区分
心理学リサーチスキル科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
SDGs力
科学コミュニケーション力
研究力
カリキュラム・ポリシーとの関係
教養
応用力
実践力
科目間連携
総合心理力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
この科目は「心理学リサーチスキル科目」に位置づけられる必修科目である。
科目の目的
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」では、統計の基本的な概念や記述統計の初歩を学ぶが、本科目ではそれを踏まえ、データの要約や2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらには統計的推測の基礎に至るまでを扱う。その上で、データの収集方法や解釈に関する留意点についても理解を深める必要がある。これにより、後続の「心理データ解析法」においてより実践的な分析手法を学ぶための基盤を形成し、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
到達目標
1. データの種類(質的変数・量的変数)とグラフ表現を理解し、目的に応じてデータを整理・可視化することができる。
2. 量的データの分布を度数分布表やヒストグラム等で要約し、その特徴を読み取ることができる。
3. 平均値・中央値・最頻値および分散・標準偏差などを用いて、1変数データの特徴を適切に評価することができる。
4. 散布図や相関係数を用いて2変数データの関係を把握し、相関と因果の違いを踏まえて適切に解釈することができる。
5. 回帰直線を用いて2変数の関係をモデル化し、予測の意味と限界を理解した上で活用することができる。
6. 事象および確率の基本概念を理解し、条件付き確率やベイズの定理を用いて事象の関係を整理することができる。
7. 確率変数および確率分布の考え方を理解し、平均や分散を用いて分布の特徴を評価することができる。
8. データ収集の方法を理解し、偏りのないデータを得るための基本的な考え方を説明することができる。
9. 標本から母集団の特徴を推測する方法を理解し、区間推定および仮説検定の考え方に基づいて判断することができる。
科目の概要
本科目では、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法について、全15回の講義を通して体系的に学ぶ。前半では、データの種類やグラフ表現、量的データの要約方法、代表値や散らばりといった記述統計を扱い、データの特徴を把握するための基本的な技能を習得する。続いて、2変数データの分析として、散布図や相関係数、回帰分析を通じて変数間の関係を理解し、その解釈方法について学ぶ。中盤以降では、確率の基礎概念、条件付き確率、ベイズの定理を扱い、確率的な考え方を身につけるとともに、確率変数や確率分布の理解へと発展させる。さらに、データ収集の方法やその妥当性について検討し、最後に統計的推測として区間推定および仮説検定の基礎を学ぶ。これらを通して、データを適切に整理・分析し、結果を批判的に解釈するための基礎的能力を養う。
科目のキーワード
質的変数・量的変数、度数分布とヒストグラム、平均・分散・標準偏差、散布図と相関係数、回帰分析(回帰直線)、確率と事象、条件付き確率とベイズの定理、確率変数と確率分布、標本調査と無作為抽出、統計的推測(区間推定・仮説検定)
授業の展開方法
本科目では、ヨリソルにアップロードした各回の講義用オリジナル教材および教科書を使用して授業を進行する。講義では、これらの教材に基づき、各回のコマ主題細目に対応した内容について体系的に解説を行う。また、単に知識を習得するだけでなく、理解を深めることを目的として、教科書の練習問題や講義内で提示する問題に取り組みながら授業を進める。さらに、各回の講義の最後に小テストを実施し、その回の内容の理解度を確認するとともに、学習内容の定着を図る。
オフィス・アワー
久保寺俊朗:前期:火曜3限
後期:火曜3限
八木彩乃:※まずはメールでご連絡ください。授業前後に声をかけて頂いても構いません。
前期:水曜昼・3限
後期:火曜昼・3限
岸本励季:※できるだけ、アポイントを取ってください。
前期:月曜3限~5限
火曜1~5限
水曜1限・3~5限
木曜1限~5限
後期:月曜3限~5限
火曜3限~5限
水曜3限~5限
木曜昼~4限
金曜3限~5限
科目コード
RU2032
学年・期
1年・後期
科目名
心理データの基礎Ⅱ
単位数
2
授業形態
講義
必修・選択
必修
学習時間
【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目
展開科目
関連資格
担当教員名
久保寺俊朗・八木彩乃・岸本励季
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
データの種類とグラフ表現1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第1回では、統計的分析の出発点として、データの種類とその扱い方について理解する。心理学におけるデータは質的変数と量的変数に分類され、それぞれ異なる特徴を持つ。本講義では、これらの違いを整理するとともに、データを視覚的に表現する方法として、幹葉図、レーダーチャート、積み上げ棒グラフについて学ぶ。さらに、データの種類や目的に応じて適切なグラフ表現を選択することの重要性を理解し、統計的にデータを扱うための基礎的視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 1 - 30)
