| 回 | 主題 | コマシラバス項目 | 内容 | 教材・教具 |
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1
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医療保険制度と公認心理師
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 今回は初回であるため、まずは講義のオリエンテーションを行う。そして、公認心理師が医療機関で求められる業務について、診療報酬という観点から学ぶ。ここで得られる知識は、第4回以降の各精神疾患へのアセスメントと治療法を学ぶ上での基盤となる。
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細目② 武田知也(2019). 精神科病院-公認心理師の業務に関する法と制度-, 臨床心理学, 409-412, 金剛出版.
細目③ 公認心理師法第42条 厚生労働省(2010). チーム医療の推進について(チーム医療の推進に関する検討会 報告書), 2. 参照日2022年2月25日. https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0319-9a.pdf 下山晴彦・中嶋義文(2016). チーム医療と心理師の役割, 精神医療・臨床心理の知識と技法, 17-23.
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コマ主題細目
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① オリエンテーション ② 医療保険制度と公認心理師 ③ チーム医療と多職種連携 ④ コンサルテーション・リエゾン精神医学
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細目レベル
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① 初回であるため、講義の進め方の説明を行う。具体的には、出席要件、講義の進め方、質問の仕方、成績評価の仕方について説明する。出席要件としては、本学のルールに則り、出席を管理する。講義の進め方として、毎回の講義の冒頭に前回の講義終了後に回収した質問に対する回答を行う。次にコマシラバスを確認し、当該講義がカリキュラム全体、もしくはこの講義の中でどのような位置づけとなっているのか、そして当該講義回の目標を確認し、その目標を意識して講義に臨む。講義の最後には、小テストを実施する。各講義回で生じた質問はヨリソルを用いて回収する。なお、質問への回答を準備する時間を確保するため、質問は、講義実施日中に行うこととする。次に成績評価であるが、この講義の成績評価は期末試験100%とする。つまり、期末試験の成績がそのまま本講義の成績となる。各回で実施する小テストの結果は、その講義の目標がどの程度理解できたかの、教員及び学生が把握する指標として用いる。小テストの結果を参照し、各講義で配布される教材を用いて各自が復習を行う。
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② 健康保険法等で定められている医療保険制度では、医療機関が保険診療として提供したサービスに対する対価として全国一律に適用される診療報酬が設定されている。つまり、診療報酬は医療機関の財源となるため、サービスを提供する人材の確保や業務とも密接に関係している。 まず、診療報酬の加算要件に公認心理師の規定があるものを確認する。例えば、医療機関での主な業務と考えられている心理検査や心理療法はどのような加算要件が記載されているのかを確認する。さらに公認心理師の業務は、心理検査や心理療法だけではない。その他の業務についても整理する。 ここでは、医療機関で公認心理師にどのような業務が求められるのかを診療報酬という観点から理解する。
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③ 医療機関における公認心理師の業務は、他の医療従事者と協働することが求められ、適切な協働がなければ、効果的な医療は提供できない。さまざまな職種と連携して業務を行うことは、公認心理師の義務として公認心理師法第42条にも規定されている。 医師、看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士などの多職種と協働することを多職種連携といい、多職種連携のもと医療にあたることをチーム医療とよぶ。チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と一般的な定義がなされている(厚生労働省,2010)。 効果的な多職種連携やチーム医療を行うために、多職種の主な業務について整理し、チーム医療における公認心理師の役割を理解する。さらに、チーム医療を妨げる要因やチームを機能させる要素についても理解する。
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④ ここでは、コンサルテーション・リエゾンとは何か、その中で公認心理師に求められる役割を、「人体の疾患と機能及び疾病」で用いた身体疾患を有した介入事例をもとに学ぶ。 精神症状や精神疾患に対する治療は主に精神科で行われてきた。しかし、身体疾患を抱えた患者においても治療中に精神症状を発症することがある。こうした背景があり、総合病院において、各身体科から精神科医療が求められるようになってきた。その要望に応えるための活動をコンサルテーションやリエゾンと呼ぶ。 コンサルテーションとは、相談・助言という意味であり、身体科に入院・通院中の患者に生じた精神症状について、身体科の医師や医療スタッフの相談に精神科のスタッフが応じて、身体科の医師や医療スタッフがその助言に基づいて治療を行うものである。 一方で、リエゾンとは連携という意味を持ち、より積極的な介入となる。身体科のスタッフから連絡を受けたリエゾンチームが直接その患者に対して介入を行う。 コンサルテーション・リエゾンは双方の意味を含み、身体科医療において、入院・通院患者の精神症状や心理的問題のケアを行うことを意味する。
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キーワード
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① 医療保険制度 ② 診療報酬 ③ チーム医療 ④ 多職種連携 ⑤ コンサルテーション・リエゾン
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 診療報酬に規定されてある公認心理師の業務を抑え、公認心理師が医療機関で担う役割を診療報酬という観点から理解する。また、金銭的な理由だけで、医療機関は公認心理師を雇い、専門性を発揮させるわけではない。診療報酬で規定されてある公認心理師の業務が、精神疾患を抱えた患者に対する支援としてなぜ必要なのかを、チーム医療、多職種連携という関連から説明できるようになることを目指した復習を行う。 [予習] 検索エンジンを用いて、診療報酬、公認心理師という単語を使用して検索し、診療報酬から公認心理師の業務について調べておく。また、前期に履修した「人体の構造と機能および疾病」のコンサルテーション・リエゾンを扱った講義回の文字教材を読み、コンサルテーション、リエゾンの実際の活動をイメージできるように予習しておく。
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2
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精神保健に関する法律
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第2回は精神保健に関する法律を理解する。精神科医療は、精神科医療にのみ適応される法律を持つ。特に精神保健福祉法やその法律の中で規定されている入院形態についての知識は、各精神疾患の症状の重症度のアセスメントや、社会支援を考える上で重要である。ここで得られる知識は、第4回以降の各精神疾患へのアセスメントと治療法を学ぶ上での基盤となる。
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細目① World Health Organization (2018). Mental health: strengthening our response. World Health Organization, 参照日2022年2月25日. https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/mental-health-strengthening-our-response
谷岡哲也・友竹正人・安原由子・大坂京子(2021). 精神保健福祉および精神科リハビリテーション, メディカルスタッフのための精神医学, 70-99, 中外医学社.
American Psychiatric Association (2013). Desk reference to the diagnostic criteria from DSM-5. American psychiatric publishing. 高橋三郎・大野裕(2016). DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引き, 4, 医学書院.
細目② 谷岡哲也・友竹正人・安原由子・大坂京子(2021). 精神保健福祉および精神科リハビリテーション, メディカルスタッフのための精神医学, 70-99, 中外医学社.
細目③ 谷岡哲也・友竹正人・安原由子・大坂京子(2021). 精神保健福祉および精神科リハビリテーション, メディカルスタッフのための精神医学, 70-99, 中外医学社.
