区分
基盤スキル科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
SDGs力
科学コミュニケーション力
研究力
カリキュラム・ポリシーとの関係
教養
応用力
実践力
科目間連携
総合心理力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
科目の目的
本科目は,「心理学統計法Ⅰ」で学習する内容に基づき,心理データを解釈する際に重要視されるデータの分布や要約統計量の解釈に重点をおきながら,データの種類や研究仮説に即した要約と,「心理学統計法Ⅱ」以降に学習する,相関分析や回帰分析などの複数の変数間の関係性を検証する分析を,統計解析プログラムHADを用いて行う技能を身につけることを目的とする。実験や調査によって取得した数量データを統計解析プログラムHADによって分析することは,心理学研究を行うにあたって必須とされる技能の一つである。そのため,心理データの分析可能なフォーマットへの整形や,統計解析プログラムHADを使用したデータ分析を受講者自らが行う実習形式で行う。本科目で習得するデータ解析の手続きは,本科目と対となる実習科目である「心理学調査実習」と2年後期に開講される「心理学実験Ⅰ」をはじめとしたデータ分析を伴う実習,演習科目に取り組む際に用いる基礎的な技能となる。
到達目標
1.質問紙調査の理論と実際について理解し,その知識に基づいて解析に適したデータを作成することができるようになる。
2.統計解析プログラムHADを用いて,データの読み込みから重回帰分析までを実行できるようになる。すなわち,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習する分析(おもに要約統計量の算出,相関分析,重回帰分析,t検定,分散分析)を,統計解析プログラムHAD上で実行できるようになる。
3.統計解析プログラムHADでデータ解析を行った際の出力データを,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習する統計的な知識をもとに正確に読み取ることができるようになる。
科目の概要
本科目は,「心理学統計法Ⅰ」で学習する内容に基づき,心理データを解釈する際に重要視されるデータの分布や要約統計量の解釈に重点をおきながら,データの種類や研究仮説に即した要約と,「心理学統計法Ⅱ」以降に学習する,相関分析や回帰分析などの複数の変数間の関係性を検証する分析を,統計解析プログラムを用いて行う技能を身につけることを目的とする。実験や調査によって取得した数量データを統計解析プログラムによって分析することは,心理学研究を行うにあたって必須とされる技能の一つである。そのため,心理データの分析可能なフォーマットへの整形や,統計解析プログラムを使用したデータ分析を受講者自らが行う実習形式で行う。本科目で習得するデータ解析の手続きは,本科目と対となる実習科目である「心理学調査実習」と2年後期に開講される「心理学実験Ⅰ」をはじめとしたデータ分析を伴う実習,演習科目に取り組む際に用いる基礎的な技能となる。
科目のキーワード
心理データ解析,Excel,統計解析プログラムHAD,心理学統計法
授業の展開方法
本科目では,統計解析プログラムHADの操作については教科書を,出力データの読み取りに関してはLMSにアップロードする授業独自の教材(コマ用オリジナル配布資料)を使用して講義と演習を進める。まず,教科書と授業独自の教材をスクリーンに投影しながら,コマ内で実施する統計解析プログラムHADの操作方法について概説する。次に,教員が操作する統計解析プログラムHADの作業画面をスクリーンに投影し,段階を踏んで受講生とともに作業を進めていく。最後に,出力された解析結果について授業独自の教材をスクリーンに投影しながら解説する。講義の内容への理解を促進すると考えられる情報を提示する場合には,それらをまとめたPowerPoint資料を適宜提示,あるいはLMSを通じて配布し,補足解説を行いながら進めていく。
オフィス・アワー
岸本励季:※できるだけ、アポイントを取ってください。
前期:月曜3限~5限
火曜1~5限
水曜1限・3~5限
木曜1限~5限
後期:月曜3限~5限
火曜3限~5限
水曜3限~5限
木曜昼~4限
金曜3限~5限
野内類:前期:月曜1限・4限
火曜1限・2限・3限
水曜1限~3限
木曜1限~4限
後期:月曜1限・2限
火曜1限・2限
木曜1限~昼
金曜1限・2限
新岡陽光:前期:水曜3限・4限
木曜昼~4限
後期:火曜2限~3限
木曜2限~3限
科目コード
RC3050
学年・期
2年・前期
科目名
心理データ解析法
単位数
2
授業形態
実験・実習
必修・選択
必修
学習時間
【授業】90分×30 【予習】60分以上×15 【復習】60分以上×15
前提とする科目
展開科目
関連資格
担当教員名
岸本励季・野内類・新岡陽光
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
HADの基本
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第1回)は,本科目,ひいては卒業研究に至るまで統計解析プログラムHADを正しく活用するための前提知識として,統計解析プログラムHADを動作させるために必要なExcelの基本と統計解析プログラムHADの開発背景やライセンスについて説明する。さらに,いつでも最新バージョンのプログラムが使用できるように統計解析プログラムHADのダウンロードと保存,アップデートについて説明し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).HADの準備 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 1‒6)講談社
コマ主題細目
① HADの概要 ② Excel操作の基本 ③ HADの準備
細目レベル
① HADの概要:統計解析プログラムHADを正しく活用するための前提知識として,統計解析プログラムHADの特徴や開発背景,ライセンスについて理解する。統計解析プログラムHADは清水裕士教授(関西学院大学社会学部)が個人で開発を進めている,無償で使用できる統計解析プログラムである。開発者が社会心理学者であり,自らの分析作業を快適に行うためのプログラムを作成するという目的で開発が始まっており,他の統計解析プログラムと比較して心理学研究に馴染むデザインとなっている。個人で開発されていることもあり,使用に関しては注意事項もあるため,正しく理解したうえで使用する必要がある。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して心理学研究を行う際に必要な手続きについて,正しい内容を選択できるようになることが望ましい。
② Excel操作の基本:統計解析プログラムHADを正しく動作させるために必要なExcelの操作や設定について理解し,PC上で実行できるようにする。統計解析プログラムHADは他の多くのデータ解析プログラムと異なり,表計算ソフトであるExcelに搭載されているデータ解析用のマクロ(様々な操作を一度にまとめて呼び出す機能)やVisual Basic for Applications(VBA)といった機能を使用して動作しており,Excelのシート上で様々な解析を行う。そのため,Excelファイルを開ける環境であれば,データ解析がどこでも行える点で利便性が高い。ただし,先述したマクロやVBAを使用するための設定やファイルの管理など,Excelに関する知識が必要である。ここでは,統計解析プログラムHADを正しく動作させるために必要なExcelの操作や設定をPC上で行えるようになることが望ましい。
③ HADの準備:統計解析プログラムHADをダウンロードし,使用するための準備を行えるようにする。統計解析プログラムHADは開発者である清水裕士教授の個人ウェブサイトからダウンロードできるようにする。この際に,ファイルの格納場所が明確となるように,本科目で使用するデータに関してはフォルダを新たに作成するなど整理して管理する。この際に,卒業研究を見越して推奨されるファイル管理の方法を紹介する。また統計解析プログラムHADはバグの修正や新規機能の追加など,アップデートが不定期に行われる。バージョンがアップデートされた際のファイルの管理も統計解析プログラムHADのプログラム上で行うことができるため,その方法についても演習を行う。ここでは,統計解析プログラムHADをウェブサイトからダウンロードし,適切な格納場所に保存すること,さらにはバージョンアップをPC上で行えるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② Excel ③ マクロ ④ VBA ⑤ ファイルの管理
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第1回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第1回)においては,「統計解析プログラムHADの使用する際の留意事項」を理解し,「統計解析プログラムHADをダウンロードして適切に管理すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,予習として次コマ(第2回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第1章と第2章を抄読し,質問紙調査におけるデータ入力とクリーニングを行う必要性について確認しておく。また「心理学統計法Ⅰ」第5回(データの分類と可視化)および第6回(要約統計量)の授業資料を抄読し,代表値や散布度について復習しておく。
2
質問紙調査の基礎(データ入力とクリーニング)
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマはこれ以降本科目で取り扱っていく質問紙調査から得られたデータへの理解を深めるため,質問紙調査に関する基礎知識と調査データの取り扱いについて概説する。さらに,統計解析プログラムHADに読み込ませることのできる形式にデータを整えていく作業について紹介する。
①小宮あすか他(2018).心理学でなぜ統計が必要なのか In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 7‒14)講談社
②小宮あすか他(2018).尺度水準 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 15‒18)講談社
③三浦麻子(2018).調査 In サトウタツヤ・鈴木直人(編)心理調査の基礎:心理学法方法論を社会で活用するために(pp. 47‒66)講談社
コマ主題細目
① 統計解析プログラムHADの基本 ② 質問紙調査におけるデータ入力とクリーニング ③ HADに読み込むExcelシートの作成
細目レベル