コマ主題細目
① データの種類 ② 幹葉図 ③ レーダーチャートと積み上げ棒グラフ
細目レベル
① 本講義では、統計的分析の出発点として、データの種類について理解することを目的とする。データは大きく質的変数と量的変数に分類され、それぞれが異なる性質と分析方法を持つ。質的変数は性別や血液型のようにカテゴリとして表現され、数値の大小や差の意味を持たない。一方、量的変数は身長や体重のように数値として測定され、大小関係や差、平均などの計算が意味を持つ。本講義では、これらの違いを明確に理解するとともに、データの種類に応じて適切な分析方法や可視化手法を選択する必要があることを理解し、統計的思考の基礎を身につけることを目的とする。
② 本講義では、データを視覚的に表現する方法として幹葉図について理解する。幹葉図を用いて量的データを整理し、個々の値の情報を残しながらデータ全体の分布の特徴を把握する方法を学ぶ。これにより、数値データを整理し、その特徴を視覚的に捉えるための基礎的な技能を身につける。
③ 本講義では、グラフによるデータの表現方法として、レーダーチャートおよび積み上げ棒グラフについて理解する。それぞれのグラフの特徴を整理し、データの特徴や構成を視覚的に表現する方法を学ぶ。また、グラフは単に見やすくするだけでなく、データの特徴を直感的に把握するための重要な手段であることを理解し、目的に応じて適切なグラフ表現を選択するための基礎的な考え方を身につける。
キーワード
① 質的変数 ② 量的変数 ③ 幹葉図 ④ レーダーチャート ⑤ 積み上げ棒グラフ
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
2
データの種類とグラフ表現2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第2回では、時系列データの扱いと量的変数の要約方法について理解する。時間とともに変化する時系列データの特徴を捉え、指数を用いて変化を表現する方法を学ぶ。また、量的変数について、階級と階級値、度数と相対度数を用いてデータを整理し、度数分布、ヒストグラム、度数分布多角形によって分布を表現する方法を理解する。さらに、分位数、四分位数、5数要約、範囲、四分位範囲について学び、箱ひげ図や並行箱ひげ図を用いてデータの分布を要約し比較するための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 1 - 54)
コマ主題細目
① 時系列データと指数 ② 度数分布とグラフによる要約 ③ 分位数と箱ひげ図
細目レベル
① 本講義では、時間の経過に伴って変化するデータである時系列データの特徴について理解する。時系列データは、ある現象の変化を時間軸に沿って捉えるものであり、本講義では時間に伴う変化を適切に把握するための基本的な考え方を学ぶ。また、指数(指標)を用いた表現についても取り上げ、基準時点との比較によって変化の程度を相対的に把握する方法を理解する。
② 本講義では、量的変数の分布を整理し、視覚的に表現する方法について理解する。データを階級に分け、それぞれの階級を代表する階級値について学ぶとともに、度数および相対度数を用いてデータを整理する方法を理解する。また、度数分布をヒストグラムや度数分布多角形として表現し、量的データの分布の特徴を視覚的に捉える方法を学ぶ。
③ 本講義では、データの分布を要約する方法として、分位数および四分位数について理解する。最小値、第1四分位数、中央値、第3四分位数、最大値からなる5数要約について学ぶとともに、データの散らばりを表す範囲および四分位範囲について理解する。また、これらを箱ひげ図として表現する方法を学び、並行箱ひげ図を用いて複数のデータの分布を比較するための基本的な考え方を身につける。
キーワード
① 時系列データ・指数 ② 階級・階級値 ③ 度数分布・ヒストグラム ④ 分位数・四分位数 ⑤ 箱ひげ図・並行箱ひげ図
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
3
1変数データの分析1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第3回では、1変数データの分析として代表値と散らばりの尺度について理解する。平均値、中央値、最頻値の違いとそれぞれの役割を整理し、分布の中心を適切に捉える方法を学ぶ。また、分散や標準偏差を用いてデータのばらつきを評価し、平均だけでは分布の特徴を十分に表せないことを理解する。さらに、これらの指標を組み合わせることで、データの性質を総合的に解釈する視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 55 - 79)
コマ主題細目
① 位置に関する代表値(平均・中央値・最頻値) ② 観測値の散らばりの尺度(分散・標準偏差) ③ 代表値と散らばりの関係
細目レベル
① 本講義では、データの分布における中心的な位置を表す指標として、位置の代表値について理解する。代表値には平均値、中央値、最頻値があり、それぞれ異なる特徴と役割を持つ。平均値はすべてのデータを均等に反映した値であり、全体のバランスを示す指標として広く用いられる。一方、中央値はデータを小さい順に並べたときの中央の値であり、極端な値の影響を受けにくいという特徴を持つ。また、最頻値は最も多く出現する値であり、分布の中で典型的な値を示す。本講義では、これらの代表値の定義と求め方を確認するとともに、データの分布の形や外れ値の有無によって適切な代表値が異なることを具体例を通して理解する。これにより、状況に応じて適切な指標を選択し、分布の中心を正しく捉える能力を身につけることを目的とする。