愛媛県(2022). 健康・医療・福祉. 参照日2022年2月25日. https://www.pref.ehime.jp/h25500/seisin/seisin1.html
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コマ主題細目
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① 精神保健に関する法律の歴史 ② 精神保健福祉法① ③ 精神保健福祉法②
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細目レベル
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① ここでは、1900年に初めて日本で制定された精神障害者に関する精神病者監護法から2016年に制定された障害者総合基本法までの精神疾患に関わる法律の歴史について理解する。 アメリカ精神医学会が刊行する診断基準Diagnostic and statistical manuals of mental disorders fifth edition(以下, DSM-5)では、精神疾患に対する統一された定義はないが、以下のような状態を必ず含むとされている。「精神機能の基盤となる心理学的、生物学的、または発達過程の機能不全を反映する個人の認知、情動制御、または行動における臨床的に意味のある障害によって特徴づけられる症候群である。精神疾患は通常、社会的、職業的、または他の重要な活動における意味のある苦痛または機能低下と関連する。よくあるストレス因や喪失、例えば、愛する者との死別に対する予測可能な、もしくは文化的に許容された反応は精神疾患ではない。社会的に逸脱した行動(例:政治的、宗教的、性的に)や、主として個人と社会との間の葛藤も、上記のようにその逸脱や葛藤が個人の機能不全の結果でなければ精神疾患ではない」(APA, 2013高橋・大野監訳, 2014)。つまり精神疾患とは、生物、心理、社会の多様な要因によってもたらされた個人の認知、感情、行動における症状の集まりであり、症状によって日常生活に支障をきたす状態を指す。 明治以前においては、心理学的、生物学的、社会的要因による影響によって、精神疾患は生じるとは考えらなかった。そのような状態は狐憑きとされ、寺や神社で加持祈祷や滝に打たれる修行などが治療として行われていた。明治以降になって日本の精神障害者に対する対策は本格化する。日本における精神疾患及び精神疾患を取り巻く法律の変遷について学ぶ。
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② ここでは精神保健福祉法について理解することを目的に入院形態についての知識を得る。 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」を略して「精神保健福祉法」と呼ぶ。精神科では、入院を希望しない患者を治療のために強制的に入院させたり、隔離したり、身体を拘束する場合がある。精神科医療だけに適用される法律が存在することが、精神科医療の特徴である。この法律では、入院形態だけでなく、退院後の社会復帰に向けた保健や福祉についても定められている。 入院形態は任意入院、医療保護入院、応急入院、措置入院、緊急措置入院と定められている。心理師が入院手続きに直接関わることはないが、どのような時に、どの入院手続きが行われるのかを知っておくことは患者の状態を知るアセスメントに繋がる。
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③ 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」を略して「精神保健福祉法」と呼ぶ。精神科では、入院を希望しない患者を治療のために強制的に入院させたり、隔離したり、身体を拘束する場合がある。精神科医療だけに適用される法律が存在することが、精神科医療の特徴である。この法律では、入院形態だけでなく、退院後の社会復帰に向けた保健や福祉についても定められている。 患者は、精神保健福祉法に則り、様々な福祉サービスを受けられる精神障害者保健福祉手帳を申請することができる。患者の社会復帰を支援するにあたり、精神障害者保健手帳に関する知識も必要である。
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キーワード
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① 精神保健の歴史 ② 精神保健福祉法 ③ 入院形態 ④ 精神障害者福祉手帳
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 日本における精神保健の歴史を振り返り、現在の精神保健を支える精神保健福祉法についての理解を深める。精神保健福祉法について復習する際には、入院形態と精神保健福祉手帳をキーとして教材を読み込む。入院形態については、どのような入院形態がどのような患者、状況で用いられるかを理解する。さらに精神保健福祉手帳に関して、手帳を有することで患者が受けることができる社会福祉サービスについて理解する。 [予習] 精神保健福祉法に関して、検索エンジンもしくは図書館の文献を用いて、精神保健福祉法が誰を対象に、どのようなことを定めているのかを確認する。また、深夜や祝日等、医療機関が休みの際に、もし担当するクライエントの状態が悪化し、緊急対応が必要になった場合に、現在もつ知識からどのような対応ができるかを考えておく。
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3
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精神症状と診断基準
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第3回は精神症状と診断基準について理解することを目的とする。精神疾患は症候群であり、各精神疾患に見られやすい精神症状のまとまりから診断される。まずは、各精神症状がどういう状態像を示すかをイメージできるようになることが、各精神疾患がどういう状態像を示すかをイメージする上で重要となる。ここで得られる知識は、第4回以降の各精神疾患について学ぶ上での基盤となる。
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細目① 谷岡哲也・友竹正人・安原由子・大坂京子(2021).精神症状, メディカルスタッフのための精神医学, 8-25, 中外医学社.
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コマ主題細目
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① 精神症状 ② 診断基準 ③ 生物心理社会的側面への治療法
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細目レベル
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① ここでは意識、記憶、知覚、思考、自我意識、感情、意欲と行動、病識、疎通性等の精神機能に生じる症状について理解する。 精神症状を評価するためには、まず患者の全体像を観察した上で、客観症状と主観症状を把握する必要がある。 客観症状とは、振る舞い、表情、話し方など他者から観察できるものである。客観症状の把握は、面接中の患者の様子から把握する。ただし、面接は時間が限られており、さらに日常生活の様子を直接見ることはできないため、日常生活全般における患者の客観的な特徴を把握することは困難である。そこで、家族や職場の同僚等、患者のことを知る他者からの情報も重要である。 主観症状は、客観的に観察することが難しい知覚、思考、感情等であり、患者の言葉を通して把握することができる。
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② 精神疾患の診断方法がどのように変遷してきたのかを理解する。次にDSMとICDを用いてどのように精神疾患が診断されるかを理解する。 以前の診断基準はドイツ精神医学の影響を受け、仮説的な原因に基づいて外因性、内因性、心因性と精神疾患を階層的に分類していた。 現在は、精神疾患の原因は考慮せず、精神疾患を各精神症状のまとまりである症候群と捉え、診断する基準が一般的に用いられている。精神疾患を診断する際に用いられる代表的な基準は、アメリカ精神医学会が刊行するDSMと世界保健機構(WHO)が刊行する国際疾病分類(International Classification of Diseases:ICD)である。 なお、本講義のこの先の講義では、DSM-5に基づいた精神疾患の分類を用いる。これはICDが改訂途中であるだけでなく、精神症状を評定している論文の多くがDSMに基づく診断基準や評価尺度を用いているためである。
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③ 第3回では、精神疾患への治療法についての概要を理解することを目的とする。 精神疾患やその精神症状の発症や維持には生物学的、心理学的、社会的要因が影響する。また、これらの要因は相互に影響し合う。発症や維持に関連しているということは、これらの要因を対象に治療を行うことによって症状の回復が目指せるということである。そのため、各要因を対象にした治療法が考案されている。 まず生物学的要因対する治療については薬物療法である。「人体の構造と機能および疾病」でも扱ったが、気分、感情、意欲は脳内の神経伝達物質の受け渡しが効果的に行われていないことによって生じる。その調整を行うのが薬物療法である。薬物療法は、各薬物によってその生理作用が異なるだけでなく、各疾患によって保健適用されているものが異なっている。幻覚・妄想などの精神病、気分の落ち込みまたは高揚や不安などの気分障害、発作などのてんかん、認知機能の低下を主とする認知症に用いられる薬とその生理作用を紹介する。次に社会的要因に対する治療として、精神科デイケア、作業療法について説明する。なお、心理的治療法に関しては、「臨床心理学概論」「アドバンスド心理療法」「心理学的支援法」などで学ぶ。
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キーワード
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① 精神症状 ② DSM ③ ICD ④ 心理社会的治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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まずは精神を機能に応じて分類し、その機能ごとにどのような症状が生じるかを理解する。そして、各精神症状が、主観的なもので本人のみにしか確認できないものか、または客観的なもので他者から観察可能なものをかを説明できるようになる。 次に精神疾患とはどのように診断されるのかをDSMとICDをいう言葉を使用して説明できるよう復習する。 最後に、生物学的、心理的的、社会的側面に対する治療法にどのようなものがあるか理解する。 [予習] 精神症状と聞いた際に、どのような症状が思い浮かぶかをメモしておく。また、そのような症状が生じると考えられる精神疾患を知っている知識の範囲で書き出しておく。 次に、精神疾患と原因と考えられる要因となぜその要因が精神疾患をもたらすのかを考える。
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4
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神経発達症群/神経発達障害群①
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第4回以降の講義では、DSM-5に記されてある多様な精神疾患について理解することを目的とする。第4回は神経発達症群/神経発達障害の中でも自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 神経発達症群/神経発達障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 49-65,医学書院.
