区分 学部共通科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
(心)専門的知識と実践的能力 (心)分析力と理解力 (心)地域貢献性
(環)専門性 (環)理解力 (環)実践力
カリキュラム・ポリシーとの関係
(心)課題分析力 (心)課題解決力 (心)課題対応力
(環)専門知識 (環)教養知識 (環)思考力 (環)実行力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
英語能力の向上を目指し、グローバル化する社会で活躍できるような力を有すること。
科目の目的
英文を、素早くかつ的確に読み聞きし・理解する力や、その英文の概要を正しい日本語訳で要約できる力を養うこと。また、読んだ内容について、自らの感想や意見を英語で書いたり、グループワークにおいて英語でティスカッションを行ったりする力も同時に養っていく。また、このような、読む書くといったインプットとディスカッションといったアウトプットの活動を通して、複雑な英文もスピード感をもって読みこなせるようになることを目指す。そのために、英文の基本構造を判断する力や、英文を逆戻り読みすることなく文頭から意味のチャンクごとに訳す力を更に伸ばす。
到達目標
①英語で表記された、時事問題や文化、社会経済状況などについての文章を的確に読み、聞き、内容を理解できること。②そして、その内容について自らの意見や感想を書くことや発表することで発信でき、意見を言い合える力を養成すること。
科目の概要
本授業では、時事問題を扱った内容の英文400~700語程度のものを、ある程度の速度で読み、そこに書かれている内容を理解していくという活動を行っていく。また、どの程度の内容を把握したかに関しては、英問英答やSay True or False(正解か不正解かを問う質問形式)によって行っていく。さらに、単なる英文の内容把握のみにとどまらず、難解な文や鑑賞に値する英文については、その文章構造や深い含蓄を事細かに精読を行っていく。同時に、文を越えたレベルでの文章構造(パラグラフ構造や、パラグラフ間の構成)にも目を向ける。更に、読んだ英文の内容について、各自が抱いた疑問や意見を英語で表現し、グループ活動を通して、お互いに話し合ったり、書く活動も行っていく。このような活動を通して、やや長い学術的な英文をスピード感をもって読みこなし、それについての自分の考えや意見などを整った英文で表現する力を伸ばしていく。
科目のキーワード
英語の基本的文構造、論述構成、語順訳、英問英答、ディクテーション、協同学習、句、節、パラグラフ、
授業の展開方法
本授業では、時事問題や事実に基づく400~700語程度の英文記事をある程度の速度で読み通し、その内容を問う英問英答に答えていく。さらに、英文の中に提示される難解箇所を取り上げて、文構造や仕組みを大きく理解していく方法を学んでいく。その中でも、内容的に理解が困難であると思われるような箇所については1つ1つ語順訳をしていき丁寧にその論理の理解を進めていく。また、日本語訳以外の内容理解が進まない場合に、英問英答意外にも、様々な問いを上げ応えていくような方法も取り入れたり、グループワークを通して、各自の理解が正しいか確認したりするような活動も行っていく。また、読んだ英文の内容に関して、自分が考えたことをひとまとまりの英文に書いて表現するという活動も毎回授業の最後に行い、学生同士で交換して意見を交わしあい、教師に提出して添削アドバイスを受けるというやり取りも行っていきたい。
オフィス・アワー
(岡崎キャンパス)【水曜日】昼休み・3・4時限目(会議日は除く)、【木曜日】2時限目(後期のみ)、昼休み、【金曜日】3時限目(前期のみ)、4時限目(後期のみ)
(大府キャンパス)講義前後、メール(m-onidani@uhe.ac.jp)にて質問に対応する。なお、メールの場合は大学発行のアドレスからのみとする

科目コード COM201
学年・期 1年・後期
科目名 英語Ⅱ
単位数 2
授業形態 講義
必修・選択 必須
学習時間 【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目 英語Ⅰ
展開科目 英語Ⅲ
関連資格 英語関連資格
担当教員名 鬼谷美紀
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 第1回 授業のオリエンテーション 科目の中での位置付け まずは、授業をはじめるにあたって本授業の目的や学生に求める到達点、使用する教材の特徴、授業で行う諸活動、授業形態、成績評価方法、学生への要望について、丁寧な説明を行っていく。なによりも、学生が授業に適応し、意義を認識し、必要な努力を注いでモチベーションを高め、自分の向上に役立てるためには、こうした理解が必要不可欠である。また、授業の流れや内容を伝えた上で、学生が現在自分の英語力に対してそれぞれの考えや不安等についてもコメント用紙として聞き取りも行っていきたい。また、授業をより良いものにするために要望なども聞き取りを同時に行っていく。授業目的の説明では、この授業の目的として、英語の中~長文のリスニング力とリーディング力を伸ばすこと、複雑な文を理解できるノウハウを学びスピードを持って内容を理解できるようにすること、聞いたり読んだ内容について英語で自分の意見を表明する力を伸ばすことを説明する。授業で行う諸活動では、内容理解活動・英文の精読・英語での学生同士のディスカッションを用い、また小グループで協力してタスクを達成する協働学習を取り入れている点を述べる。そのため、ただの座学ではなく、アクティブに学生自身に参加してもらわなければならない授業であることを強調したい。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 
コマ主題細目 ① 協働学習 ② 英問英答 ③ 語順訳 ④ ⑤
細目レベル ① この授業では学生同士がともに学びあう協働学習を取り入れている。協働学習とは、学習者が他の学習者と協力してタスク(課題)に取り組み、助け合い、質問し合い、教え合い、課題を達成する学習スタイルを言う。ただ単に教師が授業を進行するような受け身的学習ではなく、学習者である学生自らが学習に責任を持って取り組む学習行っていく。このことで、主体性と自主性をもって英語を学ぶという姿勢も獲得してほしい。そのために、この授業では授業時間の約半分は、グループワークを行い、協働学習を取り入れている。グループ活動では、学生が話し合い、意見を言い合い、その意見をまとめ発表するというように学習を自主運営するので、主体的に取り組んでほしい。
② 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。
③ 語順訳とグラフィック・オーガナイザー。前記授業で学んだ語順訳を応用して、より複雑高度な英文でも、自分で意味の塊をスラッシュで区切り、素早く日本語訳していく力を養う。また、日本語訳に頼らず、全文の概要を図やフローチャートに要約して理解する力を養う。こうしたトレーニングを通じて、700語程度の英文でも臆することなく一気に読み通して大意を把握できるようにする。
④ 英文を読解していく上で語順訳は必須となってくる。前期の授業においても学習した語順訳をさらに応用しレベルの向上を目指していく。具体的には、より複雑かつ高難度な英文でも、自分でその分の意味塊を理解して、その塊ごとにスラッシュで区切りをいれていき、素早く日本語訳していくという力を養っていく。その際に、スラッシュごとの塊で最初から訳していけるように意識していく。また、日本語訳のみに頼らず、全文の概要を理解していく方法として図やフローチャートに要約して理解する力も養っていく。こうしたトレーニングを通じて、英文の「読み方」を身に着け、語彙力も増やしていきながら、700語程度の英文でも臆することなく自身をもって一気に読み通して大意を把握できるようにする。

