区分
(心)心理学専門領域科目 臨床・障害領域 (犯)犯罪心理学基盤科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
専門的知識と実践的能力
分析力と理解力
地域貢献性
カリキュラム・ポリシーとの関係
課題分析力
課題解決力
課題対応力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
個人・社会・自然が直面する課題に対して専門的な理解を深めると共に、学際的な柔軟性を有し、実践的な能力を有する。
科目の目的
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、精神疾患に関する成因、症状、診断、薬物療法や心理療法等の治療、本人、家族等への支援、医療における連携等の基礎的知識を身につけ、こころの諸問題を客観的かつ多面的に把握して問題解決に向けて創造的に思考できる力を修得する。
到達目標
第一には、精神疾患に関する成因、症状、診断法、治療法、経過、支援法、および薬物療法や医療における連携等の基礎的知識を身につけることである。そして、その知識を有機的に活用し、学生自身が精神科領域における心理支援のあり方について思考する力を修得することを目標とする。
科目の概要
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、診断法、治療法、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討する。また、薬物療法による心身の変化や、精神科での公認心理師の役割および医療分野以外の活動における医療機関との連携についても学ぶ。
科目のキーワード
精神疾患 診断 治療 本人や家族への支援 薬物療法と心身の変化 多職種連携 医療機関との連携
授業の展開方法
代表的な精神疾患については、成因、症状、診断、治療、経過や本人と家族への支援にいて、講義を中心に、授業担当者の医療機関での実務経験による現場での知識の活用などを加えながら理解を深めていく。また、精神科薬物療法による心身の変化については、精神科薬物療法における心身の変化、作用と副作用について、さらに薬物療法時の本人と家族への支援についても概説する。医療機関との連携については、精神科における多職種チーム医療における公認心理師の役割を学生自身が考察することで、この授業で得た知識がより実践的に役立つ知識となるよう理解を深める。
オフィス・アワー
三後美紀:(岡崎キャンパス)【月曜日】昼休み、3時限目、4時限目、【金曜日】1時限目、2時限目
(大府キャンパス)講義前後、メール(sango@uhe.ac.jp)にて質問に対応する。なお、メールの場合は、大学発行のアドレスからのみとする。
村瀬聡美:質問等は授業時間の前後、もしくはメールにて行ってください。
科目コード
PSC207
学年・期
3年・後期
科目名
精神疾患とその治療
単位数
2
授業形態
講義
必修・選択
選択
学習時間
【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目
臨床心理学概論 健康・医療心理学
展開科目
総合演習Ⅲ・Ⅳ
関連資格
公認心理師
担当教員名
三後美紀・村瀬聡美
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
精神疾患とは
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としている。全15回のなかで、統合失調症、うつ病、双極性障害、不安に関連した障害、摂食障害、パーソナリティ障害、物質関連障害および嗜癖性障害、認知症、発達障害などについて概説し、各種の精神病理に関する解明を行い、精神科薬物療法の概説も行う。また、心理学からのアプローチと医療機関における多職種チームの実際についても学ぶ。本講義は全15回の授業の初回にあたり、まずは精神疾患をとらえるうえで基礎となる考え方を学ぶ。また、授業全体の構成を理解し、各自が最終的な到達点をイメージできるようにする。
①授業計画 配布コマシラバス
②精神疾患とは 教科書p.8~p.23
③精神症状のみかた 教科書p.21~p.29
④精神疾患の診断 教科書p.21~p.29
④精神疾患の診断 教科書p.30~P.42
⑤精神疾患と薬物療法 教科書p.43~p.54.
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 授業計画 ② 精神疾患とは ③ 精神症状のみかた ④ 精神疾患の診断 ⑤ 精神疾患と薬物療法
細目レベル
① この回は全15回の初回であるので、「精神疾患とその治療」をとらえる上で基礎となる考え方を学ぶ。またこの授業の目的および授業概要について概観し、受講生がこの授業の目的や最終的な到達点を十分イメージできるよう解説する。前半は、統合失調症、うつ病・双極性障害、不安に関連した障害、発達障害について、その成因、症状、経過、治療、支援について学ぶ。後半では、パーソナリティ障害、物質関連障害および嗜癖性障害、認知症、そして薬物療法や多職種チームについて学ぶ。前半、後半はそれぞれ別の講師が担当する。いずれもテキストを中心に解説していくが、それぞれの講師の精神科臨床における経験を元にテキストの内容をより深めていくこととする。
② 健康ではない、病的な状態を疾患(illness)という。精神疾患は心の病気か、脳の病気か、といった議論が以前からあった。従来精神疾患の成因については、心因性・外因性・内因性といった分類がなされていたが、近年この考え方は再考を余儀なくされている。現在精神疾患は、生物学的要因、環境的要因等の関与によって発症することが知られているが、うつ病を例に取り、近年の精神疾患発症の考え方を概説する。一方、心理職が精神疾患を学ぶ意味としては、医療に繋げる連携および協働という点が挙げられる。心理職が精神疾患を持った人をみる上でも「共感的理解」や「その人の身になって」理解しようとすることがいかに重要であるかについても解説する。
③ 精神症状をとらえることは診断につなげる意味でも非常に重要である。精神症状は意識、知覚、感情、意識と意志などに分類される。精神疾患との関連性について言及しながら、それぞれについて説明氏理解を深めていくこととする。
④ 診断とは医師が患者を診察しその人がどのような病気であるか判断することを指す。予診、初診において聴取する事項(主訴、現病歴、家族歴、病前性格、生活歴、既往歴、その他の情報)や観察すべき事項、およびどのような点に注意しながら聴取していくか等について学ぶ。精神医学が他の医学分野と大きく異なるのは、初診時から既に「治療関係の構築」が始まっていることである。主観的情報や客観的情報を取得することのみに心を奪われるのではなく、この点にも留意して予診、初診にのぞむ必要がある。またこの項では、操作的診断基準についても学ぶこととする。得られた情報を元に、診断につなげ、薬物療法や心理療法といった治療へつなげていくがその道筋についても概説する。
⑤ 精神疾患の治療において薬物療法は心理療法と並び非常に重要な位置を占める。特に統合失調症、中等度以上のうつ病、双極症においては治療の主体となる。ここでは、薬物療法の基礎知識を学ぶと共に、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、気分安定薬、認知症治療薬、注意欠如多動症薬について概観する。
キーワード
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第1回目から第3回目の内容を振り返り、精神疾患のとらえ方、および統合失調症・双極性障害などの代表的な疾患の特徴について確認しておく 予習:神経症および発達障害について概観しておく
2
統合失調症
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、ここでは代表的な精神疾患の1つである統合失調症について、症状、治療法、経過、抗精神病薬の作用、支援などについて学ぶ。
①統合失調症の成因と症状 教科書p.84~p.91
②統合失調症の診断と治療 教科書p.91~p.94
③統合失調症の経過と本人および家族への支援 教科書p.94~p.97
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 統合失調症の成因と症状 ② 統合失調症の診断と治療 ③ 統合失調症の経過と本人および家族への支援 ④ - ⑤ -
細目レベル
① 統合失調症とは、青年期に幻覚、妄想、まとまりのない会話や行動(急性期)、陰性症状(慢性期)等の精神病症状が出現することにより発症し、同様の症状で再発を繰り返すうちに社会生活が困難となる精神障害である。米国精神医学会の操作的診断基準(DSM-5)では統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群の1つに分類されている。遺伝的要因と環境的要因の相互作用によって発症すると考えられているが、原因の解明には至っていない。代表的な成因仮説であるドパミン仮説、前頭葉機能低下仮説等種々の考え方についての知識を深める。またテキストに掲載されている症例を詳細に検討しながら、統合失調症の成因についての考え方と症状の理解を深めていくこととする。
