区分
フィールド自然共通科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
自然と生物の専門知識
フィールド生物調査
環境データ解析
自然共生社会
カリキュラム・ポリシーとの関係
教養
分析思考
実践技能
フィールド間連携
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
フィールド自然学科は、自然と人間が共存できる社会を目指し、科学的知見に基づいた教育と研究を行っている。陸域・水域・農業の3つの分野についてくわしく学び、さらに統計データ解析や幅広い教養を育むカリキュラムを編成している。また、柔軟な考え方や実践的な提案をする力を育てるために、学科共通の授業や複数の分野に関わる授業も用意されている。これにより、幅広い視野を持ち、さまざまな課題に対応できる人材を育成する。
本科目において扱うのは、パーソナルコンピュータ(personal computer)(以下パソコン)やソフトウェア(software)の操作である。フィールド自然学科で扱う陸域・水域・農業の3つの分野において、パソコン等のデジタル技術の活用を避けることはできない。レポートや論文を作成する際には、文書作成ソフト操作は必須である。また、パソコンのデータ管理スキルは実験データの統計処理作業の効率や精度に影響する。さらに、生成AIの利用は、パソコンの操作上の技術向上に役立つだけでなく、各専門分野の基礎的な情報収集などにも活用できる。つまり、本科目で修得する内容は、フィールド自然学科で各専門分野を学ぶ上で最も基礎的な知識・技術のひとつとして位置づけることができる。
科目の目的
スマートフォンやパソコン等の情報通信技術(ICT: Information and Communication Technology)が日常生活に広く浸透している現在、情報通信技術の活用が必須である。しかし、スマートフォンの世帯保有率が80%を超え(総務省『令和3年版 情報通信白書』)、多くの人々が身近に情報通信技術に触れる環境でありながら、文書作成ソフトの操作に苦労する場面も少なくない。つまり、情報通信技術が普及しその活用が必須となっている一方、情報通信技術を十分に活用できているとは言えない状況である。
今日の大学生活や就職活動においても、情報通信技術の活用は必須である。たとえば、レポートや論文を作成する際には、文書作成ソフト操作が必要となる。また、就職活動においても、説明会参加申し込みから簡易試験受験までWeb上の操作だけで完結できるようになりつつある。また、近年生成AIの発達が著しく、Web上で誰もが利用できる環境になってきた。しかし、生成AIによって出力される結果には、信頼性が低い情報も含まれることや、差別的な情報を含むことがある。したがって、今後の日常生活や職場環境において、生成AIを上手に活用する技術が求められている。以上のことから、本科目では大学生活にも大学卒業後にも役立つことの多い情報機器としてパソコンを取りあげ、文書作成ソフトと生成AIの理解を中心にソフトウェア利用の習熟をはかる。
到達目標
《1》基礎I ハードウェアとソフトウェアの違いについて理解し、自身の利用するパソコンの基本構成を説明できる。
《2》基礎II Microsoft Word(以下「Word」)の様々な基本的な機能(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)を利用できる。
《3》応用I Wordの応用的な機能(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を駆使し、レポート等の文章の質を高めることができる。
《4》応用II Web上から生成AIなどを用いて必要な情報を取得しつつ、その情報の信憑性を精査できる。
《5》発展I 図表の掲載を含み、章節構造をもったレポート等の文書を、Wordを用いて作成することができる。
科目の概要
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME(Input Method Editor:入力方式エディター)、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
科目のキーワード
パソコンの基本構成(基本/応用ソフトウェア、ファイルシステム)-第1回、第3回
Windowsの入力環境(キーボード、IME)-第2回~第5回
情報活用(インターネット環境、生成AI)-第6回~第7回
Wordの使い方(文字・段落、セクション、図表、レベル、アウトラインモード)-第8回~第15回
授業の展開方法
本科目では、演習を中心として授業を展開する。毎回の授業では、Wordで作成されたオリジナルテキスト(PDF版)を配布し、その内容に沿って授業を進める。テキストは、コマシラバスの「コマ主題細目」に対応した章立てとなっている。授業の最初の10分間では、当該回で取り扱う内容の全体像を概観し、そのコマで学習すべき重要事項や学習のポイントを明示する。続く60分間では、コマ主題細目に沿って、まず講師が主題となるソフトウェア機能の目的、特徴、効果を概説する。それを踏まえて学生各自がテキストに掲載のパソコン操作画面に沿って操作を行うという手順で行う。そのため、各自ノートパソコン持参のうえでの授業参加を求める。これを授業回ごとに繰り返すことで、知識を段階的に積み重ね、系統的な理解へと導く。授業の終盤10分間には、その回の内容全体を振り返り、学んだことを整理する。最後に小テストを実施し、理解度を客観的に確認したうえで、解答と解説をおこなう。授業終了後には、次回までに復習をおこなうことが求められる。テキストの解説や練習問題を見直すだけでなく、ChatGPTを活用して、自ら20問程度の練習問題を作成・解答することで理解を深める。さらに、その解答と解説を確認することで、より確実に知識を定着させる。
オフィス・アワー
松原慧:【前期】
情報リテラシーⅠ金曜5限
農業基礎演習月曜4限
基礎ゼミナールⅠ木曜4限
【後期】
情報リテラシーⅡ金曜5限
農業基礎演習Ⅱ月曜5限
基礎ゼミナールⅡ火曜5限
昆虫生態学水曜5限
中島琢自:※指定時間以外に希望する場合、時間を調整するのでメールなどでご連絡ください。
【前期】
環境と微生物
基礎ゼミナールⅠ
微生物利用学
全科目:火曜1限、水曜昼~5限、木曜2限、金曜4限
【後期】
地域産業学
基礎ゼミナールⅡ
基礎微生物学演習
全科目:月曜5限、火曜1限、木曜4・5限、金曜4限
吉田弥生:【前期】
自然共生社会
基礎ゼミナールⅠ
海の大型動物生態学
全科目:月曜~金曜の5限
【後期】
動物行動観察演習A・B
基礎ゼミナールⅡ
環境共生型社会のデザイン
動物行動学
全科目:月曜~金曜の5限
科目コード
TC1011
学年・期
1年・前期
科目名
情報リテラシーⅠ
単位数
2
授業形態
演習
必修・選択
必修
学習時間
【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目
展開科目
関連資格
担当教員名
松原慧・中島琢自・吉田弥生
回
主題
コマシラバス項目
内容
教材・教具
1
「情報リテラシーⅠ」の概要(【パソコンの基礎】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第1回の授業では、本科目全体の流れとパソコンの構成要素について理解する。まず、本科目の授業について、科目意義、到達目標、期待できる成果、全15回の授業展開を確認する。また、各回の授業内容が期末試験の出題とどのような関係になっているのか、期末試験に合格するためには何をどのくらい学習しておけばよいのか、その目安を理解する。パソコンの構成要素については、入力装置・出力装置の日常的な使用方法の他、パソコン操作に困らない程度に基本ソフトウェア(オペレーティングシステムoperating system)と応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェアapplication software)の関係を理解する。
◆コマ主題細目①
・第1回テキスト「『情報リテラシーⅠ』の概要」 第1節「情報通信技術の社会浸透」
◆コマ主題細目②
・第1回テキスト「『情報リテラシーⅠ』の概要」 第2節「本科目の全体像」
◆コマ主題細目③
・第1回テキスト「『情報リテラシーⅠ』の概要」 第3節「パソコン実機の構成要素」
コマ主題細目
① 情報通信技術の社会浸透 ② 本科目の全体像 ③ パソコンの構成要素
細目レベル
① 情報通信技術が社会に広く浸透していることは日頃スマートフォンに触れ、インターネットを利用するなかで実感できることではある。実際に、社会全体の動向としてどれほどスマートフォン等の情報通信技術が普及しているか、企業の現場では情報通信技術の活用能力がどれほど求められているかについては、広く浸透されつつある。そこで、いくつかの社会調査結果を参照しながら、情報通信技術の国内浸透の程度、現場で求められる情報通信技術の活用能力について改めて確認する。とくに、具体的にどのようなソフトウェアや生成AIの活用能力が企業の現場で求められているかを把握することが重要である。さらに、今後の大学生活のなかで、どのような場面でどのようなソフトウェアや生成AIの活用が求められるのかについてもひととおり確認する。ここで学修するのは、情報通信着j通の国内浸透の程度と具体的なソフトウェアの種類まで。
② 本科目では大学生活にも就職後実務にも役立つことの多い情報機器としてパソコンを取りあげ、Wordの理解を中心にソフトウェア利用の習熟をはかる。学修内容は大きく三段階で展開する。第1回から第5回まではまずパソコンを構成する要素の理解を主題とする。6回と第7回では、Web環境における情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術を修得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について取り組む。当回テキストに記載された計15回の展開を参照しながら、各回の概要、期末試験配点とともに、各回で何を学修するのか、毎回どのくらいの予復習が必要なのか、期末試験前にはどの程度の復習が必要になるのか等、学習活動の目安を確認する。ここで学修するのは、パソコンの基本構成の理解からWord操作の習熟、さらにWeb環境と関連法令の基礎理解、および各回の学修内容と学習活動の目安の把握まで。
③ 実習で使用するパソコンの構成要素には、ハードウェアとソフトウェアがあるが、どちらも本科目の履修に必要な範囲に限定して理解する。ハードウェアは、今後の実習で使用頻度の高い入力装置としてキーボード、タッチパッド、マウスを取りあげ、それぞれの用途と使い方を確認する。とくにパソコン操作に不慣れな場合には最初はタッチパッドよりもマウスのほうが使いやすいことに注意する。出力装置としては液晶、プリンタを取りあげる。補助記憶装置としては、SSD(ソリッドステートドライブ Solid State Drive)、HDD(ハードディスクドライブ Hard Disc Drive)とUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)のみをとりあげる。ノートパソコンにはSSD、ハードディスクのいずれかが内蔵されており、実習中にダウンロードしたデータや作成したデータの保存先として用いることができる。USBメモリ等の外部補助記憶装置は、容易に取り外し可能なため、パソコン間でデータを共有、移動する場合の手軽な手段となる。さらに、パソコンの構成要素にはソフトウェアも含まれる。ソフトウェアには基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)と応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)がある。基本ソフトウェアは、応用ソフトウェアが動作するための基盤をなす。そのため、異なる応用ソフトウェアであっても同じ基本ソフトウェア上で動作するものは、操作方法や画面構成(ユーザーインターフェイスuser interface)が類似するものも多い。本科目で使用するパソコンの場合、Windows11が基本ソフトウェアに該当する。また、各自のノートパソコンにインストールされた応用ソフトウェアにはMicrosoft365のソフト群があり、そのひとつが本科目で扱うWordである。以上のように、オペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェアの関係を理解する。ここで学修するのは、実習で使用するパソコンについて、履修に必要な範囲に限定したハードウェアの構成要素とその用途、ならびに基本ソフトウェア(Windows11)と応用ソフトウェア(Microsoft365・Word)の関係の理解まで。
