| 回 | 主題 | コマシラバス項目 | 内容 | 教材・教具 |
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1
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ストレス科学の基礎:ストレスに関する基本的な考え方
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科目の中での位置付け
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第1回講義である「ストレス科学の基礎:ストレスに関する基本的な考え方」は、本講義科目を通じて、基礎となる講義です。具体的に言えば、以下のような講義の基盤になります。 第一部「対人ストレスコーピングとは」は、第1回講義である「ストレスに関する基本的な考え方」、第二回講義である「対人ストレスとは」、第3回講義である「対人ストレスコーピング」、第4回講義である「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」の構成となっています。 第二部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第三部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。最終講義として、「対人ストレスコーピング研究の問題点」があります。
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コマ主題細目
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① ストレッサーとストレス反応 ② ストレス反応の個人差 ③ ストレス発生過程におけるコーピングの役割
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細目レベル
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① 以下に挙げるような現象をふまえ、ストレッサーとストレス反応について、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。 ストレスの医学的概念を確立し,ストレスという用語を一般の人々にまで広めたのはセリエ(Selye, H.)である。セリエは,生体に対する有害な刺激が加えられた際に生じる生体内部の状態をストレス,外的刺激をストレッサーとよんだ。ストレッサー(stressor)はストレス源を意味し,隣人とのもめごと,失恋,受験など,緊張や不快な情動を喚起させる情動的刺激だけでなく,寒冷,騒音,放射能などの物理的刺激,酸素欠乏,薬物,毒物などの化学的刺激,感染,出血,疼痛などの生物学的刺激も含まれる。心理・社会的ストレス研究では,ストレッサーは,ストレスフルな状況(stressful situation)あるいはストレスイベント(stressful events)などとよばれることが多い。ストレッサーによって生じる生体の心理・行動・生理的反応をストレス反応(strain, distress)という。ストレッサーに遭遇することで悩んだり,落ち込んだり,職場でのミスが多くなったり,眠れなくなったり,病気になったりすることもある。このような状態がストレス反応である。日常生活では,ストレッサーとストレス反応のどちらの意味においても,「ストレス」という言葉を用いている。
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② 以下に挙げるような現象をふまえ、ストレス反応発生過程に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 まったく同一のストレッサーを経験しても,病気にかかる者もいれば,そうでない者もいる。それは,個人によって,ストレッサーの受けとめ方や,ストレス解消方法が異なるからである。ホームズとレイの古典的なストレス理論では,このような現象を説明することはできなかった。この個人差に注目した研究者のひとりがラザルス(Lazarus, R.S.)である。ラザルスは,ストレッサーを経験し,そのストレッサーがストレス反応として表出されるストレス発生過程を図1-1(テキスト教材を参照)のように説明した。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、「ストレス発生過程におけるコーピングの役割」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 コーピング(coping)はto strikeを意味する古代ギリシアのkolaphosに由来し,本来to meet, to encounter, to strike againstという意味で用いられていた。その後,社会的・文化的変化に伴い,コーピングは「何とかうまく処理すること」(to manage successfully)を意味するようになった。コーピングに対応する日本語は対処行動である(文部省・日本心理学会,参照)。学術用語として,対処行動といえばストレッサーに対するコーピングを意味する。コーピングという学術用語が使用され始めたのは1960年代に入ってからである。その後,1972年には心理学関連領域の学会学術論文数が2桁に至り,1977年には100篇を,そして,1993年から毎年500篇を,2000年には680篇を越えるようになった(加藤・今田, 2001参照)。コーピングをキーワードとする学術論文は増加を続けており,現在も増加中である(テキスト教材の図1-2参照)。
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キーワード
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① ストレッサー ② ストレス反応 ③ LOC得点 ④ ホームズトレイ ⑤ 認知的評価
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第1章の「対人ストレスコーピングとは」(テキスト教材の1ページから54ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「ストレッサーとストレス反応」に関しては、テキスト教材の1ページから2ページに、「ストレス反応の個人差」に関しては、3ページから6ページに、「ストレス発生過程におけるコーピングの役割」に関しては、6ページから9ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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2
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対人ストレスとは
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科目の中での位置付け
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第2回講義「対人ストレスとは」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第2回講義は、第1部である「対人ストレスコーピングとは」の一部分です。第一部「対人ストレスコーピングとは」は、第1回講義である「ストレスに関する基本的な考え方」、第二回講義である「対人ストレスとは」、第3回講義である「対人ストレスコーピング」、第4回講義である「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」の構成となっています。 本講義では、例えば、以下のような説明をします。 われわれは,日常生活でさまざまなストレスフルな状況に遭遇する。なかでも,最も遭遇頻度が高く,われわれを困らせるのが人間関係であろう。このように人間関係に起因して生じるストレッサーを対人ストレッサー(interpersonal stressor, relationship stressor)という。対人ストレスイベント(interpersonal events)や対人ストレス状況(interpersonal stressful situation)ともいう。 明確な区別はできないが,ストレッサーのとらえ方には2つの立場がある。ライフイベントを重視する立場と,日常苛立ち事を重視する立場である。ライフイベント(life events)とは,生涯を通じて,一度あるいは数度経験するかしないか,非常にまれに遭遇するストレッサーである。一方,日常苛立ち事(daily hassles)は,日常生活において,繰り返し経験する些細な出来事である。対人ストレッサーに関しても,ライフイベントと日常苛立ち事がある。
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コマ主題細目
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① ライフイベントとしての対人ストレッサー ② 日常苛立ち事としての対人ストレッサー ③ 対人ストレッサーの性質
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、「ライフイベントにおける対人ストレス」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 ライフイベント研究では,先に説明したホームズとレイの社会的再適応尺度が有名である。社会的再適応尺度はそれぞれのストレッサーの強度をLCU得点によって示したものである。社会的再適応尺度は,対人ストレッサーのみを集めたものではない。しかし,表1-1(テキスト教材参照)からもわかるように,配偶者の死,離婚,夫婦別居,近親者の死など,LCU得点の高いライフイベントの多くは,対人ストレッサーである(灰色で示したライフイベントが対人ストレッサーである)。ホームズとレイ(1967)の社会的再適応尺度は,その後,さまざまな研究者によって改訂されたが,配偶者の死,離婚,夫婦別居,近親者の死などの対人ストレッサーは,常に,高いLCU得点が算出されている。個人の人生において,ライフイベントは,通常大きな影響を及ぼす。対人ストレッサーの中には,個人の人生を左右するようなストレッサーが含まれている。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、「日常苛立ち事としての対人ストレッサー」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 「友達と気まずい雰囲気になった」,「上司が自分の提案を受け入れてくれない」,「公衆道徳を守らず迷惑している」など,これらのストレッサーは,日常苛立ち事としての対人ストレッサーである。このような対人ストレッサーは,さまざまな対象,さまざまな状況で報告されている。本項では,日常生活で生じる対人ストレッサーについて説明する。 日常苛立ち事のひとつとして,対人ストレッサーを取りあげる研究者は多いが,対人ストレッサーの分類を試みようとする研究者は少ない。国外の研究では,対人ストレッサーを分類する場合,どのような人間関係で生じたストレッサーであるのかという点に焦点があてられることが多い。たとえば,メイベリー(Maybery, 2003)は,対人ストレッサーを,恋人との間で生じるストレッサー,子どもとの間で生じるストレッサー,親類との間で生じるストレッサー,友人との間で生じるストレッサー,両親との間で生じるストレッサー,同僚との間で生じるストレッサー,学友との間で生じるストレッサー,教師との間で生じるストレッサーに分類している。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、「対人ストレッサーの性質」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 われわれは,経験的に対人ストレッサーが何であるのか知っている。しかし,研究を行ううえでは,対人ストレッサーであるかどうか,区別することが困難である場合もある。対人ストレッサーは,人間関係に起因して生じるストレスフルな状況である。どのような用語を用いようが,対人ストレッサーとなり得るためには以下の条件が必要である。 第一に,ストレッサーになり得なければならない。同一のストレッサーに遭遇しても,ストレッサーであるかどうかは,個人によって異なる。つまり,遭遇した段階では,ストレッサーは潜在的なストレッサーに過ぎず,ストレスフルであると認知されてはじめて,ストレッサーとなる。ストレスフルであるかどうかは,個人の主観的な認知であり,直接観察することは困難である。そのため,ストレッサーとなり得るかどうかは,ストレッサーを経験することで,ストレス反応として表出されるかどうかによって判断される。すなわち,潜在的な対人ストレッサーとなり得るためには,一般的に,ストレスフルであると認知されるか,ストレス反応との間に関連性が認められる必要性がある。