② 診断については操作的診断、伝統的診断の両側面について学び、伝統的診断の方法を応用した多次元診断についても学ぶこととする。良好な治療関係を構築することが最重要のテーマであるが、その上で、薬物療法、精神療法を主として、その他の治療法が行われることを理解する。薬物療法としては、クルルプロマジン、ハロペリドール等の第一世代抗精神病薬、リスペリドン、アリピプラゾール、クエチアピン等の第二世代抗精神病薬等が使用されるが、それぞれの薬物の効果ならびに副作用についての理解を深めると共に、怠薬の問題や治療抵抗性統合失調症に対する薬物療法についても学ぶ。精神療法としては、様々な手法における利点、欠点を学習する。またSST等の精神科リハビリテーションについても理解を深める。
③ 統合失調症の経過については、一般的には、前駆期、急性期、消耗期、回復期という経過をたどるとされており、各時期における特徴がいかなるものか、について学ぶ。3分の1が良好な経過をたどる一方で、残りは再発を繰り返すうちに退学、引きこもり、就労困難等の生活障害を残すこと、一般人口に比して十数倍自殺率が高く、身体疾患にもかかりやすく数倍死亡率が高いこと等についても理解を深める。統合失調症とつきあいながら、社会生活を送るといった観点から、本人や家族への支援のあり方についても学ぶ。さまざまな福祉制度があるが、ここでは自立支援医療制度、精神障害者福祉手帳、精神障害者に対する雇用、合理的配慮に関する知識を深めることとする。
④ -
⑤ -
キーワード
① 統合失調症 ② 病型分類 ③ 基本症状 ④ 薬物療法 ⑤ 社会的支援
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第1回目から第3回目の内容を振り返り、精神疾患のとらえ方、および統合失調症・双極性障害などの代表的な疾患の特徴について確認しておく 予習:神経症および発達障害について概観しておく
3
うつ病・双極性障害
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、うつ病および双極性障害について、症状、治療法、経過、支援などについて学ぶ。
①気分障害の概念 教科書p.120
②うつ病 教科書p.98~p.107
③双極症 教科書p.107~p.113
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 気分障害の概念 ② うつ病 ③ 双極症 ④ - ⑤ -
細目レベル
① 精神症状の見方の際に学んだように、うつ病・双極症は、主として感情の異常がみられる病態である。感情や情動という用語は、状況に反応して生じる感情を表すのに対して、気分は比較的長く持続する感情のことを指す。このため、気分の異常を同定するには、本人の報告が必要となることを学ぶ。気分障害には、大きく分けてうつ病(単極性うつ病)と躁うつ病(双極性障害)があることを学ぶ、うつ病と双極症とは治療方法が全く異なるが、双極症が当初うつ病相で発症した場合、うつ病なのか、双極性障害なのか鑑別がつかず適切な治療に導入されない場合もある。このような気分障害の精神科臨床上の問題点、困難さについても理解を深めていくこととする。
② うつ病とは悲哀、抑うつ気分等の精神症状、食欲不振、不眠、疲労感、倦怠感、頭痛や腹痛等の身体症状等多彩な症状を呈し、これらにより職業的、社会的機能障害を引き起こす病態であることを理解する。わが国のうつ病の生涯有病率は6.7%と高いが精神科受診率が低いこと、再発率が高いこと、自殺の主たる原因となっていること等について学習を深めていく。重症度別、すなわち軽症、中等症、重症により治療方針が異なることを学ぶ。SSRI等の抗うつ剤に加え、重症の場合には、気分安定薬や非定型抗精神病薬等が用いられること、うつ病は再発しやすいが、再発防止のためには認知行動療法等の精神療法が有用であることを理解する。また電気攣療法や入院の適応についても知識を得る。
③ 双極症は躁うつ病とも呼ばれ、気分の高揚、易怒性、多弁、過活動で特徴付けられる躁状態(躁病相)と、気分の落ち込みを中心とするうつ状態(うつ病病相)を変動することにより特徴づけられる精神疾患である。ここでは双極症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を身につける。特に、生涯の半分を症状のある状態ですごし、うつ状態で過ごす期間は躁状態で過ごす期間の3倍であること、すなわちうつ状態で過ごす期間が長いことを理解し、単極性うつ病との鑑別の難しさについて触れる。治療中断しやすく再発を繰り返しやすいこと、単極性うつ病の治療のようにSSRI等の抗うつ剤は原則として使わないこと等治療方法の違いについても解説する。
④ -
⑤ -
キーワード
① 単極性うつ病 ② 双極症 ③ 内因・心因・器質因 ④ 薬物療法 ⑤ 認知行動療法
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第1回目から第3回目の内容を振り返り、精神疾患のとらえ方、および統合失調症・双極性障害などの代表的な疾患の特徴について確認しておく 予習:神経症および発達障害について概観しておく
4
不安に関連した障害
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、不安に関連した障害について、症状、治療法、経過、支援などについて学ぶ。
①不安症 教科書p.124~p.130
②強迫症 教科書p.115~p.124
③ストレス関連症群 教科書p.131~p.139
③解離症群 教科書p.139~p.146
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 不安症 ② 強迫症 ③ ストレス関連症群 ④ 解離症群 ⑤ -
細目レベル
① 不安は、脅威が迫っていることを本人に知らせ対処を促すアラームのようなものである。「恐怖」とは現実的な脅威に対する情動反応であるが、「不安」は対象が必ずしも明確ではなく、漠然とした将来の脅威に対する予期である。不安症における病的な不安は上述したアラームの誤作動とも言うべきものである。不安症には、パニック症、社交不安症、限局性恐怖症、全般不安症などがある。いずれも強い不安が生じ、発汗や動悸、下痢や頻尿、めまいや吐き気などの様々な自律神経症状をともなうことも多い。生涯有病率は約8.1%と高く、女性に多いという特徴がある。ここでは不安症群の概要と、成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援について概観する。
② 強迫症は従来、「不安障害」の一型とされてきたが、DSM-5からは「強迫症および関連症状群」として分離独立した。何度も繰り返し浮かぶ特定の考えやイメージで振り払おうと思ってもコントロール不能であり不安をかき立てられる「強迫観念」と強迫観念による不安を和らげるために取られる過剰な繰り返し行動である「強迫行為」から成る。症状はスペクトラムを成し、通常においても多少はみられることではあるが、強迫症でのこれらの行動は、強い不安や苦痛を伴い、日常生活に支障をきたしてしまうことを理解する。慢性化、重症化しやすく、家族を巻き込むケースもみられる。ここでは強迫症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を身につける。
③ 急性ストレス症、PTSD、複雑性PTSD、適応反応症(適応障害)等がストレス関連症群に含まれる。いずれもストレスの強い出来事への曝露が関連している。近年児童虐待等を初めとしてトラウマ関連性の精神疾患を臨床の場で目にすることが増えてきている。症例を元に理解をより深めていく。
④ 解離とは、意識、記憶、同一性、知覚、運動、感情などの通常は統合されている心的機能の統合性の喪失と定義される。解離症群も心的トラウマとの関連性が示唆される。解離性同一症、解離性健忘、離人感、現実感消失症、解離性トランス等について詳述し、さらに理解を深めることとする。
キーワード
① 不安症 ② 強迫症 ③ ストレス関連症群 ④ 解離症群
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第4回目から第6回目の内容を振り返り、不安に関連した障害および発達障害について確認しておく 予習:第1回目から第6回目の復習
5
神経発達症群(1)
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、この回では発達障害について概念を整理し、おもに自閉スペクトラム症、注意欠陥・多動症についての基礎知識を学ぶ。
①発達障害の概観 教科書p.147~p.162
②自閉スペクトラム症 教科書p.147~p.162
③注意欠陥・多動症 教科書p.147~p.162
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 発達障害の概観 ② 自閉スペクトラム症 ③ 注意欠陥・多動症 ④ - ⑤ -
細目レベル
① 発達障害はDSM-5では神経発達症群とされている。神経発達症群とは、幼少期より症状が存在している疾患の一群を指し、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症等が含まれる。発達障害は、かつては親の育て方が問題であると言われた時期もあったが、現在では、親の育て方や教育環境によって引き起こされるものではなく、何らかの脳の障害であると考えられていることを十分理解する。生育歴の聴取と複数場面での行動観察が診断のために重要であること、知能検査も診断を補完する意味で重要であることを理解する。発達障害同士の併存や二次障害が多いこと、主症状に対する根本的治療はなく、障害特性に応じた環境調整が肝要であること等基礎知識を身につける。