キーワード
① 情報通信技術(ICT) ② 入力・出力装置 ③ 補助記憶装置 ④ Windows ⑤ アプリケーションソフトウェア
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
本科目の半分は、本科目が必要となる社会的背景、科目概要、計15回の授業展開、各回の内容と期末試験との関係を確認するものであった。復習の際には、15回の展開がどのような段階に分かれ、それぞれ何を主題とするのか、期末試験では最終的にどういった設問に対応しなければならないのかをもう一度確認しておく。残り半分は、パソコンを構成する要素として、ハードウェア(入力装置、出力装置、補助記憶装置)、基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)、応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)扱った。ICT特有の用語がいくつも登場しているので、テキストを参照してそれぞれの意味と関係性を整理しておく。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
Windowsのスタート画面で、Windowsの起動・終了、アプリケーションソフトウェアの起動・終了の操作を確認しておく。
2
Windowsの日本語入力環境(1)(【パソコンの入力装置】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第2回の授業ではパソコンの構成要素についてさらに掘り下げて学修する。ここで扱う要素はキーボードとWindowsの日本語入力環境IMEである。まずはキーボード上の主なキー配置、打鍵時の指位置、打鍵の練習方法を確認し、キーボード操作に慣れる。次にWindowsにおけるIMEの役割を確認したうえでIMEによる文字入力の練習を行う。最終的に、全角文字、半角文字、ひらがな、カタカナ、漢字等の様々な文字種の文字を円滑に入力できることを目指す。
◆コマ主題細目①
・第2回テキスト「Windowsの日本語入力環境(1)」 第1節「キーボードのキー配置」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、p.8
◆コマ主題細目②
・第2回テキスト「Windowsの日本語入力環境(1)」 第2節「Windowsの日本語入力環境とIME」
◆コマ主題細目③
・第2回テキスト「Windowsの日本語入力環境(1)」 第3節「色々な文字種の入力」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.56-61, 78-79
コマ主題細目
① キーボードのキー配置 ② Windowsの日本語入力環境とIME ③ 様々な文字種の入力
細目レベル
① Wordで思う通りの文章を作成できるようになるには前提としてスムーズなキーボード打鍵が欠かせない。高校までの授業でそれなりに打鍵できる学生もいるかもしれないが、キーボード上のキー配置や打鍵時の指位置を正しく把握すればキー入力速度を向上させることができる。そこでまずテキストを参照してキーボード上の主要なキーの位置を確認する。少なくとも、ファンクションキー、テンキー、半角/全角キー、Tabキー、Shiftキー、Ctrlキー、Altキー、FNキー、アルファベットキー、数字キー、カーソルキーの位置を確認する。次に、同じくテキストを参照して打鍵時の指の正しい置き方を確認する。テキストに掲載の図を参考に各自で指の置き方をキーボード上で確認し、打鍵練習ソフトで試行する。ここで学修するのは、Wordによる文章作成の前提として、キーボードの主要キー配置と正しい指位置を理解し、打鍵練習によって入力速度を向上させることまで。
② Windows上で全角文字や特殊な記号を入力するにはIMEを用いる必要がある。IMEは、Windows上で動作する他のアプリケーションソフトウェアから独立であると同時に併用できる。したがって、アプリケーションソフトウェア上の文字入力(全角文字や特殊な記号の入力)はすべてIMEによって実現することができる。WindowsにおけるIMEのこのような特殊な位置づけを理解したうえで、パソコンでアプリケーションソフトウェアを起動し、その上でローマ字入力とかな入力の違いに注意しながら文字入力を試す。また、IMEには文字入力以外にも様々な機能がある。他の主要な機能についてはテキストで概観する。ここで学修するのは、WindowsにおけるIMEの役割と位置づけを理解したうえで、ローマ字入力・かな入力の違いやIMEの起動・停止操作、文字入力以外の主要機能の把握まで。
③ パソコン上では、全角/半角のようにそこで入力される文字に独特の分類体系が存在する。テキストに掲載された表をもとにパソコンで扱われる文字の種類と分類体系(半角カタカナ、全角カタカナ、全角ひらがな、半角英数字、全角英数字等)を整理し、そのなかでIMEを使わなくても入力できる文字種、使わないと入力できない文字種を判別する。次に、パソコンでWordを起動し、IMEの入力モード切替操作を確認する。次に、Word上で半角カタカナ、全角カタカナ、全角ひらがな、半角英数字、全角英数字、大文字英字、小文字英字等の様々な文字種の入力を試す。最後に、Word上で文書をファイルとして保存する方法、保存したファイルを開く方法についても確認する。ここで学修するのは、パソコンにおける文字の分類体系とIME使用の要否を理解し、Word上で各種文字種の入力操作および文書の保存・再読込方法を習得することまで。
キーワード
① ホームポジション ② IME(Input Method Editor) ③ Shift(シフト)キー ④ 文字種 ⑤ 全角/半角
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
本コマでは、キーボード上のキー配置、打鍵時の指位置、文字種の分類、IMEによる入力操作と多岐に渡る内容を扱ったため整理が必要である。授業で扱った順序にしたがって、テキストを参照しながらパソコン上で確認していけば復習しやすい。まず、キーボード上のキー配置、打鍵時の指位置をテキストの説明とパソコン上を照らしながら再度確認する。さらに、テキストを参照して、IMEを使わなくても入力できる文字種、使わないと入力できない文字種(全角カタカナ、全角ひらがな、漢字、全角英数字等)をもう一度整理する。最後に、様々な文字種の文字を入力する練習を行い、少し慣れてきたら打鍵練習ソフトを用いて文字入力の反復練習を行っておく。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
次回コマでは漢字変換に伴う各種の操作を扱うため、次回コマの参考文献の該当範囲に目を通しておくとよい。
3
Windowsの日本語入力環境(2)(【パソコンでの漢字入力】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第3回目の授業も引き続きパソコンの構成要素について学修する。前回の授業でIMEを用いて様々な文字種を入力する方法を修得した。ここではさらに進めて、入力した文字を目的に応じて正しい漢字等に変換する方法を学修する。とくに漢字変換は、正しい漢字を表示させるまでに複雑なプロセスを経る場合がある。したがって、まず漢字変換の諸段階とそれぞれで実行可能な操作を整理し、漢字変換操作を行った後の各種操作(対象文節の移動、漢字候補の選択、後変換)の操作方法を確認する。最後に文節の長短を調整して正しい漢字に再変換する操作についても確認する。
◆コマ主題細目①
・第3回テキスト「Windowsの日本語入力環境(2)」 第1節「文字入力の諸段階」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.60-63
◆コマ主題細目②
・第3回テキスト「Windowsの日本語入力環境(2)」 第2節「文字入力と変換操作」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.62,72-73
◆コマ主題細目③
・第3回テキスト「Windowsの日本語入力環境(2)」 第3節「文節長操作」
コマ主題細目
① 文字入力の諸段階 ② 文字入力と変換操作 ③ 文節長操作
細目レベル
① IMEを用いた漢字入力操作には複数の段階がある。まず文字入力の段階があり、変換前の段階である。次に変換操作によって入力された文字が、文節に区切られるとともにそれぞれ漢字に変換される段階がある。この段階でも、なお漢字入力は完了しておらず未確定の状態であり、その後確定操作を行うことによってようやく漢字入力が完了する。この諸段階を理解しておかなければならないのは、段階によって可能な操作が異なるからである。入力文字の修正は未変換段階でないと行えず、文節の長さの変更は変換後の文節が区切られた状態でないと行えない。漢字候補の変更も未変換段階では行えず、変換後の文節が区切られた状態でのみ可能である。このように、漢字入力操作の諸段階は複雑である。テキストに掲載の図表を参照しながら、それら諸段階と各段階で可能な操作を合わせて理解する。ここで学修するのは、IMEによる漢字入力の各段階(未変換・変換・未確定・確定)と、それぞれの段階で可能となる操作内容の理解まで。
② 文字を入力した後に変換操作を行うことで、入力された文字は文節に区切られ漢字に変換される。したがって、変換をした後の段階では文節単位で、対象文節の移動、漢字候補の選択、後変換の操作が可能となる。この段階で特定の文節に含まれる漢字に誤変換があった場合は、対象文節を目的の位置に移動した後で漢字候補の選択を行う必要がある。また、漢字ではなく英数字やカタカナに変換したい場合は、後変換操作が必要となる。このように、変換後段階での文節単位で可能な各種操作について、それぞれの目的と実際の操作方法を理解する。授業ではテキストで各種操作の目的と操作方法を整理したうえで、パソコンを用いて漢字変換および文節単位の操作を繰り返し練習する。ここで学修するのは、IMEの変換後段階において文節単位で行える移動・漢字候補選択・後変換など各種操作の目的と具体的な操作方法の理解と習熟まで。
③ 文字入力後に変換操作を行い文節単位に分割した後は、前述の文節単位の操作を行うことができる。しかし、文節の区切りが意図するところと異なり、文字が誤字に変換されている場合は文節の長短を調節し、そのあとでもう一度、変換操作を行う必要がある。テキストに取りあげた、文節長が原因で誤変換を起こしている例をもとに、対象文節を移動して文節の長さを変更し、再変換を行い、目的の漢字に修正するまでの一連の操作を把握する。各自のパソコンでもこの一連の操作を繰り返し練習する。最後に、文字入力から漢字変換、漢字候補選択、後変換、文節長調整から入力確定までの全操作を総括し、実機で2、3回繰り返して確認する。ここで学修するのは、IMEによる漢字入力において文節長の調整と再変換を含む一連の操作を理解し、文字入力から入力確定までの全体的な流れを実践的に習熟することまで。
キーワード
① 文字入力 ② 文節 ③ 漢字候補選択 ④ 後変換 ⑤ 文節長
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
