区分
心理学リサーチスキル科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
SDGs力
科学コミュニケーション力
研究力
カリキュラム・ポリシーとの関係
教養
応用力
実践力
科目間連携
総合心理力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
科目の目的
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」では、統計の基本的な概念や記述統計の初歩を学ぶが、本科目ではそれを踏まえ、データの要約や2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらには統計的推測の基礎に至るまでを扱う。その上で、データの収集方法や解釈に関する留意点についても理解を深める必要がある。これにより、後続の「心理データ解析法」においてより実践的な分析手法を学ぶための基盤を形成し、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
到達目標
1. データの種類(質的変数・量的変数)とグラフ表現を理解し、目的に応じてデータを整理・可視化することができる。
2. 量的データの分布を度数分布表やヒストグラム等で要約し、その特徴を読み取ることができる。
3. 平均値・中央値・最頻値および分散・標準偏差などを用いて、1変数データの特徴を適切に評価することができる。
4. 散布図や相関係数を用いて2変数データの関係を把握し、相関と因果の違いを踏まえて適切に解釈することができる。
5. 回帰直線を用いて2変数の関係をモデル化し、予測の意味と限界を理解した上で活用することができる。
6. 事象および確率の基本概念を理解し、条件付き確率やベイズの定理を用いて事象の関係を整理することができる。
7. 確率変数および確率分布の考え方を理解し、平均や分散を用いて分布の特徴を評価することができる。
8. データ収集の方法を理解し、偏りのないデータを得るための基本的な考え方を説明することができる。
9. 標本から母集団の特徴を推測する方法を理解し、区間推定および仮説検定の考え方に基づいて判断することができる。
科目の概要
本科目では、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法について、全15回の講義を通して体系的に学ぶ。前半では、データの種類やグラフ表現、量的データの要約方法、代表値や散らばりといった記述統計を扱い、データの特徴を把握するための基本的な技能を習得する。続いて、2変数データの分析として、散布図や相関係数、回帰分析を通じて変数間の関係を理解し、その解釈方法について学ぶ。中盤以降では、確率の基礎概念、条件付き確率、ベイズの定理を扱い、確率的な考え方を身につけるとともに、確率変数や確率分布の理解へと発展させる。さらに、データ収集の方法やその妥当性について検討し、最後に統計的推測として区間推定および仮説検定の基礎を学ぶ。これらを通して、データを適切に整理・分析し、結果を批判的に解釈するための基礎的能力を養う。
科目のキーワード
質的変数・量的変数、度数分布とヒストグラム、平均・分散・標準偏差、散布図と相関係数、回帰分析(回帰直線)、確率と事象、条件付き確率とベイズの定理、確率変数と確率分布、標本調査と無作為抽出、統計的推測(区間推定・仮説検定)
授業の展開方法
本科目では、ヨリソルにアップロードした各回の講義用オリジナル教材および教科書を使用して授業を進行する。講義では、これらの教材に基づき、各回のコマ主題細目に対応した内容について体系的に解説を行う。また、単に知識を習得するだけでなく、理解を深めることを目的として、教科書の練習問題や講義内で提示する問題に取り組みながら授業を進める。さらに、各回の講義の最後に小テストを実施し、その回の内容の理解度を確認するとともに、学習内容の定着を図る。
オフィス・アワー
久保寺俊朗:前期:火曜3限
後期:火曜3限
八木彩乃:※まずはメールでご連絡ください。授業前後に声をかけて頂いても構いません。
前期:水曜昼・3限
後期:水曜昼・3限
岸本励季:※できるだけ、アポイントを取ってください。
前期:月曜3限~5限
火曜1~5限
水曜1限・3~5限
木曜1限~5限
後期:月曜3限~5限
火曜3限~5限
水曜3限~5限
木曜昼~4限
金曜3限~5限
科目コード
RU2032
学年・期
1年・後期
科目名
心理データの基礎Ⅱ
単位数
2
授業形態
講義
必修・選択
必修
学習時間
【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目
展開科目
関連資格
担当教員名
久保寺俊朗・八木彩乃・岸本励季
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
データの種類とグラフ表現1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第1回では、統計的分析の出発点として、データの種類とその扱い方について理解する。心理学におけるデータは質的変数と量的変数に分類され、それぞれ異なる集計方法や分析手法が必要となる。本講義では、これらの違いを整理し、質的データの要約方法として度数や割合による整理、およびグラフを用いた可視化の基本を学ぶ。さらに、適切な表現方法を選択することでデータの特徴を正確に伝える重要性を理解し、統計的にデータを扱うための基礎的視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 1 - 30)
コマ主題細目
① データの種類 ② 質的変数の要約 ③ グラフによるデータの要約
細目レベル
① 本講義では、統計的分析の出発点として、データの種類について理解することを目的とする。データは大きく質的変数と量的変数に分類され、それぞれが異なる性質と分析方法を持つ。質的変数は性別や血液型のようにカテゴリとして表現され、数値の大小や差の意味を持たない。一方、量的変数は身長や体重のように数値として測定され、大小関係や差、平均などの計算が意味を持つ。本講義では、これらの違いを明確に理解するとともに、どのような場面でどの種類のデータが扱われるのかについても具体例を通して考察する。また、データの種類に応じて適切な分析方法や可視化手法を選択する必要があることを理解し、統計的思考の基礎を身につけることを目的とする。
② 本講義では、質的変数の要約方法について理解する。質的変数はカテゴリごとのデータであるため、その分布を把握するためには度数や割合による集計が基本となる。具体的には、各カテゴリに属する観測数を数えることで度数分布を作成し、それを全体に対する割合として表すことで相対度数を求める。本講義では、これらの集計方法の意味と役割を理解し、データの特徴を数量的に把握する方法を学ぶ。また、複数の質的変数の関係を把握するためのクロス集計についても扱い、行と列の組み合わせによってデータの分布を整理する方法を理解する。これにより、単一の変数だけでなく、複数の視点からデータを読み解く基礎的な技能を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、グラフによるデータの要約方法について理解する。統計においては、数値だけでなく視覚的に情報を提示することが重要であり、適切なグラフの選択と解釈が求められる。質的変数のデータに対しては、棒グラフや円グラフなどが用いられ、それぞれのグラフが持つ特徴や適用場面を理解する必要がある。本講義では、これらのグラフの作成方法とともに、どのような目的に応じて使い分けるべきかを考察する。また、グラフは単に見やすくするだけでなく、データの分布や偏り、特徴を直感的に把握するための重要な手段であることを理解する。さらに、誤解を招かない表現の重要性にも触れ、適切な可視化の基本的態度を身につけることを目的とする。
