区分 基礎科目-専門学修の基礎
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
看護学を学ぶために必要なスチューデントスキルおよびスタディスキルを習得する
科目の目的
高校までは、「生徒」と呼ばれていたが、大学に入学すると「学生」と呼ばれるようになる。何が違うのだろうか。広辞苑(第六版)によると、「生徒=学校などで教育を受ける者。」であり、一方、「学生=学業を修める者。」とある。生徒には、学校が与えてくれる教育を受ける者、すなわち、受け身の姿勢がことばの意味に含まれている。それに対して学生には、自ら進んで学業を修める者という積極的な姿勢が、ことばの意味に含まれている。
つまり、大学で「学ぶ」ためには聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力を身につけることが必要である。この科目では、この9つについてテキストを使いながら身につけていく。
基礎ゼミナールは1年生前期の必修科目であり、これから大学で勉強していく上で必要な基礎的技能や知的探究心を鍛錬することを目的にしている。また、少人数教育による教員との直接対話を通じて学習意欲を啓発するとともに、学生同士の親睦と連帯意識を育てることを目的とする。

到達目標
1. 大学生に必要なスタディ・スキルズ(学習技術)を習得することができる。
2. 看護師になるために必要となる能力とは何かを理解することができる
3. 学生同士の親睦を図ることができ、また連帯意識をもつことができる。
4. 図書館の利用方法、文献検索、論文の読み方がわかる。
5. 充実した学生生活を送るために何をするのかイメージできる。

科目の概要
これから大学で勉強していく上で必要な基礎的技能として、大学生活・社会生活におけるマナー(受講方法、メール、訪室時等)、レポート・プレゼンテーション資料作成に必要な PC 基本操作(Word、Excel、PowerPoint)、レポートの書き方(形式、記載内容、文献引用のルール、剽窃行為等)を学習する。また文献検索や討論を通し知的探究心を鍛錬し、少人数教育による教員との直接対話を通じて学習意欲を啓発するとともに、学生同士の親睦と連帯意識を育む。
科目のキーワード
大学生活、マナー、ノートテイキング、文献検索、グループワーク、グループディスカッション、レポート、プレゼンテーション
授業の展開方法
教科書「看護学生スタートブック第2版」とコマ用プリント配布資料を使って授業を進める。大学生に必要なスタディ・スキルズ(学習技術)が習得できるように授業を進める。教科書中にあるWeb付録を演習問題として活用する。教科書と併用して効果的に利用する。また、自己紹介やグループワークなどを通して学生同士の親睦、コミュニケーション能力を高めていきたい。看護職を目指す学生に、これから始まる学生生活に必要な情報や学修の仕方を効果的に学ぶ術を身につける。
オフィス・アワー
(準備中)
科目コード BA04
学年・期 1年・前期
科目名 基礎ゼミナール
単位数 2
授業形態 演習
必修・選択 必修
学習時間 【授業】30h 【予習・復習】60h
前提とする科目 大学での学びの基礎をなすもので、該当しない
展開科目 全ての科目の学修へ展開する
関連資格 看護師,保健師,養護教諭
担当教員名 西由紀・宮下大樹
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 コースオリエンテーション 科目の中での位置付け 高校までは、「生徒」と呼ばれていたが、大学に入学すると「学生」と呼ばれるようになる。何が違うのだろうか。広辞苑(第六版)によると、「生徒=学校などで教育を受ける者。」であり、一方、「学生=学業を修める者。」とある。生徒には、学校が与えてくれる教育を受ける者、すなわち、受け身の姿勢がことばの意味に含まれている。それに対して学生には、自ら進んで学業を修める者という積極的な姿勢が、ことばの意味に含まれている。
つまり、大学で「学ぶ」ためには聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力を身につけることが必要である。この科目では、この9つについてテキストを使いながら身につけていく。
次に、グループのクラスメイト同士と自己紹介を行う。このテーマは「アイスブレイキング」である。アイスブレイキングとはアイス(氷)がブレイクする(こわれる/とける)ように、初対面の人がお互いのことを知ったり、緊張感をほぐすための活動を示す。自己紹介はそのきっかけとなる。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第1章① p2
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第1章① p3
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① オリエンテーション ② スタディ・スキルズ(学習技術) ③ 自己紹介
細目レベル ① この科目では、ⅰ)講義のノートの取り方、ⅱ)図書館での資料の探し方、ⅲ)パソコンによるレポート作成、ⅳ)PowerPointによるプレゼンテーション、ⅴ)定期試験や臨地実習について学ぶ。
第1章では、「新生活スタート!」として高校までの学習と異なる点 看護師になるために必要となる能力, マナーなどを学ぶ。続く第2~6章では、スタディ・スキルといわれる、勉強の基本的な技術や考え方を学ぶ。講義の受け方や、ノートの取り方を前半では学修する。これらの内容が冒頭にくるのは、授業を受ける中でまず必要な能力だからである。その後、情報収集の技術とその整理方法について、論文やレポートを書くことをアカデミック・ライティングと呼び、その基本と効果的な表現方法についての内容へと続く。第5章「定期試験が始まった!」では、試験前の復習やセルフトレーニングの方法など、第6章「臨地実習で慌てないために」では、看護学生にとって重要な、 臨地実習の内容と、実習に必要となる能力について解説する。終章「充実した学生生活を送るために」では, 卒業後の進路、将来の働き方を視野に入れた目標の立て方や、臨床で活用できる知識などを紹介する。

② 「生徒」と「学生」の学び方の違いを理解する。生徒には、学校が与えてくれる教育を受ける者、すなわち、受け身の姿勢がことばの意味に含まれている。それに対して学生には、自ら進んで学業を修める者という積極的な姿勢が、ことばの意味に含まれている。
つまり学生には、自分から「これはどうなんだろう?」という疑問をもち、「知りたい、調べてみよう」という攻めの姿勢が必要である。しかし、長い間受け身の姿勢で学習を続けてきた人が、急に攻めの姿勢に切り替えようと思っても、変え方がわからない。
この科目では、攻めの姿勢で学業を修めるために必要はスタディ・スキルズ(学習技術)の習得をサポートしていく。さらに、スタディ・スキルズは社会に出てからも大いに役立つ。授業以外のさまざまな場面で実践して、しっかり身につけてもらいたい。
「生徒」と「学生」の学び方の違いを理解した上で、実際に何をどのように学ぶのか、その概要(聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力)を理解する。

③ これまでの自分自身のことや現在の自分について見つめ直し、クラスメイトや教員に自己紹介をする。また、他のクラスメイトのメッセージをしっかりと受け止めて、知り合いになる。
グループのクラスメイト同士と自己紹介を行う。このテーマは「アイスブレイキング」である。アイスブレイキングとはアイス(氷)がブレイクする(こわれる/とける)ように、初対面の人がお互いのことを知ったり、緊張感をほぐすための活動を示す。自己紹介はそのきっかけとなる。
自己紹介は、相手に自分のことを知ってもらうチャンスである。趣味や特技、自分の好きな物を積極的に発言して、自分自身をどんどん発信していく。
初めて会った者同士が打ち解ける上で、共通点を見つけることは大きなきっかけとなる。自分自身と何か共通点がないか集中して聴いてみる。相違点に注目することも大切である。

キーワード ① スタディ・スキルズ ② 「生徒」と「学生」 ③ オリエンテーション ④ 自己紹介 ⑤ アイスブレイキング
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:スタディ・スキルズ(学習技術)の全体像をつかむ。大学で「学ぶ」ためには聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力を身につけることが必要である。「聴く」という力は、「聞こえるものの内容を理解しようと思って進んで聞く」ことである。「読む」とは学術関係の書物を読むときの姿勢が基本となる。「調べる・整理する」は図書館やインターネットを使った検索方法を学び、その情報を整理する方法を習得する。「まとめる・書く」とは、レポートや論文を執筆することであり、文の書き方、グラフや図を使った表現方法を習得する。「表現する・伝える」は自分の研究成果を「口頭」で発表することである。時間制限のある中で、自分の伝えたい内容を分かりやすく的確に伝える方法を学ぶ。「考える」という作業は、自ら進んで積極的に行っていくことを身につける。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

2 大学生活スタート 科目の中での位置付け 大学や看護学校では、レポートや課題の提出が多くなるなど勉強の仕方が高校と異なる。高校までは、教えてもらったことを覚える、身につけていく勉強の仕方が中心であった。大学や看護学校では、看護の専門職として卒業後活躍していくために必要な知識と技術を身につけることはもちろん、自ら課題をみつけそれを解決していくという積極的(能動的)な学びの姿勢を習得すること、また、患者さんをはじめ、人と接しコミュニケーションを取りながら仕事に取り組むためのスキルを学んでいく。そのため、これまで以上に学習の工夫が必要となる。
また、高校までは科目別の教員が年間を通して領域を担当していたが、大学や看護学校では、1コマ90分15コマ(あるいは8コマ)といった単位制で、より細かな学問領域に分かれて講義や演習を行うことが多くなる。1回の講義で学ぶ内容も格段に多くなるため、事前学修 (予習)や 事後学修 (復習)が大変重要となる。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第1章 p7-10
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第1章 p11-18
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第1章 p19-26
コマ主題細目 ① 大学生活 ② 看護職 ③ 大学生としてのマナー
細目レベル ① これから始まる学生生活ではどんなことがあるのか、大まかなスケジュールをみることにする。それぞれの学年で多くの授業や行事があるが、なかでも看護教育課程の特徴といえるものが、演習と実習臨地実習)である。演習は主に、講義で学んだ内容を実践につなげるための授業の一種である。 例えば、看護技術のトレーニングやグループワークを行う。実習は、講義・演習で学んだことをもとに、臨地で実際の患者さんを通じて、看護の実践を学修する授業の一種である。
「単位」というのは、大学設置基準第21条や専修学校設置基準第19条などには、1単位の「授業科目」を「45時間の学修を必要とする内容」をもって構成することを「標準とする」と規定されている。つまり、1単位を修得するためには少なくとも45時間の学修が必要だということになる。単位は、「1時間」を45分として考える。 例えば90分の授業であれば、2時間分の学修を受けたと考える。このような1回が90分の授業を「1コマ」と呼ぶこともある。
大学の場合は学生による「履修登録」が完了して初めて授業を受けることができる。入学して初めに行わなくてはならないこと、それはこれから受ける科目の履修登録である。