IMEによる日本語入力の操作は、Wordで文書を作成する以外でもWindows環境で全角文字を入力したい場面では必須である。そこで、今回と前回の授業で扱った内容(全角カタカナ、全角ひらがな、全角英数字等の様々な文字種の文字入力操作、および、文字入力から漢字変換、漢字候補選択、後変換、文節長調整までの一連の操作)について、テキストで確認しておくだけでなく各自で反復練習しておく。また、打鍵練習ソフトによる文字入力練習も行っておく。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
次コマではWindows環境におけるファイル管理を扱う。パソコンの操作はもちろん、その前提となる知識として、Windows環境におけるファイルシステムと補助記憶装置の関係まで踏みこんで学修するため、とくにパソコンでフォルダを作成したり、ファイルを保存したりといった操作に不慣れな学生は、参考文献の該当箇所に目を通しておくとよい。
4
Windowsのファイルシステム(【パソコンの基礎2】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第4回目の授業も引き続きパソコンの構成要素について学修する。前回までの授業でWindowsの日本語入力機能は一通り学修できたので、今回はファイルの保存や移動にかかわるWindowsのファイルシステムについて理解を深める。具体的には、Windowsのファイルシステムによって規定された一連のファイル操作(フォルダの作成、ファイルの保存、ファイルの移動、ファイルの削除、ゴミ箱の管理)について操作を交えながら学修する。
◆コマ主題細目①
・第4回テキスト「Windowsのファイルシステム」 第1節「Windowsのファイルシステム」
◆コマ主題細目②
・第4回テキスト「Windowsのファイルシステム」 第2節「エクスプローラ」
◆コマ主題細目③
・第4回テキスト「Windowsのファイルシステム」 第3節「ファイル操作」
コマ主題細目
① Windowsのファイルシステム ② エクスプローラ ③ ファイル操作
細目レベル
① ファイルシステムの機能と補助記憶装置との関係について理解を深める。補助記憶装置(SSD、ハードディスク等)は電源停止後もデータを保存するために不可欠な装置である。Windows上でユーザーが補助記憶装置にデータを保存したり、データを削除したりする場合は、オペレーティングシステムのファイルシステムを介在させる必要がある。ファイルシステムを介することで、単にファイルを保存するのではなく、ドライブ、フォルダ、ファイルからなる階層的構造のなかに位置づけ保存することができる。この仕組みについて確認する。さらに、ファイルシステムはオペレーティングシステムによって異なり互換性が低いため、他のパソコンとの間でデータの移動やコピーを行いたい場合は、特殊なフォーマットを施したUSBメモリを用いる必要がある点についても理解する。ここで学修するのは、補助記憶装置とWindowsのファイルシステムの関係を理解し、ドライブ・フォルダ・ファイルによる階層構造でのデータ管理の仕組みと、他のパソコンとのデータ移動時における互換性の注意点の把握まで。
② 実際にドライブ、フォルダ、ファイルを操作するにはそのためのアプリケーションソフトウェア(シェルshell)が必要となる。Windowsの場合、それに該当するのはエクスプローラである。エクスプローラを操作するにあたっては、表示オプションを設定し、ファイルの拡張子や詳細情報を表示させるかどうかを調整することができる。授業で用いるパソコンでは、拡張子を表示させ、詳細情報を表示するように設定しておく。そのように設定したうえで、パソコン上にドライブがひとつ存在し、「C」のドライブレター(drive letter)が割り当てられていることを確認する。Cドライブのなかには「Windows」フォルダ等を始めとする主要なフォルダが作成されており、それらのフォルダのなかにはファイルだけでなく、再びフォルダが存在することや、入れ子になったフォルダのなかにようやくファイルが存在することもある。そのような階層構造が形成されていること、拡張子によってファイルの種類が判別できることを確認する。ここで学修するのは、Windowsのエクスプローラを用いたドライブ・フォルダ・ファイル操作の基本として、表示設定、拡張子の確認、およびCドライブ内に形成される階層構造とファイル種別の判別方法の理解まで。
③ パソコン上でファイルシステムを介した一連の操作を行う。Cドライブ上に新たに練習用のフォルダを作成し、その内部にフォルダを作成する、ファイルを作成する、ファイルを移動する、ファイルを削除する等の操作を反復練習する。ファイルの移動は、切り取りと貼り付けの二つの操作によって実現することに注意する。なお、ファイルの削除は、削除=消失ではなく、ゴミ箱に移動するだけであり、ゴミ箱から「元に戻す」操作を行うことですぐに元の場所に戻すことができる。さらにゴミ箱から削除した場合、これもエクスプローラ上では消失したように見えるが、実際には補助記憶装置上にまだ存在していることが珍しくなく、特殊なアプリケーションソフトウェアによって復元することもできる。こういった特性についても理解する。ここで学修するのは、Windowsのファイルシステムを介したフォルダやファイルの作成・移動・削除といった基本操作を実践し、削除やゴミ箱の仕組みとデータ消失の特性を理解することまで。
キーワード
① ファイルシステム ② 補助記憶装置 ③ エクスプローラ ④ ドライブ ⑤ フォルダ
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
Windows上でファイルを補助記憶装置に保存するにはファイルシステムを介する必要がある。ファイルシステムを介することで、ファイルを単に保存するのではなく、ドライブ、フォルダ、ファイルの階層構造のなかに保存することができる。このように、補助記憶装置とファイルシステムの関係を正しく理解できるようにテキストの内容をもう一度確認しておく。さらに、パソコン上でエクスプローラを用いて、ドライブの視認、フォルダの作成、ファイルの作成、ファイルの移動、ファイルの削除の一連の操作や、ゴミ箱の特性や拡張子の仕組みについてもテキストの該当箇所を参照して確認しておく。また、パソコンの操作に不慣れな者は、打鍵練習ソフトによる文字入力練習も続けておく。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
次コマでは、パソコンの構成要素としてこれまでに扱ってきた内容(ハードウェア、ソフトウェア、日本語入力環境、ファイルシステム)を踏まえて、Word文書上で文字を入力し、その結果をファイルとしてフォルダに保存する練習を行う。
5
文字入力演習(【パソコンでの文書作成の基礎】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第5回の授業では、これまでに学修した日本語入力やファイル操作の知識をもとに、パソコン操作による演習を行うとともに、文章作成の際に役立つ補足的な機能として単語登録と音声入力の利用方法についても学修する。テキストに用意された文字を、IMEを利用して入力し、さらに入力した文字を修正する演習を行う。そのうえで、IMEの単語登録機能とWord音声入力機能の利用方法を、パソコン操作を交えて確認する。
◆コマ主題細目①
・第5回テキスト「文字入力演習」 第1節「入力文字の編集」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.118-125
◆コマ主題細目②
・第5回テキスト「文字入力演習」 第2節「文字入力の練習」
◆コマ主題細目③
・第5回テキスト「文字入力演習」 第3節「単語登録・音声入力の利用」
コマ主題細目
① 入力文字の編集 ② 文字入力の練習 ③ 単語登録・音声入力の利用
細目レベル
① 入力した文字を編集する複数の方法について学修する。入力した文字を修正する方法は複数存在し、入力文字確定前の段階であれば、変換後の文字を変換前文字に戻す操作を行うことによって入力文字を変換前の段階に戻すことができる。そのため、入力文字の修正(削除、追加)を行うことができる。さらに入力文字確定後の段階であれば、Word上の上書き、切り取り、貼り付けの操作によって入力した文字を修正することができる。入力文字確定前の段階から修正を行う場合は、変換後の文節区切りが完了した段階と変換前の文字を入力しただけの段階では、可能な操作が異なるため両者を区別する必要がある。入力文字を削除したり追加したりするためには、変換後の文節区切りが完了した段階から、変換前の文字を入力しただけの段階へと状態を戻す必要がある。この点に注意しながら、入力文字確定前の段階で入力文字を修正する方法を学修する。ここで学修するのは、文字入力の確定前後における編集方法の違いを理解し、IMEの状態に応じた入力文字の修正操作とWord上での編集操作を適切に使い分けられるようになることまで。
② まず、第3回、第4回のテキストを見直し、キーボード上の各キーに置く指の配置、文字入力から漢字変換し、入力文字を確定するまでの一連の操作を確認する。キーボード上の各キーに配置する指は、数回の授業を経て異なる習慣が身についてきている可能性が高いため念入りにチェックする。文字入力から漢字変換までの処理は複数の段階を経るため、各段階で必要な操作と操作結果についてひとつひとつをもう一度確認する。そのうえで、テキストに用意された演習問題に含まれるそれぞれの文章例に合わせて、同じ文章をWord上で文字入力し、漢字変換して完成させる演習を行う。カタカナや英数字の入力については入力文字種を変更する方法と後変換を利用する方法があるが、後者の方法を中心に学修する。ここで学修するのは、キーボードの指配置と文字入力から漢字変換・確定までの操作手順を再確認し、Word上で演習問題を用いて後変換を中心とした文字入力・変換操作を実践的に習熟することまで。
③ IMEの単語登録機能とWordの音声文字入力機能について学修する。IMEには単語を登録する機能があり、元々の辞書にはない語で使用頻度の高い専門用語がある場合、単語登録しておくことで変換候補に追加することができる。他にも頻繁な入力機会のある自分のメールアドレスを自分の氏名のふりがなに結びつけて登録しておくことで、メールアドレスの入力を容易にするような利用方法がある。授業では、メールアドレスの登録を行う練習を行う。また、Wordには音声入力の機能がサポートされており、簡単な設定でマイクを介した音声入力を行うことができる。間を開けた音声発出を入力時に句読点として認識させるかどうかを設定することもできる。IMEの変換精度に劣る音声入力機能だが、テキストで操作方法を確認したうえで、テキストに記載の例文を読み上げ、文字を音声入力する練習を行う。ここで学修するのは、IMEの単語登録機能による効率的な文字入力方法と、Wordの音声文字入力機能の設定および基本的な利用方法の理解と実践まで。
キーワード
① 確定 ② 変換前戻し ③ 切り取り・貼り付け ④ 単語登録 ⑤ 音声入力
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業では、第4回までの授業で扱ってきたパソコンの構成要素の総括を行った。次回授業からはここまでの知識を前提として先の単元に進むため、IMEによる日本語入力の操作、入力文字の編集操作、Windows上のフォルダ・ファイル操作をここできちんと修得しておかなければならない。そこで、今日のテキストに記載の演習問題にもう一度取り組み再度確認をしておく。また、パソコン操作に不慣れな者は打鍵練習ソフトによる文字入力練習も継続する。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
次回の授業は、Webの情報活用について学ぶ。検索サイトの利用、Webページの閲覧、ファイルのダウンロード等、Web環境を利用するために必要な基本的な知識から扱う。また、検索サイトにおける複合検索、Webページの「お気に入り」登録、Webページからのファイルのダウンロードといった点についても練習する。さらに、生成AIの種類について概説し、その活用方法について実際に各実機で操作してもらいながら基本的な知識を身に着ける。