キーワード
① 質的変数 ② 量的変数 ③ 度数 ④ クロス集計 ⑤ グラフ
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
2
データの種類とグラフ表現2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第2回では、グラフ表現の工夫と時系列データの扱いについて理解する。グラフは視覚的に情報を伝える有効な手段であるが、その表現方法によっては誤解を生む可能性がある。本講義では、軸の取り方やスケール、複数データの併用といった表現上の注意点を整理する。また、時間とともに変化する時系列データの特徴を捉え、折れ線グラフや指数を用いて変化を適切に表現する方法を学ぶ。これにより、データの推移を正確に把握する能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 1 - 30)
コマ主題細目
① グラフ表現の工夫と注意点 ② 時系列データの要約 ③ 時系列グラフ作成上の注意点
細目レベル
① 本講義では、グラフ表現を用いる際の工夫と注意点について理解する。グラフはデータの特徴を視覚的に分かりやすく伝える有効な手段であるが、その表現方法によっては受け手に誤解を与える可能性がある。例えば、縦軸の範囲を意図的に操作することで差が強調される場合や、配色や配置によって重要でない情報が目立つことがある。また、複数のデータを同時に示す際には、グラフを組み合わせて表現する工夫も重要となる。例えば、気温と降水量のように異なる種類のデータを同一の図に示す場合には、二軸グラフや異なるグラフ形式の併用が用いられるが、その際には単位や尺度の違いに注意する必要がある。本講義では、正確性、分かりやすさ、比較のしやすさといった観点から、適切なグラフ表現の方法を理解することを目的とする。
② 本講義では、時間の経過に伴って変化するデータである時系列データの特徴とその要約方法について理解する。時系列データは、ある現象の変化を時間軸に沿って捉えるものであり、経済指標や人口、気温など幅広い分野で利用されている。本講義では、時系列データに見られる長期的な傾向や短期的な変動、周期的な変化といった特徴に着目し、単なる数値の列としてではなく変化のパターンとしてデータを把握する視点を養う。また、指数(指標)を用いた表現についても取り上げ、基準時点との比較によって変化の程度を相対的に把握する方法を理解する。これにより、時系列データを適切に整理し解釈するための基礎的能力を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、時系列データをグラフとして表現する際の方法と注意点について理解する。時系列データの可視化には主に折れ線グラフが用いられ、時間の流れに沿った変化を直感的に把握することが可能となる。本講義では、折れ線グラフの基本的な作成方法を確認するとともに、複数の系列を比較する際の工夫や、適切なスケール設定の重要性について検討する。また、時間軸の取り方や間隔の設定によって、変化の見え方が大きく異なることにも注意を向ける。さらに、長期的な傾向と短期的な変動を区別して読み取る視点を養い、時系列データの特徴を正確に可視化し解釈するための基礎的な技能を身につけることを目的とする。
キーワード
① グラフの工夫 ② グラフの注意点 ③ 時系列データ ④ 折れ線グラフ ⑤ 指数(指標)
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
3
量的変数の要約方法1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第3回では、量的データの整理方法として度数分布表およびヒストグラムについて理解する。データをそのまま扱うのではなく、階級に分けて整理することで分布の全体像を把握する方法を学ぶ。また、ヒストグラムや度数分布多角形を用いて分布の形状を視覚的に捉え、データの特徴を読み取る視点を養う。さらに、分布の偏りや集中の程度に着目し、データの性質を解釈する基礎的な能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 31 - 54)
コマ主題細目
① 度数分布表の作成 ② ヒストグラムと度数分布多角形 ③ 分布の特徴の把握
細目レベル
① 本講義では、量的変数のデータを整理する基本的な方法として、度数分布表の作成について理解する。量的データはそのままでは全体の傾向を把握しにくいため、値をいくつかの区間(階級)に分け、それぞれに含まれるデータの個数(度数)を数えることで整理する必要がある。本講義では、階級の設定方法や階級幅、階級値といった概念を導入し、度数分布表の作成手順を具体的に学ぶ。また、相対度数や累積度数の意味についても理解し、データの分布を多面的に捉える方法を身につける。これにより、ばらばらの数値データを構造的に整理し、分布の全体像を把握するための基礎的技能を習得することを目的とする。
② 本講義では、度数分布表をもとにした視覚的表現として、ヒストグラムおよび度数分布多角形について理解する。ヒストグラムは、階級ごとの度数を長方形の面積で表すことで、データの分布の形状を直感的に把握できるグラフである。本講義では、ヒストグラムの作成方法とともに、階級幅の取り方によって分布の見え方が変化することについても検討する。また、度数分布多角形を用いることで、分布の形を折れ線として捉える方法についても扱い、複数の分布を比較する際の有用性を理解する。これにより、数値データを視覚的に把握し、分布の特徴を読み取るための基礎的な方法を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、度数分布表やヒストグラムを用いて、データの分布の特徴を把握する方法について理解する。具体的には、分布の中心の位置や広がり、形状に着目し、データの持つ特徴を読み取る視点を養う。例えば、分布が左右対称であるか、特定の方向に偏っているか(歪み)、山が一つか複数あるかといった点は、データの性質を理解する上で重要である。本講義では、これらの観点を体系的に整理し、視覚的情報から分布の特徴を適切に解釈する方法を学ぶ。また、外れた値や極端な値が分布に与える影響についても考察し、データの背後にある現象を推測するための基礎的な分析力を身につけることを目的とする。
キーワード
① 階級と階級値 ② 度数と相対度数 ③ 度数分布表 ④ ヒストグラム ⑤ 分布の特徴
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