② 自閉スペクトラム症の有病率は約1~2%であり、中等症以上の場合は、1歳半健診等乳幼児健診で言葉の遅れとして気付かれることが多い。症状としては、社会的コミュニケーションおよび対人相互作用反応における障害(他者の存在が意識されず、対人交流のモチベーションが希薄等)と行動・興味または活動の限定された反復的な様式(こだわりが強い、変化を嫌がる、感覚過敏等)が見られる。その他、協調運動の障害(不器用)、情報処理能力の偏り(視覚優位、細部にこだわる、同時処理が苦手等)も見られる。具体例をみながら自閉スペクトラム症の症状を理解するとともに、成因・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を身につける。
③ 注意欠陥・多動症の有病率は約5%(子ども)、約2.5%(大人)であり、症状としては、不注意(忘れ物が多い、ケアレスミスが多い、集中できない、気が散りやすい、話を聞いてないように見える、整理整頓ができない等)、多動・衝動性(じっとしていない、ソワソワ手足を動かす、多弁、性急な行動をする、割り込む、ちょっかいを出す等)が基本症状としてあげられる。男性に多いが、大人になると男女差が目立たなくなる。具体例を通じて、症状や日常生活における困難さ等を見ていきながら、注意欠陥・多動症の成因・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を身につける。また女児の場合は、不注意症状が多いため気付かれにくく、診断が遅れ、必要な支援が得られないことが多い等男女差の問題についても理解を深める。
④ -
⑤ -
キーワード
① 自閉スペクトラム症 ② 広汎性発達障害 ③ 注意欠陥・多動症 ④ 薬物療法 ⑤ 合理的配慮
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第4回目から第6回目の内容を振り返り、不安に関連した障害および発達障害について確認しておく 予習:第1回目から第6回目の復習
6
神経発達症群(2)
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、この回では第5回に引き続き発達障害の1つである限局性学習症の基礎知識を学ぶ。また、反抗挑発症・素行症についても概観する。
①神経発達症の概観(復習ならびに大人の発達障害について) 教科書p.147~p.162
②限局性学習症 教科書p.147~p.162
③反抗挑発症・素行症 配付資料
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 発達障害の概観(復習ならびに大人の発達障害について) ② 限局性学習症 ③ 反抗挑発症・素行症と発達障害 ④ - ⑤ -
細目レベル
① 自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症などを中心にして、神経発達症の分類と概念を再度整理するとともに、近年問題となっている大人の神経発達症の問題について理解を深めることとする。神経発達症は、生得的な何らかの脳の障害であり、幼少期より症状が存在している疾患の一群であるが、症状が軽微であるか、あるいは大きな問題とならなかったために、幼小児期に受診したことのない発達障害の成人(いわゆる大人の発達障害)が一般精神科を受診するケースが増えている。成人になって初めて診断される自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症の症例を挙げ、幼小児期に診断される症例との違いについて理解を深めるとともに、高等教育や就労における問題点についても解説する。
② 限局性学習症は、読む、書く、計算する、または推論する能力等のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示すものである。代表的なものには、読字障害(限局性学習症の中で最も多い。文字を読めず、書字障害が併存することが多い)、書字障害(綴りの間違い、文法や句読点の誤り、筆跡不良等)、算数障害(数量の感覚、計算、数学的推量に困難がある)がある。ここでは、限局性学習症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を身につける。他の発達障害と同じく、虐めや虐待を受けやすく、うつ病、不安障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等が二次的に発症しやすいことについても理解を深めることとする。
③ 注意欠如・多動症との関連において、反抗挑発症および素行症についての理解を深める。注意欠如・多動症においては、幼児期は症状が最も顕著に出やすい時期であり、男児においては特に喧嘩や不注意による怪我が発生しやすい。学童期では教室での授業に取り組めない等があり、対人関係の躓きや学習不振から二次的な情緒的問題を生じやすい。親や教師から叱責されることも多くなる。思春期に入ると規律に反抗的となり(反抗挑戦症)、青年期、成人期に至って就労継続困難、精神的不調等がみられるようになる。加えて、約25%から40%に反社会的な行動(素行症)が見られるようになる。発達段階を縦断的に見ていくことで発達障害に関する理解をさらに深めていくこととする。
④ -
⑤ -
キーワード
① 読字障害 ② 書字障害 ③ 算数障害 ④ 反抗挑発症 ⑤ 素行症
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第4回目から第6回目の内容を振り返り、不安に関連した障害および発達障害について確認しておく 予習:第1回目から第6回目の復習
7
第1回~第6回のまとめ
科目の中での位置付け
人間環境の複雑化にともない、われわれが生きる現代の社会はストレス社会とも呼ばれるようになってきている。この現代社会においては、多くの人々がこころにさまざまな疾患を抱えており、人間が形成してきた環境における問題解決のあり方が問われている。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、この回では第1回から第6回の内容を振り返り、これまで身につけてきた基礎知識を学生自身のなかで有機的に結びつけ、授業後半において、多職種連携、医療連携、心理支援などを検討していく際の準備状況を作る。
①精神疾患とは 教科書p.8~p.54
②統合失調症 教科書p.84~p.97
③うつ病と双極症 教科書p.98~p.113
④不安に関連した障害等 教科書p.115~p.146
⑤神経発達症群 教科書p.147~p.162
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 精神疾患とは ② 統合失調症 ③ うつ病と双極症 ④ 不安に関連した障害、ストレス関連症群、解離症群 ⑤ 神経発達症
細目レベル
① 第1回授業の内容を中心にして精神疾患のとらえ方について復習する。
精神疾患は心の病気か、脳の病気か、といった議論が以前からあったが、現在、精神疾患は、生物学的要因、環境的要因等の関与によって発症することが知られている。うつ病を例に取り、近年の精神疾患発症の考え方を復習する。心理職が精神疾患を学ぶ意味を復習し理解を深めることとする。診断とは医師が患者を診察しその人がどのような病気であるか判断することだが、予診、初診おいて聴取する事項(主訴、現病歴、家族歴、病前性格、生活歴、既往歴、その他の情報)や観察すべき事項、およびどのような点に注意しながら聴取していくか等について復習する。操作的診断基準についても学んだが、得られた情報を元に、診断につなげ、薬物療法や心理療法といった治療へつなげていく道筋についても復習する。
② 第2回授業の内容を中心にして統合失調症の概要を復習する。統合失調
症とは、青年期に幻覚、妄想、まとまりのない会話や行動(急性期)、陰性症状(慢性期)等の精神病症状が出現することにより発症し、同様の症状で再発を繰り返すうちに社会生活が困難となる精神障害であることを復習する。操作的診断、伝統的診断の両側面について、また治療のためには、まず良好な治療関係を構築した上で、薬物療法、精神療法を主として、その他の治療法が行われることを復習する。統合失調症の経過については、一般的には、前駆期、急性期、消耗期、回復期という経過をたどるとされており、各時期における特徴がいかなるものか、について復習する。一般人口に比して十数倍自殺率が高く、身体疾患にもかかりやすく数倍死亡率が高いこと等についても復習し、理解を深める。福祉制度についても再度復習する。
③ 第3回授業の内容を中心にしてうつ病と双極症の概要を復習する。うつ病とは悲哀、抑うつ気分等の精神症状、食欲不振、不眠、疲労感、倦怠感、頭痛や腹痛等の身体症状等多彩な症状を呈し、これらにより職業的、社会的機能障害を引き起こす病態であることを再度復習する。うつ病の生涯有病率は6.7%と高いが精神科受診率が低いこと、再発率が高いこと、自殺の主たる原因となっていること、重症度別に治療方針が異なることを再度確認する。双極症は躁状態(躁病相)とうつ状態(うつ病病相)が変動することにより特徴づけられる精神疾患であり、うつ状態で過ごす期間が長いため単極性うつ病との鑑別の難しいこと、治療中断しやすく再発を繰り返しやすいこと、SSRI等の抗うつ剤は原則として使わないこと等治療方法の違いについても復習する。