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キーワード
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① 対人ストレッサー ② 日常苛立ち事 ③ コーピング ④ ライフイベント ⑤ ライフイベント理論
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第1章の「対人ストレスコーピングとは」(テキスト教材の1ページから54ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「ライフイベントとしての対人ストレッサー」に関しては、テキスト教材の9ページから10ページに、「日常苛立ち事としての対人ストレッサー」に関しては、10ページから13ページに、「対人ストレッサーの性質」に関しては、14ページから17ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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3
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対人ストレスコーピング
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科目の中での位置付け
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第3回講義「対人ストレスコーピング」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第2回講義は、第1部である「対人ストレスコーピングとは」の一部分です。第一部「対人ストレスコーピングとは」は、第1回講義である「ストレスに関する基本的な考え方」、第二回講義である「対人ストレスとは」、第3回講義である「対人ストレスコーピング」、第4回講義である「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」の構成となっています。 本講義では、例えば、以下のような説明をします。 対人ストレスコーピング(interpersonal stress coping)とは,対人ストレッサーに対するコーピングである。本節では,対人ストレスコーピング研究とはいかなる研究領域であるか理解するため,まず,加藤(2000, 2007a)が提唱する対人ストレスコーピングについて説明する。その後,ストレス研究において,対人ストレスコーピング研究が確立されるまでの流れについて説明する。
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コマ主題細目
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① 3つの方略 ② 研究の流れ ③ 研究の確立
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、「3つの方略について」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 加藤(2000, 2007a)は自由記述から得られた項目に基づき,対人ストレスコーピングには3つの側面があることを実証している。対人ストレスコーピングの3つの側面とは,ポジティブ関係コーピング,ネガティブ関係コーピング,解決先送りコーピングである(表1-6参照)。以下にそれぞれのコーピング方略について説明する。 ポジティブ関係コーピング(positive relationship-oriented coping)とは,対人ストレッサーに対して,積極的にその関係を改善し,よりよい関係を築こうと努力するコーピング方略群である。たとえば,ある友人と些細なケンカをしたとする。そのケンカの原因である誤解を解くように努力するような方略が,ポジティブ関係コーピングに相当する。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、「対人ストレスコーピング研究の流れ」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人ストレスコーピングという学術用語は,国内外を通じ,加藤(2000)によってはじめて提唱された概念である。しかし,対人ストレスコーピングという現象の研究は,加藤(2000)の研究より以前にもなされていた。 そもそも,対人ストレスコーピングの研究には2つの流れがある(テキスト教材の図1-4)。第一の流れがストレス研究に基づく流れであり,第二の流れがストレス研究とは別の研究領域で展開している研究の流れである。第一の流れは,さらに,2つに大別することができる。それは,コーピング方略を測定する質問紙の形式によって分類される。すなわち,包括的コーピング尺度を用いた研究であるのか,イベント特定コーピング尺度を用いた研究であるのかである。包括的コーピング尺度(coping scales with broad applicability)は,さまざまな生活領域で遭遇するストレッサーに対するコーピングの測定を目的とした尺度である。そのため,包括的コーピング尺度では,多様なストレッサーに回答することができる項目から構成されている。イベント特定コーピング尺度(event-specific coping scales)は,特定のストレッサーに対するコーピングの測定を目的とした尺度である(加藤, 2004a, 2007a)。そのため,イベント特定コーピング尺度では,ある特定のストレッサーに回答することができる項目が含まれている。質問紙を用いない実験などによる研究も,同様の方法によって分類することができる。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、「対人ストレスコーピング研究の確立」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 包括的コーピング尺度を用いた研究では,対人ストレスに特有のコーピングを測定することはできない。先に説明したポジティブ関係コーピング,ネガティブ関係コーピング,解決先送りコーピング,いずれのコーピング方略も,包括的コーピング尺度の下位概念には包括することができないことが実証されている。このような対人ストレス特有のコーピング方略を測定するためには,イベント特定コーピング尺度を開発する必要性がある。対人ストレスに特有のコーピング方略を測定することで,対人ストレス特有のコーピングと精神的健康の関連性を導き出すことができるのである。すなわち,対人ストレス研究の意義を認識した対人ストレス研究は,包括的コーピング尺度を用いた対人ストレスコーピングの研究ではなく,イベント特定コーピング尺度を用いた研究なのである。本項では,対人ストレッサーに対するコーピング尺度の開発について紹介する。
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キーワード
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① 対人ストレスコーピング ② 包括的コーピング尺度 ③ ポジティブ関係コーピング ④ ネガティブ関係コーピング ⑤ 解決先送りコーピング
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第1章の「対人ストレスコーピングとは」(テキスト教材の1ページから54ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「3つの方略」に関しては、テキスト教材の17ページから21ページに、「対人ストレスコーピング研究の流れ」に関しては、21ページから27ページに、「対人ストレスコーピング研究の確立」に関しては、27ページから31ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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4
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ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究
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科目の中での位置付け
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第4回講義「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第2回講義は、第1部である「対人ストレスコーピングとは」の一部分です。第一部「対人ストレスコーピングとは」は、第1回講義である「ストレスに関する基本的な考え方」、第二回講義である「対人ストレスとは」、第3回講義である「対人ストレスコーピング」、第4回講義である「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」の構成となっています。 本講義では、ストレス研究以外の分野においても,対人ストレスコーピングに関連すると思われる研究領域があります。本講義では,そのうち,代表的な研究領域について説明する。 たとえば、対人葛藤研究があります。対人葛藤研究は,古くから,社会心理学のテーマのひとつとして研究が進められてきた。主に,産業領域や小集団研究において進展してきたが,親密な関係,親子関係など家族心理学の分野にも大きな影響を及ぼした。現在では,社会心理学というより,経営学におけるマネジメント研究,あるいは,社会学における小集団研究などにおいて,報告がなされている。
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コマ主題細目
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① 対人葛藤方略 ② コミュニケーション研究 ③ 社会的スキル