4
量的変数の要約方法2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第4回では、分位数や5数要約を用いたデータの数値的要約と、箱ひげ図による可視化について理解する。データを順序に基づいて区分することで分布の位置関係を把握し、中央値や四分位数の意味を学ぶ。また、箱ひげ図を用いて分布の広がりや外れ値を視覚的に確認する方法を理解する。これにより、複数のデータの比較や分布の特徴の把握を数値と図の両面から行う能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 31 - 54)
コマ主題細目
① 分位数と5数要約 ② データの散らばり ③ 箱ひげ図
細目レベル
① 本講義では、データの分布を数値で要約する方法として、分位数と5数要約に加え、累積度数分布について理解する。累積度数分布は、ある値以下のデータが全体の中でどの程度含まれているかを示すものであり、累積度数や累積相対度数として表される。本講義では、累積度数分布を用いることでデータの位置関係を把握できることを確認し、その考え方が分位数の理解につながることを明らかにする。さらに、データを小さい順に並べたときに一定の割合で区切る分位数、とくに第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数の意味と求め方を学ぶ。また、最小値、第1四分位数、中央値、第3四分位数、最大値から構成される5数要約を導入し、分布の全体像を簡潔に表現する方法を理解する。これにより、分布を数値で体系的に把握する基礎的技能を身につけることを目的とする。
② 本講義では、データの散らばりを表す尺度について理解する。データの特徴を把握するためには中心だけでなく、値がどの程度ばらついているかを捉えることが重要である。本講義では、最大値と最小値の差である範囲や、第1四分位数と第3四分位数の差である四分位範囲といった基本的な散らばりの指標を扱う。また、散らばりの大きさがデータの安定性やばらつきの程度を示すことを理解し、異なるデータ同士の比較において重要な役割を果たすことを確認する。さらに、外れ値の存在が散らばりの指標に与える影響についても考察し、データの特徴を多面的に捉える視点を養うことを目的とする。
③ 本講義では、5数要約をもとにした視覚的表現として、箱ひげ図について理解する。箱ひげ図は、データの分布を箱とひげを用いて表現するものであり、中央値や四分位数、範囲といった情報を一つの図で示すことができる。本講義では、箱ひげ図の構成要素と作成方法を確認するとともに、箱の長さや位置、ひげの伸び方から分布の特徴を読み取る方法を学ぶ。また、複数のデータの分布を並べて比較する際の有用性についても理解し、分布の違いを視覚的に把握する技能を身につける。さらに、外れ値の表現方法にも触れ、データの特徴を適切に解釈するための基礎的能力を養うことを目的とする。
キーワード
① 分位数 ② 四分位数 ③ 5数要約 ④ 範囲 ⑤ 箱ひげ図
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
5
1変数データの分析1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第5回では、1変数データの分析として代表値と散らばりの尺度について理解する。平均値、中央値、最頻値の違いとそれぞれの役割を整理し、分布の中心を適切に捉える方法を学ぶ。また、分散や標準偏差を用いてデータのばらつきを評価し、平均だけでは分布の特徴を十分に表せないことを理解する。さらに、これらの指標を組み合わせることで、データの性質を総合的に解釈する視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 55 - 79)
コマ主題細目
① 位置に関する代表値(平均・中央値・最頻値) ② 観測値の散らばりの尺度(分散・標準偏差) ③ 代表値と散らばりの関係
細目レベル
① 本講義では、データの分布における中心的な位置を表す指標として、位置の代表値について理解する。代表値には平均値、中央値、最頻値があり、それぞれ異なる特徴と役割を持つ。平均値はすべてのデータを均等に反映した値であり、全体のバランスを示す指標として広く用いられる。一方、中央値はデータを小さい順に並べたときの中央の値であり、極端な値の影響を受けにくいという特徴を持つ。また、最頻値は最も多く出現する値であり、分布の中で典型的な値を示す。本講義では、これらの代表値の定義と求め方を確認するとともに、データの分布の形や外れ値の有無によって適切な代表値が異なることを具体例を通して理解する。これにより、状況に応じて適切な指標を選択し、分布の中心を正しく捉える能力を身につけることを目的とする。
② 本講義では、データの散らばりを表す尺度として、分散および標準偏差について理解する。データの特徴を把握するためには、平均値などの中心だけでなく、各データがその中心からどの程度離れているかを捉えることが重要である。本講義では、まず偏差の概念を導入し、各観測値と平均値との差として定義されることを確認する。その上で、偏差の二乗の平均として定義される分散の考え方を理解し、ばらつきを数量的に評価する方法を学ぶ。さらに、分散の平方根である標準偏差を導入し、元のデータと同じ単位で散らばりを解釈できる利点についても説明する。また、具体例を用いて、散らばりの大きさがどのように分布の広がりを表すのかを考察し、これらの指標の意味と使い方を理解することを目的とする。
③ 本講義では、代表値と散らばりの関係について理解し、データの分布を総合的に捉える視点を養う。平均値が同じであっても、データの散らばりの程度が異なれば、分布の形や性質は大きく異なる場合がある。本講義では、複数のデータ例を比較しながら、平均値だけでは分布の特徴を十分に説明できないことを確認し、散らばりの尺度と併せて評価する必要性を理解する。また、外れ値が平均値や標準偏差に与える影響についても検討し、どの代表値を用いるべきかを判断する視点を養う。さらに、平均と散らばりを組み合わせて分布の特徴を記述することで、より適切なデータ解釈が可能となることを理解し、統計的にデータを読むための基礎的な思考力を身につけることを目的とする。
キーワード
① 平均値 ② 中央値 ③ 最頻値 ④ 偏差 ⑤ 分散と標準偏差
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
6
1変数データの分析2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第6回では、変数の変換や標準化、および外れ値の考え方について理解する。データに対して加減や倍率を加える変換が平均や散らばりにどのように関係するかを整理し、尺度の違いを調整する方法を学ぶ。また、標準化や変動係数を用いて異なるデータの比較を行う方法を理解する。さらに、探索的データ解析の視点から外れ値の影響を考察し、データの背景を踏まえた解釈の重要性を理解する。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 55 - 79)
コマ主題細目
① 変数の変換 ② 標準化と変動係数 ③ 探索的データ解析法と外れ値