④ 第4回授業の内容を中心にして不安に関連した障害の概要を復習する。不安症には、パニック症、社交不安症、限局性恐怖症、全般不安症などがある。いずれも強い不安が生じ、発汗や動悸、下痢や頻尿、めまいや吐き気などの様々な自律神経症状をともなうことも多いこと等を再度確認する。強迫症は従来、「不安障害」の一型とされてきたが、DSM-5からは「強迫症および関連症状群」として分離独立した。「強迫観念」と「強迫行為」から成ること、症状はスペクトラムを成し、通常においても多少はみられることではあるが、強迫症でのこれらの行動は、強い不安や苦痛を伴い、日常生活に支障をきたすことを復習する。慢性化、重症化しやすく、家族を巻き込むケースもみられる。強迫症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を再度確認する。加えて、心的外傷関連の疾患としてPTSD等や解離症について再度復習する。
⑤ 第5回授業および第6回授業の内容を中心にして発達障害の概要を復習する。発達障害は、幼少期より症状が存在している疾患の一群を指し、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症等が含まれる。発達障害は、現在では親の育て方の問題ではなく、何らかの脳の障害であると考えられていることを再度確認する。複数場面での行動観察が診断のために重要であること、知能検査も診断を補完する意味で重要であること、発達障害同士の併存や二次障害が多いこと、主症状に対する根本的治療はなく、障害特性に応じた環境調整が肝要であること等基礎知識が身に付いているかどうか確認する。さらに反抗挑戦症・素行症と発達障害との関連性や近年問題となっている「大人の発達障害」についても復習し知識を深める。
キーワード
① 精神疾患 ② 統合失調症 ③ うつ病と双極症 ④ 不安に関連した障害、ストレス関連症、解離症 ⑤ 神経発達症
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
復習:第1回目から第7回目の内容を振り返り、基礎知識を確認しておく 予習:摂食障害・パーソナリティ障害について概観しておく
8
摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の8回目の講義である。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について、その成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援などについて学ぶ。科目の中での位置付けとしては、15回講義の後半の最初の講義であり、これまでの代表的な精神疾患の基礎知識を十分理解した上での受講が望ましい。昨今の現代社会におけるやせた女性を賛美する社会的風潮など現代社会と関連した若年女性に多い摂食症を本講義でまずあつかう。また、排泄症についてふれる。講義の後半では、睡眠-覚醒障害の不眠症やナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など睡眠関連呼吸障害群についてもおさえる。後半に向けた導入としても重要な講義といえる。
①摂食症 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.387~395 教科書p.179~180、p.185~188
②排泄症 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.268
③睡眠-覚醒障害 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.397~411
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 摂食症 ② 排泄症 ③ 睡眠-覚醒障害
細目レベル
① 若年女性に多い摂食症について、体重増加、肥満への恐怖がみられ、正常体重の最低限を維持することをも拒む神経性やせ症、短時間に明らかに普通より多い量の食事を摂る「むちゃ食い」といわれ、摂食行動を途中でやめるなどの制御ができない神経性過食症について、現在考えられている成因、それぞれの特徴的な症状、診断基準、治療、経過、本人や家族への支援について基礎知識を身につける。ダイエットから摂食症に移行するなど、身近な疾患ではあるが、摂食症にみられる身体症状は重症化すると生命の存続をも脅かすものであり、家族内の葛藤や問題が背景にある場合もある。そのため、摂食症者への治療や支援について理解する。
② 3~4歳で自律的排泄行動がほぼ可能となり、それ以降の不適切な排便と排尿に関する障害を指す小児期に多い排泄症群である遺尿症である夜尿症や遺糞症について、その成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について基礎知識を身につける。成因は、機能の未熟性やしつけの遅れなどの環境要因、心理的ストレスなどが関与した状態と考えられているが、自然治癒傾向が強く、無理をせず子どもの成熟を待つのが一般的によいとされる。遺糞症では、遺尿症と同様の成因が考えられるが、しばしば排便時の痛みが、排便を止める行動を強め、異臭や不潔などの問題が強く、家族が必要以上に叱責し、それが悪循環を形成することがあり留意する必要がある。
③ ヒトは約7~8時間の睡眠をとり、一日およそ24時間のリズムで生活している。これをサーカディアンリズム(概日リズム)ということ、不眠の定義で、不眠は睡眠時間が短いことと同義ではなく、翌朝の覚醒時に睡眠の不足感が強く、生活上の支障がある状態をさすこと、ノンレム睡眠とレム睡眠についておさえ、睡眠障害のさまざまな原因、睡眠衛生を学修する。精神疾患の全般で睡眠は重要なバロメーターであり注意を要する。また、睡眠-覚醒障害で代表的な不眠症やナルコレプシー(過眠、睡眠過剰)について、睡眠時無呼吸症候群など睡眠関連呼吸障害群について、その成因、特徴とされる症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について基礎知識を身につける。
キーワード
① 神経性やせ症 ② 神経性過食症 ③ 遺尿症 ④ 遺糞症 ⑤ 睡眠-覚醒障害
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について、各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について、以下の箇所を重点的に整理し復習しておくこと。
・神経性やせ症の体重増加への恐怖、正常体重の最低限を維持することをも拒み、実際にはやせているがまだ太っていると感じるボディイメージの歪み、体重の増減が自分の評価すべてに強く影響を与えるといった臨床的特徴をおさえる。
・排泄症のうち、遺尿症、遺糞症とはどういった疾患かを整理しておく。
・睡眠-覚醒障害では、不眠症、不眠の種類について整理し、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの成因、症状、治療について復習をしておく。
9
パーソナリティ症
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の9回目の講義である。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、パーソナリティ症、特にボーダーラインパーソナリティ症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援などについて学ぶ。パーソナリティ症を抱える人々はパーソナリティ(人格)の特徴から個人的・社会的問題を抱えているという精神疾患群の中でも特異なものといえる。パーソナリティ症にはクラスターA群、B群、C群があり、各群の特徴等をおさえる。次に、ボーダーラインパーソナリティ症について、その臨床的特徴についておさえる。事例を用い、ボーダーラインパーソナリティ症の成因、病態、治療や経過から本人や家族への支援について理解を深める。また、ボーダーラインパーソナリティ症をもつ対象者を支援する際に治療者が陥りやすい心理状態をおさえる。
①パーソナリティ症の類型について 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.497~511
②ボーダーラインパーソナリティ症 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.497~511
③ボーダーラインパーソナリティ症を持つ人への治療と支援について 伊藤・宮下編著、傷つけ傷つく青少年の心:関係性の病理、
p.67~74、p.115~123
PPT、配付資料
コマ主題細目
① パーソナリティ症の類型について ② ボーダーラインパーソナリティ症 ③ ボーダーラインパーソナリティ症を持つ人への治療と支援について
細目レベル
① パーソナリティとは、先天的な特性を核として、しつけや教育、訓練、環境などで後天的な要因が加わって、形成される。パーソナリティ症は、文化的期待値から著しくかたよった、苦痛または障害を引き起こす内的体験および行動様式であり、精神医学で扱うのは、その偏りのために社会に十分適応することが難しく、その結果として自分自身や社会が悩む場合に限られる。また、パーソナリティ症は、一般の人々にも高率で見出され、一般人口の10~15%であるが、パーソナリティ症と診断される人のすべてが治療の対象となるわけでない。パーソナリティ症群にはクラスターA群、クラスターB群、クラスターC群があり、各群の臨床的特徴をおさえる。