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、「対人葛藤方略」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人葛藤(interpersonal conflict, social conflict)とは,相互依存的関係にある個人間あるいは集団間において,意見の不一致や,他者から妨害されている状況である。欧米では,対人葛藤ではなく,単に葛藤(conflict)と記述されることも多い。対人葛藤状況において,葛藤解決を目的とした行動が対人葛藤方略(interpersonal conflict resolution)である。対人葛藤方略は,conflict management,conflict strategy,handing conflict,response to conflictなどともよばれる。ストレス研究の文脈でとらえるならば,対人葛藤は対人ストレッサーに,対人葛藤方略は対人ストレスコーピングに相当する。しかし,両概念は同一の概念ではない。以下の点で主な相違がある。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、「コミュニケーション研究」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 コミュニケーション研究では,主に,2者間のコミュニケーションのやり取り(相互作用)に焦点があてられている。このようなやり取りをコミュニケーション・パターン(communication pattern)という。コミュニケーション・パターンの研究では,主に,口論を含めた話し合いをしている状況において,2者の言動についての研究がなされている。このような状況で観察されたり,測定されたりしたコミュニケーション・パターンは,対人ストレス研究における対人ストレスコーピングに相当する。このような研究領域では,恋人や夫婦などの親密な関係における研究が多い。コミュニケーション・パターンの研究として,クリステンセンの研究とシラスらの研究を紹介する。加えて,コミュニケーション・パターン研究と同様に,2者間のやり取りに注目した否定的社会的交換時における反応について説明する。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、「社会的スキル」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 一般的に,社会的スキル(social skill)は,対人関係を円滑に営む行動あるいは能力を意味する。しかし,その定義は一様ではなく,さまざまな理論的枠組が提示されている。そのすべてを紹介することは本書の目的ではないため,対人ストレス研究と関連性があると思われる社会的情報処理モデルと対人交渉方略について取りあげることにする。 ドッジら(Crick & Dodge, 1994; Dodge, 1986)は,子どもの社会的適応を理解するために,子どもの社会的行動の生起過程に関する社会的情報処理モデル(social information-processing mechanisms)を提唱した。
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キーワード
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① 社会的問題解決 ② 社会的スキル ③ 自己制御 ④ 感情制御 ⑤ タイプC
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第1章の「対人ストレスコーピングとは」(テキスト教材の1ページから54ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「対人葛藤方略」に関しては、テキスト教材の32ページから38ページに、「コミュニケーション研究」に関しては、38ページから42ページに、「社会的スキル」に関しては、42ページから45ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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5
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対人ストレスコーピングと精神的健康
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科目の中での位置付け
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第5回講義「対人ストレスコーピングと精神的健康」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第5回講義は、第1部である「対人ストレスコーピングとは」の一部分です。第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第5回講義では、以下のような話をします。 友だちが陰であなたの悪口を言いふらしていることを知ってしまったら,あなたはどうするだろうか。何か誤解を与えることをしてしまったのではないかと考え,悪口を言いふらしている友だちの顔色をうかがい,その友だちに謝るだろうか。それとも,そのような悪口を言うような友だちとは縁を切り,逆に,その友だちの悪口を言いふらすだろうか。ここまで,読み進んできた読者であるならば,前者の行動はポジティブ関係コーピングの一種であり,後者の行動はネガティブ関係コーピングの一種であることは理解することができるであろう。前者のような行動を選択すれば,その友だちとの関係は改善されるかもしれないが,気疲れしそうである。一方,後者の場合,気分は晴れるかもしれないが,その友だちとの関係は途絶えてしまいそうである。
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コマ主題細目
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① ラザルスのプロセス理論 ② コーピング方略と精神的健康 ③ 国外における研究
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、「ラザルスのプロセス理論」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 そもそも,コーピングの概念は,フロイト(Freud, S.)および孫娘のフロイト(Freud, A.)によって理論化された自我の防衛機制(defense mechanisms)に由来している。防衛機制とは,不安や葛藤状態におかれた時に,自我が利用するあらゆる手段である。防衛機制は,苦痛,不安,罪悪感などが意識化されることによって,精神が耐えがたい状況に置かれることを避け,精神の安定を維持するために行われる。代表的な防衛手段には,抑圧(repression),退行(regression),隔離(isolation),打消し(undoing),投影(projection),置き換え(displacement),同一視(identification)などが仮定されている。このような防衛機制の概念は,防衛機制とその結果(主に精神的健康状態)を混合しており,コーピングを防衛手段と精神病理あるいは適応状態を含んだ概念としてとらえられている。たとえば,フロイトは,抑圧や転換とヒステリー,投影と恐怖症,取り入れや同一視と抑うつなど,特定の防衛手段と神経症の症状との間に密接な関係があると考えていた。また,防衛機制の階層理論では,防衛手段間にある種の優劣も仮定している(詳細は加藤・今田(2001)を参照)。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、「コーピング方略と精神的健康」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 テキスト教材の表2-1は,コーピング方略と精神的健康との関連性を報告した国内外150の学術論文を,加藤(2005d, 2006f, 2007a)がまとめたものである。表2-1の適応状態とは,生きがい,生活の質に代表されるような肯定的な指標を意味している。ストレス反応とは,抑うつ,不安など否定的な指標を意味している。そして,「➶」印は,コーピング方略と精神的健康とに正の関連性を報告している研究が圧倒的に多いことを意味し,「➴」印は負の関連性を報告している研究が圧倒的に多いことを意味している。「?」印は研究結果が一貫していないことを意味し,「―」印は研究報告がほとんどないことを意味している。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、「国外における研究」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人ストレッサーに対するコーピング方略とストレス反応との関連性を検証した国外の研究をまとめたものがテキスト教材の表2-2である。「➶」印は,そのようなコーピング方略を用いるほどストレス反応が増大することを意味し,「➴」印は,ストレス反応が減少することを意味している。積極的に問題を解決するコーピング方略である問題焦点型対処(両当事者の関心を満たすようなコーピング方略である統合スタイルを含む)では,ストレス反応が減少する報告,ストレス反応が増大する報告,どちらの報告もなされており,一貫していない傾向にある。ストレスフルな問題や問題解決を避けるような回避コーピングでは,ストレス反応が増加することが一貫して報告されている。また,自分の意見に相手を従わせる支配スタイルや対決コーピング,援助を求めるサポート希求,これらのコーピング方略はストレス反応を増加させるようである。
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キーワード
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① タイプA ② 精神的健康 ③ コーピング効果 ④ 問題焦点型対処 ⑤ 情動焦点型対処
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第2章の「効果的な対人ストレスコーピングを探る」(テキスト教材の55ページから104ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「コーピングと精神的健康」に関しては、テキスト教材の56ページから57ページに、「対人ストれコーピングと精神的健康」に関しては、58ページから36ページに、「社会的スキル」に関しては、55ページから56ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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6
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対人ストレスコーピングと人間関係の改善
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科目の中での位置付け
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第6回講義「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第6回講義は、第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」の一部分です。第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第6回講義では、以下のような話をします。 第5回講義では、対人ストレスコーピングによる精神的健康への影響について,どのような報告がなされているのか説明した。本節では,対人ストレスコーピングを用いた結果,問題が解決するかどうか,関係の満足感がどのように変化するのかについて説明する。対人葛藤研究(テキスト教材参照)では,対人葛藤方略を用いた結果,葛藤が解決されたかどうかに焦点があてられており,問題が解決したかどうかに関する多くの知見は対人葛藤研究において蓄積されている。本項では,対人葛藤研究の知見を含め,対人ストレスコーピングの選択が,ストレスフルな人間関係の問題解決や関係満足感に及ぼす影響について説明する。
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コマ主題細目
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① 問題の解決 ② 当事者の満足感 ③ 対人ストレスコーピング研究の知見