6
情報活用と生成AI(【情報活用の基礎】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
第6回の授業では、検索サイトの利用、Webページの閲覧、ファイルのダウンロード等、Web環境を利用するために必要な基本的な知識を修得する。また、検索サイトにおける複合検索、Webページの「お気に入り」登録、Webページからのファイルのダウンロードまでを学修する。さらに、生成AIの種類について概説し、その活用方法について基本的な知識を習得する。
◆コマ主題細目①
・第6回テキスト「情報活用と生成AI」 第1節「Webページの閲覧」
◆コマ主題細目②
・第6回テキスト「情報活用と生成AI」 第2節「Webページの検索とデータのダウンロード」
◆コマ主題細目③
・第6回テキスト「情報活用と生成AI」 第3節「生成AIの利用(1) -種類とその使い方-」
コマ主題細目
① Webページの閲覧 ② Webページの検索とデータのダウンロード ③ 生成AIの利用(1) -種類とその使い方-
細目レベル
① Web環境の実体は、Webサーバとブラウザとの間の通信であり、Webサーバに保存されたWebページをブラウザが取得して閲覧することによって成立する。代表的なブラウザには、GoogleのChromeの他、AppleのSafari、MicrosoftのMicrosoft Edge、MozillaのFirefox等があり、Chrome、Firefoxには大量のプラグイン(拡張機能)が用意されており、用途に合ったプラグインを組みこんでおくことでブラウザの機能を様々に拡張することができる。他方、Webページにはハイパーリンク(hyperlink)という仕組みがあり、いわゆる「リンク」をクリックすることにより、他のWebページにジャンプすることができる。ChromeからいくつかのWebページにアクセスを行い、内容の閲覧やリンクによりジャンプする操作を実習する。ここで学修するのは、Webサーバとブラウザによって成立するWeb環境の仕組みを理解し、代表的なブラウザの特徴や拡張機能、ハイパーリンクを用いたWebページ閲覧操作を実践することまで。
② Googleの検索サイトを利用して目的のWebページを探し出し、そこからデータをダウンロードするまでの作業を確認する。Googleの検索サイトは簡単に利用できるようで意外と複雑であり、検索キーワードの入れ方には複雑なルールがある。テキストに記載の、AND検索、OR検索等の複合的な検索を行うための検索キーワードの入力ルールを確認する。各自パソコン上で何度か検索操作を行い、得られる検索結果を確認する。次に、有益な情報を掲載しているWebページが見つかれば、そのWebページを「お気に入り」に登録する操作を確認する。最後に、Webページ上におかれているデータ(ファイル)をパソコン内にダウンロードし、各自のパソコン内のダウンロード先から当該ファイルを開くまでの操作を確認する。ここで学修するのは、Google検索における検索キーワードの入力ルールを理解し、目的のWebページの探索からお気に入り登録、データのダウンロードおよび保存ファイルの確認までの一連の操作を行えるようになることまで。
③ 生成AIは、テキストや画像、音声、動画など多様なコンテンツを自動生成する技術の一つである。ChatGPTのような言語モデルでは、AIに対してプロンプト(「何をしてほしいか」を具体的に指示する入力文)を与えることで、使用者はAIが学習した膨大な情報量の中から必要な情報を得ることができる。各自で自由にプロンプトを設計し、生成AIが出力する結果を確認する。しかし、生成AIの精度は完璧ではなく、場合によっては信頼性が低い情報が出力されたり、差別的な情報が出力されたりする恐れがある。生成AIの使用において注意すべき点を概説した後、実際に様々なプロンプトを設計し、プロンプトを変えることで生成AIが出力する結果も変わることを確認する。ここで学修するのは、生成AIの基本的な仕組みとプロンプト設計の考え方を理解し、出力結果の変化を確認するとともに、生成AI利用時の注意点を把握することまで。
キーワード
① Webサーバ ② Webページ ③ ブラウザ ④ 複合検索 ⑤ 生成AI
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業では二つの点を扱った。まず、ブラウザを用いた操作(Webページの閲覧、検索サイトの利用、「お気に入り」登録、ファイルのダウンロード)、次に生成AIの利用であった。前半に扱ったブラウザ用いた操作は、検索キーワードの複合検索を除けば日常生活のなかで頻繁に行っている可能性が高い。これまでの日常生活の中で実施していたブラウザ検索が、適切・効率的であったかを振り返り、複合検索のルールを中心にテキストをよく読み確認しておく。後半に扱った生成AIについても、その生成結果を日常的に目に触れる機会も多く、中には自ら使用していた者もいるだろう。生成AIを効果的に利用するために、適切な生成AIの種類を選択すること、適切なプロンプトを設計することについて、テキストをよく確認しておく。生成AIを用いた復習方法を実施し、授業内容の理解を深める。
◆次回授業の予習
次回授業では、引き続き生成AIの効果的な利用方法について扱う。第6回で生成AIの基本的な利用方法は修得したが、より効果的に利用するためには、プロンプトを工夫して設計する必要がある。出力結果に誤情報が含まれないようにしたり、必要な情報のみを的確に出力させたりするためには、どのようなプロンプトが適切かを、ChatGPTに質問して出力結果を確認しておく。また、Web検索や生成AIを利用する上で、様々なリスクが生じる。具体的にどのようなリスクが生じるかを生成AIに質問して出力結果を確認しておく。
7
情報社会におけるリスクと関連法令(【情報活用における注意点】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業では、ブラウザによるWebページ閲覧方法、および生成AIの基礎的な利用方法を学修した。今回の授業はさらに進めて、効果的に生成AIを利用するために、プロンプトを工夫して設計する技術を習得する。また、インターネットとWebに関する最後に締めくくりとして、情報社会のリスクと関連法令の基礎知識について学修する。
◆コマ主題細目①
・第7回テキスト「情報社会におけるリスクと関連法令」 第1節「生成AIの利用(2) -プロンプトの工夫-」
◆コマ主題細目②
・第7回テキスト「情報社会におけるリスクと関連法令」 第2節「生成AIの活用演習」
◆コマ主題細目③
・第7回テキスト「情報社会におけるリスクと関連法令」 第3節「情報社会におけるリスクと関連法令」
コマ主題細目
① 生成AIの利用(2) -プロンプトの工夫- ② 生成AIの活用演習 ③ 情報社会におけるリスクと関連法令
細目レベル
① 生成AIは、場合によっては信頼性が低い情報が出力したり、差別的な情報が出力したりするなどの恐れがある。また、使用者が求めている情報とは異なる情報を出力されることもある。このような問題点を解消するためには、適切なプロンプトを設計する必要がある。実際に様々なプロンプトを生成AIに与えて出力させることで、使用者がプロンプトを変えることで生成AIの出力結果が変わることを確認する。より具体的な情報を与えたり、AIが生成をする際に用いる情報を限定したりすることで、出力結果の精度が高まりやすいことを理解する。ここで学修するのは、生成AIの問題点を踏まえつつ、プロンプトの具体化や条件設定によって出力結果の精度を高めるためのプロンプト設計方法の理解まで。
② 具体的な生成AIの活用方法について概説する。本学では各科目の毎回のコマで小テストを実施している。この小テストは、各回の学修内容を把握し、知識・技術の定着の一助となる。期末テストに向けた勉学においても、毎回の小テストを復習することは重要な役割を果たす。しかし、より学習内容を深く理解するためには、毎回与えられる小テストのみでは不十分な面もある。そこで、生成AIを活用して小テストを学生自ら作成し、各科目の学修理解を深める手法について改めて解説する。第1回から第6回までの文章教材を生成AIに与え、その中から小テストを出力させ、実際に解いてみる。また、その答えの解説も出力させる。今回の前半に紹介した、効果的なプロンプトの設計も意識させ、生成AIの活用を定着させる。なお、上述の通り、生成AIの精度は完全ではない。これを理解した上で、場合によっては各担当教員への質問につなげるとよい。ここで学修するのは、生成AIを用いて文章教材から小テストや解説を作成し、効果的なプロンプト設計を意識しながら学修理解を深める具体的な活用方法の理解まで。
③ IPA(Information-technology Promotion Agency 独立行政法人情報処理推進機構)によれば、個人および組織に蓄積された情報資産(information asset、財務情報、人事情報、顧客情報、技術情報、個人情報等)が内外の要因(脅威)によって脅かされる可能性をリスクという。個人のコンピュータ利用環境に対するリスクには、不正アクセス、マルウェア侵入(malicious softwareの略、ウィルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、ランサムウェア等)、フィッシング詐欺、ワンクリック請求、(情報漏洩に誘発される)なりすまし等があり、それぞれのリスクに対する対策を、テキストに記載した一覧表を参照しながら概観する。さらに、インターネットとWeb環境に関わりの深い法令として、著作権法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、迷惑メール関連法、改正刑法(侮辱罪に関する改正)についても、それぞれの趣旨と禁止された行為を一覧表で概観する。ここで学修するのは、情報資産に対する主な情報セキュリティリスクとその対策を理解し、あわせてインターネットやWeb環境に関連する主要な法令の趣旨と禁止行為を概観することまで。
キーワード
① プロンプト ② 情報資産 ③ 著作権法 ④ 不正アクセス禁止法 ⑤ 迷惑メール関連法
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業で扱った内容は二点に大別できる。①生成AIの効果的な利用方法、②情報社会におけるインターネット・Web環境に関連する法令の二点である。そこで、まず、生成AIを効果的に利用するために、プロンプト設計で気を付ける点について正しく理解できているかテキストを参照するとともに、ChatGPTに様々な結果を出力させるなどして確認する。次に、個人のコンピュータ環境において情報資産を脅かすリスクにはどのようなものがあり(不正アクセス、マルウェア侵入、フィッシング詐欺、ワンクリック請求など)、それぞれどのような対策で防御できるのか、テキストに記載の一覧表を参照して確認する。最後に、著作権法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、迷惑メール関連法、改正刑法(侮辱罪に関する改正)のそれぞれの趣旨と禁止された行為について、テキストに記載の一覧表を参照して確認する。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業からWordの操作方法に入る。Wordには、文字、段落、セクション、画像といった文章構成要素があり、次回の授業では文字の書式設定について扱うため、参考文献の該当箇所を参照し、文字の書式設定の考え方と実機での操作手順を確認しておく。余裕があれば実際に実機で操作を行っておく。
8