② 本講義では、データの散らばりを表す尺度として、分散および標準偏差について理解する。データの特徴を把握するためには、平均値などの中心だけでなく、各データがその中心からどの程度離れているかを捉えることが重要である。本講義では、まず偏差の概念を導入し、各観測値と平均値との差として定義されることを確認する。その上で、偏差の二乗の平均として定義される分散の考え方を理解し、ばらつきを数量的に評価する方法を学ぶ。さらに、分散の平方根である標準偏差を導入し、元のデータと同じ単位で散らばりを解釈できる利点についても説明する。また、具体例を用いて、散らばりの大きさがどのように分布の広がりを表すのかを考察し、これらの指標の意味と使い方を理解することを目的とする。
③ 本講義では、代表値と散らばりの関係について理解し、データの分布を総合的に捉える視点を養う。平均値が同じであっても、データの散らばりの程度が異なれば、分布の形や性質は大きく異なる場合がある。本講義では、複数のデータ例を比較しながら、平均値だけでは分布の特徴を十分に説明できないことを確認し、散らばりの尺度と併せて評価する必要性を理解する。また、外れ値が平均値や標準偏差に与える影響についても検討し、どの代表値を用いるべきかを判断する視点を養う。さらに、平均と散らばりを組み合わせて分布の特徴を記述することで、より適切なデータ解釈が可能となることを理解し、統計的にデータを読むための基礎的な思考力を身につけることを目的とする。
キーワード
① 平均値 ② 中央値 ③ 最頻値 ④ 偏差 ⑤ 分散と標準偏差
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
4
1変数データの分析2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第4回では、変数の変換や標準化、および外れ値の考え方について理解する。データに対して加減や倍率を加える変換が平均や散らばりにどのように関係するかを整理し、尺度の違いを調整する方法を学ぶ。また、標準化や変動係数を用いて異なるデータの比較を行う方法を理解する。さらに、探索的データ解析の視点から外れ値の影響を考察し、データの背景を踏まえた解釈の重要性を理解する。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 55 - 79)
コマ主題細目
① 変数の変換 ② 標準化と変動係数 ③ 探索的データ解析法と外れ値
細目レベル
① 本講義では、変数の変換とそれがデータの特徴に与える影響について理解する。データの単位を変換したり、一定の値を加減したりする操作は、実際のデータ分析において頻繁に行われる。本講義では、各観測値に一定の値を加える、あるいは一定の値を掛けるといった一次変換を取り上げ、それに伴って平均値や分散、標準偏差がどのように変化するのかを整理する。例えば、すべての値に同じ数を加えると平均は同じだけ変化するが、散らばりは変わらないことや、定数倍すると散らばりも拡大することなどを確認する。これにより、データの単位や尺度が変わっても本質的な特徴を適切に捉えるための基礎的な理解を身につけることを目的とする。
② 本講義では、異なるデータ同士を比較するための方法として、標準化および変動係数について理解する。標準化は、データを平均0、標準偏差1に変換することで、異なる尺度を持つデータを共通の基準で比較可能にする方法であり、z得点として表される。本講義では、標準化の意味と計算方法を確認し、異なる集団間での位置づけを比較する際の有用性を理解する。また、平均に対する散らばりの大きさを示す指標として変動係数を導入し、平均が異なるデータ同士のばらつきを相対的に比較する方法を学ぶ。これにより、状況に応じて適切な比較指標を選択し、データの特徴をより正確に評価する能力を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、探索的データ解析法と外れ値について理解する。探索的データ解析法とは、データを数値的に要約するだけでなく、グラフや図を用いて視覚的に特徴を把握し、データの構造や傾向を発見するための方法である。本講義では、箱ひげ図などの可視化手法を用いて分布の形状やばらつきを把握する考え方を確認する。さらに、その過程で見出される外れ値に着目し、他のデータと大きく異なる値が分析結果にどのような影響を与えるのかを検討する。また、外れ値を単に除去するのではなく、その発生理由やデータの背景を考慮する重要性についても理解する。これにより、データを多角的に捉え、適切に解釈するための基礎的な分析視点を身につけることを目的とする。
キーワード
① 変数の変換(1次変換) ② 標準化 ③ 変動係数 ④ 探索的データ解析法 ⑤ 外れ値
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
5
2変数データの分析
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第5回では、2変数データの関係を分析するための基本的な方法について理解する。2変数の度数分布表や散布図、層別散布図を用いて2つの変数の関係を視覚的に捉える方法を学ぶ。また、正の相関、負の相関、無相関といった相関関係の特徴を整理し、共分散および相関係数を用いて2変数の関係を数量的に捉える方法を理解する。さらに、相関関係を解釈する際の非線形性、疑相関、外れ値、欠損値の影響について学び、相関関係と因果関係を区別して適切にデータを解釈するための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 80 - 100)