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人葛藤方略に関して十分に理解したうえで、「対人葛藤方略の効果」に関して、十分に理解し、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人葛藤研究では,一般的に,協調スタイルは葛藤状況を解決しやすく,対立スタイルは解決から遠ざかることが知られている。また,二重関心モデル(*頁参照)では,統合スタイル(当事者同士が受け入れられるように交渉し,問題を解決する方略)が,通常,最も葛藤を減少させることが知られている(Rahim, 2002)。 しかし,それぞれの対人葛藤方略が効果的な結果を生み出すかどうかは,状況に依存している,とも考えられている。ラヒム(Rahim, 2002)は,二重関心モデルにおける5つの対人葛藤方略に適した状況と不適な状況を提唱している(テキスト教材表2-5参照)。統合スタイルは,一般的に,問題解決に適した方略であるが,特に,問題が複雑な場合に効果的である。服従スタイル(葛藤相手の要求や意見に服従する方略)は,最も簡単に,葛藤を解決させる方法であり,少なくとも,葛藤頻度は減少する。特に,方略行使者が問題に精通していない場合や,相手にとって問題が重要である場合,相手が正しい場合などに効果的である。支配スタイル(行使者の要求や意見を通そうとする方略)は,行使者にとって問題が重要である場合や,葛藤相手の決定が行使者にとって不利益をもたらす場合などで効果的である。回避スタイル(直接的な葛藤を避けようとする方略)は,問題を解決することによるメリットよりも,葛藤相手と対決することによるデメリットの方が大きい場合に効果的である。妥協スタイル(両者が相互に要求や意見を譲歩し合う方略)は,当事者間の目標が相容れない場合や,交渉が行き詰った場合などに効果的である。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人葛藤方略に関して十分に理解したうえで、「当事者間における対人葛藤方略の効果」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人葛藤方略の満足感に関して,二重関心モデルをもとに,理論的な提言がなされている。トマスら(Kilmann & Thomas, 1975; Thomas, 1976)は,当事者の満足度に注目し,テキスト教材の図2-1に示すような2つの次元を提唱している。調和次元(integrative dimension)は,テキスト教材の図2-1に実線で示した統合スタイル―妥協スタイル―回避スタイルへと移行する次元である。この次元は,葛藤行使者および葛藤相手を含めた当事者の関心を満たす程度を示している。調和次元の程度は,統合スタイル得点から回避スタイル得点を引いた値によって算出される。調和得点が高いほど,当事者同士の満足感が高いことを意味している。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人葛藤方略に関して十分に理解したうえで、「対人ストレスコーピング尺度を用いた研究報告」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 加藤(2000, 2007a)の対人ストレスコーピング尺度を用いた研究報告をまとめたものがテキスト教材の表2-6である。この表には,人間関係の満足感に加え,課題や仕事に対する満足感,幸福感なども含まれている。この表から,以下のようなことが読み取れる。ポジティブ関係コーピングを用いるほど,満足感や幸福感が上昇する。ネガティブ関係コーピングを用いるほど,満足感や幸福感が減退する。解決先送りコーピングを用いるほど,満足感や幸福感が上昇する。
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キーワード
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① 二重関心モデル ② 服従 ③ 統合 ④ 回避 ⑤ 支配
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第2章の「効果的な対人ストレスコーピングを探る」(テキスト教材の55ページから104ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「問題の解決」に関しては、テキスト教材の64ページから65ページに、「当事者間の満足感」に関しては、66ページから68ページに、「社会的スキル」に関しては、55ページから56ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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7
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他者への影響
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科目の中での位置付け
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第7回講義「他者への影響」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第7回講義は、第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」の一部分です。第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第7回講義では、以下のような話をします。 第6回講義では,コーピング行使者のストレス反応や適応状態などに焦点をあてた。しかし,人間関係を取りあげるとき,対人ストレッサーの引き金となった相手の存在,それに加えて,当事者以外の人々の存在を忘れてはならない。ストレスフルな人間関係を断ち切ってしまうと,相手に不快な思いをさせるだけでなく,それを見ていた周りの人々に否定的な印象を与えてしまうかもしれない。その結果,コーピング行使者は,周りから無視され,孤立し,精神的に不健康になるかもしれない。このように,コーピングを選択する行使者とその影響を受ける受動者との関係にも,関心を向ける必要がある。本節では,対人ストレスコーピングの行使が,他者に及ぼす影響について説明する。
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コマ主題細目
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① 他者者への影響とは ② コーピング受動者の感情 ③ コーピング受動者の行動
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「他者者への影響とは」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 人間関係を取りあげるとき,対人ストレッサーの引き金となった相手の存在,それに加えて,当事者以外の人々の存在を忘れてはならない。ストレスフルな人間関係を断ち切ってしまうと,相手に不快な思いをさせるだけでなく,それを見ていた周りの人々に否定的な印象を与えてしまうかもしれない。その結果,コーピング行使者は,周りから無視され,孤立し,精神的に不健康になるかもしれない。このように,コーピングを選択する行使者とその影響を受ける受動者との関係にも,関心を向ける必要がある。本節では,対人ストレスコーピングの行使が,他者に及ぼす影響について説明する。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「コーピング受動者の感情」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 まず,コーピングを実施することによって,コーピング受動者の感情がどのように変化するのかについて,加藤(2002b, 2007a)の研究を紹介する。加藤(2002b, 2007a)は,大学生を対象に,対人ストレスコーピングの行使がコーピング受動者の感情に及ぼす影響を調査した。加藤は,被調査者にコーピング受動者の立場にたたせ,もし,友人が対人ストレッサーに遭遇し,それぞれのコーピング方略を実施した場合,どのように感じるか,快―不快次元について回答を求めた。テキスト教材の図2-2は,加藤(2002b, 2007a)のデータを用いて,再分析した結果である。グラフの縦軸は,コーピング受動者の快―不快得点を示している。中心線のゼロ点以上の得点(正の得点)の場合,友人が選択したコーピングを好意的に受け止めていることを意味し,ゼロ点以下の得点(負の得点)の場合,コーピング受動者が不快だと感じていることを意味している。ポジティブ関係コーピングは,男女ともに正の値を示しており,受動者から好意的に受け止められることがわかる。ネガティブ関係コーピングは,男女ともに負の値を示しており,受動者に不定的な感情を与えることがわかる。解決先送りコーピングは,男女ともに正の値を示しており,受動者に好意的な感情を抱かせることがわかる。このことは統計的検定によっても支持されている。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「コーピング受動者の行動」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 コーピングを行うことによって,受動者が行使者に向ける行動にどのような影響があるのか,加藤(2007a)の研究を紹介する。加藤(2007a)は,対人ストレスコーピングの選択が受動者の行動に及ぼす影響を調査した。受動者の行動は,支配的行動(指示しようとする),援助的行動(手助けしようとする),親和的行動(仲良くしようとする),依存的行動(頼りにする),服従的行動(従おうとする),回避的行動(避けようとする),拒否的行動(拒否しようとする),攻撃的行動(こらしめようとする)の8つの行動である。そして,行使者が受動者の知人であるのか,親友であるのか2つの場面が設定された。加えて,コーピング行使者が,ポジティブ関係コーピング,ネガティブ関係コーピング,解決先送りコーピングのいずれかのコーピング方略を用いた場面が設定された。すなわち,コーピング行使者との関係(知人か親友か)とコーピング方略の種類(3種類)によって,6つの場面設定がなされた。たとえば,知人にポジティブ関係コーピングを実行された場面などである。被調査者には,この6つの場面が呈示され,行使者に対して8つの行動をどの程度行う可能性があるか回答を求めた。
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キーワード
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① コーピング受動者 ② 友人 ③ 人間関係 ④ 選択 ⑤ 選択的投資
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第2章の「効果的な対人ストレスコーピングを探る」(テキスト教材の55ページから104ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「コーピング受動者の感情」に関しては、テキスト教材の68ページから69ページに、「コーピング受動者の行動」に関しては、69ページから71ページに、「適応状態に及ぼす影響」に関しては、67ページから68ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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8
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対人ストレス過程に影響を及ぼす要因
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科目の中での位置付け
