、補体からなる複合体が血管壁者周辺組織に沈着して組織を障害する。Ⅳ型遅延(細胞性免疫)型は他の3つのアレルギー型とは異なり、抗体が関与しない細胞性免疫によるもので、抗原により感作されたTリンパ球が抗原と反応することにより炎症を起こす。ツベルクリン反応や接触性皮膚炎などが該当する。
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キーワード
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① 白血球、自然免疫系、獲得免疫系 ② 抗原提示細胞、ヘルパーTリンパ球、細胞性免疫、液性免疫 ③ アレルギー、アナフィラキシー型、細胞障害型、免疫複合体型、細胞性免疫型
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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一年次に使用した解剖生理学の教科書の「免疫系」を再度学習するとともに「考えてみよう」にトライしてみてください。
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5
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精神看護学領域(精神疾患をもつ患者と看護)
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第5回から第7回は、精神看護領域の授業内容となる。統合失調症をもつ患者、うつ病をもつ患者への看護に必要な知識、および主要な治療の一つである薬物療法についての看護、急性期の危機的状況時に行われる行動制限についての内容なる。精神疾患を持つ方は、精神科医療だけでなく、すべての医療機関で看護師がケアを行う対象となる。そのため、実践的看護にとって必要な知識となる。第5回目は精神疾患を持つ患者と看護について学修を深める。
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精神看護学①精神看護学概論/精神保健、精神看護学②精神障害をもつ人の看護、メヂカルフレンド社(上記は精神保健看護学概論、精神看護援助論Ⅰ・Ⅱの教科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、配布資料
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コマ主題細目
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① 精神症状 ② 統合失調症 ③ うつ病・双極性障害
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細目レベル
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① ① 主な精神症状には意識である昏睡やせん妄、幻聴や幻視などの幻覚を含む知覚、思考過程の異常である観念奔逸や滅裂思考、思考の内容の異常である一次妄想や二次妄想の思考、抑うつ気分や感情鈍麻などの感情、意欲と行動、記憶などがあり、それぞれがどういった症状なのかを具体を示し講義する。せん妄では、術後せん妄や夜間せん妄など過活動型、活動低下型、混合型があること、せん妄の因子について、妄想では、一次妄想、二次妄想の具体的内容やみられる疾患をつなげ理解する。
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② ② 統合失調症は、思春期・青年期に好発し、その症状には、幻覚、妄想といった陽性症状と、感情鈍麻などの陰性症状があり、その病因にはドパミンが関与していると考えられている。また、思考、知覚、感情、意欲、自我に特有の障害がある。治療としては、抗精神病薬の薬物療法が中心となるが、慢性期では、作業療法、レクリエーション療法、社会生活技能訓練(SST)といった社会復帰に向けた活動を行う。幻覚や妄想の訴えには、その内容に対し否定せず、体験から受けるつらさに共感し、受容することが看護において大切となることを理解する。
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③ ③ うつ病は、抑うつ気分、興味・喜びの著しい減退などにより生活に何らかの支障が2週間以上続く場合に疑い、有病率は女性が男性の約2倍であり、本来の性格やストレス、セロトニンといった神経伝達物質の関与が考えられている。治療はその重症度により、心理教育や抗うつ薬などの薬物療法、修正型電気けいれん療法などがあり、精神療法では認知行動療法が回復期に有用である。うつ病をもつ患者への看護では、身体・心理・社会面、それぞれのアセスメントを行い、また、励ましは禁忌であり、患者が抱えるつらい気持ちに立ち向かってきたことに対し共感や受容を行うとともに自殺念慮の確認や自殺企図の予防が必要であることを理解する。
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キーワード
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① 精神症状、幻覚、妄想、せん妄 ② 統合失調症、陽性症状、陰性症状、SST、体験から受けるつらさ ③ うつ病、双極性障害、心理教育、うつ病患者への看護
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前予習では、既習の内容である精神症状にどういったものがあるのか、統合失調症やうつ病の作用機序やその特徴となる症状について、精神障害をもつ人の看護、精神看護学概論/精神保健(メディカルフレンド)の教科書該当ページ、レビューブック精18から43で抑えておく。 事後復習では精神症状それぞれの内容をおさえ、一次妄想と二次妄想の違いを復習する。統合失調症の症状について、用語とその特徴を繋げられるように復習する。また、妄想や幻覚出現時の看護について理解を深める。療法等についても、それぞれの療法の特徴を復習する。うつ病では、関連する神経伝達物質、心理教育や認知行動療法の特徴、修正型電気けいれん療法、自殺への看護としてTALKの原則の復習を行う。
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6
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精神看護学領域(精神科薬物療法と看護)
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第5回から第7回は、精神看護領域の授業内容となる。統合失調症をもつ患者、うつ病をもつ患者への看護に必要な知識、および主要な治療の一つである薬物療法についての看護、急性期の危機的状況時に行われる行動制限についての内容なる。精神疾患を持つ方は、精神科医療だけでなく、すべての医療機関で看護師がケアを行う対象となる。そのため、実践的看護にとって必要な知識となる。第6回目は精神科薬物療法と看護について学修を深める。
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精神看護学①精神看護学概論/精神保健、精神看護学②精神障害をもつ人の看護、メヂカルフレンド社(上記は精神保健看護学概論、精神看護援助論Ⅰ・Ⅱの教科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、配布資料
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コマ主題細目
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① 抗うつ薬 ② 抗精神病薬 ③ 気分安定薬や抗不安薬
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細目レベル
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① ① うつ病の治療薬である抗うつ薬は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)、三環系抗うつ薬などが使用される。これらの抗うつ薬は、脳の神経細胞におけるセロトニン神経やノルアドレナリン神経へ働きかけることで、うつ状態の改善を図る。どの抗うつ薬においても、服用開始から作用が発現するまでには2から4週間程度の時間を要する。他、それぞれの抗うつ薬の代表的な副作用を理解する。
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② ② 統合失調症の治療薬である抗精神病薬は、ドパミン神経やセロトニン神経に作用して、幻覚や妄想を抑える働きや鎮静作用がある。抗精神病薬は、定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬があり、それぞれの抗精神病薬、特に現在の第一線治療薬となっている非定型抗精神病薬をおさえる。抗精神病薬の副作用では、錐体外路症状(EPS)や抗プロラクチン血症による乳汁分泌、抗コリン作用、悪性症候群、糖代謝異常などがある。それぞれ副作用を理解し、患者に出現している症状が何から生じているかを理解する。
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③ ③ 気分安定薬とは、双極性障害の治療に用いられ、主な薬剤として、炭酸リチウム、バルプロ酸等がある。炭酸リチウムは、効果の期待される治療域と中毒域が近く、リチウム中毒を引き起こす可能性がある、そのため、定期的な血中濃度のモニタリングが必要となる。また、リチウム中毒の初期症状、時に死に至ることを理解する。バルプロ酸やカルバマゼピンは、抗てんかん薬であるが、気分安定薬としての作用を有する。さらに、抗不安薬では、主な薬物としてベンゾジアゼピン系のジアゼパムなどがある。抗不安薬の多くは、抗不安作用の他、筋弛緩作用、催眠・鎮静作用があることなどを理解する。
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キーワード
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① 抗うつ薬、SSRI,SNRI、NaSSA、三環系、抗うつ薬の副作用 ② 抗精神病薬、定型・非定型抗精神病薬、錐体外路症状等の副作用 ③ 気分安定薬、炭酸リチウム、抗てんかん薬、抗不安薬、副作用
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前予習では、向精神薬について、抗うつ薬、抗精神病薬、気分安定薬や抗不安薬など精神疾患と関連する薬物について、精神障害をもつ人の看護、精神看護学概論/精神保健(メディカルフレンド)の教科書該当ページ、レビューブック医43から47で抑えておく。 事後復習では、抗うつ薬の種類、これらの抗うつ薬の効果の発現には服用開始から2~4週間を要すること、SSRIの主な副作用、三環系抗うつ薬の主な副作用を理解する。抗精神病薬についても、定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬それぞれの主な薬物、抗精神病薬の副作用である錐体外路症状、高プロラクチン血症等の副作用とその特徴を合わせて理解する。気分安定薬では炭酸リチウムは治療域と中毒域が近く、定期的な血中濃度を測定すること、気分安定薬には抗てんかん薬が含まれることをおさえる。
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7
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精神看護学領域(危機介入と急性期看護)
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第5回から第7回は、精神看護領域の授業内容となる。統合失調症をもつ患者、うつ病をもつ患者への看護に必要な知識、および主要な治療の一つである薬物療法についての看護、急性期の危機的状況時に行われる行動制限についての内容なる。精神疾患を持つ方は、精神科医療だけでなく、すべての医療機関で看護師がケアを行う対象となる。そのため、実践的看護にとって必要な知識となる。第7回目は危機介入と急性期看護について学修を深める。
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精神看護学①精神看護学概論/精神保健、精神看護学②精神障害をもつ人の看護、メヂカルフレンド社(上記は精神保健看護学概論、精神看護援助論Ⅰ・Ⅱの教科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、配布資料
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コマ主題細目
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① 危機的状況時や急性期の看護 ② 病棟環境と行動制限 ③ 倫理的問題
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細目レベル
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① 危機的状況は突然生じた危機に直面している状態といえ、精神科に入院した急性期はまさにその状況といえる。危機やストレスの定義、種類、また、防衛機制をおさえる。防衛機制には、抑圧、否認、置き換え、反動形成、合理化、知性化等があり、その内容と具体例を理解する。さらに急性期における看護として、統合失調症およびうつ病患者ともに、刺激の少ない静かな環境で休息を行えるように支援することが大切となることを理解する。
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② 急性期の時期などは、入院患者の医療や保護のためにやむを得ない場合に行動制限が行わる。行動制限には、通信・面会の制限、身体的拘束、隔離がある。これらは、医療または保護に必要な限度で行うことができるが、信書(手紙)の受け渡しや行政機関との職員との面会は制限することができない。これらの行動制限については、精神保健福祉法で定められていること、その内容を理解する。行動制限の際には、早期の解除を目指すこと、実施の際には、患者の状態に関わらず理由を説明することを理解する。
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③ 行動制限の理由の背景には、患者の攻撃や暴力がある場合もある。その際も、怒りや憎しみは、自分の中の感情を抑えきれず攻撃や暴力として表出されることがあることを理解する。その暴力の経過には、誘因期、エスカレート期、危機相、停滞・回復期、抑うつ期がること、このようなプロセスを理解し予防することが必要となる。医療では、包括的暴力防止プログラム(CVPPP)があり、予防を図っていることを理解する。また、攻撃や暴力がある場合には、複数のスタッフで対応する、静かな環境を提供するなどの対応を理解する。
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キーワード
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① 危機、ストレス、防衛機制、休息 ② 行動制限、通信、面会の制限、身体的拘束、精神保健福祉法 ③ 攻撃、暴力、暴力の経過、CVPPP
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前予習では、危機やストレスの定義からその種類、病棟環境と行動制限、精神科における倫理や精神保健福祉法等について、精神障害をもつ人の看護、精神看護学概論/精神保健(メディカルフレンド)の教科書該当ページ、レビューブック精3から41、社65から70で抑えておく。 事後学習では、危機の種類や防衛機制それぞれのその特徴と具体例を併せて必ず復習する。行動制限については、どういった行動制限があり、通信はどのような場合でも制限することができないなど、それぞれの内容を理解し、これらの行動制限時の看護、どのような患者の状態でも必ず説明を行うなどをおさえる。また、CVPPPなど暴力の予防に向けた取り組み、暴力リスク時の対応をおさえておく。
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8
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基礎看護学領域(診療援助①)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第8回は「基礎看護学領域」の「診療援助」を中心に講義を展開する。基礎看護学領域は、あらゆる領域の科目の基礎となる科目であり、2年次より診療の補助に関する基礎的知識の修得を目指した。また、看護活動の場において、様々な健康レベル・発達段階にある人々の診療援助の実践能力を養っていくための知識を獲得した科目である。今回は、診療援助の看護技術の意義、目的、方法、注意事項などを復習し、根拠に基づいた思考や援助の実践に必要な知識を再獲得できる。また、実践する看護援助のリスクを認識し、悪影響を及ぼす危険性を回避するための対策も理解できる。
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①茂野香おる著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②』、医学書院、2024 ②和子著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③』、医学書院、2024 ③配布資料
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コマ主題細目
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① 診療援助 ② 看護技術の意義 ③ カテーテル管理
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細目レベル
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① 診療援助は、看護業務の中で「診療の補助」にあたる。診療の補助は、医師の指示のもとにできる検査の技術(静脈内採血、検査の補助など)、与薬の技術(内服、注射、座薬の挿入など)、呼吸・循環を整える技術(吸引、酸素療法など)、創傷管理技術(創傷の処置、包帯法、褥瘡予防ケアなど)、排泄援助技術(導尿、膀胱留置カテーテル挿入、浣腸など)、食事援助技術(経管栄養など)などがある。これらは、保健師助産師看護師法第5条、第37条で業務内容等が規定されている。静脈内採血では、成人の一般的な部位は肘正中皮静脈である。採血する針は、22G、挿入する針の角度は30度以下とし、血管貫通、神経障害を予防する。駆血帯を巻く位置も押さえる。その他、皮下注射、筋肉内注射、皮内注射の針の大きさ、挿入する部位、挿入する針の長さなどを理解する。針のリキャップは針刺し事故防止のためにしない。針は黄色のバイオハザードマークがある針捨てBoxに捨てる。また、輸液ポンプの目的は輸液速度の調整を行うため、流量設定を行う必要があることなどを理解できる。
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② 吸引は、気管内吸引は気道粘膜を傷つけないためにも約-20kPa(-150mmHg)で、10秒以内とする。口腔内吸引は約-20~52kPa(-150~-400mmHg)とする。口腔時は約7~10cm、鼻腔は約15cm程度の挿入長さに留める。吸引中は患者の呼吸状態、喀痰の状況なども観察する。吸引前には体位ドレナージなども行い、吸引は必要最低限にする。酸素療法では、酸素の器具により酸素吸入濃度が違うため、器具の特徴を押さえる。創傷治癒過程ではその過程の(止血期→炎症期→増殖医→成熟期)の特徴を理解し、その過程に応じたケアを実施する。経管栄養では、胃管カテーテルは、成人の場合鼻孔から噴門まで約50㎝(45~55㎝)であり、胃液吸引や気泡音の聴取で胃にカテーテルが入っているか確認する。浣腸は、浣腸液の温度(約40度)、体位(左側臥位)、挿入する長さ(約5㎝)を理解する。
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③ カテーテル管理では、導尿においては挿入する長さ(男性約18~20㎝、女性約5~7㎝)である。膀胱留置カテーテルは滅菌蒸留水を入れて固定する。カテーテルの固定する位置は女性は大腿部、男性は腹壁の違いがある。また、蓄尿パックを膀胱より上にしないなどの注意事項も理解する。鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを留置する際は、SpO2を測定し、気胸の有無に注意する。挿入後は、感染兆候(発熱、創部の観察)、高カロリー輸液による高血糖に注意する。挿入部にドレッシング剤を使用していれば、週1回の交換でよいなどの管理方法も押さえる。バイタルサインでは、体温、脈拍、呼吸、血圧の正常値(成人)を覚える。
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キーワード
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① 検査・与薬の技術 ② 呼吸・循環を整える技術 ③ 創傷管理技術 ④ 排泄援助技術 ⑤ 食事援助技術
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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診療援助の看護技術の目的は再度、見直す。方法や注意事項は、解剖生理と関連付けて押さえることで、より理解が深まる。今日の内容の静脈内採血、注射、吸引、創傷の処置、カテーテル管理(導尿、膀胱留置カテーテル挿入など)、経管栄養、浣腸、座薬の挿入、検査の補助などは必修対策問題をみるなどして、見直す。また、毎日、必修アプリを使用し、解き方が変っても看護技術の問題の正答率が高まるようにしておく。毎日、1問でも解く習慣をつける。 予習として、生活援助の必修対策問題(アプリの活用)をみて、1日1問は解く習慣をつけること。
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9
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基礎看護学領域(生活援助①)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第9回は「基礎看護学領域」の「生活援助」中心に講義を展開する。基礎看護学領域は、あらゆる領域の科目の基礎となる科目であり、2年次より診療の補助に関する基礎的知識の修得を目指した。また、看護活動の場において、様々な健康レベル・発達段階にある人々の診療援助の実践能力を養っていくための知識を獲得した科目である。今回は生活援助の看護技術の意義、目的、方法、注意事項などを復習し、根拠に基づいた思考や援助の実践に必要な知識を再獲得できる。また、患者の自立を促し、患者の価値観による影響を考慮した援助方法を考え、実践する能力を高めることができる。
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①茂野香おる著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②』、医学書院、2024 ②和子著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③』、医学書院、2024 ③配布資料
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コマ主題細目
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① 生活援助 ② 看護の技術の意義 ③ 生活行動
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細目レベル
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① 生活援助は、看護技術の中で「療養上の世話」にあたる。看護師の判断で実施される場合もあり、より個別性に応じた技術の展開が求められる。まずは、患者の療養環境を整え、安全で快適な生活ができるように、環境の調整が大切である。環境調整には、夏場(25~27℃、50~60%)。冬場(20~22℃、40~50%)といった病室の温度が必要である。病室の照度は100~200ルクス(JIS規格)、音は昼間が50dB以下、夜は40dB以下(環境基準法)を理解できる。また、病院の床面積(医療法施行規則)、廊下幅(医療法施行規則)、窓の面積(建築基準法)を合わせて押さえることができる。次は、感染対策である。患者はもちろん医療従事者自身の感染対策も実施することが重要である。衛生学的手洗い、擦式消毒薬の手順(最初にすり込むのは指先など)を理解することが必要である。