細目③ Sadock, BJ., Sadock, VA., Ruiz, P (2016). Kaplan & Sadock''s Synopsis of Psychiatry. 井上令一(監修), 自閉スペクトラム症, カプラン 臨床精神医学テキストDSM-5診断基準の臨床への展開, 1300-1322, 2016.
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コマ主題細目
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① 神経発達症群/神経発達障害群 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① ここでは自閉スペクトラム症の特徴について状態像を理解及びイメージすることができるようになることを目的とする。 神経発達障害群とは、発達期に発症する一群の疾患である。この障害群は、典型的には就学前までに明らかとなり、社会機能を引き起こす発達の欠陥により特徴づけられる。ただし、障害の有無が就学前に明らかとなることが多いが、成人になって初めて判明するケースも存在する。神経性発達障害群に含まれる精神疾患の中から、今回は自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症について取り上げる。 自閉スペクトラム症の特徴は、持続するコミュニーションや対人相互反応の障害、および限定された反復的な行動、興味、または活動の様式である。これらの特徴が早期から認められ、日々の活動を制限する場合に診断される。
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② ここでは注意欠如・多動症の特徴について状態像を理解及びイメージすることができるようになることを目的とする。 神経発達障害群とは、発達期に発症する一群の疾患である。この障害群は、典型的には就学前までに明らかとなり、社会機能を引き起こす発達の欠陥により特徴づけられる。ただし、障害の有無が就学前に明らかとなることが多いが、成人になって初めて判明するケースも存在する。神経性発達障害群に含まれる精神疾患の中から、今回は自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症について取り上げる。 次に注意欠如・多動症の特徴は、社会機能や発達を妨げるほどの不注意と多動性-衝動性、またはそのいずれかの持続的な様式である。
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③ 自閉スペクトラム症および注意欠如・多動症の有病率、各症状の発症、予後に影響する気質的、環境的要因、経過について理解する。 自閉スペクトラム症の有病率は子ども、成人と問わず、約1%である。つまり、100人に1人は罹患する可能性がある。自閉スペクトラム症の症状は、小児期早期や学童期早期に最も顕著であることが多い。変性疾患ではないため、生涯を通して症状と付き合っていく必要がある。ただし、対人関係の量や質は、成長と共に変化する。そのため、成人になり初めて社会的相互作用の質的障害に気づく例も少なくない。 注意欠如・多動症では、就学前後に社会機能に影響する主な症状は多動症であるが、青年期以降は多動症が目立たなくなることが一般的で、どちらかという不注意症状が目立つようになる。 ここでは、自閉スペクトラ症、注意欠如・多動症の疫学と経過を理解することを目的とする。
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キーワード
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① 自閉スペクトラム症 ② 注意欠如・多動症 ③ 疫学・経過
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] まず、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症の中核症状を理解、説明できるよう復習することが求められる。具体的には、自閉スペクトラム症では、持続するコミュニーションや対人相互反応の障害、および限定された反復的な行動、興味、または活動の様式という中核症状が、注意欠如・多動症では、不注意、衝動性が日常生活においてどのような行動として生じ、それによってどのような社会での困難が生じえるかを説明できるようになることを目的とする。 [予習] 自閉スペクトラム症及び注意欠如・多動症に共通して効果を示す治療法としてペアレント・トレーニング、ソーシャルスキル・トレーニングというものがある。ペアレント・トレーニング、ソーシャルスキル・トレーニングとは認知行動療法の技法の一つであるが、それぞれがどのような治療法であるかを検索エンジン、もしくは図書館にある書物を用いて調べておく。余裕のあるものは、そのような治療法が就学前の子どもたちに特に有効な理由について考えておく。
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神経発達症群/神経発達障害群②
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第5回は神経発達症群/神経発達障害の中でも、知的能力障害、限局性学習障害に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 神経発達症群/神経発達障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 33-39,医学書院.
American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 神経発達症群/神経発達障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 65-73,医学書院.
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コマ主題細目
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① 知的能力障害/限局性学習障害 ② 疫学・経過 ③ アセスメントと支援法
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細目レベル
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① 知的能力障害の基本的な特徴は、全般的に知能水準が低いこと、個人の年齢、性別、および社会文化的背景が同等の同年齢集団と比較して社会機能が障害されることである。以前の診断基準では、知能指数(Intelligence quotient:IQ)が70以下(IQ=100が同年齢集団での平均)という基準もあったが、現在の診断基準では、数値は削除され、知能水準が低いことによって同年齢集団で期待される社会機能が障害されることが診断の重要なポイントとされる。 限局性学習障害は、読字、文章の意味理解、書字、数字の概念や算数、数学的推論の困難さがあり、困難を軽減するための支援が提供されているにも関わらず6か月以上困難が持続していることが診断基準である。学習の困難さは本人の努力不足として誤解されやすい。限局性学習障害においては、その障害が本人の努力不足に起因するのではなく、生物学的要因に基づくものであると理解することが重要である。
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② 知的能力障害、および限局性学習症の疫学・経過について理解することを目的とする。 知的能力障害および限局性学習障害の有病率、各症状の発症と予後に影響する気質的、環境的要因、症状の経過について理解する。 知的能力障害の有病率は一般人口全体の約1%で、発症は幼少期である。障害の程度が重度であれば、より低年齢で、言語の遅れ、協調運動の苦手さといった特徴から周囲にその障害が気づかれやすい。しかし、障害の程度が軽度であれば、学業の困難さが明らかになる学齢期まで本人が有する困難が周囲に気づかれにくいという特徴を持つ。 読字、書字、および算数の学習領域における限局性学習症の有病率は、異なる言語や文化にまたがる学齢期において5~15%である。限局性学習症も他の神経発達症群に属する各障害と同様であり、その能力が必要とされる状況に直面するまで明らかにはならないという特徴を持つ。
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③ 知的能力や学習能力のアセスメント方法とその結果を用いた支援方法について理解する。なお、上述した代表的な認知能力をアセスメントする心理検査については3年次の「心理的アセスメント」で演習を行うため、この講義ではWISCの最新版であるWISC-Ⅴのみを取り上げて説明を行う。 一般的に知的能力障害や限局性学習症は進行性ではない。現在の能力をアセスメント(≒分析)した上で、そのアセスメント結果に基づき、支援法が考案・実施される。アセスメントでは、本人の全般的知的能力水準だけでなく、全般的知的能力を構成する注意、記憶、遂行機能、運動などの認知能力と、読み書き、算数などの修得された能力を対象とする。 アセスメントに広く使用される心理検査は、Wechsler式知能検査(Wechsler Intelligence Scale for Children:以下、WISC)、Kaufuman Assessment Battery for Children(以下、K-ABC)、新版K式発達検査、田中ビネー式知能検査などである。例えば、WISCを用いたアセスメントであれば、同年齢集団の中で全般的知的能力がどの程度の水準であるのかということと、個人の中で言葉を用いる力、目で見た情報を理解する力、注意力、課題を効率良く処理する力などの得意不得意を知ることができる。 これらの疾患に対する支援では、アセスメントの結果をもとに、本人の得意な能力を用い、苦手なところをカバーする支援や、苦手なところを伸ばす支援が行われる。
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キーワード
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① 知的能力障害 ② 限局性学習障害 ③ 知能・発達検査 ④ 知的能力障害・限局性学習障害の疫学・経過 ⑤ アセスメントと支援法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
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その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 知的能力とはどのような能力のことを指すかを復習する。知的能力についての代表的な定義を理解するというよりは、知的能力がどのような認知能力の集合体から構成されているのかを押さえる方が、実際的であり、臨床現場で求められる。そのため、知的能力とはどのような認知能力から構成されるか、そして知的能力はどのように測定することができるかを説明できるように復習する。 限局性学習障害についても同様であり、学習障害の程度がどのような心理検査もしくは客観的な指標を用いることで明らかとすることができるか、すなわちどのようにアセスメントするかを説明できるように復習する。
[予習] 知的能力については、「こころは数値化できるか」でも扱っている。まずは「こころは数値化できるか」の文字教材を読み込み、田中ビネー検査で測定される知的能力について復習する。次の限局性学習障害の中でも読字・書字障害の病態として音韻把握の問題がある。まずは音韻という言葉がどのような意味を持つのかを辞書等を用いて調べる。次に音韻把握能力をアセスメントする上で、しりとりを子どもと行うことがあるが、しりとりという古典的な遊びが音韻能力のアセスメントに活用できる理由を考えておく。