コマ主題細目
① 2変数データの整理と散布図 ② 共分散と相関係数 ③ 相関関係の解釈と注意点
細目レベル
① 本講義では、2変数データの関係を把握するための基本的な方法について理解する。2変数の度数分布表を用いてデータを整理するとともに、散布図を用いて2つの量的変数の関係を視覚的に捉える方法を学ぶ。また、層別散布図を用いることで、異なる集団や条件ごとにデータの関係を比較する方法について理解する。さらに、散布図から正の相関、負の相関、無相関といった相関関係の特徴を読み取る方法を学ぶ。
② 本講義では、2変数の関係を数量的に表す方法として、共分散および相関係数について理解する。共分散を用いて2変数がともに変化する方向を捉える考え方を学ぶとともに、相関係数によって2変数の相関関係の方向や程度を表す方法を理解する。これにより、散布図による視覚的な把握と数値による相関関係の評価を関連づけて理解する。
③ 本講義では、相関関係を解釈する際の注意点について理解する。2変数の関係が単純な直線関係ではない非線形性や、別の変数の影響によって生じる疑相関について学ぶ。また、外れ値や欠損値がデータの分析や解釈に影響を与える可能性について理解する。さらに、相関関係が認められることが必ずしも因果関係を意味するわけではないことを確認し、2変数の関係を適切に解釈するための基本的な視点を身につける。
キーワード
① 2変数の度数分布表 ② 散布図・層別散布図 ③ 共分散 ④ 相関係数 ⑤ 相関と因果
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
6
回帰直線と予測
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第6回では、2変数の関係を表す方法として回帰直線について理解する。説明変数と被説明変数の関係を整理し、回帰直線および回帰係数の意味について学ぶ。また、回帰直線を用いて被説明変数の値を予測する方法を理解し、実際の観測値と予測値との差である残差について学ぶ。さらに、残差に基づいて回帰直線を求める最小二乗法の考え方を理解し、2変数の関係を分析するための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 101 - 136)
コマ主題細目
① 説明変数と被説明変数・回帰直線 ② 予測値と残差 ③ 最小二乗法
細目レベル
① 本講義では、2変数の関係を表す方法として回帰直線について理解する。回帰において、予測するために用いる変数を説明変数、予測される変数を被説明変数として区別し、それぞれの役割を整理する。また、説明変数と被説明変数との関係を直線によって表す回帰直線について学び、回帰係数の意味を理解する。これにより、2変数の関係を回帰によって捉えるための基本的な考え方を身につける。
② 本講義では、回帰直線を用いた予測について理解する。説明変数の値から回帰直線を用いて被説明変数の予測値を求める方法を学ぶ。また、実際に観測された値と回帰直線によって得られた予測値との差である残差について理解する。これにより、回帰直線による予測と実際のデータとのずれを捉えるための基本的な考え方を身につける。
③ 本講義では、回帰直線を求める方法として最小二乗法について理解する。観測値と回帰直線による予測値との差である残差に着目し、残差をもとにデータに適合する回帰直線を求めるという最小二乗法の基本的な考え方を学ぶ。これにより、回帰直線がどのような考え方に基づいて求められるのかを理解する。
キーワード
① 説明変数・被説明変数 ② 回帰直線・回帰係数 ③ 予測値 ④ 残差 ⑤ 最小二乗法
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
7
確率1 ― 確率の基本概念
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第7回では、確率を理解するための基礎として、試行、反復試行および事象の考え方について理解する。事象をベン図などを用いて整理するとともに、古典的確率、頻度確率、公理的確率という確率の基本的な捉え方について学ぶ。また、樹形図を用いて起こり得る結果を整理し、確率を適切に求めるための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 114 - 135)
コマ主題細目
① 試行・反復試行と事象 ② 確率の基本的な考え方 ③ 樹形図を用いた確率の整理
細目レベル
① 本講義では、確率を考えるための基礎となる試行、反復試行および事象について理解する。ある条件のもとで繰り返すことのできる試行と、その結果として生じる事象の関係を整理する。また、事象を集合として捉え、ベン図を用いて事象間の関係を視覚的に整理することで、確率を学ぶための基本的な考え方を身につける。
② 本講義では、確率の基本的な捉え方として、古典的確率、頻度確率および公理的確率について理解する。それぞれの考え方を通して、確率がどのように定義され、現象の不確実性をどのように数量的に表現しているのかを整理する。これにより、確率を単なる計算方法としてではなく、不確実な現象を捉えるための基本的な概念として理解する。