① 統計解析プログラムHADの基本:統計解析プログラムHADの基本について確認する。まず,統計解析プログラムHADを正しく動作させるために必要なExcelの操作や設定について理解し,PC上で実行する。統計解析プログラムHADは表計算ソフトであるExcelに搭載されているデータ解析用のマクロやVBAといった機能を使用して動作しており,Excelのシート上で様々な解析を行う。そのため,先述したマクロやVBAを使用するための設定やファイルの管理など,Excelに関する知識が必要である。ここでは,統計解析プログラムHADを正しく動作させるために必要なExcelの操作や設定をPC上で行えるようになることが望ましい。次に,統計解析プログラムHADをダウンロードし,使用するための準備を行えるようになる。統計解析プログラムHADは開発者である清水裕士教授の個人ウェブサイトからダウンロードすることができる。この際に,ファイルの格納場所が明確となるように,本科目で使用するデータに関してはフォルダを新たに作成するなど整理して管理する。ここでは,統計解析プログラムHADをウェブサイトからダウンロードし,適切な格納場所に保存すること,さらにはバージョンアップをPC上で行えるようになることが望ましい。
② 質問紙調査におけるデータ入力とクリーニング:質問紙調査の計画から実施,データの回収と管理について一連の過程を理解する。質問紙調査のみならず,得られたデータをそのまま分析に用いることは少なく,無回答や誤回答,判別できないデータの選別といったデータクリーニングと呼ばれる作業を行ったうえ,使用するデータ解析プログラムに応じた形式にデータを整えていくことになる。本科目では基本的にExcelデータとして入力された調査データを使用するが,実際には紙に質問票の内容を印刷して配布し,これを回収したうえでデータ入力を行う場合もある。そのような場合も想定して,データ入力とクリーニングの基本について概説する。ここでは,質問紙調査の計画から実施,データの回収と管理について一連の過程について,倫理的配慮やデータ入力のルールについて触れながら文章で説明できるようになることが望ましい。
③ HADに読み込むExcelシートの作成:調査データを統計解析プログラムHADに読み込めるように整える。本科目を通じて演習作業に使用するサンプルデータを配布する。このデータを,細目レベル②で学習したデータ入力とクリーニングに関する内容に留意して統計解析プログラムHADに読み込めるようにフォーマットする。統計解析プログラムHADは,多くのプログラムと同様の形式でデータを読み込むことができるが,テキストのコピー&ペーストを使用する関係上,データの入力漏れやペースト形式の誤りなど,のちのデータ解析作業に影響を及ぼすミスが起こりやすい。ここでは,統計解析プログラムHADに正しく読み込むことができるように,PC上でExcelファイルを作成できるようになることが望ましい。
キーワード
① 質問紙調査 ② データ入力 ③ データクリーニング ④ コーディング ⑤ Excel
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第2回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第2回)においては,「統計解析プログラムHADに正しく読み込むことができるように,PC上でExcelファイルを作成すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第3回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第3章(pp. 7-14)を抄読し,統計解析プログラムHADを起動してデータを読み込み,変数ラベルを設定する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅰ」第7回(線形変換)の授業資料を抄読し,代表値や散布度について復習しておく。
3
HADの準備
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第3回)は統計解析プログラムHADを起動したのち,データ解析に必要なマクロやVBAの動作を有効にするための設定を行う方法や,第2回で作成したデータシートを実際に統計解析プログラムHADに読み込ませる手順を紹介し,演習を行う。加えて,解析作業や結果の読み取りを快適に行うため,変数にラベルを付与する手順についても紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).心理学でなぜ統計が必要なのか In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 7‒14)講談社
コマ主題細目
① 質問紙調査の基礎 ② HADの起動と設定 ③ データの読み込みと変数ラベルの付与
細目レベル
① 質問紙調査の基礎:統計解析プログラムHADを使用した質問紙調査の基礎について確認する。まずは,質問紙調査の計画から実施,データの回収と管理について一連の過程を復習する。質問紙調査のみならず,得られたデータをそのまま分析に用いることは少なく,無回答や誤回答,判別できないデータの選別といったデータクリーニングと呼ばれる作業を行ったうえ,使用するデータ解析プログラムに応じた形式にデータを整えていくことになる。ここでは,質問紙調査の計画から実施,データの回収と管理について一連の過程について,倫理的配慮やデータ入力のルールについて触れながら文章で説明できるようになることが望ましい。次に,調査データを統計解析プログラムHADに読み込める形式に整える。サンプルデータを,データ入力とクリーニングに関する内容に留意して統計解析プログラムHADに読み込めるようにフォーマットする。統ここでは,統計解析プログラムHADに正しく読み込むことができるように,PC上でExcelファイルを作成できるようになることが望ましい。
② HADの起動と設定:統計解析プログラムHADを起動し,データ解析に必要なマクロやVBAの動作を有効にするための設定を行えるようになる。Excel上の設定を変更しないまま統計解析プログラムHADを起動するとエラーが表示されデータ解析を行うことができない。正常に起動させるには,マクロやVBAを有効にするなどの設定が必要となる(※Windows 11環境ではファイルを開く前に追加の設定が必要)。マクロやVBAは統計解析プログラムHADを動作させる以外にも様々な作業を効率的に実行するために有用な機能であるが,誤用するとPCのセキュリティ上の問題を生じさせることにつながりかねないため,標準では使用が制限されている。セキュリティ上の注意点を理解したうえでこれらを使用できるように設定する方法を紹介し,演習を行う。ここでは,初めて統計解析プログラムHADを使用する環境で行わなくてはならない設定作業を実行できるようになることが望ましい。
③ データの読み込みと変数ラベルの付与:データシートを統計解析プログラムHADに読み込ませ,変数にラベルを付与できる。まず第2回で作成したデータシートを実際に統計解析プログラムHADに読み込ませる手順を紹介し,演習を行う。ここで,統計解析プログラムHADはデータシートを編集(データを加える,削除する,変数の名称を変更するなど)するたびに,データの再読み込みが必要になることに留意する。加えて,解析作業や結果の読み取りを快適に行うため,変数にラベルを付与する手順についても紹介し,演習を行う。統計解析プログラムHADは,データ解析を実行すると新しいシートに自動で解析結果を出力する。その出力において,自分がどのようなデータを分析したのか読み取りやすくするために,任意のラベルを付けることができる。ここでは,データの読み込みから変数ラベルの付与までを統計解析プログラムHAD上で実行できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② マクロ ③ VBA ④ データの読み込み ⑤ ラベルの付与
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第3回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第3回)においては,「統計解析プログラムHADを起動し,データを読み込ませ,変数ラベルを付与すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第4回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第3章(pp. 19‒38)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて要約統計量や度数分布表などを出力する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅰ」第7回(線形変換)の授業資料を抄読し,代表値や散布度について復習しておく。
4
HADの基本操作①:度数分布と要約統計量
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第4回)は統計解析プログラムHADの基本操作を習得することを目的として,にサンプルデータを読み込ませ,分析に必要な合成変数を作成したうえ,度数分布表を出力し,要約統計量を算出する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).記述統計:データの分布を知る・代表値と散布度 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 19‒38)講談社
コマ主題細目
① HADの準備 ② 度数分布表の出力と読み取り ③ 要約統計量の算出と読み取り
細目レベル
① HADの準備:統計解析プログラムHADの起動と設定およびデータの読み込みと変数ラベルの付与の確認を行う。統計解析プログラムHADを起動し,データ解析に必要なマクロやVBAの動作を有効にするための設定を行う。ここでは,初めて統計解析プログラムHADを使用する環境で行わなくてはならない設定作業を実行できるようになることが望ましい。またデータシートを統計解析プログラムHADに読み込ませ,変数にラベルを付与する。加えて,解析作業や結果の読み取りを快適に行うため,変数にラベルを付与する手順についても紹介し,演習を行う。ここでは,データの読み込みから変数ラベルの付与までを統計解析プログラムHAD上で実行できるようになることが望ましい。
② 度数分布表の出力と読み取り:統計解析プログラムHADを用いて合成変数を作成し,変数の性質に合わせて度数分布表やヒストグラム,クロス表を出力できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「変数の作成」と「分析」メニューからこれらの作業を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用してサンプルデータの特徴を把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などいくつかの変数について度数分布表やヒストグラムなどを出力できるようになることが望ましい。また出力された結果について,「心理学統計法Ⅰ」第で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