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② 看護師は患者の安全・安楽を考えて行動する必要がある。不必要な安静は、患者の廃用症候群につながるため、関節可動域訓練を行うなど、廃用症候群の予防に努めることが必要である。また、患者の自立を考え、患者ができることと、援助が必要なところを把握し、援助の方法を応用することも重要である。その際に、根拠立てて理由を述べること求める。次に、車椅子の移乗・移送時では、患者の転倒・転落に注意し、安全な移乗を行う。移送時は、急な坂を下るとき、エレベータに乗るときは後ろ向きになって操作すること、段差を乗り越えるときにはティッピングレバーを踏み、前輪を持ちあげて段差を乗り越えることを理解できる。特に、ティッピングレバーの位置が車椅子のどこのあるのか押さえることができる。さらに、ストレッチャーの移送は、患者の足側から進み、安全に走行できるようにする。頭元にいる看護師は患者の状態を確認することが必要である。このように、看護技術を実践するために、安全・安楽に実践できる根拠を述べることができる。
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③ 生活行動は、普段、実施している日常の生活活動(食べる、排泄をする、活動・休息をする等)や環境調整、清潔・衣生活といった人間らしい生活を営む行動である。患者1人1一人のニーズを把握し、個別性のある対応が求められる。例えば、口腔ケアでは、食物残渣や歯垢の除去以外に、唾液の分泌促進、歯周病や呼吸器感染予防といった目的があり、これらの目的が達成されることで、嚥下機能の維持や向上、健康の増進、QOLの向上する意義がある。口腔ケアの安全な方法を実施するの技術(姿勢調整、摂食・嚥下のメカニズム)理解が必要となる。生活援助は国家試験においても必修科目として出題される。安全な食事介助の方法、尿失禁への対処方法、麻痺がある患者の寝衣交換(着患脱健の原則)、入浴の3大効果(静水圧作用、温熱作用、浮力作用)、湯の温度(陰部洗浄、足浴、清拭、洗髪など)などを押さえることが必要である。
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キーワード
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① 環境調整・活動と休息の援助技術 ② 食事・排泄援助技術 ③ 清潔・衣生活援助技術 ④ 感染予防の技術 ⑤ 苦痛緩和・安楽確保の技術
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習は生活援助の看護技術の目的は再度、見直す。方法や注意事項は、解剖生理と関連付けて押さえることで、より理解が深まる。今日の内容の日常の生活活動(食べる、排泄をする、活動・休息をする等)や環境調整、清潔・衣生活といった人間らしい生活を営む行動のそれぞれの目的、意義、手順の根拠など見直す。また、毎日、必修アプリを使用し、解き方が変っても看護技術の問題の正答率が高まるようにしておく。 予習として、次回の講義内容の国試問題(アプリの活用)をみて、1日1問は解いておくこと。毎日の積み重ねが大事である。
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10
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基礎看護学領域(診療援助②)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第10回は「基礎看護学領域」の「診療援助」を中心に講義を展開する。基礎看護学領域は、あらゆる領域の科目の基礎となる科目であり、2年次より診療の補助に関する基礎的知識の修得を目指した。また、看護活動の場において、様々な健康レベル・発達段階にある人々の診療援助の実践能力を養っていくための知識を獲得した科目である。第8回の講義と合わせて、看護技術の意義、目的、方法、注意事項などを学び、根拠に基づいた思考や援助の実践に必要な知識を再獲得できる。特に、国家試験の一般問題の中で重点的に出題される範囲から応用する知識を獲得できる。さらに、実践する看護援助のリスクを認識し、悪影響を及ぼす危険性を回避するための対策も理解できる。
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①茂野香おる著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②』、医学書院、2024 ②和子著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③』、医学書院、2024 ③配布資料
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コマ主題細目
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① 看護基本技術 ② 安全・安楽確保 ③ 説明と同意、報告
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細目レベル
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① 看護基本技術を実践するためには、看護技術に関する目的、必要性、実施方法に関する正確な知識を理解することが必要である。この正確な知識を持つことで、安全な看護技術の提供ができる。診療援助では、計算問題を押さえることが必要である。原液の消毒薬から使用できる濃度の消毒液を作成する計算、酸素ボンベの残量計算、輸液速度の計算、体格指数を求める計算問題などがある。それぞれの計算の公式を押さえ、正しい答えを導くことができる。また、与薬の技術の中で、輸血の問題も出題される。輸血の種類(赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤等)保存方法、保存期間、輸血後の副作用(即時型副作用と遅発型副作用)などでの知識を獲得できる。
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② 安全・安楽確保では、患者に提供する援助内容の実施の判断と実行する能力が必要になる。患者にとっての安全・安楽な方法を判断し、技術実践することが重要である。例えば、服薬の援助では、服薬の種類を押さえることが必要である。頓服は症状が現れたときのみ飲む方法、食前は食事の30分前に飲む方法、食間は食事と食事の合間のため、食後2~3時間後に内服する方法などがある。処方箋を見て、いつ内服するのかも把握し、その時間に確実に内服できるようにするが必要である。また、薬の知識としての薬の作用と副作用を理解していることも前提となるため、薬理学の知識とも関連させて理解することが求められる。この他にも点眼の与薬場所(下眼瞼結膜)、薬物動態(初回通過効果は肝臓)なども押さえることができる。
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③ 説明と同意、報告では、実践する看護技術の目的、必要性、期待される効果、実施後に影響する可能性を患者に説明し、同意を得る必要がある。例えば、援助を実施するかどうかをアセスメントするために、ヘルスアセスメントを行う。患者の健康状態を身体的、心理的、社会的な視点から総合的に捉えることが必要である。例えば、腹部のフィジカルアセスメントを実施する際、患者には、腹部の状態を把握するために、視診→聴診→打診→触診の順番で行うこと、緊張を取るために膝を軽く屈曲して仰臥位の姿勢で行うことを説明する必要がある。それ以外に、腹部の触診は、浅いところから深いところに触診する。通常は、視診→触診→打診→聴診であるが、触診・打診の刺激によって腸蠕動に影響してしまう可能性があるため、触診は聴診の後に行うことなども理解していないと正確に把握できない。患者の理解度に合わせて説明し、実施した後は、どんな反応であったか、リフレクションし、知識を身に着けていくことができる。
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キーワード
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① 検査の技術 ② 呼吸・循環を整える技術 ③ 創傷管理技術 ④ 与薬の技術 ⑤ 食事・排泄援助技術
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習は、第8回の内容を踏まえて、診療援助の検査の技術(静脈内採血、検査の補助など)、与薬の技術(内服、注射、座薬の挿入など)、呼吸・循環を整える技術(吸引、酸素療法など)、創傷管理技術(創傷の処置、包帯法、褥瘡予防ケアなど)、排泄援助技術(導尿、膀胱留置カテーテル挿入、浣腸など)、食事援助技術(経管栄養など)などの目的、方法とその根拠を押さえる。また、関連する解剖生理学、薬理学の知識も見直しておくこと。さらに、レビューブックなどの国試対策の資料にも線を引くなどして、講義で示した内容を押さえておくこと。 予習は、講義内容の国試問題(アプリの活用)をみて、1日1問は解いておくこと。
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基礎看護学領域(生活援助②)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。第11回は「基礎看護学領域」の「生活援助」を中心に講義を展開する。基礎看護学領域は、あらゆる領域の科目の基礎となる科目であり、2年次より診療の補助に関する基礎的知識の修得を目指した。また、看護活動の場において、様々な健康レベル・発達段階にある人々の診療援助の実践能力を養っていくための知識を獲得した科目である。今回は第9回の内容を踏まえて看護技術の意義、目的、方法、注意事項などを学び、根拠に基づいた思考や援助の実践に必要な知識を再獲得できる。特に、国家試験の一般問題の中で重点的に出題される範囲から応用する知識を獲得できる。また、実践する看護援助のリスクを認識し、悪影響を及ぼす危険性を回避するための対策も理解できる。さらに、患者の自立を促し、患者の価値観による影響を考慮した援助方法を考え、実践する能力を高めることができる。
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①茂野香おる著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②』、医学書院、2024 ②和子著、『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学③』、医学書院、2024 ③配布資料
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コマ主題細目
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① クリティカルシンキング ② 安全・安楽確保 ③ 説明と同意、報告
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細目レベル
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① 看護基本技術を実践するためには、看護技術に関する目的、必要性、実施方法に関する正確な知識を理解することが必要である。この正確な知識を持つことで、安全な看護技術の提供ができる。ここでは、生活援助としての患者の療養環境を整え、安全で快適な生活ができるように援助することが大切である。第9回より具体的な技術の根拠を押さえる。普段の日常生活行動のため、クリカルシンキングの視点を持って、患者の状態をアセスメントする必要がある。クリティカルシンキングとは、批判的な思考とも呼ばれ、適切な基準や根拠に基づく理論的で偏りのない思考とも意味する。患者の状態に応じて、個別性ある技術が提供できるようにこの考え方を持って実践していくことができる。
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② 安全・安楽確保では、患者に提供する援助内容の実施の判断と実行する能力が必要になる。患者にとっての安全・安楽な方法を判断し、技術を実践することが重要である。また、患者だけなく、実践する医療者の安全も守ることが必要である。例えば、感染予防である。様々な感染症がある中で、感染経路別予防対策(接触感染、飛沫感染、空気感染)の実施、標準予防策の考え方の理解、個人防護用具を正しく装着し、それを安全に脱ぐことも求められる。 どんな細菌やウイルスが何感染を引き起こすのか、どのような個人防護用具を装着することで、自分自身を守ることができるかなども理解することが必要である。さらに、滅菌、消毒、除菌の違いを押さえ、病院に取り巻くものがどのようにして清潔を保ているのか、滅菌手袋の装着方法、鑷子の取り扱い、消毒方法なども理解し、安全・安楽を確保して、看護技術が実践できるように知識を再獲得できる。
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③ 説明と同意、報告では、実践する看護技術の目的、必要性、期待される効果、実施後に影響する可能性を患者に説明し、同意を得る必要がある。例えば、清潔・衣生活援助技術である。第9回では、入浴の3大効果と湯の温度を押さえたが、ここの回では、清拭の拭き方(筋肉の走行に拭く、目頭から目尻に拭く、腸は腸の走行にそって拭くなど)や足浴が浮腫の緩和、睡眠を促すために用いる効果があることなどを押さえて、患者にその効果を説明できる。また、睡眠を促す方法として、就寝90分前に足浴の実施以外に、日中は散歩などの活動を促し、昼寝は午後の早い時間で30分程度、就寝前のカフェインの飲料水などは飲まないなどの対応をすると良いことも理解し、説明できる。看護援助には技術の提供以外に、患者が自己管理できるように指導することも大事であることを押さえて、生活援助の知識を再獲得できる。
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キーワード
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① 環境調整・活動と休息の援助技術 ② 食事・排泄援助技術 ③ 感染予防の技術 ④ 安全確保の技術 ⑤ 苦痛
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習は、第10回の内容を踏まえて、生活援助の日常の生活活動(食べる、排泄をする、活動・休息をする等)や環境調整、清潔・衣生活といった人間らしい生活を営む行動できるように、生活援助の目的、方法とその根拠を押さえる。また、関連する解剖生理学の知識も見直しておくこと。さらに、レビューブックなどの国試対策の資料にも今回押さえた内容のところを線を引くなど、復習したことがわかるようにしておくこと。 予習は、次回の講義内容のシラバスを読むこと、国試問題(アプリの活用)をみて、1日1問は解いておくこと。
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12
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健康支援と社会保障制度①(社会保障制度・公衆衛生)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的としている。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第12・13回は健康支援と社会保障制度をテーマとし、第12回では社会保障制度と公衆衛生について扱う。社会保障とは憲法第25条が規定する生存権を具体化するものであり、公衆衛生は社会全体の健康を守り、病気を予防するための取り組みである。ここでは、看護職として長期的視点で対象者の生活を支援する上で必須であるこれらの知識について統合し、それを看護の場で実践的に活用できることを目指す。
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①標準保健師講座5 保健医療福祉行政論(医学書院,2025) ②標準保健師講座1 公衆衛生看護学概論(医学書院,2025) ③看護師・看護学生のためのレビューブック(メディックメディア,2025) ④配布資料
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コマ主題細目
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① 社会保険 ② 社会福祉 ③ 健康と公衆衛生
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細目レベル
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① 社会保険制度は国民の生活を保障するための公的な保険制度であり、医療保険、介護保険、年金保険、雇用保険、労災保険の5つで構成されている。看護実践の場では、特に医療保険や介護保険の活用が重要となる。例えば、患者の診療や入院費用の一部が健康保険で補助されることで、経済的負担が軽減される。また、訪問看護や介護サービスを提供する際には、介護保険を利用することで必要な支援を円滑に提供できる。看護師は、患者や家族に適切な保険制度を案内し、申請手続きのサポートを行うことで、より良い療養環境を整える役割を果たす。社会保険制度の知識を深め、実践に活かすことが、質の高い看護ケアにつながる。ここではこれらの制度について要点を押さえ、その知識を生かし実践場面で分かりやすく対象者に伝える手法を具体例を用い検討していく。
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② 社会福祉はすべての人が安心して生活できるよう支援する制度であり、看護の現場でも重要な役割を持つ。関連する法律の中でも、福祉サービスの基本方針である「社会福祉法」や、高齢者の自立支援を支える「介護保険法」、子どもの健全な育成と福祉の保障を担う「児童福祉法」、最低限の生活を保障する「生活保護法」などが特に重要である。とりわけ看護の現場では、患者の経済状況や家庭環境を考慮し、適切な福祉制度を紹介することが求められる。例えば、退院後の生活が難しい高齢者には、介護保険を活用した訪問看護を提案するなど、法律を理解し実践に活かすことで、より良い看護ケアにつなげることができる。実例を用い、社会福祉に関するこれらの既習の知識を実践現場で活用できるものとしていく。
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③ 公衆衛生とは集団の健康を維持・向上させるための取り組みであり、感染症予防、健康増進、環境衛生などが含まれる。看護実践においては、患者個人に対する関わりやケアはもちろん、地域全体の健康を考慮し、予防的ケアや健康教育を行う視点も重要である。具体的内容としては例えば、ワクチン接種の推奨や生活習慣病予防の指導等が挙げられる。また、それらの活動のためには健康状態や疾病の傾向を把握する統計の知識も不可欠である。統計を活用することで、疫学データに基づいた効果的な介入が可能となり、エビデンスに基づいた看護実践の質を向上させることができる。ここでは人口静態、人口動態、受領状況等、保健統計の中でも特に重要な指標について現在の状況をおさえ、知識の統合に向けて学びを深める。
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キーワード
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① 医療保険制度 ② 公費負担医療制度 ③ 児童福祉 ④ 障害者福祉 ⑤ 保健統計
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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今回扱った内容はいずれも看護師国家試験および保健師国家試験においても必須であり頻出の知識である。授業中に伝えた要点およびキーワードを必ず復習し、いずれも自分の言葉で説明できるように言語化し、まとめておくことを強く推奨する。そのために、本講義資料だけではなく教科書も活用し振り返りを行うこと。またヨリソルに出題した問題のみならず、自身でも国家試験の問題集の当該範囲を学習すること、 次回に向けての予習としてはまずコマシラバスを熟読し、各保健活動や関係法規に関する既習の知識を、該当科目で用いた教科書やレジュメを見直して振り返っておくこと。
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13
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健康支援と社会保障制度②(保健活動・関連法規)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的としている。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第12・13回は健康支援と社会保障制度をテーマとし、第13回では各種保健活動と、関連法規について扱う。保健活動の対象は地域におけるあらゆる人々であり、また、それを支える関連法規や取り組みも多様である。ここでは、看護職者として対象者の生活を支援する上で、また自らが適切な業務遂行や倫理的判断等を行う上でも必須であるこれらの知識について統合し、それを実践的に活用できることを目指す。
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①標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動(医学書院,2025) ②標準保健師講座5 保健医療福祉行政論(医学書院,2025) ③看護師・看護学生のためのレビューブック(メディックメディア,2025) ④配布資料
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コマ主題細目
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① 対象者を支えるための保健活動 ② 保健活動の関連法規 ③ 医療従事者を支える関連法規・規定
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細目レベル
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① 看護実践の場において対象者を支える保健活動は多岐にわたる。例えば成人保健では、生活習慣病予防のための健康教育や特定健診の実施が重要であり、地域の保健センターや病院で健康相談や運動指導が行われる。母子保健では、妊娠期から育児期にわたる継続的な支援が求められ、母子健康手帳を活用した妊婦健診や乳幼児健診、育児相談が提供される。助産師による母乳育児支援も重要な役割を果たす。産業保健では、労働者の健康維持を目的に、企業内での健康診断やストレスチェック、職場環境の改善が行われる。産業看護師がメンタルヘルス対策を講じることで、労働生産性の向上にも寄与する。これらの保健活動は、看護職が専門的知識と技術を活かし、対象者の健康維持・増進を支える重要な役割を果たすものである。ここでは、看護職として長期的視点で対象者の生活を支援する上で必須である保健活動の知識と技術について振り返り、具体的事例の検討を経て看護の場で重要な知識を実践的に活用できることを目指す。
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② 看護実践の場での保健活動を支えるためには、関連法規の理解が不可欠である。例えば2002年に施行された健康増進法は成人保健に関わる法律であり、生活習慣病の予防や健康増進を目的としている。この法律に基づき、特定健診・特定保健指導が実施され、看護職は対象者の健康教育や生活習慣改善の支援を行う必要がある。また、受動喫煙防止対策も含まれており、施設や職場での適切な環境整備に関する知識も求められる。1965年に施行された母子保健法は母子保健の根幹となる法律で、妊娠・出産・育児を支援するための制度が定められている。妊婦健診や乳幼児健診、母子健康手帳の交付などが含まれ、看護職は妊娠期から育児期にわたる支援の知識を持ち、適切な指導を行う必要がある。また、ハイリスク妊産婦の早期発見や地域の支援機関との連携も重要となる。1972年に施行された労働安全衛生法は産業保健に関する法律で、労働者の安全と健康を確保するための基準を定めている。事業者には健康診断の実施義務があり、看護職(産業看護師や産業保健師)はその結果をもとに健康指導や職場環境の改善を行う。また、ストレスチェック制度が導入されており、メンタルヘルス対策や過重労働対策に関する知識が必要とされる。看護職は法律に基づき、専門的知識と技術を活かしながら、対象者の健康維持・増進に貢献することが求められる。ここでは各領域において対象者を支える代表的な法律の具体的な内容と必要な知識について総復習する。
