区分 基盤スキル科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
SDGs力 科学コミュニケーション力 研究力
カリキュラム・ポリシーとの関係
教養 応用力 実践力
科目間連携 総合心理力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ

科目の目的
本講義の目的は、心理学の研究法について、単なる知識としてではなく、実際に活用できる理解を身につけることである。具体的には、実験、尺度、面接、観察といった各研究法の特徴と限界を比較し、それぞれがどのような問いに適しているかを判断できる力を養う。また、研究結果をそのまま受け入れるのではなく、その方法や信頼性を批判的に検討する視点を身につける。さらに、研究倫理や再現性の問題を通して、心理学研究に求められる責任ある態度を理解することを目指す
到達目標
本講義では、心理学研究法を歴史的な流れの中で理解し、内観法・実験法・尺度・面接・観察といった各方法の特徴と限界を説明できる力を養う。また、それぞれの方法がどのような問題に対応して生まれたかを理解し、研究目的に応じた適切な方法を判断できるようになることを目指す。さらに、再現性問題や研究倫理について学び、心理学研究を批判的かつ総合的に理解する力を身につける。
科目の概要
本講義では、心理学研究法を歴史的な流れの中で理解する。前半(第1回〜第8回)では、観察を出発点に、ヴントの内観法、フェヒナーの精神物理学、行動主義(ワトソン・スキナー)、そして認知心理学へと至る過程を通して、実験法の成立と発展を扱う。後半では、まずサーストンやリッカート、ボガーダスによる心理尺度の発展(第9・10回)を取り上げ、続いてフロイトやピアジェに代表される面接法(第11回)、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の展開(第12回)を学ぶ。さらに終盤では、Glassによるメタ分析やIoannidis、Nosekによる再現性問題(第13回)、研究倫理(第14回)を扱い、最終回で研究法全体を統合的に理解する。
科目のキーワード
本講義では、心理学研究法を歴史的な流れの中で理解し、内観法・実験法・尺度・面接・観察といった各方法の特徴と限界を説明できる力を養う。また、それぞれの方法がどのような問題に対応して生まれたかを理解し、研究目的に応じた適切な方法を判断できるようになることを目指す。さらに、再現性問題や研究倫理について学び、心理学研究を批判的かつ総合的に理解する力を身につける。
授業の展開方法

オフィス・アワー
前期:月曜1限・4限
火曜1限・2限・3限
水曜1限~3限
木曜1限~4限
後期:月曜1限・2限
火曜1限・2限
木曜1限~昼
金曜1限・2限

科目コード RC2020
学年・期 1年・後期
科目名 心理学研究法
単位数 2
授業形態 講義
必修・選択 必修
学習時間 【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目 なし
展開科目
関連資格 公認心理師
担当教員名 野内類
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 観察から始まる心理学 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 科学における観察とは何か ② 科学における観察とは何か ③ 心理学における観察の特殊性
細目レベル ① 観察とは、ただ何かを見ることではなく、「何を確かめたいのか」という目的をもって対象を見ることである。科学では、観察は研究の出発点であり、仮説を立てるための手がかりとなる。また、仮説が正しいかどうかを確かめるためにも観察が使われる。心理学では心そのものを見ることができないため、人の行動や発言などを観察し、それを手がかりに心の働きを考える。このように観察は、心理学において「心を知るための入り口」であり、研究のすべての段階に関わる重要な方法である。
② 私たちは日常生活でも人の様子をよく観察しているが、それは必ずしも正確とは限らない。たとえば、自分の考えに合う情報だけを見てしまったり、印象に残りやすい出来事を過大に評価したりすることがある。一方、科学的観察では、こうした偏りをできるだけ減らす工夫が行われる。具体的には、何を観察するのかをあらかじめ決めたり、観察した内容を記録したりする。また、同じ方法で観察すれば誰でも同じ結果が得られることが重視される。このように、科学的観察は客観性と再現性を大切にする点で日常的観察と大きく異なる。
③ 私たちは日常生活でも人の様子をよく観察しているが、それは必ずしも正確とは限らない。たとえば、自分の考えに合う情報だけを見てしまったり、印象に残りやすい出来事を過大に評価したりすることがある。一方、科学的観察では、こうした偏りをできるだけ減らす工夫が行われる。具体的には、何を観察するのかをあらかじめ決めたり、観察した内容を記録したりする。また、同じ方法で観察すれば誰でも同じ結果が得られることが重視される。このように、科学的観察は客観性と再現性を大切にする点で日常的観察と大きく異なる。