キーワード ① 協同学習 ② 英問英答 ③ 語順訳 ④ ディクテーション ⑤ タスク
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
2 第2回 ''''''''''''''''A Hero Above New York''''''''''''''''を読む 科目の中での位置付け 本授業で取り扱う内容は、アメリカの飛行機事故で、機長の懸命な措置によって、ハドソン川に不時着水して155名の乗客乗員全員を救った実話に基づく機長の物語であり、500語からなる文章である。これまでに英語の授業においてこのような長さの英文を一気に読むことに慣れていなかった学生への導入として、この課は比較的わかりやすい英文で書かれており、丁度良い負荷だと思われる。またこの課での語彙に関しては、旅行や航空機に関する語彙が豊富に含まれており、語彙増強に有効である。文法的には、現在完了形のhaveと、「所有する」を表す一般動詞のhaveが多数混在しているので、両者を見分ける力を試すのに適している。このように、1つ物語の中で、読む力、語彙力、文法理解力を総合的に引き延ばしていく。更に、この物語の中で描かれた出来事は、YouTubeの映像でも多数紹介されているので、その中から選りすぐった映像を見せて、英語の報道番組を視聴する力を育てたい。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』9~13ページ
コマ主題細目 ① 旅行や航空機に関する語彙 ② 助動詞のhaveと一般動詞のhave ③ 英語の報道番組の理解 ④ ⑤
細目レベル ① 本授業内では、旅行や航空機に関する語彙が多く取り扱われている。例えば、以下がそのような表現である。pilot, captain, passenger, on fire, flight attendant, turn off, airport, back of the plane, front of the plane, raft, wings, knees, degrees, Celsius, minus, dangerous, boat。これらの単語は比較的簡単な単語が多く、「海外旅行」といった特定のシチュエーションにおいて良く目にする単語が多いように思われる。また、中には日常的に目にしない単語もあり、新しい語彙力強化には最適である。今回授業内で取り扱う内容が、アメリカの飛行機事故で、機長の懸命な措置によって、ハドソン川に不時着水して155名の乗客乗員全員を救った実話に基づく機長の物語であり、500語からなる文章であることから、学生には丁度よい付加であり、既習語彙の復習も含めて行っていく。
② この課では、助動詞のhaveと一般動詞のhaveに着目していく。。本課の英文にはThe engines had stopped./ the airplane had to go back./ New York has more buildings..../He had to do something./ It had to have boats nearby./ Captain Sully had made the right decision.といったようにhaveやhas, hadが多く出現している。このように、「現在完了形」のhaveと、「所有する」を表す一般動詞のhaveが多数混在しているので、学生には両者を見分ける力が必要となってくる。そのため、本課は、完了形のhave/hadと所有を表す一般動詞のhave/hadを識別する練習には最適であると思われる。これから、英文を読解していくうえで、このような文法を見分ける力は必要不可欠であるため、学生には英文の読解を通して、改めて前期の英語Ⅰで学習したような基礎的な文法のこともいまいちど思い出してほしいと思う。
③ 本授業で取り扱う内容は、アメリカの飛行機事故で、機長の懸命な措置によって、ハドソン川に不時着水して155名の乗客乗員全員を救った実話に基づく機長の物語であり、500語からなる文章である。この話は、当時日本でも大々的にニュースになり、学生の中には実際のニュースを目にした人もいるかもしれない。そのため学生には、実際の英語の報道番組の見てもらい、理解する力を養ってもらう。同じ話題を取り上げた報道番組がYouTube上に多数掲載されているので、その中から選んだ番組を視聴し、英語のニュースを聞いて理解する力を養う。もちろん、全部の内容を理解することは至難の業であるが、本課内で習った表現や意味を少しでも映像から理解することで、机上の学習と実用英語のつながりを感じてもらう。


キーワード ① 論述構成(グラフィック・オーガナイザー) ② 主語と述語動詞 ③ 英問英答 ④ 語順訳 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
3 第3回 Father''''''''''''''''s Day Present 科目の中での位置付け 本授業で取り扱う内容は、アメリカのタホ国立自然公園でキャンプ中に、行方不明となってしまった愛犬を探して、家族が2年余をかけて見つけ出すまでの捜索についての話である。語数は、490語となっている。この物語のなかでは、自然や野外活動に関する語彙が多く出現し、このような内容の英文を読むのに非常に役立つと思われる。以下がそのような単語である。(forest, hunters, shot a gun, national forest, lake, dangerous, animals, brown bears, blanket)。本課の英語レベルは平易ではあるものの、前回の課より少し高くなっており、複文(The family continued visiting the forest whenever they could./ Twenty months after Murphy disappeared, a man name Russ Watkins went camping at the same lake.))や動名詞(continued visiting)、分詞の形容詞的用法( a man named Russ Watkins)、不定詞(was happy to make a call)、過去完了形 (had never heard the sound of a gun before)など、前期の英語Ⅰでも学習した文法が多く登場してくる。また語法的には許可を求める表現(Could I leave this?)や意志未来 (I''''''''ll leave this.)が登場する。これらのことを学習した上で、本課では本文の内容に関する英語の質問に英語で答える課題に答える方法を学ぶ。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 14~19ページ
コマ主題細目 ① タイムライン ② 文法事項 ③ 語法 ④ 英問英答 ⑤
細目レベル ① 英文を読解していく上で、より理解を深めていくためにもタイムラインを行っていく。本課で取り扱う物語の内容の特性上、記載されている物語も時間を追う論述形式で書かれている。そのため、このような内容を取り扱う場合、よりタイムラインという方法が生きてくると思われる。このような文章を読む際には、文中の時間表現に着目しながら読むことで、内容がよく理解できる。そのため、あらかじめ作成した物語の事柄を整理するためのタイムラインで示した表を渡し、縦軸には該当の行数、横軸には登場する時間表現とその出来事を記入するタスクを与える。各自でまずそのタイムラインをうめる活動を行ってもらった後、グループの協働学習で、このタスクを解決する。この方式で、物語の概要を簡潔にまとめる力を養う。
② 本課で着目していく文法事項は、以下の通りである。①複文(The family continued visiting the forest whenever they could./ Twenty months after Murphy disappeared, a man name Russ Watkins went camping at the same lake.)や②動名詞(continued visiting)、③分詞の形容詞的用法( a man named Russ Watkins)、④不定詞(was happy to make a call)、⑤過去完了形 (had never heard the sound of a gun before)があげられる。これらの文法は、前期の英語Ⅰで扱った文法であり、学生にとっては復讐の意味合いも大きい。そのため、各自でこれらの文を意味の塊でスラッシュを入れながら語順訳をしていく。そして、そこに含まれる文法的ルールを確認していく。英文を読解していく上で、英語の文法の理解は非常に重要であり、前期で学習した部分を理解できていない場合には、再度学習しなおす必要があり、その気づきにもなると考えている。
③ 英文を読解していく上で語法も重要である。本授業で取り扱う内容は、アメリカのタホ国立自然公園でキャンプ中に、行方不明となってしまった愛犬を探して、家族が2年余をかけて見つけ出すまでの捜索についての話である。語数は、490語となっている。この英文中の中で取り上げたい語法が2つある。まず1つめが許可を求める表現(Could I leave this?)である。この表現は英語でコミュニケーションをとる場合、よく使用する言い回しであるので、ここでしっかりと押さえたい。次に2つめが、意志未来 (I''''''''ll leave this.)である。時制も前期において既習済みであるが、ここにも注意を向けていきたい。このような、実際に使用されやすい表現方法を英文から吸収していくことも意識していきたい。
④ 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。本課においては、疑問文には、Why did Murphy run away?/ In which way was Lake Tahoe dangerous in winter?/ In which month did Russ Watkins find Murphy?/ Why did Mr.Braun leave the blanket and his hat in the forest?/ What was Mr.Braun''''''''s best Father''''''''s Day present?を用いる。
英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。