② 受験資格を得るためには、看護養成学校において、指定された科目内容を履修する必要がある。看護師国家試験は毎年2月下旬に行われ、6万数千人が受験する。保健師 助産師の国家試験も、看護師国家試験の日程の前後で実施される (受験資格を有する者は連続して受験することが可能)。 試験結果は3月下旬に発表される。
看護の役割や機能は時代とともに変遷しており、時代を経るにつれ、その職能は拡大する傾向にある。 例えば、 第二次世界大戦直後 (1950年ごろ) は、保健師、訪問看護師の職務は感染症の予防のための教育・啓蒙活動が中心となっていたが、近年は慢性疾患や生活習慣病対策などにも携わっている。 また、病院だけでなく地域(家庭)にも活動の場は広がっている。わが国では地域の包括的な支援サービス提供 体制(地域包括ケアシステム)を構築するべくさまざまな体制づくりが進められており、その取り組みの1つとして2025年までに現在の3倍にあたる約15万人の訪問看護師の確保をめざしている(訪問看護推進連携会議、2015)。

③ 学生生活は社会生活を学ぶ場でもある。 そこで過ごし、学修するためのマナーが存在する。マナー不足は、時として学校 大学の規則違反となり、賞罰の対象ともなる。 適切なマナーについて考え、実践しくことを望む。教科書内のシートに学生に守ってほしいマナーがまとめてある。 どのくらい修得できているか、定期的にセルフチェックをする。また、教員へのメールの配信や教員を訪ねるときのルールも大切である。回答に時間のかかりそうな質問や込み入った相談事を教員にうかがいたい場合は、事前に日時を決めて研究室を訪問することも可能である。突然研究室を訪問しても教員が不在であったり、対応できない場合がある。研究室を訪問する手順は次の通りである。ⅰ)研究室訪問を希望する日時と用件について、教員と事前に調整する。この科目ではメールでアポイントメントを取る方法を学習する。ⅱ)実際には研究室を訪問するさいにはいくつかの注意事項がある。ⅰ)約束した日時に必ず訪問する。時間に遅れる、キャンセルしたいなどの場合は必ず事前に連絡をする、ⅱ)入室時にはノックをする、ⅲ)ノックに対する教員の返事を待って、入室する、ⅳ)帽子・上着などを取り、入室する。ガムなど口に食べ物を含みながらの来室は厳禁である。
キーワード ① 大学生活・社会生活のマナー ② 履修登録 ③ 看護職 ④ 研究室訪問 ⑤ メール
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:第1章②③とコマ用プリント配布資料を読み返す。担当教員にメールを出してみる。
大学生は社会の一員として基本的マナーや節度あるふるまいが求められる。大学生の自由さを楽しむだけでなく、「おとな」としての言葉遣いや常識を身につけ、周りの人に認められる行動が取れるようにする。普段から話し言葉と書き言葉の違いや、場所・目的に応じた適切な言葉遣いができているか。友人同士で使うような言葉をそのまま使ったり、敬語の使い方を知らないと、アルバイトや就職活動などの場面で恥ずかしい思いをしたり、不本意な結果を招くことになる。
大学の授業を含めた社会生活で求められるマナーとして、ⅰ)騒音や大声を出すなど、まわりに迷惑をかけないようにする、ⅱ)時間を守る。遅れるときは必ず連絡を入れる、ⅲ)携帯電話やスマートフォンの使用マナーに気をつけるがある。自分自身を振り返ってみよう。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

3 大学生活での学び方 科目の中での位置付け この回では、さまざまな授業形態と、講義の受け方、ノートづくりのコツについて学修する。
大学や専門学校では、①教員が教壇に立って、黒板やホワイトボードにキーワードなどを書き(板書)、話すことが中心となる形式、②パワーポイントやVTRなどを活用して内容を伝える形式、③クイズやアンケートで、学生の意見や回答を集計しながら進める形式など、さまざまな形式の講義がある。科目の特徴や受講生の人数によってその形式は変わる。テキストも高校までとは異なり、教科書として指定されたものを常に使用する場合や、科目に関連した書籍が参考書として提示され、講義中には使用しない場合がある。
また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する取り組みとして、リモートによる講義(遠隔授業)が多くの学校で導入されている。リモートによる講義には、大きく分けて①ライブによる講義、②録画した内容を一定期間内に視聴する形式(オンデマンド形式)の2種類がある。 ともに対面授業と同様に主体的な受講が必要である。
講義中に板書された内容や、スライドの内容すべてを時間内に書き写すことは難しいうえ、後で読み返した時に、どこが重要なポイントかがわからなくなることがままある。 その講義の中で、教員が何を学生へ伝えたいかを理解することが大切である。そのためには、教員の言葉の「核」となる “キーワー ド”をつかみ、それを端的にノートに記載することが重要である。 高校までの授業で板書内容をすべて書き写してきた学生には、少しトレーニングが必要かもしれない。 講義中に適切にノートを取ることができるようになると、教員の伝えた 内容の理解も深まり、知識の修得の向上が期待できる。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p28-30
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p30-33
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p33-34
コマ主題細目④:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p35-38
コマ主題細目 ① 授業形態 ② 講義の受け方(1) ③ 講義の受け方(2) ④ ノートの取り方
細目レベル ① 大学や専門学校では、①教員が教壇に立って、黒板やホワイトボードにキーワードなどを書き(板書)、話すことが中心となる形式、②パワーポイントやVTRなどを活用して内容を伝える形式、③クイズやアンケートで、学生の意見や回答を集計しながら進める形式など、さまざまな形式の講義がある。
また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する取り組みとして、リモートによる講義(遠隔授業)が多くの学校で導入されている。リモートによる講義には、大きく分けて①ライブによる講義、②録画した内容を一定期間内に視聴する形式(オンデマンド形式)の2種類がある。 ともに対面授業と同様に主体的な受講が必要である。
また、複数の科目が並行しつつ、つながりを持って進んでいく看護教育課程において、それぞれの講義内容を十分に理解するためにも、事前学修は重要である。事前学修をする際に役立つものが、シラバスである。シラバスには、科目の詳細な授業計画が記載されている。シラバスには、授業計画の他にも到達目標、科目責任者、成績の評価方法など、重要な情報が多く記載されている。 履修登録の時だけでなく、受講前にもう1度必ず目を通しておくようにする。

② 講義中にノートを適切にとるためにも、事前学修が大切になる。シラバスを参照してどのような講義内容であるかを確認し、関連する用語などを、指定されたテキスト、 既修した他の科目のノート、書籍や資料、Webなどを活用して調べておき、あらかじめノートに書き留めておくとよい。
これにより、講義中、教員に確認する内容などが明らかになる。 講義中に解説があれば、適切なキーワードなどを加えておき、もし講義中に解決できなければ、教員へ質問したり、リアクションペーパーなど を利用して次回講義に回答を求めたりすることができる。
講義を受ける際に、学生として身につけておいてほしいマナーがある。私語は、真剣に聴講している周囲の学生に不利益をもたらす。また、講義時間中の入退室についても注意する。 講義時間中は着席をして、集中して聴講することが必要である。講義内容と関係ない、別の科目のレポートや課題に取り組むことも、受講のマナーとしては問題がある。 リモートによる講義では、テキストや資料を準備し、必要な内容はノートに書く。 また、許可なく画面を撮影することや、音声や画像を録音・録画することはルール違反となる。

③ 必要な情報をノートに記録することをノートテイキングとよぶ。ノートテイキングは、日々の講義で実践することで修得できる能力である。ノートテイキングを実践するためには、事前学修が重要となる。以下に効果的なノートの取り方を列挙する。①事前学修したノートの必要なページを開いて机の上に置く②パワーポイントや板書内容で、教員が強調している箇所をキーワードまたは短文で書き留める③教員が話している内容からも、②と同様の内容を書き留める④事前学修で疑問に思っていた内容に関連する回答などを書き留める⑤書き留められなかった箇所や疑問に思った箇所には「?」を書き込み、質問やリアクションペーパーで確認する⑥余白を十分とる→授業中の質問への教員の回答や事後学修で調べたことを書き留めるスペースに活用する。次に効果的ではないノートの取り方、受講の仕方を挙げる。
パワーポイントの内容や板書をすべて書き写す→書き写している時に教員が重要なことを述べていても理解できない。レジュメやパワーポイントの資料で満足して、ただ聞くだけの受講はNGである。→自分なりの知識の構築につながらない

④ ノートづくりの効果として、自分なりの文章、自分が理解しやすい図表を用いて視覚的に整理することで、 学修した内容を確実に定着することが期待できる。 逆にうまく自分の文章としてまとめることができない内容があれば,それは理解が不十分であったり、知識が不足している部分だと気づくことがで きる。
また疑問に思ったこと、理解が不十分だと感じたことを自ら調べる姿勢、 事前・事後の学修を通して、主体的に学び続ける姿勢は、卒業後、臨床の場面においても役立つ。 学修した知識と知識を結びつけ、さらに自分なりの考えを導き、その考えの根拠を確認したうえで、ケアを計画し、実践していくことは、看護師という専門職として必要なスキルの1つである。先輩のノートを活用することもその後の学修に役立つ。

キーワード ① 授業形態 ② 事前学修 ③ 授業態度 ④ シラバス ⑤ ノート・テイキング
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:ノート・テイキングとリーディングのポイントをつかみ、講義でノートをとる時、または論文をまとめる時に活用する。ノートは、あとで見直したときに講義の内容がよみがえってくることが重要である。つまり、講義の流れや要点が再現できなければ、ノートを活用できない。また、とったノートの見やすさも重要な要素である。見やすさは、理解の度合いを反映しているとも言える。大学でのノートとは「板書を写す」ものではなく、自分自身で作り上げていくものである。試行錯誤を繰り返しながら、時間をかけて「ノートのとり方」を身につける。
テキストの種類はⅰ)文学的文章、ⅱ)説明的文章に分類されており、その種類に応じて読み方を変える必要があること。文学的文章と説明的文章とでは、内容の展開のしかたが異なる。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