③ 要約統計量の算出と読み取り:統計解析プログラムHADを用いて合成変数を作成し,その変数について要約統計量を算出できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューから要約統計量を算出できるようになっている。このメニューを活用して要約統計量を出力し,各指標の代表値や散らばりの指標などを確認することで,より高度な統計解析を行うための要件をデータが満たしているか否か点検することができる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用してサンプルデータの特徴を把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などいくつかの変数について要約統計量を出力できるようになることが望ましい。また出力された結果について,「心理学統計法Ⅰ」第6回(要約統計量)および第7回(線形変換)で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 合成変数の作成 ③ 度数分布表 ④ 要約統計量 ⑤ データの特徴
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第4回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第4回)においては,「統計解析プログラムHADを用いて分析に必要な合成変数を作成したうえ,度数分布表を出力し,要約統計量を算出すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第5回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第4章(pp. 39-48)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて分析を行う際に出力される結果を読み取るために必要な,推測統計と統計的検定に関する知識について予習しておく。また教科書の第3章(pp. 15-18)および心理学統計法Ⅰ」第5回(データの分類と可視化)の授業資料を抄読し,尺度水準について復習しておく。
5
HADの基本操作②:フィルターおよびグループ化変数の作成と適用
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第5回)は統計解析プログラムHADの基本操作を習得することを目的として,にサンプルデータを読み込ませ,より情報量の多い分析を可能とするためのフィルターやグループ化変数を作成し,第4回に実習を行った分析にこれらを活用する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).尺度水準 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 15‒18)講談社
②三浦麻子他(2015).オンライン調査モニタのSatisficeはいかに実証的知見を毀損するか社会心理学研究,31,120-127.
コマ主題細目
① 度数分布と要約統計量 ② フィルターおよびグループ化変数の作成と適用 ③ フィルターおよびグループ化変数の活用
細目レベル
① 度数分布と要約統計量:度数分布表の出力と要約統計量の算出およびこれらの読み取りの確認を行う。まず,変数の性質に合わせて度数分布表やヒストグラム,クロス表を出力する。ここでは,統計解析プログラムHADを使用してサンプルデータの特徴を把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などいくつかの変数について度数分布表やヒストグラムなどを出力できるようになることが望ましい。また変数の性質に合わせて度数分布表やヒストグラム,クロス表を出力する。ここでは,統計解析プログラムHADを使用してサンプルデータの特徴を把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などいくつかの変数について度数分布表やヒストグラムなどを出力できるようになることが望ましい。出力された結果について,「心理学統計法Ⅰ」第6回(要約統計量)と第7回(線形変換)で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
② フィルターおよびグループ化変数の作成と適用:統計解析プログラムHADを用いて合成変数を作成し,それらに適用することができるフィルターとグループ化変数を作成できるようにする。心理学研究においては,収集したすべてのデータをそのまま分析に使用することは少なく,研究目的に応じて設定した基準によって分析から除外することや,データをグループ化することがある。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「変数情報」や「変数の作成」メニューからこれらの作業を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して分析対象のデータを目的に合わせて選択肢する,あるいはサンプルデータの特徴をより詳細に把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などに基づいてフィルターとグループ化変数を作成できるようになることが望ましい。
③ フィルターおよびグループ化変数の活用:統計解析プログラムHADを用いて,細目レベル②で作成したフィルターやグループ化変数を適用して,分析を行うことができる。ここでは,第4回に実習を行った度数分布表の出力と要約統計量の算出に対して,作成したフィルターとグループ化変数を適用して分析を実行する実習を行う。出力された結果について「心理学統計法Ⅰ」第5回(データの分類と可視化)および第6回(要約統計量)と第7回(線形変換)で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。このような基本的な活用方法のほか,心理尺度や検査におけるカットオフポイントの利用や,適切な認知的資源を割いて回答していない(Satisfice)と考えられるデータを基準に基づいて分析から除外するための方法(Directed Questions Scale,Instruction Manipulation Checkなど)といった発展的な活用例(三浦他,2015)も紹介する。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② フィルター ③ グループ化変数 ④ 度数分布表 ⑤ 要約統計量
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第5回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第5回)においては,「統計解析プログラムHADを用いて,より情報量の多い分析を可能とするためのフィルターやグループ化変数を作成し,度数分布表の出力や要約統計量の算出といった分析にこれらを適用すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った実習作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第6回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第11章(pp. 161-180)を抄読し,心理尺度の構成と因子分析に関する統計的背景と,統計解析プログラムHADを用いて因子分析を行う手順について予習しておく。
6
HADの基本操作③:項目分析,信頼性分析,因子分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第6回)は統計解析プログラムHADの基本操作を習得することを目的として,作成した合成変数がより高度な統計解析に使用可能であるか,信頼性の観点から検証するための項目分析,信頼性分析および探索的因子分析といった分析手法を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).因子分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 161‒180)講談社
②田渕 恵(2017).何をつくるのかを考える:測定概念の明確化と質的データの収集 In 三浦麻子・大竹恵子(編)心理学ベーシック なるほど!心理学調査法(pp. 29‒39)北大路書房
コマ主題細目
① フィルターおよびグループ化変数の作成と適用 ② 項目分析,信頼性分析の実行と読み取り ③ 探索的因子分析の実行と読み取り
細目レベル
① フィルターおよびグループ化変数の作成と適用:フィルターおよびグループ化変数の作成と適用およびこれらの読み取りの確認を行う。まず,統計解析プログラムHADを用いて合成変数を作成し,それらに適用することができるフィルターとグループ化変数を作成する。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して分析対象のデータを目的に合わせて選択肢する,あるいはサンプルデータの特徴をより詳細に把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などに基づいてフィルターとグループ化変数を作成できるようになることが望ましい。次に,統計解析プログラムHADを用いて,フィルターやグループ化変数を適用して,分析を行う。ここでは,度数分布表の出力と要約統計量の算出に対して,作成したフィルターとグループ化変数を適用して分析を実行する実習を行う。出力された結果について「心理学統計法Ⅰ」第5回(データの分類と可視化)および第6回(要約統計量)と第7回(線形変換)で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
② 項目分析,信頼性分析の実行と読み取り:統計解析プログラムHADを用いて項目分析と信頼性分析を実行できるようにする。心理学研究においては,収集したデータを高度な解析に用いる前に,それらの変数が分析に適用できる条件を満たしているか否か確認するための分析を行い,論文やレポートに報告する必要がある。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して項目分析や信頼性分析を実行し,できるようになることが望ましい。加えて,出力された結果について「心理学統計法Ⅱ」第2回(母集団と標本)で学習した内容に基づいて正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
③ 探索的因子分析の実行と読み取り:統計解析プログラムHADを用いて,探索的因子分析を実行できるようにする。ここではまず,細目レベル②で実習する項目分析や信頼性分析にも通じる,特に構成概念として心理的要因を取り扱う際の前提条件となる考え方と測定方法について紹介する。次にその考え方が端的に反映された分析手法である探索的因子分析について,理論背景となる統計学的知識をふまえて学習する。さらに,統計解析プログラムHADを用いて,探索的因子分析を実行する手順について説明し,実習を行う。加えて,出力された結果について正しく読み取り,必要である統計量が出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 項目分析 ③ 信頼性分析 ④ 探索的因子分析 ⑤ 探索的因子分析