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6
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まとめ
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第6回では、これまでの講義で学んだ知識を復習する。特にチーム医療における公認心理師の役割、精神保健福祉法ではどのような福祉サービスが活用できるのか。また、精神疾患はどのように診断基準に照らし合わせて情報をまとめ、診断されるのかを具体的に復習する。これまでの知識の復習だけでなく、習得した知識を具体的な事例を用いて統合する回とする。
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コマ主題細目
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① 医療分野における公認心理師の役割 ② 精神保健福祉法 ③ DSM
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細目レベル
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① 医療分野における公認心理師の業務を規定するものとして、診療報酬を学んだ。診療報酬では、心理師の仕事として一般にイメージされる心理検査や心理療法が含まれるだけではなく、チーム医療やデイケアなど多職種との協働の中で心理職の専門性を発揮することが求められている。 コンサルテーションやリエゾンなどの多職種連携を要するチーム医療では、医師、薬剤師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士など多くの職種と連携する。これらの職種の主な役割とともに、公認心理師はチームの中でどのような役割を担うのかということを、患者個人をサポートする観点とともにチームをサポートする観点、そしてチームスタッフと患者のコミュニケーションの円滑にするという3つの観点から復習する。
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② 保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働といった幅広い領域に従事することが想定されている公認心理師は、精神疾患を抱えた患者と少なからず出会うだろう。精神疾患を抱えた患者は精神症状及び心理的問題だけで悩むのだろうか。決してそうではなく、どのように日常生活を送るべきかという現実的な問題に悩む患者も多い。そのような問題で悩む患者には、心理支援よりも生活に関わる現実的な支援が必要となる。そのような支援を可能にし、患者の日常生活を支えるためには、心理の専門的知識だけでなく、福祉サービスに関する基本的な知識が必要不可欠となる。このような知識がなければ、患者を適切な職種や機関に紹介することはできない。 ここでは、各領域で働く公認心理師が知っておくべき障害者福祉に関する法律の概要について復習する。
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③ 精神疾患の診断基準であるDSMとICDを学習した。これらの診断基準及びプロセスについての知識は、「精神疾患とその治療」の今後の講義だけでなく、2年次以降の講義でも必要不可欠なものである。これらの知識をより正確なものとするため、ここまで学習してきた自閉スペクトラム症、注意欠如/多動症、知的能力障害や限局性学習症をもとに、どのようなプロセスに基づいて精神科診断が実施されるかを復習する。 なお、復習の際には模擬事例を用いて、診断基準に記載されてある症状をアセスメントすることができるようになるよう演習を行う。このような演習を通して、「心理演習」や「心理実習」などで実施される心理面接のアセスメントだけでなく、修得した知識を応用する方法を理解することを目指す。
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キーワード
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① 医療分野における公認心理師の役割 ② チーム医療 ③ 精神保健福祉法 ④ DSM
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 今回の講義では、模擬事例の中で、公認心理師が行っている行為について、アセスメント、チーム医療における公認心理師の役割という言葉を使用して説明できるよう復習しておく。また、精神保健福祉法について、精神保健福祉手帳で受けることができる公的サービス、そして入院形態について復習する。最後は、DSMに基づいて、どのような情報を収集し、整理することによって実際に診断が下るのかを理解する。
[予習] 統合失調症を代表する精神病症状についてインタネットの検索エンジンもしくは図書館にある図書を用いて予習する。その際、精神病症状の中でも特に幻覚、妄想について調べる。 また、Schizophreniaは日本では、精神分裂病と訳されていた。2002年に統合失調症という訳に変更されたが、精神分裂病が統合失調症という訳に変更された理由について自分なりに考えておく。
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7
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統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第7回は統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群の中でも統合失調症に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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コマ主題細目
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① 統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 陽性症状、陰性症状、認知機能障害がどのような障害であるか状態像を理解することを目指す。 第7回では、統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群の中で、統合失調症にトピックを当てる。現在、Schizophreniaは統合失調症と訳されるが、元々は精神分裂病という訳がなされていた精神疾患である。統合失調症の症状は、陽性症状、陰性症状、認知機能障害の3つに大別される。陽性症状とは幻覚や妄想など通常の精神状態では生じないような精神活動が生じる状態を指し、陰性症状とは感情の平板化、意欲の低下など通常であれば誰しもに生じる精神活動が減少もしくは消失した状態を指す。認知機能障害とは、主に注意や記憶などの情報処理の基盤となる能力を示す神経認知機能と、対人関係において表情や言動から他者の意図を理解するような、より高次の社会認知機能に分類される。認知機能障害では、これらの神経認知機能と社会認知が障害を受けることを指す。
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② 統合失調症の疫学と、病期によって特徴的な症状について理解することを目指す。 統合失調症の有病率、各症状の発症、予後に影響する気質的、環境的要因、経過について理解する。統合失調症の生涯有病率は、0.3~0.7%と推定されるが、人種・民族、国によってばらつきがある。 統合失調症患者の多くは、10代後半から30代半ばで発症する。病期は、前駆期、急性期、休息期、回復期の4つに分類され、それぞれで生じやすい症状が異なっている。前期期では、微弱な陽性症状や抑うつ症状、不安症状、不眠症状の報告が多い。急性期では陽性症状が高まり、適切な治療で陽性症状が落ち着くと、休息期で陰性症状が目立つようになる。認知機能障害は、発症前から見られ、発症とともに悪化するが、次第に症状の進展は落ち着いてくる。社会機能と関連が強い症状は陽性症状と認知機能障害で、特に認知機能障害が患者の予後と関連する。
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③ 薬物療法と代表的な心理社会的治療法の概要を理解することを目指す。 陽性症状、陰性症状の基盤となるのは、脳内の神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの調整不良である。それらの神経伝達物質の調整を行うために薬物療法が行われる。 一方で、薬物療法を行なっても、約4割の患者には陽性症状や陰性症状が残存することが知られており、それらに対する心理社会的な治療法が考案されている。頑健なエビデンスはないが、統合失調症および精神病性の症状に対する認知行動療法は陽性症状に対する改善効果を示している。
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キーワード
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① 統合失調症 ② 陽性症状 ③ 陰性症状 ④ 認知機能障害
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コマの展開方法
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社会人講師
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PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 統合失調症の陽性症状、陰性症状、認知機能障害を説明できるよう復習する。具体的には、陽性症状に関しては、幻覚・妄想という用語を、陰性症状に関しては意欲の減退、感情の平板化、認知機能障害については神経認知機能、社会認知機能という用語を用いて説明できるようになるまで理解を深める。 次に、各症状に対する治療法について説明する。陽性症状、陰性症状については薬物療法という用語を用いて説明できるまで理解を深める。 [予習] 抑うつ気分という用語は「人体の構造と機能及び疾病」の講義で身体疾患に付随しやすい精神症状として何度も登場している。しかし、大うつ病、双極性障害については今回初めて習うため、各疾患がどのような精神症状によって特徴づけられるかを検索エンジンもしくは図書館の書籍を使用して調べておく。
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8
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抑うつ障害群/双極性障害および関連障害
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第8回は抑うつ障害群/双極性障害および関連障害の中でも大うつ病性障害、双極Ⅰ型障害に関する疫学・経過、治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). うつ病/大うつ病性障害, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 160-167,医学書院.
American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 双極性障害および関連障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル,123,医学書院.