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第8回講義「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第7回講義は、第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」の一部分です。第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第8回講義では、以下のような話をします。 どのようなコーピングを選択するかは,個人が置かれている状況によって異なるのだろうか。対人ストレスコーピングが個人の精神的健康に及ぼす影響の仕方もまた,個人が置かれている状況に依存しているのだろうか。本節では,対人ストレスコーピングの選択や,対人ストレスコーピングが精神的健康に及ぼす影響など,対人ストレス過程に影響を及ぼす要因について紹介する。
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コマ主題細目
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① 対人ストレッサー ② 性差 ③ 目標
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「対人ストレッサー」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 遭遇した対人ストレッサーの質によって,対人ストレスコーピングの選択は異なるのであろうか。谷口・加藤(2007)は,それぞれの対人ストレッサー(対人葛藤,対人過失,対人摩耗)に対して,どのようなコーピング方略を用いたのか,951名の大学生を対象に調査をしている。被調査者は,あらかじめ決められた対人ストレス状況(対人葛藤,対人過失,対人摩耗のうちひとつ)が呈示され,その対人ストレス状況に対して,コーピングの使用頻度を回答した。対人葛藤とは他者が否定的な態度や行動をあらわすような状況である。対人摩耗とは自分の意に沿わないような行動をしなければならないような状況である。対人過失とは相手に迷惑や不快な思いをさせてしまうような状況である(テキスト教材頁参照)。調査の結果,以下のようなことが明らかになった(テキスト教材の図2-3)。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「性差」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 性によって,対人ストレスコーピングの使用頻度が異なることが知られている。加藤(2003b)は,大学生2,574名を対象に,加藤(2000, 2007a)の対人ストレスコーピング尺度を用いて,コーピングの使用頻度の性差を調査した。テキスト教材の図2-4は,性別の対人ストレスコーピング得点を示したものである。女性は男性より,ポジティブ関係コーピングの使用頻度が高く,男性は女性より,ネガティブ関係コーピングの使用頻度が高い。すなわち,女性は,ストレスフルな人間関係であっても,その関係を積極的に維持・改善しようとする傾向が高く,男性は,そのような関係を放棄・崩壊する傾向が高い。加藤(2000),加藤(2007e),谷口・加藤(2007)でも,同様な結果が得られている。女性は男性と比較して,できる限り,人間関係を継続させようと努力するのであろう。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「目標」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 コーピングを行使する目標によって,選択するコーピング方略が異なることが知られている(加藤, 2006b; 大渕・小嶋, 1999; Ohbuchi & Tedeschi, 1997)。たとえば,大渕らの研究グループ(Fukushima & Ohbuchi, 1993; 大渕・福島, 1997; Ohbuchi & Tedeschi, 1997)では,葛藤方略の多目的理論(multiple goals theory)を提唱し,葛藤方略目標と対人葛藤方略との関連性について検証している。まず,大渕らは,葛藤目標(goals of conflict resolution)を「関係目標」,「パワー・敵意目標」,「公正目標」,「同一性目標」,「個人的資源目標」,「経済的目標」に分類している。
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キーワード
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① 効果 ② 性差 ③ 目標理論 ④ 友人関係の種類 ⑤ 当事者間の関係性
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第2章の「効果的な対人ストレスコーピングを探る」(テキスト教材の55ページから104ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「対人ストレッサー」に関しては、テキスト教材の71ページから72ページに、「性差」に関しては、72ページから73ページに、「目標」に関しては、73ページから75ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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9
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なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか
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科目の中での位置付け
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第9回講義「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第7回講義は、第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」の一部分です。第2部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第9回講義では、以下のような話をします。 全般的なストレッサーに対して効果的なコーピング方略は,積極的に問題を解決する問題焦点型対処であり,問題を解決することから逃れるようなコーピング方略は否定的な結果をもたらすことを説明した(テキスト教材の表2-1参照)。対人ストレス研究では,問題焦点型対処の有効性を否定する研究報告がなされていること,問題解決から逃れるようなコーピング方略が効果的ではないことを紹介した(表2-2および表2-3参照)。一方,対人ストレス研究のために開発された加藤(2000, 2007a)の対人ストレスコーピング尺度を用いた研究では,問題解決を一時的に先送りする解決先送りコーピングの使用が効果的であることを紹介した(テキスト教材の表2-4および表2-6参照)。
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コマ主題細目
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① 解決先送りコーピングの効果 ② 時間的猶予仮説 ③ 社会的相互作用モデル
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「解決先送りコーピングの効果」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 テキスト教材の表2-9は,対人ストレスコーピングを行使した結果(本章で紹介したもの)をまとめたものである。そして,テキスト教材の表2-10は,対人ストレスコーピングが選択されやすい状況(本章で紹介したもの)をまとめたものである。これらの結果に加え,これまでの研究から,対人ストレスコーピングの3つの方略には,さまざまな性質が明らかにされている。本項では,それぞれの対人ストレスコーピングの性質を明らかにすることによって,対人ストレスコーピングが精神的健康に及ぼす影響を説明する。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「時間的猶予仮説」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 解決先送りコーピングを選択することが,不安や抑うつなどのストレス反応を低減させ,個人の精神的健康にとって効果的に作用する。この現象を説明する理論のひとつに,時間的猶予仮説(enough time theory)がある。谷口(2008)は,通常,ストレスフルな状況に直面した直後に決断・行動することなく,熟慮するための十分な時間を確保することができることこそが,解決先送りコーピングの利点である,と説明している。ストレスフルな状況に直面した直後より,時間が経つほど,適切な判断を下すことができるならば,時間が経ったのちに,どのような言動を選択するか決定したほう望ましい。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「社会的相互作用モデル」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 ストレッサーに遭遇した個人は,コーピング資源や認知的評価などによって,個人が選択するコーピングが決定され,その結果として,個人の精神的健康が影響を受ける(テキスト教材参照)。コーピング資源としてのソーシャル・サポートは例外として,ストレス発生過程において,他者の存在は重要視されず,ストレス発生過程は個人内で帰結すると仮定されている。このようなストレス発生モデルは,ラザルスを始め,多くの研究者たちの支持を得てきた。他者の存在を軽視するこのようなストレス理論に対して,一部の研究者から,批判されることもあったが,その問題を解決する提案はなされなかった。
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キーワード
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① 第三世代の行動療法 ② ネガティブ関係コーピング ③ アクセプタンス・コミットメント ④ 時間的猶予仮説 ⑤ 社会的相互作用モデル
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第2章の「効果的な対人ストレスコーピングを探る」(テキスト教材の55ページから104ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「対人ストレスコーピングの性質」に関しては、テキスト教材の83ページから92ページに、「時間的猶予仮説」に関しては、93ページから95ページに、「社会的相互作用モデル」に関しては、95ページから99ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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10
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親密な関係で生じるストレス
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科目の中での位置付け
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第10回講義「親密な関係で生じるストレス」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第10回講義は、第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」の一部分です。第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。 第10回講義では、以下のような話をします。 対人ストレス研究では,対人関係全般を対象とした研究よりむしろ,親密な関係,職場の関係など,特定の関係を対象とした研究報告が圧倒的に多い。対人ストレスコーピングに関する研究は,おおむね,ストレス研究に基づく研究と,対人葛藤研究(テキスト教材参照)およびコミュニケーション研究(テキスト教材参照)によって,知見が積み重ねられている(テキスト教材参照)。ストレス研究では,対人関係全般に対するコーピングの研究にはほとんど関心が向けられず,その多くの研究が,ケアーギバー(介護者)が選択するコーピングに焦点があてられている。対人葛藤研究においても,対人関係全般を対象にした研究ではなく,職場や小集団,あるいは,夫婦や恋人関係などの親密な関係で用いられる対人葛藤方略に焦点があてられている。コミュニケーション研究においても,対人関係全般を対象とした研究ではなく,カップル間,特に夫婦関係に焦点があてられている。そこで,本章では,親密な関係,職場での関係,親子関係など,さまざまな人間関係に起因して生じる対人ストレッサー,および,離婚や失恋,セクハラ,虐待など,特定の対人ストレッサーに対するコーピングの研究について紹介する。