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③ 看護職者を支える関連法規には、「医療法」「保健師助産師看護師法」「医師法」「感染症法」「労働基準法」などがある。特に「保健師助産師看護師法」は、看護師の資格や業務範囲を定め、安全な医療提供の基盤となる。また、「医療法」は医療機関の管理運営に関わり、看護職者の業務環境にも影響を及ぼす。これらの法規を理解することは、看護の専門性を発揮しつつ、患者の権利を守り、適切な医療を提供できることにつながる。さらに、法的知識は医療事故防止や訴訟リスクの回避にも役立つ。倫理的判断やチーム医療を円滑に進めるためにも、看護職者は法規を正しく理解し、実践に活かすことが求められる。
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キーワード
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① 地域保健法 ② 健康日本21 ③ 環境と健康 ④ 医療法 ⑤ 保健師助産師看護師法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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今回扱った内容はいずれも看護師国家試験および保健師国家試験においても必須であり頻出の知識である。授業中に伝えた要点およびキーワードを必ず復習し、いずれも自分の言葉で説明できるように言語化し、まとめておくことを強く推奨する。そのために、本講義資料だけではなく教科書も活用し振り返りを行うこと。またヨリソルに出題した問題のみならず、自身でも国家試験の問題集の当該範囲を学習すること、 次回に向けての予習としてはまずコマシラバスを熟読し、地域・在宅看護学に関連する理念・概念や援助技術等の既習の知識を、該当科目で用いた教科書やレジュメを見直して振り返っておくこと。
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14
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地域・在宅看護学領域(地域・在宅看護の主な概念と生活援助技術)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的としている。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第14回は地域・在宅看護学領域について、地域・在宅看護の主な概念と在宅における生活援助技術をテーマとする。人が医療や介護を必要とする状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることを支えられるよう、地域・在宅看護に関連する知識や技術は近年ますます重要となっている。ここでは、看護職として長期的視点で対象者の生活を支援する上で必須であるそれらの知識・技術を統合し、実践的に活用できる力を習得することを目指す。
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①地域・在宅看護論1 地域・在宅看護の基盤(医学書院,2022) ②地域・在宅看護論2 地域・在宅看護の実践(医学書院,2022) ③看護師・看護学生のためのレビューブック(メディックメディア,2025) ④配布資料
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コマ主題細目
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① 地域包括ケアシステムと他職種連携 ② 継続看護と訪問看護 ③ 在宅における生活援助技術と医療管理
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細目レベル
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① 地域包括ケアシステムにおいて、看護職者は在宅医療や施設ケアの中心的役割を担い、多職種連携の要となる。高齢化が進む社会では、医師、介護職、リハビリ職、福祉関係者との連携が不可欠であり、患者の生活の質(QOL)向上や在宅療養支援に貢献する。実践現場では、病態把握やアセスメント能力、コミュニケーションスキルが求められる。加えて、地域資源や社会制度の知識を活用し、患者や家族に適切な支援を提供することが重要である。ここでは地域包括ケアシステムや他職種連携について、その理念や必須の知識を中心に振り返り、複数の具体的事例について支援の在り方や方向性を検討することで理解を深める。
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② 継続看護とは、「その人にとって必要なケアを、必要なときに必要な場所で、適切な人によって受けるシステム」と定義される。継続看護の種類としては、外来から病棟、病棟から病棟、病棟から在宅、在宅から施設、在宅から外来及び病棟などへの継続がある。病院での治療が終わった後も、患者が自宅や施設で安心して生活を続けるためには、適切な医療やケアの提供が欠かせず、また療養の場が変化しても患者の生活習慣をできる限り維持することは、対象者の自尊感情を高めることや安心感につながる。特に慢性疾患や高齢者の増加に伴い、在宅での医療ニーズが高まっている。訪問看護では、看護師が患者の生活環境に合わせたケアを行い、病状の管理や再発予防を支援する。また、家族の負担軽減や精神的サポートも重要な役割である。継続的な関わりによって対象者の生活の質を向上させ、対象者が安心して望む生活を送ることができるよう支援できる知識と技術を身につけられるよう授業を展開する。
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③ 在宅における生活援助技術と医療管理において、看護職には多様な知識と技術が求められる。まず生活援助技術としては、食事介助や清潔ケア(入浴・口腔ケア)、排泄介助等が重要である。例えば、嚥下機能が低下した高齢者には、姿勢調整やとろみ食の提供などの工夫が必要となる。医療管理では、バイタルサイン測定や服薬管理、創傷ケア、呼吸管理(在宅酸素療法や人工呼吸器管理)などの実践力も求められる。また、例えば糖尿病患者には血糖測定やインスリン注射の指導を行い、状態悪化を防ぐ。さらに、家族や多職種との連携を図り、患者のQOL向上を支援すること、さらには療養者とその家族の持てる力を生かし、なるべく自立した主体的な生活に向けて支援していくことも看護職の重要な役割である。さらには終末期の在宅療養患者やその家族に対する関わりやケアも重要である。ここではこれらの場面で求められる知識や援助技術について、まず既習事項を振り返りって確認し、具体的事例への実践場面における対応について学生主体で検討することで実践力を習得できることを目指す。
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キーワード
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① 地域包括ケアシステム ② 他職種連携 ③ 継続看護 ④ 訪問看護 ⑤ 医療管理
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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今回扱った内容はいずれも看護師国家試験および保健師国家試験においても必須であり頻出の知識である。授業中に伝えた要点およびキーワードを必ず復習し、いずれも自分の言葉で説明できるように言語化し、まとめておくことを強く推奨する。そのために、本講義資料だけではなく教科書も活用し振り返りを行うこと。またヨリソルに出題した問題のみならず、自身でも国家試験の問題集の当該範囲を学習すること、 次回に向けての予習としてはまずコマシラバスを熟読し、既習の知識を該当科目で用いた教科書やレジュメを見直して振り返っておくこと。
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解剖生理学(内分泌系)
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科目の中での位置付け
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本科目は、これまでに学んだ解剖生理学、病態生理学、薬理学、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などの専門知識を統合し、臨床現場で適切な判断ができ、安全かつ効果的なケアを提供できる能力を身につけることを到達目標とした科目である。看護実践において看護の対象者を看る場合、身体的側面、精神的側面、社会的側面からみる必要がある。本科目のうち5回は、身体的側面からみる際の基礎的な知識である、解剖生理学について再度学習するとともに、疾患の理解やアセスメント、看護実践に繋げられるような応用力を養う。血圧や脈拍測定など、看護職者が循環機能の評価を行う機会は多る。また、意識レベルや身体活動を評価するために神経系の知識は不可欠である。健康を維持するために食生活を考えることや運動習慣を身につけることは重要な要因である。さらにこれらを全体的に調節しているのは神経系や内分泌系である。したがって、循環系、神経系、消化器系、内分泌系、そして自己免疫疾患が増加していることから免疫系を含めた、血液や体液調節について再度学習する。
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コマ主題細目
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① 内分泌系の概要 ② 各ホルモンとその働き ③ 主な内分泌疾患
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細目レベル
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① 細胞内で生成した化学物質を血液中に放出するのが内分泌で、作られた化学物質のことをホルモンという。血液以外に放出するのが外分泌で、消化液や発汗などが外分泌に該当する。ホルモンは構造上3つに分類できる。コレステロールから作られ構造的にステロイド骨格をもつのがステロイド型で、副腎皮質ホルモンや性ホルモンが相当する。構造にアミノ基(-NH2)をもつのがアミノ基型で、副腎髄質ホルモンなどが該当する。それ以外の多くはペプチド型で、アミノ酸が複数結合した構造をしている。ホルモン分泌は上位ホルモンが下位ホルモンの分泌を刺激したり、血中に増加した下位ホルモンが上位ホルモンの分泌を抑制するフィードバック機構によって調節される場合や、自律神経によって分泌が調節されるホルモンもある。
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② 下垂体前葉からは成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンが、後葉からは抗利尿ホルモン(バソプレシン)とオキシトシンが分泌される。プロラクチンは乳汁産生を促進し、オキシトシンは乳汁射出作用と子宮筋を収縮させる働きがあることから、分娩後授乳による吸啜刺激で分泌が促進する。甲状腺ホルモンは基礎代謝を促進する。甲状腺から分泌されるカルシトニンと副甲状腺から分泌されるパラトルモンは血漿Ca濃度の調節に関わっている。副腎皮質からは糖質コルチコイド、電解質コルチコイド、副腎アンドロゲンが産生分泌されている。糖質コルチコイドは糖代謝に関わっているだけでなく、免疫抑制作用があることからアレルギーや自己免疫免疫疾患などの治療薬としても利用されている。副腎髄質からはアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されている。膵臓からは血糖値を上げるグルカゴン、血糖値を下げるインスリンが分泌されている。精巣からは男性ホルモンのテストステロン、卵巣からは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが分泌されている。
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③ インスリンの作用不足で起こるのが糖尿病である。インスリンは血液中のグルコースを細胞内に取り込む働きがある。細胞内に入ったグルコースはエネルギー産生に使われるが、インスリンの作用不足で、エネルギー産生が低下し、倦怠感などが出現する。そのほか、多尿や口渇感など様々な症状が出現し、長年患っていると神経障害や網膜症、腎障害などの合併症も起こる。甲状腺ホルモンは基礎代謝を促進する働きがあることから、機能亢進が起こると代謝が促進され、熱産生も促進され、発汗や動悸などが出現する。自己免疫疾患のバセドウ病が該当し、頻脈、眼球突出、甲状腺腫が三大徴候である。逆に機能低下が起こると代謝が低下するため、熱産生も低下するので、身体活動が鈍くなり、寒さに弱くなる。粘液水腫と呼ばれる独特の浮腫が出現する。
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キーワード
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① 内分泌と外分泌 フィードバック機構 ② 下垂体から分泌されるホルモン 甲状腺ホルモン 副甲状腺ホルモン 膵臓から分泌されるホルモン 副腎から分泌されるホルモン ③ 糖尿病 甲状腺機能亢進症・低下症
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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一年次に使用した解剖生理学の教科書の「内分泌系」を再度確認するとともに、「学習達成チェック」にトライしてください。
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小児看護学領域(子どもの成長・発達の理解)①
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 本科目では、既習科目での学びをより深めるため、小児看護学の成長・発達についての基本的な理解をもとに、様々な健康状態にある小児とその家族の看護について学んでいく。小児看護学では、主に以下4つの大きな目標1)小児を取り巻く環境や小児の成長発達についての知識をもとに各小児期の健康増進のための看護を理解する、 2)病気や診療・入院が子どもと家族に及ぼす影響を理解する、 3)災害や虐待など特別な状況にある子どもと家族への看護を理解する、4)健康課題をもつ子どもと家族への看護を理解する、がある。この目標を再確認し、子どもの権利の尊重および子どもの発達の理解と発達段階に応じた看護,家族への看護を実践できる知識を習得する。そこで、第16回では、基盤となる子どもの成長・発達を理解するとともに、健康障害の子ども・家族の看護の総論を学習していく。また、第17回では、根拠に基づく看護について、子どもの発達段階や健康問題に応じて倫理的配慮を行いながら安全・安楽に実施するための基本的視点を学ぶ。 第18回では、小児特有の疾患事例をもとに子どもとその家族への看護に必要な知識を習得していく。
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小児看護学Ⅰ 小児看護学概論・小児看護技術 子どもと家族を理解し力を引き出す 改訂第4版:二宮啓子・今野美紀 細目レベル①P66 ~79、細目レベル②P79~85、細目レベル③P86~94
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コマ主題細目
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① 子どもの成長・発達の理解 ② 小児看護に必要な発達理論 ③ 子どもの身体・心理・社会的成長・発達の評価
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細目レベル
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① ①子どもの成長・発達の理解 子どもは常に成長と発達の過程にあること、成長と発達の関係性や一般的原則としての発達の方向性・順序性、粗大運動と微細運動、発達に影響する因子について理解する。その中で、スキャモンの発育曲線で神経系やリンパ系が年齢によってどのように成人レベルまで成熟するのかについて根拠や順序を説明しながら理解を促していく。また、形態的発達(体重、身長、頭部、胸部、生歯)、機能的発達(循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、免疫系など)など、成人との違いを考えながら理解できるよう教授する。運動器系の発達については、粗大運動と微細運動の分類と月齢との関連を理解する必要があるため、ポイントを押さえながら説明を加えていく。
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② ②小児看護に必要な発達理論 子どもの心理・社会的発達は認知・情緒・親子関係・社会性や性の認識など、多彩で複雑な変化である。子どもの心理・社会的発達は時間軸に沿った変化の推移が順調なだけでなく、それらのバランスがとれていることも重要である。さらに、身体の成長・発達との関連性が高いことや、個人差が大きいことなども特徴であることを理解する。 本講義では、愛着の発達についてはボウルヴィの「愛着理論」を学び、母子分離に対する子どもの反応についても説明を加える。子どもの認知・思考の発達についてはピアジェの「認知発達理論」を、自我の発達については、エリクソンの「自我発達理論」を、情緒の発達についてはブリッジスの「感情分化説」をそれぞれ学んでいく。教科書およびコマ用オリジナル資料を用いて説明していく。この発達理論を理解することで、成長発達し続けるこどもの特徴と結びつけ、看護援助に生かせることが重要である。
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③ ③子どもの身体・心理・社会的成長・発達の評価 子どもは言語能力や認知能力が未熟であるため、自分の身体変化について表現することが難しく、また、解剖・生理学的にも発育途上であるため、症状が急変しやすいという特徴を理解する。看護師は、身体的アセスメントにより異常を早期に発見し、症状を把握・予測することが求められる。本講義では、身体発育の評価として、「乳幼児身体発育値」や指数(カウプ指数、ローレル指数、肥満度)を理解し、計算等ができるようになることが求められる。また、精神・運動機能評価として、スクリーニング検査や、発達診断検査についてDENVERⅡ記録票などを用いて評価していく。さらに、家庭環境そのものが子どもの成長・発達に大きな影響を与えることから、親の養育態度、物理的家庭環境、家庭生活、家族関係などの家庭環境を的確にアセスメントすることの重要性を学んでいく。
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キーワード
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① 成長・発達の原則 ② 発達理論(ボウルヴィ、ピアジェ、エリクソン、ブリッジス) ③ カウプ指数、ローレル指数、肥満度 ④ 乳幼児身体発育値 ⑤ DENVERⅡ記録票
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前学習 ①成長・発達の原則については、P66 ~79、②発達理論についてはP79 ~85、③子どもの身体・心理・社会的成長・発達の評価法については、P86~94を読んでおくこと。 事後学習 成長発達の一般的原則やすきゃもんの臓器別発育パターンは自分の言葉で説明できるようになっておくこと。形態的発達としては、出生時の体重や身長・頭囲を含めたその変化と月齢の関係はしっかり押さえておくこと。なぜ、呼吸が腹式であるのか、なぜそれが胸式に変化するのか、常に根拠を理解し説明できるようにしておくこと。 新生児・乳児に見られる反射の種類と消失時期も大事な内容であるため、1つ1つ理解しておくこと。
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小児看護学領域(子どもの成長・発達段階に応じた特徴と支援)②
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 本科目では、既習科目での学びをより深めるため、小児看護学の成長・発達についての基本的な理解をもとに、様々な健康状態にある小児とその家族の看護について学んでいく。小児看護学では、主に以下4つの大きな目標1)小児を取り巻く環境や小児の成長発達についての知識をもとに各小児期の健康増進のための看護を理解する、 2)病気や診療・入院が子どもと家族に及ぼす影響を理解する、 3)災害や虐待など特別な状況にある子どもと家族への看護を理解する、4)健康課題をもつ子どもと家族への看護を理解する、がある。この目標を再確認し、子どもの権利の尊重および子どもの発達の理解と発達段階に応じた看護,家族への看護を実践できる知識を習得する。そこで、第16回では、基盤となる子どもの成長・発達を理解するとともに、健康障害の子ども・家族の看護の総論を学習していく。また、第17回では、根拠に基づく看護について、子どもの発達段階や健康問題に応じて倫理的配慮を行いながら安全・安楽に実施するための基本的視点を学ぶ。 第18回では、小児特有の疾患事例をもとに子どもとその家族への看護に必要な知識を習得していく。 第17回では、根拠に基づく看護について、子どもの発達段階や健康問題に応じて倫理的配慮を行いながら安全・安楽に実施するための基本的視点を学ぶ。
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小児看護学Ⅰ 小児看護学概論・小児看護技術 子どもと家族を理解し力を引き出す 改訂第4版:二宮啓子・今野美紀 細目レベル①P96~113、細目レベル②P121~124、細目レベル③P132~147
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コマ主題細目
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① 子ども(新生児期~乳児期)の特徴と支援について ② 子ども(幼児期)の特徴と支援について ③ 子ども(学童期~思春期)の特徴と支援について
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細目レベル
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① ①子ども(新生児期~乳児期)の特徴と支援について 子ども(新生児期~乳児期)の特徴と支援について、新生児期の身体生理機能の発達過程(呼吸機能・心拍・血圧・代謝体温・睡眠・咀嚼・消化機能、水分代謝、神経系)および新生児期の原始反射について理解していく。乳児期においては、身体的発育評価のために既習しているカウプ指数や乳幼児身体発育調査をはじめ、身体生理機能の発達(呼吸機能・心拍・血圧・代謝体温・睡眠・咀嚼・消化機能、水分代謝、神経系)、ピアジェの認知(感覚―運動期)機能の発達状況の観察やブリッジスの情緒の分化、コミュニケーション(喃語)、母子親子関係に重要な愛着形成など心理・社会的発達がどのような過程で育っていくかを説明していく。講義は、1)形態的発達、2)機能的発達、3)心理・社会的発達と、4)日常生活への支援に区分し、コマ用オリジナル資料を用いて説明していく。
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② ②子ども(幼児期)の特徴と支援について 子ども(幼児期)の特徴と支援について、幼児期の身体生理機能の発達(呼吸機能・心拍・血圧・代謝体温・睡眠・咀嚼・消化機能、水分代謝、神経系)をはじめ、日常生活の習得の目安についてポイントを押さえながら説明していく。国試においても、例えばコップで飲める、手洗いができる、うがいができる、洋服の着脱ができるなどの項目は、頻出される問題でもあるため、その発達順序や確立時期をしっかり理解できるように説明する。成長・発達の特徴に応じた幼児期の子どもへの支援としては、排泄(トイレットトレーニング)に関する夜尿や退行現象であったり、行動範囲の拡大による不慮の事故、集団生活の開始に伴う小児感染症への支援の重要性を説明していく。
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③ ③子ども(学童期~思春期)の特徴と支援について 子ども(学童期~思春期)の特徴と支援について、身体生理機能の発達(呼吸機能・心拍・血圧・代謝体温・睡眠・咀嚼・消化機能、水分代謝、神経系)をはじめ、学童期後期から思春期にかけて身長・体重の増加が著しい第二次発育急進期の特徴や認知発達と遊びの形について理解を深めていく。支援としては、学童期に起こりやすい虫歯、近視、肥満、痩身、いじめ、不登校の問題の現状と対策について説明を行う。思春期の特徴としては、身体生理機能の発達(呼吸機能・心拍・血圧・代謝体温・睡眠・咀嚼・消化機能、水分代謝、神経系)をはじめ、第二次性徴における性ホルモン分泌のメカニズムをはじめ、第二次性徴が心理・社会的発達に及ぼす影響について説明をしていく。エリクソンの自我発達理論の中での「アイデンティティの達成」が課題とされる思春期において、アイデンティティとは何か、その意味をしっかり理解し、親に対する依存と独立の葛藤に悩むアンビバレント(両価的)な感情の意味や、この時期に入院治療が必要となった場合の子どもに対する看護者の姿勢や支援の方法について理解していく。