キーワード ① 観察 ② 科学 ③ データ
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
2 心理学誕生と内観法 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 心理学誕生と内観法 ② ヴントの心理学と内観法の構造 ③ 主観を科学にする試みとしての内観法
細目レベル ① 心理学が科学として始まったのは、ヴントが実験室を開いた19世紀後半である。ヴントは「心」を研究対象としながらも、できるだけ科学的に扱うことを目指した。その方法が内観法である。内観法では、刺激を与えたときに自分の中で何が起こったかを注意深く観察し、言葉で報告する。たとえば、音を聞いたときの感じ方や、光を見たときの印象などを記録する。このとき重要なのは、単なる感想ではなく、できるだけ正確で細かい報告を行うことである。ヴントはこの方法によって、心の内容を科学的に調べようとした。
② 内観法の最大の特徴は、「主観」を科学の対象にしようとした点にある。心理学が扱う感情や感覚、思考といったものは、その人自身にしか分からない経験である。これを主観という。しかし科学では、本来は誰が見ても同じ結果が得られることが求められる。ヴントはこの問題に対して、観察の手続きを統一し、訓練された観察者に報告させることで、主観をできるだけ客観的に扱おうとした。完全に客観的にすることは難しかったが、この試みはその後の心理学に大きな影響を与え、心を科学的に研究する出発点となった。
キーワード ① ヴント ② 内観 ③ 主観
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト
復習・予習課題
3 実験法の成立 ― 精神物理学 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 実験法の成立 ― 精神物理学 ② 精神物理学の成立と意義 ③ 実験法の基本構造
細目レベル ① 精神物理学は、心と物理的刺激の関係を数量的に調べる試みとして発展した。代表的な研究者にはウェーバーやフェヒナーがいる。彼らは、音の大きさや重さの違いがどの程度で感じ取れるかといった問題を研究した。たとえば、どれくらい重さが増えると「重くなった」と感じるのかを測定することで、心の働きを数値として表すことが可能になる。このように精神物理学は、主観的な感覚を客観的に測定しようとした最初の体系的な試みであり、心理学を科学として発展させる重要な基盤となった。
② 精神物理学は、心と物理的刺激の関係を数量的に調べる試みとして発展した。代表的な研究者にはウェーバーやフェヒナーがいる。彼らは、音の大きさや重さの違いがどの程度で感じ取れるかといった問題を研究した。たとえば、どれくらい重さが増えると「重くなった」と感じるのかを測定することで、心の働きを数値として表すことが可能になる。このように精神物理学は、主観的な感覚を客観的に測定しようとした最初の体系的な試みであり、心理学を科学として発展させる重要な基盤となった。
③ 心を測るとは、感じ方や気づきといった主観的な経験を、一定の基準に基づいて数量化することである。精神物理学では「閾値」という概念が重要になる。これは、刺激の違いを感じ取ることができる最小の変化量を指す。たとえば、わずかな音の違いや重さの違いをどこまで区別できるかを調べることで、人の感覚の特徴を明らかにする。このように、心の働きを数値として表すことで、異なる人や条件を比較することが可能になる。心理学における「測定」は、このような考え方から始まっている。
キーワード ① 測定 ② 閾値 ③ 独立変数 ④ 従属変数
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
4 精神分析と事例研究 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① フロイト理論と無意識 ② 事例研究の方法論的意義 ③ 実験法との対比としての事例研究
細目レベル ① フロイトは、人の行動や感情の背後には自覚されていない「無意識」の働きがあると考えた。それまでの心理学は、意識できる内容を中心に扱っていたが、フロイトは夢や言い間違い、神経症の症状などを手がかりに、無意識の存在を明らかにしようとした。彼は、心の問題は過去の経験や抑圧された感情と深く関係していると考え、それを理解することが重要だとした。このように精神分析は、目に見える行動だけでなく、その背後にある心の深い構造に目を向けた点で、心理学の対象を大きく広げた。
② 事例研究とは、一人の人や一つのケースを詳しく調べる方法である。フロイトは患者との面接を通して、その人の経験や感情、考え方を丁寧に分析した。この方法では、大人数を対象とした研究では見えにくい、個人の特徴や変化の過程を深く理解することができる。実験法のように条件を統制することは難しいが、その分、複雑な心の働きを具体的に捉えることができる。事例研究は、特に臨床心理学の分野で重要な役割を果たし、「個別の理解」という心理学のもう一つの方向性を示している。