Wordにおける文字の操作(【Word操作の基礎】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回までの授業でパソコン実機の構成要素に関する学修は完了した。今回の授業から、世界でもっとも普及率の高い文書作成ソフトであるWordを取りあげ、文字、段落、セクション、図表に関する操作方法を順次学修する。今回は、最初にWordについて、用途、普及度、関連資格、配布形態、環境設定、機能全般・操作法全般等の概要を確認する。そのうえで、文字書式の種類とそれぞれの設定方法を理解する。
◆コマ主題細目①
・第8回テキスト「Wordにおける文字の操作」 第1節「Wordの概要」
◆コマ主題細目②
・第8回テキスト「Wordにおける文字の操作」 第2節「Wordの機能と操作」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.28-29, 35
◆コマ主題細目③
・第8回テキスト「Wordにおける文字の操作」 第3節「文字の属性と書式設定」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.140-151
コマ主題細目
① Wordの概要 ② Wordの機能と操作 ③ 文字の属性と書式設定
細目レベル
① Wordの用途、普及度、配布形態等を含めWordの概要について理解する。WordはMicrosoft365に含まれるアプリケーションソフトウェアのひとつで、いわゆる「文書作成ソフト」に分類される。ビジネス文書から学術論文まで世界中で幅広く文書作成に利用されており、日本国内でも多くの事業所の実務現場で使われている。官公庁に提出する書類の様式でWord文書が指定されていることも少なくない。なお、サブスクリプション型のMicrosoft365は、買い切り型のOffice 2021と異なり、随時、機能のアップデートが自動で行われるようになっており、知らないうちに画面のデザインが変化したり、新たな機能が追加されていたりすることがある点に注意する。ここで学修するのは、Microsoft365に含まれるWordの用途や普及状況、配布形態の特徴を理解し、実務や公的手続で広く利用される背景と更新型ソフトウェアとしての注意点の把握まで。
② Wordの機能全般と各種操作の特徴について理解する。Wordには大別して、(1)文書形態(用紙のサイズ等)を選ぶ、(2)文章(文字、段落)を書く、(3)図表を作成する、(4)文書を保存する、(5)文書を印刷するといった機能がある。これらの機能がユーザーインターフェイスの構成要素(タブ、リボン、ボタン、スクロールバー、クイックアクセスツールバー等)のひとつひとつと結びついているため、構成要素から所定の操作を行うことで特定の機能を実行できる設計になっている。本科目では、上記機能のうち、(1)(2)(3)(4)について学修するため、関連するユーザーインターフェイス上の操作を概観する。なお、編集作業に影響が大きい編集記号の表示と、誤操作を起こしやすい入力オートフォーマットについては、授業で用いるパソコン上で環境設定し、機能調整する。ここで学修するのは、Wordの主要機能とユーザーインターフェイスとの対応関係を理解し、文書形態設定・文章作成・図表作成・保存に関わる操作および編集環境の基本設定の把握まで。
③ Wordの文書は、文字、段落、セクション、図表(画像、表、図形等)から構成されている。今回の授業ではとくに文字を取りあげる。文書を作成する場合、様々な目的に応じて、文字のフォント(書体)を変えたり、文字の大きさ、文字の色を変えたりする操作が必要となる。ここでは、そのような文字の編集をスムーズに行う技術を修得する。Word文書上に文字を入力した後で、その文字を選択し、フォント、フォントサイズ、フォントの色、下線、太字、網掛け、傍点、ルビ等の書式(属性)を設定する操作について確認する。また、フォントはプロポーショナルフォントとノンプロポーショナルフォントの二つに大きく分けることができる。それぞれの特性の違いについて概説する。ここで学修するのは、Word文書における文字の編集方法として、各種書式設定の操作とプロポーショナルフォント・ノンプロポーショナルフォントの特性の理解まで。
キーワード
① Microsoft365 ② タブ ③ リボン ④ 書式 ⑤ プロポーショナルフォント
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
Wordのユーザーインターフェイスの構成要素と名称(タブ、リボン、ボタン、スクロールバー、クイックアクセスツールバー)をテキストとパソコン上でもう一度確認し、今回利用した機能について再度操作を行ってみてスムーズに操作できるかを自分でチェックしておく。とくに、文字に対してフォント、フォントサイズ、フォントの色、下線、太字、網掛け、傍点、ルビ等の書式(属性)を設定する操作をひとつひとつ確認する。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回は段落を対象にとりあげ、文字とはまったく異なる書式(属性)を変更する操作を扱う。左揃え・中央揃え・右揃え、インデント、ぶら下げインデント、段落番号等の書式設定を扱うため、参考文献で当該箇所を参照し、自分なりにサンプルの文章を入力し、段落に書式(属性)を設定する操作を行い試しておく。
9
Wordにおける段落の操作(【Word操作の基礎】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業ではWordの概要の他、文字の書式の種類、および、文字の書式を変更する操作方法を学修した。続けて今回の授業では、段落を対象に、段落特有の書式である「揃え」、「インデント」、「ぶら下げインデント」、「段落番号」を取りあげ、それぞれを設定変更する操作方法について学修する。
◆コマ主題細目①
・第9回テキスト「Wordにおける段落の操作」 第1節「〈段落〉書式の概要」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.162-163
◆コマ主題細目②
・第9回テキスト「Wordにおける段落の操作」 第2節「〈揃え〉と〈インデント〉」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.166-167, 180-183
◆コマ主題細目③
・第9回テキスト「Wordにおける段落の操作」 第3節「〈段落番号〉と〈改ページ〉」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.174-179
コマ主題細目
① 段落書式の概要 ② 揃えとインデント ③ 段落番号
細目レベル
① 前回授業で扱った文字の書式は、文字の書体(フォント)、フォントサイズ、フォントの色といった文字の外観にかかわるものが大半であり、表記された文字の属性として違和感のないものである。しかし、Wordの段落の属性には、揃え、インデント、ぶら下げインデント、段落番号といった書式があり、おもに紙面上の配置にかかわるものが多く、日常的理解からは想像しにくいところがある。こういった点を踏まえたうえで、文書内でEnterキーを押し、新たな段落が作成される様子をパソコン上で確認しながら、Wordで文章を作成する際に重要な単位となる段落について理解する。ここで学修するのは、Wordにおける段落という単位の考え方を理解し、揃えやインデントなど段落書式が文書配置に与える影響の把握まで。
② 段落書式のうち、揃えとインデントについて学修する。段落書式のなかでもっとも利用頻度の高い書式が揃えとインデントである。揃えには左揃え、両端揃え、中央揃え、右揃えがあり、それぞれの意味と利用する場面(文書タイトル、文書作成者氏名、本文を記載する場合等)を理解したうえで、操作を交えながら操作方法を確認する。インデントについては、スペースを多数入力し、段落冒頭の位置を右方向にずらすことでインデントの代用とする誤用が広く蔓延している。そのため、文書中の段落の冒頭位置を左右に調整する作業に余分な手間を発生させることが多い。インデントを正しく用いることができればこの問題は解消することができる。このようにインデントの意義を理解したうえで、代表的な左インデントの設定方法について操作を交えて確認する。ここで学修するのは、Wordの段落書式のうち揃えとインデントの意味と適切な使用場面を理解し、スペース入力に頼らない正しいインデント設定操作を習得することまで。
③ 同一カテゴリーに属する複数の項目を文章中に列挙したい場合、箇条書きを用いることが少なからずある。Wordで番号の付いた箇条書きを作成したい場合は、対象の段落に段落番号の設定を行う。操作としては、箇条書きにしたい段落範囲をすべて選択し、番号のスタイルを選択して段落番号書式を適用する。しかし、一度設定すると該当範囲末尾の行末でEnterキーを押して新たな段落を作成したときに自動的に新しい段落にも段落番号が適用されてしまう性質がある。また、段落番号のスタイルは、対象範囲全体を後からまとめ変更することもできる。さらに、番号の開始数値を調整することもできる。このように段落番号の操作方法と注意点を理解したうえで、操作を交えながら操作方法を確認する。ここで学修するのは、Wordにおける段落番号(番号付き箇条書き)の設定方法と自動適用の特性、スタイル変更や開始番号調整に関する操作上の注意点の理解まで。
キーワード
① 段落 ② 揃え ③ インデント ④ ぶら下げインデント ⑤ 段落番号
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
前回扱った文字に引き続き今回の授業では段落を扱った。段落の代表的な書式である、揃え、インデント、段落番号は、それぞれ段落のどのような属性を意味し、その状態を変更するためにはどのような操作を行うのかについて実機操作も交えて確認しておく。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業では、文字、段落よりも大きな単位であるセクションについて扱う。セクションには、用紙サイズ、余白、ヘッダ領域・フッタ領域等の属性があり、これらを変更することにより、文書の紙面レイアウトを設定することができる。参考文献で該当箇所を参照し、余白、ヘッダ領域・フッタ領域の意味や操作方法を確認しておく。
10
Wordにおけるセクションの操作(【Word操作の基礎】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業までに、Wordの操作単位である文字と段落について学修した。今回の授業ではさらにセクションを扱い、これによりWordで文書を作成する際に必要な基本的な操作方法の学修が完了する。なお、セクションの属性については、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ・フッタをピックアップし、それぞれの意味と操作方法について理解する。
◆コマ主題細目①
・第10回テキスト「Wordにおけるセクションの操作」 第1節「〈セクション〉の概要」
◆コマ主題細目②
・第10回テキスト「Wordにおけるセクションの操作」 第2節「〈セクション〉の属性設定」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.88-91
◆コマ主題細目③
・第10回テキスト「Wordにおけるセクションの操作」 第3節「ヘッダ・フッタの設定」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.292-295
コマ主題細目
① セクションの概要 ② セクションの属性設定 ③ ヘッダ領域・フッタ領域の設定
細目レベル
① これまで扱ってきたWordの操作単位、文字、段落に加えて、新たにセクションという単位の意味と操作方法を学修する。文字や段落は、一定の文字数をもった対象として画面上で視認することができたが、セクションは、複数のページをその内部に含むことができるため、ページとも異なり視認しにくい単位である。しかし、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ・フッタ等、文書を作成する際にページ全体の設定にかかわる重要な属性をもつ。したがって、セクションの操作まで把握してはじめて文書作成に必要な操作方法を一通り修得したといえる。以上のように、セクションと付随する属性の意味および文書作成時の利用可能性について理解する。ここで学修するのは、Wordにおけるセクションという操作単位の意味を理解し、用紙設定やヘッダ・フッタなどページ全体に関わる属性を適切に扱えるようになることまで。