細目レベル
① 本講義では、変数の変換とそれがデータの特徴に与える影響について理解する。データの単位を変換したり、一定の値を加減したりする操作は、実際のデータ分析において頻繁に行われる。本講義では、各観測値に一定の値を加える、あるいは一定の値を掛けるといった一次変換を取り上げ、それに伴って平均値や分散、標準偏差がどのように変化するのかを整理する。例えば、すべての値に同じ数を加えると平均は同じだけ変化するが、散らばりは変わらないことや、定数倍すると散らばりも拡大することなどを確認する。これにより、データの単位や尺度が変わっても本質的な特徴を適切に捉えるための基礎的な理解を身につけることを目的とする。
② 本講義では、異なるデータ同士を比較するための方法として、標準化および変動係数について理解する。標準化は、データを平均0、標準偏差1に変換することで、異なる尺度を持つデータを共通の基準で比較可能にする方法であり、z得点として表される。本講義では、標準化の意味と計算方法を確認し、異なる集団間での位置づけを比較する際の有用性を理解する。また、平均に対する散らばりの大きさを示す指標として変動係数を導入し、平均が異なるデータ同士のばらつきを相対的に比較する方法を学ぶ。これにより、状況に応じて適切な比較指標を選択し、データの特徴をより正確に評価する能力を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、探索的データ解析法と外れ値について理解する。探索的データ解析法とは、データを数値的に要約するだけでなく、グラフや図を用いて視覚的に特徴を把握し、データの構造や傾向を発見するための方法である。本講義では、箱ひげ図などの可視化手法を用いて分布の形状やばらつきを把握する考え方を確認する。さらに、その過程で見出される外れ値に着目し、他のデータと大きく異なる値が分析結果にどのような影響を与えるのかを検討する。また、外れ値を単に除去するのではなく、その発生理由やデータの背景を考慮する重要性についても理解する。これにより、データを多角的に捉え、適切に解釈するための基礎的な分析視点を身につけることを目的とする。
キーワード
① 変数の変換(1次変換) ② 標準化 ③ 変動係数 ④ 探索的データ解析法 ⑤ 外れ値
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
7
2変数データの分析1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第7回では、2変数データの関係を把握する方法について理解する。質的変数同士の関係をクロス集計によって整理し、割合を用いて関係を解釈する方法を学ぶ。また、量的変数同士の関係を散布図で表現し、変数間の傾向を視覚的に把握する方法を理解する。さらに、層別散布図を用いて第三の変数の影響を考察し、データの構造を多面的に捉える視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 80 - 100)
コマ主題細目
① 2つの変数の関係(質的変数、クロス集計) ② 2つの変数の関係(量的変数、散布図) ③ 層別散布図
細目レベル
① 本講義では、質的変数同士の関係を把握する方法として、クロス集計について理解する。クロス集計は、2つの質的変数の組み合わせごとに度数や割合を整理することで、それらの関係性を明らかにする手法である。本講義では、クロス集計表の作成方法を確認するとともに、行方向や列方向の割合を用いてデータを解釈する方法を学ぶ。また、単純な度数の比較だけでなく、割合に着目することで、集団の規模の違いを考慮した適切な比較が可能となることを理解する。さらに、クロス集計によって得られる関係がどのような意味を持つのかを具体例を通して検討し、質的データにおける関係の読み取り方の基礎を身につけることを目的とする。
② 本講義では、量的変数同士の関係を把握する方法として、散布図について理解する。散布図は、2つの量的変数の値を座標上に点として表すことで、それらの関係を視覚的に示すものである。本講義では、散布図の作成方法を確認するとともに、点の分布の様子から変数間の関係を読み取る方法を学ぶ。具体的には、変数の値が一方の増加に伴って他方も増加する場合の正の関係、逆に減少する場合の負の関係といった基本的なパターンについて理解する。また、点のばらつきの程度によって関係の強さが異なることにも着目し、散布図を通じて関係の方向や強さを直感的に把握する能力を養うことを目的とする。
③ 本講義では、層別散布図を用いて、データの関係をより深く理解する方法について学ぶ。層別散布図とは、第三の変数(質的変数)によってデータをグループに分け、それぞれを区別して散布図上に表す方法である。本講義では、層別することで全体では見えにくかった関係の違いや構造が明らかになることを具体例を通して確認する。また、全体としては一つの傾向が見られても、グループごとに異なる関係が存在する場合があることに注意を向け、単純な見かけの関係だけで判断することの危険性についても考察する。これにより、データの関係を多角的に捉え、より適切に解釈するための基礎的な視点を身につけることを目的とする。
キーワード
① 2変数データ ② 散布図 ③ 層別散布図 ④ 正の相関 ⑤ 負の相関
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
8
2変数データの分析2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第8回では、相関係数を用いた2変数の関係の数量的評価について理解する。共分散と相関係数の意味を整理し、関係の方向や強さを数値で把握する方法を学ぶ。また、外れ値や非線形関係が相関係数に与える影響を理解し、数値だけに依存しない解釈の重要性を確認する。さらに、相関と因果の違いを明確にし、データの関係を適切に解釈するための批判的視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 80 - 100)
コマ主題細目
① 相関係数 ② 相関係数の注意点 ③ 相関と因果
細目レベル
① 本講義では、2つの量的変数の関係を数値で表す指標として、共分散と相関係数について理解する。共分散は、2つの変数が同時にどのように変動するかを示す指標であり、一方の値が大きいときに他方も大きくなる傾向があれば正の値、小さくなる傾向があれば負の値をとる。本講義では、共分散の意味を散布図と対応させて直感的に理解するとともに、その値は単位に依存するため大きさの比較には適さないことを確認する。その上で、共分散を標準化した指標として相関係数を導入し、その値が−1から1の範囲をとること、正負が関係の方向、絶対値が関係の強さを表すことを理解する。これにより、2変数の関係を適切に数量化し解釈する基礎的能力を身につけることを目的とする。
② 本講義では、相関係数を用いる際の注意点について理解する。相関係数は便利な指標である一方で、その解釈には慎重さが求められる。例えば、外れ値が存在すると相関係数の値が大きく変化することがあり、実際の関係を正しく反映しない場合がある。また、相関係数は直線的な関係を前提としているため、曲線的な関係がある場合には適切に関係を捉えられない。本講義では、散布図と併せて相関係数を確認することの重要性を理解し、数値だけに依存せずにデータを総合的に解釈する視点を養う。さらに、データの範囲や分布の偏りが相関係数に与える影響についても検討し、適切な利用方法を理解することを目的とする。