③ 事例研究と実験法は、心理学の中で対照的な方法である。実験法は多くの人に共通する法則を明らかにすることを目的とし、条件を厳密に統制する。一方、事例研究は特定の個人に焦点を当て、その人の経験や背景を重視する。実験では再現性や一般性が重視されるのに対し、事例研究では個別性や文脈が重要になる。この違いは、心理学が「一般的な仕組み」を明らかにする学問であると同時に、「個々の人を理解する学問」でもあることを示している。
キーワード ① 事例研究 ② フロイト ③ 面接
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
5 行動主義と観察 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 行動主義の成立背景 ② 行動観察と客観性の確立 ③ 行動主義の限界
細目レベル ① 20世紀初頭、心理学では内観法の限界が強く意識されるようになった。人の主観的な報告は安定せず、科学としての信頼性に問題があると考えられたのである。このような背景の中で登場したのが行動主義である。ワトソンは、心理学は観察可能な行動だけを対象とすべきだと主張した。心の中身を直接扱うのではなく、外から見える行動を研究することで、心理学をより客観的で科学的な学問にしようとした。この考え方は、その後の心理学に大きな影響を与えた。
② 行動主義では、刺激と反応の関係を観察し、それを記録することが中心となる。スキナーは、動物実験を通して行動がどのように変化するかを詳細に分析した。たとえば、報酬を与えることで特定の行動が増えることなどが明らかにされた。このような研究では、行動の回数や頻度を数値として記録することで、客観的なデータが得られる。内観のような主観的報告に頼らず、誰が見ても同じ結果が得られることが重視された。この点で、行動主義は心理学に強い科学性をもたらした。
③ 行動主義は心理学を科学的に発展させる上で重要な役割を果たしたが、同時に限界もあった。行動だけに注目することで、思考や感情といった内的な過程を説明することが難しくなったのである。たとえば、人がなぜある行動を選ぶのか、その判断の過程は行動だけでは十分に理解できない。また、同じ刺激に対しても人によって異なる反応が生じる理由も説明しにくい。このような問題から、行動主義だけでは心の働きを十分に説明できないと考えられるようになり、次の理論へとつながっていく。
キーワード ① 行動主義 ② 客観性 ③ 刺激と反応
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
6 ゲシュタルト心理学と刺激 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① ゲシュタルト心理学 ② 錯視研究の方法論的意義 ③ 行動主義との対比
細目レベル ① ゲシュタルト心理学は、心の働きを細かい要素に分けて理解しようとする考え方に対して批判的に登場した。それまでの心理学では、感覚や知覚を小さな要素の集まりとして捉える傾向があったが、ゲシュタルト心理学者は「全体は部分の総和以上である」と主張した。たとえば、いくつかの点を並べると、それぞれは単なる点であっても、人はそれを一つのまとまりとして知覚する。このように、人間の知覚は個々の刺激を足し合わせたものではなく、全体的な構造として理解されるべきだと考えられた。
② ゲシュタルト心理学では、錯視が重要な研究対象となった。錯視とは、実際の物理的な刺激とは異なる見え方が生じる現象である。たとえば、同じ長さの線が周囲の配置によって長く見えたり短く見えたりする。このような現象は、人間が単に刺激をそのまま受け取っているのではなく、全体の関係性の中で意味づけていることを示している。錯視の研究は、観察された現象そのものを丁寧に分析することで、知覚の仕組みを明らかにしようとするものであり、観察の重要性を改めて示した。
③ ゲシュタルト心理学は、行動主義とは異なる立場をとっている。行動主義は観察可能な行動に限定して心理学を進めようとしたのに対し、ゲシュタルト心理学は知覚や意味といった心の働きを重視した。ただし、内観のように主観的な報告に頼るのではなく、実際に観察できる現象を手がかりに心の構造を理解しようとした点に特徴がある。つまり、行動主義が「行動そのもの」を重視したのに対し、ゲシュタルト心理学は「行動や知覚の中に現れる構造や意味」を重視したといえる。
キーワード ① ゲシュタルト ② 全体性 ③ 錯視 ④ 知覚 ⑤ 刺激
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
7 認知心理学と要因計画 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 認知革命の背景 ② 情報処理モデルと実験 ③ 行動を手がかりとした心の理解