4 グループワークとプレゼンテーション 科目の中での位置付け この回では、グループワークとプレゼンテーションの実際について学ぶ。
講義形式の他に、さまざまな授業の方法がある。なかでも看護教育でよく用いられているのがグループワークである。グループワークは学生が主体となって行う学修方法の1つであり、ゼミナール(ゼミ)やワークショップなどがある。いずれも、少人数のグループ単位に分かれて、あるテーマについて調べたり、議論を交わしたりして、活動を通して学生が自ら理解を深めていく方法である。 論文や書籍の講読. 設定したテー マの調査発表も含まれる。 学生自身がテーマについて事前学修し、発表や議論の準備を行うことで、授業内容をより深く理解することができる。 また、グループ内やグループ間で意見交換の機会をもつことによって、 自分とは異なる視点からの考察を知ることができるといった利点もある。
プレゼンテーションとは、「発表すること」を意味している。 「プレゼン」と略して使われることもある。 看護教育では、学生同士、グループ内のプレゼンテーションだけではなく、実習などで地域の人や児童生徒を前にして行う場合もある。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p39-43
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p44-45
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第2章 p45-46
コマ主題細目 ① グループワーク ② プレゼンテーションの準備 ③ プレゼンテーションの実施と振り返り
細目レベル ① グループワークは学生が主体となって行う学修方法の1つであり、ゼミナール(ゼミ)やワークショップなどがある。いずれも、少人数のグループ単位に分かれて、あるテーマについて調べたり、議論を交わしたりして、活動を通して学生が自ら理解を深めていく方法である。 論文や書籍の講読. 設定したテー マの調査発表も含まれる。 学生自身がテーマについて事前学修し、発表や議論の準備を行うことで、授業内容をより深く理解することができる。 また、グループ内やグループ間で意見交換の機会をもつことによって、 自分とは異なる視点からの考察を知ることができるといった利点もある。
初年時教育や卒業研究をこうしたゼミ形式で行うことがある。とりわけ、卒業研究のゼミは、自身の専門領域や大学院への進学など、卒業後の進路にも大きく影響するため、自分が追究したい内容をしっかりと考えて選択することが大切である。

② プレゼンテーションはその場で瞬時に自分の意見を発表するわけではない。① 準備 ② 発表 ③振り返りの3段階で行うものである。つまり、① の準備をしっかりと行うことで、発表内容に自信を持つことができ、十分に人前で発表することができるようになる。
プレゼンテーションの準備は以下の手順で行う。 ①プレゼンテーションの時間、パワーポイント使用の有無、レジュメの量など、プレゼンテーションを行うために必要な情報を確認する。 ②プレゼンテーションのテーマと構成を考える。 教員からテーマが提示される場合もある。
③ レジュメが必要な場合は、作成する。④プレゼンテーションのリハーサルを行う。伝えるべきことを時間内でわかりやすく伝えるための練習になる。 リハーサルが足りないと、実際にプレゼンテーションを行う際に緊張して、早口になってしまうことがある。予防策として、リハーサルの段階で、ゆっくりと聴き手が十分に聴きとれる大きさの発声を心がけて何度も練習をしておくとよい。⑤ 質疑に対する回答を考える。

③ プレゼンテーションを行う時は、以下の内容を心がけることにする。
・リハーサルの時と同様に、聴き手が十分に聴き取れる速さ、大きさで話す。・聴き手の反応を観察しながら発表する。 原稿を読み上げるような「下を向いたままでの発表」では相手に十分に伝わらない。・パワーポイントを効果的に活用する。 レジュメを用いる場合は、今、どの内容を話しているかを時おり伝えることも効果的である。 時にはアドリブを用いて、聴き手を引き付けることもよい。 ・設定された発表時間を守るようにする。・質疑については適切に対応する。
プレゼンテーションは発表者の努力のみでは成り立たない。聞く側も、発表者の準備時間を敬いながら、双方にとって有意義な時間となるような態度で参加する必要がある。まずは発表者の伝えたいことは何か、集中して聞く。 プレゼンテーションの後には質問の時間が取られることが多いため、発表内容で面白いもっと知りたいと思ったことを書き留めておくとよい。

キーワード ① グループワーク ② レジュメ ③ グラフ・表 ④ プレゼンテーション ⑤ パワーポイント
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:グループワークとプレゼンテーションについて振り返る。グループワークは学生が主体となって行う学修方法の1つであり、ゼミナール(ゼミ)やワークショップなどがある。いずれも、少人数のグループ単位に分かれて、あるテーマについて調べたり、議論を交わしたりして、活動を通して学生が自ら理解を深めていく方法である。 論文や書籍の講読. 設定したテー マの調査発表も含まれる。 学生自身がテーマについて事前学修し、発表や議論の準備を行うことで、授業内容をより深く理解することができる。 また、グループ内やグループ間で意見交換の機会をもつことによって、 自分とは異なる視点からの考察を知ることができるといった利点もある。
プレゼンテーションとは、「発表すること」を意味している。 「プレゼン」と略して使われることもある。 看護教育では、学生同士、グループ内のプレゼンテーションだけではなく、実習などで地域の人や児童生徒を前にして行う場合もある。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

5 資料の集め方・読み方 科目の中での位置付け この回では、図書館やインターネットを利用して資料を集める方法と、資料や論文を読むポイントについて学ぶ。
大学内の図書館は、市立図書館などとは蔵書が異なり、看護学や公衆衛生学、医学など、専門領域の書籍が多数所蔵されている。書籍や資料(文献) を探すには、次の3つの方法がある。①書架の書籍を確認しながら探す:開架式(書架に置いている書籍を利用者が自由に閲覧できる方式) 図書館では、書籍はジャンルごとに分類番号順に並べられている。調べたいテーマの分類番号を確認し、その数字のついた書架を探す。 関連するテーマの書籍がまとまって並んでいるので、その場で内容を見比べて選ぶことができる。②インターネットを活用して探す:大学の図書館では, 藏書をデータベース化しており、インターネット上で誰でも検索できるようになっている (OPAC Online Public Access Catalog という)。 閉架式 (通常は書庫に保管されており利用者は各図書館に依頼して、書籍、あるいはその複写を取り寄せる方式)の資料を探し出すことができる。 見たい資料が決まっている場合、もしくは関連するキーワード、 テーマをもとに、対象を広げて探したい場合に役立つ。書籍以外にも雑誌や、論文を探すことも可能である。③人的サポートを活用する:図書館にはレファレンスカウンターという場所があり、図書館職員や司書が書籍の探し方や施設の利用方法を教えてくれる。探している書籍が見つからないとき, 検索の方法がわからないときなどに相談してみるとよい。
多くの書籍や論文を読むことが、 学修の基本となる。しかし、ただ読むだけなく、文章内容を理解して読むことが大切である。そのためのポイントには、以下の2点がある。①効率よく文章の内容を理解する
② 必要な事項をノートにまとめる、である。


コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第3章 p48-50
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第3章 p50-51
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第3章 p52-58
コマ主題細目 ① 大学内の図書館の利用 ② インターネットの利用 ③ 書籍・論文の読み方
細目レベル ① 大学内の図書館は、市立図書館などとは蔵書が異なり、看護学や公衆衛生学、医学など、専門領域の書籍が多数所蔵されている。書籍や資料(文献) を探すには、次の3つの方法がある。①書架の書籍を確認しながら探す:開架式(書架に置いている書籍を利用者が自由に閲覧できる方式) 図書館では、書籍はジャンルごとに分類番号順に並べられている。調べたいテーマの分類番号を確認し、その数字のついた書架を探す。 関連するテーマの書籍がまとまって並んでいるので、その場で内容を見比べて選ぶことができる。②インターネットを活用して探す:大学の図書館では, 藏書をデータベース化しており、インターネット上で誰でも検索できるようになっている (OPAC Online Public Access Catalog という)。 閉架式 (通常は書庫に保管されており利用者は各図書館に依頼して、書籍、あるいはその複写を取り寄せる方式)の資料を探し出すことができる。 見たい資料が決まっている場合、もしくは関連するキーワード、 テーマをもとに、対象を広げて探したい場合に役立つ。書籍以外にも雑誌や、論文を探すことも可能である。③人的サポートを活用する:図書館にはレファレンスカウンターという場所があり、図書館職員や司書が書籍の探し方や施設の利用方法を教えてくれる。探している書籍が見つからないとき, 検索の方法がわからないときなどに相談してみるとよい。
② インターネットを利用して情報を得ることも効果的な方法である。 しかし、インターネット上には誰でも情報を公開できるため、見つけた情報の信憑性をしっかりと吟味する必要がある。 また、公開されている情報が突如として消えてしまう場合があることにも注意が必要である。 次のような点をおさえて利用する。① 公開されている情報の信憑性を確認し利用する:「営利的な情報源ではないか」「科学的な根拠が記載されているか」 「情報内容が適宜更新されているか」を確認したうえで、利用する。②情報の最終確認時期を明確にする:得られた情報を出典としてレポートや論文などに利用する際は、最後にその情報にアクセスした年月日を記載する。著者名、発行年、著作物の題名、アドレス(URL)検索年月日に ついて記載しておくとよい。③ 情報リテラシーを身につけたうえで活用する:情報リテラシーとは 「情報の性質をよく知ったうえで必要な情報を探し出し、理解し、活用できる能力」(中山 2012)である。 情報の受け手として、得た情報を適切に評価すること、また、情報を用いて発信する場合には、受け手に正しく伝わることを心がける。
③ 書籍の内容を参考にする際は、その書籍の活用の仕方によって読み方も異なる。大きくは以下の3つに分けられる。①全文を参考にする (全文型)、② 目的の章など一部を参考にする (目的型)、③ 書籍の参考文献を活用する (発展型)である。
論文は、学会や大学・専門学校、病院、出版社などから発刊される雑誌に掲載される。 速報性を活かし、Web版としてインターネット上で公開される論文(「オンラインジャーナル」 という)もある。
論文は、基本的に雑誌の発刊元の査読を受けてから掲載される。 ただし、論文に記載されている内容を参考にするかどうかの判断は、活用側に委ねられる。論文の質を見分け、参考とする論文が適切であるか、判断しながら読む必要がある。
適切に論文を読むことによって、次のような能力を身につけることができる。
①研究手法が身につく、② 論理的な考え方が身につく、③ 科学的な視点が身につく、および④研究の実践力が身につく、である。

キーワード ① 図書館 ② OPAC ③ インターネット ④ 書籍 ⑤ 論文
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:図書館やインターネットを利用して資料を集める方法と、資料や論文を読むポイントについて振り返る。
大学内の図書館は、看護学や公衆衛生学、医学など、専門領域の書籍が多数所蔵されている。書籍や資料(文献) を探すには、次の3つの方法を再度確認する。その中でも、インターネットを活用して文献検索を行う方法については、実際に自身で検索することをすすめる。大学の図書館では, 藏書をデータベース化しており、インターネット上で誰でも検索できるようになっている (OPAC Online Public Access Catalog という)。 閉架式 (通常は書庫に保管されており利用者は各図書館に依頼して、書籍、あるいはその複写を取り寄せる方式)の資料を探し出すことができる。 見たい資料が決まっている場合、もしくは関連するキーワード、 テーマをもとに、対象を広げて探したい場合に役立つ。書籍以外にも雑誌や、論文を探すことも可能である。
多くの書籍や論文を読むことが、 学修の基本となる。しかし、ただ読むだけなく、文章内容を理解して読むことが大切である。そのためのポイントには、以下の2点がある。①効率よく文章の内容を理解する
② 必要な事項をノートにまとめる、である。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