② セクションの属性のうち、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定のそれぞれの意味と設定方法について学修する。用紙サイズについてはA4、B5等の用紙の種類とそれぞれの一般的な用途(大学の一般的なレポートではA4を用いる等)を踏まえる。紙の向きとともに用紙サイズ設定の操作方法を、パソコン操作を交えて確認する。余白については、一般的なレポートやビジネス文書で用いられる余白設定の目安を踏まえたうえで、余白設定の操作方法を確認する。さらに、レポート提出の際にA4一枚当たりの行数、一行あたりの文字数を求められた場合に、それらの条件を設定するための操作方法についても確認する。ここで学修するのは、Wordのセクション属性として用紙サイズ・余白・紙の向き・行数/文字数指定の意味と一般的な利用基準を理解し、それらを適切に設定する操作方法の把握まで。
③ 文書の本文から独立した領域に文字列を書き込むことができるものとして、ヘッダ領域とフッタ領域がある。ヘッダ領域もフッタ領域も、そこに記述した文字列が同一セクションに含まれるすべてのページの同一箇所に記載されるという特殊な性質がある。これを利用して文書のメタ情報を書き込むのに利用されるが一般的である。ただし、ヘッダ領域とフッタ領域では用途が異なるのが一般的で、ヘッダ領域は、文書自体のメタ情報のなかで文書が帰属する団体、組織、集団の名称や、文書作成の日付等を記載するのに用いられることが多い。他方、フッタ領域は主に文書のページ総数やページごとのページ番号を記載するのに用いられることが多い。こういった点を理解したうえで、ヘッダとフッタの設定方法を確認する。ここで学修するのは、Wordにおけるヘッダ・フッタ領域の性質と一般的な用途を理解し、文書のメタ情報やページ番号を設定する操作方法の把握まで。
キーワード
① セクション ② 用紙サイズ ③ 余白 ④ 行内の文字数/ページ内の行数指定 ⑤ ヘッダ・フッタ
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業では視認しにくいセクションという単位を扱った。セクションは文字や段落のようには扱えないが、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ領域とフッタ領域等を設定するための重要な属性をもっている。さらに、ヘッダ領域とフッタ領域はそこに記述した文字列が同じセクションに含まれるすべてのページに記載されるという特殊な性質をもっており、この性質を利用して文書自体のメタ情報を記述するのに用いられることが多い。こういった点について、テキストを参照してもう一度確認しておく。さらに、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ領域・フッタ領域を設定する操作についても実機操作を交えて確認しておく。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業では、これまでに学修したWordの操作単位である文字、段落、セクションの全体について、目的に応じて適宜正しい判断と操作が行えるかどうかを確認する演習を行う。そのため、文字、段落についてもテキストを参照し、操作を確認しておく。
11
文書作成演習(1)(【Word操作の基礎】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業までに、Wordの操作単位である文字、段落、セクションの学修を終え、図表を含まない一般的な文書を作成する操作知識はすべて修得済みである。そこで、補足的に改ページと検索・置換の操作方法を踏まえたうえで、これまでに学修した操作知識を駆使してサンプル文書を完成させる演習を行う。
◆コマ主題細目①
・第11回テキスト「文書作成演習(1)」 第1節「改ページ」
◆コマ主題細目②
・第11回テキスト「文書作成演習(1)」 第2節「検索・置換」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021 Excel2021』、技術評論社、2022、pp.132-136
◆コマ主題細目③
・第11回テキスト「文書作成演習(1)」 第3節「文書作成演習」
コマ主題細目
① 改ページ ② 検索・置換 ③ 文書作成演習
細目レベル
① 文章を作成している過程で任意の場所でページを変えたい場合がある。そのような場合、段落書式の「段落前で改ページする」設定を利用することで改ページを行う方法が効果的である。使い方は、次ページに送りたい段落を選択し、その段落の書式設定画面を開き、「段落前で改ページする」にチェックを入れることで設定することができる。簡単に行える操作であるが、文書作成中に改ページを行う機会は少なくないため、きちんと理解しておく必要がある。改ページを必要とする具体的な場面を理解したうえで、上記設定の操作方法を確認する。ここで学修するのは、Wordで任意の位置に改ページを行う方法として「段落前で改ページする」設定の意味と利用場面、およびその操作方法の理解まで。
② 長い文章を作成する過程では、特定の語句が登場する箇所を推敲したい場合や他の語句に置き換えたい場合がしばしばある。当該箇所を発見し、素早く移動するには検索機能が便利であり、特定の用語を別の用語に一括で置き換えるには置換機能が便利である。そこで、当該箇所発見のための検索機能と一括置換のための置換機能について実機操作を交えて確認する。テキストとは別に用意されたサンプル文書を用い、その文書中で検索や置換を実行したり、一括置換後に「元に戻す」操作を実行したりすることによって置換前の状態を復元する。なお、検索機能には複雑な検索オプションを追加することができるが、ここではそこまで立ち入らず、基本的な検索および置換の機能を理解するにとどめる。ここで学修するのは、Wordにおける検索機能と置換機能の基本的な使い方を理解し、文書中の語句の発見や一括置換および操作の取り消しを行えるようになることまで。
③ これまでに学修した文字、段落、セクションの操作知識をもとに、用意されたサンプル文書の通りに、文字入力、漢字変換、文字書式の設定、段落書式の設定、セクションの設定を行う演習を実施する。演習内で扱う書式は、フォント(書体)、フォントサイズ、フォントの色、下線、太字、網掛け、傍点、ルビ、揃え、インデント、段落番号、改ページ、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ領域、フッタ領域である。いずれもサンプル文書の条件を満たすように各書式の設定を行う。完成後には、テキストに記載のチェックシートにもとづいて、一箇所ずつ条件通りに正しく作成できているのかのチェックを行う。ここで学修するのは、文字・段落・セクションに関する各種Word操作を総合的に用いてサンプル文書を再現し、所定の書式条件を満たしているかをチェックシートで確認する実践的演習まで。
キーワード
① 文字書式 ② 段落書式 ③ 改ページ ④ 検索 ⑤ 置換
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業でWordの主要な操作単位である文字、段落、セクションとその属性については、演習も含めて終了である。今回の演習で扱った、フォント(書体)、フォントサイズ、フォントの色、下線、太字、網掛け、傍点、ルビ、揃え、インデント、段落番号、改ページ、用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数指定、ヘッダ領域、フッタ領域について、まだ理解が不十分な点があれば実機操作も含めて必ず確認しておく。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業からWordの新しい操作単位である図表を扱う。図表は、文字、段落のようには操作ができず、しかも、文章内に図表を配置した場合は独特な設定と操作方法が必要になる。慣れないうちは思うような操作ができずにフラストレーションを覚えることもあるので、図表の貼り付け方(形式を選択して貼り付け)とレイアウト設定だけでも参考文献でざっと目を通しておくとよい。
12
Wordにおける図表の操作(1)(【Word操作の応用】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
今回の授業からは、Word文書上で図表を処理するための操作を扱う。最初に、Word文書上に配置できる図表の種類、図表が文字や段落が記述された本文とは異なる領域に配置が可能である点を確認する。そのうえで、図表をWord文書上に貼り付けるための操作、とくに「形式を選択して貼り付け」操作について実行時の選択肢の意味を理解する。さらに、文章中に図表を貼り付けた後のレイアウト、サイズ、形の調整方法について確認する。
◆コマ主題細目①
・第12回テキスト「Wordにおける図表の操作(1)」 第1節「Wordにおける〈図表〉」
◆コマ主題細目②
・第12回テキスト「Wordにおける図表の操作(1)」 第2節「〈図表〉の貼り付け」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.232-235
◆コマ主題細目③
・第12回テキスト「Wordにおける図表の操作(1)」 第3節「〈図表〉の「文字列の折り返し」と調整」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.254-255, 274
コマ主題細目
① Wordにおける〈図表〉 ② 図表の貼り付け ③ 図表の「文字列の折り返し」と調整
細目レベル
① まず、これまでに学修したWordの操作単位である文字、段落、セクションとは異なる新たな操作単位として図表の意味を理解する。図表は、文字、段落が記述される本文とは異なる領域に配置することができる。したがって、本文に重ねて配置することも、本文と同じ領域に配置することもできる。そのような書式設定は、レイアウトオプションの設定をすることで実現可能となる。このように、文字、段落、セクションとは異なる新たな操作単位として図表の意味と各種書式の設定方法を理解する。ここで学修するのは、Wordにおける新たな操作単位としての図表の意味を理解し、本文との配置関係を制御するレイアウトオプションを含む書式設定方法の把握まで。
② Word上で図表を作成する方法にはいくつかあるが、ここでは何らかのソフトで画像を開き、そこから対象の画像やExcel表をコピーしてWord文書上に貼り付ける操作を理解する。画像やExcel表をコピーして貼り付けるには、「形式を選択して貼り付け」機能を利用することができる。「形式を選択して貼り付け」機能には複数のオプションがあり、その種類と意味の違いをテキストに記載した一覧表で参照して理解する。そのうえで、それぞれの貼り付けオプションを試し、オプションによってどのような違いが生ずるのかを確認する。貼り付けの練習には、画像とExcel表を用いるが、Excel表の場合は、テキストとして貼り付けることも可能であることにも注意する。ここで学修するのは、他ソフトで作成した画像やExcel表をWordに貼り付ける方法として「形式を選択して貼り付け」機能の種類と違いを理解し、貼り付け形式による結果の差異を確認することまで。