細目レベル ① 行動主義は心理学を科学的に発展させる上で大きな役割を果たしたが、心の内部で何が起こっているのかを十分に説明することはできなかった。たとえば、人がどのように判断し、記憶し、問題を解決するのかといった過程は、単に行動を観察するだけでは理解が難しい。このような限界を背景として、1950年代頃から「認知心理学」が発展した。この流れは認知革命と呼ばれ、人間の心を情報処理の観点から捉え直す試みであった。これにより、心理学は再び内的過程を扱う方向へと進んでいく。
② 認知心理学では、人間の心を情報を入力・処理・出力するシステムとして捉える。この考え方はコンピュータの仕組みに例えられることが多い。たとえば、外界からの刺激が入力され、それが記憶や注意の働きを通して処理され、最終的に行動として出力されると考える。このようなモデルをもとに、研究者は特定の認知過程を仮定し、それが正しいかどうかを実験で検証する。つまり、単に観察された行動を記録するだけでなく、その背後にある処理の仕組みを理論と実験の組み合わせで明らかにしようとする。
③ 認知心理学では、心そのものを直接観察することはできないという前提は変わらない。そのため、行動や反応時間、誤りのパターンなどを手がかりとして、内部でどのような処理が行われているかを推測する。たとえば、反応に時間がかかる場合には、処理の段階が多いと考えられる。このように、観察された行動はそれ自体が目的ではなく、心の働きを推測するための手がかりとして用いられる。認知心理学は、行動の背後にある見えない過程を理論的に説明しようとする点に特徴がある。
キーワード ① 認知革命 ② 情報処理モデル ③ 実験計画 ④ 要因計画
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト
復習・予習課題
8 心理学の歴史と研究法(前半のまとめ) 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 観察から実験への流れ ② 心理学における「測定」の意味 ③ 実験法の位置づけと限界
細目レベル ① これまでの心理学の流れを振り返ると、観察の方法が大きく変化してきたことが分かる。初期の心理学では、ヴントの内観法のように、自分の意識を観察することが中心であった。しかし、その後、精神物理学や実験法が発展し、外から観察できる刺激と反応の関係が重視されるようになった。さらに行動主義では、主観を排除し、観察可能な行動だけを扱う方向へ進んだ。このように、心理学はより客観的で再現可能な観察を目指して方法を発展させてきた。
② 精神物理学の登場によって、心理学では「心を測る」という考え方が重要になった。これは、主観的な感覚や経験を数値として表すことで、比較や分析を可能にするものである。たとえば、どれくらいの違いで刺激を区別できるかを調べることで、人の感覚の特徴を明らかにすることができる。このような測定の考え方は、後の実験研究や認知心理学にも引き継がれている。心理学における測定とは、単に数値を得ることではなく、心の働きを客観的に捉えるための方法である。
③ 実験法は、心理学を科学的に発展させるうえで中心的な役割を果たしてきた。条件を統制し、原因と結果の関係を明らかにできる点が大きな強みである。しかしその一方で、実験には限界もある。実験室という人工的な環境では、日常生活における自然な行動が再現されにくい。また、人の意味づけや価値観のような複雑な心理現象は、単純な実験では捉えきれないことがある。このような限界が、後の尺度や面接といった新しい方法の発展につながっていく。
キーワード ① 観察 ② 精神物理学 ③ 実験法 ④ 計測
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト
復習・予習課題
9 性格検査と検査の信頼性と妥当性 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 態度・価値・信念を扱う必要性 ② サーストンの尺度理論 ③ ボガーダスの社会的距離尺度
細目レベル ① これまでの心理学では、主に行動や反応を通して心の働きを明らかにしてきた。しかし、人が何を考え、何を信じているのかといった「態度」や「価値」は、単純な行動だけでは十分に捉えることができない。たとえば、ある対象に対して好意を持っているかどうかは、行動として必ずしも表れるとは限らない。このような問題から、心理学では人の内面にある評価や信念を直接扱う必要が生まれた。特に20世紀前半には、社会や集団の中で人々の考えを理解することが求められ、心理学の対象は個人の反応からより広い意味の心へと拡張していった。
② サーストンは、態度のような主観的な内容も、連続的な量として扱うことができると考えた。彼は、人の意見や評価を単なる「賛成・反対」ではなく、段階的な差として捉え、それを数値化する方法を提案した。この考え方により、曖昧だった態度という概念が、測定可能な対象として扱えるようになった。サーストンの尺度理論では、複数の項目を用いて人の態度を測定し、それを一定の基準に基づいて配置することで、心理的な距離を表現する。この方法は、心理学において主観的な内容を客観的に扱うための重要な基盤となった。