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コマ主題細目
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① 夫婦・恋人関係 ② 離婚 ③ 配偶者の病
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「夫婦関係と恋人関係」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 夫婦関係における対人ストレスコーピング研究では,クリステンセンらのコミュニケーション・パターンの研究(テキスト教材参照)を展開させた報告が多くみられる。夫婦関係を扱う研究領域では,研究対象をカップル(couple)とし,結婚しているかどうか不明確である報告や,同性間の恋愛関係を含めた報告もある。本項では,夫婦関係だけでなく恋人関係も含めたカップル間で生じたストレッサーに対するコーピング研究について紹介する。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「離婚」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 離婚は夫婦間にとって重要な問題であり,離婚に関する研究は多い。しかし,離婚に対するコーピングに関しては,十分な報告がなされていない。たとえば,“Journal of Divorce and Remarriage”(Haworth Press)(テキスト教材参照)という学術専門雑誌が刊行されているが,離婚に対するコーピング研究が掲載されることはほとんどない。むしろ,離婚による子どもへの影響に関する論文が数多く掲載されている。 マゾー(Mazor et al., 1998)は,離婚に伴い生じる問題に対するコーピングについて聞き取り方法を標準化し,離婚コーピング・インタビュー(Coping with Divorce Interview)を開発している。離婚コーピング・インタビューでは,離婚後のコーピングは「不統合的コーピング」,「準統合的コーピング」,「統合的コーピング」に分類されている。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「配偶者の病」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 特定の対人関係に注目したコーピング研究において,最も,研究が進んでいる分野が看護・介護に関する研究である。関係焦点型対処(テキスト教材を参照),クエイヘイゲンらの研究(テキスト教材を参照)もまた,疾患に罹患(りかん)している配偶者との関係において展開したコーピング研究である。この点において,ケアギバーのコーピング研究は,対人ストレスコーピング研究の原点であるともいえる。
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キーワード
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① ダイアディック・コーピング ② ボウマン ③ カーディック ④ ポリナ ⑤ スネル
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第3章の「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」(テキスト教材の105ページから174ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「夫婦・恋人関係」に関しては、テキスト教材の106ページから127ページに、「離婚」に関しては、128ページから129ページに、「失恋」に関しては、130ページから133ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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11
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子どもの対人ストレス(前半)
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科目の中での位置付け
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第11回講義「「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半) 」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第11回講義は、第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」の一部分です。第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。 第11回講義では、以下のような話をします。 子どもは,日常生活でさまざまな対人ストレスに遭遇している。子どもが遭遇する対人ストレス研究では,主に,友人関係と親子関係に関心が集中している。友人関係では,主に,社会的スキルに関する研究(テキスト教材参照)において行われている。親子関係では,純粋な親子間葛藤のほか,癌などの身体疾患や抑うつなどの精神疾患を抱えた親との間で生じるストレッサー,両親間葛藤や両親の離婚によるストレッサー,里親との間で生じるストレッサー,などに対するコーピング研究がなされている。
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コマ主題細目
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① 友人関係 ② 天才児 ③ 親子関係
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「友人関係」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 本講義では,主に小学生や中学生の友人関係で生じたストレスに対するコーピングについて説明する。小学生や中学生にとって友人関係は重要な社会との接点であり,将来における人間関係の基盤となる。そのため,友人ストレッサーに対して,どのようなコーピングを用いるのか,そして,コーピングを用いたことによって,自他にどのような影響を及ぼすのか,重要なテーマである。しかし,意外なことに,友人ストレッサーに対するコーピングの研究は進んでいない。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「天才児」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 北米では,天才児(Gifted Children)に関する研究が盛んに行われている。心理学的視点からは,天才児の発達や教育に関する研究領域に関心が集まっており,“Gifted Child Quarterly”(National Association for Gifted Children),“Journal of Secondary Gifted Education”(Prufrock Press),“Journal for the Education of the Gifted”(Wayne State University Press)などの学術専門雑誌が刊行されている。そのなかで,天才児の友人関係に注目した研究を行っている研究者がいる。天才児は,同年代の子どもと知的能力に異なりがあるため,同年代の子どもとの関係が問題視されている。天才児にとって,同年代の友人関係は,気を遣う関係であり,友人関係はストレッサーとなり得るのである。本項では,このような友人関係において,天才児が用いるコーピング方略について説明する。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「親子関係」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 ギャンブル(Gamble, 1994)は,母親との葛藤,友人との葛藤,失敗の経験に対するコーピングの個人差を測定するために,30項目からなる児童・青年用のコーピング尺度(Children's and Adolescent's Problem Solving Inventory)を作成している。ギャンブルのコーピング尺度は,「感情表出・攻撃性」,「問題回避・無視」,「直接的問題解決」,「間接的問題解決」,「サポート希求」の5つの方略から構成されている(テキスト教材の表3-13さんしょう)。
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キーワード
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① 親子間葛藤 ② 自責 ③ ギャンブル(人名) ④ ルーベン ⑤ フェルドマン
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第3章の「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」(テキスト教材の105ページから174ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「友人関係」に関しては、テキスト教材の142ページから143ページに、「天才児」に関しては、144ページから145ページに、「親子関係」に関しては、145ページから146ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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12
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子どもの対人ストレス(後半)
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科目の中での位置付け
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第12回講義「「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半) 」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第12回講義は、第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」の一部分です。第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。 第12回講義では、以下のような話をします。 子どもは,日常生活でさまざまな対人ストレスに遭遇している。子どもが遭遇する対人ストレス研究では,主に,友人関係と親子関係に関心が集中している。友人関係では,主に,社会的スキルに関する研究(テキスト教材参照)において行われている。親子関係では,純粋な親子間葛藤のほか,癌などの身体疾患や抑うつなどの精神疾患を抱えた親との間で生じるストレッサー,両親間葛藤や両親の離婚によるストレッサー,里親との間で生じるストレッサー,などに対するコーピング研究がなされている。