キーワード ① 論述構成(グラフィック・オーガナイザー) ② タイムライン ③ 英問英答 ④ 語順訳 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
4 第4回 ''''''''''''''''''''''''''''''''An Amazing Pig'''''''''''''''''''''''''''''''' 科目の中での位置付け 本課で取り扱う内容は、ペットとして飼われている豚が、心臓発作に襲われたご主人に助けを呼ぶために、表の道路に寝そべって通行中の車を停車させ、その運転手を家まで導いてご主人を助けさせたという偉業の物語である。語数は、470語となっている。英文のレベルとしては、前回、前々回に取り扱った内容よりも一歩レベルを上げ、複文が比較的多くなっている。また語彙としては、動作や医療に関する語が多く含まれており、語彙の難易度も少し上がる。本課の英文は、[問題→解決]の論述構成で書かれているので、フローチャートに記入する方式で、その概要をまとめたい。フローチャート作成にあたっては、まずは、各自でフローチャートを埋め、その後グループの協働学習を行っていく。概要の理解が済んだら、今度は複雑な文を取り上げて、語順訳して精読を行う。そして、日常会話に使い勝手の良い表現を取り上げて、その使用法を解説する。また、この出来事を報道したビデオを視聴して、報道番組の理解力を養う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』20~25ページ
コマ主題細目 ① フローチャート ② 複文 ③ 日常会話表現 ④ ⑤
細目レベル ① 本課で取り扱う内容は、ペットとして飼われている豚が、心臓発作に襲われたご主人に助けを呼ぶために、表の道路に寝そべって通行中の車を停車させ、その運転手を家まで導いてご主人を助けさせたという偉業の物語である。内容の構成としては、[問題→解決]で書かれているので、そういう構成の文を要約する手段として、フローチャートの作成を指導する。方法としては、発生した出来事や行動ごとに、キーワードを枠に書き出して、枠から枠へと発生順に矢印を付けて図表化する。これによって、日本語訳よりももっと簡潔に、物語の概略を要約する手法を学ぶ。このタスクは、まずは各自でフローチャートを埋めていく作業を行い、その後、協働学習で行う。
② 本課の英文には複文が多く扱われており、複文についても丁寧に取り上げていく。本課の英文には、以下のような複文が多数登場する。(It is said that pigs are smarter than dogs and cats./ They became happy she lived with them./ She knew she had to go to the hospital. The pig knew something was wrong. )これらの文について、主節の[主部+述語動詞]を識別し、修飾語が何を修飾しているかを矢印で図示することを通して、複文の構造のより深い理解を養う。複文は前期の英語Ⅰでも取り扱っており、英文を読解していく上で理解をしなければならない表現方法である。そのため、この課では複文を集中的に取り扱い、学生には復習もかねて複文の理解に努めてもらう。また、前期に学習したことをどの程度理解していたのか、自分の文法の理解度をはかる尺度にもしてもらいたい。
③ 本課では、物語の中にでてくる日常会話表現について学習していく。本課では、ペットとして飼われている豚が、心臓発作に襲われたご主人に助けを呼ぶために、表の道路に寝そべって通行中の車を停車させ、その運転手を家まで導いてご主人を助けさせたという偉業の物語である。この物語の中には、次のような日常会話表現が登場する。"Jo Ann''''''''s left arm hurt."/ "She was having a heart attack."/ "Something was wrong."/ "Is this pig all right?"/ "Your pig has a problem."/ "You almost died."このような表現は、名詞を入れ替えることで、非常によく使用される表現になる。そのため、これらの日常会話によく使われる表現をピックアップしてその用法を解説する。そして、学生自身がこれらの表現を使いこなせるようにグループワークを取り入れながら練習していく。


キーワード ① フローチャート ② 複文 ③ 論述構成 ④ 自己表現 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
5 第5回 ''''''''''''''''Daily Marathons'''''''''''''''' 科目の中での位置付け 本課で取り扱う内容は、カナダの若いガン患者が、ガン撲滅の基金を募って、片足義足でカナダ横断マラソンに挑み、115日間毎日走り続け、約5400キロを走破した偉業とその社旗的反響を物語ったものである。今回の英文は、総語数528語でこれまでより40語ほど長くなっている。今回の英文のレベルは、前の課よりもいっそう複文が増え、その複雑さもレベルアップしているといえる。やや難度を増してきたわけだが、関連するイラストを出現順に並べ替えることを通じて、先ず大まかな概略の理解をはかり、次いで出来事の時系列をまとめたタイムラインを記入して更に理解を深める。また語彙としては、医療や身体に関する語句と、マラソンに関する語句が多く用いられている。今回は、事実関係を問う英問英答に答える作業を通して、本文の内容理解を図る。そのために、小グループで協働して英問英答に答える。文法学習では、複文を取り上げ、主節の主部と述語動詞を識別し、修飾語と文の基本構造とを見分けることを行いたい。同時に、難文については、語順訳でしっかりと内容を理解させたい。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』26-31ページ
コマ主題細目 ① タイムライン ② 複文 ③ 英問英答 ④ ⑤
細目レベル ① タイムライン。本課の英文は、出来事の発生順に書かれているので、タイムラインを用いて出来事の概要を把握する。タイムラインは、縦軸に時間表現、横軸に起こった出来事とその反響を記入することとする。タイムライン作成は、小グループでの協働学習で行う。
② 複文。本課にも、新しい形の複文が幾つか登場する。The important thing to understand about Terry is he was not special./ Many of them were sure they were going to die of cancer./ People would hear his message that more money was necessary for cancer research./ At first, not many people knew he was running./ Terry talked to the newspaper and told them that he had to stop running./ Even if I don''''''''t finish, we need others to continue.である。これらについて、主節の主部と述語動詞を識別することを通じて、文構造を大きく把握する力を養う。
③ 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。本課においては、読んだ英文について、学生自らが質問を英語で書き、それを級友に尋ね、英語で返事を書くという作業を行う。こうすることで、テキスト本文の内容をより深く理解し、またコミュニケーション場面での質疑応答の力を養うことを目的とする。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。