③ ボガーダスは、異なる集団に対する人々の態度を測定するために、社会的距離尺度を考案した。この尺度では、「同じ国に住むことを受け入れるか」「隣人として受け入れるか」など、具体的な状況を段階的に提示し、それに対する受け入れの程度を測る。これにより、抽象的で捉えにくい偏見や態度を、具体的な行動に近い形で評価することが可能になった。ボガーダスの研究は、心理尺度が社会問題の理解にも応用できることを示し、心理学が個人の内面だけでなく、社会的関係の中での心を扱う学問であることを明確にした。
キーワード ① 心理尺度 ② 態度 ③ 価値
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10 尺度の確立 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① リッカート尺度の構造 ② 信頼性とは何か ③ 妥当性とは何か
細目レベル ① リッカートは、態度をより簡便に測定する方法として、現在でも広く使われているリッカート尺度を提案した。この方法では、「非常にそう思う」から「まったくそう思わない」までの段階的な選択肢を用意し、それぞれに数値を割り当てる。これにより、複雑な態度や意見を比較的簡単に数値化することが可能になる。サーストンの方法は理論的に精密である一方、実際に多くの人に実施するには手間がかかった。リッカート尺度はその点を改善し、大規模調査にも適した形式として普及した。この方法によって、心理学における質問紙調査は一気に広がっていった。
② 尺度を用いて心を測定する場合、その結果がどれだけ安定しているかが重要になる。これを信頼性という。信頼性とは、同じ対象を測ったときに、同じような結果が得られる程度を指す。たとえば、同じ人に同じ質問紙を繰り返し実施したときに、大きく結果が変わってしまうようでは、その尺度は信頼できない。また、複数の項目が同じ内容を測っている場合、それらが一貫した結果を示すことも求められる。このように信頼性は、測定結果が偶然や誤差に左右されていないかを確認するための基本的な基準である。
③ 信頼性が高いだけでは、良い尺度とはいえない。重要なのは、その尺度が本当に測りたいものを測っているかどうかであり、これを妥当性という。たとえば、不安を測る尺度であれば、その結果が実際の不安の程度を正しく反映している必要がある。しかし、質問の内容が不適切であったり、別の要因に影響されていたりすると、結果はずれてしまう。妥当性にはいくつかの種類があり、内容が適切かどうかや、理論的な構造と一致しているかなどが検討される。心理学では、見えない心を扱うため、測定がどれだけ正確かを常に慎重に考える必要がある。
キーワード ① リッカート尺度 ② 信頼性 ③ 妥当性
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11 面接法の発展 ― 意味を扱う方法 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 面接法が必要とされた理由 ② フロイトと非構造化面接 ③ ピアジェと半構造化面接
細目レベル ① 心理尺度によって人の態度や評価を数値として捉えることが可能になったが、それだけでは十分でない場合もある。たとえば、なぜそのように答えたのか、どのような経験や考えが背景にあるのかといった点は、質問紙だけでは分かりにくい。このような問題から、心理学では人と直接やり取りをしながら理解を深める方法が必要とされた。それが面接法である。面接では、相手の発言をもとにさらに質問を重ねることで、考え方や意味づけの過程に近づくことができる。面接法は、測定では捉えきれない心の側面を理解するために発展してきた方法である。
② フロイトは、患者の自由な語りを重視する方法を用い、心の深い部分に迫ろうとした。この方法は非構造化面接と呼ばれ、あらかじめ決められた質問に従うのではなく、相手の発言に応じて柔軟に進められる。自由連想法では、思いついたことをそのまま話してもらうことで、無意識の内容が表れると考えられた。このような面接では、言葉の内容だけでなく、言い方やためらいなども重要な手がかりとなる。フロイトの方法は、心の意味や背景を理解するための面接法の出発点として位置づけられる。
③ ピアジェは、子どもの思考の発達を明らかにするために、観察と質問を組み合わせた面接法を用いた。この方法では、あらかじめ大まかな質問の枠組みを用意しつつ、子どもの答えに応じてさらに問いを深めていく。これを半構造化面接という。たとえば、保存課題では子どもに具体的な状況を見せ、その理解の仕方を詳しく聞き出す。ピアジェの方法は、単に正解か不正解かを見るのではなく、どのように考えて答えに至ったのかを重視する点に特徴がある。このように面接法は、思考過程を理解するための重要な手段として発展した。