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キーワード
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① 原始反射 ② カウプ指数 ③ アイデンティティ(エリクソン) ④ 日常生活動作の確立(トイレットトレーニングや着替え) ⑤ 第二次性徴
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前学習 各期の身体生理機能については、新生児期(P96~101)、乳児期(P107~113)、幼児期(P121 ~124)、学童期(P132~134)、思春期(P144~147)を熟読しておくこと。 事後学習 各期における身体生理機能の発達についてまとめておくことや、各期での違いを確認しておくと、覚えやすいと思われる。一覧表などにまとめることをお勧めする。また、第16回に行った講義内容をより深めた形となっているため、連動して理解しておくとよい。
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18
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小児看護学領域(疾患を持つ子どもとその家族に必要な看護)③
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 本科目では、既習科目での学びをより深めるため、小児看護学の成長・発達についての基本的な理解をもとに、様々な健康状態にある小児とその家族の看護について学んでいく。小児看護学では、主に以下4つの大きな目標1)小児を取り巻く環境や小児の成長発達についての知識をもとに各小児期の健康増進のための看護を理解する、 2)病気や診療・入院が子どもと家族に及ぼす影響を理解する、 3)災害や虐待など特別な状況にある子どもと家族への看護を理解する、4)健康課題をもつ子どもと家族への看護を理解する、がある。この目標を再確認し、子どもの権利の尊重および子どもの発達の理解と発達段階に応じた看護,家族への看護を実践できる知識を習得する。そこで、第16回では、基盤となる子どもの成長・発達を理解するとともに、健康障害の子ども・家族の看護の総論を学習していく。また、第17回では、根拠に基づく看護について、子どもの発達段階や健康問題に応じて倫理的配慮を行いながら安全・安楽に実施するための基本的視点を学ぶ。第18回では、小児特有の疾患事例をもとに子どもとその家族への看護に必要な知識を習得していく。
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小児看護学Ⅰ 小児看護学概論・小児看護技術 子どもと家族を理解し力を引き出す 改訂第4版:二宮啓子・今野美紀 細目レベル①Pレジメを参照、細目レベル②P230~280、細目レベル③Pレジメを参照
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コマ主題細目
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① 病気や診療・入院が子どもと家族に与える影響 ② 急性期の子どもと家族への看護 ③ 慢性期の子どもと家族への看護
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細目レベル
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① ①病気や診療・入院が子どもと家族に与える影響 病気や診療・入院が子どもと家族に与える影響については、病気の理解と説明を行う際にピアジェの認知発達理論の内容が重要となってくるため、認知発達と病気の理解がどのように関連しているかを学ぶ。また、子どもの入院におけるストレス因子と、子どもの認知機能の成長・発達は深く関連していることを理解し、その年齢や発達段階に応じた対応を心掛けることが重要である。小児看護ではプレパレーションが重要であるとされている。プレパレーションとは、子どもの「何をされるかわからない」検査や処置に対する不安感を最小限にするための援助で、心理的準備と訳されている。その目的には、①子どもに情報を伝えること、②情緒的表出を後押しすること(子どもの気持ちを受け止めること)、③病院のスタッフと信頼関係をつくり上げること、などが挙げられる。これらの意味を考えながら、子どもの成長発達段階に応じたプレパレーションの方法を選択できる知識を養うことが重要であるため、例を出しながら説明を行っていく。
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② ②急性期の子どもと家族への看護 急性期の子どもと家族への看護については、急性症状(発熱・呼吸困難・嘔吐・下痢・けいれん・脱水など)への看護に関して、子どもの解剖生理を復習しながらアセスメントや症状に対する援助を理解していく。疾患としては、アレルギー、ウイルス感染症、気管支喘息発作、髄膜炎、ネフローゼ症候群、川崎病など小児期に多い症状を扱う。これらの疾患を理解するのと同時に、病態から考えられる症状および症状を緩和する援助を連動して考えられるように教授する。救急救命処置時の看護については、とくに乳幼児の呼吸困難や心肺蘇生に至る改造生理学的原因の違い等、成人のBLSとの違いを根拠を理解しながら学習していく。周手術期の看護については、扱う疾患が先天性疾患が多いため、看護師国家試験の過去問の頻出度を参考にしながら解説をしていく。このように、小児期特有の疾患を理解し、あらゆる急性期の状態にある小児への援助とはなにかを考え、病児をかかえる家族への援助についても考えていく。
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③ ③慢性期の子どもと家族への看護 慢性期の子どもと家族への看護については、先天性疾患や慢性的疾患(ファロー四徴症、心室中隔欠損症、胆道閉鎖症、肥厚性幽門狭窄症、1型糖尿病、ヒルシュスプルング病など)に関しての病態・症状・診断検査・治療・必要な看護について教授する。特に小児看護では成人の疾患にはない先天性疾患が多いことから、疾病治療論Ⅲの復習も兼ね、基本的知識から復習を行い理解につなげる。その他、子どもの慢性疾患は治療期間が長く、医療費負担が高額となることが多くある。子どもの健全育成を目的として、疾病の治療方法の確立と普及、患者家庭の医療費の負担軽減につながるよう、小児慢性特定疾病対策が実施されていることから、その根拠となる児童福祉法に基づく医療費の自己負担分の一部助成制度についても理解する。
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キーワード
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① 子どもの認知発達と病気の理解 ② 子どもの急性症状の理解(発熱・呼吸困難・痙攣・嘔吐下痢・脱水) ③ 小児特有の急性期疾患の理解(川崎病・ネフローゼ症候群など) ④ 小児特有の慢性期疾患の理解(ファロー四徴症・1型糖尿病など) ⑤ 小児慢性特定疾病・医療費助成制度・児童福祉法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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事前学習 子どもに特徴的な症状と看護(P230~280)を熟読し、痛み、発熱、脱水、嘔吐、下痢、発疹、呼吸困難、けいれんに関する症状とその看護を理解しておくこと。小児看護援助論Ⅰの資料を確認すれば、より理解しやすいと思われる。疾患の学習については、2年次後期の疾病治療論Ⅲ小児分野での教科書を確認しておく。 事後学習:レジメおよび教科書に目を通し、講義で示された重要なポイントを再確認してください。解答解説した国試問題については、そのままの形式ではなく、理解を問う問題として試験では扱いますので、回答を思える学習ではなく、理解する学習をしてください。例えば、4つの設問があれば、1つが正解で残りの3つがなぜ誤ってるのか、それを説明できる学習をしてください。
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19
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循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 成人看護学領域は、全5回の授業で構成する。第1回目は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」、第2回目は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活」、第3回目は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」、第4回目は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」、最後の第5回目は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」を取り上げる。これらの疾患は、看護師国家試験における出題頻度をもとに選定した。また、テーマ別に看護師国家試験の問題を活用しながら授業を展開する。 第1回目の授業は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」であり、学習目標は、成人期の循環器系の特性(変化)を踏まえ、患者の生活の質向上を目指した看護実践を学修する。
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専門分野 成人看護学3 循環器 医学書院 ISBN978-4-260-05311-2(成人看護援助論Ⅰ、成人看護援助論Ⅱで使用した科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、C章 循環器疾患 病気がみえる②循環器 配布資料
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コマ主題細目
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① 心不全の病態・症状・検査・治療 ② 急性冠症候群(不安定狭心症・急性心筋梗塞・心臓突然死)の病態・症状・検査・治療 ③ 心不全患者の看護 ④ 狭心症患者の看護 ⑤ 急性冠症候群患者の看護
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細目レベル
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① 心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、全身への血液供給が不十分になる状態であり、さまざまな原因と症状が存在する。 【病態】心不全は、心筋の収縮力低下、血管の硬化、動脈硬化など、加齢や疾患による心血管系の変化が主な要因です。これらの変化により、心臓の収縮力が低下し、全身への血液供給が不十分になる。 【症状】心不全の主な症状には、息切れ、浮腫、倦怠感、体重増加などがある。これらは、血液の循環不全による酸素供給不足や体液の貯留が原因である。左心不全の症状:左心室の機能低下により、心臓が効率的に血液を全身に送り出せなくなった状態。そのため、血液が肺にうっ滞し、肺循環に影響を与えることが主な特徴である。 1.息切れ(呼吸困難) 左心不全では、肺に血液がうっ滞し、肺水腫を引き起こす。これにより、酸素の取り込みが十分に行えず、息切れが生じる。特に、運動や横になると症状が悪化することが特徴的である。 2.夜間発作性呼吸困難(PND: Paroxysmal Nocturnal Dyspnea) 夜間に寝ているときに突然呼吸困難が発生する症状である。横になると肺への血流が増加し、水分が肺にうっ滞しやすくなるため、呼吸困難を感じる。 3.肺水腫 左心室の機能低下により、血液が肺にうっ滞することが原因で、肺水腫が発生する。これにより、呼吸が苦しくなり、喘鳴(ゼーゼー音)が聞こえることもある。 4.倦怠感や体力低下 左心不全により、全身の血液供給が不十分になり、筋肉や臓器への酸素供給が不足するため、疲労感や倦怠感が強く感じられる。 右心不全の症状:右心室の機能低下により、血液が体の他の部分、特に下半身や腹部にうっ滞する状態。左心不全が進行して右心不全を引き起こすこともある。 1.浮腫(むくみ) 右心不全では、血液が体の下部にうっ滞するため、特に足や足首に浮腫が現れやすい。重度の場合、腹部や顔にも浮腫が見られることがある。 2.頸静脈の怒張 右心室から血液がうっ滞するため、首の静脈(頸静脈)が膨らむ症状が見られる。これを「頸静脈怒張」と言い、右心不全の特徴的な兆候である。 3.腹水 血液が肝臓や腹部にうっ滞し、腹水が溜まることがある。これにより、腹部膨満感が出現する。 4.食欲不振・悪心 右心不全により、消化器系への血液供給が不十分になり、食欲不振や吐き気を感じることが増える。 左心不全と右心不全の相互作用 左心不全が進行すると、肺水腫や酸素供給の不足が起き、これが右心不全を引き起こすことがある。右心不全が進行すると、血液が体の下部にうっ滞し、浮腫や腹水が生じるなど、全身に影響を及ぼす。したがって、両者は相互に影響し合い、心不全の症状を複雑にすることがある。左心不全と右心不全の症状を把握し、早期に診断・治療を行うことが、心不全の管理において非常に重要である。 【検査】心不全の診断には、身体診察、バイタルサインの確認、心エコー図検査、血液検査などが行われる。Nohria-Stevensonの分類などを用いて病態を評価し、適切な治療方針を決定します。 【治療】心不全の治療は、薬物療法、生活習慣の改善、場合によっては外科的手術が含まれる。薬物療法では、ACE阻害薬、β遮断薬、利尿薬などが用いられ、心臓の負担軽減や機能改善を図る。生活習慣の改善として、塩分制限、適度な運動、体重管理が推奨される。進行した場合や薬物療法が効果不十分な場合、補助循環装置の使用や心臓移植が検討される。 近年では、心アミロイドーシスや心サルコイドーシスなど、特定の原因による心不全に対する新しい治療法も登場している。これらの疾患に対しては、専門的な検査と治療が重要である。心不全は多様な原因と症状を持つ疾患であり、早期の診断と適切な治療が重要である。最新の医療情報を基に、患者一人ひとりに最適な治療を提供することが求められている。
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② 急性冠症候群(ACS)は、冠動脈のプラーク破綻とそれに伴う血栓形成により、冠動脈内腔が急速に狭窄または閉塞し、心筋が虚血や壊死に陥る状態を指す。 ACSには、不安定狭心症、急性心筋梗塞、そして心臓突然死が含まれる。 1. 不安定狭心症は、従来の安定した狭心症とは異なり、安静時や軽度の労作時にも胸痛が発生し、その頻度や強度が増す状態である。これは、プラークの破綻や血栓形成により、冠動脈の狭窄が進行し、心筋への血流が不安定になることで生じる。 2.急性心筋梗塞は、冠動脈の完全閉塞により、心筋への血流が途絶え、心筋組織が壊死する状態である。これにより、強い胸痛や呼吸困難などの症状が現れ、迅速な治療が必要となる。 3.心臓突然死は、ACSの最も重篤な形態であり、心筋の大規模な壊死や致死性の不整脈により、突然の心停止が生じる状態である。即時の心肺蘇生や高度な医療介入が必要である。 【症状】前胸部の重苦しさ、圧迫感、絞扼感、息がつまる感じ、焼け付くような感じなどが挙げられる。これらの症状は、顎、頸部、肩、心窩部、背部、腕への放散を伴うことがあり、注意が必要である。特に、冷や汗を伴う強い胸痛や15分以上持続する症状、または軽減と増悪を繰り返し徐々に悪化する場合は、血栓が形成され、冠動脈が閉塞および再開通を繰り返している危険な状態である。不安定狭心症の患者では、症状のパターンが変化し、安静時や軽い運動後にも症状が出現し、頻度や重症度が増すことが多い。心臓発作を起こした人の約3人に2人は、発症の数日から数週間前に不安定狭心症、息切れ、または疲労感を経験していると報告されている。 【検査】心電図(ECG)や血液検査(トロポニンなどの心筋マーカー測定)が行われる。心電図では、ST上昇や異常Q波などの変化が見られることがあり、これらは心筋虚血や梗塞の指標となる。血液検査では、心筋細胞の壊死に伴い、トロポニンやCK-MBなどのマーカーが上昇する。さらに、冠動脈の状態を直接評価するために、冠動脈造影(カテーテル検査)や心エコー検査が実施される。 【治療】迅速な血流再開が最優先である。急性心筋梗塞の場合、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)や冠動脈バイパス術(CABG)が行われる。PCIでは、カテーテルを用いて閉塞部位を拡張し、ステントを留置することで血流を再開させる。CABGは、閉塞部位を迂回する新たな血流路を作成する手術である。また、抗血小板薬や抗凝固薬の投与により、血栓の拡大や新たな血栓形成を防ぐ。さらに、スタチンなどの脂質低下薬を用いて、プラークの安定化を図ることも重要である。 最新の治療戦略として、早期の血行再建と薬物療法の最適化が強調されている。特に、プラーク破綻を生じ得る不安定プラークの安定化が重要であり、抗血小板薬やスタチンの服用により、プラークの安定化が期待される。また、患者のリスク評価に基づき、個別化された治療計画を立てることが推奨されている。これには、生活習慣の改善やリハビリテーションも含まれ、再発予防と長期的な予後改善を目指す。
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③ 心不全患者の看護は、患者の生活の質(QOL)を維持・向上させることを目指し、多角的な視点から行われるべきである。 1. 症状の観察と苦痛の緩和 心不全患者は、呼吸困難や浮腫、倦怠感などの症状を呈することが多い。これらの症状を的確に観察し、適切な対応を行うことが求められる。例えば、呼吸困難がある場合は、患者の体位を調整し、酸素療法を検討する。浮腫に対しては、利尿薬の効果を評価し、必要に応じて医師と連携して薬剤調整を行う。 2. 患者教育と自己管理支援 患者が自身の病態を理解し、適切な自己管理を行うことは、再入院の予防やQOLの向上につながる。食事療法や適度な運動、薬物療法の重要性を説明し、患者が日常生活で実践できるよう支援する。また、体重測定や症状の自己モニタリングの方法を指導し、異常があれば早期に医療機関を受診するよう促す。 3. 心理的サポート 慢性的な症状や生活制限により、患者は不安や抑うつ状態に陥ることがある。患者の心理的側面に配慮し、傾聴や共感をもって接することが重要である。必要に応じて、心理カウンセリングやサポートグループの活用を提案する。 4. 多職種連携 心不全の管理には、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など、多職種の連携が不可欠である。定期的なカンファレンスを開催し、患者の状態やケアプランを共有することで、統一したケアを提供する。これらの看護ケアを通じて、心不全患者の苦痛を緩和し、QOLを維持・向上させることが可能となる。患者中心のアプローチを心掛け、個々のニーズに応じた看護を実践することの重要性を理解する。
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④ 狭心症は、冠動脈の血流が一時的に低下し、心筋への酸素供給が不足することで生じる疾患である。狭心症には、労作性狭心症と安静時狭心症(冠攣縮性狭心症)があり、それぞれの病態に応じた看護が求められる。 1. 症状の観察と早期対応 狭心症患者の主な症状は、胸痛、胸部圧迫感、放散痛(肩や腕への痛み)、息切れなどである。看護師は、患者の訴えやバイタルサインを注意深く観察し、症状が出現した際には速やかに対応する必要がある。特に、発作時の痛みの強さや持続時間、ニトログリセリンの効果を記録し、医師と連携して適切な治療へとつなげることが重要である。 2. 発作予防の指導 狭心症の発作を予防するためには、生活習慣の改善が不可欠である。患者には、禁煙、適度な運動、バランスの取れた食事、ストレス管理の重要性を指導する。また、労作性狭心症の場合は、発作を引き起こす要因(寒冷刺激、過度な運動、精神的ストレスなど)を避けるよう指導することが求められる。冠攣縮性狭心症の患者には、夜間や早朝の発作を防ぐため、適切な服薬管理が必要である。 3. 薬物療法の管理 狭心症の治療には、硝酸薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬などが使用される。看護師は、これらの薬剤の作用・副作用を理解し、患者が適切に服薬できるよう支援する。また、ニトログリセリンの適切な使用方法(舌下投与のタイミング、副作用である頭痛や血圧低下への対策)についても指導する必要がある。 4. 精神的ケア 狭心症患者は、発作への不安や再発の恐れを抱えることが多い。看護師は、患者の不安を軽減するために、疾患や治療に関する十分な説明を行い、患者が自己管理を実践できるよう支援する。患者の生活背景や価値観を考慮しながら、無理のない範囲で生活習慣の改善に取り組めるよう調整することが求められる。 5. 急性冠症候群への移行予防 狭心症は、急性心筋梗塞へ移行するリスクがあるため、症状の変化を見逃さないことが重要である。患者が「今までとは異なる痛み」を訴えた場合や、安静時にも強い痛みが持続する場合には、直ちに医療介入が必要となる。看護師は、患者や家族に対し、異常時の対応方法(救急要請のタイミングなど)についても指導しておく必要がある。 狭心症患者の看護においては、症状の観察、発作予防の指導、薬物療法の管理、精神的ケア、急性冠症候群への移行予防など、多面的な支援が求められる。患者一人ひとりの状況を考慮し、適切な看護を実践することの重要性を理解する。
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⑤ 急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome, ACS)は、冠動脈の急性閉塞または高度狭窄によって心筋への血流が著しく低下し、心筋虚血や壊死を引き起こす病態である。急性冠症候群には、不安定狭心症、ST上昇型心筋梗塞(STEMI)、非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)が含まれ、それぞれ緊急性が高く、迅速な対応が求められる。 1. 緊急対応と初期治療 急性冠症候群の患者は、突然の胸痛、冷汗、呼吸困難、意識消失などの症状を呈することが多い。特に、持続する強い胸痛は心筋梗塞の兆候であり、速やかに対応する必要がある。救急対応として、まずバイタルサインの測定と酸素投与を行い、患者の状態を評価する。心電図を迅速に実施し、ST上昇の有無を確認することで、STEMINSTEMIを鑑別することが重要である。 初期治療として、MONA療法(モルヒネ、酸素、硝酸薬、アスピリン)を実施する。モルヒネは疼痛と交感神経の興奮を抑え、酸素は低酸素状態を改善する。硝酸薬は冠動脈の拡張を促し、アスピリンは血栓形成を抑制する役割を果たす。これらの治療は、患者の状態に応じて適宜調整される。 2. 冠動脈インターベンションの管理 STEMI患者には、緊急冠動脈インターベンション(PCI: Percutaneous Coronary Intervention)が最優先で行われる。発症から90分以内の再灌流治療が推奨されており、速やかにカテーテル室へ搬送する必要がある。NSTEMIや不安定狭心症の患者も、リスク評価に基づき早期のPCIが検討される。看護師は、PCI前後の患者管理を適切に行う。手技前には、抗凝固薬や抗血小板薬の投与状況を確認し、手技後は穿刺部位の出血や血腫の有無、バイタルサインの変化に注意を払う。また、急性期は不整脈や心原性ショックのリスクが高いため、継続的なモニタリングが不可欠である。 3. 血行動態の管理 急性冠症候群の患者は、血圧や心拍数の急激な変動を起こしやすいため、循環動態の管理が重要である。低血圧やショック症状が見られる場合は、輸液や昇圧薬を用いた血圧維持が必要となる。逆に、高血圧が持続すると心負荷が増大し、再梗塞のリスクが高まるため、適切な降圧管理を行う。また、心不全を合併する場合は、利尿薬や強心薬の使用を検討し、呼吸状態を慎重に観察する。肺水腫の徴候がある場合は、酸素投与や陽圧換気を行い、呼吸苦の軽減を図る。 4. 二次予防とリハビリテーション 急性期を脱した後も、再発予防のための管理が重要である。患者には、冠危険因子の修正(禁煙、食事管理、運動習慣の改善、ストレスコントロール)を指導し、自己管理の意識を高める支援を行う。また、心臓リハビリテーションを導入し、段階的な運動療法を実施することで、心機能の回復を促すことができる。薬物療法としては、抗血小板薬(アスピリン、P2Y12阻害薬)、スタチン、β遮断薬、ACE阻害薬などが処方される。これらの薬剤は、再梗塞のリスク低減や心筋のリモデリング抑制に寄与するため、服薬アドヒアランスの向上を図ることが看護師の役割である。 5. 精神的ケアと患者教育 急性冠症候群を経験した患者は、「また発作が起こるのではないか」という強い不安を抱えることが多い。特に、心筋梗塞後の患者は、うつ症状やストレス関連疾患を発症しやすいため、精神的サポートが不可欠である。看護師は、患者の心理状態を適切に評価し、必要に応じて精神科医や臨床心理士と連携を図る。また、家族に対しても、患者の病状や再発予防の重要性について理解を深める支援を行う。 急性冠症候群の看護においては、緊急対応、冠動脈インターベンションの管理、血行動態の維持、二次予防の指導、精神的ケアなど、多岐にわたる役割が求められる。患者の病態や個別のニーズを的確に把握し、適切な看護を実践することの重要性を理解する。