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第6回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第6回)においては,「統計解析プログラムHADを用いて,作成した合成変数がより高度な統計解析に使用可能であるか,信頼性の観点から検証するための項目分析,信頼性分析および探索的因子分析といった分析手法を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第7回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,第4回から第6回までに実習したデータ解析を,サンプルデータと統計解析プログラムHADが用意された状態で,すべて通して実行する手順について,配布資料と教科書を読みながら復習しておく。
7
総合演習①:統計解析プログラムHADの起動から信頼性分析まで
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第7回)は第1部および第2部の総括として,統計解析プログラムHADの起動から信頼性分析までの一連の分析作業を通して実行できるようになることを目的として,データの入手と読み込み,分析の実行までを自ら行う総合演習を行う。
①小宮あすか他(2018).HADの準備 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 1‒6)講談社
②小宮あすか他(2018).心理学でなぜ統計が必要なのか In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 7‒14)講談社
③小宮あすか他(2018).尺度水準 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 15‒18)講談社
④小宮あすか他(2018).記述統計:データの分布を知る・代表値と散布度 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 19‒38)講談社
コマ主題細目
① 統計解析プログラムHADの起動と設定 ② データの読み込みと合成変数の作成 ③ 要約統計量と信頼性分析の実行
細目レベル
① 統計解析プログラムHADの起動と設定:統計解析プログラムHADをダウンロードし,使用するための準備を行う。統計解析プログラムHADは開発者である清水裕士教授の個人ウェブサイトからダウンロードすることができる。まずは統計解析プログラムHADをウェブサイトからダウンロードし,適切な格納場所に保存できるようになることが望ましい。次に統計解析プログラムHADを起動し,データ解析に必要なマクロやVBAの動作を有効にするための設定を行う。Excel上の設定を変更しないまま統計解析プログラムHADを起動するとエラーが表示されデータ解析を行うことができない。正常に起動させるには,マクロやVBAを有効にするなどの設定が必要となる。ここでは,初めて統計解析プログラムHADを使用する環境で行わなくてはならない設定作業を実行できるようになることが望ましい。
② データの読み込みと合成変数の作成:データシートを統計解析プログラムHADに読み込ませ,変数にラベルを付与する。統計解析プログラムHADは,データ解析を実行すると新しいシートに自動で解析結果を出力する。その出力において,自分がどのようなデータを分析したのか読み取りやすくするために,任意のラベルを付ける。ここでは,データの読み込みから変数ラベルの付与までを統計解析プログラムHAD上で実行できるようになることが望ましい。次に,データの特性に合わせて合成変数を作成する。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「変数の作成」からこれらの作業を行えるようになっている。これらの作業を通じて,基礎的な分析を行うために必要な準備を整えることができるようになることが望ましい。
③ 要約統計量と信頼性分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて要約統計量を算出する。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューから要約統計量を算出できるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用してサンプルデータの特徴を把握するために,調査対象者の属性や心理尺度得点などいくつかの変数について要約統計量を出力できるようになることが望ましい。次に,統計解析プログラムHADを用いて項目分析と信頼性分析を実行する。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して項目分析や信頼性分析を実行し,できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 合成変数の作成 ③ 度数分布表 ④ 要約統計量 ⑤ 信頼性分析
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第7回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第7回)においては,「統計解析プログラムHADの起動から信頼性分析までの一連の分析作業を通して実行できるようになることを目的として,データの入手と読み込み,分析の実行までを自ら行うこと」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。次コマ(第8回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第8章(pp. 109-122)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて相関分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅰ」第9回(2つの変数の関連)および「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定)の授業資料を抄読し,相関係数および相関分析に関する心理学統計的知識について復習しておく。
8
相関分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第8回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,まず重回帰分析を含んだ様々な分析手法の基礎的な分析である,2変数間の基本的な関係性を示す相関分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).相関とその検定 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 109‒122)講談社
コマ主題細目
① 散布図と相関分析の復習 ② データ解析(散布図,相関分析) ③ 結果読み取り(散布図,相関分析)
細目レベル
① 散布図と相関分析:「心理学統計法Ⅰ」第9回(2つの変数の関連)と「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定)で学習した,2変数間の関係性を示す基本的な手法である散布図と,その関係性を一つの数値で示す統計量である相関係数(ピアソンンの積率相関係数について,統計的知識の確認を行う。ここでは,散布図と相関係数の統計学的性質を理解し,2変数間の関係性(相関関係)について正しく説明できるようになることが望ましい。発展的な内容として,量的変数同士の関係性を表すピアソンの積率相関係数の他,その他の種類の変数間の関係性を表すいくつかの指標(スピアマン/ケンドールの順位相関係数,クラメールの連関係数,ポリコリック相関係数など)についても紹介し,統計解析プログラムHAD上で,これらの分析が実行できることについても触れる。
② データ解析(散布図,相関分析):統計解析プログラムHADを用いて散布図の出力と相関分析を実行できるようにする。心理学研究においては,研究仮説の検証に直接つながる高度な解析を行う前に,測定した変数間の基本的な関係性を確認し,それらが既存の理論や研究仮説に沿ったものであるかどうか,つまり研究仮説の検証を行うにあたっての前提条件が満たされているかどうかを確認することを目的として,散布図の描画やピアソンの積率相関係数に代表される2変数間の関係性を表現する相関係数を算出することが多い。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,散布図の出力と相関分析を実行できるようになることが望ましい。
③ 相関分析の結果読み取り(散布図,相関分析):データ解析プログラムHADで出力された相関分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅰ」の内容をふまえて習得する。この細目では,出力された分析結果と散布図の読み取り方について,「心理学統計法Ⅰ」で学習した知識をふまえた解説を行う。相関分析においては,複数の相関係数が相関表と呼ばれる表に一度に出力されるため,どの数値がどの変数間の関係性を示すものであるか正確に読み取ったうえで,データ全体でおおまかにどのような関係性が認められているのか,全体的に掌握することも求められる。このような講義を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 散布図 ③ 相関係数 ④ 相関分析 ⑤ 共分散
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第8回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第8回)においては,「多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,まず重回帰分析を含んだ様々な分析手法の基礎的な分析である,2変数間の基本的な関係性を示す相関分析を統計解析プログラムHAD上で実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第9回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第9章(pp. 123-132)および第10章(pp. 133-160)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて重回帰分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定),第7回(偏相関係数),第8回(重回帰分析)の授業資料を抄読し,回帰分析と偏相関に関する心理学統計的知識について復習しておく。
9