キーワード ① 半構造化面接 ② 構造化面接 ③ 非構造化面接
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12 観察法の発展 ― 自然観察からデータ観察へ 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 自然観察の成立 ② 観察の科学化と対象の拡張 ③ 現代の観察とデータの利用
細目レベル ① 観察法の中でも最も基本的なのが自然観察である。これは、対象となる人や動物の行動を、できるだけ自然な環境の中でそのまま記録する方法である。ダーウィンは自分の子どもの発達を詳細に観察し、その記録をもとに心の発達について考察した。またプレイヤーは、子どもの行動を継続的に記録することで発達の特徴を明らかにしようとした。このように自然観察は、実験のように条件を操作せず、現実の中での行動をそのまま捉える点に特徴がある。特に発達や日常行動の研究では重要な役割を果たしてきた。
② 自然観察は単なる記録にとどまらず、次第により科学的な方法へと発展していった。その代表がティンバーゲンによる動物行動学である。彼は動物の行動を自然環境の中で観察し、その行動がどのような機能を持つのかを分析した。また観察の対象も広がり、人間の社会や文化の中での行動を扱う参与観察が導入された。参与観察では、研究者がその場に入り込み、集団の一員として行動を観察する。このように観察法は、個体の行動から社会的関係へと対象を広げながら発展してきた。
③ 近年では、観察の方法も大きく変化している。スマートフォンやインターネットの普及により、人の行動はログデータとして自動的に記録されるようになった。たとえば、SNSの投稿や閲覧履歴、位置情報などは、日常生活の中で自然に蓄積される行動データである。これらは従来の観察と同様に行動を捉えるが、人が直接見て記録する必要がない点で特徴的である。ただし、データだけでは行動の意味や背景が分かりにくいという問題もある。このように現代の観察は、大量のデータを扱う一方で、新たな解釈の課題も抱えている。
キーワード ① 自然観察 ② 動物行動学 ③ ログデータ
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13 心理学研究の自己点検 ― 再現性とオープンサイエンス 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 研究蓄積とその問題 ② メタ分析の成立 ③ 再現性問題とオープンサイエンス
細目レベル ① 心理学では多くの研究が行われ、その結果が論文として蓄積されてきた。しかし研究が増えるにつれて、異なる研究同士で結果が一致しないという問題が目立つようになった。ある研究では効果があるとされても、別の研究では同じ効果が確認できないことがある。また、研究者が注目した結果だけが発表されやすいという偏りも指摘されている。このような状況では、個々の研究をそのまま信頼することが難しくなる。そこで心理学では、研究結果をまとめて検討し、全体としてどのような傾向があるのかを明らかにする必要が生じた。
② こうした問題に対応するために提案されたのがメタ分析である。Glassは1970年代にこの考え方を示し、複数の研究結果を統計的に統合する方法を提案した。メタ分析では、それぞれの研究の結果を数値として整理し、全体としてどの程度の効果があるのかを評価する。これにより、単一の研究では見えにくかった傾向を把握することができる。また、どの条件で効果が強くなるのかといった点も検討できる。メタ分析は、研究を個別に見るのではなく、積み重ねとして理解するための重要な方法として発展してきた。
③ 近年、心理学では再現性の問題が大きく取り上げられている。これは、ある研究の結果が別の研究者によって同じように再現できないという問題である。Ioannidisは、多くの研究結果が必ずしも信頼できるとは限らない可能性を指摘した。またNosekらは、大規模な再現性プロジェクトを通して問題の深刻さを示した。こうした状況を受けて、研究の透明性を高めるオープンサイエンスの取り組みが進められている。事前登録やデータの公開などにより、研究の過程を明らかにし、信頼性を向上させようとする動きである。
キーワード ① メタ分析 ② 再現性問題 ③ オープンサイエンス
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14 心理学研究における倫理 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 研究倫理の基本原則 ② 心理学研究における倫理問題 ③ 倫理と科学の関係
細目レベル ① 心理学研究では、人を対象とすることが多いため、倫理的な配慮が不可欠である。研究倫理の基本には、参加者の尊厳や権利を守ることがある。たとえば、研究に参加するかどうかは本人の自由であり、強制されてはならない。また、研究の目的や内容について事前に説明し、納得したうえで同意を得ることが重要である。これをインフォームド・コンセントという。さらに、研究によって参加者に不利益や負担が生じないよう配慮する必要がある。このような原則は、心理学を社会に受け入れられる学問として維持するための基盤となっている。