細目③ Sadock, BJ., Sadock, VA., Ruiz, P (2016). Kaplan & Sadock''s Synopsis of Psychiatry. 井上令一(監修), うつ病と双極性障害, カプラン臨床精神医学テキストDSM-5診断基準の臨床への展開, 419-433, 2016.
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コマ主題細目
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① 抑うつ障害群/双極性障害および関連障害 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 気分の症状を呈する抑うつ障害群/双極性障害および関連障害に分類される代表的な障害として、大うつ病性障害と双極Ⅰ型障害の症状と状態象について理解する。 抑うつ障害群に属する精神疾患に共通するのは、悲しい、虚ろといった抑うつ気分を中心に、慢性的な疲労感やネガティブな思考といった身体的・認知的な変化を伴うことである。これらの変化が、社会機能に重要な障害をもたらす。この疾患群に属する各疾患の違いは、症状の持続期間や時期、または推定される病因である。 双極性障害および関連障害の特徴は、うつ病エピソードと、躁病エピソードが出現することである。躁病エピソード時には、気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的となることに加えて、持続的に活動または活力が亢進する。躁病エピソードでは、気分の高揚によって普段では考えられないような高額の商品を購入することもある。うつ病エピソードと躁病エピソードの症状の程度や持続期間によって、双極Ⅰ型障害や双極Ⅱ型障害に分類される。
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② 大うつ病性障害および双極Ⅰ型障害の有病率、各症状の発症、予後に影響する気質的、環境的要因、経過について理解する。 抑うつ障害群を代表するうつ病/大うつ病性障害の12ヶ月有病率はアメリカにおいて約7%、日本においては約3%である。 大うつ病性障害はいかなる年齢においても発症するが、発症する確率は思春期以降に大きく増加する。うつ病の経過はさまざまであり、症状がほとんど出現しないことを示す寛解状態が見られない患者もいれば、エピソード的に症状が出現し、繰り返される抑うつ症状で社会機能に支障が生じる患者もおり、多様な状態を示す精神疾患である。 双極性障害および関連障害を代表する双極Ⅰ型障害の12ヶ月有病率はアメリカでは0.6%、日本では0.2%である。最初の躁病エピソードもしくは抑うつエピソードが出現するのは思春期以降である。中年期、老年期に躁病エピソードが初めて出現する場合には、身体疾患や物質による精神作用を疑う必要がある。 ここでは、大うつ病、双極Ⅰ型障害の疫学、経過について理解することを目的とする。
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③ 大うつ病、双極Ⅰ型障害への治療法の概要を理解することを目的とする。 大うつ病性障害の治療法にも、薬物療法、身体治療、心理社会的治療法が用いられる。薬物療法では、抗うつ薬が主に使用される。抗うつ薬にはSSRIやSNRIなどの作用機序の異なるものがあり、各治療薬の概要について説明する。身体治療として、電気けいれん療法や経頭蓋時期刺激についての概要を説明する。心理社会的治療法としては、主に診療報酬に記載のある認知行動療法について説明する。また、これらの治療法は、症状の重症度によって用いられるタイミングが異なっている。どのような時期にどのような治療法が用いられるかも併せて理解する。 双極性Ⅰ型障害の治療法は、薬物療法、心理社会的治療法がある。薬物療法としては、気分安定薬を用いる。また、心理社会的治療法として、双極性障害患者を対象に保健収載されている心理社会的治療法はない。そのため、広く双極性障害患者を対象に実施されている心理社会的治療法について説明する。
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キーワード
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① 大うつ病 ② 双極Ⅰ型障害 ③ 大うつ病の疫学 ④ 双極Ⅰ型障害の疫学 ⑤ 治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
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教科書
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該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 大うつ病を、中核症状である抑うつ気分、意欲の減退に加え、周辺症状を用いて理解する。また、双極Ⅰ型障害について、抑うつエピソードと躁病エピソードを理解する。上記の事柄を理解した上で、抑うつ気分、意欲の減退という大うつ病の中核症状、躁病エピソードが、患者の日常生活においてどのような形で社会生活を障害するかを具体的に説明できるよう復習する。 [予習] 抑うつ気分という用語は「人体の構造と機能及び疾病」の講義で身体疾患に付随しやすい精神症状として何度も登場している。しかし、大うつ病、双極性障害については今回初めて習うため、各疾患がどのような精神症状によって特徴づけられるかを検索エンジンもしくは図書館の書籍を使用して調べておく。
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9
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不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第9回は不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群の中でも社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症、強迫症に関する疫学・経過、治療法について理解することを目的とする。
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細目①、②American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 不安症群/不安障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 187-231,医学書院.
American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 強迫症および関連症群/強迫性障害および関連障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 233-262,医学書院.
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コマ主題細目
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① 不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症、強迫症の症状および状態像を理解することを目的とする。 不安症群/不安障害群の共通する特徴は、過剰な不安や恐怖と、それらの感情と関連する行動の障害である。恐怖とは、現実に切迫していると感じる脅威に対する情動反応であり、不安とは、将来の脅威に対する予期であると定義される。これらの状態像は重複しているところもあるが、異なるところがある。まずはこれらの共通点、相違点を理解する。 不安症群/不安障害群の代表的な疾患として、社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症の症状の概要について理解する。 強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群の特徴は、強迫的に繰り返される思考形式と、その思考によって生じた感情反応を軽減するために行う行動形式を有することである。繰り返される思考形式や行動形式が、自我違和的なもの、つまり、自分でも不合理であると理解していても、繰り返しその思考形式と行動形式を行ってしまう。 強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群の代表的な疾患として、強迫症を取り上げる。強迫症は、強迫観念と強迫行為を特徴とする。強迫観念とは、反復的で持続的な思考やイメージである。強迫行為とは、強迫観念によって生じた不安を軽減するために行われる繰り返される行為である。
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② 社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症、強迫症の疫学・経過とともに鑑別が必要な疾患との相違点について理解することを目指す。 社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症、強迫症の有病率、各症状の発症、予後に影響する気質的、環境的要因および経過について理解する。さらに、これらの疾患にはは大うつ病が併存することが多く、また鑑別な必要な疾患がいくつかある。併存疾患や鑑別が必要な疾患についても整理する。 不安症群については大うつ病性障害との併存、つまり不安症状だけでなく抑うつ症状も同時に示すことが多い。両者には共通する生物学的・心理学的基盤を有する可能性がある。例えば、生物学的基盤として大うつ病性障害と同様の神経伝達物質の調整不良があげられる。一方で、異なる点も指摘されている。例えば、不安症患者とうつ病患者では不安や抑うつ気分をもたらす思考内容が異なることが指摘されている。 強迫症も思春期以降の発症が多い。小児期に強迫行為が出現した場合には、自閉スペクトラム症のこだわりや常同行為との鑑別が必要となる。
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③ 不安症群、強迫症群に対する、アセスメント方法と薬物療法、心理社会的治療法について理解する。 どちらの疾患にも薬物療法はうつ病に対する治療薬が用いられる。なぜ同様の治療薬を用いるかというと、不安や恐怖という症状の出現の背景に、セロトニンなどの神経伝達物質の調整不良といった共通の生理的基盤が想定されているためである。これらの薬物の作用機序とともに、不安や恐怖に特異的な抗不安薬の作用機序について学ぶ。 社交不安症、強迫症に対する心理社会的治療として、認知行動療法は保険収載されている。認知行動療法の基盤となる考え方は共通しているが、各疾患の症状を維持する心理モデルに応じたプログラムが作成されている。ここでは、強迫症に対する認知行動療法モデルを説明する。
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キーワード
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① 不安症 ② 強迫症 ③ 各疾患の疫学 ④ 各疾患の経過 ⑤ 治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
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教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
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該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 社交不安症、パニック症、全般性不安症、限局性恐怖症、強迫症の特徴的な症状を、日常生活ではどのような形で生じるかを具体的に説明できるように復習を行う。症状を理解するだけでなく、それらの症状が日常においてどのような状態像として生じるかをイメージできるよう留意して復習する。 [予習] 日本語では感情と思考を区別せず、気持ち良いう言葉で表現することが多い。しかし、気分障害や不安障害などのいわゆる感情障害に対する代表的な治療法である認知行動療法では、思考と感情を区別する。今回の予習では、検索エンジン、もしくは図書館にある認知行動療法に関する文献を読み、思考と感情の違いをどのように説明することができるのかを調べる。その際、認知行動療法で思考を表す言葉として、自動思考や信念という用語が用いられるが、自動思考に焦点を当てた予習を行う。
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10
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心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第10回は心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群の中でも心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic stress disorder:PTSD)、解離性同一症、解離性健忘に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 心的外傷およびストレス因関連障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 263-288,医学書院.