6 図書館の利用方法・文献検索方法 科目の中での位置付け この回では、図書館の利用方法・文献検索方法について、本学の図書館司書の方から説明を受ける。
レジュメやレポートを作成するために、図書館で本を探すスキルを身につける。本の分類番号、OPACなどの検索システム、新聞記事や学術雑誌などの資料の探し方を学ぶ。
図書館で目的の本を探すためには、「背」を見ることが重要である。「背」にはラベルが貼付されており、ここに書かれている数字や記号を請求記号と呼ぶ。図書館に所蔵されている日本語の本は、通常、日本十進分類法(NDC)というルールに従って配列されている。書名や著者名あるいは研究テーマやキーワードがある程度わかる場合、検索システムを使うことで、早く目的の本にたどり着くことができる。多くの図書館ではこの検索システムをOPACと呼ぶ。図書館には、図書以外にも新聞や学術雑誌など多種多様な資料が所蔵されている。学術雑誌に掲載されている論文はCiniiと呼ばれるサイトで検索することができる。Ciniiでは、OPACと同様に、論文の名前や研究テーマのキーワード、著者、編者の名前などを入力して検索すれば、目的の学術論文の情報にたどりつくことができる。


コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① 図書館の利用方法 ② 資料の種類と分類 ③ 文献検索方法
細目レベル ① 図書館の利用に関する基本と、情報を得る場所として大学図書館を利用する方法について学ぶ。大学の図書館にはさまざまなサービスが用意されている。機能をまとめると、図書の閲覧、図書の貸し出し、レファレンスサービス、複写サービスおよび相互貸借が挙げられる。
図書館とは「資料」を提供する場であるが、「情報」を提供する場でもある。文献をどのように探せばよいのかわからないとき、あるいはどのような参考図書(レファレンス・ブック)を利用すれば問題が解決するかわからないときなど、図書館員に質問をすれば、その回答が得られる。このような「質問回答サービス」のことをレファレンスサービスと呼んでいる。

② 資料は、その内容によって一次資料と二次資料とに分けられる。一次資料とは、さまざまな学問分野の調査・研究活動の過程で生まれる資料のことである。図書・雑誌・新聞・論文など、探している資料そのものである。これに対して、二次資料とは一次資料に到達するための資料のことである。いわば、「本を探すための本」である。事典、年鑑、索引、蔵書目録などの目録、出版情報を記した冊子類なども二次資料である。二次資料を有効に活用して、自分が目的としている一次資料にたどり着けるようにする。
開架式の閲覧方式の場合には、書架に並べられた図書を直接手にとってみることができる。その並べ方は、日本十進分類法(NDC)とよばれるものである。図書館の蔵書の背には3段に分けられたシールが貼ってあるが、そこに記されているのがこの十進分類法の分類番号である。

③ OPACを使って、書名や著者名、調べたい内容に関するキーワードなどを入力して検索してみる。検索結果には必ず、本の請求記号があるので、それを手がかりに実際に書架まで行き、本を手にする。
自分の探している図書や学術雑誌が、大学の図書館で見つからなかった場合には、他大学などのホームページにアクセスして、付属図書館のOPACで検索することができる。
インターネットを利用した事項調査についても学習する。インターネット上のいろいろな記号について読み方を確認する。

キーワード ① OPAC ② 医中誌 ③ 日本十進分類法(NDC) ④ インターネット ⑤ レファレンスサービス
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:図書館の利用に関する基本と、情報を得る場所として大学図書館を利用する方法について復習する。大学の図書館にはさまざまなサービスが用意されている。機能をまとめると、図書の閲覧、図書の貸し出し、レファレンスサービス、複写サービスおよび相互貸借が挙げられる。
図書館での本の分類について復習する。開架式の閲覧方式の場合には、書架に並べられた図書を直接手にとってみることができる。その並べ方は、日本十進分類法(NDC)とよばれるものである。図書館の蔵書の背には3段に分けられたシールが貼ってあるが、そこに記されているのがこの十進分類法の分類番号である。
図書館の利用方法、インターネットでの検索方法について復習する。書名や著者名あるいは研究テーマやキーワードがある程度わかる場合、検索システムを使うことで、早く目的の本にたどり着くことができる。多くの図書館ではこの検索システムをOPACと呼ぶ。図書館には、図書以外にも新聞や学術雑誌など多種多様な資料が所蔵されている。学術雑誌に掲載されている論文はCiniiと呼ばれるサイトで検索することができる。Ciniiでは、OPACと同様に、論文の名前や研究テーマのキーワード、著者、編者の名前などを入力して検索すれば、目的の学術論文の情報にたどりつくことができる。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

7 レポート作成について 科目の中での位置付け この回では、レポート作成について学修する。
各科目の課題として、レポート(report)の提出が求められることがある。科目によっては試験を行わず、レポートによる評価で成績が決まることもある。ここで大切なことは、感想文や論文とレポートの違いを理解することである。 感想文は、自分の思いや感想を自由な形で伝えるものである。論文は、決まったテーマについて、調査・研究した内容を学問的にまとめたり(学術論文)、入試などで出された課題について、根拠や理由とともに自分の主張や意見を述べたりするもの(小論文)などを指す。
一方、レポートは、自らが設定あるいは指定されたテーマに関連する書籍(テキスト)や学術論文、新聞記事、インター ネットなどの資料(文献)を集め、熟読し、そこから得られた事実をもとに自分の意見や主張を加えてまとめるものである。 特に、前述した感想文との違いを理解することが重要である。
また、授業の課題として出されるレポートや実習レポートなどは、学術的文章で書くことが大切である。学術的文章を書くことをアカデミック・ライティングと呼び, 看護職をはじめと た専門職にとって必要な能力である。


コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第4章 p60-62
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第4章 p63-73
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第4章 p74-78
コマ主題細目 ① レポートとは ② レポート作成・5つのステップ ③ コピー&ペースト・著作権
細目レベル ① 主な文章の種類を以下に挙げる。論文:学術論文 論説文、就職試験・入試における小論文など、感想文:随筆 (自分の見間などを自由な形式で書いた文章)、読書 芸術鑑賞・旅行などの感想文 体験記など、文学的な文章:小説、詩、紀行文 (旅行中の行動・感想を行程に沿って記載した文章)など、実用的な文章:役所 企業から発せられる文章などである。次に、さまざまなレポートの種類を挙げる。読書レポート:事前に特定の書籍またはテーマが提示され、該当の書籍、あるいは学生自らが探した書籍を熟読し、その内容をまとめるもの。書籍の要約のまとめ、授業内容と関連させたまとめ、学生自身の考えを加えたまとめなど、求められる内容(目的)によって構成は異なる、学修レポート:授業や読書などにより、知り得た知識をまとめるもの、調査レポート:特定のテーマを自らが調査(追究)することにより、新しい事実を発見し、その事実の分析を加えてまとめるもの、である。
② レポート作成は、次の5つのステップで進めていく。①テーマを決定する、②テーマに関連する資料 (文献)を調べ、収集する、③集めた資料(文献)がレポートに活用できるか熟読し、資料(文献)をまとめる、④文章の構成を考える、⑤レポートを作成する(執筆と推敲:文章を書くことと文章を練る、書き
直すこと)、である。
テーマを絞り込むには、調査レポート(研究論文)のテーマは、下記の条件を満たすかどうかを考え、絞り込んでいくとよい。・そのテーマは実証できるか ・必要な資料は存在するか・すでに公表されていないか ・テーマは大きすぎないか・予測可能か、である。
また、阿部(2015)は、「文章力」について次のように定義している。① よいテーマを見つける「着想力」
② テーマに関わるさまざまな事柄に連想を広げる「連想力」 ③ その中で書くべきことを見極める「優先順位の判断力」 ④書くべきことを「構造的に把握する力」言いたいことをバラバラに並べるのでなく相互関係がわかるように書くこと ⑤ そこに自分独自の考えを加える「創造力、独創力」 ⑥ 読み手の立場、心情、知識レベルなどを理解する「人間理解力」 ⑦ 読み手に伝わる簡潔明瞭な言葉で表現する「言語表現力」である。

③ ここでは、気をつけておきたいコピー&ペースト・著作権について学修する。①レポート作成の際に引用する著作物は、すでに公表されていること:例えば、知り合いの学生などがこれから公表しようとしているレポート内容などは、引用できない。②引用する必然性があること:自分のレポート内容を補強・批評する目的で、他人の著作物を使用する必然性がある場合に限られる。③引用する部分を明確に示すこと:文章のどの部分が引用した箇所かがわかるように「 」などで示すとわかりやすくなる。④原形を保持して示すこと:著作者には、他人に勝手に内容を変更されない「同一性保持権」がある。引用の際は原形を保持することが基本である。勝手に表現や表記を変えてはいけない。⑤出典を記載すること:どの書籍・論文などから引用されたものか、出典をわかりやすく示す必要がある。インターネットからの情報の場合は、記述があったページのURLと確認した日時も明示する必要がある。
キーワード ① レポートの種類 ② アカデミック・ライティング ③ 文献検索 ④ 執筆と推敲 ⑤ コピー&ペースト
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:この回では、レポート作成について振り返る。本科目では、自身でテーマを決め、レポート作成をしてもらう。その際に、どこから手をつければよいのか、わかりやすく案内してくれるのが、教科書の第4章である。レポートの種類は何があるのかを確かめる。次に、レポートを作成する上での5つのステップを確かめる。最後に、作成する上で、気をつけるポイントとして、コピー&ペースト・著作権がある。他人の文章を引用する際には、出典がどこであるかを明確にする必要がある。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

8 ボランティア活動について 科目の中での位置付け この科目では、ⅰ)講義のノートの取り方、ⅱ)図書館での資料の探し方、ⅲ)パソコンによるレポート作成、ⅳ)PowerPointによるプレゼンテーションの基本スキルを学ぶ。
第1章では、まず大学生として自立するための心がまえを、第2章ではテイクノートの基本、第3章でと第4章では、テキストのリーディングについての内容である。これらの内容が冒頭にくるのは、授業を受ける中でまず必要な能力だからである。第5章~7章では、情報収集の技術とその整理方法について、第8章~10章では、論文やレポートを書くことをアカデミック・ライティングと呼び、その基本と効果的な表現方法についての内容である。第11・12章では、プレゼンテーションの基本と、効果的なプレゼンテーションをするための準備についてくわしく説明している。
これらを修得していく過程に、ボランティア活動が存在する。ボランティア活動を通して得られた経験や知識をまとめ、「発表」という形で他者に分かりやすく伝える力を養う。

コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① ボランティアとは ② ボランティア活動の基本精神 ③ ボランティア活動者の心得
細目レベル ① 私たちが日常的に使っている英語のvolunteerの語源は、ラテン語のvolo(ウォロ=意志)であり、この言葉から派生する語に、voluntas(ウォランタス=自由意志)、フランス語のvolonte(ボランテ=喜び、精神)がある。Volunteerには「志願兵」という意味もあり、自ら自発的に行動しようとする人を指している。ボランティアについては、さまざまな定義がある。2000年に実施した「国民生活選好度調査」(経済企画庁国民生活局)では、ボランティア活動を「仕事、学業とは別に地域や社会のために時間や労力、知識、技能などを提供する活動」と定義している。さらに2001年度「社会生活基本調査」(総務省)では、「報酬を目的としないで、自分の労力、技術、時間を提供して地域社会や個人・団体の福祉増進のために行う活動」と定義している。厚生労働省(2007)は、「ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には『自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為』を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、『自主性(主体性)』、『社会性(連帯性)』、『無償性(無給性)』等があげられる」としている。このようにボランティアの定義はそれぞれの立場によって異なる。
② ボランティア活動の基本精神として以下を挙げる。「自発性・主体性」:ボランティア活動とは、自発的な意思に基づく主体的活動であること。誰からも強制されない活動であること。自発性、主体性・自主性などとも表現されるボランティアの最も基本的な性格である。、「社会性・連帯性」、「創造性・開拓性・先駆性」:ボランティア活動は、他人、地域や社会といった社会に対する働きかけ、関係づくり、変化を生み出す活動である。これらは、社会性、公共性、公益性、先駆性とも表現される。ボランティア活動は、高齢者や障がい者、子育て中の母親、被災者などさまざまな困難をかかえた人々とともに行われることが多い。誰もが生き生きと豊かに暮らしていけるよう、仲間と支え合い活動する。また、今、何が必要とされているかを考えながら、よりよい社会を自分たちの手で作り出していく。「経済的な報酬が目的ではない」:ボランティア活動は確かに無償の活動ではあるが、必ずしも本質ではない。正確には「報酬を求めない」活動である。

③ ボランティア活動には、人や動物・自然など、直接的または間接的に、必ず「相手」が存在する。そのため、自分の行動に責任を持って活動することが必要となる。以下に心得を整理する。【マナーを守る】活動先でのルールやマナーは必ず守る。活動先によっては、それぞれのルールがある。活動時間や、してはいけないこと、入ってはいけない場所など、活動する上での約束や時間を守る。遅刻や欠席の連絡などは必ず行う。活動しやすい服装で参加する、積極的にあいさつを行うなども大切なことである。【活動の目的を理解して行動する】活動先によって、ボランティアの活動内容やボランティアに求められているものが異なる。自分が参加する活動先はボランティアに何を求めているか、その中で自分には何ができるのか、確認する。【自分ができる範囲で活動する】自分の生活スタイルに合わせて、無理のないように取り組む。さらに、活動先には自分のできることだけではなく、自分ができないことについても伝える。【立場を理解する】ボランティアとして行うこと、職員やスタッフが行っている仕事とを区別して、自分の活動範囲を確認する。また、「ボランティアをしてあげている」ではなく、お互いが対等であるという気持ちを忘れないことも大切である。【身だしなみに気をつける】相手に怪我をさせることや、自分が怪我をしてしまう危険性を考え、活動内容を確認しながら、家を出る前に自分の服装をチェックするように心がける。【個人情報を守る】ボランティア活動を行う上で知り得た他人のプライバシーなどは口外しないようにする。また、安易に写真を撮ることも控える。必ず活動先に許可を得てから撮影すること。撮影した写真を何かに使用する時には、必ず活動先に確認する。
キーワード ① 自発性 ② 社会性 ③ 連帯性 ④ 開拓性 ⑤ 先駆性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 ボランティアとは何かを各自でまとめる。ボランティア活動の具体例を2~3例挙げる。その活動内容、ボランティア活動を通して何を学び取れるかをまとめる。ボランティア活動者の心得を再確認する。ボランティア活動の実際を、いくつか紹介する。1.高齢者福祉分野のボランティア活動、2.障がい者福祉分野のボランティア活動、3.障がい児支援分野のボランティア活動、4.児童福祉分野のボランティア活動、5.精神障害者分野のボランティア活動、6.医療福祉分野のボランティア活動、7.スポーツ分野のボランティア活動、8.国際交流分野のボランティア活動、9.栄養分野とボランティア活動、10.子育て支援分野のボランティア活動、11.地域福祉分野とボランティア活動、12.災害とボランティア活動、13.教育分野とボランティア活動、14.行政主催のイベントとボランティアなどが挙げられる。ボランティア活動を通して得られるものは何か考えてみよう。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

9 ボランティア活動について 科目の中での位置付け この科目では、ⅰ)講義のノートの取り方、ⅱ)図書館での資料の探し方、ⅲ)パソコンによるレポート作成、ⅳ)PowerPointによるプレゼンテーションの基本スキルを学ぶ。
第1章では、まず大学生として自立するための心がまえを、第2章ではテイクノートの基本、第3章でと第4章では、テキストのリーディングについての内容である。これらの内容が冒頭にくるのは、授業を受ける中でまず必要な能力だからである。第5章~7章では、情報収集の技術とその整理方法について、第8章~10章では、論文やレポートを書くことをアカデミック・ライティングと呼び、その基本と効果的な表現方法についての内容である。第11・12章では、プレゼンテーションの基本と、効果的なプレゼンテーションをするための準備についてくわしく説明している。
これらを修得していく過程に、ボランティア活動が存在する。ボランティア活動を通して得られた経験や知識をまとめ、「発表」という形で他者に分かりやすく伝える力を養う。

コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① ボランティアとは ② ボランティア活動の基本精神 ③ ボランティア活動者の心得
細目レベル ① 私たちが日常的に使っている英語のvolunteerの語源は、ラテン語のvolo(ウォロ=意志)であり、この言葉から派生する語に、voluntas(ウォランタス=自由意志)、フランス語のvolonte(ボランテ=喜び、精神)がある。Volunteerには「志願兵」という意味もあり、自ら自発的に行動しようとする人を指している。ボランティアについては、さまざまな定義がある。2000年に実施した「国民生活選好度調査」(経済企画庁国民生活局)では、ボランティア活動を「仕事、学業とは別に地域や社会のために時間や労力、知識、技能などを提供する活動」と定義している。さらに2001年度「社会生活基本調査」(総務省)では、「報酬を目的としないで、自分の労力、技術、時間を提供して地域社会や個人・団体の福祉増進のために行う活動」と定義している。厚生労働省(2007)は、「ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には『自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為』を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、『自主性(主体性)』、『社会性(連帯性)』、『無償性(無給性)』等があげられる」としている。このようにボランティアの定義はそれぞれの立場によって異なる。
② ボランティア活動の基本精神として以下を挙げる。「自発性・主体性」:ボランティア活動とは、自発的な意思に基づく主体的活動であること。誰からも強制されない活動であること。自発性、主体性・自主性などとも表現されるボランティアの最も基本的な性格である。、「社会性・連帯性」、「創造性・開拓性・先駆性」:ボランティア活動は、他人、地域や社会といった社会に対する働きかけ、関係づくり、変化を生み出す活動である。これらは、社会性、公共性、公益性、先駆性とも表現される。ボランティア活動は、高齢者や障がい者、子育て中の母親、被災者などさまざまな困難をかかえた人々とともに行われることが多い。誰もが生き生きと豊かに暮らしていけるよう、仲間と支え合い活動する。また、今、何が必要とされているかを考えながら、よりよい社会を自分たちの手で作り出していく。「経済的な報酬が目的ではない」:ボランティア活動は確かに無償の活動ではあるが、必ずしも本質ではない。正確には「報酬を求めない」活動である。
③ ボランティア活動には、人や動物・自然など、直接的または間接的に、必ず「相手」が存在する。そのため、自分の行動に責任を持って活動することが必要となる。以下に心得を整理する。【マナーを守る】活動先でのルールやマナーは必ず守る。活動先によっては、それぞれのルールがある。活動時間や、してはいけないこと、入ってはいけない場所など、活動する上での約束や時間を守る。遅刻や欠席の連絡などは必ず行う。活動しやすい服装で参加する、積極的にあいさつを行うなども大切なことである。【活動の目的を理解して行動する】活動先によって、ボランティアの活動内容やボランティアに求められているものが異なる。自分が参加する活動先はボランティアに何を求めているか、その中で自分には何ができるのか、確認する。【自分ができる範囲で活動する】自分の生活スタイルに合わせて、無理のないように取り組む。さらに、活動先には自分のできることだけではなく、自分ができないことについても伝える。【立場を理解する】ボランティアとして行うこと、職員やスタッフが行っている仕事とを区別して、自分の活動範囲を確認する。また、「ボランティアをしてあげている」ではなく、お互いが対等であるという気持ちを忘れないことも大切である。【身だしなみに気をつける】相手に怪我をさせることや、自分が怪我をしてしまう危険性を考え、活動内容を確認しながら、家を出る前に自分の服装をチェックするように心がける。【個人情報を守る】ボランティア活動を行う上で知り得た他人のプライバシーなどは口外しないようにする。また、安易に写真を撮ることも控える。必ず活動先に許可を得てから撮影すること。撮影した写真を何かに使用する時には、必ず活動先に確認する。
キーワード ① 自発性 ② 社会性 ③ 連帯性 ④ 開拓性 ⑤ 先駆性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 ボランティアとは何かを各自でまとめる。ボランティア活動の具体例を2~3例挙げる。その活動内容、ボランティア活動を通して何を学び取れるかをまとめる。ボランティア活動者の心得を再確認する。ボランティア活動の実際を、いくつか紹介する。1.高齢者福祉分野のボランティア活動、2.障がい者福祉分野のボランティア活動、3.障がい児支援分野のボランティア活動、4.児童福祉分野のボランティア活動、5.精神障害者分野のボランティア活動、6.医療福祉分野のボランティア活動、7.スポーツ分野のボランティア活動、8.国際交流分野のボランティア活動、9.栄養分野とボランティア活動、10.子育て支援分野のボランティア活動、11.地域福祉分野とボランティア活動、12.災害とボランティア活動、13.教育分野とボランティア活動、14.行政主催のイベントとボランティアなどが挙げられる。ボランティア活動を通して得られるものは何か考えてみよう。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