キーワード ① 複文 ② 論述構成 ③ 英問英答 ④ 語順訳 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
6 第6回 ''''''''''''''''''''''''''''''''Saved by Dolphins'''''''''''''''''''''''''''''''' 科目の中での位置付け 本授業で取り扱う内容は、カリフォルニア州の太平洋岸でサーフィンをしていた若者が、サメに襲われ大けがを負いながらも、自力でサメと格闘していたところ、なんとイルカの群れに守られて無事に生還したという物語である。この物語の語数は、402語と比較的短く、英文の難易度としてもさほど高いものではない。この物語の内容は[問題→解決→結果]といった構成で書かれているので、まずは物語のナレーションを聞いて、順不同に提示されたイラストを正しい順番に並べ替えるタスクを導入として行っていく。次に、[問題→解決→結果]の連鎖を図示したフローチャートを配布し、空所にキーワードを転記する形で大まかな内容理解を図る。このようにして、[問題→解決→結果]の論述構成を実地に学ぶ。また本課の物語には、動詞の~ing形が非常に多く(12か所)出現しており、その中に「動名詞」「進行形」「現在分詞の形容詞的用法」が混在しているので、12か所の~ing形をそのいずれかに分類するタスクに取り組み、英文を文法的観点から分析する。これらのタスク活動は、学生の小グループによる協働学習で行う。更に、応用段階で前回授業に引き続き、英文に関して学生自らが英語で質問を作成し、作った質問を他の学生に尋ねて、より内容を豊かにする活動を、アクティブ・ラーニングで行う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 32-37ページ。
コマ主題細目 ① ~ing形 ② [問題→解決]の論述構成 ③ フローチャート ④ 英問英答 ⑤
細目レベル ① 今回取り扱う英文を読解していく上で、文法の理解は必須となる。今回取り上げる、カリフォルニア州の太平洋岸でサーフィンをしていた若者が、サメに襲われ大けがを負いながらも、自力でサメと格闘していたところ、なんとイルカの群れに守られて無事に生還したという物語の中には、「動詞の~ing形」が多く頻出している。それぞれが、動名詞・進行形・現在分詞の形容詞的用法のいずれかの形である。それぞれが文脈の中で、どの用法であるかを自ら考えて答を出すことが、自立した学習者を育てることにつながり、前期の英語Ⅰで学習したことの復習にもなるであろう。そこで、こうして分類するタスクに小グループによる協働学習もさらに取り組んでいく。
② 本授業では、英文の構成の特徴状[問題→解決]の論述構成を学習していく。本課で取り扱う、カリフォルニア州の太平洋岸でサーフィンをしていた若者が、サメに襲われ大けがを負いながらも、自力でサメと格闘していたところ、なんとイルカの群れに守られて無事に生還したという物語は、[問題→解決→結果]の論述構成で書かれている。そこで、本課の物語を利用して、「問題」「解決策」「結果」を本文中から見つけ出すという作業を行う。そして、あらかじめ用意されたフローチャートに抜き書きをしてゆくタスクをする。このような、物語を抜きとり、フローチャートにまとめていくことで、英文の理解を深め、論述構成で書かれた英文をパラグラフ単位で読む力を養う。
③ 英文読解の方法としてフローチャート取り上げていく。英文を読み進め、概要を把握し、理解を深めていくために、フローチャートを利用して、日本語訳によらずに、物語の概要をサマライズすることは、素早く長文を読み取るテクニックとして有効であり、英文読解において学生が理解するためには目に見えてわかりやすい方法である。本英文の内容構成も、[問題→解決→結果]の論述構成であり、フローチャートを作成しやすい内容である。また、すでにこれまでの授業で取り組んできたことなので、今回は発展させて、フローチャートをヒント無しに、ゼロから自分で書いてみるタスクを与える。仕上がったら、各自が作った不r-チャートをグループ内で交換して読みあい、互いの優れた点から学ぶ協働学習とする。
④ 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。本課においては、読んだ英文について、学生自らが質問を英語で書き、それを級友に尋ね、英語で返事を書くという作業を行う。こうすることで、テキスト本文の内容をより深く理解し、またコミュニケーション場面での質疑応答の力を養うことを目的とする。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。

キーワード ① 論述構成を表すグラフィック・オーガナイザー ② 語順訳 ③ ディクテーション ④ 英問英答 ⑤ small talk
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
7 第7回 ''''''''''''''''The Olympics at Age 41'''''''''''''''' 科目の中での位置付け 本授業で取り扱う内容は、アメリカの女性水泳選手が、14才で初めてオリンピックに出場してから、結婚・出産を経て、41才で4度目のオリンピック出場を果たし、しかも世界最速記録を樹立するまでの、人生の紆余曲折と彼女の格闘を物語ったものである。今回の英文の語数は495語である。この英文の難易度としては、中程度の難しさであるといえる。というのも、それぞれの段落が時間順に書かれておらず、前後関係を掌握することがやや難しいからであり、理解力と読解力が求められるといえる。こういう論述を合理的に理解するためには、出現する時間表現に着目し、タイムラインにそれをまとめて、時間順のサマリーを作ることが有効である。また、文章表現が簡潔なあまり、その文だけでは真意がくみ取れない文章も多くみられる。そのため、前後の文をヒントにして推論を働かせて読まねばならぬ箇所もあるので、文脈で推論を働かせて読み進めていくことも、本課で教えたい。応用段階では、過去2回の授業からの継続発展で、英文に関して学生が英語で質問文を作り、それを相互に交換して英語で答を書くというタスクを行い、アクティブ・ラーニングでコミュニケーション力を養う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 44-47ページ。
コマ主題細目 ① タイムライン ② 推論読み ③ 語順訳 ④ 英問英答 ⑤
細目レベル ① 英文読解力を向上させるためにタイムラインという方法を取り上げていく。本課の物語、アメリカの女性水泳選手が、14才で初めてオリンピックに出場してから、結婚・出産を経て、41才で4度目のオリンピック出場を果たし、しかも世界最速記録を樹立するまでの、人生の紆余曲折と彼女の格闘を物語のパラグラフは、必ずしも出来事が起こった順に配列されていない。したがって、出来事の前後関係を把握することが容易ではないというのが本物語の特徴であるといえる。このような、時間の順を追って書かれていないような論述構成の文を読む手立てとして、文中の時間表現に着目し、その時間表現を古い順にタイムラインに書き出し、その時に起こった出来事をその右側に書き出してゆくという方式が役立つ。このタスクに、小グループでの協働学習で取り組み、読みこなしていく。
② 英文の読解を行う方法として推論読みを学習していく。今回の物語、アメリカの女性水泳選手が、14才で初めてオリンピックに出場してから、結婚・出産を経て、41才で4度目のオリンピック出場を果たし、しかも世界最速記録を樹立するまでの、人生の紆余曲折と彼女の格闘を物語は、全体的にかなり簡潔な文体で書かれているが、中には文章事態があまりにも簡潔すぎて、その文章だけでは分の意味や真意が取れないものもある。このような、文章を読み進めていく場合には、前後の文脈を参考にして、その真意と含蓄を推論して読む必要がある。つまり、文を訳して意味をとらえるのではなく、前後の文脈も含めて推論しながら意味世界を把握していくのである。学習者はともすれば、一つの文だけに全てが書かれていると思いがちなので、文脈で意味を補うことを学習する。
③ 英文を読解していく上で、語順訳について学習していく。今回の英文、アメリカの女性水泳選手が、14才で初めてオリンピックに出場してから、結婚・出産を経て、41才で4度目のオリンピック出場を果たし、しかも世界最速記録を樹立するまでの、人生の紆余曲折と彼女の格闘を物語は、文中には幾つか、複雑で難解な文章があるので、それを取り上げて意味の塊ごとにフレーズ切りして語順訳を行う。特に、becauseで始まる従属節が、どこまでを修飾しているかの見極めが必要な文章が2つ有るので、そういう場合に被修飾部分を見分ける論理的ステップを紹介する。たとえば、"Some people think they can''''''''t do something because they are too old."の文で、because they are too oldがsome people thinkを修飾しているのか、they can''''''''t do somethingを修飾しているのかの見極めである。ここでもやはり、前後の文脈の中で、答を出すことが必要である。
④ 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。過去3回の積み上げの上に、更に学生自身がテキストに対して英語で質問を発し、その質問に他の学生が答えるというタスクを通して、聞いたことを鵜呑みにせずに自ら問を発し、英語のディスカッションに参加し、自分の考えを英語で答える力を伸ばす。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。