American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 解離症群/解離性障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 289-304,医学書院.
細目③ Sadock, BJ., Sadock, VA., Ruiz, P (2016). Kaplan & Sadock''s Synopsis of Psychiatry. 井上令一(監修), 心的外傷後ストレス障害および急性ストレス障害, カプラン臨床精神医学テキストDSM-5診断基準の臨床への展開, 498-420, 2016.
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コマ主題細目
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① 心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群 ② 疫学・経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 心的外傷およびストレス因関連障害の特徴は、精神症状の出現に、心的外傷、いわゆるトラウマ体験への暴露が想定されることである。心的外傷とは、実際にまたは危うく死ぬ、重症を負う、性的暴力を受ける出来事のことを指し、直接体験するだけでなく、他人に起こった出来事を直に目撃すること、近親者または親しい友人に起こった出来事を耳にする、などのように直接的、間接的に外傷出来事を経験することで受傷すると想定されている。この講義では、心的外傷およびストレス因関連障害の中で心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic stress disorder:PTSD)について扱う。 解離症群/解離性障害群の特徴は、心的機能である意識、記憶、同一性、情動、知覚、身体表象、運動制御、行動の正常な統合における破綻および不連続である。いわゆる多重人格やストレス負荷による記憶の欠如などは、精神症状としては解離と呼ばれる。この講義では解離症群の中で解離性同一症について扱う。 心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群の状態像について理解を深める。
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② 心的外傷後ストレス障害のアメリカにおける12か月有病率は約3.5%であり、欧州やアジア、アフリカ、ラテンアメリカのほとんどの国では0.5~1.0%と見積もられている。日本においては、0.2%の有病率である。地域や国によって有病率が異なるのは、心的外傷となる出来事(戦争、事件など)に遭遇する確率が異なることが影響している。日本においても、たとえば一般の方よりも救急隊等で心的外傷後ストレス障害の症状の程度が高いことが知られている。心的外傷後ストレス障害は、危険要因と予後要因についての研究も進んでいる。本講義では、前トラウマ要因、中トラウマ要因、後トラウマ要因の3つに分け、どのような生物学的、心理社会的要因がリスクファクターおよびプロテクト因子となるのかを理解する。 解離性同一性症および解離性健忘の12か月有病率は、それぞれ1.5%、1.8%である。解離症群と関連する要因にも、心的外傷後ストレス障害と同様、心的外傷体験が挙げられる。
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③ 心的外傷後ストレス障害の治療法として、薬物療法と心理社会的治療法がある。両者の概要を知ることを目的とする。 薬物療法では、抗うつ薬の有効性が示されている。抗うつ薬は、心的外傷後ストレス障害に付随する抑うつ症状や不安症状だけでなく、心的外傷後ストレス障害の症状に対しても有効である。 心理社会的治療法としては、認知行動療法の技法の一つであるエクスポージャー法と、症状の作用機序は明確にはなっていないものの眼球運動による脱感作と再処理法(Eye movement desensitization and reprocessing:EMDR)の有効性が示されている。 解離性同一症や解離性健忘については効果的な治療法が明確にあるわけでない。心的外傷後ストレス障害と同様に薬物療法としては抗うつ薬が用いられ、解離性症状と関連する心的外傷がある場合には、心理社会的治療法としてEMDRが用いられることがある。
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キーワード
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① 心的外傷後ストレス障害 ② 解離症 ③ 疫学 ④ 治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 心的外傷後ストレス障害と解離症は、心的外傷となる出来事を直接的もしくは間接的に体験するという症状の契機とともに治療法も同一のものが効果を上げているなど類似性が多数ある。では、このような類似性を持つ疾患が別の精神疾患として区別されるのはなぜだろうか。今回の復習では、心的外傷後ストレス障害と解離症が別の疾患としてカテゴライズされていることを文章として説明できるよう復習する。 [予習] トラウマという言葉は一般に浸透し、学生の多くも耳にしたことがあるだろう。今回の講義はいわゆるトラウマと呼ばれる心的外傷に関連した精神疾患について扱う。どのような体験がトラウマと呼ばれる体験となりうるのか。今回は、トラウマになりうる体験について、検索エンジンもしくは図書館の書籍で調べる。その際、トラウマを実際に体験したものが誰なのか、つまり、心的外傷後ストレス障害や解離症を発症したものなのか、それともその近親者、または第三者なのかという誰が体験したかという視点を持って調べる。
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11
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まとめ
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第11回は統合失調症、大うつ病性障害、双極Ⅰ型障害、全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、限局性恐怖症に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について知識を整理することを目的とする。
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コマ主題細目
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① 統合失調症 ② 大うつ病性障害、双極Ⅰ型障害 ③ 不安障害群、強迫症
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細目レベル
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① 精神病と呼ばれる統合失調症の主な症状、疫学、経過、治療法について復習する。統合失調症では、幻覚・妄想などの陽性症状、感情の平板化や意欲低下などの陰性症状、注意・記憶や対人理解が損なわれる認知機能障害の3側面がみられる。生涯有病率は約0.3〜0.7%で、多くは10代後半〜30代半ばに発症する。病期は前駆期・急性期・休息期・回復期に分けられ、前駆期では軽い陽性症状や抑うつ・不安、急性期では著明な陽性症状、休息期では陰性症状が前景に立つ。認知機能障害は発症前から存在し悪化したのち進展が落ち着き、社会機能と予後に強く関わる。治療ではドーパミンやセロトニンの調整を目的とした薬物療法が中心だが、約4割で症状が残存するため、補完的に心理社会的治療が用いられる。中でも認知行動療法は、十分なエビデンスはないものの、陽性症状の軽減に一定の効果が示されている。
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② 気分障害と呼ばれる大うつ病性障害は、抑うつ気分、意欲低下、不眠、食欲減退、性欲減退、注意力の低下、自責感、自殺念慮等の症状が生じる精神疾患である。これらの症状のうち抑うつ気分もしくは意欲低下を含む5つ以上の症状が2週間続くと診断される。大うつ病性障害には、セロトニン等の神経伝達物質の調整不良が一つの要因と考えられており、薬物療法が有効である。心理学的治療法としては、認知の歪み理論に基づく認知行動療法も効果を示している。大うつ病性障害の特徴と治療法について復習する。 一方で、双極Ⅰ型障害は、抑うつ気分と躁状態が交互に生じる精神疾患である。双極性障害でも抑うつ気分が生じるが、この疾患に対しては主たる治療薬として気分安定薬が用いられる。なぜ同様の症状が生じるにもかかわらず、主たる治療薬は抗うつ薬ではなく、気分安定薬が用いられるのかの理由を押さえる。加えて、心理社会的治療法についても復習する。
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③ 不安障害と呼ばれる不安障害群では、全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、限局性恐怖症について学んだ。各疾患によって特徴が異なるが、どういった点が異なるため、異なる診断としてカテゴライズされているのかを確認する。 強迫症は、強迫観念と強迫行為という症状を特徴に持つ精神疾患である。強迫観念も強迫行為も患者本人はやめたいと思っているのに、やめることができないという特徴を持つ。この点は自閉スペクトラム症の常同行為やこだわりとは異なっている。 不安や恐怖を主な症状とする疾患群には、治療法として、薬物療法としては抗うつ薬、心理社会的治療法として認知行動療法が有効である。疾患の特徴と有効性が示されている心理社会的治療法について確認する。
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キーワード
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① 統合失調症 ② 気分障害 ③ 不安神経症
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 今回の講義で扱った内容に関する知識定着の確認は小テストを用いて行う。小テストは、提出時に採点結果が提示されるように行う。各自で小テストの結果を参照し、誤答した問題に関しては、授業開始時に配布される教材を用いて復習を行う。また、誤答した問題以外にも再確認したい内容があれば、講義開始時に配布される教材の該当する箇所を用いて復習を行う。 [予習] 次回の講義開始までに、コマシラバスの「科目の中での位置づけ」、「コマ主題細目」、「細目レベル」に目を通し、講義内容について確認する。講義内容を確認する中で、わからない単語や説明があれば、その部分をチェックし、自分で調べておく。能動的な姿勢で講義に臨むことが求められる。
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12
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食行動障害および摂食障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第12回は食行動障害および摂食障害群の中で神経性やせ症、過食症に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目① American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 食行動障害および摂食障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 332-343,医学書院.