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キーワード
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① 循環動態の管理(血圧・心拍数・酸素化のモニタリング) ② 呼吸管理(酸素療法・呼吸状態の観察) ③ 疼痛管理(胸痛の評価と鎮痛処置) ④ 薬物療法の管理(利尿薬、ACE阻害薬、抗血小板薬などの服薬管理) ⑤ 合併症予防(不整脈の予防・血栓症・再発防止)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:シラバスを参照し、テキストの該当ページや配布されて資料を読んだうえで授業に出席すること。自己学習を進める中で生じた疑問点や理解が曖昧な点を整理し、授業中に質問できるよう準備しておく。 復習:本日の授業資料を復習し、要点を整理する。循環器疾患(心不全・急性冠症候群)に関連する国家試験問題を学習し、知識の定着を図る。小テストや授業中に解答した内容を丁寧に振り返り、確実に理解しておくこと。勉強の仕方:間違えた問題については、解答後すぐに分析を行いましょう。具体的には、「なぜ正解なのか」を理解し、選択肢ごとの意味を整理すること。「誤答の選択肢がなぜ間違っているのか」を考えること。これにより、解答の根拠をしっかり確認でき、知識の定着が図られる。
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呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 成人看護学領域は、全5回の授業で構成する。第1回目は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」、第2回目は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活」、第3回目は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」、第4回目は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」、最後の第5回目は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」を取り上げる。これらの疾患は、看護師国家試験における出題頻度をもとに選定した。また、テーマ別に看護師国家試験の問題を活用しながら授業を展開する。 第2回目の授業は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患COPD)と成人の生活」であり、学習目標は、成人期の呼吸器系の特性(変化)を踏まえ、患者の生活の質向上を目指した看護実践を学修する。
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専門分野 成人看護学2 呼吸器 医学書院 ISBN978-4-260-05309-9(成人看護援助論Ⅰ、成人看護援助論Ⅱで使用した科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、I章 呼吸器疾患 病気がみえる④呼吸器 配布資料
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コマ主題細目
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① 肺炎の病態・症状・検査・治療 ② 慢性閉塞性肺疾患:COPDの病態・症状・検査・治療 ③ 肺炎患者の看護 ④ 慢性閉塞性肺疾患:COPD患者の看護
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細目レベル
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① 肺炎は、細菌やウイルスなどの病原体が肺に感染し、炎症を引き起こす疾患である。高齢者や子供、免疫力が低下している人々が特に罹患しやすい。 (狭義には、各種病原微生物の肺実質内への侵入により発生する肺の炎症性疾患であり、最も重要な呼吸器感染症である。レビューブックI-42~44) 【症状】主な症状として、発熱、咳、痰、息切れなどが挙げられる。重症化すると、呼吸困難や意識障害が生じることもある。 【検査】診断には、症状の確認に加え、血液検査や画像検査が行われる。血液検査では、白血球数やCRP値の上昇が炎症の指標となる。画像検査では、胸部X線写真やCTスキャンで「浸潤影」や「すりガラス様陰影」と呼ばれる白い影が確認される。 原因となっている病原微生物を同定する(同定できないケースも多い)。 【治療】治療は、原因となる病原体に応じて行われる。細菌性肺炎の場合、抗菌薬が使用される。ウイルス性肺炎では、必要に応じて抗ウイルス薬が投与される(抗真菌薬)。また、症状を緩和するための対症療法として、解熱剤や鎮咳薬が用いられる。 【予防】予防策として、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種が推奨される。特に65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人々は、これらのワクチン接種を検討する。
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② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、主に喫煙などの有害物質の吸入により、気管支や肺胞が損傷を受け、呼吸機能が低下する疾患である。かつては肺気腫や慢性気管支炎と分類されていた。(しかし、平成30(2018)年の「COPD:慢性閉塞性肺疾患 診断と治療のためのガイドライン」改訂により、COPDの成立には炎症だけでなく非炎症性機転もあるとする概念が加わり、2疾患はそれぞれCOPDの病理所見にかかわる一部の疾患として位置づけられた。 レビューブックI-55~57) 【症状】初期症状として、慢性的な咳や痰の増加、運動時の息切れが見られる(労作時呼吸困難)。病状が進行すると、安静時でも息切れを感じるようになり、日常生活に支障をきたすことがある。 【検査】診断には、胸部X線やCT検査で肺の状態を評価し、呼吸機能検査で肺活量や1秒率を測定する。1秒率が70%以下の(FEV1%<70%)場合、COPDと診断される。 【治療】最も重要なのは禁煙であり、これにより病状の進行を抑えることができる。薬物療法として、気管支拡張薬(吸入抗コリン薬、吸入β₂刺激薬、テオフィリン)や吸入ステロイド薬が使用される。また、呼吸リハビリテーションを行い、心肺機能の向上を図ることも有効である。重症の場合、在宅酸素療法が検討される。 【予防】COPD患者は肺炎のリスクが高いため、インフルエンザや肺炎球菌の予防接種が推奨される。日常生活では、手洗いやうがいを徹底し、感染予防に努めることが重要である。
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③ 肺炎患者に対する看護は、呼吸状態の評価、感染管理、全身状態の観察、患者の苦痛緩和、セルフケア支援が重要である。 1. 呼吸状態の評価と管理 肺炎は呼吸器系の疾患であり、適切な酸素供給が必要である。バイタルサインの測定を行い、呼吸数、SpO₂(動脈血酸素飽和度)、チアノーゼの有無、努力呼吸の徴候を観察する。酸素療法が必要な場合は、医師の指示のもと適切に管理する。喀痰の貯留による呼吸困難を予防するため、体位変換や排痰を促すケアを行う。 2. 感染管理と環境調整 肺炎は感染症であるため、感染拡大を防ぐ対策が求められる。標準予防策を遵守し、手指衛生の徹底、マスクの着用、適切な換気を行う。特に免疫力が低下している患者に対しては、二次感染のリスクを考慮し、清潔な環境を維持することが重要である。 3. 全身状態の観察 発熱、脱水、栄養状態の悪化などに注意し、全身状態を観察する。高熱による脱水を防ぐために、適切な水分補給を促す。食欲不振がみられる場合は、消化の良い食事を提供し、少量ずつ頻回に摂取できるよう調整する。必要に応じて点滴管理を行い、電解質バランスの維持に努める。 4. 患者の苦痛緩和 咳や呼吸困難による苦痛を軽減するために、楽な体位をとれるよう支援する。半座位(ファウラー位)を基本とし、呼吸がしやすい姿勢を維持する。また、鎮咳薬や解熱剤の効果を観察し、症状が和らぐよう適切な援助を行う。口腔内の乾燥や不快感に配慮し、口腔ケアを実施することでQOL(生活の質)の向上を図る。 5. セルフケア支援と退院指導 肺炎は適切な治療で回復するが、体力の回復には時間がかかることが多い。患者の回復状況に応じて、日常生活の調整やリハビリテーションを支援する。禁煙指導や適度な運動の推奨、栄養指導を行い、再発予防に努める。また、ワクチン接種の重要性について説明し、予防行動を促す。 肺炎患者の看護では、病状の変化を的確に捉え、早期回復を支援することが重要である。患者が安心して療養できるよう、適切なケアと患者教育(指導)の重要性を理解する。
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④ COPD患者の看護では、呼吸状態の管理、症状の緩和、セルフケアの支援、感染予防、心理的サポートが重要である。 1. 呼吸状態の管理 COPDは慢性的な呼吸障害を伴うため、患者の呼吸状態を適切に評価し、管理する必要がある。バイタルサインの測定に加え、呼吸数、SpO₂(動脈血酸素飽和度)、チアノーゼの有無を観察する。呼吸困難の程度を把握し、必要に応じて酸素療法を実施する。ただし、COPD患者は高濃度の酸素投与により二酸化炭素ナルコーシスを引き起こす可能性があるため、医師の指示に従い慎重に管理する。 2. 症状の緩和と日常生活の援助 慢性的な咳や痰、呼吸困難により、患者の生活の質(QOL)は低下しやすい。そのため、体位ドレナージや排痰を促す深呼吸法、口すぼめ呼吸などの指導を行い、患者自身が症状を軽減できるよう支援する。また、呼吸困難が悪化しないよう、動作を工夫しながら身の回りのことができるよう援助する。 3. セルフケアの支援と禁煙指導 COPDの進行を防ぐためには、禁煙が最も重要である。患者が禁煙を継続できるよう、禁煙外来の活用やニコチン代替療法の選択肢について情報提供を行う。また、適切な栄養管理も重要であり、過度な体重減少や低栄養を防ぐために高エネルギー・高たんぱくの食事を勧める。 4. 感染予防と健康管理 COPD患者は感染症にかかると重症化しやすいため、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンの接種を勧める。日常的な手洗いやうがい、口腔ケアの徹底を指導し、感染予防に努める。さらに、室内環境を整え、乾燥や空気の汚染を避けることも重要である。 5. 心理的サポートと社会資源の活用 COPDは慢性的な疾患であり、患者は身体的な制約に加え、社会活動の制限や抑うつ感を抱えることがある。患者の不安やストレスに寄り添い、カウンセリングの機会を提供することが大切である。また、訪問看護や介護サービス、在宅酸素療法の支援制度について情報提供し、患者が安心して生活できるよう支援する。 COPD患者の看護では、疾患の進行を抑えながら、患者が自分らしく生活できるよう支援すること、個々の患者の状態に応じた適切なケアを提供し、QOLの向上を目指すことが重要であることを理解する。
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キーワード
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① 呼吸管理(酸素療法・呼吸状態の観察・気道確保) ② 感染予防(手洗い・口腔ケア・ワクチン接種の推奨) ③ 栄養管理(十分なエネルギー摂取・低栄養予防) ④ 喀痰排出支援(体位ドレナージ・吸引・加湿管理) ⑤ セルフマネジメント支援(禁煙予防・服薬管理・呼吸リハビリテーション)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:シラバスを参照し、テキストの該当ページや配布されて資料を読んだうえで授業に出席すること。自己学習を進める中で生じた疑問点や理解が曖昧な点を整理し、授業中に質問できるよう準備しておく。 復習:本日の授業資料を復習し、要点を整理する。呼吸器疾患(肺炎慢性閉塞性肺疾患COPD)に関連する国家試験問題を学習し、知識の定着を図る。小テストや授業中に解答した内容を丁寧に振り返り、確実に理解しておくこと。勉強の仕方:間違えた問題については、解答後すぐに分析を行いましょう。具体的には、「なぜ正解なのか」を理解し、選択肢ごとの意味を整理すること。「誤答の選択肢がなぜ間違っているのか」を考えること。これにより、解答の根拠をしっかり確認でき、知識の定着が図られる。
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消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 成人看護学領域は、全5回の授業で構成する。第1回目は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」、第2回目は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活」、第3回目は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」、第4回目は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」、最後の第5回目は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」を取り上げる。これらの疾患は、看護師国家試験における出題頻度をもとに選定した。また、テーマ別に看護師国家試験の問題を活用しながら授業を展開する。 第3回目の授業は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」であり、学習目標は、成人特有の消化器系の変化を理解し、患者の生活背景に配慮した看護実践を学修する。
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専門分野 成人看護学5 消化器 医学書院 ISBN978-4-260-05300-6(成人看護援助論Ⅰ、成人看護援助論Ⅱで使用した科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、B章 肝・胆・膵疾患 病気がみえる①消化器 配布資料
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コマ主題細目
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① 肝硬変の病態・症状・検査・治療 ② 急性膵炎の病態・症状・検査・治療 ③ 肝硬変患者の看護 ④ 急性膵炎患者の看護
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細目レベル
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① 肝硬変は、慢性的な肝障害により肝臓の正常な組織が線維化し、再生結節が形成されることで肝機能が低下する疾患である。主な原因として、ウイルス性肝炎(B型・C型が多い)、アルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、自己免疫性肝疾患などが挙げられる。 三大死因は、原発性肝細胞癌の全体(70%)、消化管出血【食道静脈瘤破裂など】肝不全の順である(レビューブックB-27~29)。 【症状】初期段階では無症状のことが多いが、進行すると以下の症状が現れる。 •全身倦怠感:持続的な疲労感を感じる。 •食欲不振:食欲の減退や体重減少が見られる。 •黄疸:皮膚や眼球が黄色くなる。 •腹水:腹部の膨満感や体重増加を伴う(低アルブミン血症)。 •下肢浮腫:足や足首のむくみが生じる(低アルブミン血症)。 •出血傾向:鼻血や歯茎からの出血、皮下出血が起こりやすくなる(血液凝固因子低下)。 【検査】肝硬変の診断には以下の検査が行われる。 •血液検査:肝機能を評価するAST、ALT、ビリルビン、アルブミン、プロトロンビン時間などを測定する。 •画像診断:腹部超音波検査、CT、MRIにより肝臓の形態や脾腫、腹水の有無を確認する。 •肝生検:肝組織を採取し、線維化の程度や再生結節の有無を評価する。 【治療】肝硬変の治療は、原因の除去と合併症の管理が中心となる。 •原因療法:ウイルス性肝炎に対しては抗ウイルス療法、アルコール性肝疾患では禁酒、NASHの場合は生活習慣の改善が推奨される。 •栄養療法:適切なエネルギーとタンパク質の摂取が重要であり、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)の補給が有用とされる。 •薬物療法:腹水に対しては利尿薬、肝性脳症には非吸収性合成二糖類や分岐鎖アミノ酸製剤が使用される。 •合併症の管理:食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的治療、感染予防のための抗菌薬投与などが行われる。 •肝移植:重度の肝機能低下や難治性の合併症を伴う場合、肝移植が検討される。 <最新の研究動向> 近年、ヒトiPS細胞由来の肝臓オルガノイド移植による肝線維化の改善が報告されており、新たな治療法として期待されている。 肝硬変は進行性の疾患であり、早期発見と適切な管理が重要である。定期的な検査と専門医の指導のもと、生活習慣の改善や治療を継続することが重要となる。
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② 急性膵炎は、膵臓の急性の炎症性疾患であり、自己消化による膵組織の損傷が特徴である。主な原因として、胆石やアルコールの過剰摂取が挙げられるが、その他にも高脂血症や薬剤、外傷などが誘因となることがある。重症化の指標として、発症直後~1週間は、上腹部痛、ショック、呼吸不全、急性腎障害などが中心だが、2週目以降は感染症、播種性血管内凝固(DIC),多臓器障害(MODS)などの所見が重要である(レビューブックB-40~42)。 【症状】急性膵炎の主な症状は、上腹部の激しい疼痛であり、しばしば背部や腰部に放散する。また、吐気や嘔吐、発熱、腹部膨満感なども一般的に認められる。重症例では、ショックや多臓器不全が発生することもある。 【検査】診断は、患者の病歴や臨床症状を基に行われる。血液検査では、膵酵素であるアミラーゼやリパーゼの上昇が確認されるが、正常値であっても急性膵炎を否定できない。画像検査としては、腹部超音波検査やCTスキャンが用いられ、膵臓の腫脹や周囲組織の変化を評価する。必要に応じて、MRIやERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)が実施されることもある。 【治療】急性膵炎の基本的な治療は、膵臓を休ませることに重点を置く。絶食により膵分泌を抑制し、輸液療法で循環血液量や電解質バランスを維持する。疼痛管理や抗生物質の使用は、感染症の予防や疼痛の緩和を目的とする。重症例では、集中治療室での管理や、合併症に対する外科的介入が必要となる場合がある。また、原因が胆石である場合は、胆嚢摘出術が検討される。 早期の診断と適切な治療により、多くの患者は回復するが、重症化すると致命的となることもあるため、迅速な対応が求められる。
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③ 肝硬変患者の看護では、症状の管理、栄養・食事指導、合併症の予防、精神的サポートが重要である。患者の全身状態を適切に評価し、QOL(生活の質)の向上を目指したケアが必要である。 1. 症状の管理 肝硬変の進行により、倦怠感、黄疸、腹水、浮腫、出血傾向などの症状が現れるため、これらの変化を観察し、適切に対応することが求められる。倦怠感が強い場合は無理のない生活ペースを提案し、休息を確保できる環境を整える。黄疸が出現した場合は、皮膚の掻痒感を軽減するためのスキンケアを行い、爪を短く整えることで皮膚損傷を防ぐ。 2. 栄養・食事指導 肝機能を維持するためには、適切な栄養管理が必要である。高エネルギー・高たんぱくの食事を推奨し、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)を含む食品の摂取を促す。食欲不振がある場合は、消化の良い食事を少量ずつ摂取できるよう支援する。腹水がある場合は、塩分制限が必要となるため、患者と家族に対して減塩食の工夫について指導を行う。 3. 合併症の予防と管理 肝硬変では、肝性脳症、食道・胃静脈瘤破裂、感染症などの合併症が発生しやすいため、早期発見と予防が重要である。肝性脳症の予防として、便秘を防ぐために適度な運動や食物繊維の摂取を促し、医師の指示のもとで緩下剤を使用する。食道・胃静脈瘤の破裂リスクがある場合は、嘔吐や黒色便の有無を観察し、異常があれば速やかに報告する。感染症予防のためには、口腔ケアや手洗いの励行、ワクチン接種を推奨する。 4. 精神的サポート 肝硬変は慢性的に進行し、生活の制限が多くなるため、患者は不安や抑うつを抱えやすい。患者の気持ちに寄り添い、治療に対する意欲を維持できるよう支援することが重要である。病気の進行や治療について理解を深めるために、患者や家族へ分かりやすく説明し、必要に応じて医療ソーシャルワーカーやカウンセリングの利用を勧める。 5. 在宅療養と社会資源の活用 病状が進行すると、在宅療養が必要となることが多い。訪問看護や介護サービス、障害者手帳の申請など、利用可能な社会資源について情報提供し、患者と家族が安心して療養できるよう支援する。特に、肝移植が適応となる場合は、移植医療についての情報を提供し、専門医への相談を促すことが重要である。 肝硬変患者の看護では、病状の変化を的確に捉え、適切なケアを提供することで、合併症の予防と生活の質の向上を目指す。患者ができる限り自立した生活を送れるよう、多職種と連携しながら継続的な支援を行うことが重要であることを理解する。
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④ 急性膵炎患者の看護は、患者の症状の評価、治療の支援、合併症の予防が中心となる。膵臓を休ませることが最優先され、患者の体調に応じたケアが求められる。 1. 疼痛管理 急性膵炎は激しい腹痛を伴うため、患者の痛みを適切に管理することが重要である。鎮痛薬の投与や、患者が楽に感じる体位の調整を行い、痛みの軽減を図る。痛みが強い場合は、患者の安静を保ち、急性期には過度の刺激を避けることが大切である。 2. 絶食と補液管理 急性膵炎の治療では膵臓を休ませるため、絶食を行い、点滴による補液療法を実施する。体液と電解質のバランスを適切に維持することが、回復に向けて重要である。輸液の種類や量、速度を患者の状態に応じて調整し、脱水や電解質異常を予防する。 3. 呼吸・循環管理 急性膵炎の重症例では、ショックや多臓器不全を引き起こすことがあるため、循環状態を常に観察し、必要に応じて酸素療法や薬物療法を行う。血圧、心拍数、呼吸数などのバイタルサインを定期的に確認し、異常があれば早急に対応することが求められる。 4. 感染予防 膵臓の壊死や膿瘍が進行すると、二次的な感染症が発生するリスクが高くなる。患者には口腔ケアや手洗いを徹底し、感染予防に努める。必要に応じて抗生物質の投与を行い、感染症の早期発見と予防に努める。 5. 精神的サポート 急性膵炎は、患者にとって身体的な負担だけでなく、心理的なストレスも大きい。患者の不安や恐怖に寄り添い、治療過程について分かりやすく説明し、精神的なサポートを提供する。家族にも状況を共有し、協力を得ることが回復を支える上で重要である。 急性膵炎患者の看護は、病態の急激な進行に対応するため、継続的な状態の観察と多職種連携が不可欠である。患者の回復を促進するために、症状の管理、栄養管理、合併症の予防に留意しながら、患者に安心感を与える看護を実践することが重要であることを理解する。
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キーワード