③ 本講義では、相関と因果の違いについて理解する。相関があることは2つの変数の間に関係があることを示すが、それが必ずしも一方が他方の原因であることを意味するわけではない。本講義では、相関関係と因果関係を区別する必要性を具体例を通して確認し、誤った解釈を避けるための基本的な考え方を学ぶ。また、第三の変数の影響によって見かけ上の相関が生じる場合(擬相関)についても取り上げ、単純な相関だけでは関係の本質を理解できないことを理解する。これにより、データの関係を批判的に捉え、適切に解釈するための統計的思考の基礎を身につけることを目的とする。
キーワード
① 共分散 ② 相関係数 ③ 非線形性 ④ 外れ値 ⑤ 因果関係
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
9
回帰直線と予測
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第9回では、回帰分析を用いて2変数の関係を直線で表現する方法について理解する。回帰直線によってデータの傾向をモデル化し、説明変数と被説明変数の関係を整理する。また、最小二乗法の考え方を通して回帰直線の決定原理を理解し、残差の意味についても確認する。さらに、回帰モデルを用いた予測の考え方と限界を理解し、決定係数を用いてモデルの適合度を評価する視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 101 - 113)
コマ主題細目
① 回帰分析 ② 最小二乗法 ③ 決定係数
細目レベル
① 本講義では、2変数データの関係を直線によって表現する方法として、回帰分析および回帰直線について理解する。散布図によって把握された2つの変数の関係を一本の直線として近似することで、データの全体的な傾向を簡潔に表すことができる。本講義では、説明変数と被説明変数の区別を明確にし、どの変数を基準にして関係を捉えるのかを理解する。また、回帰直線は個々のデータ点を正確に通るものではなく、全体の傾向を表す近似であることに注意を向ける。さらに、この回帰直線を用いることで、説明変数の値から被説明変数の値を予測できることを学び、その意味と限界についても確認する。これにより、2変数の関係をモデルとして捉え、予測へと応用するための基本的な考え方を身につけることを目的とする。
② 本講義では、回帰直線を決定する方法として、最小二乗法の考え方について理解する。回帰直線は、各データ点と直線とのずれをできるだけ小さくするように定められる。本講義では、このずれを残差として定義し、それぞれの残差の二乗の和が最小となるように直線が決定されるという最小二乗法の基本原理を学ぶ。また、なぜ差の二乗を用いるのかについて、正負の打ち消しを防ぎ、ずれの大きさを適切に評価するためであることを理解する。さらに、残差の分布や大きさに着目することで、回帰直線がどの程度データを表しているのかを考察する視点を養う。これにより、回帰直線が単なる見かけの線ではなく、一定の基準に基づいて決定されていることを理解することを目的とする。
③ 本講義では、回帰モデルの当てはまりの良さを評価する指標として、決定係数について理解する。決定係数は、回帰直線がどの程度データに適合しているか、すなわちデータの変動をどれだけ説明できているかを示す指標であり、0から1の範囲の値をとる。本講義では、値が1に近いほど回帰直線がデータによく当てはまっていること、逆に0に近い場合は当てはまりが弱いことを確認する。また、決定係数は相関係数と関連する指標であることにも触れ、数値の意味を単なる大小ではなく、モデルの適切さを判断する観点から理解する。
キーワード
① 回帰分析 ② 説明変数 ③ 被説明変数 ④ 最小二乗法 ⑤ 決定係数
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
10
確率1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第10回では、確率の基本概念について理解する。試行や事象の定義を整理し、事象を集合として捉える視点を身につける。また、古典的確率の考え方に基づいて、等確率の場合の確率の求め方を学ぶ。さらに、頻度確率と公理的確率の考え方を通して、確率の意味を多面的に理解し、確率が単なる数値ではなく現象を捉える枠組みであることを理解する。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 114 - 135)
コマ主題細目
① 事象と確率の基本概念 ② 古典的確率とその計算 ③ 頻度確率と公理的確率
細目レベル
① 本講義では、確率を扱うための基礎となる概念として、試行、事象、および確率の意味について理解する。試行とは結果が不確定な実験や観測のことであり、その結果として起こりうるすべての結果の集合を標本空間(全事象)という。また、個々の結果を根元事象と呼び、これらの組み合わせによって様々な事象が構成される。本講義では、複数の事象を合わせた和事象、同時に起こる積事象、何も起こらない空事象といった基本的な概念を整理し、ベン図を用いてそれらの関係を視覚的に理解する。これにより、確率が単なる数値ではなく、事象という集合に対して定義されるものであることを理解し、確率を扱うための基礎的な枠組みを身につけることを目的とする。
② 本講義では、確率を具体的に求める方法として、古典的確率の考え方について理解する。古典的確率は、すべての結果が同様に起こりやすいと仮定したときに、求めたい事象の起こる場合の数を、全体の起こりうる場合の数で割ることによって定義される。本講義では、サイコロやカードなどの具体例を通して、等確率の状況における確率の求め方を確認する。また、場合の数を適切に数え上げるために、樹形図などを用いて事象を整理する方法についても学ぶ。さらに、複数の条件がある場合にどのように全体を分解して考えるかを検討し、確率計算の基礎的な手順を理解する。これにより、具体的な問題に対して確率を適切に求める能力を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、確率の意味を理解するための考え方として、頻度確率および公理的確率について学ぶ。頻度確率は、同じ試行を繰り返したときに、ある事象が起こる割合が一定の値に近づくという経験的な考え方に基づくものであり、実験や観測によって確認される確率の解釈である。一方、公理的確率は、確率を数学的な対象として定義し、その性質を公理によって体系的に定める立場である。本講義では、それぞれの定義と基本的な考え方を理解し、確率がどのような枠組みのもとで扱われる概念であるかを把握する。これにより、確率の意味を多面的に捉えるための基礎的な理解を身につけることを目的とする。
キーワード
① 事象 ② ベン図 ③ 古典的確率 ④ 頻度確率 ⑤ 公理的確率
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
11