③ 本講義では、複数の結果が生じる試行について、樹形図を用いて起こり得る結果を整理する方法を学ぶ。樹形図によって結果の組み合わせや事象を視覚的に整理し、それぞれの結果が生じる確率を考える。これにより、複数の段階を含む試行について、起こり得る結果を体系的に整理するための基礎的能力を身につける。
キーワード
① 試行 ② 反復試行 ③ 事象 ④ 確率 ⑤ 樹形図
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
8
確率2 ― 独立性と条件付き確率
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第8回では、複数の事象や試行の関係を捉えるため、事象の独立性および試行の独立性について理解する。また、ある事象が生じたという条件のもとで別の事象が生じる確率を表す条件付き確率について学ぶ。さらに、ベイズの定理について理解し、得られた情報をもとに確率を捉えるための基礎的な考え方を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 114 - 135)
コマ主題細目
① 事象の独立性・試行の独立性 ② 条件付き確率 ③ ベイズの定理
細目レベル
① 本講義では、複数の事象の関係を考えるために、事象の独立性について理解する。また、複数回の試行を考える際に、それぞれの試行が互いに影響を与えないという試行の独立性について理解する。事象の独立性と試行の独立性を区別して整理することで、複数の事象や試行を含む確率を適切に捉えるための基礎を身につける。
② 本講義では、ある事象が生じたという条件のもとで、別の事象が生じる確率である条件付き確率について理解する。条件が与えられることによって、考える対象となる事象や確率がどのように変化するのかを整理し、条件付き確率の基本的な考え方を身につける。
③ 本講義では、条件付き確率に関連する考え方として、ベイズの定理について理解する。複数の事象に関する確率の関係を整理し、得られた情報をもとに確率を捉える考え方を学ぶ。これにより、条件付き確率についての理解を深め、ベイズの定理を用いた基本的な確率の考え方を身につける。
キーワード
① 独立性 ② 条件付き確率 ③ 事象の独立性 ④ 試行の独立性 ⑤ ベイズの定理
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
9
確率変数と確率分布1 ― 確率変数とその特徴
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第9回では、確率変数と確率分布の基本的な考え方について理解する。確率変数がとり得る値とそれぞれの値に対応する確率との関係を整理し、確率分布によって不確実な現象を表現する方法を学ぶ。また、確率変数の平均、分散および標準偏差について理解する。さらに、離散型確率変数と連続型確率変数の違いを整理し、離散型一様分布について学ぶ。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 136 - 156)
コマ主題細目
① 確率変数と確率分布 ② 確率変数の平均・分散・標準偏差 ③ 離散型確率変数と連続型確率変数
細目レベル
① 本講義では、確率変数と確率分布について理解する。確率的に生じる結果を数値として表す確率変数の考え方を学び、確率変数がとり得る値とそれぞれの値が生じる確率との対応を確率分布として捉える。これにより、確率的な現象を分布として表現するための基本的な考え方を身につける。
② 本講義では、確率変数の特徴を表す指標として、平均、分散および標準偏差について理解する。確率変数の平均によって分布の中心を、分散および標準偏差によって分布のばらつきを捉えるという考え方を整理する。これにより、確率分布の特徴を数値によって要約するための基礎的な考え方を身につける。
③ 本講義では、確率変数を離散型確率変数と連続型確率変数に区別し、それぞれの特徴について理解する。また、離散型確率分布の基本的な例として離散型一様分布を取り上げ、確率変数がとり得る値と確率の関係を確認する。これにより、確率変数の種類と確率分布の基本的な特徴を整理する。
キーワード
① 確率変数 ② 確率分布 ③ 平均 ④ 分散・標準偏差 ⑤ 離散型・連続型確率変数
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
10
確率変数と確率分布2 ― 二項分布と正規分布
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第10回では、代表的な確率分布として二項分布および正規分布について理解する。二項分布がどのような確率的現象を表す分布であるかを学び、その特徴を理解する。また、連続型確率分布の代表的な例である正規分布と標準正規分布について、その基本的な特徴を理解する。さらに、二項分布を正規分布によって近似する考え方について学び、異なる確率分布の関係について理解を深める。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 136- 156)
コマ主題細目
① 二項分布 ② 正規分布と標準正規分布 ③ 二項分布の正規近似
細目レベル
① 本講義では、代表的な離散型確率分布である二項分布について理解する。一定の条件のもとで反復される試行について、ある事象が生じる回数を確率変数として捉え、その確率分布を二項分布として表現する考え方を学ぶ。これにより、反復試行と確率分布との関係を理解する。