キーワード ① タイムライン ② 語順訳 ③ 複文 ④ 英問英答 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
8 第8回 ''''''''''''''''Bringing Water to People'''''''''''''''' 科目の中での位置付け 総語数519語の物語である。今回取り上げる内容は、南アフリカ共和国の二人の技師が発明した、ヒッポウォーターローラーという水の運搬器についてである。飲料水を遠くから運ぶために大変苦労している人々を救うために、二人が工夫をこらし、現地に適した材料で、安価に手に入る運搬器を発明した英知の物語である。英文の総語数は519語である。今回取り扱う英文内の語彙としては、運搬に関する語が多く登場しており参考になる(bring water, carry, bucket, cart, wheel, roll, hold, push, pull, handle, plastic, size, round, fat )。英文の分量も難度もやや上がっており、複雑な構造の文が幾つか含まれている。たとえばIt is the women and children who get the water.という強調構文、Petzer and Jonker saw women and children carrying buckets or barrels of water on their heads.というSVOCの文型、One idea they had was to make carts to carry buckets of water.のように、関係代名詞を用いない接触節、women have time to do other useful things such as taking care of a vegetable garden.におけるtakingのように、前置詞の目的語となる動名詞を学習する。また、文全体が[問題→解決→結果]の構成で書かれていることを、グラフィックオーガナイザーで確認する。応用段階では、これまでに読んだ3つの物語のうち、どれかの主人公に向かって英語で手紙を書くタスクを設け、学生が読んだ物語を再度主体的に読みこなし、それに対する自分の考えを英語で述べるアクティブ・ラーニングを行う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 62ー67ページ。
コマ主題細目 ① 文構造 ② 問題解決の構成 ③ 英語で手紙を書く ④ ⑤
細目レベル ① 英文読解していく上で、今回は文構造について学習していく。本課の文章、南アフリカ共和国の二人の技師が発明した、ヒッポウォーターローラーという水の運搬器についてである。飲料水を遠くから運ぶために大変苦労している人々を救うために、二人が工夫をこらし、現地に適した材料で、安価に手に入る運搬器を発明した英知の物語に含まれている、複雑な構造の文について、大きな文構造を見抜く力を養う。It is the women and children who get the water.という強調構文、Petzer and Jonker saw women and children carrying buckets or barrels of water on their heads.というSVOCの文型、One idea they had was to make carts to carry buckets of water.のように、関係代名詞を用いない接触節、women have time to do other useful things such as taking care of a vegetable garden.におけるtakingのように、前置詞の目的語となる動名詞。
② 英文読解の理解を深めていく上で有効な考え方の1つである問題解決の構成について学習していく。本課の物語、アフリカ共和国の二人の技師が発明した、ヒッポウォーターローラーという水の運搬器についてである。飲料水を遠くから運ぶために大変苦労している人々を救うために、二人が工夫をこらし、現地に適した材料で、安価に手に入る運搬器を発明した英知の物語は、[問題→解決→結果」の論述構成となっている。このような文章は、グラフィックオーガナイザーを使って、問題、解決策、その結果をそれぞれ図示し、矢印で相互の関係を表示する方式で、簡潔に要約することができる。そのため、事前に表を作成し、その表を各自で埋めたのちに、協働学習でこのタスクに取り組むという活動を行っていく。
③ 英語の表現力向上のため今回の授業では英文で手紙を書くことを行っていく。これまでに扱った前3回にあたる、サメに襲われ大けがを負いながらも、イルカの群れに守られて無事に生還したカリフォルニア州の少年、14才で初めてオリンピックに出場してから、結婚・出産を経て、41才で4度目のオリンピック出場を果たし、しかも世界最速記録を樹立したアメリカの女性水泳選手、ヒッポウォーターローラーという水の運搬器を発明した、南アフリカ共和国の二人の技師、これらの物語のいずれかの主人公に向けて、60語以上の英語で自分の感想を手紙文に書く。それによって、読んだ文を主体的に吟味し、自分の考えを確認し、それを英語で表現する力を養う。


キーワード ① 論述構成(グラフィックk・オーガナイザー) ② 問題と解決 ③ 複文 ④ 水問題 ⑤ 英文手紙
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
9 第9回 ”Helping a Dream Come True" 科目の中での位置付け 総語数495語の、子供の夢を叶える大人の物語。今回取り扱う英文の内容は、アメリカの田舎町の9才のゲーム好きの少年が、段ボールでゲームセンターを作り、それを父親の自動車部品販売店の店先に置いて客が遊べるようにしているのを見つけた映画監督が、少年のゲームセンターをSNSで知人に紹介し、それがきっかけで少年のゲームセンターが大人気となり、やがて他の子供たちをも巻き込んだ世界的なゲームコンテストへと発展してゆくという子供の夢を叶える大人の物語である。総語数は495語である。本英文で取り扱われる語彙としては、娯楽に関する語句が多く登場し、日常甲会話においても非常に参考になる思われる(crane games, hook, pick up, keep, entertainment center, fun pass, have fun, imagine)。文構造としては、形容詞句や形容詞節の後置修飾の文が多く出現しているので、それに着目して、後置修飾を実地に再確認する。また、物語後半に、どの名詞を指しているのかの判断に迷う代名詞''''''''they''''''''が4回連続した箇所があるので、それを題材にして「代名詞の指し示す名詞が何かをつきとめる原則」について学習する。応用段階のコミュニケーションでは、この物語について学生自身が英語で質問を発し、それに他の学生が英語で答える活動を行う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』68-73ページ。
コマ主題細目 ① 後置修飾 ② 代名詞 ③ 英問英答 ④ ⑤
細目レベル ① 英文読解のため、今回の課では後置修飾について学習していく。この物語、メリカの田舎町の9才のゲーム好きの少年が、段ボールでゲームセンターを作り、それを父親の自動車部品販売店の店先に置いて客が遊べるようにしているのを見つけた映画監督が、少年のゲームセンターをSNSで知人に紹介し、それがきっかけで少年のゲームセンターが大人気となり、やがて他の子供たちをも巻き込んだ世界的なゲームコンテストへと発展してゆくという子供の夢を叶える大人の物語には、形容詞句や形容詞節の後置修飾が多く用いられている。具体的には、You are the only person who is interested in his games. / Nirvan created a group called The Imagination Foundation. / Children in more than 50 countries have the chance to show their own toys and games to other children around the world. / In this way children learn things that are not usually taught in schools. これらの後置修飾語が、どの語を修飾しているかを見極めることは、英文を理解する上で非常に重要である。矢印で被修飾語を指し示すことによって明確化したい。このタスクは小グループでの協働学習で行う。
② 英語の文章を読み解くうえで、代名詞の指し示す名詞について学習していく。今回取り上げる、アメリカの田舎町の9才のゲーム好きの少年が、段ボールでゲームセンターを作り、それを父親の自動車部品販売店の店先に置いて客が遊べるようにしているのを見つけた映画監督が、少年のゲームセンターをSNSで知人に紹介し、それがきっかけで少年のゲームセンターが大人気となり、やがて他の子供たちをも巻き込んだ世界的なゲームコンテストへと発展してゆくという子供の夢を叶える大人の物語の後半部分において、After that, Nirvan created a group called The Imagination Foundation. They help teachers and groups plan events. At these events, children imagine their own toys and games. Then, they plan and make them. Every year in October, they have a special day. という文章がある。この文章が、何を指し示しているのかが分かりにくい。その原因としては、代名詞''''''''they''''''''が連続して4回用いられているからである。代名詞の照応関係を正しく捉えることは、英文理解の大事なポイントなので、この機会を利用して、照応関係の見つけ方の原則を教える。
③ 授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。学生自身がテキストに対して英語で質問を発し、その質問に他の学生が答えるというタスクを通して、聞いたことを鵜呑みにせずに自ら問を発し、英語のディスカッションに参加し、自分の考えを英語で答える力を伸ばす。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。