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① 疼痛管理(鎮痛薬の使用・安静保持) ② 感染予防(ワクチン接種・口腔ケア・清潔保持) ③ 栄養管理(高エネルギー・高たんぱく食・適切な栄養補給) ④ 電解質・血糖管理(電解質異常・血糖変動の観察と対応) ⑤ 合併症予防(出血・感染・多臓器不全の早期発見)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:シラバスを参照し、テキストの該当ページや配布されて資料を読んだうえで授業に出席すること。自己学習を進める中で生じた疑問点や理解が曖昧な点を整理し、授業中に質問できるよう準備しておく。 復習:本日の授業資料を復習し、要点を整理する。消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)に関連する国家試験問題を学習し、知識の定着を図る。小テストや授業中に解答した内容を丁寧に振り返り、確実に理解しておくこと。勉強の仕方:間違えた問題については、解答後すぐに分析を行いましょう。具体的には、「なぜ正解なのか」を理解し、選択肢ごとの意味を整理すること。「誤答の選択肢がなぜ間違っているのか」を考えること。これにより、解答の根拠をしっかり確認でき、知識の定着が図られる。
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腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 成人看護学領域は、全5回の授業で構成する。第1回目は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」、第2回目は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活」、第3回目は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」、第4回目は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」、最後の第5回目は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」を取り上げる。これらの疾患は、看護師国家試験における出題頻度をもとに選定した。また、テーマ別に看護師国家試験の問題を活用しながら授業を展開する。 第4回目の授業は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」であり、学習目標は、腎疾患における臨床判断を行い、急性期および慢性期の患者に対して適切な看護実践を学修する。
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専門分野 成人看護学8 腎・泌尿器 医学書院 ISBN978-4-260-05314-3(成人看護援助論Ⅰ、成人看護援助論Ⅱで使用した科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、E章 腎・泌尿器疾患 配布資料
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コマ主題細目
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① 急性腎不全の病態・症状・検査・治療 ② 慢性腎不全の病態・症状・検査・治療 ③ 急性腎不全患者の看護 ④ 慢性腎不全患者の看護
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細目レベル
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① 急性腎不全 Acute Renal Failure: ARF/(急性腎障害 Acute Kidney Injury: AKI)は、腎機能が急激に低下し、体内の老廃物や電解質の排泄が障害される状態である。その結果、尿量の減少や血液中のクレアチニン濃度の上昇が認められる。(レビューブックE-44~46) 【症状】急性腎不全の主な症状には、以下が含まれる。 •尿量の減少(乏尿または無尿):尿の排出量が減少し、体液の蓄積が生じる。 •浮腫:体液の貯留により、手足や顔面のむくみが現れる。 •高血圧:血液量の増加やナトリウムの蓄積により、血圧が上昇する。 •倦怠感や息切れ:老廃物の蓄積や体液バランスの乱れにより、全身状態が低下する。 •意識障害:血液中の毒素の蓄積が脳に影響を及ぼし、意識レベルの低下が生じることがある。 【検査】急性腎不全の診断には、以下の検査が行われる。 •血液検査:血清クレアチニン、尿素窒素(BUN)、電解質(ナトリウム、カリウムなど)の測定を通じて、腎機能や電解質バランスを評価する。 •尿検査:尿量、尿比重、尿沈渣の観察により、腎の濾過機能や尿路の状態を確認する。 •画像検査:腹部超音波やCTスキャンを用いて、腎臓の形態的異常や尿路の閉塞の有無を調べる。 •生検:必要に応じて、腎組織の生検を行い、病理学的な評価を実施する。 【治療】急性腎不全の治療は、原因の特定と除去、腎機能のサポート、合併症の予防が中心となる。 •原因の除去:薬剤の中止、感染症の治療、血行動態の安定化など、腎不全を引き起こす因子を取り除く。 •輸液療法:適切な水分管理を行い、体液バランスを維持する。 •電解質管理:高カリウム血症や低ナトリウム血症などの電解質異常を是正する。 •透析療法:腎機能が著しく低下した場合、血液透析や腹膜透析を用いて、老廃物や余分な水分を除去する。 •栄養管理:適切な栄養摂取をサポートし、代謝状態を改善する。 •薬物療法:利尿薬や血圧降下薬などを用いて、症状の緩和や合併症の予防を図る。 急性腎不全は早期の診断と適切な治療により、腎機能の回復が期待できる。しかし、重症化すると慢性腎不全へ移行するリスクが高まるため、早期の医療介入が重要である。
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② 慢性腎不全 chronic Renal Failure: CRF/慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)は、腎機能が長期間にわたり低下する状態であり、最終的には腎不全に至る可能性がある。主な原因として、高血圧、糖尿病、慢性糸球体腎炎などが挙げられる。腎層の障害(たんぱく尿など)や腎機能の悪化(GFRの低下)が3か月を超えて持続する状態を慢性腎臓病(CKD)という。CKDは将来、機能が低下する可能性がある状態と、すでに腎機能が低下した状態(慢性腎不全:CRF)を包括した概念である(レビューブック E-46~49)。 【症状】初期段階では自覚症状が少ないが、進行すると以下の症状が現れる。 •浮腫:特に足首や顔にむくみが生じる。 •高血圧:血圧の上昇が見られる。 •倦怠感:全身のだるさや疲労感が増す。 •食欲不振:食欲が低下し、体重減少が起こる。 •尿変化:尿量の減少や夜間頻尿が見られる。 【検査】慢性腎不全の診断には以下の検査が用いられる: •血液検査:血清クレアチニン、尿素窒素(BUN)、電解質の測定を行い、腎機能を評価する。 •尿検査:尿中の蛋白質、糖、沈渣を調べ、腎障害の程度を確認する。 •画像検査:超音波検査やCTスキャンで腎臓の大きさや形態を評価する。 •腎生検:必要に応じて腎組織を採取し、病理学的な分析を行う。 【治療】 慢性腎不全の治療は、病気の進行を遅らせ、症状を管理することが中心となる: •薬物療法:高血圧や糖尿病の管理、利尿剤の使用、リン吸着薬の投与などを行う。 •食事療法:塩分やタンパク質の摂取制限、カリウムやリンの管理を行う。栄養士の指導のもと、適切な食事を心がける。 •生活習慣の改善:適度な運動、禁煙、アルコール制限を推奨する。 •透析療法:腎機能が著しく低下した場合、血液透析や腹膜透析を開始する。 •腎移植:適応があれば、ドナーからの腎移植を検討する。 早期の発見と適切な治療により、慢性腎不全の進行を遅らせ、患者の生活の質を維持することが可能である。定期的な検査と医師の指導のもと、継続的な管理が重要である。
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③ 急性腎不全(ARF)の看護は、病態の進行を防ぐために早期の発見と迅速な対応が求められる。看護師は、患者の症状の管理、合併症の予防、そして治療のサポートを行うことが重要である。 1. 症状のモニタリングと管理 急性腎不全では尿量の減少、浮腫、高血圧、倦怠感、意識障害などが見られる。看護師は、患者の尿量や体重を定期的に測定し、浮腫や血圧の変動を観察する。異常を早期に察知し、医師に報告することが求められる。尿量が減少している場合、医師の指示に従い、適切な対応を行うことが重要である。 2. 輸液と電解質管理 急性腎不全の治療には適切な輸液療法と電解質の管理が欠かせない。看護師は、患者の体液バランスや電解質値を監視し、輸液量や種類を調整する。特に、カリウムやナトリウムの異常が発生しやすいため、電解質の異常を早期に発見し、必要に応じて修正することが重要である。 3. 透析療法のサポート 急性腎不全が重症化した場合、透析療法が必要となることがある。看護師は、透析の準備や管理、患者への説明を行い、透析中は患者の状態を注意深く観察する。透析に伴う合併症(低血圧や感染症など)にも対応する必要がある。 4. 感染予防 急性腎不全患者は免疫機能が低下し、感染症を引き起こしやすい。看護師は、手洗いや衛生管理、口腔ケアを徹底し、患者の感染予防に努める。尿路感染症や血流感染症を予防するための対策を講じることが重要である。 5. 精神的サポート 急性腎不全は、患者にとって身体的だけでなく心理的な負担も大きい。看護師は、患者の不安や恐怖に寄り添い、病状や治療方針について丁寧に説明し、理解を促進する。患者が安心して治療を受けられるよう、精神的なサポートを行うことが求められる。 急性腎不全の看護は、患者の病態に応じた柔軟な対応と、他職種との連携が不可欠である。看護師は、患者の症状を管理し、治療の進行をサポートし、合併症の予防に努めることで、患者の回復を支える重要な役割を果たすことを理解する。
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④ 慢性腎不全の看護は、患者の病状の進行を遅らせることを目指し、症状の管理、生活習慣の改善、合併症の予防に焦点を当てる必要がある。看護師は、患者の身体的・精神的なサポートを行い、医療チームと連携しながら患者のケアを行う。 1. 症状の管理 慢性腎不全の患者では、浮腫、高血圧、倦怠感、食欲不振などの症状が現れることが多い。看護師は、患者の体重や血圧を定期的に測定し、浮腫の状態を観察する。また、食事療法に基づいて適切な栄養管理を行い、患者に食事制限を遵守させるための支援をすることが求められる。尿量の変化や倦怠感の程度にも留意し、患者に適切な安静を促す。 2. 薬物療法の管理 慢性腎不全の治療では、薬物療法が重要である。看護師は、血圧管理薬や利尿薬、リン吸着薬などが適切に使用されているかを確認し、副作用の有無をモニタリングする。また、薬剤の効果を評価し、必要に応じて医師に報告する。患者に対して、薬の服用方法や注意点を説明し、指示通りに服用できるように支援する。 3. 生活習慣の指導と支援 慢性腎不全の進行を遅らせるためには、生活習慣の改善が欠かせない。看護師は、患者に禁煙、減塩、適度な運動、アルコール制限を指導し、これらを実践できるようサポートする。患者が自分自身の生活習慣に対して意識的になれるよう、積極的な支援を行う。 4. 精神的サポート 慢性腎不全の患者は、病状の進行や治療に対する不安を抱えることが多い。看護師は、患者の心理的な負担に配慮し、聞き手となって安心感を与えることが求められる。病気や治療に関する情報を分かりやすく説明し、患者が治療方針に納得できるようサポートする。また、患者が不安を感じている場合は、心理的なケアを行い、必要に応じて精神的支援をする。 5. 定期的なモニタリングとフォローアップ 慢性腎不全の進行を早期に察知するため、定期的なモニタリングが必要である。看護師は、患者の血圧、尿量、体重、電解質値などを定期的にチェックし、異常があれば早急に医師に報告する。また、患者が透析治療や腎移植の適応がある場合、その準備をサポートし、必要な情報を提供する。 慢性腎不全患者の看護は、患者の生活の質を維持し、進行を遅らせるための包括的なケアを提供することが重要である。看護師は、患者の身体的・心理的なニーズに応じた支援を行い、医療チームと協力しながら治療をサポートする役割を担っていることを理解する。
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キーワード
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① 症状のモニタリング (尿量、血圧、体重、浮腫などの症状を定期的に観察) ② 電解質管理(ナトリウム、カリウム、リンなどの電解質のバランスを維持) ③ 栄養管理 食事制限(塩分、たんぱく質、カリウムなど) ④ 薬物療法の管理(薬の服用状況を確認し、副作用や治療効果をモニタリング) ⑤ 精神的サポート
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:シラバスを参照し、テキストの該当ページや配布されて資料を読んだうえで授業に出席すること。自己学習を進める中で生じた疑問点や理解が曖昧な点を整理し、授業中に質問できるよう準備しておく。 復習:本日の授業資料を復習し、要点を整理する。腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)に関連する国家試験問題を学習し、知識の定着を図る。小テストや授業中に解答した内容を丁寧に振り返り、確実に理解しておくこと。勉強の仕方:間違えた問題については、解答後すぐに分析を行いましょう。具体的には、「なぜ正解なのか」を理解し、選択肢ごとの意味を整理すること。「誤答の選択肢がなぜ間違っているのか」を考えること。これにより、解答の根拠をしっかり確認でき、知識の定着が図られる。
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23
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内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活
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科目の中での位置付け
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本科目では、これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 成人看護学領域は、全5回の授業で構成する。第1回目は「循環器疾患(心不全・急性冠症候群)と成人の生活」、第2回目は「呼吸器疾患(肺炎・慢性閉塞性肺疾患:COPD)と成人の生活」、第3回目は「消化器疾患(肝硬変・急性膵炎)と成人の生活」、第4回目は「腎疾患(急性腎不全・慢性腎不全)と成人の生活」、最後の第5回目は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」を取り上げる。これらの疾患は、看護師国家試験における出題頻度をもとに選定した。また、テーマ別に看護師国家試験の問題を活用しながら授業を展開する。 第5回目の授業は「内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)と成人の生活」であり、学習目標は、成人における内分泌疾患の影響を理解し、患者中心の生活支援を行う看護実践を学修する。
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専門分野 成人看護学6 内分泌・代謝 医学書院 ISBN978-4-260-05310-5(成人看護援助論Ⅰ、成人看護援助論Ⅱで使用した科書である)、レビューブック2025、メディックメディア、D章 内分泌・代謝疾患疾患 病気がみえる③糖尿病・代謝・内分泌 配布資料
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コマ主題細目
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① 糖尿病の病態・症状・検査・治療 ② 甲状腺疾患の病態・症状・検査・治療 ③ 糖尿病患者の看護
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細目レベル
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① 糖尿病は、血糖値を調節するインスリンの分泌不足または作用不足により、慢性的な高血糖状態が続く疾患である。主に1型糖尿病と2型糖尿病があり、1型は自己免疫によるβ細胞の破壊が原因で、2型は生活習慣や遺伝的要因が関与する。糖尿病は、インスリンの作用不足によって引き起こされる。糖質代謝を主とする種々の代謝異常を起こす疾患である(レビューブックD-35~47)。 【症状】 •多飲・多尿・体重減少:高血糖により尿量が増加し、脱水症状や体重減少が起こる。 •倦怠感:エネルギー不足から疲労感を感じやすくなる。 •視力障害:網膜症により視力が低下することがある。 •創傷治癒の遅延:高血糖状態が続くと、傷の治りが遅くなる。 •体重減少:異化作用亢進 【検査】 •血糖値測定:空腹時血糖値や食後血糖値を測定し、血糖コントロール状態を評価する。 •HbA1c測定:過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映し、糖尿病の診断や治療効果の指標となる。 •尿検査:尿中の糖や蛋白質の有無を確認し、腎機能や糖尿病性腎症の兆候を探る。 •血圧測定:高血圧は糖尿病の合併症リスクを高めるため、定期的な測定が重要である。 【治療】 •食事療法:適切なカロリー摂取と栄養バランスを保ち、血糖値の急激な上昇を避ける。 •運動療法:適度な有酸素運動や筋力トレーニングにより、インスリン感受性を向上させる。 •薬物療法:1型糖尿病ではインスリン注射が必須であり、2型糖尿病では経口血糖降下薬やインスリンの使用が検討される。 •血糖自己測定:患者自身が血糖値を測定し、日々の血糖コントロールを行う。 •教育・支援:患者教育を通じて、自己管理能力を高め、合併症予防や生活習慣の改善を促進する。 糖尿病は早期の発見と適切な管理により、合併症の予防や進行の抑制が可能である。患者自身の積極的な関与と医療チームとの連携が重要である。
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② 甲状腺疾患は、甲状腺ホルモンの分泌異常により引き起こされる疾患である。甲状腺ホルモンは、体の代謝を調節する重要な役割を果たしており、これが異常になると様々な身体的影響を及ぼす。甲状腺疾患は主に「甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)」と「甲状腺機能低下症(橋本病など)」に分類される。甲状腺疾患は甲状腺ホルモンの分泌・作用状態により、甲状腺中毒症と甲状腺機能低下症に分類される(レビューブックD-21~29)。 1.甲状腺機能亢進症(Hyperthyroidism) 甲状腺が過剰にホルモンを分泌し、代謝が異常に活発になる状態である。代表的な疾患はバセドウ病であり、自己免疫反応によって甲状腺のホルモン分泌が過剰になる。 2.甲状腺機能低下症(Hypothyroidism) 甲状腺が十分なホルモンを分泌できない状態である。代表的な疾患は橋本病であり、自己免疫反応により甲状腺が損傷され、ホルモンの分泌が不足する。 【症状】 •甲状腺機能亢進症の症状:体重減少、食欲増進、異常な発汗、手の震え、動悸、頻脈、神経過敏、イライラ感、脱毛、皮膚の薄さ •甲状腺機能低下症の症状:体重増加、食欲不振、冷感、寒がり、疲労感、倦怠感、便秘、皮膚乾燥、髪の毛の薄さ 【検査】 •血液検査: 甲状腺ホルモン(T3、T4)の測定 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の測定:低TSHは甲状腺機能亢進を示し、高TSHは機能低下を示す。 甲状腺自己抗体検査:自己免疫による疾患(バセドウ病や橋本病)を確認するために有効である。 •超音波検査(エコー):甲状腺の大きさや形状を評価し、腫瘍や結節の有無を調べる。 •甲状腺シンチグラフィー:甲状腺の機能や腫瘍の有無を確認するために用いられる。 【治療】 •甲状腺機能亢進症の治療: 薬物療法:抗甲状腺薬(メチマゾールなど)でホルモンの過剰分泌を抑える。 放射線療法:ヨウ素131を使用して甲状腺の一部を破壊し、ホルモン分泌を減少させる。 手術:甲状腺の一部または全摘出手術を行う場合もある。 •甲状腺機能低下症の治療: ホルモン補充療法:合成チロキシン(Levothyroxine)を使用して不足しているホルモンを補う。 <予防とフォローアップ> 甲状腺疾患は早期発見と適切な治療により管理可能であり、定期的な血液検査や甲状腺機能の評価が重要である。治療中の患者には、症状の改善や再発防止のためのフォローアップが必要である。
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③ 糖尿病患者の看護は、血糖コントロールの維持、合併症の予防、患者の生活の質の向上を目指した包括的なアプローチが求められる。看護師は、患者一人一人の状況に応じた支援を行い、治療の効果を最大限に引き出すことが重要である。 1. 血糖コントロールの支援 糖尿病の基本的な治療は血糖値のコントロールであり、看護師は血糖測定の方法やインスリン注射、経口血糖降下薬の使用について患者に適切な指導を行うことが求められる。患者が自分で血糖値を測定し、適切に薬を服用できるようサポートする。また、血糖値の自己管理が患者の生活習慣にどのように影響するかを理解させ、モチベーションを高めることが大切である。 2. 食事療法の指導 糖尿病患者にとって、食事療法は血糖コントロールの基本である。看護師は、患者に適切なカロリー管理、食事のタイミング、バランスの取れた食事内容を説明する。また、糖尿病に適した食材選びや食事の工夫について指導し、患者が実践しやすい形で食事療法をサポートする。患者が食事制限にストレスを感じないよう、食事内容の選択肢を広げることも重要である。 3. 運動療法の促進 運動はインスリン感受性を高め、血糖値のコントロールに役立つ。看護師は、患者が無理なく継続できる運動プランを提案し、運動の安全性について指導を行う。患者に運動の重要性を理解させ、日常生活に取り入れるためのサポートを行うことが必要である。 4. 合併症の予防と早期発見 糖尿病は様々な合併症を引き起こす可能性があるため、看護師は定期的に血圧や尿検査を行い、糖尿病性腎症や網膜症、神経障害などの兆候を早期に発見するよう努める。患者に対しても定期的な検査の重要性を伝え、合併症を予防するためのライフスタイルの改善を促す。 5. 精神的サポートと患者教育 糖尿病患者は、病気の管理が長期にわたるため、精神的な負担を感じることが多い。看護師は、患者が治療に対して不安やストレスを感じた際に、聞き手となり支えとなることが重要である。患者教育を通じて、糖尿病についての理解を深め、自己管理能力を高める支援を行う。また、患者が生活の中で抱える問題に対して、具体的な解決策を一緒に考えることも大切である。 糖尿病患者の看護は、患者の自己管理を支援し、生活習慣の改善を促すことが中心となる。看護師は患者と共に治療に取り組み、病状の改善を目指して継続的なケアを実践することが重要であることを理解する。
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④ 甲状腺疾患の看護は、患者が適切な治療を受け、生活の質を維持できるよう支援することが中心である。特に甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)および甲状腺機能低下症(橋本病など)の患者には、それぞれ異なる看護アプローチが必要である。 1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の患者看護 甲状腺機能亢進症は、体内で過剰なホルモンが分泌されることにより、代謝が異常に活発になる疾患である。看護師は患者が以下の症状を抱えていることを理解し、適切にサポートすることが重要である。 •症状管理:動悸や頻脈、体重減少、異常な発汗など、身体的な症状に対しては、適切な薬物療法(抗甲状腺薬)を支援し、患者の状態をモニタリングする。加えて、患者には十分な休養をとり、過度な身体的活動を避けるよう指導する。 •心理的サポート:神経過敏やイライラ感を抱えている患者には、精神的なサポートを提供し、ストレス管理やリラクゼーション法を教えることが大切である。患者に安心感を与え、情緒的なサポートを通じて治療に対する不安を軽減させる。 •治療の理解と教育:薬物治療や放射線療法についての説明を行い、治療の目的や副作用、フォローアップの重要性について教育を行うことが重要である。患者が治療に積極的に参加できるようサポートする。 2. 甲状腺機能低下症(橋本病など)の患者看護 甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が不足することにより、代謝が低下し様々な症状が現れる疾患である。看護師は、患者が抱える症状に対して、適切な治療と支援を行うことが求められる。 •症状管理:疲労感、体重増加、冷感などの症状に対しては、ホルモン補充療法(合成チロキシン)の適切な管理を行う。治療開始後には、患者の症状や血液検査の結果に基づき、薬剤の調整を行うことが重要である。 •生活指導:体重増加や倦怠感に対して、患者には食事や運動習慣の改善を支援する。適切な食事を提案し、過度な体重増加を防ぐためのアドバイスを行う。また、運動を取り入れた生活の推奨とともに、無理のない運動プランを立てることが大切である。 •定期的なフォローアップ:甲状腺ホルモンの補充療法は患者個々の状態に応じて調整が必要であり、定期的な血液検査を行い、ホルモンレベルのチェックと治療効果の評価を実施する。フォローアップを通じて、患者が適切に治療を受けられるよう支援する。 <総合的な看護アプローチ> 甲状腺疾患の患者に対する看護は、病態に応じた症状管理、治療支援、患者教育が中心となる。患者の理解を深めさせ、自己管理能力を高めるための教育を行い、生活習慣の改善を促進することが重要である。また、患者が安心して治療に取り組めるよう、心理的サポートを提供することも看護師の重要な役割であることを理解する。