② 心理学の歴史には、倫理的に問題のある研究も存在する。たとえば、参加者に強いストレスを与えたり、十分な説明を行わずに実験を実施したりする例があった。ミルグラムの服従実験などは、人が権威に従う行動を明らかにした一方で、参加者に大きな心理的負担を与えたことでも知られている。このような研究は重要な知見をもたらしたが、同時に倫理的な問題を提起した。こうした経験を通して、心理学では研究の方法だけでなく、その進め方についても厳しく検討されるようになった。
③ 研究倫理は、科学的な発見と対立するものではなく、むしろ研究の信頼性を支える重要な要素である。倫理が守られない研究は、社会からの信頼を失い、結果として学問そのものの価値を損なう可能性がある。また、参加者が安心して協力できる環境を整えることは、より正確なデータを得ることにもつながる。心理学では、研究の自由と参加者の保護のバランスを取ることが求められる。倫理は制約ではなく、心理学研究を持続可能なものにするための条件であるといえる。
キーワード ① 倫理 ② インフォームドコンセント ③ 研究の自由 ④ 参加者の権利
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15 総括 ― 心理学研究法とは何か 科目の中での位置付け 本講義は、心理学で使われるさまざまな研究方法を、単なる手順として覚えるのではなく、「なぜその方法が必要になったのか」という流れの中で理解することを目的とする。心理学では、心や行動という目に見えにくい対象を扱うため、実験、質問紙、面接、観察など複数の方法が使われる。本講義では、それぞれの方法がどのような問題を解決するために生まれたのかを学び、方法同士の違いや役割を理解する。

全15回のうち、前半(第1回〜第8回)では、観察から出発し、内観法、精神物理学、行動主義、認知心理学へと進む流れを通して、心理学がどのように科学として成立してきたかを学ぶ。ここでは、主に「人の行動をどのように客観的に調べるか」という問題を扱う。
中盤(第9回〜第10回)では、サーストンやリッカートなどの研究を通して、人の態度や考えを質問紙で測る方法を学ぶ。後半(第11回〜第12回)では、フロイトやピアジェの研究をもとに、面接を通して考え方を理解する方法と、ダーウィンやティンバーゲンに始まる観察法の発展を扱う。
終盤(第13回〜第14回)では、メタ分析や再現性問題を通して研究結果の信頼性を考え、さらに研究倫理について学ぶ。最後に第15回で全体を振り返り、心理学の研究方法を総合的に理解する。

本講義は、心理統計学や心理学実験などの科目と関連し、それらで学ぶ内容を広い視点から理解するための基礎となる科目である。

コマ主題細目 ① 心理学研究法の全体構造 ② 観察の再定義 ③ 心理学における科学とは何か
細目レベル ① 本講義では、心理学におけるさまざまな研究法を歴史的な流れの中で見てきた。初期の心理学では内観や実験を通して心を科学的に扱おうとし、その後、行動主義や認知心理学によって方法は発展してきた。また、態度や価値を扱うために尺度が生まれ、意味や思考を理解するために面接法が発展した。さらに、現実の中で行動を捉える観察法や、研究全体を見直すメタ分析や再現性の議論も重要となっている。このように心理学研究法は単一の方法ではなく、複数の方法が組み合わさった体系として成り立っている。
② 第1回で扱った観察は、科学の出発点として位置づけられていた。講義を通して見ると、観察はさまざまな形で心理学の中に存在していることが分かる。実験では統制された観察が行われ、尺度では自己観察の結果が数値として表される。面接では対話を通して意味が観察され、自然観察や参与観察では現実の文脈の中で行動が捉えられる。このように観察は一つの方法に限定されるものではなく、心理学のあらゆる研究法の基盤となっている。観察のあり方を理解することが、心理学研究法全体の理解につながる。
③ 心理学は、人の心や行動という複雑な対象を扱う学問である。そのため、単一の方法だけで十分に理解することはできない。実験は因果関係を明らかにするが、現実の複雑さを単純化する。一方、尺度や面接、観察はより豊かな情報を提供するが、解釈の難しさを伴う。このような異なる方法を適切に用いながら、心の理解を深めていくことが心理学の特徴である。また近年では、研究の信頼性を高めるための再現性や倫理の問題も重視されている。心理学における科学とは、多様な方法を通して人間を総合的に理解しようとする営みである。
キーワード ① 科学 ② 研究法 ③ 総合理解
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復習・予習課題
履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