② 本講義では、代表的な連続型確率分布である正規分布について理解する。正規分布の基本的な特徴を整理するとともに、標準正規分布について学ぶ。正規分布と標準正規分布との関係を理解することで、連続型確率変数の分布を捉えるための基礎的な考え方を身につける。
③ 本講義では、二項分布と正規分布との関係として、二項分布の正規近似について理解する。一定の条件のもとでは二項分布を正規分布によって近似できることを学び、離散型確率分布と連続型確率分布との関係について理解を深める。
キーワード
① 二項分布 ② 正規分布 ③ 標準正規分布 ④ 離散型確率分布 ⑤ 正規近似
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
11
データの収集:実験・観察・調査
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第11回では、統計的な分析の前提となるデータの収集について理解する。PPDACサイクルを通して、問題の設定からデータの収集、分析、結論に至る一連の過程を整理する。また、実験研究と観察研究の違いや、実験研究における処理群と対照群について学ぶ。さらに、全数調査と標本調査、母集団と標本の関係について理解し、標本誤差と非標本誤差、偏りについて学ぶ。加えて、無作為抽出と乱数表について理解し、適切にデータを収集するための基礎的な考え方を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 157 - 173)
コマ主題細目
① PPDACサイクルと研究方法 ② 全数調査と標本調査 ③ 標本抽出と誤差
細目レベル
① 本講義では、統計的な問題解決の過程を表すPPDACサイクルについて理解する。また、データを収集する方法として実験研究と観察研究について学び、それぞれの特徴を整理する。さらに、実験研究における処理群と対照群について理解し、研究においてデータをどのように収集するかという基本的な考え方を身につける。
② 本講義では、調査におけるデータ収集の方法として、全数調査と標本調査について理解する。国勢調査を含む全数調査について学ぶとともに、母集団の一部を標本として取り出して調査する標本調査について理解する。また、母集団、標本および標本の大きさという基本的な概念を整理し、母集団と標本との関係について理解する。
③ 本講義では、標本調査に関連して生じる標本誤差と非標本誤差、および偏りについて理解する。また、母集団から標本を抽出する方法として無作為抽出について学び、乱数表を用いた抽出について理解する。これにより、標本の抽出方法と調査結果に生じる誤差との関係について理解し、適切なデータ収集を考えるための基礎を身につける。
キーワード
① PPDACサイクル ② 実験研究・観察研究 ③ 全数調査・標本調査 ④ 標本誤差・非標本誤差 ⑤ 無作為抽出
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
12
統計的な推測1 ― 標本分布と推定
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第12回では、標本から母集団の特徴を推測するという統計的推測の基本的な考え方について理解する。標本平均および標本比率の標本分布を通して、標本から得られる統計量にはばらつきがあることを理解する。また、母集団の特徴を推定する方法として点推定と区間推定について学ぶ。さらに、信頼度、信頼係数および信頼区間の意味を理解し、不確実性を伴う推定結果を適切に解釈するための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 174 - 195)
コマ主題細目
① 標本平均と標本比率の標本分布 ② 点推定と区間推定 ③ 信頼度・信頼係数・信頼区間
細目レベル
① 本講義では、標本データから母集団の特徴を推測するための基礎として、標本平均および標本比率の標本分布について理解する。実際の分析では母集団全体の情報を直接得ることが難しいため、母集団から得られた標本を用いてその特徴を推測する必要がある。同じ母集団から標本を抽出した場合でも、得られる標本平均や標本比率にはばらつきが生じることを確認し、これらの統計量が一定の分布を持つという標本分布の考え方を理解する。
② 本講義では、標本から母集団の特徴を推定する方法として、点推定と区間推定について理解する。点推定では、標本から得られた値を用いて母集団の未知の値を一つの値として推定するという基本的な考え方を学ぶ。一方、区間推定では、未知の値を一定の幅を持った区間として推定することを学び、標本から得られる情報には不確実性が伴うことを理解する。これにより、標本を用いて母集団の特徴を推定する基本的な考え方を身につける。
③ 本講義では、区間推定に関連する概念として、信頼度、信頼係数および信頼区間について理解する。母集団の未知の値を区間として推定する際に、信頼度および信頼係数がどのような意味を持つのかを整理し、信頼区間との関係を理解する。また、推定結果を単なる一つの数値として捉えるのではなく、不確実性を伴う情報として適切に解釈するための視点を身につける。
キーワード
① 標本平均 ② 標本比率 ③ 標本分布 ④ 点推定 ⑤ 信頼区間
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
13
統計的な推測2 ― 仮説検定