重回帰分析①:単回帰分析と基本的な重回帰分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第9回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数(独立変数)と目的変数(従属変数)の関連性を検証する単回帰分析と,複数の説明変数の目的変数に対する関連性を検証する重回帰分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).単回帰分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 123‒132)講談社
②小宮あすか他(2018).重回帰分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 133‒160)講談社
コマ主題細目
① 散布図と相関分析 ② データ解析(単回帰分析,重回帰分析) ③ 重回帰分析の結果読み取り
細目レベル
① 散布図と相関分析:相関分析の実行およびこれらの読み取りの確認を行う。まず,統計解析プログラムHADを用いて散布図の出力と相関分析を実行できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,散布図の出力と相関分析を実行できるようになることが望ましい。加えて,データ解析プログラムHADで出力された相関分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅰ」第9回(2つの変数の関連)と「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定)の内容をふまえて習得する。結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
② データ解析(単回帰分析,重回帰分析):統計解析プログラムHADを用いて単回帰分析と重回帰分析を実行できるようにする。回帰分析は説明変数(独立変数)と目的変数(従属変数)を設定して実行する解析手法であり,研究仮説に基づいた解析が行いやすいことから心理学研究において高い頻度で使用される手法の一つである。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。第8回までに紹介した解析手法と異なり,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,単回帰分析と基本的な重回帰分析を実行できるようになることが望ましい。
③ 重回帰分析の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力された重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定),第7回(偏相関係数),第8回(重回帰分析)で学習した知識をふまえた解説を行う。調査研究においては,複数の説明変数を想定することができる重回帰分析が多用されるが,説明変数と目的変数の間の関連性のみを読み取るのではなく,分析に投入されたすべての変数の関係性について,回帰係数や分散説明率,多重共線性の指標などといった多くの指標に基づいて,全体的に評価することも求められる。このような解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 回帰分析 ③ 重回帰分析 ④ 説明変数(独立変数) ⑤ 目的変数(従属変数)
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第9回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第9回)においては,「統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数(独立変数)と目的変数(従属変数)の関連性を検証する単回帰分析と,複数の説明変数の目的変数に対する関連性を検証する重回帰分析を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第10回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第10章(pp. 133-160)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて発展的な重回帰分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第8回(重回帰分析)および第9回(カテゴリカルデータを用いた重回帰分析)の授業資料を抄読し,重回帰分析とカテゴリカルデータの取り扱いに関する心理学統計的知識について復習しておく。
10
重回帰分析②:階層的重回帰分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第10回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数間の共変関係についても注目したうえで,複数の説明変数の目的変数に対する関連性を検証する発展的な重回帰分析の応用手法である階層的重回帰分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).重回帰分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 133‒160)講談社
②清水裕士他(2017).リーダーシップ・スタイルの相乗効果:階層的重回帰分析と調整分析 In 清水裕士・荘島宏二郎(著)社会心理学のための統計学:心理尺度の構成と分析(pp. 107‒125)誠信書房
③吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① 重回帰分析 ② 階層的重回帰分析の実行 ③ 階層的重回帰分析の結果読み取り
細目レベル
① 重回帰分析:重回帰分析の分析の実行および結果読み取りの確認を行う。まず,統計解析プログラムHADを用いて単回帰分析と重回帰分析を実行できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューからこの分析を行えるようになっている。第8回までに紹介した解析手法と異なり,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,単回帰分析と基本的な重回帰分析を実行できるようになることが望ましい。加えて,データ解析プログラムHADで出力された重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定),第7回(偏相関係数),第8回(重回帰分析)の内容をふまえて習得する。ここでは,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
② 階層的重回帰分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて階層的重回帰分析を実行できるようにする。階層的重回帰分析は第9回に紹介した重回帰分析の応用的な手法である。重回帰分析で主眼となるのは主に説明変数(独立変数)と目的変数(従属変数)の関連性であるが,階層的重回帰分析では,説明変数間の共変関係にも注目する。そのために,説明変数を一度に分析に投入するのではなく,研究の目的や説明変数の種類に応じ何段階かのステップにわけて投入し,ステップごとに分析を行うことを特徴とする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューと「階層的投入法」を活用することでこの分析を行えるようになっている。第9回に紹介した重回帰分析と同様,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,階層的重回帰分析を実行できるようになることが望ましい。
③ 重回帰分析の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力された階層的重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」の内容をふまえて習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」第8回(重回帰分析)および第9回(カテゴリカルデータを用いた重回帰分析)で学習した知識をふまえた解説を行う。重回帰分析と同様に,分析に投入されたすべての変数の関係性について,回帰係数や分散説明率,多重共線性の指標などといった多くの指標に基づいて,全体的に評価することも求められることに加えて,ステップごとに出力される分析結果を説明率の増分(∆R2)などの指標に基づいて比較しながら解釈を進める必要がある。これらの解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 階層的重回帰分析 ③ 階層的投入法 ④ 分散説明率 ⑤ 説明率の増分
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第10回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第10回)においては,「統統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数間の共変関係についても注目したうえで,複数の説明変数の目的変数に対する関連性を検証する発展的な重回帰分析の応用手法である階層的重回帰分析を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第11回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第10章(pp. 133-160)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて発展的な重回帰分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法)の授業資料を抄読し,交互作用に関する心理学統計的知識について復習しておく。
11
重回帰分析③:交互作用項を含んだ階層的重回帰分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第11回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数同士の組み合わせの効果(交互作用)に注目した応用的な重回帰分析である交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).重回帰分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 133‒160)講談社
②清水裕士他(2017).リーダーシップ・スタイルの相乗効果:階層的重回帰分析と調整分析 In 清水裕士・荘島宏二郎(著)社会心理学のための統計学:心理尺度の構成と分析(pp. 107‒125)誠信書房
③吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① 階層的重回帰分析 ② 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の実行 ③ 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の結果読み取り
細目レベル
① 階層的重回帰分析:階層的重回帰分析の分析の実行および結果読み取りの確認を行う。まず,統計解析プログラムHADを用いて階層的重回帰分析を実行できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューと「階層的投入法」を活用することでこの分析を行えるようになっている。第9回に紹介した重回帰分析と同様,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,階層的重回帰分析を実行できるようになることが望ましい。次に,データ解析プログラムHADで出力された階層的重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅱ」第8回(重回帰分析)および第9回(カテゴリカルデータを用いた重回帰分析)の内容をふまえて復習する。これらを通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
② 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を実行できるようにする。交互作用項を含んだ階層的重回帰分析は第10回に紹介した階層的重回帰分析の応用的な手法である。複数の変数が組み合わさることで生じる相乗的な効果のことを指す。心理学研究においては,この交互作用に注目して研究仮説を立てることがある。重回帰分析の枠組みでは,2つの変数に一定の計算を加えて相乗的な効果を表現した交互作用項と呼ばれる変数を作成し,これを重回帰分析に投入することで交互作用を検証する。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「変数の作成」メニューで交互作用項を作成できるほか,「回帰分析」メニューと「階層的投入法」を活用することでこの分析を行えるようになっている。第10回に紹介した階層的重回帰分析と同様,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を自ら実行できるようになることが望ましい。
③ 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力された交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法)で学習した知識をふまえた解説を行う。重回帰分析と同様に,分析に投入されたすべての変数の関係性について,回帰係数や分散説明率,多重共線性の指標などといった多くの指標に基づいて,全体的に評価することも求められることに加えて,ステップごとに出力される分析結果を説明率の増分(∆R2)などの指標に基づいて比較しながら解釈を進める必要がある。交互作用項を含んだ分析の場合には,交互作用の有無を確認したのちに図によって交互作用の詳細を確認することがある。これらの解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 階層的重回帰分析 ③ 交互作用項 ④ 分散説明率 ⑤ 説明率の増分
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第11回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第11回)においては,「統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法である重回帰分析を行うための操作を習得することを目的として,説明変数同士の組み合わせの効果(交互作用)に注目した応用的な重回帰分析である交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第12回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,第8回から第11回までに実習したデータ解析を,サンプルデータと統計解析プログラムHADが用意された状態で,すべて通して実行する手順について,配布資料と教科書を読みながら復習しておく。
12
総合演習②:相関分析から交互作用項を含んだ階層的重回帰分析まで
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第12回)は第3部の総括として,統計解析プログラムHADを用いて相関分析から重回帰分析,さらには階層的重回帰分析と交互作用項を含んだ階層的重回帰分析までの一連の分析作業を通して実行できるようになることを目的として,データの入手と読み込み,分析の実行までを自ら行う総合演習を行う。
①小宮あすか他(2018).相関とその検定 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 109‒122)講談社
②小宮あすか他(2018).重回帰分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 133‒160)講談社
③清水裕士他(2017).リーダーシップ・スタイルの相乗効果:階層的重回帰分析と調整分析 In 清水裕士・荘島宏二郎(著)社会心理学のための統計学:心理尺度の構成と分析(pp. 107‒125)誠信書房
④吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① 相関分析の実行 ② 重回帰分析の実行 ③ 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の実行
細目レベル
① 相関分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて散布図の出力と相関分析を実行できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,散布図の出力と相関分析を実行できるようになることが望ましい。これに加えて,相関分析の結果読み取り(散布図,相関分析):データ解析プログラムHADで出力された相関分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説)の内容をふまえて復習する。このような解析手続きを通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
② 重回帰分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて重回帰分析を実行できるようにする。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューからこれらの分析を行えるようになっている。第8回までに紹介した解析手法と異なり,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,単回帰分析と基本的な重回帰分析を実行できるようになることが望ましい。加えて,データ解析プログラムHADで出力された重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅱ」第6回(相関係数と単回帰分析の統計的仮説検定),第7回(偏相関係数),第8回(重回帰分析)の内容をふまえて復習する。このような解析手続きを通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
③ 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を実行できるようになる。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「変数の作成」メニューで交互作用項を作成できるほか,「回帰分析」メニューと「階層的投入法」を活用することでこの分析を行えるようになっている。第10回に紹介した階層的重回帰分析と同様,説明変数と目的変数を明確に指定する等,注意を要する作業が必要となる。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,交互作用項を含んだ階層的重回帰分析を自ら実行できるようになることが望ましい。加えて,データ解析プログラムHADで出力された交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅱ」第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法)の内容をふまえて復習する。これらの解析手続きを通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 相関分析 ③ 重回帰分析 ④ 階層的重回帰分析 ⑤ 交互作用項を含んだ階層的重回帰分析
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第12回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第12回)においては,「統計解析プログラムHADを用いて相関分析から重回帰分析,さらには階層的重回帰分析と交互作用項を含んだ階層的重回帰分析までの一連の分析作業を通して実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った作業を繰り返し実行する。加えて,次コマ(第13回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第5章(pp. 49-64)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いてt検定を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第13回(回帰分析とt検定の関係)の授業資料を抄読し,t検定に関する心理学統計的知識について予習しておく。
13
t検定
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第13回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,平均値の差を検証するt検定を行うための操作を習得することを目的として,対応のないt検定と対応のあるt検定を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).t検定 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 49‒64)講談社
②吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① t検定についての理論的理解 ② t検定の実行 ③ t検定の結果読み取り
細目レベル