科学的心理学と科学的心理学研究方法への理解  心理学の研究法を説明する前に、心理学が一体どのような学問であるのかを理解していること。まず、そのために、心理学の研究法を理解するための基礎的な学術用語について、それぞれ、自分の言葉で、50字程度で説明ができるようになること(キーワードなどを参考に)。
 次に、心理学という学問について理解を深めるための基本である、科学的心理学について、自分なりの言葉で(できる限り学術用語を用いず)、500字程度で説明ができるようになること。同時に、心理学と科学との関係についても、
自分なりの言葉で(できる限り学術用語を用いず)、500字程度で説明ができるようになること。
科学的心理学、ヴント、行動主義、実験者、刺激、独立変数、従属変数、信頼性、妥当性、操作主義、仮説、因果関係、統制、仮説演繹法 30 第1回から第3回
具体的な研究法方法の説明とその理解  具体的な研究方法として、実験法、観察法、質問紙法、面接法、事例研究について、それぞれの長所と短所に関して、250字程度で、自分自身の言葉で説明できるようになること。特に、心理学において(科学において)、実験法の重要性については、300字で説明できるようになること。
 また、実験法や質問紙法などで説目した代表的な学術用語に関しても、それぞれの学術用語に関して、50字程度で説明ができるようになること。
 なお、実際に、それぞれの研究方法が使用できるかどうかは、評価しない。
実験法、観察法、質問紙法、面接法、事例研究法 20 第4回から第6回
心理的事象を測定する方法についての理解  リッカート法、サーストン法、セマンティック・ディファレンシャル法、視覚的アナログ尺度、デジタル評定尺度、ソシオメトリック・テスト、順位法、一対比較法などについて、100字程度で説明できること(自分の言葉で)。
 検査法としては、知能検査法(ビネー法やウェクスラー法、そして集団知能検査法など)、発達検査法、性格検査法(質問紙法,投影法,作業検査法)などについては、それぞれの問題点を含め、200字程度で説明ができること。特に、差別との関係で、知能検査に関する理解は必要である。
 最も重要になることは、検査法の信頼性と妥当性であり、それぞれに関して、300字程度で、詳細に説明ができるようになること。
リッカート法、サーストン法、セマンティック・ディファレンシャル法、視覚的アナログ尺度、デジタル評定尺度、ソシオメトリック・テストなどについて説明をした。評定法加えて、順位法、一対比較法などについても説明をした。
知能検査法(ビネー法、ウェクスラー法、集団知能検査法など)、発達検査法、性格検査法(質問紙法,投影法,作業検査法)
20 第7回から第9回
データ解析の説明とその理解  、統計そのものに関する理解していること。具体的には、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度などの測定尺度について、それぞれの尺度が意味することと、それぞれの違いについて、100字程度(自分の言葉で)で説明できるようになること。また、記述統計(主に平均値と標準偏差)について、簡単な計算ができること。
 統計的仮説検定の考え方について、自分自身の言葉で、200字程度で、きちんと説明ができるようになること。
 t検定、分散分析、χ2条検定、相関係数、多変量解析などについて、簡単な問題(用語の意味など)に解答することができるようになること。計算はできなくてもよい。
名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度、統計的仮説検定、t検定、分散分析、χ2条検定、相関係数、多変量解析 20 第10回から第13回
研究の進め方と研究倫理に関する理解  学生が実験実習や卒業研究を行うにあたって、実際に自ら研究を行う必要がある。その研究は、どのようにすれば、行うことができるのか。研究を行うための準備の仕方などについて理解し、実践できるようになるために必要な事柄に関して、具体的に説明できること。それぞれ、100字程度(自分の言葉で)で説明ができるようになる。そのなかで、「疑問を持つこと」「学術論文を理解すること」「学術論を読み方(見方」「学術論文の書き方(簡単に)」についても、それぞれ100字程度で説明できるようになること。
 加えて、卒業研究(実験実習を含む)を行うに当たって、学生自身が気を付けなければならない研究倫理事項を十分に理解していること。特に、剽窃に関しては、何をどのように気を付けなければならないかを、200字程度で記載できるようになること。
学術論文、研究倫理、剽窃、ミルグラム、ジンバルどー、インフォームド・コンセント 10 第1回、第14回
評価方法 定期試験によって評価(100%)する。
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 改訂版「心理学の研究法」加藤司著 北樹出版 2008年出版 ISBN: 978-4-7793-0157-5 
参考文献
実験・実習・教材費