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第13回では、統計的な判断の方法として仮説検定の基本的な考え方について理解する。帰無仮説と対立仮説を設定し、得られたデータをもとに仮説について判断するという仮説検定の基本的な枠組みを学ぶ。また、検定の目的に応じた片側検定と両側検定の違いを理解する。さらに、有意水準および棄却域の意味を理解し、一定の基準に基づいて統計的な判断を行うための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 174 - 195)
コマ主題細目
① 帰無仮説と対立仮説 ② 片側検定と両側検定 ③ 有意水準と棄却域
細目レベル
① 本講義では、仮説検定の基本的な枠組みについて理解する。仮説検定では、母集団について帰無仮説と対立仮説を設定し、標本から得られたデータをもとに帰無仮説を棄却できるかどうかを判断する。本講義では、帰無仮説と対立仮説がそれぞれどのような役割を持つのかを整理し、統計的な仮説をデータに基づいて検討するという基本的な考え方を理解する。
② 本講義では、片側検定と両側検定について理解する。仮説検定では、検討する仮説の内容に応じて、分布の一方の側に着目する片側検定と、両側に着目する両側検定が用いられる。それぞれの考え方と違いを整理し、検定の目的や設定した仮説との関係を理解することで、適切な検定方法を考えるための基礎を身につける。
③ 本講義では、仮説検定における判断の基準として、有意水準と棄却域について理解する。有意水準が仮説検定においてどのような役割を持つのかを確認するとともに、棄却域との関係を整理する。また、得られた結果に基づいて帰無仮説を棄却するかどうかを判断する基本的な手順を理解する。これにより、統計的な検定が一定の基準に基づいて行われる判断の手続きであることを理解する。
キーワード
① 帰無仮説 ② 対立仮説 ③ 片側検定・両側検定 ④ 有意水準 ⑤ 棄却域
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
14
模擬試験
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第14回では、これまでに学習した内容について模擬試験形式の問題演習を行い、統計学に関する知識と技能の定着度を総合的に確認する。データの整理と要約、2変数の関係、確率および確率分布、データの収集、統計的推測など、これまでに扱った内容を横断的に振り返り、問題に応じて適切な統計的知識や考え方を活用する力を身につける。また、問題演習を通して自身の理解が不十分な領域を把握し、今後の復習につなげる。
①改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの活用
②日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[CBT対応版]
③電卓
コマ主題細目
① 模擬試験 ② 学習内容の総合的な確認 ③ 理解度の確認と課題の整理
細目レベル
① 本講義では、これまでに学習した内容を対象として、模擬試験形式の問題演習を行う。各領域について個別に学習してきた知識を総合的に活用し、問題文や図表から必要な情報を読み取り、適切な考え方や方法を選択して解答する力を養う。
② 本講義では、模擬試験を通して、これまでに学習した内容を総合的に確認する。データの整理と要約、代表値と散らばり、2変数の関係、回帰、確率と確率分布、データの収集、統計的推測などについて、各概念の意味や相互の関連を振り返り、個別に学んだ知識を問題解決に活用できるよう整理する。
③ 本講義では、模擬試験への取り組みを通して、自身の理解度を確認する。正答できなかった問題や解答に迷った問題について、どの知識や考え方の理解が不十分であったのかを整理することで、復習すべき内容を明確にする。これにより、自身の理解状況を把握し、その後の学習に主体的につなげる力を身につけることを目的とする。
キーワード
① データの要約 ② 相関・回帰 ③ 確率・確率分布 ④ データの収集 ⑤ 統計的推測
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
15
まとめ
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第15回では、これまでに学習した内容を総合的に振り返り、統計学の基本的な概念と方法について理解を整理する。データの整理と要約、1変数および2変数データの分析、回帰、確率と確率分布、データの収集、統計的推測について、それぞれの考え方や相互の関係を確認する。また、これまでの学習内容の理解度を振り返り、理解が不十分な内容を整理することで、統計学に関する基礎的な知識と技能の定着を図る。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 174 - 195)
コマ主題細目
① 学習内容の総合的な振り返り ② 統計的な概念と方法の整理 ③ 理解度の確認と学習内容の定着
細目レベル
① 本講義では、これまでに学習した内容を総合的に振り返る。データの整理と要約、1変数および2変数データの分析、回帰、確率と確率分布、データの収集、統計的推測について、各領域で学習した基本的な用語や考え方を確認する。
② 本講義では、これまで個別に学習してきた統計的な概念や方法について、その意味や相互の関係を整理する。データの特徴を適切に捉え、目的に応じて必要な統計的な考え方や方法を選択するための基礎的な理解を確認する。