キーワード ① 形容詞句 ② 形容詞節 ③ 代名詞 ④ 英問英答 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
10 第10回 "Changing School Lunches" 科目の中での位置付け 総語数495語の物語。本授業で取り扱う英文は、イギリスの小学校3年生の女子児童マーサが、学校で出される給食を毎日写真に撮り、それを自身のブログに掲載して描写を続けたのを見て、周囲の大人たちが学校給食の貧弱さに驚き、学校に対して給食改善を働きかけ、それが学校給食の改善につながり、やがては大人社会に「健康的な昼食とはどのようなものか」の議論を巻き起こし、イギリス全体の昼食の改善につながった物語である。今回の英文の総語数は495語である。本英文の文構造としては、この課において多くの名詞節が登場している。そのため、それぞれの文中での名詞節を識別し、それが文中でどのような機能を果たしているかを見極めることが重要である。また、文章全体の大きな構成(introduction-body-discussion)に着目していき、introductionがどのようにbodyの内容を簡潔に予告しているのが、conclusionがどのようにbodyの議論を振り返っているのかを確認していく。応用段階では、マーサのブログを報道したイギリスの短いテレビ番組を視聴し、英語のニュース番組を聞き取る力を養う。
『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 74-79ページ。
コマ主題細目 ① 名詞節 ② introduction-discussion-conclusion ③ ニュース番組 ④ ⑤
細目レベル ① 英文を理解していく上で、名詞節について学習していく。この物語、イギリスの小学校3年生の女子児童マーサが、学校で出される給食を毎日写真に撮り、それを自身のブログに掲載して描写を続けたのを見て、周囲の大人たちが学校給食の貧弱さに驚き、学校に対して給食改善を働きかけ、それが学校給食の改善につながり、やがては大人社会に「健康的な昼食とはどのようなものか」の議論を巻き起こし、イギリス全体の昼食の改善につながった物語には、名詞節が多く登場するので、それらを取り上げる。文中で名詞節を発見し、それが文中でどのような機能(主部、目的語、補語、等)を果たしているかを識別する力を養う。This is what happened when she was nine years old./ She wrote what she thought. / But the town hall workers told Martha that she could not take any more pictures. / She hoped other people would give some money to Mary''''''''s Meals, too. / Her father asked her what she was going to do next.
② 英文読解において文の構成に着目していく。今回はintroduction-discussion-conclusionの関係性に着目していく。今回の物語、イギリスの小学校3年生の女子児童マーサが、学校で出される給食を毎日写真に撮り、それを自身のブログに掲載して描写を続けたのを見て、周囲の大人たちが学校給食の貧弱さに驚き、学校に対して給食改善を働きかけ、それが学校給食の改善につながり、やがては大人社会に「健康的な昼食とはどのようなものか」の議論を巻き起こし、イギリス全体の昼食の改善につながった物語において、introductionがどのようにbodyの内容を簡潔に予告し、conclusionがどのようにbodyの議論を振り返っているかを確認する。前者はOne young girl in Scotland decided to put pictures of her school lunches on the Internet. This changed school lunches in Scotland and other places, too. This is what happened when she was nine years old.と予告し、後者はMartha''''''''s website not only changed the lunches in Britain but also changed the lives of these African students.と振り返っている。
③ 本授業では、それぞれの英文の理解を深めるために英問英答を行っていく。学生自身がテキストに対して英語で質問を発し、その質問に他の学生が答えるというタスクを通して、聞いたことを鵜呑みにせずに自ら問を発し、英語のディスカッションに参加し、自分の考えを英語で答える力を伸ばす。英文は、時事問題や事実に基づく出来事を400~700字程度で書かれたものであるが、その内容を理解できているかどうかを、英語の質問に英語で答える力という形で行っていく。英問英答を行うことで、英語で文章を理解し、英語で聞き、応えるという能力を養っていく。更には、既存の英問英答だけではなく、英問英答の問題自体も、英文の内容を理解したうえで学習者自らが質問を作成し、尋ねるという力も養成していく。学生自身が質問を作成することで、英文の真の理解につなげていく。そして、これらの力は、国際コミュニケーション場面において、質疑応答に参加するために非常に有効な力となる。


キーワード ① 名詞節 ② パラグラフ ③ 語順訳 ④ 英問英答 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
11 第11回 ''''''''''''''''Using the Wind'''''''''''''''' 科目の中での位置付け 全体として630語の物語。今回授業で取り扱う内容は、アフリカのマラウイに住む14才の少年が、大干ばつによる飢饉に苦しむ自分の村をなんとかしたいと願う一心で研究を始め、廃物利用の風力発電装置を手作りし、その経験を本に書いて出版したところベストセラーとなり、それで得た印税を使って今度は自力で風車を作って地下水を汲み、村人に供給して村の危機を救った物語である。今回の英文の総語数は630語である。本英文の難易度としてはやや難しいといえるだろう。というもの、この物語にも多くの後置修飾が使われており、それが英文を難しくしているのである。そのため、本文中の後置修飾を識別し、それがどの部分を修飾しているかの関係を明らかにすることによって、複雑な文を読みこなす力を伸ばす。またこの物語が、process(経過)の論述構成を取っているので、起こった出来事を1つずつバルーンに入れ(キーワードのみを)、出来事の連鎖発展を矢印で表示することによって、大きな流れを捉える。この出来事を扱った報道番組を使って、ニュース番組を視聴する力を養う。最後に、本文中にある"There is always something good in every bad situation."(どんな困難な事態にも、何か役に立つものがある)を取り上げ、協働学習で自分たちの体験の中から、それに当てはまる出来事を探し出し、簡潔に英語で文章に表す。