① t検定についての理論的理解:t検定はグループ化変数とも呼ばれるカテゴリカルな説明変数(独立変数)と目的変数(従属変数)を設定して,2つのグループ間の平均値の差を検証する解析手法であり,社会的属性の違いによって測定した心理変数に差が生じていないか否か,実験群と統制群において,あるいは介入前後で結果に差が認められたかといった観点から,様々な研究で使用される手法の一つである。t検定においては,グループごとの要約統計量のほかにt値などの統計量などいくつかの情報を記載する必要があるため,主要な結果について本文に記載するほかに,統計量をまとめた表で結果を示すことが多い。この細目レベルでは,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第13回(回帰分析とt検定の関係)で学習する知識をふまえて,t検定が示す研究上の意味合いについて講義する。これを通じて,心理学論文で記載すべきt検定の内容を理解するとともに,心理学論文における重回帰分析の結果の読み取りが正確にできるようになることが望ましい。
② t検定の実行:統計解析プログラムHADを用いてt検定を実行できるようにする。t検定は分析するデータの性質を考慮して行う必要がある。男女別のデータなど,2つの独立したグループから得られたデータにおける平均値を比較する場合には対応のないt検定を,実験前後での生理心理指標などペアになっているデータにおける平均値を比較する場合には対応のあるt検定を行う。分析対象とするデータの性質と,それぞれの分析にどのような特徴があるのか理解したうえで使用できるようになることが望ましい。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューでこの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,対応のないt検定と対応のあるt検定を自ら実行できるようになることが望ましい。
③ t検定の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力されたt検定の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第13回(回帰分析とt検定の関係)の内容をふまえて習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」で学習した知識をふまえた解説を行う。細目レベル①で紹介するように,t検定ではグループごとの要約統計量のほかにt値などの統計量などいくつかの情報が出力される。単に2つのグループ間に差が認められたのか否かのみを読み取るのではなく,2つのグループにおける変数の分布がどのように異なるのかという点も考慮して読み取ることも重要である。これらの解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 対応のないt検定 ③ 対応のあるt検定 ④ 統計的仮説検定 ⑤ 効果量
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第13回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第13回)においては,「統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,平均値の差を検証するt検定を行うための操作を習得することを目的として,対応のないt検定と対応のあるt検定を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第13回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第6章(pp. 65-82)および第7章(pp. 83-108)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて分散分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第14回(回帰分析と分散分析の関係)の授業資料を抄読し,分散分析に関する心理学統計的知識について予習しておく。
14
一要因分散分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第14回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,データの分散を利用して平均値の差を検証する分散分析を行うための操作を習得することを目的として,一要因分散分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).1要因分散分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 65‒82)講談社
②小宮あすか他(2018).2要因分散分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 83‒108)講談社
③吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① 分散分析についての理論的理解 ② 一要因分散分析の実行 ③ 一要因分散分析の結果読み取り
細目レベル
① 分散分析についての理論的理解:心理学研究において研究仮説を生成し,調査や実験の計画を立てる際の考え方として要因計画がある。つまり,研究仮説を構成する独立変数となる要因の数と,それらの要因における水準の数,さらにはデータの対応の有無を基本の枠組みとして,研究全体の設計を行う考え方である。この考え方が顕著に反映された分析手法が分散分析であり,心理学実験における基本的な枠組みとされることもある。重回帰分析やt検定などと同様に,分散分析もグループごとの要約統計量のほかにF値などの統計量などいくつかの情報を記載する必要があり,さらには主要な分析後に追加して実施する多重比較と呼ばれる下位検定の結果や,交互作用の有無についても説明が必要となる場合がある。そのため,主要な結果について本文に記載するほかに,統計量をまとめた図表で結果を示すことが多い。この細目レベルでは,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第14回(回帰分析と分散分析の関係)で学習した知識をふまえて,分散分析が示す研究上の意味合いについて講義する。これを通じて,心理学論文で記載すべき分散分析の内容を理解するとともに,心理学論文における分散分析の結果の読み取りが正確にできるようになることが望ましい。
② 一要因分散分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて一要因分散分析を実行できるようにする。一要因分散分析は分析するデータの性質を考慮して行う必要がある。第13回で紹介されたt検定では,統計的仮説検定における検定の多重性の問題から2グループ以上のデータを比較することはできない。しかしながら,心理学研究では3グループ以上のデータを比較する研究計画を立てることもある。検定の多重性の問題をクリアしたうえでこれに対応した分析が分散分析である。本コマでは,比較する要因が一つの際に実行する一要因分散分析を行う。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「分析」メニューでこの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,一要因分散分析を自ら実行できるようになることが望ましい。
③ 一要因分散分析の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力された一要因分散分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第14回(回帰分析と分散分析の関係)で学習する知識をふまえた解説を行う。細目レベル①で紹介するように,分散分析ではグループごとの要約統計量のほかにF値などの統計量などいくつかの情報が出力されるほか,主要な分析後に追加して実施する多重比較と呼ばれる下位検定の結果についても読み取りを行う必要がある。これらについての解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 分散分析 ③ 検定の多重性 ④ 要因計画 ⑤ 一要因分散分析
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第14回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第14回)においては,「統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,データの分散を利用して平均値の差を検証する分散分析を実行すること」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。この復習をふまえて,次コマ(第15回)のコマシラバスを読んで概要を理解したうえで,教科書の第7章(pp. 83-108)を抄読し,統計解析プログラムHADを用いて二要因分散分析を実行する手順について予習しておく。また「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法),第14回(回帰分析と分散分析の関係)の授業資料を抄読し,交互作用と二要因の分散分析に関する心理学統計的知識について復習しておく。
15
二要因分散分析
科目の中での位置付け
本科目では,「心理学統計法Ⅰ」および「心理学統計法Ⅱ」で学習したデータ解析法を,Excel上で動作する統計解析プログラムであるHADを用いて実行し,出力される結果を正しく読み取ることを目的としている。第1部(第1回~第3回)では,統計解析プログラムHADの概要と使用するために必要な環境の準備を中心とする。そのうえで第2部(第4回~第7回)は,要約統計を含んだ基礎的な分析(要約統計量の算出,度数分布表とヒストグラムの出力,項目分析,相関分析など),第3部(第8回~第12回)では回帰分析とその応用(重回帰分析,交互作用項を含んだ重回帰分析,階層的重回帰分析),第4部(第13回~第15回)はt検定(対応のないデータ/対応のあるデータ)と分散分析(一要因/二要因)を,統計解析プログラムHADを用いて実行し,出力される結果の読み取りを行う。本コマ(第15回)は統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,データの分散を利用して平均値の差を検証する分散分析を行うための操作を習得することを目的として,さらに多くの要因について検証する二要因分散分析を実行する手順を紹介し,演習を行う。
①小宮あすか他(2018).2要因分散分析 In 小宮あすか・布井雅人(著)Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける(pp. 83‒108)講談社
②吉野伸哉他(2020).日本における外国人居住者に対する寛容性とBig Fiveの関連―社会生態による調整効果― 心理学研究,91,323-331.