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コマ主題細目
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① 両親の葛藤や離婚 ② 児童虐待 ③ 子どもの報告
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「両親の葛藤や離婚」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 両親間葛藤(interparental conflict)や両親の離婚は,子どもの感情や行動などに大きな影響を及ぼすことが知られており(Grych & Cardoza-Fernandes, 2001; Sarrazin & Cyr, 2007; Reifman et al., 2001),子どもにとって重要な対人ストレッサーとなる。両親間葛藤や両親の離婚を経験した子どもの研究では,グライクら(Grych et al., 1990, 1992, 1993, 2001)によって,認知的評価やコーピングの重要性が紹介されているため,ストレス研究における理論体系や構成概念が浸透している。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「児童虐待」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 欧米では,児童虐待が社会問題となっている。また,“Journal of Child Sexual Abuse”(Haworth Press),“Child Abuse and Neglect”(Pergmon),“Child Maltreatment”(Sage Periodicals Press)など,児童虐待に関する多くの専門誌が出版されており,心理学的なアプローチから,多くの研究が報告されている。児童虐待は長期・短期的に心理,行動に重篤な影響を及ぼすことが知られており(Browne & Finkelhor, 1986; Polusny & Follette, 1995),児童虐待は人間関係で生じる対人ストレッサーであると言える。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「子どもの報告」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 小学生や中学生を対象とした研究では,注意しなければならに問題がある。ここでは,現実場面のストレッサーに対するコーピングと,仮想場面のストレッサーに対するコーピングが異なること,小学生や中学生自身の自己報告と,両親や教師の他者報告が異なることについて説明する。 小学生や中学生を対象とした友人葛藤研究では,仮想的な友人葛藤場面がよく用いられる。仮想的な友人葛藤場面では,小学生や中学生が実際に遭遇した場面ではなく,実際に遭遇しそうな具体的な場面が呈示される。この仮想的な友人間葛藤に対するコーピングと,現実場面で実際に用いているコーピングとに異なりがあることが知られている。
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キーワード
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① 児童用離婚信念尺度 ② オブライエン ③ バーク ④ 児童虐待 ⑤ サポート希求
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第3章の「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」(テキスト教材の105ページから174ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「両親の葛藤や離婚」に関しては、テキスト教材の147ページから148ページに、「児童虐待」に関しては、151ページから154ページに、「子どもの報告」に関しては、155ページから156ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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13
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職場での対人ストレス
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科目の中での位置付け
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第13回講義「職場での対人ストレス」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第13回講義は、第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」の一部分です。第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。 第13回講義では、以下のような話をします。 ロングら(Long, 1990; Long et al., 1992など)は,職場でのコーピング研究を重ねてきた。そして,ロングら(Portello & Long, 2001)は,職場ストレスに対するコーピング項目に,独自の予備調査から得た項目を加え,職場で経験する対人ストレッサーに対するコーピングの個人差を測定するための尺度開発を試みている。ロングら(2001)の職場での対人ストレスに対するコーピング尺度は,「交戦」と「非交戦」の2方略36項目から構成されている。交戦(engagement)は,積極的に問題に接近するような方略であり,対人ストレッサーに対するコーピング項目がすべて含まれている。非交戦(disengagement)は,ストレスフルな状況を避けるような方略である。「交戦」と「非交戦」は古典的な接近―回避コーピングによる分類方法であり,対人ストレスに特有のコーピング方略ではない。また,項目例が掲載されていないため,対人ストレスイベント特有のコーピング項目を測定しているのか,判断することができない。現在では,ロングらのコーピング尺度はほとんど使用されていない。
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コマ主題細目
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① 職場での人間関係 ② 職場でのいじめ ③ セクハラ
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「職場での人間関係」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 リー(Lee, 1990)は,葛藤当事者間の関係によって,葛藤行使者が用いるコーピング方略に異なりがあるかどうか,90名の韓国の管理職者を対象とした実験を行っている。まず,実験参加者はいくつかの小集団グループにランダムに振りわけられた。その後,40分間,マネジメント訓練と称する小集団内討論が行われた。マネジメント訓練では,それぞれの部局に割りあてられる予算配分をめぐって,それぞれの実験参加者が部局の代表として,議論が行われた。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「職場でのいじめ」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 職場における対人ストレス研究では,通常,上司,同僚,部下など社内での関係をストレッサーとした研究が主である。ディーレンとメヴィッセン(van Dierendonck & Mevissen, 2002)は,顧客との関係で生じる対人ストレスに注目した研究を行っている。電車の運転手96名を対象に,乗客との関係で生じたストレッサーに対するコーピングについて調査を実施している。その結果,乗客に譲歩するような方略を用いるほど,バーンアウト(仕事あるいは顧客に対して関心がなくなり,無視するような否定的な無関心な態度をとる傾向)が減少し,乗客に自分の主張を押し付けるような強制的な方略を用いるほど,バーンアウトが増加していた。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「セクハラ」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 どのようなコーピングを選択するかによって,職場内でのいじめに遭遇するかどうかにも影響を及ぼすことが知られている。アキノ(Aquino, 2000)は,公益企業の従業員を対象に,上司や部下などに対するコーピングや,いじめによる被害の程度などを測定している。その結果,回避スタイル(葛藤を避ける方略)の使用頻度が高いほど,いじめの被害を多く受けていた。また,会社での地位が低い場合のみ,服従スタイル(相手の主張を受け入れる方略)を用いるほど,いじめの被害を受けることが多かった。アキノ(2000)の報告はアメリカでの調査ではあるが,わが国においても,遭遇した対人葛藤に対するコーピングの選択によって,その後の職場での居心地が異なることが予測される。加えて,それは,コーピング方略を用いる社内での地位によっても異なると推測される。
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キーワード
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① リー ② マネジメント ③ セクハラ ④ ナップ ⑤ クーバー
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第3章の「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」(テキスト教材の105ページから174ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「職場での人間関係」に関しては、テキスト教材の156ページから158ページに、「セクハラ」に関しては、159ページから162ページに、「子どもの報告」に関しては、155ページから156ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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14
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特殊な対人ストレス
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科目の中での位置付け
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第14回講義「特殊な対人ストレス」は、第1回講義の内容を受けて(十分に理解したうえで)、対人ストレスに関して詳しい話をします。第1回講義の内容と密接に関係しているということです。第14回講義は、第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」の一部分です。第3部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。 第14回講義では、以下のような話をします。 “Journal of Family Violence”(Plenum Press),“Journal of Interpersonal Violence”(Sage Publications),“Violence Against Women”(Sage Publications),“Violence and Victims”(Springer Publishing)などの専門誌が発刊されているように,欧米では,パートナーからの暴力や,性的暴力に関する心理学的研究が数多く報告されている。そして,家庭内暴力や性的暴力による心理的影響の大きさが知られている(Arata, 2002; Macy, 2007; Neville & Heppner, 1999; Resick, 1993)。