② 臨床において支援対象となることの多いボーダーラインパーソナリティ症について、病因の一つの要因として発達過程との関連から生育環境の要因が指摘されていること、また、社会的に本人や周囲が苦悩や問題を抱えることが多い臨床的特徴がある。その特徴とは、根底には見捨てられることへの不安があり、対人関係は、他者に対する極端な理想化と過小評価の間を揺れ動く不安定さがあり、自己像においても同様に理想化と過小評価を揺れ動き不安定である、他者をコントロールしようとするため、親密な対人関係を保てない、分自身や他者に抱く葛藤や緊張を言語化せずに行動によって表現し解き放ってしまうことをアクティングアウト(行動化)といい、時には生命の危機をも招く衝動行為等をおさえる。
③ ボーダーラインパーソナリティ症の治療や経過、本人や家族への支援について、事例を用い治療や支援について学習し理解を深める。また、ボーダーラインパーソナリティ症をもつ対象者を支援する際に医療従事者である治療者が陥りやすい状態をおさえる。治療における基本は支持的精神療法であり、患者の苦悩を受容し、患者の支えとなる関わりが必要であるが、見捨てられ不安から面接時間や回数が必要以上に多くなりすぎてはならず、ある程度の柔軟性の中にも、一定の限界設定を設ける治療の枠組みが必要である。また、患者だけでなく、医療スタッフも逆転移感情を抱きやすい、そのため、患者と医療スタッフの転移感情を注視することが重要となることを押さえる。チーム医療として、チームが患者の治療に十分機能しているか必要に応じて検証するなど、カンファレンスや情報の共有が必要となる。
キーワード
① パーソナリティ症 ② ボーダーラインパーソナリティ症 ③ 見捨てられ不安 ④ 行動化 ⑤ 転移と逆転移
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
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教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:パーソナリティ症について、特にボーダーラインパーソナリティ症について、各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:パーソナリティ症について、以下の箇所を重点的に整理し復習しておくこと。
・パーソナリティ症群の類型にはクラスターA群、クラスターB群、クラスターC群があり、その特徴をおさえる。
・ボーダーラインパーソナリティ症については、病因の一つの要因として発達過程との関連、また、社会的に本人や周囲が苦悩や問題を抱えることが多い臨床的特徴をおさえる。
・ボーダーラインパーソナリティ症の治療について、また、ボーダーラインパーソナリティ症をもつ対象者を支援する際に医療従事者である治療者が陥りやすい心理状態を整理しておく。
10
物質関連症、嗜癖症、秩序破壊的・衝動制御・素行症群
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の10回目の講義である。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、物質関連症、嗜癖症、秩序破壊的・衝動制御・素行症群の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について学ぶ。物質関連症として、アルコール関連症、覚醒剤関連症、鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬関連症、オピオイド関連症、市販薬関連症をとりあげる。まずは、依存成立のメカニズムと物質依存患者の特徴(重複障害)を理解する。次に、嗜癖症として、ギャンブル行動症とゲーム障害をとりあげ、成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について学ぶ。最後に、秩序破壊的・衝動制御・素行症群から、反抗挑発症と素行症をとりあげ、ADHDとの関連や成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援を学ぶ。
①物質関連症 教科書p.163~172
②嗜癖症 教科書p.172~174
③反抗挑発症と素行症 教科書p.174~178
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 物質関連症 ② 嗜癖症 ③ 反抗挑発症と素行症
細目レベル
① 中枢神経系に作用して認知や気分に影響を与える精神作用物質として、アルコール、覚醒剤、ベンゾジアゼピン系薬、オピオイド、コカイン、大麻、幻覚薬、カフェイン、ニコチンなどがある。精神作用物質を繰り返し使用していると、耐性、離脱、身体依存、精神依存を通じて依存が形成される。ここではまず、依存成立のメカニズムと物質依存患者の特徴(重複障害)を理解する。そして、物質関連症として、アルコール関連症、覚醒剤関連症、鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬関連症、オピオイド関連症、市販薬関連症をとりあげ、成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援を学ぶ。また、依存症者のための自助グループや、依存症の治療において患者本人に対する治療と同じくらい重要となる家族への支援についても学ぶ。
② 嗜癖症とは精神作用物質ではなく特定の行動を依存対象とする、非物質性の依存症のことである。ここでは、嗜癖症として、ギャンブル行動症とゲーム障害をとりあげ、成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援を学ぶ。嗜癖症にはコントロール障害が存在するが身体依存は形成しない。嗜癖行動の成立には脳内の報酬系が関わっているため、まずは嗜癖行動の成立のメカニズムを理解する。また、ギャンブル行動症では、ギャンブルを止められなくなることで失職したり負債を抱えたりすることがある。ゲーム障害ではコントロール障害をきたし、遅刻・欠席、家族への暴言・暴力、昼夜逆転などの問題が生じることがある。このような社会的な問題が生じるリスクについても学ぶ。
③ 秩序破壊的・衝動制御・素行症群の特徴は、情動や行動の自己制御の障害であり、自分または他人に危害を与える行為に至る衝動に抵抗できないことである。問題となる行為は、明らかな合理的動機を欠き、本人と他人の利益を損なう、反復的であり制御できない衝動に関連している。秩序破壊的・衝動制御・素行症群として、反抗挑発症、素行症、間欠爆発症、放火症、窃盗症などがあるが、ここでは、反抗挑発症、素行症をとりあげ、ADHDとの関連や成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援を学ぶ。
キーワード
① 依存 ② アルコール関連症 ③ 嗜癖 ④ ギャンブル行動症 ⑤ ゲーム障害
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:物質関連症および嗜癖症について、特にアルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存について各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:物質関連症および嗜癖症について、以下の箇所を重点的に整理し復習しておくこと。
・依存成立のメカニズムと物質依存患者の特徴(重複障害)
・物質関連症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援
・嗜癖症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援
・反抗挑発症、素行症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援
11
認知症
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の11回目の講義である。この授業では、代表的な精神疾患の成因、症状、経過等を理解し、本人や家族への支援のあり方を検討できるようにすることを目的としているが、代表的な精神疾患のうち、認知症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援などについて学ぶ。我が国における認知症患者の数は少なく見積もっても500万人(2017)を超えており、社会の高齢化とともに、喫緊の課題として重要な疾患群といえる。そのため、まずは、認知症の定義、疫学、中核症状、スクリーニングについて学び、さらにアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の成因、症状、検査所見、治療、薬物療法についてふれる。しかしながら、現在、認知症の多くは根本的な治療法が確立されていない。そのため、認知症の症状や診断・治療・経過の中で、本人や家族へ行われている心理・社会的な支援をおさえる。
①認知症とは 教科書p.200~204、p205~207
②アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症について 教科書p.204~205
③血管性認知症、前頭側頭型認知症について 教科書p.204~205
④認知症患者および家族への支援 教科書p.208~213