確率2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第11回では、条件付き確率とベイズの定理について理解する。事象の独立性や試行の独立性を整理し、反復試行における確率の求め方を学ぶ。また、条件付き確率の定義と乗法定理を用いて、複数の事象の関係を段階的に整理する方法を理解する。さらに、ベイズの定理を通して確率の更新の考え方を学び、情報に基づいて判断を修正する統計的思考の基礎を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 114 - 135)
コマ主題細目
① 事象の独立性と試行の独立性 ② 条件付き確率 ③ ベイズの定理
細目レベル
① 本講義では、事象の独立性および試行の独立性について理解する。独立な事象とは、一方の事象が起こるかどうかによって他方の事象の起こりやすさが変化しない場合を指す。一方、試行の独立性とは、同じ種類の試行を繰り返したときに、それぞれの試行結果が互いに影響しないことを意味する。本講義では、コイン投げやサイコロ投げなどの具体例を通して、事象の独立性と試行の独立性の違いと共通点を理解する。また、これらの考え方をもとに、反復試行における確率の求め方についても学ぶ。例えば、独立な試行が繰り返されるとき、ある結果が続けて起こる確率が、それぞれの試行の確率の積によって表されることを確認する。これにより、確率の基本的な構造を理解し、繰り返し起こる現象を数量的に捉えるための基礎を身につけることを目的とする。
② 本講義では、条件付き確率の考え方について理解する。条件付き確率とは、ある事象がすでに起こったという条件のもとで、別の事象が起こる確率を表すものであり、事象どうしの関係をより詳しく捉えるための重要な概念である。本講義では、条件が付くことによって全体の見方が変わり、確率の値も変化することを具体例を通して理解する。また、条件付き確率の定義を確認した上で、それを用いて同時に2つの事象が起こる確率を表す乗法定理について学ぶ。さらに、事象が独立である場合には、条件付き確率がもとの確率と一致し、乗法定理がより単純な形になることも確認する。これにより、条件付き確率を確率計算の中心的な道具として理解し、事象の関係を段階的に整理して考える力を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、条件付き確率の応用として、ベイズの定理について理解する。ベイズの定理は、ある結果が観測されたときに、その結果を生み出した原因の確率をどのように考えるかを与えるものであり、条件付き確率の考え方を逆向きに用いる定理である。本講義では、まず「ある原因のもとで結果が起こる確率」と「結果が起こったときに原因である確率」が異なることを丁寧に確認し、初学者が混同しやすい点を整理する。その上で、既に持っている情報に新しい情報を加えることで確率の見方が更新されるというベイズの考え方を学ぶ。また、検査や診断、日常的な判断の例に触れながら、ベイズの定理が単なる公式ではなく、情報に基づいて見通しを修正するための重要な枠組みであることを理解する。これにより、確率を用いて合理的に判断するための基礎的な視点を身につけることを目的とする。
キーワード
① 事象の独立性 ② 試行の独立性 ③ 条件付き確率 ④ 乗法定理 ⑤ ベイズの定理
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
12
確率変数と確率分布1
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第12回では、確率変数と確率分布の基本概念について理解する。確率変数を用いて確率的な現象を数値として表現する方法を学び、確率分布によってその振る舞いを整理する考え方を理解する。また、期待値を用いて分布の中心を捉える方法を学び、さらに分散や標準偏差によってばらつきを評価する視点を身につける。これにより、確率分布を用いた現象の定量的理解の基礎を形成する。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 136 - 156)
コマ主題細目
① 確率変数と確率分布の考え方 ② 確率変数の平均 ③ 確率変数の分散と標準偏差
細目レベル
① 本講義では、確率変数と確率分布の基本的な考え方について理解する。確率変数とは、試行の結果に応じて値が定まる数値のことであり、確率的に変動する量を数値として表現するものである。本講義では、サイコロの出る目などの具体例を通して、確率変数がどのように定義されるのかを確認する。また、確率変数がとりうる値とその確率の対応関係を表したものを確率分布と呼ぶことを理解し、離散型と連続型の違いについても概観する。これにより、これまで扱ってきたデータを確率的に捉え直す視点を身につけ、確率分布を用いて現象をモデル化するための基礎を理解することを目的とする。
② 本講義では、確率変数の平均(期待値)について理解する。確率変数の平均は、それぞれの値に対応する確率を重みとして平均をとることで定義され、長期的に見たときの代表的な値を表す。本講義では、具体例を通して期待値の考え方を確認し、それが確率を考慮した平均であることを理解する。また、確率変数に対して一定の値を加えたり掛けたりする変換を行った場合に、平均がどのように扱われるかについても考察する。これにより、確率変数の平均が持つ基本的な性質を理解し、確率分布の中心的傾向を適切に捉えるための基礎を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、確率変数の分散および標準偏差について理解する。分散は、各値が平均からどの程度離れているかを測る指標であり、ばらつきの大きさを数量的に表すものである。また、標準偏差は分散の平方根として定義され、元のデータと同じ単位でばらつきを解釈することを可能にする。本講義では、分散と標準偏差の意味を確認するとともに、平均だけでは分布の特徴を十分に表せないことを理解する。さらに、確率変数に対して変換を行った場合に、分散や標準偏差がどのように扱われるかについても考察する。これにより、確率分布の広がりを適切に理解するための基礎を身につけることを目的とする。
キーワード
① 確率変数 ② 確率分布 ③ 確率変数の平均(期待値) ④ 確率変数の分散 ⑤ 確率変数の標準偏差
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
13
確率変数と確率分布2
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第13回では、代表的な確率分布である二項分布と正規分布について理解する。反復試行に基づく二項分布の特徴を整理し、離散的な現象を確率分布として捉える方法を学ぶ。また、正規分布の形状や性質を理解し、多くの現象に適用される理由を考察する。さらに、標準正規分布を用いて確率を求める方法を理解し、分布を通してデータのばらつきを評価する能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 136 - 156)
コマ主題細目
① 二項分布 ② 正規分布 ③ 正規分布と確率の計算
細目レベル