10 ボランティア活動について 科目の中での位置付け この回では、「プレゼンテーションの基本スキル」について学ぶ。目的は、ほかの人にわかってもらいたいこと、伝えたいことを整理する。よりよくわかってもらうために、相手に示す資料を準備するの2点である。
「プレゼンテーション」には日本語で、「紹介」「発表」「報告」「提案」などの意味がある。もともとは広告業界の用語で、広告会社が、自分たちの企画案を客に説明し、契約をしてもらえるよう説得する発表をプレゼンテーションと呼んでいた。現在では、より広い意味で相手に情報を伝え、説明し、自分にとって有利な決断をしてもらおうとするさまざまな行為をプレゼンテーションと呼ぶようになってきている。その一つに、調査・研究した内容を大学のゼミや研究発表会、学会といった場で発表する(口頭発表)ことがある。大学生になるとこのような機会も増えてくる。

コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① ボランティアとは ② ボランティア活動の基本精神 ③ ボランティア活動者の心得
細目レベル ① 私たちが日常的に使っている英語のvolunteerの語源は、ラテン語のvolo(ウォロ=意志)であり、この言葉から派生する語に、voluntas(ウォランタス=自由意志)、フランス語のvolonte(ボランテ=喜び、精神)がある。Volunteerには「志願兵」という意味もあり、自ら自発的に行動しようとする人を指している。ボランティアについては、さまざまな定義がある。2000年に実施した「国民生活選好度調査」(経済企画庁国民生活局)では、ボランティア活動を「仕事、学業とは別に地域や社会のために時間や労力、知識、技能などを提供する活動」と定義している。さらに2001年度「社会生活基本調査」(総務省)では、「報酬を目的としないで、自分の労力、技術、時間を提供して地域社会や個人・団体の福祉増進のために行う活動」と定義している。厚生労働省(2007)は、「ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には『自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為』を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、『自主性(主体性)』、『社会性(連帯性)』、『無償性(無給性)』等があげられる」としている。このようにボランティアの定義はそれぞれの立場によって異なる。
② ボランティア活動の基本精神として以下を挙げる。「自発性・主体性」:ボランティア活動とは、自発的な意思に基づく主体的活動であること。誰からも強制されない活動であること。自発性、主体性・自主性などとも表現されるボランティアの最も基本的な性格である。、「社会性・連帯性」、「創造性・開拓性・先駆性」:ボランティア活動は、他人、地域や社会といった社会に対する働きかけ、関係づくり、変化を生み出す活動である。これらは、社会性、公共性、公益性、先駆性とも表現される。ボランティア活動は、高齢者や障がい者、子育て中の母親、被災者などさまざまな困難をかかえた人々とともに行われることが多い。誰もが生き生きと豊かに暮らしていけるよう、仲間と支え合い活動する。また、今、何が必要とされているかを考えながら、よりよい社会を自分たちの手で作り出していく。「経済的な報酬が目的ではない」:ボランティア活動は確かに無償の活動ではあるが、必ずしも本質ではない。正確には「報酬を求めない」活動である。

③ ボランティア活動には、人や動物・自然など、直接的または間接的に、必ず「相手」が存在する。そのため、自分の行動に責任を持って活動することが必要となる。以下に心得を整理する。【マナーを守る】活動先でのルールやマナーは必ず守る。活動先によっては、それぞれのルールがある。活動時間や、してはいけないこと、入ってはいけない場所など、活動する上での約束や時間を守る。遅刻や欠席の連絡などは必ず行う。活動しやすい服装で参加する、積極的にあいさつを行うなども大切なことである。【活動の目的を理解して行動する】活動先によって、ボランティアの活動内容やボランティアに求められているものが異なる。自分が参加する活動先はボランティアに何を求めているか、その中で自分には何ができるのか、確認する。【自分ができる範囲で活動する】自分の生活スタイルに合わせて、無理のないように取り組む。さらに、活動先には自分のできることだけではなく、自分ができないことについても伝える。【立場を理解する】ボランティアとして行うこと、職員やスタッフが行っている仕事とを区別して、自分の活動範囲を確認する。また、「ボランティアをしてあげている」ではなく、お互いが対等であるという気持ちを忘れないことも大切である。【身だしなみに気をつける】相手に怪我をさせることや、自分が怪我をしてしまう危険性を考え、活動内容を確認しながら、家を出る前に自分の服装をチェックするように心がける。【個人情報を守る】ボランティア活動を行う上で知り得た他人のプライバシーなどは口外しないようにする。また、安易に写真を撮ることも控える。必ず活動先に許可を得てから撮影すること。撮影した写真を何かに使用する時には、必ず活動先に確認する。
キーワード ① 自発性 ② 社会性 ③ 連帯性 ④ 開拓性 ⑤ 先駆性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 ボランティアとは何かを各自でまとめる。ボランティア活動の具体例を2~3例挙げる。その活動内容、ボランティア活動を通して何を学び取れるかをまとめる。ボランティア活動者の心得を再確認する。ボランティア活動の実際を、いくつか紹介する。1.高齢者福祉分野のボランティア活動、2.障がい者福祉分野のボランティア活動、3.障がい児支援分野のボランティア活動、4.児童福祉分野のボランティア活動、5.精神障害者分野のボランティア活動、6.医療福祉分野のボランティア活動、7.スポーツ分野のボランティア活動、8.国際交流分野のボランティア活動、9.栄養分野とボランティア活動、10.子育て支援分野のボランティア活動、11.地域福祉分野とボランティア活動、12.災害とボランティア活動、13.教育分野とボランティア活動、14.行政主催のイベントとボランティアなどが挙げられる。ボランティア活動を通して得られるものはなにかを考える。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

11 定期試験について 科目の中での位置付け この回では、定期試験の学習方法、演習の技術試験に大切なセルフトレーニング、成績評価について確認していく。
高校までの中間・学期末試験は授業内容からの出題が多く、授業の復習をして覚えることが中心であった。 大学・ 専門学校では、新しい知識を覚えることも大切だが、複数の知識を組み合わせた「記述」によって、自らの考えや意見を求められる試験科目もある。このような定期試験に向けての学修方法を紹介する。
看護教育では、知識の修得だけでなく、技術の修得も重要である。患者さんへ安全な援助を提供するために、確実な技術を修 得しておく必要があるからである。 援助行為の1つひとつの根拠の理解と手技の修得度を確認するのが、演習科目の技術試験である。
それぞれの科目の成績評価方法はシラバスに書かれている。また、講義や演習などの初回の授業で説明があることが多いので、確認してみよう。 定期試験の受験資格や成績の表記の仕方については、学則に記載されている。


コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第5章 p80-81
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第5章 p82-83
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第5章 p84-86
コマ主題細目 ① 定期試験 ② 演習の技術試験 ③ 成績評価
細目レベル ① 定期試験に向けての学習方法を下記に示す。・まず、毎回の講義内容をまとめたノートをじっくりと見直す。テキストや配布資料もあわせて見直す。・同級生同士で学んだ内容を互いに説明し合うと、理解が曖昧な部分を見つけ出すことができる。 曖昧な部分は、科目の担当教員へ質問するなどして、正確な内容を確認することが大切である。 科目によっては、複数の教員で1科目を担当することがある。どの教員に確認すればよいかわからない場合は、科目責任者の教員に確認する。・科目間の関連も意識して学修することが大切である。例えば、成人看護学など専門科目の試験では、単一の科目だけでなく、解剖・生理学や病態学など、複数の科目の知識が必要となる。・先輩からもらった過去の定期試験の問題(過去問)を確認して、その解答を丸覚えする方法は、学力を向上させることにつながらない。 国家試験や卒後の臨床につながる知識を修得することもできない。・多くの大学や看護学校が、60点以上で合格としている。しかし、専門職をめざすには知識に不足や偏りがないようにする。

② 演習で学修する援助内容は、 既修の内容を活用し、その技術に積み上げる形で行うことがある。 例えば、「感染予防」の演習を行った後に「導尿」の演習を受講する場合には、「感染予防」に関する技術が確実に修得できていなければ成り立たない。加えて、演習の回を重ねるたびに、援助内容の巧緻性も増していく。ここでは、技術試験前を想定した効率的なセルフトレーニングのポイントを紹介する。確実な技術を修得するためには,日頃からのトレーニングが重要である。 時間数の制限など、演習時間内に全員が手技を行うことができない場合もあるため、時間外のセルフトレーニングが必要となる。
・技術試験でのチェックポイントを確認する。 演習中に伝えられた手技の根拠や配布された手技のチェックリストを活用する。 実施する内容は、同級生に客観的な視点で指摘をしてもらう。・技術項目の多くは、必要物品の関係から演習室などでしかできない。 試験直前になると演習室や物品が使用できなくなる場合もある。事前に日程調整して、計画的に練習する。・学生同士での確認で迷った部分は、科目責任者の教員または単元担当の教員に必ず確認する。・技術試験は個別に受験するため、緊張して思うように動けなくなることもある。十分な練習量を積み、自信を持って臨むことが大切である。・患者さんへ安全な技術を提供するためには、完璧な技術でなければならない。技術試験では満点を得ることを目標として練習する。


③ 大学の評価を例に挙げると、多くは「秀: S」 「優:A」 「良: B」 「可:C」 「不可 :D」 で表記され、 「可:C」 以上が合格となる。 また、再試験で合格した場合は、多くの場合「可:C」 となる。このため、定期試験での合格をめざす。 「不可:D」の場合は科目の単位が認定されない。 つまり必修科目が不可となった場合は、再度同じ科目を履修することになる。
前記の成績評価以外に、GPA (Grade Point Average)という成績評価方法 (成績評価値) がある。 これは欧米で多く用いられている評価方法で5段階の評価を数値に置き換え、その平均値で示すものである。 数値で表記され、国際的評価ができるために留学や大学院の進学の際などに参考にされており、日本においても導入が進められている。
履修した科目の平均点で評価することから、短期間で急激にポイントを上げることは困難であり、入学時(初年次)に履修する科目から、常に一定の評価をめざす必要がある。 GPAを導入している場合は、履修要項に計算式が紹介されている。

キーワード ① 定期試験 ② 演習 ③ セルフトレーニング ④ 成績評価 ⑤ GPA
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:この回では、定期試験の学習方法、演習の技術試験に大切なセルフトレーニング、成績評価について学修した。大学・ 専門学校では、新しい知識を覚えることも大切だが、複数の知識を組み合わせた「記述」によって、自らの考えや意見を求められる試験科目もある。このような定期試験に向けての学修方法について確認する。
それぞれの科目の成績評価方法はシラバスに書かれている。また、講義や演習などの初回の授業で説明があることが多いので、再度確認する。 定期試験の受験資格や成績の表記の仕方については、学則に記載されている。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