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 認知症とは ② アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症について ③ 血管性認知症、前頭側頭型認知症について ④ 認知症患者および家族への支援
細目レベル
① 高齢になると身体機能、認知機能における加齢変化や様々な喪失体験をするが、身体機能が低下する一方で主観的幸福感が保たれているという報告もある。このような現象はエイジング・パラドックスと呼ばれている。まず、高齢者の心理のポジティブな側面や高齢者のうつの特徴を概観する。次に、認知症の概要を学ぶ。認知症は、一旦正常に発達した認知機能や精神機能が後天的な悩の障害により低下し、日常生活・社会生活に支障をきたしている状態であり、最大の危険因子は加齢である。また、疫学、認知症の中核症状である記憶障害や認知症の行動・心理症状といわれる周辺症状である徘徊やうつ、妄想、幻覚といった症状があり、認知症の対応やケアにあたってはむしろ中心になる問題であることを理解する。他、認知症の代表的なスクリーニング検査である改訂簡易知的能力評価スケールやミニメンタルステート検査について概説する。
② アルツハイマー型認知症は変性疾患のなかで最も頻度が高く、見当識障害、記憶障害、言語障害、視空間認知障害、注意障害、実行機能障害など様々な認知機能障害が生じ、徐々に認知機能の低下が進行する。症状の発現や程度には個人差があるものの、初期には記憶障害や時間の見当識障害がみられることが多い。ただし、新しいことを覚えられない一方で、過去の記憶や体で覚えている記憶は比較的保たれやすい。また、対人接触スキルは保たれやすく、初期の頃には異変に気づかれにくいことも多い。レビー小体型認知症はレビー小体が大脳の広範囲に見いだされる神経病理学的特徴がある。症状ではありありとした幻視やレム睡眠行動異常が特徴的である。これらの疾患についての基礎知識を身につける。
③ 血管性認知症は、脳梗塞や脳出血といった血管の障害が一次的な要因であり、二次的に細胞機能の障害が生じて認知症となる様態である。認知障害は均一でなく、日常判断や理解などは保たれており、そのため、まだら認知症ともいわれる。このような症状、検査所見、治療について基礎知識を身につける。前頭側頭型認知症は前頭葉や側頭葉を中心に萎縮がみられる。特徴的な症状として、初期から性格・行動の変化がみられ、万引きなどの社会的逸脱行動や脱抑制などが生じることが挙げられる。身なりに無頓着になったり、他人への気遣いができなくなったりする変化も生じやすい。また、常同行動といって特定の行為や行動を繰り返す症状もよくみられる。一方、記憶や見当識は比較的保たれやすい。これらの成因、症状、検査所見、治療について基礎知識を身につける。
④ 認知症における症状や診断、治療、経過の中で、本人や家族へ行われている心理・社会的な支援を学ぶ。ひとたび認知症と診断されると、家族はもとより、本人すらも認知症の人の能力を過小評価しがちになる。そのなかで、本人の特性や残存能力、手助けが必要な場面について客観的な情報を提供するという点で、認知機能評価や家族への心理教育は重要である。また、認知症の人や家族同士による相互支援の重要性も認識されている。他にも、現実見当識訓練、音楽療法、回想法などが心理・社会的な支援として行われている。また、認知症の人の意思決定能力をどのように評価し支援に活かすのかについて検討する。
キーワード
① アルツハイマー型認知症 ② レビー小体型認知症 ③ 血管性認知症 ④ 前頭側頭型認知症 ⑤ 認知症患者および家族への支援
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:認知症について、各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:認知症について、以下の箇所を重点的に整理し復習しておくこと。
・認知症の定義、疫学、中核症状や行動・心理症状、スクリーニング検査についておさえる。
・アルツハイマー型認知症の成因、症状、検査所見、治療について基礎知識をおさえる。
・レビー小体型認知症の成因、症状、検査所見、治療について基礎知識をおさえる。
・血管性認知症の成因、症状、検査所見、治療について基礎知識をおさえる。
・前頭側頭型認知症の成因、症状、検査所見、治療について基礎知識をおさえる。
・認知症における症状や診断、治療、経過の中で、本人や家族へ行われている心理・社会的な支援を理解する。
12
向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の12回目の講義であり、向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化として、向精神薬の種類、作用、副作用について学ぶ。科目の中での位置付けとしては、代表的な精神疾患の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援についてはすでに学習しており、疾患に対する基礎知識を得ていることが前提となる。本講義では、中枢神経に作用し、精神や行動に影響を与える薬物である向精神薬について、向精神薬の種類から、抗精神病薬、抗うつ薬、気分安定薬、抗不安薬、睡眠薬等について、作用と副作用をおさえる。特に、抗精神病薬については錐体外路症状等の副作用が問題となり、患者のアドヒアランスにも関連している。そのため、講義で抗精神病薬の定型抗精神病薬、非定型抗精神病薬の作用・副作用についてあつかう。向精神薬を服用している患者を支援する際、薬物の影響を検討することは必要であり、基礎知識としておさえることが望ましい。
①薬物療法の基礎知識 教科書p.43~44
②抗うつ薬、抗不安薬・睡眠薬 教科書p.44~48
③抗精神病薬、気分安定薬 教科書p.48~54
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 薬物療法の基礎知識 ② 抗うつ薬、抗不安薬・睡眠薬 ③ 抗精神病薬、気分安定薬
細目レベル
① 精神疾患における治療では、精神療法と生物学的治療があり、生物学的治療として薬物療法が含まれる。そのため、心理職においても治療薬の知識は必須といえ、重要となる。まずは、中枢神経に作用し、精神機能や行動に影響を与える薬物である向精神薬について、向精神薬の種類について概説する。また、さまざまな理由で患者が服薬を拒むことがある。以前の考え方として、医療者の判断は正しく、医療者が決めたことを患者が守るのは当然という考えがあり、これが医療者において前提となっている可能性に目を向け、「のまされる体験」から「薬を活用する」という患者が自ら主体的に薬を活用できるアドヒアランスへの支援のあり方の重要性を学ぶ。
② まず、向精神薬のうち、抗うつ薬、抗不安薬・睡眠薬をとりあげる。はじめに、抗うつ薬である三環系抗うつ薬やSSRI、SNRIの作用機序・作用・副作用について概説する。特に、抗うつ薬がシナプス間隙のセロトニンを増加させ、セロトニン神経の機能を増強するメカニズムをおさえる。次に、抗不安薬・睡眠薬の分類と薬理作用をまとめる。特にベンゾジアゼピン系抗不安薬は副作用として依存が問題となることなどの基礎知識を身につける。
③ 次に、向精神薬のうち、抗精神病薬、気分安定薬をとりあげる。はじめに、統合失調症の治療薬である抗精神病薬の作用機序や抗精神病薬の歴史的変遷、定型抗精神病薬および非定型抗精神病薬の作用、副作用について基礎知識を身につける。また、主な副作用に、錐体外路症状、高プロラクチン血症、代謝系副作用などがあることをおさえる。また、双極性障害の治療薬である気分安定薬の作用、副作用について学ぶ。さらに、認知症治療薬とADHD治療薬についても触れておく。
キーワード
① 向精神薬 ② アドヒアランス ③ 抗うつ薬、抗不安薬・睡眠薬 ④ 抗精神病薬、気分安定薬
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬による心身の変化について、各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:患者が服薬しない理由や飲まされる体験から、患者が自ら主体的に薬を活用できる体験への支援のあり方、アドヒアランスについておさえる。
向精神薬の種類、抗うつ薬、抗不安薬・睡眠薬、抗精神病薬、気分安定薬の作用や副作用についておさえる。
13
医療機関との連携(1)
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の13回目の講義であり、医療機関との連携について概説する。本講義では、精神疾患をもつ人とその家族のための心理療法・心理支援の基本について具体例を通して学ぶ。まず、心理職が支援に携わる際に最も基本的な方法となる個人心理療法の基礎を概観する。次に、家族療法や集団精神療法などの集団を支援する技法の基礎を学ぶ。そして、コミュニティを対象とした支援のあり方の発展について確認する。具体的な支援方法について学ぶことで心理職ができることあるいはできないことを学生自身が考察し、第14回で扱う多職種との連携の重要性に気づくこともこの回のテーマである。
①下山・中嶋編、精神医療・臨床心理の知識と技法、p.24~28
②教科書p.55~61
③教科書p.61~63
④教科書p.63~65、下山・中嶋編、精神医療・臨床心理の知識と技法、p.231~234
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 患者の心理 ② 個人心理療法 ③ 家族療法・集団心理療法 ④ コミュニティアプローチ
細目レベル