コマ主題細目
① 交互作用についての理論的理解 ② 二要因分散分析の実行 ③ 二要因分散分析の結果読み取り
細目レベル
① 交互作用についての理論的理解:本科目の第11回で紹介された交互作用について,分散分析の観点から確認する。交互作用とは,複数の変数が組み合わさることで生じる相乗的な効果のことを指す。心理学研究においては,この交互作用に注目して研究仮説を立てることがある。分散分析では2以上の要因の組み合わせの効果に注目して,それぞれの要因が目的変数(従属変数)に対して持つ効果について単独で検証するだけでは明らかにすることのできない複雑な効果を明らかにしようとすることがある。この細目レベルでは,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法),第14回(回帰分析と分散分析の関係)で学習する知識をふまえて,二要因分散分析が示す研究上の意味合いについて講義する。これを通じて,要因計画と心理学論文で記載すべき二要因分散分析の内容を理解するとともに,心理学論文における二要因分散分析の結果の読み取りが正確にできるようになることが望ましい。
② 二要因分散分析の実行:統計解析プログラムHADを用いて二要因分散分析を実行できるようにする。二要因以上の分散分析を行う場合には,一要因分散分析を実行する場合とは異なり,重回帰分析と同様の手順,すなわちより明確に説明変数と目的変数,交互作用を検証する場合には研究仮説に沿った変数指定が必要となる。統計解析プログラムHADにおいてはこれらの変数指定がスムーズに行えるようにUIが整えられているが,自らが行う分析の目的を正確に把握したうえで解析作業を進めることが求められる。統計解析プログラムHADでは,モデリングシート内に配置されている「回帰分析」メニューでこの分析を行えるようになっている。ここでは,統計解析プログラムHADを使用して,二要因分散分析を自ら実行できるようになることが望ましい。
③ 二要因分散分析の結果読み取り:データ解析プログラムHADで出力された二要因分散分析の結果についての分析結果出力シートを読み取り,解釈する方法を習得する。この細目では,出力された分析結果の読み取り方について,「心理学統計法Ⅱ」第3回(正規分布以外の確率モデルと意味),第4回(統計的仮説検定),第10回(重回帰分析における交互作用の検討方法),第14回(回帰分析と分散分析の関係)で学習する知識をふまえた解説を行う。細目レベル①で紹介するように,分散分析では要因ごと,およびグループ(水準)ごとの要約統計量のほかにF値などの統計量などいくつかの情報が出力されるほか,主要な分析後に追加して実施する多重比較と呼ばれる下位検定の結果についても読み取りを行う必要がある。これに加えて,交互作用の読み取りについては,統計量のほかに出力される図を読み取る必要が生じる。これらについての解説を通じて,結果の読み取りに必要となる統計量が分析結果出力シートのどこに記載されているのか即時に示せるようになること,データ解析プログラムHADを用いて自ら実行した分析の結果を統計学的知識に基づいて正確に解釈できるようになることが望ましい。
キーワード
① 統計解析プログラムHAD ② 分散分析 ③ 交互作用 ④ 要因計画 ⑤ 二要因分散分析
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
本コマ(第15回)の復習として,教科書とLMS上にアップロードされたコマ用オリジナル配布資料を読み返す。本コマ(第15回)においては,「統計解析プログラムHAD上で,多くの心理学研究で用いられる解析手法の一つであり,データの分散を利用して平均値の差を検証する分散分析を行うための操作を習得することを目的として,さらに多くの要因について検証する二要因分散分析」をPC上で実行できることが重要であるため,授業中に行った解析作業を繰り返し実行する。また,重回帰分析と分散分析の違いについて整理するために,重回帰分析について取り扱っている教科書の第10章(pp. 133-160)と2要因分散分析について取り扱っている第7章(pp. 83-108)を再度抄読し,統計解析プログラムHADを用いて重回帰分析と二要因分散分析を実行する手順の違いはどこにあるか復習する。また「心理学統計法Ⅱ」第13回(回帰分析とt検定の関係),第14回(回帰分析と分散分析の関係),および第15回(復習コマIII)の授業資料を抄読し,t検定と分散分析に関する心理学統計的知識について復習しておく。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
質問紙調査に関する基礎的知識の理解
質問紙調査を実施するために必要な下記のような事項について正しく説明し,実際にデータの形成やデータクリーニングの作業をPC上で実行することができる。①質問紙調査における回答の信頼性とその検証,②データ入力とクリーニング,③質問紙調査の計画(研究仮説の生成からサンプルサイズ設計まで),④心理尺度の信頼性と妥当性,⑤ウェブ調査の実施,⑥心理学研究の再現性。なお,データの形成やデータクリーニングの作業はMicrosoft Officeに含まれるExcelと統計解析プログラムHADを使用して行うこととする。
質問紙調査,データ形成,データクリーニング,調査設計
10
1, 2
統計解析プログラムHADに関する基礎的知識の理解
統計解析プログラムHADを正しく運用するために必要な下記のような知識について正しく説明し,実際に統計解析プログラムHADをウェブから入手しPC上で正しく起動することができる。①統計解析プログラムHADの特徴(Excel VBAやマクロ,アドインの活用)②統計解析プログラムHADを研究や調査で使用する際に必要な手続き(文献の引用など),③統計解析プログラムHAD以外の統計解析用プログラムの理解と分類(GUI,CUI),④統計解析プログラムHADの起動に必要なExcelの設定
統計解析プログラムHAD,Excel,VBA,マクロ
5
2, 3
統計解析プログラムHADの基本操作の実行
統計解析プログラムHADを用いてデータ解析を行う際に必要な,下記の基本的な操作を実行することができる。また,関連する統計的知識を理解し,それに基づいて統計解析プログラムHADが出力する解析結果を正しく読み取ることができる。①度数分布表の出力と読み取り,②要約統計量の出力と読み取り,③フィルタおよびグループ化変数の作成と適用,④項目分析の実行と読み取り,⑤信頼性分析の実行と結果の読み取り。⑥探索的因子分析の実行と結果の読み取り。
度数分布表,要約統計量,フィルター,グループ化変数,項目分析,信頼性分析,探索的因子分析
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3, 4, 5, 6, 7
統計解析プログラムHADによる相関分析と重回帰分析の実行
統計解析プログラムHADを用いて下記の手順をふみながら相関分析および重回帰分析を実行することができる。また,関連する統計的知識を理解し,それに基づいて統計解析プログラムHADが出力する解析結果を正しく読み取ることができる。①散布図の出力と読み取り,②相関分析の実行と結果の読み取り,③単回帰分析の実行と結果の読み取り,④重回帰分析の実行と結果の読み取り,⑤階層的重回帰分析の実行と結果の読み取り,⑥交互作用項を含んだ階層的重回帰分析の実行と結果の読み取り。
散布図,相関分析,重回帰分析,階層的重回帰分析,交互作用項
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8, 9, 10, 11, 12
統計解析プログラムHADによるt検定と分散分析
統計解析プログラムHADを用いてt検定および分散分析を実行することができる。また,関連する統計的知識を理解し,それに基づいて統計解析プログラムHADが出力する解析結果を正しく読み取ることができる。①対応のないt検定の実行と結果の読み取り,②対応のあるt検定の実行と結果の読み取り,③一要因分散分析の実行と結果の読み取り,④二要因分散分析の実行と結果の読み取り,⑤多重比較の結果の読み取り,⑥交互作用に関する単純主効果の検定の実行と結果の読み取り。
対応のあるデータ,対応のないデータ,t検定,要因計画,分散分析
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13, 14, 15
評価方法
期末試験(100%)によって評価する。*成績発表後、教務課にて試験・レポートに関する総評が閲覧できます。
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
小宮あすか・布井雅人 (2018). Excelで今すぐはじめる心理統計:簡単ツールHADで基本を身につける 講談社.
参考文献
各回の「教材・教具」欄を参照のこと。
実験・実習・教材費