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コマ主題細目
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① 家庭内暴力 ② 差別 ③ 死別
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「家庭内暴力」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 バートとカッツ(Burt & Katz, 1987)は,性的被害に対するコーピングの個人差を測定する性的暴力コーピング尺度(Coping with How I Deal with Things)を作成している。性的暴力コーピング尺度では,性的被害に対するコーピングを「回避」,「感情表出」,「いらだち・不安」,「認知的方略」,「自己破滅」の5つに分類している。回避(avoidance)は,「何が起こったのか考えないようにした」など,性的被害を受けたことから逃れるような方略である。感情表出(expressive)は,泣いたり,困惑したり,他者に自分の感情を示すような方略である。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「差別」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 差別は,他者から正当な理由なく劣ったものとして不当に扱われることであり,そこには必ず他者が存在する。また,人種差別は,慢性的な日常の出来事であり,人種差別を受けた人々に否定的な影響を及ぼすことが知られている(Clark et al., 1999)。差別がストレッサーとなり得るならば,差別は対人ストレッサーの一種であると考えられる。本項では人種差別(racism)に対するコーピングについて取りあげる。わが国では人種差別が問題視されることは少ないが,北米では大きな問題として関心が寄せられている。人種差別に対するコーピング研究は,“Journal of Counseling Psychology”(American Psychological Association),“Journal of Black Psychology”(Association of Black Psychologists)などの学術専門誌に掲載されることが多い。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「死別」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 親密な人との死別は,われわれにとって,最もストレスフルな出来事であると考えられている。“Death Studies”(Routledge),“Journal of Personal and Interpersonal Loss”(Taylor & Francis)など,死別に関する専門誌も発刊されている。死別に対するコーピングの研究には,大別して,精神分析に基盤を置く研究と,ストレス研究に基盤を置く研究がある。前者はフロイト(Freud, S)の「悲哀とメランコリー」(Trauer und Melancholie)に由来し,主に,死別に対する反応(主に悲嘆反応)や死別からの回復過程の研究についての研究が進められてきた。それら多くの研究は主観的解釈や,死別経験者の手記の抜粋やインタビューの羅列(られつ)に過ぎない。
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キーワード
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① IPV ② 差別 ③ 人種差別 ④ アトシー ⑤ 精神分析
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の第3章の「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」(テキスト教材の105ページから174ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「家庭内暴力」に関しては、テキスト教材の163ページから168ページに、「差別」に関しては、169ページから171ページに、「死別」に関しては、171ページから174ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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15
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対人ストレスコーピング研究の問題点
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科目の中での位置付け
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最終講義である第15回講義「対人ストレスコーピング研究の問題点」は、以下の記載するこれまでの講義の総決算です。 第一部「対人ストレスコーピングとは」は、第1回講義である「ストレスに関する基本的な考え方」、第二回講義である「対人ストレスとは」、第3回講義である「対人ストレスコーピング」、第4回講義である「ストレス研究以外の領域での対人ストレスコーピング研究」の構成となっています。 第二部である「効果的な対人ストレスコーピングを探る」は、第5回講義の「対人ストレスコーピングと精神的健康」、第6回講義の「対人ストレスコーピングと人間関係の改善」、第7回講義の「他者への影響」、第8回講義の「対人ストレス過程に影響を及ぼす要因」、第9回講義の「なぜ、解決先送りコーピングが効果的なのか」から構成されています。 第三部である「さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究」は、第10回講義「親密な関係で生じるストレス」、第11回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(前半)、第12回講義「子どもの対人ストレス」子どもの対人ストレス(後半)、第13回講義「職場での対人ストレス」、第14回講義「特殊な対人ストレス」から構成されています。
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コマ主題細目
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① 対人ストレスコーピング研究の現状 ② 研究の留意点 ③ コーピング研究なのか
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細目レベル
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① 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「対人ストレスコーピング研究の現状」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 「ストレス」と「人間関係」ともに,多くの人々の関心を集めている。情報検索サイトGoogleの検索では「ストレス」は2,960万件ヒットし,「人間関係」は308万件ヒットする。一方,「対人ストレス」は17,800件しかヒットしない(2007年11月3日現在)。これは,対人ストレスに対する関心の低さを示しているわけではない。「ストレス」および「人間関係」による検索では210万件,「人間関係の悩み」で検索すると126万件もヒットする。Googleでの検索が意味することは,「対人ストレス」という用語は一般的ではないかもしれないが,多くの人々が人間関係に関するストレスに関心を持っているということである。
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② 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「研究の留意点」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人ストレスコーピングの第一の関門が,先行研究を見つけ出すことである。対人ストレスに関心を持ち,対人ストレスコーピングに関する先行研究を調べようと試みたとする。さまざまなデータベースを用い,「対人ストレス」や「対人ストレスコーピング」をキーワードとした検索を行い,該当論文を探す。先にも説明した通り,「対人ストレス」および「コーピング」,あるいは,「対人ストレスコーピング」で抽出することのできる論文は限られている。先行研究が少ないため,先行研究で実施されていない研究を計画・実施し,論文として完成させることは比較的容易だと考える。しかし,その研究は,他の研究者によって,すでに報告されているかもしれない。細分化された対人ストレス研究では,「対人ストレス」や「コーピング」が表題やキーワードでない場合が多いからである。
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③ 以下に挙げるような説明をふまえ、対人ストレスコーピングに関して十分に理解したうえで、「コーピング研究なのか」に関して、自分なりの言葉で、それぞれ、300字程度で説明できるようになること。また、そこで登場する学術用語に関しても理解できるようになること。 対人ストレスに対するコーピングであるかどうかは,論文の表題を見ただけではわからない。たとえば,「職場の人間関係において,コーピングが抑うつ傾向に及ぼす影響」という表題の論文を目にしたとしよう。この論文は,職場での人間関係に対するコーピングの研究であるから,対人ストレスコーピング研究だと思うかもしれない。しかし,そうとは限らない。対人ストレッサーだけではなく,職場で使用した全般的コーピングを測定しているかもしれないからだ。
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キーワード
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① Google ② データベース ③ 文献作成 ④ 文献検索 ⑤ 心理学以外の研究領域
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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本講義はテキスト教材『対人ストレスコーピングハンドブック』の終章の「終章「対人ストレスコーピング研究の問題点」」(テキスト教材の175ページから179ページ)をもとに話をします。事前に、該当箇所をよく読み、理解しておくこと。わからないことや、十分理解できなかったことをメモっておき、そこを重点的に、講義を聞くことを強く推奨します。「対人ストレスコーピング研究の現状」に関しては、テキスト教材の175ページから176ページに、「対人ストレスコーピング研究の留意点」に関しては、177ページから179ページに、「死別」に関しては、171ページから174ページに書かれているので、それぞれについて、事前の学習準備をしてください。これらの実験や調査結果に関しては、講義でも説明します。 また、それぞれに関する逸話に関しても、テキスト教材で説明していますので、事前に読んでおくと、講義をスムーズに聴講できると思います。復習にあたっては、講義で説明したさまざまな現象について、自分なりに理解できるようになり、自分自身の言葉で、心理学を学んだことのない他者に説明できるようにしてください。
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