① 医療における心理職の役割は「病を持ちつつ生きる人を、その人らしく生きられるように支える」というものである(花村,2016)。ここでは病を持ち、生きていくことがどのようなことであるか、そして病を持つ井人を支援するということはどういうことなのかについて、具体例をあげながら検討する。身体疾患、精神疾患を持つ患者に心理職がどのような支援ができるのかを学生自身が考えることが到達点となる。
② 医療領域に限らず、心理職による支援の基本は個人心理療法にある。実際には集団へのアプローチが求められることも多いが、集団を構成するのも一人ひとりの人間であり、その人自身をどのように理解するのかという視点は必要である。ここでは個人心理療法の治療構造や、支持的心理療法・精神分析的心理療法・認知行動療法の3つのアプローチがよって立つ理論を確認する。そして、心理療法が目指していることについて受講生が理解することが到達点となる。
③ 患者家族の支援は患者の支援にもつながっている。例えば、家族の一員が重篤な精神疾患を患った場合に患者家族が非常に不安になることは想像に難くない。自責の念にかられることや家族間の関係性が悪化することもある。このような場合に心理職がどのような援助を行うことができるのかについて学ぶ。また、個人のみならず集団への支援が求められることもある。安心できる集団のなかで参加者が自分について理解を深めることに心理職がどのように関与できるのかを学ぶ。
④ 近年、心理職は、面接室や集団精神療法室などの守られた場で心理支援を行うことだけでなく、学校での危機介入や、災害現場での緊急支援など、心理職のほうから支援を要する人がいる場へ出向いていく関わり方が求められている。このような支援のあり方にも個人や集団を心理的に見立てる力が活かされているのを学び、心理職の専門性を確認するとともに、多職種との連携の必要性についても検討する。
キーワード
① 患者の心理 ② 心理療法 ③ 家族療法・集団心理療法 ④ コミュニティアプローチ ⑤ アウトリーチ
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:個人心理療法・集団心理療法について、各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:医療領域での心理職の役割について、個人心理療法の枠組み、家族や集団への心理的アプローチ、コミュニティアプローチの方法や課題について復習しておくこと。
14
医療機関との連携(2)
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の中の14回目の講義であり、医療機関との連携について概説する。科目の中での位置付けとしては、まとめを除き、本科目の最終授業テーマとなる。本講義では、これまでの代表的な精神疾患の総論や精神科薬物療法についての既習の知識を実際に活用するため、精神疾患をもつ人とその家族を支援する保健・医療・福祉についてふれ、これら多くの専門職で構成される多職種チームについて、さらに、医療機関における多職種チームの実際や公認心理師が知っておくべき基本知識を学ぶ。また、日本の精神医療においては、社会的入院とされる長期入院患者が存在する。そのため、長期入院患者への地域生活への移行支援についておさえ、その中で、公認心理師に求められる役割について考察を深める。精神科における多職種チーム医療の中で、公認心理師に求められる役割を学生自身が考察することで、本講義で得た基礎知識を臨床実践に関連づけ理解を深めることができる。
①多職種連携とチーム医療 教科書p.76~90
②コンサルテーションとリエゾン 教科書p.91~93
③公認心理師に求められる役割 教科書p.94~102、下山・中嶋編、精神医療・臨床心理の知識と技法、p.138~139
PPT、配付資料
コマ主題細目
① 多職種連携とチーム医療 ② コンサルテーションとリエゾン ③ 公認心理師に求められる役割
細目レベル
① 病院や診療所などの医療では、チーム医療がされ、医療に従事する多種多様な医療スタッフが各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供する。そこには、患者自身が主体的に問題に取り組む姿勢を多職種チームが輪になり援助するという本人・家族も含めた治療チーム形成の考え方があることを理解する。医療機関における多職種チームを構成する専門職種、医師・看護師・精神保健福祉士、作業療法士・薬剤師・栄養管理士などをおさえ、多職種連携の実際や公認心理師が知っておくべき基本知識および公認心理師に求められる役割を学ぶ。基本知識には、医療の仕組みを知っておくことが必要である、そのため、医療法、精神保健福祉法などについても理解する。
② 総合病院などでは身体科の医療スタッフに対して心理学的な観点から患者の心理や行動を理解するための支援を行うことがある。このように専門家が専門家に対して専門知識を用いて依頼に応じた助言や提案を行うことをコンサルテーションという。コンサルテーションを行う際には心理職がどのような説明の仕方で医療スタッフに関わるのがよいか、受講生が理解することが到達点となる。また、「連携」を意味するリエゾンという機能について、精神科スタッフと身体科スタッフがどのように連携して支援にあたっているかを理解する。
③ 上でみてきたようにチームの一員として他の専門職とともに患者へ関わっていくためにはその前提として医療制度の仕組みや現代の医療を取り巻く情勢を知ることが必要になる。また、そのなかで心理職の専門性を活かすためには心理職ができること・できないことを知っておくことも必要になる。ここでは第13回と第14回の授業内容を踏まえ、医療現場で心理職が求められる役割について検討する。
キーワード
① 多職種連携 ② チーム医療 ③ コンサルテーション ④ リエゾン ⑤ 公認心理師の役割
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:多職種連携、チーム医療、コンサルテーション、リエゾンについて各自が調べ事前学習を行っておくこと。
復習:精神疾患をもつ人とその家族を支援する保健・医療・福祉について、多職種チームや地域生活移行支援等について、以下の箇所を重点的に整理し復習しておくこと。
・精神疾患をもつ人とその家族を支援する保健、医療、福祉において、携わる職種や組織をおさえる。
・医療機関における多職種チームを構成する専門職種をおさえ、その中での公認心理師の役割、知っておくべき基本知識をおさえる。
・長期入院患者を地域生活へ移行する際の支援について、連携や各専門職種の役割を理解し、その中での公認心理師の役割を考える。
15
第8回~第14回のまとめ
科目の中での位置付け
精神疾患とその治療の15回目の最終講義である。後半の第8回目から第14回目までのまとめを行い、基礎知識の定着を図る。具体的には、摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について(第8回)、パーソナリティ症の類型およびボーダーラインパーソナリティ症について(第9回)、物質関連症、嗜癖症、反抗挑発症および素行症について(第10回)、認知症について(第11回)、向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化について(第12回)、医療機関との連携について(第13回、第14回)、主な重要箇所のまとめを行う。まとめを行うことにより、代表的な精神疾患の総論や精神科薬物療法についての既習の知識を実際に活用するための内容について理解を深め、さらなる基礎的な知識の定着を図る。また、期末試験における重要箇所を再度おさえることになり、重要な回である。
第8回 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.268,p.387~395,p.397~411 教科書p.179~180,p.185~188
第9回 尾崎ら編、標準精神医学第9版、p.497~511 伊藤・宮下編著、傷つけ傷つく青少年の心:関係性の病理、p.67~74,p.115~123
第10回 教科書p.163~178
第11回 教科書p.200~213
第12回 教科書p.43~54
第13回 下山・中嶋編、精神医療・臨床心理の知識と技法、p.24~28,p.231~234 教科書p.55~65
第14回 教科書p.76~102、下山・中嶋編、精神医療・臨床心理の知識と技法、p.138~139
PPT、これまでの配布資料
コマ主題細目
① 第8回から第11回のまとめ ② 第12回のまとめ ③ 第13回から第14回のまとめ
細目レベル
① 第8回から第11回のまとめとして、まず、摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について、その成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援などについて学ぶ。次に、パーソナリティ症、特にボーダーラインパーソナリティ症の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援などについて学ぶ。パーソナリティ症群にはクラスターA群、B群、C群があり、各群の特徴等をおさえる。次に、物質関連症、嗜癖症、秩序破壊的・衝動制御・素行症群の成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について学ぶ。物質関連症として、アルコール関連症を中心にとりあげる。また、嗜癖症として、ギャンブル行動症とゲーム障害をとりあげ、成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について学ぶ。最後に、秩序破壊的・衝動制御・素行症群から、反抗挑発症と素行症をとりあげ、ADHDとの関連や成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援を学ぶ。続いて認知症について、その成因,症状,診断,治療,経過,本人や家族への支援などについて学ぶ。認知症の定義、疫学、中核症状、スクリーニングについて、さらにアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の成因、症状、検査所見、治療、薬物療法について学ぶ。認知症の症状や診断・治療・経過の中で、本人や家族へ行われている心理・社会的な支援についてもおさえる。