12 臨地実習について 科目の中での位置付け この回では、臨地実習について概要を学ぶ。
臨地実習は、看護職を志す学生にとって重要な学びの場であり、避けることはできない科目である。
臨地実習では特に、実際に治療などを受けている患者さんが学びの対象であることを自覚する。 同時に、病院などの実習の場は普段学んでいる環境とは異なっており、目の前の状況に応じて学生が個々に判断することも求められるため、ストレス やプレッシャーを感じるときも多くある。しかし、それを乗り越えた先には、患者さんとの良好な関係の構築があり、学びの深まりとともに、「ひとに援助することへの喜びも得ることができる。
どの領域の臨地実習においても、対象である患者さんの身体 的な状態だけでなく、精神的な状態も含めて最善の援助方法を考え、実践する必要がある。 実習で行う内容には、共通する基本的な援助(コミュニケーション、感染予防、環境の整備)、 日常生活援助 (食事の援助、清潔の援助、排泄の援助、活動・休息の援助など)、 診療の援助(与薬の援助、検査に関する援助、吸引の援助など)がある。援助内容によっては患者さんへの安全性を保つために、有資格者が実施し、学生は見学となるものもある。
また臨地実習の前には、必要な援助についてのセルフトレーニングを十分に行い、学生として適切な援助ができるように準備を整える。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」第6章 p88-89
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」第6章 p90-92
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」第6章 p93-94
コマ主題細目 ① 臨地実習とは ② 臨地実習への準備 ③ 基本となるコミュニケーション
細目レベル ① 臨地実習の内容は、 基礎看護学に始まり、まとめとしての統合実習まで多様な領域にわたる。 領域によって、対象者や実習の場所、場面も多様である。また、学内での座学や演習と異なり、臨地実習場所で学修を進め、実習期間内に到達目標に達することを求められる。 実習期間中は時間管理 (タイムマネジメント)や学修が大変だといわれるのはそのためである。何よりも、長期間にわたる臨地実習を乗り切るための体調管理が必要である。
実習中は慣れない環境や経験により、体調を崩すことがしばしばある。 学ぶ学生自身の体調がよくないと対象となる患者さんにも影響を与えるため、場合によっては実習を続けることができない。普段の生活以上に、食事や睡眠も十分にとり、体調管理を心がけることが重要である。アルバイトや遊びなどによる夜ふかしなども避ける。 また、実習に関する学修で睡眠不足になる学生がいる。日頃からの学修や実習の事前学修で備えておくようにする。必要な事前学修の内容は、担当教員に積極的にたずねたり、事前オリエンテーションで確認することが大切である。

② 臨地実習では、時として学生が感染症に罹患する可能性があり、さらにそれによって患者さんや医療スタッフへ感染を広げ てしまう危険性がある。手洗いなどの感染予防を十分に行うと同時に、代表的な感染性疾患について、 自分が抗体を持っているのか、あらかじめ確認することも大切である。
日本環境感染学会「医療関係者のためのワクチンガイドライ第3版)(2020)には、免疫を獲得したうえで実習を開始することを原則とすると記載されている。 まずは、感染性疾患の罹患の有無、予防接種の有無を確かめまる。 予防接種をしたかどうかが不明な学生は、保護者に確認する。 過去に予防接種を受けていて抗体があっても、現在の抗体値が基準値より少ない場合は、十分に免疫がある状態ではない。抗体がない場合も含め、実習が始まる前に予防接種を受ける必要がある。抗体を獲得するには一定期間が必要であり、 複数回の注射を 要するものもある。その期間を考慮し、計画的に受診しておく。

③ 臨地実習において、学生の学修のために協力してくださる対象者は本来自分自身の疾患の治療などのために入院されている方であることを忘れてはいけない。学内実習施設で学ぶ知識や技術は、その後の臨地実習。さらには卒後臨床で 接する患者さんへの援助の礎となることを忘れずに、確実な修得をめざす。
また臨地実習では対象者との確実なコミュニケーションが重要である。 日頃の友達同士とのコミュニケーションとは異なる、看護職(医療者)としての適切なコミュニケーション の基本を学内で学び、臨地実習で実践する。
加えて、 臨地実習では、指導教員とともに学生を指導する臨床指導者がいる。 臨床指導者や担当看護師との関係構築も大切である。 医療者間のコミュニケーションの基本は「報告・ 連絡・相談 (ホウレンソウ)」である。


キーワード ① 臨地実習 ② セルフトレーニング ③ 感染予防 ④ タイムマネジメント ⑤ コミュニケーション
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:臨地実習とは何か、その実習での準備は具体的に何をすればよいのか、など基本的な内容を押さえる。また、臨地実習では、他人とのコミュニケーションが重要となってくる。
臨地実習の内容は、 基礎看護学に始まり、まとめとしての統合実習まで多様な領域にわたる。 領域によって、対象者や実習の場所、場面も多様である。また、学内での座学や演習と異なり、臨地実習場所で学修を進め、実習期間内に到達目標に達することを求められる。臨地実習では対象者との確実なコミュニケーションが重要である。 日頃の友達同士とのコミュニケーションとは異なる、看護職(医療者)としての適切なコミュニケーション の基本を学内で学び、臨地実習で実践する。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

13 充実した学生生活の送り方 科目の中での位置付け この回では、充実した学生生活の送り方について学ぶ。看護職をめざす学生として修得しておきたい知識や技術について述べてきた。
新1年次生は、「看護職になりたい!」という明確な心ざしと、理想とする看護職像を抱いて入学されたことと考える。 そのめざしている看護職像に近づくためにはどのような課題があるかについても学生の間に考えていく。
めざす理想像 (達成目標)と、そこに近づくための課題がはっきりとしたら、 次は、課題を達成するために学生の間に修得するべき能力、実施するべき行動は何かを考える(行動目標)。
行動目標の実施は一定期間を区切って、評価(振り返り)と修正を行っていくことが、目標を達成するためのコツだといえる。

コマ主題細目①:教科書「看護学生スタートブック第2版」終章 p96-101
コマ主題細目②:教科書「看護学生スタートブック第2版」終章 p102-104
コマ主題細目③:教科書「看護学生スタートブック第2版」終章 p105-106
コマ主題細目 ① 目標を立てる ② 卒業後のイメージ ③ 役割分担
細目レベル ① 目標を立てるための3つのステップを次に示す。ステップ 1:到達したい最終的な目標を決める。すぐに最終目標に到達できるわけではないので、その途中の段階の小さな目標には何がよいかも考えてみる。 このとき、学校で掲げているポリシー (カリキュラム・ポリシーやディプロマ・ポリシーな ど)も役立てるとよい。 ステップ2:目の前の半年間、目標達成のために何をすればよいのかを考える。 いつまでに何をすれば目標に近づくか。できるだけ具体的な内容に落とし込むことがポイントである。ステップ3:半年ごとに評価する (振り返る) 機会を設ける。 具体的な目標は達成できただろうか。 できなかったとしたら、なぜだったかを振り返り、目標を修正する。 到達可能な目標だったのか、達成するための計画に無理はなかったか、原因と対策について詳細に考える必要がある。
② 卒業後の進路には、大きく、「就職」と「進学」の2つがある。 いずれの進路を選ぶ場合にも、大切なことは、自分は今後、どのようなことを行いたいかを考えることである。第1 章でも紹介したように、専門職には、常に専門性を追求する義務がある。
保健師助産師看護師法の第1章「総則」 第1条では、看護職の「資質を向上し、もつて医療及び公衆衛生の普及向上を図る」とされています。 つまり、専門職である看護職は、時代とともに変化する新たな知識、技術を正しく修得し、実践につなげる義務がある。 また、同法第28条の2に、各看護職は「免許を受けた後も、 臨床研修その他の研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない」とあることからも、看護職は、常に学び続ける職務であるといえる。 日々めざましく発展していく医療技術知見を確実に修得し、対象である患者さんへと還元すること、すなわち、よいケアを実践することが看護の専門職となる学生に課せられている。

③ 専門職には、日頃から関連領域の追究を行うことが求められる。 看護職もまた、 看護学の発展のために研究を行う必要がある。そのため、就職して数年後(多くは3年目)に継続 教育の一環として研究を行うことが課せられる。
しかし、急に研究に取り組もうとしても「何を?」「どうし て?」などが頭の中で交錯する場合も少なくない。 学生は、基礎教育課程の中で「看護研究」「卒業研究」などを 学ぶ。まずは、研究する「課題」を持つことが大切である。そのためにも、日頃の講義、演習、実習をとおして疑問に感じたことは、すぐに論文などの文献で調べることを習慣づける。 調べてみても報告がない場合は、その疑問が研究の「課題」となる。 患者さんへの介入に関する課題などなかには基礎教育課程で研究することは難しい場合もある。 それらの課題は、卒後臨床の場で追究していく。研究方法を詳細に解説する書籍は多くあるので、それらを参照し、教員や先輩看護師の指導を受けながら、研究に取り組んでいく。

キーワード ① 看護職 ② 看護師国家試験 ③ キャリア ④ ワークバランス ⑤ 看護研究
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:充実した学生生活を送るために、めざしている看護職像に近づくためにはどのような課題があるかについて考える。めざす理想像 (達成目標)と、そこに近づくための課題がはっきりとしたら、 次は、課題を達成するために学生の間に修得するべき能力、実施するべき行動は何かを考える(行動目標)。
行動目標の実施は一定期間を区切って、評価(振り返り)と修正を行っていくことが、目標を達成するためのコツだといえる。各自で学生生活の目標を立ててみよう。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

14 発表① 科目の中での位置付け 発表の基本は、聴いている人によく伝わるように話すことである。しっかり聴衆のほうを見て、早口になりすぎないよう、大きな声でゆっくりめりはりをつけながら話すことが大切である。発表終了後は、時間が許すかぎり質問を受け付ける。質問を受けたときは、質問内容をメモしながら聴くとよい。
あらかじめ役割を分担しておく(発表者、進行役、タイムキーパーなど)。進行役は、時間管理をしながら円滑に発表が行われるよう努める。また、質疑応答の際に質問が出ない場合、聴衆に質問を促したり、自身が質問をしたりして、活発な意見交換の場となるようにする。タイムキーパーは発表時間の管理を行う。聴き手は、それぞれのグループ発表を聴いた後、疑問点やさらに詳しく聴きたいことなどを質問する。発表終了後に、グループワークを通して発表した感想を述べ、振り返りを行う。

コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① 発表-1 ② 発表-2 ③ 振り返り
細目レベル ① 発表当日は、話す本人のコンディションや会場の設備、聴く人など、いろいろな条件が微妙に影響してくる。どんなに完ぺきなプレゼンテーションを組み立てていても、話す声が小さすぎたり、はっきりしなかったり、逆にマイクが近すぎて聴き苦しかったりすると、自分の考えはうまく伝わらない。発表の基本は、聴いている人によく伝わるように話すことである。しっかり聴衆のほうを見て、早口になりすぎないよう、大きな声でゆっくりめりはりをつけながら話すことが大切である。
当日の思いがけないトラブルの代表が、忘れ物と機器の不備である。トラブルに見舞われることのないよう、持ち物のかくにんを十分に行う。事前にリストを作成し、当日にチェックマークを入れるとよい。