細目③ Sadock, BJ., Sadock, VA., Ruiz, P (2016). Kaplan & Sadock''s Synopsis of Psychiatry. 井上令一(監修), 食行動障害および摂食障害群, カプラン臨床精神医学テキストDSM-5診断基準の臨床への展開, 569-580, 2016.
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コマ主題細目
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① 食行動障害および摂食障害群 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 神経性やせ症、神経性過食症、アルコール関連障害についての理解を深める。 食行動障害および摂食障害群は、食行動に関連した持続的な障害によって特徴づけられる。食行動に関連した障害により、身体的・心理的健康、社会機能に障害をもたらす。 この障害群では、神経性やせ症、神経性過食症に焦点を当てる。神経性やせ症には2つのタイプが想定されている。一つは食事を制限して体重が減少していく摂食制限型、もう一つは過食と自己誘発嘔吐や下剤などによって排出する、過食・排出型である。どちらのタイプも体形によって想定される正常体重を下回る。次に神経性過食症とは、反復する過食と排出行為、自己評価が体形および体重の影響を受けるという特徴を持つ。神経性やせ症と、神経性過食症がどのような症状によって特徴づけられるのかを理解する。
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② 神経性やせ症、過食症の疫学、経過について理解することを目的とする。 若年女性における神経性やせ症の12か月有病率は0.4%で、神経性過食症の12か月有病率は、1~1.5%である。男性における12か月有病率は明らかになっていない。 神経性やせ症、過食症とも思春期・青年期から始まることが多い。その他、神経性やせ症と過食症の発症及び増悪に関連する危険要因、そして予後に影響する要因について、気質、環境、遺伝という観点から整理する。 神経性やせ症、過食症は、いずれも慢性的な経過を辿る際には、脳機能や身体機能に多大な影響をもたらす。脳の機能低下に関しては注意、記憶、遂行機能などの認知機能の低下がもたらされる。身体機能の低下によって、血液循環や体内のイオン濃度の異常等が生じた結果、生命の維持が困難となることもある。
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③ 神経性やせ症、過食症の治療法について理解することを目的とする。 神経性やせ症の患者で最も留意する点としては、身体状態である。脱水、飢餓、電解質不均衡は時に死に至る可能性すらある。そのため、重度のやせ状態の患者は、入院による身体管理が必要である。また、重度のやせ状態が継続すると物事を考える認知機能も低下することがわかっている。そのため、心理療法などはある程度体重が回復してから実施することが推奨されている。神経性やせ症に対する心理療法としては、対人関係療法や認知行動療法が有効性を示している。 神経性過食症の患者は、合併症がなければ必ずしも入院治療の必要はない。神経性やせ症と同様に心理療法としては認知行動療法が行われる。
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キーワード
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① 神経性やせ症 ② 神経性過食症 ③ 疫学・経過 ④ 治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] 神経性やせ症、神経性過食症に関しては、各疾患の症状の特徴とともに両疾患はどのように区別することができるかを理解する。どのような観点から疾患を区別できるかを把握しているということは、心理的アセスメントの役に立つ。また、精神疾患において神経性やせ症は、その疾患に罹患することにより、身体機能の低下をきたし、生命の維持が危ぶまれることがある。やせ状態が身体機能にもたらす影響を理解する。 [予習] 神経性やせ症、神経性過食症の中から一つの疾患を選び、選んだ疾患の症状の特徴を検索エンジン、もしくは図書館にある書籍を使用して調べる。神経性やせ症、過食症のいずれもテレビ等のメディアでよく取り上げられる精神疾患である。すでに知っている知識と予習で触れる知識のずれを確認した上で講義にのぞむ。
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13
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神経認知障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第13回は神経認知障害群に属する認知症に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). 神経認知機能障害群, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 583-634,医学書院.
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コマ主題細目
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① 神経認知障害群 ② 疫学、経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① 4つのタイプの認知症について理解することを目的とする。 神経認知障害群の特徴は、主な臨床的症状が認知機能にあり、後天的に認知機能が障害されることである。抑うつ障害群や神経発達障害群などの他の精神疾患にも神経認知機能障害は認められる。それらの障害との大きな違いは、中核症状が神経認知機能障害なのか否かである。 神経認知機能障害群の代表的な疾患は、認知症である。認知症にはいくつかのサブタイプがあり、罹患者数の多さから、本講義では、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症の4つのサブタイプに焦点を当てる。 4つの認知症は中核症状の神経認知機能障害は同一であるが、その他の症状(≒周辺症状)が異なっている。
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② アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の疫学や経過について理解することを目的とする。 高齢化とともに認知症患者は増えている。様々な人口集団において中等度から重度の認知症の有病率は65歳以上で約5%、85歳以上で20~40%と推定されている。主に50歳から60歳代出発症し、5~10年にわたって徐々に進行する。 アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症はいずれも病因や進行の速度が異なっている。 すべての認知症の中でもっとも罹患者が多いのはアルツハイマー型認知症であり、認知症患者の50~60%を示す。次に多いのが、血管性認知症であり、認知症患者の15~30%を示す。その他の認知症については、いずれも1~5%ほどである。
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③ 認知症に対するアセスメントと治療法について理解することを目的とする。 認知症の中核症状は、神経認知機能障害である。DSM-5では、神経認知機能障害として、複雑性注意、実行機能、学習と記憶、言語、知覚-運動、社会的認知の領域が定められている。まずは各神経認知機能障害がどのように日常生活の行動とリンクしているのかを説明する。次に、どのように神経認知機能を測定するか、実際に臨床現場で使用されている心理検査を用いて説明する。 認知症の治療として、認知機能を改善する治療法というのはまだ開発されていない。薬物療法は、認知機能の低下を遅らせるために用いられる。また、認知症には周辺症状があり、易怒性や幻覚・妄想、異食、徘徊などが含まれ、周辺症状派介護負担に影響する。これらの症状の軽減に薬物療法が用いられる場合もある。心理社会的な治療法として、環境調整として福祉サービスを用いることや、心理療法として回想法などが用いられる場合がある。
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キーワード
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① 認知症 ② 神経認知機能障害 ③ アセスメント ④ 福祉サービス ⑤ 回想法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] ひとえに認知症と言ってもさまざまなタイプの認知症が存在する。今回の講義では、代表的な認知症として、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症という4つの異なるタイプの認知症を取り上げた。今回の復習では、講義で扱った4つの認知症がどういった特徴を持つのかを説明することができるようになることを目的とする。 [予習] 認知症とは、主に高齢で発症し、経過としては認知機能が低下していくことに特徴づけられる疾患である。しかし、よく考えてみると我々は加齢によっても認知機能の低下がもたらされる。たとえば、高齢者になるほど、新しいことを覚えていくことは若い時と比べて難しくなってくる。このような特徴を加齢は持つが、では通常の加齢による認知機能低下と認知症と診断される状態は何が異なっているのだろうか。今回の予習では、検索エンジンや図書館の書籍を用いて、加齢による認知機能低下と認知症と診断される認知機能低下は何が違うのかということを調べる。
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14
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パーソナリティ障害群
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第14回は境界性パーソナリティ障害に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について理解することを目的とする。
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細目①、② American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 高橋三郎・大野裕(2016). パーソナリティ障害群, 635-639, DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, ,医学書院.