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キーワード
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① 血糖管理(血糖測定やインスリン療法の指導) ② 薬剤管理(甲状腺機能低下症患者において、ホルモン補充治療が必須、服薬指導) ③ 合併症予防(糖尿病による神経障害や腎障害の予防、甲状腺疾患による心血管系リスクへの対応) ④ 生活習慣の改善 ⑤ 患者教育(自己管理の重要性を理解できるように支援、薬物療法や食事、運動に関する指導)
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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予習:シラバスを参照し、テキストの該当ページや配布されて資料を読んだうえで授業に出席すること。自己学習を進める中で生じた疑問点や理解が曖昧な点を整理し、授業中に質問できるよう準備しておく。 復習:本日の授業資料を復習し、要点を整理する。内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患)に関連する国家試験問題を学習し、知識の定着を図る。小テストや授業中に解答した内容を丁寧に振り返り、確実に理解しておくこと。勉強の仕方:間違えた問題については、解答後すぐに分析を行いましょう。具体的には、「なぜ正解なのか」を理解し、選択肢ごとの意味を整理すること。「誤答の選択肢がなぜ間違っているのか」を考えること。これにより、解答の根拠をしっかり確認でき、知識の定着が図られる。
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母性看護学領域(母性看護の基盤となる概念、母性看護の対象を取り巻く環境や社会の変遷、女性のライフサイクル各期における看護)
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第24回から26回では、母性看護学領域のこれまで受けた講義・実習で学んだ知識を整理し、看護師国家試験の出題基準の中から、特に近年頻出している項目に関する復習を行う。第24回では、母性看護の基盤となる概念、母性看護の対象を取り巻く環境や社会の変遷、女性のライフサイクル各期における看護についての学びを統合する。
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森恵美他:系統看護学講座 専門分野 母性看護学1 母性看護学概論、医学書院、2023 ①p27-31,154,22-24,14-17 ②p64-82 ③p82-97 ④p195-225 ⑤p227-239
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コマ主題細目
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① 母性看護の基盤となる概念 ② 母性看護に関わる指標とその推移 ③ 母性看護に関わる法律と施策 ④ 女性のライフサイクル各期における看護(思春期・性成熟期) ⑤ 女性のライフサイクル各期における看護(更年期)
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細目レベル
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① リプロダクティブヘルス/ライツ:リプロダクティブヘルス/ライツという概念が、母性看護学の中心的概念である。リプロダクティブヘルス/ライツの基本的要素は(1妊孕性を調整し、抑制できること 2すべての女性にとって安全な妊娠と出産ができる。3すべての新生児が健康な小児期を享受できる新生児の健全性をもつ。4性感染症からの自由をもつ。)である。 セクシュアリティ:セクシュアリティの3つの側面(生殖性・快楽性・連帯性)を復習する。 プレコンセプションケア(Preconception Care:PCC)とは、適切な時期に適切な知識・情報を女性やカップルを対象に提供し、将来の妊娠を見据えたヘルスケアを行うことである。加齢に伴う妊孕性の低下、糖尿病・高血圧などの慢性疾患のリスクの上昇および健康管理の必要性についてあらかじめ知っておくことで、妊娠前の女性やカップルの身体的、心理的,社会的な健康状態を改善させるとともに、女性のみならず男性や将来の子どもたちの長期的な健康増進に貢献し、健康寿命の延伸にもつながる。 母性看護に関する理論:母性看護を実践する上で母性の発達を促すかかわりをする必要がある。その際に理解しておくべき母子関係形成に関する理論の代表的なもの(ボウルビーの愛着理論、ルービンの母親役割獲得過程、クラウスとケネルによる絆)について復習する。
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② 母性を取り巻く環境:母性は、母性を取り巻く環境から影響を受けながら機能していく。家族形態は、婚姻率の減少傾向、非婚率の増加により多様になり、少子化が進行している。 母子保健統計とは:母親と子どもの健康に関する母性保健統計は、出生・死亡・婚姻に関するものがある。出生・死亡に関する動向:近年の少子化が進行し、将来的にも更に進行することが予測されている。出生の動向を示す指標には、出生率と合計特殊出生率がある。出生率および合計特殊出生率の算出方法と推移を確認する。また、死亡に関する統計のうち、母子保健の水準を示すものは、人口動態統計にある妊産婦死亡、死産(自然死産と人工死産)、周産期死亡、乳児死亡(新生児死亡と早期新生児死亡)、母子保護統計である人工妊娠中絶がある。各指標について世界との比較を行い日本における母子保健の現状を確認する。死産は、妊産婦死亡と同様に妊娠期から分娩時における安全性や母体の健康状態を反映する指標となる。周産期死亡の算出方法と推移を確認する。乳児死亡の中でも、新生児死亡と早期新生児死亡は、母体の健康状態や養育条件と関係する衛生状態など社会の実情を反映する指標である。 婚姻、就業に関する動向:婚姻に関する統計、女性の労働力に関する統計から、多様化する女性のライフスタイルの変化、女性の高学歴化および女性の社会進出が進み、結婚に対する意識が変化したことよる晩婚化、未婚化が進んでいる。
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③ 母性看護に関する施策と法律:我が国の母性看護に関する施策として妊娠期、分娩期、育児期、新生児期、乳時期だけでなく、思春期から結婚前まで含めた体系的なサービスが提供され、妊娠・出産、子どもや若者、更年期以降の女性の生涯にわたる健康の支援の拡大がある。妊娠期からの切れ目ない支援に関する法や施策(母子保健法、児童福祉法、児童虐待の防止等に関する法律、次世代育成支援対策推進法、成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策の総合的な推進に関する法律<成育基本法>、子育て世代包括支援センター<母子健康包括支援センター>)、働く妊産婦への支援に関する法や施策(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律<男女雇用機会均等法>、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律<育児・介護休業法>、労働基準法)、女性の健康支援に関する法や施策(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律<DV防止法>、母体保護法)について復習する。
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④ 思春期女性の特徴:思春期の身体的特徴については、身長や体重の変化、第2次性徴、性周期(初経、月経)の確立について復習する。思春期の心理・社会的特徴については、エリクソンの人間発達漸成論を想起する。 思春期の健康問題は、月経異常(原発性無月経、続発性無月経、月経周期・月経血量の異常、月経困難症)、性感染症、妊娠、人工妊娠中絶、摂食障害、デートDVなどがある。それらの健康問題の要因と予防、症状の緩和や治療法、看護について復習する。WHOは、人々のセクシュアルヘルスを促進するためには、包括的セクシュアリティ教育を広く提供することが重要としている。 性成熟期女性の特徴:身体的特徴としては、20代から40代の体格や死因、健康状態の統計、生殖に関連した健康問題について復習する。心理、社会的特徴としてはエリクソンによる発達課題や各ライフコースの選択によるストレス等について復習する。また性成熟期の健康問題として月経困難症、子宮内膜症について取り上げ、治療、看護について復習する。
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⑤ 更年期の身体的・心理的・社会的特徴:エストロゲンの低下に伴う変化:女性のライフサイクルの中で更年期の女性は、閉経とその前後5年間計10年の変動的な時期で、女性ホルモンの分泌状態に大きく左右される。この時期にみられる最も特徴的な変化は、閉経である。更年期は、身体的変化のみならず、子どもの自立などの家庭・社会環境が急激に変化する時期であり、心身両面における転換期であり、新たに迎える老年期のQOLを向上させるうえでも、極めて重要な準備期である。 更年期障害:加齢による一般的な身体的変化は、更年期女性の誰にでも見られるが、疾患の発症へと進行するには、遺伝因子や環境因子(病原微生物・有害物質・事故・ストレスなど)、生活習慣因子(食生活・運動・喫煙・飲酒・休養など)が関与する。更年期は身体的問題でもある更年期障害についてその症状、診断と治療を理解したうえで症状緩和のための看護について復習する。更年期障害は、閉経前後における不定愁訴の総称である。不定愁訴は、検査では異常が認められず、客観的にとらえにくい。更年期障害の看護で最も重要なことは、自分自身が自分の状況に気づき、自分に適した対処方法を見出し、実践できるように援助することである。また、夫などの家族に対する援助も必要である。 更年期女性の看護:更年期女性の健康維持に関す基本的な看護は、心身の調和を図ることである。そのためには、バランスのとれた食事、適度な運動と睡眠と休養、家族・友人・職場での人間関係、余暇活動、必要時に医療機関に受診するなど、ライフスタイルの見直しが基本である。定期健康診査を受け、老年期を念頭に置いたQOLの向上に努める。
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キーワード
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① リプロダクティブヘルス/ライツ ② プレコンセプションケア ③ 母子保健統計 ④ 法律と施策 ⑤ 性周期・ホルモンの変化
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習:講義後、関連する国家試験の過去の問題を解いて、分からなかった点を中心に再度教科書に戻って確認する。講義や教科書、参考書を見ても理解できない点については、直接またはメール等で質問してもよいので、解決できるようにする。 予習:教科書の該当部分や、母性看護学概論の講義資料を事前に読んで振り返っておく。
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母性看護学領域(妊娠期の看護、分娩期の看護)
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第24回から26回では、母性看護学領域のこれまで受けた講義・実習で学んだ知識を整理し、看護師国家試験の出題基準の中から、特に近年頻出している項目に関する復習を行う。第25回では、妊娠期の看護及び分娩期の看護についての知識を統合する。
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森恵美他:系統看護学講座 専門分野 母性看護学2 母性看護学各論、医学書院、2024 ①p62-91,380-386,414-422 ②p92-182 ③p184-211,423-489 ④p212-258
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コマ主題細目
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① 正常な妊娠経過と妊娠期の異常 ② 妊婦と家族のアセスメントと看護 ③ 正常な分娩経過と分娩期の異常 ④ 産婦と家族のアセスメントと看護
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細目レベル
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① 妊娠期の心身の特性:妊娠期の妊婦の身体的特性、特に妊娠の生理を復習する。妊娠に伴い母体に現れる身体症状、様々な不快症状であるマイナートラブルとその原因について復習する。妊娠の成立と胎児の発育および付属物(胎盤と羊水)の生理も確認する。妊娠期の心理・社会的特性として、胎児との愛着を形成し、出産・育児に向けた準備をしていく段階であり、妊婦と家族の新しい役割獲得の課題について復習する。妊娠は、多くの女性にとって、新たな命を授かりはぐくんでいる喜びのプロセスである一方、妊娠・出産は、発達危機のひとつである。胎児の成長に伴う腹部の増大やホルモンバランスの変化によって、心理的にも影響を受けたり、マイナートラブルの出現によって、日常生活や就労に影響を及ぼす。 ハイリスク妊娠とは:母体・胎児のいずれか又は双方に予後不老が予測される妊娠をさす。ハイリスク妊娠の発見には、身体的側面だけでなく、生活習慣、心理的・社会的因子、体格などを確認することが重要である。ハイリスク妊婦の管理で重要なことは、妊娠による母体の変化が基礎疾患に与える影響、胎児に与える影響を考慮し、妊娠中から産褥期のアセスメントをし、対応を考えることである。妊娠期の異常として、主に国家試験に頻出している糖尿病合併、妊娠糖尿病、切迫流産・早産について復習する。
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② 妊婦と胎児の健康状態のアセスメント:妊娠の診断は、妊娠診断薬と超音波検査である。診断上重要ではないが、月経の停止や基礎体温の高温期の持続、子宮の増大など、妊娠による変化を含めた項目についても、確認する。妊娠時期の診断については、最終月経からの分娩予定日の算出方法を確認する(ネーゲレ概算法)。最終月経から算出した分娩予定日は、月経周期により妊娠週数と胎齢との間に差を生じることを理解する。胎児の発育状態は、胎児の遺伝的素因、母体の栄養状態や胎盤機能に左右される。胎児発育の評価は、超音波検査、胎児心拍数陣痛図(CTG)、母体計測などで評価し、健康状態は、超音波検査、CTGで確認できる。 妊婦の家族の看護:妊婦健康診査の項目とその目的や方法を確認する。妊婦健康診査では、問診、視診、触診、聴診、計測診、内診、臨床検査などが行われる。妊婦の基本的情報は、妊娠中だけでなく分娩の経過の予測や産後のケアにも活用される。基本的情報には、個人の生活状況やセクシュアリティにかかわる内容、妊婦や家族の思い、価値観や信条も含まれるため、情報収集の際には妊婦の訴えを傾聴し、共感的に理解すること、プライバシーを保護すること、なぜこの情報が必要なのかを妊婦および家族に説明する必要がある。 妊婦と胎児の健康の保持・増進と新しい子どもを迎える準備を整えることは、それに続く出産・産褥期の母子の健康にとって重要である。妊婦は基本的に健康であり、健康診査を受ける以外は、医療を必要とせず、社会生活や家庭生活を送っている。したがって、今回の出産・産褥期において、母子ともに健康であるためには、食事をはじめとする日常生活において多少の行動制限を実践しながら、より健康で快適な生活を送ることが必要である。妊婦と胎児の健康の保持・増進のために、健康診査をふまえて妊婦のセルフケア能力を高めていくことが、妊娠期の第一の看護目標である。
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③ 分娩の3要素:分娩はその時期(第1~第4期)や、経過、様式、胎児数、胎児の生死によって分類される。分娩の進行は、分娩の3要素(娩出力、産道、娩出物)の相互関係により規定される。これらの因子が分娩の難易を決定する基本因子として考えられている。妊娠中ならびに分娩中の、分娩の胎児と母体の位置関係の分類(胎位・胎向・胎勢)について復習し、分娩の機序では、陣痛発来の機序について復習する。胎児の産道通過の機序について、第1回旋から第4回旋について復習する。分娩の経過では、まず分娩の前兆を確認したうえで、分娩第1期は、分娩の開始から、子宮口が全開大するまで、分娩第2期は、子宮口の全開大から胎児が産道を通過し娩出するまでのことを言い、破水、排臨、発露がおこる。分娩第3期は、胎児娩出から胎盤ならびに卵膜の娩出が完了するまでのことを言う。分娩は胎盤の娩出をもって終了とするが、その後の2時間は、産道の裂傷や子宮の弛緩による異常出血がみられるために観察することが重要となり、分娩第4期という。分娩の進行に伴う身体的変化と産婦の反応や心理的変化を復習する。 分娩期の異常では、主に微弱陣痛・過強陣痛、前期破水、分娩時異常出血について復習する。また、分娩期の異常に伴い帝王切開で分娩する際の適応や看護について確認する。基本的に経腟分娩が不可能と判断されるか、母体または胎児に、急いで分娩を終了させる必要が生じた場合に選択され、緊急度によって予定帝王切開と緊急帝王切開に分類される。また、分娩後異常出血の原因として子宮弛緩症(弛緩出血)とその看護について確認する。分娩時異常出血は500ml以上と定義されていた。しかし、多くの例で500mlを超える出血がみられること、多胎、帝王切開など分娩状況の違いがあることから、現在では、出血量だけではなく、バイタルサインSI=心拍数/収縮期血圧の異常を考慮して異常を判断することとされている。
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④ 産婦・胎児、家族のアセスメント:分娩の正常な現象であるが、個人差が大きく、産婦と胎児の状態に様々な影響を及ぼす。したがって、分娩の経過を理解し、分娩経過の診断に基づき、経時的に産婦と胎児の健康状態について、情報を収集し、判別・解釈・分析・関連付けを行い、産婦と家族の看護上の問題を判断することは、分娩によるストレス増強や異常の予防、早期発見、早期対処につながり、安全かつ産婦・家族中心の分娩を保障する。新たな家族の誕生は、産婦や家族にとって人生上意味があることであり、新たな関係を築いていく出発点であり、父親となる男性との関係や家族との関係性についての情報を得て、家族発達のなどをアセスメントすることは、出産体験や出産後の家庭生活に関連した看護につながる。 産婦・胎児、家族の看護上の課題:産婦や胎児、家族のアセスメントにより看護上の課題を明確にする必要がある。産婦ならびに家族が、何らかの理由により自らの能力で充足できないために援助をする。正常な分娩経過から逸脱あるいはその危険性、母子の生命維持にかかわる問題、分娩経過に対する身体的・心理社会的反応の増悪、分娩による基本的ニードの充足が不十分、分娩経過とそれを体験している産婦の認識との矛盾から引きおこされる反応、分娩を体験している産婦と家族の認識のずれによる問題などがある。
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キーワード
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① 妊娠の生理 ② マイナートラブル ③ CTG(胎児心拍陣痛図) ④ 分娩の定義 ⑤ 分娩の3要素
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習:講義後、関連する国家試験の過去の問題を解いて、分からなかった点を中心に再度教科書に戻って確認する。講義や教科書、参考書を見ても理解できない点については、直接またはメール等で質問してもよいので、解決できるようにする。 予習:教科書の該当部分や、母性看護援助論Ⅰ・Ⅱの講義資料を事前に読んで振り返っておく。
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26
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母性看護学領域(産褥期の看護、新生児期の看護)
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科目の中での位置付け
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これまで学んだ知識や技術を総合的に活用し、臨床実践における応用力を養うことを目的とする。看護の基本的な理論や倫理観を再確認しながら、実践的な判断力を向上させ、多職種連携の視点を持つことが必要とされる。また、患者中心の看護を提供するために、根拠に基づいた思考や援助ができる能力を育成する。さらに、急性期・慢性期・終末期などの多様な場面に対応できるよう実践力を強化する。この講義を通じて、看護師としての専門性を確立し、主体的に学び続ける姿勢を養うことを目的とする。 第24回から26回では、母性看護学領域のこれまで受けた講義・実習で学んだ知識を整理し、看護師国家試験の出題基準の中から、特に近年頻出している項目に関する復習を行う。第26回では、産褥期の看護および新生児期の看護についての知識を統合する。
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森恵美他:系統看護学講座 専門分野 母性看護学2 母性看護学各論、医学書院、2024 ①p322‐334,514‐519,523‐526 ②p234-378 ③p262‐281,489-493,497-514 ④p281‐319
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コマ主題細目
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① 正常な産褥の経過と産褥期の異常 ② 褥婦の家族のアセスメントと看護 ③ 早期新生児の生理的変化と異常 ④ 早期新生児と家族のアセスメントと看護
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細目レベル
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① 褥婦の心身の変化:身体的変化には、妊娠中に拡大した子宮が妊娠前の状態に回復したり、妊娠中に増加した心拍出量が減少し、そのため腎血漿量と糸球体濾過値も減少するような退行性変化と、乳腺が膨大して乳汁分泌が始まるという進行性変化がある。産褥期の定義を確認し、産褥の経過と産褥期の子宮底の高さの推移や悪露について理解する。母乳は新生児にとって理想的な食物であり、バランスのとれた栄養素を含み、様々な免疫物質や細胞の増殖・分化を促進する多くの成長因子を含んでいる。また授乳女性では、乳がんの発症リスクが低いことや、母乳保育を受けた児の方が成長が良い傾向にあり、母児双方にとって長期にわたる利益がある。乳汁分泌の仕組みと変化を確認する。 産褥期の異常として、子宮復古不全、産褥熱、乳房トラブル、マタニティ―ブルーズ、産後うつ病、帝王切開術後について復習し、近年の国家試験の出題パターンと傾向を踏まえて知識の整理をする。
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② 褥婦のアセスメントでは、ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過アセスメントに必要な項目や産褥経過の診断、看護に必要なアセスメントの視点についてについて確認する。褥婦に生じている心身の変化や日常生活活動の内容を把握し、さらに褥婦が身体的変化への対処、新生児への対応、また、家族に生じる関係性の変化とそれが褥婦にどのように影響しているかを把握する。また非妊時の健康状態や妊娠・分娩経過が褥婦の健康状態に影響する。家庭内のだれもが生活や行動に影響を受ける。また、母親役割の獲得や家族構築の再構築など、子どもを迎えた褥婦・家族の倫理・社会的な変化とそのアセスメントを行う。また、マタニティブルーズの症状の出現や時期・期間を把握し、早期発見し、看護を行うことが大切である。また、褥婦を取りまくサポート資源を把握することも大切である。 身体機能の回復及び進行性変化への看護では、褥婦の褥婦と家族の実際について、褥婦のセルフケア不足や身体的変化に伴うニーズへの援助、母子関係の構築への援助、育児技術の指導、子どもを迎えた家族の再構築への看護のかかわり、退院後の褥婦が必要とするサポート資源を把握する。特に女性が就労している場合は、いつ職場に復帰し、就労中の児の保育をどのようにしていくのかを把握する必要がある。