③ 本講義では、これまでの学習内容について自身の理解度を振り返り、理解が不十分な内容や復習が必要な内容を整理する。これにより、本科目で扱った統計学に関する基礎的な知識と技能の定着を図る。
キーワード
① データの要約 ② 1変数・2変数データの分析 ③ 回帰 ④ 確率・確率分布 ⑤ 統計的推測
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
データの種類とグラフ表現を理解し、適切に活用できる
質的変数と量的変数の違いを理解し、それぞれに適した集計方法やグラフ表現を用いてデータの特徴を把握できる。また、クロス集計により複数の変数の関係を整理し、結果を解釈できる。さらに、目的に応じて適切なグラフを選択し、時系列データの変化を指数やグラフを用いて説明できる。
質的変数、量的変数、クロス集計、グラフ表現、幹葉図、レーダーチャート、積み上げ棒グラフ、時系列データ、指数
10
1-2
量的変数の要約方法を理解し、分布の特徴を把握できる
度数分布表やヒストグラムを用いてデータの分布を整理し、その特徴を読み取ることができる。また、分位数や5数要約を用いて分布を数値的に要約し、箱ひげ図を通して複数の分布を比較できる。さらに、散らばりの尺度を理解し、データの広がりを適切に評価できる。
度数分布、ヒストグラム、階級、相対度数、累積度数、分位数、四分位数、5数要約、箱ひげ図
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3-4
1変数データの分析方法を理解し、分布の特徴を適切に評価できる
平均値・中央値・最頻値などの代表値の意味と使い分けを理解し、分布の中心を把握できる。また、分散や標準偏差などの散らばりの尺度を用いて分布の広がりを評価できる。さらに、変数変換や標準化、外れ値の考え方を理解し、データの特徴を多面的に捉えることができる。
平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差、変動係数、標準化、変数変換、外れ値、探索的データ解析
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5-6
2変数データの分析方法を理解し、変数間の関係を適切に解釈できる
散布図やクロス集計を用いて2変数の関係を表現し、その特徴を把握できる。また、相関係数の意味を理解し、関係の強さや方向を適切に評価できる。さらに、相関と因果の違いや擬相関の可能性を理解し、関係の解釈における注意点を説明できる。
散布図、層別散布図、相関係数、共分散、正の相関、負の相関、無相関、擬相関、相関と因果、2変数データ
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7-8
回帰分析の基本を理解し、2変数の関係をモデル化し予測に活用できる
説明変数と被説明変数の関係を理解し、回帰直線によってデータの関係を表現できる。また、最小二乗法の考え方を理解し、回帰直線がどのように決定されるかを説明できる。
回帰分析、回帰直線、説明変数、被説明変数、最小二乗法、残差、予測
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9
確率の基本概念と計算方法を理解し、事象の関係を確率的に扱える
事象や確率の意味を理解し、等確率のもとで確率を求めることができる。また、事象の独立性や条件付き確率の考え方を理解し、事象の関係を整理して確率を計算できる。さらに、ベイズの定理を理解し、確率を用いて現象を解釈できる。
事象、確率、古典的確率、頻度確率、公理的確率、独立事象、条件付き確率、乗法定理、ベイズの定理、樹形図
15
10-11
確率変数と確率分布を理解し、分布の特徴を確率的に評価できる
確率変数と確率分布の関係を理解し、平均や分散を用いて分布の特徴を把握できる。また、二項分布や正規分布の性質を理解し、それぞれの分布の特徴を説明できる。さらに、標準正規分布を用いて確率を求める方法を理解し、分布を用いた確率計算ができる。
確率変数、確率分布、期待値、分散、標準偏差、二項分布、正規分布、標準正規分布、確率計算
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12-13
データ収集の方法とその重要性を理解し、適切な調査設計を考えることができる
統計的問題解決の過程を理解し、データ収集の役割を説明できる。また、実験研究と観察研究の違いを理解し、因果関係の解釈における注意点を説明できる。さらに、全数調査と標本調査の違いを理解し、無作為抽出の必要性や偏りの問題について説明できる。
PPDACサイクル、実験研究、観察研究、処理群、対照群、母集団、標本、全数調査、無作為抽出、偏り
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14
統計的推測の方法を理解し、データに基づいた推定と判断ができる
標本分布の考え方を理解し、標本から母集団の特徴を推測できる。また、区間推定を用いて不確実性を考慮した推定ができる。さらに、仮説検定の手順を理解し、有意水準に基づいて仮説の採否を判断できる。
統計的推測、標本分布、区間推定、信頼区間、信頼度、仮説検定、帰無仮説、対立仮説、有意水準、棄却域
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評価方法
期末試験(100%)で評価する。
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書
参考文献
実験・実習・教材費
統計検定3級受験料