『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 92-97ページ。
コマ主題細目 ① 後置修飾 ② プロセスのフローチャート ③ ニュース番組 ④ 応用発表制作 ⑤
細目レベル ① 英文を読み進めていくため、今回は後置修飾に着目していく。この物語、アフリカのマラウイに住む14才の少年が、大干ばつによる飢饉に苦しむ自分の村をなんとかしたいと願う一心で研究を始め、廃物利用の風力発電装置を手作りし、その経験を本に書いて出版したところベストセラーとなり、それで得た印税を使って今度は自力で風車を作って地下水を汲み、村人に供給して村の危機を救った物語にも多くの後置修飾が使われ、それが英文を難しくしているので、本文中の後置修飾を識別し、それがどの部分を修飾しているかの関係を明らかにすることによって、複雑な文を読みこなす力を伸ばす。特に、One picture showed a windmill bringing water up from the ground. / The science book also had a picture of a windmill that made electricity. / But he didn''''''''t have money to buy parts to make the windmill. / He walked around the village and picked up old things he could use. / He was making it out of an old bicycle and other things he found in the garbage. / He finally built a windmill that brings water up from the ground.の文内の後置修飾を識別する。
② 英文を読解するプロセスとしてフローチャートを学習していく。今回取り上げる、アフリカのマラウイに住む14才の少年が、大干ばつによる飢饉に苦しむ自分の村をなんとかしたいと願う一心で研究を始め、廃物利用の風力発電装置を手作りし、その経験を本に書いて出版したところベストセラーとなり、それで得た印税を使って今度は自力で風車を作って地下水を汲み、村人に供給して村の危機を救った物語が、process(経過)の論述構成を取っているの。そのため、物語の内容を理解していくために、それぞれ起こった出来事を1つずつバルーンに書き入れていき(キーワードのみを)、出来事の連鎖発展を矢印で表示することによって、大きな流れを捉えていくという活動を行う。
③ 英文内容をより把握し、学習理解度をはかるためにもニュース番組を取り入れていく。今回取り上げる、アフリカのマラウイに住む14才の少年が、大干ばつによる飢饉に苦しむ自分の村をなんとかしたいと願う一心で研究を始め、廃物利用の風力発電装置を手作りし、その経験を本に書いて出版したところベストセラーとなり、それで得た印税を使って今度は自力で風車を作って地下水を汲み、村人に供給して村の危機を救った物語である。そのWilliamが村に水汲み用風車を作るまでを撮影したテレビ放送(5分間)を視聴することができるため、授業内で視聴を行い、自分たちが学習してきた英語によって、どれだけauthenticなニュース番組が理解できるかを確認する活動を行う。
④ 英文読解を通して、英語の表現力や語彙力などがどれだけ向上したのかをはかる1つの指標として応用発表制作を行っていく。今回取り上げた、フリカのマラウイに住む14才の少年が、大干ばつによる飢饉に苦しむ自分の村をなんとかしたいと願う一心で研究を始め、廃物利用の風力発電装置を手作りし、その経験を本に書いて出版したところベストセラーとなり、それで得た印税を使って今度は自力で風車を作って地下水を汲み、村人に供給して村の危機を救った物語の本文中にある"There is always something good in every bad situation."(どんな困難な事態にも、何か役に立つものがある)という文章を取り上げ、協働学習で自分たちの体験の中から、この言葉に当てはまる出来事を探し出し、簡潔に80語以上の英語の文章に書きだすという活動を行う。


キーワード ① 論述構成 ② 後置修飾 ③ 語順訳 ④ 応用発表制作 ⑤ ニュース番組
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
12 第12回 The Good and Bad of Social Media (その1) 科目の中での位置付け ここまで、400字~700字程度の時事問題や事実に基づく物語を取り扱ってきた。しかし、この回以降は、英文レベルを一段階上げていき、抽象的なテーマを論じた論説文を題材としていく。本授業で取り扱う英文は、インターネット上で英語学習者に公開されているSpotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaと題する、全部で1,200語から成る論説文である。この教材を取り上げた理由の1つは、英語のレベルがこれまでの教材よりも一歩上がっており、学生がこれまでの授業を通して培ってきた力を使ってチャレンジするのに適していることである。第2の理由は、ソーシャルメディアという、題材として今日的で身近なものを取り上げていることである。第3の理由は、現代の社会問題を論じる上でよく用いられる語彙を多く含んでいることである。第4の理由は、文字依存性が高くリスニングが苦手な日本の英語学習者の弱点を克服する上で、適切な教材だからである。第5の理由は、この英文は段落構成がしっかりしており、各段落のトピックセンテンスやサポートといった、段落の構成のお手本として利用できるからである。

インターネット教材「Spotlight English Listening」から''''''''The Good and Bad of Social Media''''''''のPart-1
コマ主題細目 ① 語彙 ② オーラル・インタラクション ③ パラグラフの構成 ④ コミュニケーション力 ⑤
細目レベル ① 英文読解において基本的な語彙からはじめていく。今回取り扱うのは、インターネット上で英語学習者に公開されているSpotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaと題する、全部で1,200語から成る論説文である。その1では、論文の冒頭の243語を扱っていく。英文を読解する上で、語彙を知らなくては文章の意味を理解することも難しいといえるだろう。そのため、本授業ではボキャブラリーの重要性も学生には身をもって感じてもらいたい。これまでの10回の教材よりも難度を上げていき、更にリスニングから入るため、初回に扱う英文の語数は少なくおさえている。以下が取り上げていく語彙である。social media, interactive, computer-mediated, technology, facilitate, creation,share, information, career interests, expression, via, networks, major,といった語彙を理解しながら行っていく。

② 英語に抵抗なく授業に導入していき、自然と理解を深めていくためにオーラル・インタラクションに取り組んでいく。上記にも記したように、まずは基礎基本の語彙に取り組んでいくが、大きな困難なく導入し、論文のリスニングで抵抗なく話についてゆけるために、授業のはじめに、教師が口頭で本時の話題について、平易な英語で話して聞かせ、学生に新出語の意味を類推させるという活動を行っていく。英語学習において読み・書きを行うこ機会は多いものの、耳にする機会はいまだ十分であるとは言えない。しかし、英語を学習する上で耳からのインプットは非常に重要となってくる。積極的にオーラル・インタラクションを導入し、英語に耳が触れる機会を提供する


③ 英文を読解の方法として今回はパラグラフの構成について学習していく。今回取り上げる、インターネット上で英語学習者に公開されているSpotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaと題する、全部で1,200語から成る論説文は、、[原因→結果]の論述構成でできている。このような構成であるということは、affect, effects, causeといった語が示している通りである。このように、パラグラフの論述構成は、それを明示するキーワードで予知することができる。学生にはこのような、ワードがキータームになるということも教えたい。「原因→結果」の論述構成を予測して読めるように、中身を抜いたフローチャートを配り、学生が番組を聞きながらそのフローチャートにキーワードを補うタスクを、協働学習で行う。

④ 今回の授業では、これまでの学習を通して培った英語をもってコミュニケーション力の向上に取り組んでいく。今回取り上げる、インターネット上で英語学習者に公開されているSpotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaと題する、全部で1,200語から成る論説文の内容は、ソーシャルメディアという、題材として今日的であり、かつ学生にとって身近なものを取り上げている。そのため、この英文を読んで、理解を深めたのちに、学生自身がどのように感じ、どのような意見を抱いたのかを英語で文章を作成し、英語でアウトプットしていきたい。そのような応用段階として、聞いた論文をもとにしたディスカッション活動を行う。内容は、How much time do you usually spend on Facebook? How about Twitter, Emails, and interactive games?

キーワード ① 句 ② 節 ③ 複文 ④ 修飾語 ⑤ small talk
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
13 第13回 The Good and Bad of Social Media (その2) 科目の中での位置付け 今回授業で取り扱う内容は、Spotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaという論文のPart 2(327語)である。前回の授業で扱ったイントロダクション部分に続いて、今回は各論に入っていく。今回取り扱う授業の内容は、ソーシャルメディアのマイナスの影響を論じた部分である。3つの段落から成るが、それぞれの段落の冒頭には、的確なトピックセンテンスが置かれており、パラグラフ構成の良いお手本であるので、これらトピックセンテンスの役割について強調する。今回も、理解に必要な語彙の導入をオーラル・インタラクションで行ってから、グラフィックオーガナイザーを用いたフローチャートにキーワードを記入する形で、内容理解活動を行う。また、幾つか登場する難解な文章については、語順訳を行って理解を確実にする。(Some studies show that using social media can cause depression. / Other studies suggest that it can negatively affect our relationships. /Social media''''''''s very fast rise is a loud and growing attempt by people everywhere to connect with each other. / These are friends they would not have met without social media.) 応用段階では、聞いた論文の内容から発展させて、ソーシャルメディアが学生の社会生活にどのように役だっているかを、英語でディスカッションする。