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③ 早期新生児期の生理的変化では、まず新生児の定義、出生体重を基準とした呼び方、出生時在胎週数を基準とした呼び方、在胎週数別標準体重との比較を反映した呼び方を確認し、新生児の体格や姿勢、新生機能を復習する。新生児の生理的変化で最も大きな変化は、胎盤に依存した生活から胎盤なしの生活に代わることである。子宮外適応現象では、呼吸器系と循環器系は、出生を境に劇的な変化を遂げる。出生後新生児はすぐに泣き始め、呼吸運動が確立し、肺胞は空気で満たされ、ガス交換が始まる。循環器系は、胎児循環から新生児循環に移行する。代謝では、新生児自身の体内で、経胎盤的に蓄えられていた糖が動員され、血糖値が上昇する。排便は消化管の動きとともにみられるようになる。 早期新生児期の異常では、早産児、低出生体重児、高ビリルビン血症 新生児ビタミンK欠乏症について原因、定義、治療、看護について復習する。また、新生児蘇生法(アルゴリズム)について確認する。
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④ 新生児のアセスメントでは、新生児の診断、発育の評価について復習。新生児の診断・評価に基づき、新生児のアセスメントのために、アセスメントに必要な情報収集、アセスメントの視点を確認する。出生直後の評価としてアプガ-スコア、発育の評価は、身体計測の評価と成熟度の評価がある。成熟度の評価は、デュボヴィッツが用いられる。新生児の母子相互作用と児の意識レベルや新生児の刺激に対する反応性を母親が理解することが重要である。新生児の健康状態のアセスメントに必要な基本的情報の収集は、リスク因子の評価からはじまる。健康状態のアセスメントは、バイタルサインの測定、身体計測、健康診査による全身状態の観察、体重測定、哺乳量の測定、黄疸の測定、各種検査結果から行う。 新生児の看護:新生児の看護は、医療や育児指導を中心とした看護展開から育児支援として新たな視点を持つことが重要になる。出生直後の新生児に対する分娩室での一般的な看護と注意点について確認する。臍帯の処置、体温喪失の予防、個人標識の装着、点眼の処置はインファントウオーマーで実施する。新生児の生理的機能が子宮外生活に適応し順調に経過しているか、経過中に異常がないか観察する。出生直後から退院まで、新生児のニーズを把握して看護を行う。
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キーワード
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① 子宮復古 ② 母乳育児 ③ 母親役割獲得 ④ 子宮外適応現象 ⑤ 新生児の生理
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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復習:講義後、関連する国家試験の過去の問題を解いて、分からなかった点を中心に再度教科書に戻って確認する。講義や教科書、参考書を見ても理解できない点については、直接またはメール等で質問してもよいので、解決できるようにする。 予習:教科書の該当部分や、母性看護援助論Ⅰ・Ⅱの講義資料を事前に読んで振り返っておく。
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27
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高齢者の身体機能の変化
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科目の中での位置付け
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これまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。第1回は高齢者にみられる心肺機能や運動機能の加齢変化を理解し、国家試験レベルの問題演習を通して、生理的老化と病的老化を区別できるようにする。また、フレイルやサルコペニアなど近年の看護実践で重要な概念を学び、加齢変化をふまえたアセスメント力を養う。
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コマ主題細目
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① 高齢者の心肺機能の加齢変化と生理的老化 ② 練習問題と確認テストによる理解の深化 ③ 運動機能の加齢変化:筋力・歩行・姿勢の理解 ④ サルコペニア・ロコモティブシンドローム・フレイル ⑤ 統合演習:事例を通したアセスメントと支援
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細目レベル
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① 加齢に伴い心筋細胞や弾性線維が減少し、心臓の収縮力や心拍出量が低下する。また、大動脈や血管壁の弾力性が失われることで収縮期血圧が上昇し、拡張期血圧が低下するなど脈圧が拡大する。呼吸機能では呼吸筋の筋力低下や胸郭の硬化により肺活量が減少し、残気量が増加する。これらの変化は生理的老化としてみられるが、粥状動脈硬化などの病的老化と鑑別する必要がある。講義では、国家試験過去問を用いて理解を深め、加齢による循環・呼吸の変化を臨床判断に結びつける。
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② 授業冒頭では心肺機能や聴覚に関する練習問題に取り組み、加齢変化を具体的に整理する。その後、国家試験の出題傾向を踏まえた確認テストを実施し、即時解説によって正答の根拠を確認する。単なる暗記ではなく、加齢変化が生体のどの部位・機能に影響を及ぼすかを構造的に理解することを重視する。学生は自らの誤答分析を通して知識の定着を図り、試験対策と同時に老年期看護の基礎理解を強化する。
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③ 加齢により速筋が減少し、瞬発的な動きが衰える。特に下肢の抗重力筋(大殿筋・大腿四頭筋・下腿三頭筋)が低下しやすく、歩行速度の減少や歩幅の短縮、すり足、前傾姿勢などの特徴が現れる。これらは転倒リスクや日常生活動作の低下につながる。授業では、図表やPPTを用いて運動系の構造変化を解説し、国家試験問題(歩行時のつまずき・筋力低下部位など)を通して理解を深める。加齢変化を理解し、介入や予防指導に生かす力を育てる。
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④ サルコペニアは加齢に伴う骨格筋量と筋力の低下を指し、歩行速度や握力の測定によって評価される。ロコモティブシンドロームは運動器の障害により移動機能が低下した状態であり、フレイルの主要因となる。フレイルは心身の予備力が低下し、外的ストレスに対する脆弱性が高まった状態をいう。講義では、身体的フレイルの診断基準(体重減少・歩行速度低下など)を取り上げ、これら三概念の関連性を理解し、早期発見と予防の視点から看護実践に結びつける。
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⑤ 国家試験の事例を用い、フレイルから骨折・認知機能変化に至る経過を検討する。体重減少・筋力低下・易疲労感などからフレイルと判断できる根拠を整理し、退院後の介護支援や生活援助との関連を考える。学生はアセスメント過程を言語化し、看護師としての判断力を養う。講義終盤では、介護支援専門員との連携や、身体機能の変化に応じた看護介入を総合的に理解し、知識を臨床に応用する力を培う。
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キーワード
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① 加齢変化 ② 心肺機能 ③ 運動機能 ④ フレイル ⑤ 生理的変化
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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復習・予習課題
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復習:心肺機能の加齢変化、運動機能の変化、サルコペニア/ロコモ/フレイルの定義加齢による身体機能の低下について振り返る。関連の国家試験問題を解く。 予習:摂食嚥下障害、排泄援助での看護の視点、活動と睡眠の関連など加齢が日常生活に及ぼす影響を整理する。
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高齢者の食と排泄、活動と休息の援助
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科目の中での位置付け
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これまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。第2回は加齢に伴う摂食嚥下機能・消化吸収機能・排泄機能の変化を理解し、高齢者の生活リズムや活動・休息との関連から、援助のあり方を考える。国家試験過去問題を通して、生理的老化と病的変化の識別、ならびに日常生活援助における看護の視点を統合的に学ぶ。
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コマ主題細目
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① 加齢に伴う摂食嚥下・消化機能の変化 ② 高齢者の排泄機能の特徴と援助 ③ 活動と休息の加齢変化 ④ 栄養管理と食支援の看護 ⑤ 統合演習:生活援助としての看護師の判断
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細目レベル
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① 加齢により唾液分泌量の減少、味覚・嗅覚の低下、咀嚼力の減退がみられる。嚥下反射の遅延や食道蠕動の低下により誤嚥の危険が増す。胃酸分泌や消化酵素の分泌量も減少し、消化吸収効率が低下する。これらの変化は栄養摂取量の減少や低栄養の一因となる。講義では摂食・嚥下の段階を整理し、加齢による変化と誤嚥性肺炎予防の視点から看護の役割を学ぶ。
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② 腎血流量や糸球体濾過量の低下により、排泄能力が減弱する。膀胱容量の減少や排尿筋の収縮力低下、括約筋の緩みなどにより、頻尿や尿失禁が生じやすくなる。また、便秘は腸蠕動の低下・水分摂取不足・薬剤の影響などが複合的に関与する。講義では国家試験問題を用いながら、加齢による生理的変化を理解し、適切な排泄援助・環境調整・羞恥感への配慮について考察する。
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③ 加齢に伴い筋力や関節可動域の低下が進行し、活動量が減少する。昼夜のリズムが乱れやすく、日中の活動不足が夜間の不眠につながることもある。講義では、安楽な体位や適切な運動・休息バランスを保つ看護援助を整理し、活動制限時のリハビリテーション的視点を取り入れる。運動量の維持がサルコペニアやフレイル予防に寄与することを国家試験出題例から確認する。
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④ 高齢者の栄養状態をアセスメントするうえで、体重変化、食欲、咀嚼・嚥下機能、服薬状況などを総合的に評価する必要がある。低栄養は感染リスクや褥瘡発生、フレイル進行を招く要因である。講義では、食形態の工夫(刻み食・とろみ付けなど)や経口摂取支援の実際を取り上げ、食事支援における安全性と自立支援の両立について考える。
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⑤ 授業のまとめとして、国家試験の事例問題を用い、高齢者の生活全体を捉えた看護を検討する。摂食・排泄・活動・休息の各要素が相互に関連し、生活の質(QOL)に影響することを理解する。事例をもとに、援助目標の設定やチームアプローチの必要性を考え、生活機能の維持・向上を目指した看護実践の在り方を学ぶ。
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キーワード
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① 嚥下障害 ② 低栄養 ③ 排泄障害 ④ 活動と休息 ⑤ QOL
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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復習・予習課題
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【復習】嚥下の5段階、誤嚥性肺炎の発生機序、加齢による排尿・排便の変化など授業を振り返って整理する。関連する国家紙面問題を解く。 【予習】高齢者に多い高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、認知症について教科書で振り返る。
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老年期疾患の特徴
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科目の中での位置付け
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これまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。第3回はこれまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。高齢者看護の第3回は加齢に伴う身体的・心理的変化を踏まえ、老年期に多くみられる疾患の特徴と看護の視点を学ぶ。特に、高血圧症・糖尿病・骨粗鬆症・認知症などの慢性疾患を中心に、発症機序や症状の特徴を理解し、国家試験問題を通して病態理解と看護援助を統合的に考察することを目的とする。
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北川公子ほか:系統看護学講座 老年看護学、医学書院、2024
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コマ主題細目
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① 老年期に多い疾患の特徴と発症要因 ② 循環器疾患・代謝疾患の特徴と看護 ③ 運動器疾患と転倒予防 ④ 神経・認知機能の変化と認知症の理解 ⑤ 慢性疾患をもつ高齢者への統合的看護
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細目レベル
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① 老年期は、加齢による臓器機能の低下や代謝変化、生活習慣の影響により多疾患併存の状態を呈しやすい。高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が進行すると、心血管疾患や脳血管障害を引き起こす。講義では、加齢による代謝機能の変化(インスリン抵抗性、動脈硬化の進行など)を整理し、疾患発生の背景を生理的変化と関連づけて理解する。
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② 加齢により血管の弾性が低下し、心臓の収縮力が減少するため、高血圧や心不全が増加する。また、糖代謝異常により糖尿病の罹患率も上昇する。これらの疾患は自覚症状が乏しいため、早期発見と継続的管理が重要である。講義では、国家試験問題を用いて血圧コントロールや食事療法・服薬管理などの看護支援を検討し、自己管理支援における看護師の役割を理解する。
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③ 骨量の減少や筋力低下により、骨粗鬆症や変形性関節症が生じやすく、転倒や骨折のリスクが高まる。講義では、骨代謝の基礎を確認し、骨粗鬆症の予防・治療の要点(カルシウム・ビタミンD摂取、運動、日光浴など)を整理する。さらに、歩行特性やバランス能力の低下を踏まえ、転倒予防のための環境整備・身体機能維持への援助を考える。
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④ 加齢により脳の神経細胞は減少し、情報処理速度や記憶保持能力が低下する。軽度認知障害(MCI)は可逆的段階であり、適切な介入により進行を防ぐことが可能である。アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症など代表的疾患の特徴と鑑別を学び、認知症高齢者の心理的側面に配慮した看護支援を考察する。国家試験問題を通して、症状理解と行動支援の根拠を明確にする。
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⑤ 複数の疾患を併せ持つ高齢者に対しては、疾患治療と生活支援を統合的に行う視点が求められる。服薬管理、栄養指導、体調変化の観察に加え、ADL・QOLの維持を重視する。講義では事例問題をもとに、慢性疾患の進行や再入院防止に向けた看護介入を検討する。さらに、家族支援や多職種連携の重要性を理解し、在宅・施設双方で活かせる看護実践の基盤を築く。
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キーワード
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① 生活習慣病 ② 骨粗鬆症 ③ 認知症 ④ 慢性疾患管理 ⑤ 転倒予防
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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復習・予習課題
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【復習】授業で分からなかった点をテキストで振り返る。 【予習】高齢者に関する統計と権利擁護についてテキストで確認する。
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30
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高齢者に関する統計と権利擁護
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科目の中での位置付け
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これまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。第3回はこれまでの成長発達段階別に学んだ専門科目の知識を、領域横断的に学び直すことで、知識の定着を確実にするだけではなく、卒業後の臨床判断能力の獲得に繋げる。また、医学的知識と各看護専門領域で学んだ知識の再統合を図ることで、知識の幅を広げ、エビデンスをもとにした看護実践へとつなげるためのオムニバス科目である。高齢者看護の領域では、加齢による変化や多くの疾患の病態と治療などを含めて臨床判断し、高齢者の多様な健康課題に対応しなくてはならない。そこで第27~30回の高齢者看護の関する統合講義では、再度、正しい臨床判断をするための知識の定着を目指す。第4回では、わが国の超高齢社会において、高齢者の尊厳と権利を守ることは看護職の重要な責務である。本講義では、高齢者を取り巻く社会的背景を統計データから理解するとともに、高齢者虐待防止法、成年後見制度、介護保険制度などの権利擁護に関する法制度を体系的に整理する。また、意思決定支援やアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の視点を通して、自己決定を尊重する看護のあり方を検討する。国家試験過去問題や事例検討を通して、法制度の知識を実践的判断へと統合する力を養う。
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北川公子ほか:系統看護学講座 老年看護学、医学書院、2024
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コマ主題細目
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① 超高齢社会の現状と高齢者の社会的位置づけ ② 自己決定支援と倫理的配慮 ③ 高齢者虐待防止法と看護職の責務 ④ 成年後見制度と日常生活自立支援事業 ⑤ 地域包括ケアシステムと権利擁護の実践
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細目レベル
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① 日本は世界に類を見ない速度で高齢化が進行し、超高齢社会に到達している。高齢化率の推移、老年人口割合、老年従属人口指数などの指標を確認し、統計的視点から高齢者の社会的背景を理解する。 また、年齢による偏見や差別であるエイジズムの概念を学び、高齢者が社会の中で直面する構造的課題を整理する。国家試験問題を通して、統計指標の意味と看護実践との関連を確認する。
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② 高齢者の尊厳を守るためには、本人の意思を尊重する姿勢が不可欠である。インフォームド・コンセント、意思決定能力の評価、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の意義を理解する。 判断能力が低下した場合でも、その人らしい選択を支える「意思決定支援」の考え方を学ぶ。事例を通して、認知症高齢者への説明方法や家族との関係調整について検討し、倫理的ジレンマへの対応を考察する。
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③ 高齢者虐待防止法の目的、虐待の類型(身体的・心理的・経済的・性的・介護放棄)を整理する。養護者虐待と施設従事者虐待の特徴、通報義務、通報先(市町村・地域包括支援センター)を確認する。 また、身体拘束の原則禁止と「切迫性・非代替性・一時性」の3要件について学び、倫理的観点から身体拘束の問題を考察する。国家試験出題例を用いて、法的責任と看護実践を結びつける。
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④ 判断能力が不十分な高齢者の財産管理や契約行為を支援する成年後見制度について、法定後見制度と任意後見制度の違いを整理する。 また、福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)の目的と対象を理解し、成年後見制度との違いを比較する。制度の適用場面を事例で検討し、看護師が制度活用を支援する視点を学ぶ。
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⑤ 地域包括ケアシステムの構造を理解し、地域包括支援センターの役割を整理する。 事例を通して、虐待疑い事例や独居認知症高齢者への支援を検討し、多職種連携の中で看護職が果たす権利擁護の役割を明確にする。
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キーワード
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① 超高齢社会 ② 自己決定支援 ③ 高齢者虐待防止法 ④ 成年後見制度 ⑤ 地域包括ケア
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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復習・予習課題
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【復習】高齢者保健医療・福祉に関する制度、虐待の種類、身体拘束、地域包括ケアについて理解し記憶する。 【予習】加齢変化 、生活機能、疾患、制度を関連づけて整理する。
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