③ 貼り付けたあとの図表のレイアウト、大きさ、サイズの調整方法を学修する。図表は貼り付けた後、本文が入力された領域との関係を「文字列の折り返し」として調整することができる。本文の上に重なる設定、本文の下に置かれる設定、本文を上下に排除して配置される設定、図表の輪郭に沿って本文と重なる設定、本文と同じ領域に貼り付ける設定等がある。「文字列の折り返し」の選択肢のそれぞれの意味を、実際に操作しながら理解する。さらに、貼り付けた図表はドラッグによって位置を調整することも、ハンドラーを操作することによってサイズ、形を調整することもできる。それぞれの操作を試しながら、位置、サイズ、形を調整する操作方法を確認する。ここで学修するのは、Wordに貼り付けた図表について、文字列の折り返し設定の意味を理解し、位置・サイズ・形状を適切に調整する操作方法の把握まで。
キーワード
① 図表 ② 形式を選択して貼り付け ③ ビットマップ ④ テキスト ⑤ 文字列の折り返し
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業では、文字、段落、セクションと並んでWordの操作単位のひとつである図表について扱った。図表については、他のアプリケーションソフトウェアから画像等をコピーして貼り付ける際の「形式を選択して貼り付け」機能の操作方法を学んだ。また、貼り付けた後の「文字列の折り返し」設定についても学んだ。この二点についてテキストを参照して意味を確認するとともに、各自のパソコンで操作を行い操作方法の確認をする。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業では、Word上で作表し、できあがった表の罫線を調整する操作を扱う。表計算ソフトのExcelでも作表することができるが、簡単な表を作りたい場合はWordの作表機能で十分である。参考文献で関連箇所を参照し、実機で操作方法を試しておく。
13
Wordにおける図表の操作(2)(【Word操作の応用】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業ではWordの操作単位である図表を扱ったが、今回は、図表のひとつとして表を扱う。Wordは文書作成ソフトのため表計算ソフトほどではないが、表に関連する機能がひととおり揃っている。今回の授業では、Word文書上で表を作成し、できあがった表のレイアウトや配色を調整する一連の操作を確認する。
◆コマ主題細目①
・第13回テキスト「Wordにおける図表の操作(2)」 第1節「表の作成」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.204-205
◆コマ主題細目②
・第13回テキスト「Wordにおける図表の操作(2)」 第2節「表のデザインの調整」
・技術評論社編集部・AYURA『今すぐ使えるかんたん Word2021』、技術評論社、2022、pp.218-219, 228-229, 222-223, 226-227
◆コマ主題細目③
・第13回テキスト「Wordにおける図表の操作(2)」 第3節「表のレイアウトの調整」
コマ主題細目
① 表の作成 ② 表のデザインの調整 ③ 表のレイアウトの調整
細目レベル
① Wordには表計算ソフトほどではないが表を作成する機能があり、複雑な計算を行うのでなければWordの機能で間に合わせることもできる。実際に表計算ソフトのExcelを用いるかWordの作表機能を使うかは、どれだけ複雑な計算機能を目的に含めるかで異なってくる。文字や数字を並べるだけの表であればWordの機能で十分な場合が多い。Wordの操作では、何行何列の表を作成したいかを指定するだけでよい。表を作成した後のセルへの文字列の入力は、Word文書の本文に文字列を入力するのとほとんど変わらない操作で実行できる。入力後の文字列は、文書本文の文字と同じように加筆修正および書式設定が可能である。また、作成後の表は図表として扱うことができるため、「文字列の折り返し」設定を行うこともできる。これらの点について操作を交えながら確認する。ここで学修するのは、Wordの表作成機能の位置づけを理解し、表の作成・セルへの入力・書式設定および図表としてのレイアウト調整操作を行えるようになることまで。
② 作成後の表に対しては、表のデザイン(列幅、行高、セル内部の文字位置の水平・垂直調整、罫線の太さ、網掛け等)の調整を行うことができる。列幅と行高を設定する際は、同じ列幅、同じ行高で揃える操作が一括で操作できるため便利である。セル内部の文字位置の水平・垂直調整については、デフォルトで水平位置が左揃え、垂直位置が上揃えとなっているため、目的に応じて中央揃えを織り交ぜて利用するとよい。罫線の太さについては、具体的な用途を想定しながら太さを調整する。網掛けについては、頻繁に使用するわけではなく列タイトルを着色する等の限られた場面で使用することに注意する。これらの点について操作を交えながら確認する。ここで学修するのは、Wordで作成した表に対して列幅・行高・セル内文字配置・罫線・網掛けなどのデザイン調整を行う方法と、その適切な使い分けの理解まで。
③ 表に対しては、表のレイアウト(表のサイズ、表の形、表の位置)の調整を行うことができる。表のサイズ、表の形については他の図表と同じで、ハンドラーをドラッグすることによって変形させることができる。表全体の位置の移動は、表全体を選択した後でドラッグして移動させることもできるが、インデントを用いて移動する方法が操作も容易で便利である。また、文書内で表を作成したとき、行数によってはひとつの表が複数のページにまたがることもある。そのような場合は、先頭行の各列の名前が二ページ目以降に表示されず、表が見にくくなることがある。この問題を解決する方法として、「各ページにタイトル行を表示させる」の設定があり、先頭行の列名をすべてのページの先頭に同時に表示させることができる。これらの操作についても確認する。ここで学修するのは、Wordの表についてサイズ・形状・位置の調整方法を理解し、インデントによる配置や複数ページにまたがる表でのタイトル行表示設定を行えるようになることまで。
キーワード
① 列幅・行高 ② 文字位置 ③ 罫線 ④ 網掛け ⑤ 各ページにタイトル行を表示させる
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業で、図表をどのように文書中に作成してどのようにレイアウトや細部を調整するかをひととおり学修した。画像については、「形式を選択して貼り付け」によって貼り付け、貼り付けた後は「文字列の折り返し」によって文章との関係を調整し、ハンドラーを操作することによってサイズ、形を調整した。表については、デザイン(列幅、行高、セル内部の文字位置の水平・垂直調整、罫線の太さ、網掛け等)とレイアウト(表のサイズ、表の形、表の位置)を調整することができた。これらの操作を各自のパソコンで確認しておく。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業では論理的な構造をもった文章の書き方のコツについて扱う。手持ちにある新書等の目次を開き、章とそれに属する節がどのような関係になっているかを考察してみる。
14
Wordにおける文章構造(【Word操作の応用】【知識】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回までの授業でWordの操作単位を軸にした機能理解はおおむね全体を網羅できた。残るはWordの機能を用いていかに適切な内容の文章を書くかという問題である。もちろん文章作成は一元的にひとつの能力に帰せられるものではなく、語彙や文法理解等の様々な要素が関係する問題である。しかし、ここでは、文章の論理構造に着目し、論理構造を適正に保つことで文章の品質を確保する技術について学修する。
◆コマ主題細目①
・第14回テキスト「Wordにおける文章構造」 第1節「文章の論理構造」
◆コマ主題細目②
・第14回テキスト「Wordにおける文章構造」 第2節「Wordにおけるレベル」
◆コマ主題細目③
・第14回テキスト「Wordにおける文章構造」 第3節「階層構造を意識したレベル設定」
コマ主題細目
① 文章の論理構造 ② Wordにおけるレベル ③ 階層構造を意識したレベル設定
細目レベル
① SNSの投稿のような単文を書くのはあまり苦労しないが、作文やレポートのような一定量以上のまとまった文章を書くのは苦手だという学生は多い。文章の品質には色々な要素が関係すると考えられるが、とくに学術的なレポートに限定すれば、まず文章全体が一定の論理構造を備えていることが基本的要件のひとつになる。それは、文章全体のテーマ(大テーマ)には、その大テーマの要素として複数の中テーマが含まれ、それぞれの中テーマにはその要素として複数の小テーマが含まれ、それぞれの小テーマには、それに合致した文章が含まれるという階層関係の構造である。実際の書籍をいくつか例に取りあげ、目次に記載された章節には上記の階層関係の構造が見られることを確認する。ここで学修するのは、学術的レポートに必要な論理構造として、大テーマ・中テーマ・小テーマからなる階層的な文章構成の考え方を理解することまで。
② Wordにおいては、細目レベル①で確認したような文章における階層構造を「レベル」で表現することができる。Wordにおけるレベルは1から9まで設定可能で数値が小さいほど上位のレベルとなる。かりに章をレベル1とすると、「章」の見出しにしたい段落を入力した後で、その段落にレベル1を設定すれば、「章」の見出しとすることができる。さらに、その「章」に包含される「節」を作成するには、「節」の見出しにしたい段落を入力した後で、その段落にレベル2を設定し、「節」の見出しとすればよい。具体的な設定方法は第15回で扱い、ここではレベルの概念の理解にとどめて説明する。ここで学修するのは、Wordにおける文章の階層構造を表すレベル(1~9)の概念を理解し、章や節をレベルによって区別する考え方の把握まで。
③ Wordでは①で学修した文章の論理構造と、②で理解したレベルの概念を、実際の文書作成において正しく対応づけて設定することが重要である。文章の内容を十分に整理しないまま見出しを作成すると、同一階層にあるべき見出しに異なるレベルを設定してしまったり、階層関係が不適切になったりする。そこでこの細目では、文章全体の大テーマ・中テーマ・小テーマの関係を意識しながら、各段落に適切なレベルを割り当てる考え方を学ぶ。具体的には、章・節・項の関係を確認し、内容のまとまりとレベル設定が一致しているかを検討する。例として書籍の章・節・項を提示して、どの文章がどのレベルに設定すべきなのかを確認する。ここで学修するのは、文章の階層構造を踏まえて、Word上で一貫性のあるレベル設定を行う判断力を身につけることまで。
キーワード
① 章 ② 節 ③ 入れ子構造 ④ レベル ⑤ 階層構造
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業では、Wordで質の高い文書を作成するには、文章の論理構造とレベル設定を正しく対応づけることが重要であることを学修した。さらに、大・中・小テーマの関係を意識し、章・節・項の内容のまとまりに応じて適切なレベルを設定する考え方を学んだ。この二点についてテキストを参照し、掲載されている事例を踏まえながらもう一度きちんと理解できているかを確認する。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
◆次回授業の予習
次回の授業では、いよいよ章・節・項などの階層構造を文章作成に適用するために、Wordのアウトライン機能を用いる。レベル設定のやり方にはいくつかの方法があるが、最も直感的に操作できるアウトライン機能を使う。
15
文章作成演習(2)(【Word操作の応用】【技術】)
科目の中での位置付け
本科目では、学生生活や就職活動、その後の生活において欠かすことのできない情報通信技術の活用方法を学ぶ。特に文書作成ソフト(Microsoft Word)と生成AI(ChatGPT)の活用に焦点を当てて、その具体的な使用方法と注意点について学ぶ。