② 進行役は、発表開始時にタイトルを読み上げ、発表者を紹介する。時間管理をしながら円滑に発表が行われるよう努める。また、質疑応答の際に質問が出ない場合、聴衆に質問を促したり、自身が質問をしたりして、活発な意見交換の場となるようにする。タイムキーパーは発表時間の管理を行う。
③ 振り返りシートを使ってそれぞれのグループの発表について評価をする。自分たちのグループの発表については自己評価をする。
・大きな声で話し、言葉がはっきりと聴き取れた
・いる人たちのほうを見て話しかけるように発表した
・発表を通じて、主張したいことがはっきりとわかった
・発表時間が守られていた
・問題関心にふさわしい調査や研究が行われていた
・調査や研究の内容がきちんとまとめられていた
・論理的な発表ができていた
・資料スライドは見やすいものだった
・資料スライドではわかりやすい文や言葉が使われていた
・資料スライドでは表・グラフ、図解、絵や写真などが効果的に使われていた

キーワード ① テーマ ② プレゼンテーション ③ 役割 ④ 質疑応答 ⑤ 時間管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 15回を通して、これから大学で勉強していく上で必要な基礎的技能や知的探究心が鍛錬できたか振り返る。受け身の姿勢から、自ら進んで学業に励むという積極的な姿勢に少しでも変化しただろうか?大学で「学ぶ」ためには聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力を身につけることが必要である。これからの講義・実習では、レポート提出、課題の提出、口頭発表、グループワークを実践する機会が増える。基礎ゼミナールで学んだことを活かし、さらなる成長を望む。
【予習学習時間目安:1時間/復習学習時間目安:2時間】

15 発表② 科目の中での位置付け 発表の基本は、聴いている人によく伝わるように話すことである。しっかり聴衆のほうを見て、早口になりすぎないよう、大きな声でゆっくりめりはりをつけながら話すことが大切である。発表終了後は、時間が許すかぎり質問を受け付ける。質問を受けたときは、質問内容をメモしながら聴くとよい。
あらかじめ役割を分担しておく(発表者、進行役、タイムキーパーなど)。進行役は、時間管理をしながら円滑に発表が行われるよう努める。また、質疑応答の際に質問が出ない場合、聴衆に質問を促したり、自身が質問をしたりして、活発な意見交換の場となるようにする。タイムキーパーは発表時間の管理を行う。聴き手は、それぞれのグループ発表を聴いた後、疑問点やさらに詳しく聴きたいことなどを質問する。発表終了後に、グループワークを通して発表した感想を述べ、振り返りを行う。

コマ主題細目①:配布資料
コマ主題細目②:配布資料
コマ主題細目③:配布資料
コマ主題細目 ① 発表-1 ② 発表-2 ③ 振り返り
細目レベル ① 発表当日は、話す本人のコンディションや会場の設備、聴く人など、いろいろな条件が微妙に影響してくる。どんなに完ぺきなプレゼンテーションを組み立てていても、話す声が小さすぎたり、はっきりしなかったり、逆にマイクが近すぎて聴き苦しかったりすると、自分の考えはうまく伝わらない。発表の基本は、聴いている人によく伝わるように話すことである。しっかり聴衆のほうを見て、早口になりすぎないよう、大きな声でゆっくりめりはりをつけながら話すことが大切である。
当日の思いがけないトラブルの代表が、忘れ物と機器の不備である。トラブルに見舞われることのないよう、持ち物のかくにんを十分に行う。事前にリストを作成し、当日にチェックマークを入れるとよい。

② 進行役は、発表開始時にタイトルを読み上げ、発表者を紹介する。時間管理をしながら円滑に発表が行われるよう努める。また、質疑応答の際に質問が出ない場合、聴衆に質問を促したり、自身が質問をしたりして、活発な意見交換の場となるようにする。タイムキーパーは発表時間の管理を行う。
③ 振り返りシートを使ってそれぞれのグループの発表について評価をする。自分たちのグループの発表については自己評価をする。
・大きな声で話し、言葉がはっきりと聴き取れた
・いる人たちのほうを見て話しかけるように発表した
・発表を通じて、主張したいことがはっきりとわかった
・発表時間が守られていた
・問題関心にふさわしい調査や研究が行われていた
・調査や研究の内容がきちんとまとめられていた
・論理的な発表ができていた
・資料スライドは見やすいものだった
・資料スライドではわかりやすい文や言葉が使われていた
・資料スライドでは表・グラフ、図解、絵や写真などが効果的に使われていた

キーワード ① テーマ ② プレゼンテーション ③ 役割 ④ 質疑応答 ⑤ 振り返り
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:15回を通して、これから大学で勉強していく上で必要な基礎的技能や知的探究心が鍛錬できたか振り返る。受け身の姿勢から、自ら進んで学業に励むという積極的な姿勢に少しでも変化しただろうか?大学で「学ぶ」ためには聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力を身につけることが必要である。これからの講義・実習では、レポート提出、課題の提出、口頭発表、グループワークを実践する機会が増える。基礎ゼミナールで学んだことを活かし、さらなる成長を望む。
【復習学習時間目安:2時間】

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
コースオリエンテーション 「生徒」と「学生」の学び方の違いを理解した上で、実際に何をどのように学ぶのか、その概要(聴く・読む・調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える・考えるという9つの力)を理解している。(★)
これまでの自分自身のことや現在の自分について見つめ直し、クラスメイトや教員に自己紹介できる。(★)
初めて会った者同士が打ち解ける上で、共通点を見つけることは大きなきっかけとなる。自分自身と何か共通点がないか集中して聴いてみる。相違点に注目することも大切である。(★)
スタディ・スキルズ、生徒と学生、自己紹介 10 1
大学生活 「単位」、「履修登録」について説明できる。(★)
看護師になるまでの過程を説明できる。(★)
看護師の役割拡大について理解している。(★★)
看護職に必要な能力とは何か説明できる。(★★)
大学生は社会の一員として基本的マナーや節度あるふるまいが求められる。大学生の自由さを楽しむだけでなく、「おとな」としての言葉遣いや常識を身につけ、周りの人に認められる行動が取れるようにする。(★)
普段から話し言葉と書き言葉の違いや、場所・目的に応じた適切な言葉遣いを説明できる。(★)
大学の授業を含めた社会生活で求められるマナーとはなにか。具体的に挙げることができる。(★)
研究室訪問のマナー・メールの出し方について説明できる。(★)
単位、履修登録、看護職、マナー、メール 15 2
授業形態とノート・テイキング さまざまな授業形態について具体例を挙げることができる。(★)
ノート・テイキングとリーディングについて具体的に説明できる。(★★★)
①事前学修したノートの必要なページを開いて机の上に置く②パワーポイントや板書内容で、教員が強調している箇所をキーワードまたは短文で書き留める③教員が話している内容からも、②と同様の内容を書き留める④事前学修で疑問に思っていた内容に関連する回答などを書き留める⑤書き留められなかった箇所や疑問に思った箇所には「?」を書き込み、質問やリアクションペーパーで確認する⑥余白を十分とる→授業中の質問への教員の回答や事後学修で調べたことを書き留めるスペースに活用する。次に効果的ではないノートの取り方、受講の仕方を挙げる。
パワーポイントの内容や板書をすべて書き写す→書き写している時に教員が重要なことを述べていても理解できない。レジュメやパワーポイントの資料で満足して、ただ聞くだけの受講はNGである。→自分なりの知識の構築につながらない
ノートづくりの効果として、自分なりの文章、自分が理解しやすい図表を用いて視覚的に整理することで、 学修した内容を確実に定着することが期待できる。
授業形態、事前学修、シラバス、ノート・テイキング、ノートの取り方 15 3
図書館の利用方法、文献検索方法 図書館の利用方法、インターネットでの検索方法、さらには得られた情報の整理・保存について説明できる。(★)
本の「背」にある請求記号について説明できる。(★)
図書館に所蔵されている日本語の本は、通常、日本十進分類法(NDC)というルールに従って配列されていることについて理解している。(★)
書名や著者名あるいは研究テーマやキーワードがある程度わかる場合、検索システムを使うことで、早く目的の本にたどり着くことができる。検索システムをOPACやCiniiについて説明できる。(★)
図書館、OPAC、インターネット、Cinii 15 5,6
レポート作成 レポートの種類は何があるのかを説明できる。(★)
レポートを作成する上での5つのステップを挙げることができる。(★★)
作成する上で、気をつけるポイントとして、コピー&ペースト・著作権がある。他人の文章を引用する際には、出典がどこであるかを明確にする必要があることを理解している。(★)
論文、アカデミック・ライティング、テーマの決定、文献検索 15 7
グループワークとプレゼンテーション グループワークについて説明できる。(★★)
グループワークは学生が主体となって行う学修方法の1つであり、ゼミナール(ゼミ)やワークショップなどがある。いずれも、少人数のグループ単位に分かれて、あるテーマについて調べたり、議論を交わしたりして、活動を通して学生が自ら理解を深めていく方法である。 論文や書籍の講読. 設定したテー マの調査発表も含まれる。 学生自身がテーマについて事前学修し、発表や議論の準備を行うことで、授業内容をより深く理解することができる。 また、グループ内やグループ間で意見交換の機会をもつことによって、 自分とは異なる視点からの考察を知ることができるといった利点もある。
プレゼンテーションについて説明できる。(★★)
プレゼンテーションとは、「発表すること」を意味している。 「プレゼン」と略して使われることもある。 看護教育では、学生同士、グループ内のプレゼンテーションだけではなく、実習などで地域の人や児童生徒を前にして行う場合もある。
グループワーク、プレゼンテーション、レジュメ、リハーサル、PowerPoint、スライド 15 4
定期試験と臨地実習 定期試験の学修方法、演習の技術試験に大切なセルフトレーニング、成績評価について説明できる。(★)
それぞれの科目の成績評価方法について理解している。(★)定期試験の受験資格や成績の表記の仕方については、学則に記載されている。
臨地実習とは何か、その実習での準備は具体的に何をすればよいのか、など基本的な内容を理解している。(★)
また、臨地実習では、他人とのコミュニケーションが重要となってくることも理解している。(★)
定期試験、演習、成績評価、臨地実習、コミュニケーション 15 11,12
評価方法 期末試験100%
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 藤井徹也『看護学生スタートブック第2版』医学書院 1,320 円(税込み)
参考文献
実験・実習・教材費