② 第12回のまとめとして、中枢神経に作用し、精神や行動に影響を与える薬物である向精神薬について、抗精神病薬、抗うつ薬、気分安定薬、抗不安薬、睡眠薬等について、作用と副作用をおさえる。また、患者のアドヒアランスについても考える。精神疾患における治療では、精神療法と生物学的治療があり、生物学的治療として薬物療法が含まれる。そのため、心理職においても治療薬の知識は必須といえ、重要となる。抗うつ薬がシナプス間隙のセロトニンを増加させ、セロトニン神経の機能を増強するメカニズムや、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用としての依存の問題についても復習する。
③ 第13回から第14回のまとめとして医療機関との連携を学ぶ。まず、まず、心理職が支援に携わる際に最も基本的な方法となる個人心理療法の基礎を概観する。次に、家族療法や集団精神療法などの集団を支援する技法の基礎を学ぶ。そして、コミュニティを対象とした支援のあり方の発展について確認する。さらに、これまでの代表的な精神疾患の総論や精神科薬物療法についての既習の知識を実際に活用するため、精神疾患をもつ人とその家族を支援する保健・医療・福祉についてふれ、これら多くの専門職で構成される多職種チームについて、さらに、医療機関における多職種チームの実際や公認心理師が知っておくべき基本知識を学ぶ。精神科における多職種チーム医療の中で、公認心理師に求められる役割を学生自身が考察することで、本講義で得た基礎知識を臨床実践に関連づけ理解を深めることができる。
キーワード
① 摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害 ② パーソナリティ症 ③ 物質関連症、嗜癖症、反抗挑発症および素行症 ④ 認知症 ⑤ 向精神薬
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
予習:第8回から第14回に配布した配布資料を読んでおくこと
復習:以下のまとめの内容を整理し、基礎知識を説明することができるようにしておくこと。
摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害について(第8回)、パーソナリティ症の類型およびボーダーラインパーソナリティ症について(第9回)、物質関連症、嗜癖症、反抗挑発症および素行症について(第10回)、認知症について(第11回)、向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化について(第12回)、医療機関との連携について(第13回、第14回)、各回で示した復習課題内容や15回で復習した内容を整理し、期末試験に向け、知識の定着を図ること。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
精神疾患のとらえ方
精神疾患の成因論について従来の考え方から現在の考え方まで整理できている。また、診断に必要な情報や視点について理解している。
精神症状 診断 治療 外因・内因・心因 生物・心理・社会モデル
5
1,7回
統合失調症
統合失調症の症状に関する知識および経過とその各時期の特徴に関する知識が身についている。また、代表的な治療法と抗精神病薬の作用について理解している。さらに、家族や社会を含む支援のあり方について理解している。
妄想 幻覚 思考の障害 陽性症状 陰性症状 抗精神病薬 精神科リハビリテーション
10
2,7回
うつ病および双極症
うつ病の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を習得している。また、双極性障害の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を習得している。
うつ病の症状 病前性格 認知 双極症Ⅰ型 双極症Ⅱ型 薬物療法
10
3,7回
不安に関連した障害、ストレス関連症群、解離症
強迫症、不安症(パニック症、社交不安症、限局性恐怖症、全般不安症など)、ストレス関連症群、解離症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識と、強迫症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援についての基礎知識を習得している。
強迫症 不安症群 パニック発作 社交不安 ストレス関連症群 解離症
10
4,7回
神経発達症群
自閉スペクトラム症、注意欠陥・多動症、限局性学習症の成因・症状・診断・治療法・経過・本人および家族への支援に関する基礎知識を習得している。さらに、発達障害と反抗挑発症および素行症の関連を理解することができている
自閉スペクトラム症 注意欠陥・多動症 限局性学習症 反抗挑発症 素行症
15
5,6,7回
摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害、パーソナリティ症
摂食症、排泄症、睡眠-覚醒障害の不眠症、ナルコレプシー等について、成因、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援についての基礎知識が身についている。ならびに、ボーダーラインパーソナリティ症では、病因の一つの要因と考えられている発達過程との関連、また、社会的に本人や周囲が苦悩や問題を抱えることが多い臨床的特徴、ボーダーラインパーソナリティ症をもつ対象者を支援する際に医療従事者である治療者が陥りやすい心理状態といった基礎知識が身についている。
摂食症 排泄症 睡眠-覚醒障害 パーソナリティ症
10
8,9,15回
物質関連症、嗜癖症、秩序破壊的・衝動制御・素行症群
物質関連症について、アルコール関連症の症状、治療と経過、薬物療法、自助グループおよび家族への支援に関する基礎知識が身についている。また、嗜癖症について、ギャンブル行動症とゲーム障害の症状、治療に関する基礎知識が身についている。反抗挑発症と素行症の成因、症状、診断、治療、経過に関する基礎知識が身についている。
依存 アルコール関連症 ギャンブル行動症 ゲーム障害 反抗挑発症 素行症
10
10,15回
認知症
認知症の定義、疫学、中核症状である記憶障害や認知症の行動・心理症状、認知症のスクリーニング検査について、さらに、認知症における症状や診断、治療、経過の中で、本人や家族へ行われている心理・社会的な支援について基礎知識が身についている。また、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・血管性認知症・前頭側頭型認知症といった各疾患の成因、特徴的な症状、治療などについて基礎知識が身についている。
認知症 スクリーニング検査 アルツハイマー型認知症 レビー小体型認知症 血管性認知症 前頭側頭型認知症
10
11,15回
向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化
向精神薬とは何か、また、向精神薬の種類を説明できる。抗精神病薬については、定型抗精神病薬や非定型抗精神病薬の作用や副作用について基礎知識が身についている。他、抗うつ薬の三環系抗うつ薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの作用、副作用について、双極性障害の治療薬である気分安定薬の作用、副作用について、抗不安薬、睡眠薬の作用、副作用について基礎知識が身についている。また、アドヒアランスについて説明できる。
抗精神病薬 抗うつ薬 抗不安薬・睡眠薬 気分安定薬 アドヒアランス
10
12,15回
医療との連携
精神疾患をもつ人とその家族を支援する保健・医療・福祉について、医療機関における多職種チームを構成する専門職種とその役割について基礎知識が身についている。また、チーム医療に関わる中で公認心理師が知っておくべき基礎知識が身についている。社会的入院患者を含むことが多い長期入院患者への地域生活移行支援の中で、各専門職種の役割と連携について基礎知識が身につき、連携の中で公認心理師に求められる役割を理解している。
個人心理療法 家族療法 集団心理療法 コミュニティアプローチ チーム医療 多職種連携 コンサルテーション・リエゾン 公認心理師
10
13,14,15回
評価方法
期末試験によって評価する
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
『公認心理師カリキュラム準拠 精神疾患とその治療[第2版]』医歯薬出版株式会社(3,200円+税)
参考文献
授業中に紹介する
実験・実習・教材費
なし