① 本講義では、離散型確率分布の代表例として、二項分布について理解する。二項分布は、ある試行を繰り返したときに、特定の結果が何回起こるかを表す確率分布であり、成功と失敗の2つの結果からなる反復試行を対象とする。本講義では、試行回数と成功確率によって分布の形が決まることを確認し、成功回数の確率がどのように変化するかを具体例を通して理解する。また、反復試行における確率の考え方と関連づけながら、確率変数の分布としての意味を把握する。これにより、離散的な現象を確率分布として捉え、その特徴を理解するための基礎的能力を身につけることを目的とする。
② 本講義では、連続型確率分布の代表例として、正規分布について理解する。正規分布は、平均を中心として左右対称の滑らかな形を持つ分布であり、多くの自然現象や測定データに現れる特徴的な分布である。本講義では、平均と標準偏差によって分布の位置と広がりが決まることを確認し、分布の形状がどのように変化するかを理解する。また、データが平均付近に集中し、離れるほど出現しにくくなるという性質にも着目し、確率分布としての特徴を把握する。これにより、連続的な変動を表す分布として正規分布を理解し、実際のデータとの関係を捉えるための基礎を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、正規分布に基づく確率の求め方について理解する。正規分布では、特定の値がとられる確率ではなく、ある範囲に入る確率として考える必要がある。本講義では、正規分布を標準化することで共通の基準に変換し、標準正規分布を用いて確率を求める考え方を学ぶ。また、平均からのずれに着目することで、データがどの程度の範囲に含まれるかを理解する方法についても確認する。さらに、確率表の利用の考え方にも触れ、数値を用いて分布の特徴を読み取る方法を理解する。これにより、正規分布を用いた確率の考え方を身につけ、データのばらつきを確率的に評価する基礎的能力を養うことを目的とする。
キーワード
① 二項分布 ② 反復試行 ③ 成功確率 ④ 正規分布 ⑤ 標準正規分布
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
14
データの収集:実験・観察・調査
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第14回では、データ収集の方法とその重要性について理解する。統計的問題解決の枠組みを踏まえ、データ収集が分析結果に与える影響を理解する。また、実験研究と観察研究の違いを整理し、因果関係の解釈における注意点を確認する。さらに、全数調査と標本調査の特徴を比較し、無作為抽出の重要性や偏りの問題を理解することで、信頼性の高いデータを得るための基礎的視点を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 157 - 173)
コマ主題細目
① 統計的問題解決におけるデータ収集 ② 実験研究と観察研究 ③ 全数調査と標本調査・無作為抽出
細目レベル
① 本講義では、統計的問題解決の過程におけるデータ収集の位置づけについて理解する。統計的な分析は、単に与えられたデータを処理するだけでなく、問題の設定からデータの収集、分析、解釈に至る一連の流れの中で行われる。本講義では、問題(Problem)、計画(Plan)、データ収集(Data)、分析(Analysis)、結論(Conclusion)からなるPPDACサイクルを取り上げ、統計的思考の枠組みを理解する。また、適切なデータ収集がその後の分析結果の信頼性に大きく影響することを確認し、目的に応じてどのようなデータを集めるべきかを考える視点を養う。これにより、統計を問題解決の道具として用いるための基礎的な理解を身につけることを目的とする。
② 本講義では、データ収集の方法として、実験研究と観察研究の違いについて理解する。実験研究は、条件を操作することで因果関係を明らかにしようとする方法であり、処理群と対照群を設定して比較を行うことが特徴である。一方、観察研究は、既に存在する状況を観察することでデータを収集し、現象の関連を明らかにする方法である。本講義では、これらの方法の違いとそれぞれの利点・限界について整理し、どのような場面でどの方法が適しているかを考察する。また、因果関係の解釈においてはデータ収集方法が重要な役割を果たすことを理解し、結果の読み取りにおける注意点についても検討する。これにより、データの背景を踏まえて分析結果を解釈するための基礎的視点を身につけることを目的とする。
③ 本講義では、全数調査と標本調査、および無作為抽出について理解する。全数調査は母集団のすべての対象を調べる方法であり、正確な情報を得られる一方で、時間や費用の面で制約が大きい場合がある。一方、標本調査は母集団の一部を抽出して調べる方法であり、効率的に全体の特徴を推測することが可能である。本講義では、母集団と標本の関係を整理し、標本が母集団を適切に代表することの重要性を理解する。また、標本の選び方によって結果に偏りが生じる可能性があることを確認し、その偏りを防ぐ方法として無作為抽出の考え方を学ぶ。さらに、標本誤差や非標本誤差にも触れ、データ収集に伴う不確実性について理解する。これにより、データの信頼性を適切に評価するための基礎的能力を身につけることを目的とする。
キーワード
① PPDACサイクル ② 実験研究 ③ 観察研究 ④ 全数調査 ⑤ 標本調査
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
15
統計的な推測
科目の中での位置付け
本科目の目的は、心理学におけるデータ分析の基礎となる統計的手法を体系的に理解することである。これは、心理学的な現象を客観的に捉え、データに基づいて適切に解釈するためには、統計的な知識と技能が不可欠であるためである。前期に開講される「心理データの基礎I」で学んだ基礎的な内容を踏まえ、本科目ではデータの要約、2変数の関係の分析、確率および確率分布、さらに統計的推測に至るまでを段階的に扱う。加えて、データ収集や解釈に関する留意点についても理解を深めることで、心理学におけるデータ分析を適切に行うための基礎的能力を身につけることを目的とする。
第15回では、統計的推測の基本について理解する。標本から母集団の特徴を推測する考え方を整理し、標本分布の意味を理解する。また、区間推定を用いて不確実性を伴う推定を行う方法を学び、推定の幅の解釈を理解する。さらに、仮説検定の手順と有意水準の考え方を学び、データに基づいて合理的な判断を行うための基礎的能力を身につける。
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書(pp. 174 - 195)
コマ主題細目
① 統計的な推測 ② 区間推定 ③ 仮説検定
細目レベル
① 本講義では、標本データから母集団の特徴を推測するという統計的推測の基本的な考え方について理解する。実際の分析では、母集団全体の情報を直接得ることが難しいため、標本を用いて母集団の性質を推測する必要がある。本講義では、標本と母集団の関係を整理するとともに、標本平均や標本比率がばらつきを持つことに着目し、同じ母集団からでも異なる標本が得られることを確認する。また、標本分布の考え方に触れ、標本から得られる統計量がどのように分布するかを理解する。これにより、データに基づいて母集団について推測するという統計の基本的枠組みを理解し、以降の推定や検定の基礎を身につけることを目的とする。