細目③ Sadock, BJ., Sadock, VA., Ruiz, P (2016). Kaplan & Sadock''s Synopsis of Psychiatry. 井上令一(監修), パーソナリティ障害, カプラン臨床精神医学テキストDSM-5診断基準の臨床への展開, 841-844, 2016.
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コマ主題細目
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① パーソナリティ障害群 ② 疫学・経過 ③ 治療法
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細目レベル
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① パーソナリティとは人格と訳され、性格と同義として扱われることもあるが、心理学的の観点に立つと、性格や気質と区別される。まず初めに、人格と性格、気質との違いを明確にする。 パーソナリティ障害とは、青年期または成人早期に始まり、長期にわたって安定し、苦痛または障害を引き起こす感情や行動の様式を持つことを特徴とする。なお、その感情や行動様式は、その人が属する文化から期待されるものから著しく偏るという特徴も併せ持つ。パーソナリティ障害群には12のパーソナリティ障害が含まれる。この講義では、各パーソナリティ障害の概要を説明した後、代表的なパーソナリティ障害である境界性パーソナリティ障害に焦点を当て説明する。
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② 境界性パーソナリティ障害との疫学・経過を理解する。 境界性という名はもともと、人格水準の神経症と精神病圏の中間にあると想定されたことに起因する。境界性の意味を理解することは経過を理解する上で重要である。まずは、境界性が示すことを理解する。その上で、疫学・経過を押さえる。 境界性パーソナリティ障害の有病率は1.6%であるが、国によってばらつきがある。最も一般的な経過は、成人期早期の慢性的な対人関係の不安定さが続き、経過の中で深刻な情動や衝動の制御困難をもたらす。場合によっては、自傷行為が伴うこともある。 危険要因と予後要因については、他の疾患と同様に遺伝要因や心理的要因との関連を見る。さらに、パーソナリティー障害を構成する認知や行動の逸脱は、患者が属する文化的背景によっても影響を受けることを事例をもとに理解する。
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③ 境界性パーソナリティ障害と身体症状症の治療法について理解する。 境界性パーソナリティ障害に関する治療法として、不安症状や抑うつ症状に対する薬物療法が行われる。 境界性パーソナリティ障害の治療法に関しては、頑健なエビデンスを持つ心理支援が少ない。そのような状況の中で、エビデンスが示されている精神力動療法や行動療法に基づく弁証法的行動療法に関する理解を深める。 精神力動療法、弁証法的行動療法において共通して重要視されるものが、クライエントの関係性である。境界性パーソナリティ障害のクライエントは、境界性の名の由来となっているように現実見当識や対処法略が状況によって非機能的なものとなる。このことを理解した上で、どのような支援的な関係性を築くことが重要かを理解する。
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キーワード
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① 境界性パーソナリティ障害 ③ 疫学・経過 ④ アセスメント ⑤ 治療法
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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[復習] パーソナリティ障害の中でも境界性人格障害の症状について説明できるように復習する。境界性人格障害は、他の人格障害と比較しても行動化が目立つ。行動化の代表例として挙げられるのが自傷行為である。ここでいう自傷行為にはリストカットや自殺未遂などが含まれる。パーソナリティ障害の症状と自傷行為の関連について、心理学的観点から説明できることを復習の目標とする。 [予習] 前期の人体の構造と機能および疾病では、身体疾患を罹患した患者の多くに、精神症状や心理的問題が生じることを学んだ。今回の予習では、人体の構造と機能及び疾病で扱った身体疾患に付随する精神症状や心理的問題と身体症状症との関連を調べてくることである。調べるにあたっては、検索エンジンもしくは図書館にある書籍を用いる。
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15
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まとめ
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科目の中での位置付け
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この科目は、精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援に関する知識を修得し、精神疾患とその治療法について理解することを目的とする。その目的を達成するため、第1回から第3回までを精神疾患及び医療臨床を行うための基礎知識を理解するコマとする。具体的には、第1回で「医療保険制度と公認心理師」、第2回で「精神保健に関する法律」、第3回で「精神症状と診断基準」を学ぶ。第4回以降は、各精神疾患の成因、診断法、症状、経過、本人及び家族に対するアセスメントや支援を学ぶ。具体的には、第4回で「神経発達症群/神経発達障害群①」、第5回で「神経発達症群/神経発達障害群②」、第7回で「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」、第8回で「抑うつ障害群/双極性障害および関連障害」、第9回で「不安症群/不安障害群、強迫症及び関連障害群/強迫性障害および関連障害群」、第10回で「心的外傷およびストレス因関連障害、解離症群/解離性障害群」、第12回で「食行動障害および摂食障害群」、第13回で「神経認知障害群」、第14回で「パーソナリティ障害群」について学ぶ。第6、11、15回については、それまでの講義のまとめ回とする。 第15回は神経性やせ症、過食症、認知症、パーソナリティ障害に関する疫学・経過、アセスメントと治療法について知識を整理することを目的とする。
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コマ主題細目
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① 神経性やせ症・過食症 ② 認知症 ③ パーソナリティ障害
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細目レベル
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① 神経性やせ症、過食症の症状、経過、治療法について復習する。その際、神経やせ症と過食症が、同じような症状を持つにもかかわらず、診断基準として別のカテゴリーにどうして区別されているのかが理解できるようになることを目的とする。 合わせて、特に神経性やせ症の治療には、痩せすぎによる体のへの負担を考慮しなければならない。食べ物を摂取しないということは、体や脳に必要な栄養素を送り届けることができないことを意味する。そのため、極度に痩せ状態の患者には、身体機能を回復するための、食事療法が必要となる。ただし、急な栄養補給はリフィーディングシンドロームを引き起こし、致死的な状態を招く可能性がある。そのため、神経性やせ症の体と栄養の関係において、リフィーディングシンドロームに着目して復習する。
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② 認知症の症状、経過、治療法について復習する。認知症には異なるタイプの認知症があることを講義で学んだ。講義では4つのタイプの認知症、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症について学んだが、まずは各認知症の特徴、つまり、その他の認知症とどのような点で区別できるのかというところを押さえる。 次に、認知症の中核症状は認知機能の低下であるが、どのような手法を使って、認知機能の低下を測定することができるのかを復習する。その際、認知機能を測定する尺度であるHDS-Rを構成する各項目が、どのような認知機能を測定しているのか、また、各認知機能が低下することによって、日常生活ではどのような支障が生じ得るのかといった、症状と日常生活との関連についておさえる。
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③ パーソナリティ障害がさす、パーソナリティ(人格)と性格、気質との違いをまずは復習する。その上で、前回の講義で学んだ境界性パーソナリティ障害の特徴、疫学、治療法についても復習する。 パーソナリティ障害として重要な視点は、パーソナリティは変容するのかというものである。支援を通して、パーソナリティが変容可能かどうかを復習回では検討していく。 また、パーソナリティ障害を支える上で重要なもうひとつの視点として関係性が挙げられる。パーソナリティ障害を罹患した人との関係性の持ち方について理解することはその他の精神疾患や心理的問題に対する心理支援を考える上で重要であるため、関係性もキーワードに理解を深める。
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キーワード
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① 神経性やせ症・過食症 ② 認知症 ③ パーソナリティ障害
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コマの展開方法
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社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
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小テスト
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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復習・予習課題
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「小テスト」については、毎回の授業時間内に、LMS上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
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