第1回目に、本科目の全体像を把握し、パソコンの構成要素について理解する。第2回目から第4回目は、キーボードやIME、ファイルシステムの知識を獲得し、Windows上で日本語を入力する環境を理解する。第5回は第1回から第4回までに修得した内容を活用し、Wordで文字を入力する操作を修得する。第6回と第7回では、インターネットにおける情報活用と生成AIの利用について、基礎的な技術と応用的な技術(複合検索、プロンプトの工夫など)を修得する。また、第7回の後半には、Web情報通信技術の利用に伴うリスクと関連法令について基礎知識を習得する。第8回目から第15回目ではWordの操作と文書作成方法について、基礎的な技術(切取り・貼り付け、書式設定、余白設定など)と応用的な技術(セクション、ヘッダ・フッタ、図表挿入など)を実際に各人が操作しながら習得する。
前回の授業では、文章の章節構造をどのように構成するべきかについて理解した。今回の授業では、その章節構造をWordのアウトラインモードの機能を用いて実際の文章に適用する方法を扱う。これにより、Wordの機能を単に形式的に用いるだけでなく、文章の内容を向上させる点でもWordの機能を積極的に利用する方法を理解する。
◆コマ主題細目①
・第15回テキスト「文書作成演習(2)」 第1節「アウトライン機能の概要」
◆コマ主題細目②
・第15回テキスト「文書作成演習(2)」 第2節「レベルの設定・レベルの変更」
◆コマ主題細目③
・第15回テキスト「文書作成演習(2)」 第3節「アウトラインモードによる文章作成演習」
コマ主題細目
① アウトライン機能の概要 ② レベルの設定・レベルの変更 ③ アウトラインモードによる文章作成演習
細目レベル
① Wordにはアウトラインモードという文章作成支援機能が用意されており、文章の章節構造に簡単にクラス/メンバーの階層構造を適用することができる。もともとアウトライン(outline)は「輪郭」の意味で、文章では章節構造に相当する。アウトラインモードを用いた場合の文章作成手順は、まず、アウトラインモードで章節構造を作りだし、その節のなかに本文を入力するというものになる。以上のように、Wordのアウトラインモードを、文章の章節構造にクラス/メンバーの階層構造を適用するための機能として理解する。ここで学修するのは、Wordのアウトラインモードの意味と役割を理解し、章節構造に基づいて文章を体系的に作成する方法の把握まで。
② 前述のように、Wordのアウトラインモードでは、章節構造、つまり、複数の章と各章に包含される複数の節を作ることができる。その具体的な手順は、レベルの設定とレベルの変更にある。レベルは1から9まで設定可能で数値が小さいほど上位のレベルとなる。かりに章をレベル1とすると、章の見出しにしたい段落を入力した後で、その段落にレベル1を設定すれば、章の見出しとすることができる。さらに、その章に包含される節を作成するには、節の見出しにしたい段落を入力した後で、その段落にレベル2を設定すればよい。このように、章の見出しに該当する箇所にレベル1を、節の見出しに該当する箇所にレベル2を設定することで文章の章節構造を作ることができる。さらに、文章を推敲する過程で、レベルは変更することが可能である。異なるレベルに変更することにより、章を節に節を章に変更することもできる。これらの操作について、テキストに記載のサンプル文章を各自パソコンで作成しながらひとつひとつ確認する。ここで学修するのは、Wordのアウトラインモードにおけるレベル設定と変更の方法を理解し、章や節の階層構造を作成・修正する操作を実践的に把握することまで。
③ アウトラインモードを利用しながら実際に文章を作成する練習を行う。身近な題材をテーマにして、それを簡単な文章に作成する。まず、文章全体のテーマを決定し、それを中テーマ(章)、小テーマ(節)へと分節する。そのため、Word文書の先頭に文章全体のテーマ(タイトル)を入力した後に、アウトラインモードに切り替え、章見出しに該当する段落と、各章に含まれる節見出しに該当する段落それぞれのレベル設定を行う。最後に節見出しに含まれる本文を入力する。本文は、完成した文章までは作成せず、箇条書きで内容を列挙するまでに留める。最終的に、3つの章と各章に2つの節を含み、各節に箇条書きの本文を含む程度の規模の文章を完成させる。これら一連の作業を行う。ここで学修するのは、Wordのアウトラインモードを用いてテーマ設定から章・節の構成作成、箇条書きによる本文整理までを行い、文章構造を実践的に組み立てることまで。
キーワード
① 章節 ② アウトラインモード ③ レベル ④ 見出し ⑤ 本文
コマの展開方法
社会人講師
AL
ICT
PowerPoint・Keynote
教科書
コマ用オリジナル配布資料
コマ用プリント配布資料
その他
該当なし
小テスト
「小テスト」については、毎回の授業時間内に、ヨリソル上において当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
◆今回授業の復習
今回の授業で、単に形式的にWordの機能を利用するだけでなく、クラス/メンバーの階層構造の認識をもとに、内容的に妥当な文章を構成する方法を修得した。これまでの授業で実施した文章作成演習の練習文章を、もう一度作成しなおしてみることで、Wordの操作において未修得な点がないか確認しておくこと。文章教材を熟読し、これまでに学習したWordの基礎的な技術から、今回学習したアウトラインモードなどの応用的な技術まで、それぞれ使い方を確認しておく。また、本科目の前半に説明した、パソコンの基本的な構成要素などについての知識について再確認しておくこと。文章教材等を生成AIに読み込ませ、小テストを自ら作成し、学修内容を確認する。
履修判定指標
履修指標
履修指標の水準
キーワード
配点
関連回
ソフトウェアとハードウェア
★初級】
・ICTという用語の意味を理解している。
・「パソコン」「ハードウェア」「ソフトウェア」の意味を理解している。
【★★中級】
・入力装置/出力装置の意味を理解している。実習用パソコンに用いる入力装置/出力装置にはどのようなものがあるかを理解している。
【★★★上級】
・基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)と応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)の関係を正しく理解できている。
表計算ソフト、ブック、ワークシート、セル
-
1, 5
キーボードのキー配置とWindowsの日本語入力環境
【★初級】
・ホームポジションの目的と意味を理解している。
・全角入力/半角入力の区別を理解している。
【★★中級】
・Windows上の日本語入力環境を構成するIMEと、応用ソフトウェアとの関係を正しく理解している。
・IMEを用いないと入力できない文字種を理解している。
【★★★上級】
・いろいろな文字種の入力方法を理解している。
ホームポジション、IME、Shift(シフト)キー、全角/半角、文節、漢字候補、後変換、文節長、単語登録
ここまでで30点
2, 3
Windowsのファイルシステム
【★初級】
・ドライブ、フォルダ、ファイルの関係を正しく理解している。
【★★中級】
・他のシステムとデータのやりとりを行う場合の手段(USBメモリ等)と注意点について理解している。
・削除操作とゴミ箱の関係について正しく理解している。
【★★★上級】
・ファイルの移動(切り取りと貼り付け)の操作方法を正しく理解している。
ドライブ、ドライブ文字、フォルダ、ファイル、ファイルシステム、ゴミ箱、切り取り、貼り付け
-
4, 8
生成AIと情報活用
【★初級】
・Webページにおけるハイパーリンクの機能を正しく理解している。
・ブラウザのブックマーク機能の意味を理解している。
【★★中級】
・Googleの検索サイトで複合検索を行う方法を理解している。
・Webページからファイルをダウンロードする操作方法を理解している。
・プロンプト設計において、生成AIを効果的に利用するための注意点を理解している。
・現在の生成AIの精度における問題点を指摘できる。
・不正アクセス、フィッシング詐欺、ワンクリック請求、なりすましについて、それぞれの意味と主な対策について理解している。
・著作権法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、生成AIに関する規制についてそれぞれの概要を理解している。
【★★★上級】
・生成AIの種類を理解し、その使い分けができる。
ブラウザ、ハイパーリンク、検索サイト、生成AI、プロンプト
ここまでで30点
6, 7
Wordの概要と編集操作
【★初級】
・文字、段落の切り取りと貼り付けの操作を正しく理解している。
・確定後の文字、段落の修正方法を正しく理解している。
・書式コピーの機能の意味と操作方法を理解している。
【★★中級】
・Word上で文書をファイルとして保存する方法、保存したファイルを開く方法を理解している。
・Wordのユーザーインターフェイス(タブ、リボン、ボタン、スクロールバー、クイックアクセスツールバー)の構成とそれぞれの使い方を正しく理解している。
【★★★上級】
・Wordの環境設定に関連して、「編集記号」がどのような機能のものかを理解している。
・検索/置換機能の意味と操作方法を理解している。
・文字に関する書式(フォント、フォントサイズ、フォントの色、下線、太字、網掛け、傍点、ルビ)に関して、それぞれの用途と設定方法を正しく理解している。
Microsoft365、切り取り、貼り付け、句読点、編集記号、タブ、リボン、文字、フォント、書式
-
9, 11
Wordにおける図表操作
【★初級】
・図表の位置、大きさ、サイズの調整方法を理解できている。
・図表の「文字列の折り返し」設定に関して、設定の種類とそれぞれの意味を理解している。
【★★中級】
・画像として貼り付けた表とWordの表の大まかな違いを理解している。
【★★★上級】
・表のデザイン(列幅、行高、セル内部の文字位置の水平・垂直調整、罫線の太さ、網掛け等)を調整する操作方法を正しく理解している。
・表のレイアウト(表のサイズ、表の形、表の位置)を調整する操作方法を正しく理解している。
図表、文字列の折り返し、形式、貼り付け、コピー、罫線
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12, 13
文書における階層構造とWordのアウトラインモード
【★初級】
・Wordのアウトラインモードの用途を理解している。
【★★中級】
・段落記号の意味を理解している。
・段落末でEnterキーを押した時に次段落に引き継がれる性質を正しく理解している。
・段落に関する書式(揃え、インデント、段落番号)に関して、それぞれの用途と設定方法を正しく理解している。
【★★★上級】
・Wordの操作単位であるセクションの意味を正しく理解している。
・用途によって、文字、段落、セクションのどれを操作対象とすればよいかを判断できる。
・セクションを操作することによって設定可能な属性(用紙サイズ、余白、紙の向き、行内の文字数/ページ内の行数、ヘッダ、フッタ)にはどのようなものがあるかを理解している。
・紙面における余白の位置を理解している。
・ヘッダ、フッタの用途を理解している。
段落、段落記号、揃え、インデント、セクション、余白、ヘッダ、フッタ、階層構造、アウトラインモード、セクション、ページ番号、目次
ここまでで40点
10, 14, 15
評価方法
期末試験(100%)によって評価する。
評価基準
評語
学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・
S (100~90点)
学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・
A (89~80点)
学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・
B (79~70点)
学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・
C (69~60点)
学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・
D (60点未満)
教科書
参考文献
実験・実習・教材費
実験・実習・教材費 なし