② 本講義では、母集団の値を推測する方法として、区間推定について理解する。区間推定は、母平均や母比率といった未知の値を1つの値で表すのではなく、ある範囲として表現する方法である。本講義では、標本から得られる情報には不確実性が伴うことを踏まえ、その不確実性を区間として表現する意義を理解する。また、信頼度(信頼係数)と信頼区間の関係について確認し、区間の幅が推定の精度をどのように反映しているかを考察する。これにより、推定を単なる数値としてではなく、幅を持った情報として捉える視点を養い、統計的な判断における不確実性の扱い方を理解することを目的とする。
③ 本講義では、統計的な判断の方法として、仮説検定について理解する。仮説検定は、ある仮説が妥当であるかどうかをデータに基づいて判断する手続きであり、帰無仮説と対立仮説の設定から始まる。本講義では、有意水準や棄却域といった基本的な概念を整理し、どのような基準で仮説を棄却するかを理解する。また、片側検定と両側検定の違いについても確認し、検定の目的に応じた使い分けを考察する。さらに、検定結果は確率的な判断であり、絶対的な結論ではないことに注意を向け、統計的な意思決定の限界についても理解する。これにより、データに基づいて合理的に判断するための基礎的な能力を身につけることを目的とする。
キーワード
① 母集団 ② 標本 ③ 標本分布 ④ 区間推定(信頼区間) ⑤ 仮説検定
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
復習・予習課題
■ 復習課題
各回の講義内容について、教科書の該当箇所を読み直し、用語や概念の理解を確認すること。また、該当する練習問題を解き、データの整理や解釈の手順を自ら再現できるかを確認する。さらに、講義の最後に実施する小テストの内容を見直し、誤答や理解が不十分であった点を整理することが重要である。また、生成AI等を活用して類似問題に取り組み、理解を定着させること。これらを通して、講義内容を単なる知識としてではなく、実際に活用できる技能として身につけることを目的とする。
■ 予習課題
次回の講義内容に対応する教科書の該当箇所を事前に読み、扱われる用語や概念の概要を把握しておくこと。また、図表や例題に目を通し、どのような内容が扱われるかを理解しておくことで、講義中の理解を深めることができる。さらに、不明な点や疑問点をあらかじめ整理しておくことで、講義をより主体的に受講することが望ましい。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
データの種類とグラフ表現を理解し、適切に活用できる
質的変数と量的変数の違いを理解し、それぞれに適した集計方法やグラフ表現を用いてデータの特徴を把握できる。また、クロス集計により複数の変数の関係を整理し、結果を解釈できる。さらに、目的に応じて適切なグラフを選択し、時系列データの変化を指数やグラフを用いて説明できる。
質的変数、量的変数、クロス集計、グラフ表現、幹葉図、レーダーチャート、積み上げ棒グラフ、時系列データ、指数
10
1-2
量的変数の要約方法を理解し、分布の特徴を把握できる
度数分布表やヒストグラムを用いてデータの分布を整理し、その特徴を読み取ることができる。また、分位数や5数要約を用いて分布を数値的に要約し、箱ひげ図を通して複数の分布を比較できる。さらに、散らばりの尺度を理解し、データの広がりを適切に評価できる。
度数分布、ヒストグラム、階級、相対度数、累積度数、分位数、四分位数、5数要約、箱ひげ図
10
3-4
1変数データの分析方法を理解し、分布の特徴を適切に評価できる
平均値・中央値・最頻値などの代表値の意味と使い分けを理解し、分布の中心を把握できる。また、分散や標準偏差などの散らばりの尺度を用いて分布の広がりを評価できる。さらに、変数変換や標準化、外れ値の考え方を理解し、データの特徴を多面的に捉えることができる。
平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差、変動係数、標準化、変数変換、外れ値、探索的データ解析
10
5-6
2変数データの分析方法を理解し、変数間の関係を適切に解釈できる
散布図やクロス集計を用いて2変数の関係を表現し、その特徴を把握できる。また、相関係数の意味を理解し、関係の強さや方向を適切に評価できる。さらに、相関と因果の違いや擬相関の可能性を理解し、関係の解釈における注意点を説明できる。
散布図、層別散布図、相関係数、共分散、正の相関、負の相関、無相関、擬相関、相関と因果、2変数データ
15
7-8
回帰分析の基本を理解し、2変数の関係をモデル化し予測に活用できる
説明変数と被説明変数の関係を理解し、回帰直線によってデータの関係を表現できる。また、最小二乗法の考え方を理解し、回帰直線がどのように決定されるかを説明できる。
回帰分析、回帰直線、説明変数、被説明変数、最小二乗法、残差、予測
10
9
確率の基本概念と計算方法を理解し、事象の関係を確率的に扱える
事象や確率の意味を理解し、等確率のもとで確率を求めることができる。また、事象の独立性や条件付き確率の考え方を理解し、事象の関係を整理して確率を計算できる。さらに、ベイズの定理を理解し、確率を用いて現象を解釈できる。
事象、確率、古典的確率、頻度確率、公理的確率、独立事象、条件付き確率、乗法定理、ベイズの定理、樹形図
15
10-11
確率変数と確率分布を理解し、分布の特徴を確率的に評価できる
確率変数と確率分布の関係を理解し、平均や分散を用いて分布の特徴を把握できる。また、二項分布や正規分布の性質を理解し、それぞれの分布の特徴を説明できる。さらに、標準正規分布を用いて確率を求める方法を理解し、分布を用いた確率計算ができる。
確率変数、確率分布、期待値、分散、標準偏差、二項分布、正規分布、標準正規分布、確率計算
10
12-13
データ収集の方法とその重要性を理解し、適切な調査設計を考えることができる
統計的問題解決の過程を理解し、データ収集の役割を説明できる。また、実験研究と観察研究の違いを理解し、因果関係の解釈における注意点を説明できる。さらに、全数調査と標本調査の違いを理解し、無作為抽出の必要性や偏りの問題について説明できる。
PPDACサイクル、実験研究、観察研究、処理群、対照群、母集団、標本、全数調査、無作為抽出、偏り
10
14
統計的推測の方法を理解し、データに基づいた推定と判断ができる
標本分布の考え方を理解し、標本から母集団の特徴を推測できる。また、区間推定を用いて不確実性を考慮した推定ができる。さらに、仮説検定の手順を理解し、有意水準に基づいて仮説の採否を判断できる。
統計的推測、標本分布、区間推定、信頼区間、信頼度、仮説検定、帰無仮説、対立仮説、有意水準、棄却域
10
15
評価方法
期末試験(100%)で評価する。
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
日本統計学会(編)(2020).改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析 東京図書
参考文献
実験・実習・教材費
統計検定3級受験料