インターネット教材「Spotlight English Listening」から''''''''The Good and Bad of Social Media''''''''のPart-2
コマ主題細目 ① 語彙 ② 段落間構造 ③ ディスカッション ④ ⑤
細目レベル ① 英文読解において基本的な語彙からはじめていく。今回取り扱うのは、インターネット上で英語学習者に公開されているSpotlight English Listeningという教材の中から、The Good and Bad of Social Mediaと題する、全部で1,200語から成る論説文である。その中でも、ソーシャルメディアのマイナスの影響を論じた部分を取り扱っていく。英文を読解する上で、語彙を知らなくては文章の意味を理解することも難しいといえるだろう。そのため、本授業ではボキャブラリーの重要性も学生には身をもって感じてもらいたい。これまでの10回の教材よりも難度を上げていき、更にリスニングから入るため、初回に扱う英文の語数は少なくおさえている。以下が取り上げていく語彙である。social media, interactive, computer-mediated, technology, facilitate, creation,share, information, career interests, expression, via, networks, major,といった語彙を理解しながら行っていく。
② 英文をさらに理解していくために、段落間構造について学習していく。今回取り扱う授業の内容は、ソーシャルメディアのマイナスの影響を論じた部分である。3つの段落から構成されているが、それぞれの段落の冒頭には、的確なトピックセンテンスが置かれており、パラグラフ構成の良いお手本であるので、これらトピックセンテンスの役割について学習していく。英文の構成上、パラグラフの分け方にも構成の意味合いがあり、さらに、それぞれのパラグラフ間の関係性なども文章を読み進めていく上で重要となってくる。また、パラグラフの冒頭部分と最後の部分においてパラグラフ内の内容や、パラグラフ間のつながりも明確にされていることも多く、英文を理解していく上で段落間構造を理解することは非常に重要かつ、必須とされる。

③ ここでは、ディスカッションに取り組むことで、学習したことを自分の中でかみ砕き、意見を持ちアウトプットしていく。これまでの英文読解を通して、英語の文の構造を理解し、語彙力の向上にも取り組み、さらには様々な英語の表現方法も学習してきた。さらには、各自での質問作成と質問の交換、手紙を作成することで自分の意思を表明する訓練や、学生間のコミュニケーション機械を多くとってきた。これらの集大成ともいえる「ディスカッション」を今回は取り組んでいく。ディスカッションは、日本語で行うことも簡単ではないだろう。そのディスカッションを英語で行うことは非常に難しい挑戦であるといえるが、これまでに培ってきた能力を発揮するには十分な舞台であるといえる。


キーワード ① 段落 ② トピックセンテンス ③ ソーシャルメディア ④ フローチャート ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
14 第14回 The Good and Bad of Social Media (その3) 科目の中での位置付け 今回授業で取り扱う内容は、Spotlight English Listeningの、The Good and Bad of Social Mediaという論文のPart 3(307語)である。先回のPart-2がソーシャルメディアのプラスの影響を論じたのに対して、今回はマイナスの影響を論じている。4つの段落から成るが、冒頭の段落がマイナスの影響を総括りに導入し、続く3つの段落がそれぞれ3つのマイナス点を詳しく述べている。これを利用して、段落間構造についても言及し、general→specificの順に段落が系統付けられていることを学習する。また、それぞれの段落の冒頭には、的確なトピックセンテンスが置かれており、パラグラフ構成の良いお手本である。今回も、理解に必要な語彙の導入をオーラル・インタラクションで行ってから、グラフィックオーガナイザーを用いたフローチャートにキーワードを記入する形で、内容理解活動を行う。また、幾つか登場する難解な文章については、語順訳を行って理解を確実にする。(The more these individuals use Facebook, the less they were satisfie with their life. / The most common emotion people experienced while using Facebook was envy. / Researchers also noted that Facebook relationships are different than normal relationships. / More and more, we desire technologies that provide a false idea of relationship without demands of relationship. ) 応用段階では、聞いた論文の内容から発展させて、ソーシャルメディアが自分にとって、何らかのマイナス影響を及ぼしているかを、英語でディスカッションする。
インターネット教材「Spotlight English Listening」から''''''''The Good and Bad of Social Media''''''''のPart-3
コマ主題細目 ① 段落内構造 ② 段落間構造 ③ フローチャート ④ ⑤
細目レベル ① 英文を読解のさらに1段階上をいく段落内構造を今回の授業では取り組んでいく。Spotlight English Listeningの、The Good and Bad of Social Mediaという論文のPart 3も、各段落は冒頭にTopic Sentenceが置かれてその段落の概略を述べ、残りの部分で詳細を述べている。これが英語の論説文の標準形であることを指摘し、今後のレポート等作成の指針となるであろう。このような、英文の記述方法は非常にスタンダードであり、これからの大学生活において英語でのレポートを書く機会が増えてくるであろう学生にとっては必ず押さえてほしいポイントであるといえる。このような表現は読解する際にも、これからこの文章が一体なにについて話そうとしているのかを理解するポイントになるので、非常に重要な構造である。

② 続いて段落間構造について取り上げていく。先回のPart-2がソーシャルメディアのプラスの影響を論じたのに対して、今回はマイナスの影響を論じている。4つの段落から成るが、冒頭の段落がマイナスの影響を総括りに導入し、続く3つの段落がそれぞれ3つのマイナス点を詳しく述べているが、Part-3では4つの段落が有る。この第一段落がSome scientists warn that social media can also harm people.をTopic Sentenceとしてこれからの論述を導入し、それに続く3つの段落がそれぞれに、ソーシャルメディアが人々の害になりうる点を具体的に述べている。このように、段落同士の間にも、上位段落と下位段落が有る点を指摘する。このような、それぞれの段落間のつながりを理解することで、文章全体の理解促進にもつながっていく。

③ 英文を読解する方法の1つとしてフローチャートを学習していく。今回授業で取り扱う内容は、「Spotlight English Listening」の、「The Good and Bad of Social Media」という論文のPart 3(307語)である。上記に記したような段落間の論理的関係を明確化するために、フローチャートを用いていく。それぞれ空欄を段落間毎の倫理的関係にそって埋めていくという活動を各自でおこなっていく。書き方としては、各マスに段落の主題を書き、それを相互に関連づけるという方法をとる。このタスクを各自で行い、個々での理解を深めたあと、協働学習としてグループワークを行い、それぞれのフローチャートが正しいかどうか、どのような理解の仕方があるのかを話し合い、グループでの理解を深めていく。



キーワード ① トピックセンテンス ② 段落間構造 ③ 複文 ④ ソーシャルメディア ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
15 第15回 The Good and Bad of Social Media (その4) 科目の中での位置付け 今回取り扱う論文は、「The Good and Bad of Social Media」のpart-4(最終パート)である。語数は288語、5段落から成っている。1~2段落は、ソーシャルメディアのマイナス点についての論述である。次の2段落で、全体の議論を簡潔に振り返って、最後の1段落は読者に向かってDo you think social media improves or hurts your relationships? Tell us what you think.と述べ、読者にこの議論に意見を寄せるよう呼びかけている。このように、論説文の最後に全体の議論を簡潔に振り返るのは、英語の論説文の定番であり、この例に習いたい。長い論説文も、これまでこの論文で見たように、introduction-body-conclusionで構成されており、introductionではその論文が扱う議論の予告をし、conclusionでは全体の議論を簡潔に振り返るものであることを強調する。また、この一連の議論を終えて、学生がソーシャルメディアについてどのような意見をもち、これまでの考えと、何か変化した点はあるのかどうかといった感想文を3つの段落にわけて作成してもらう。これまでに学習してきた、段落間構造と段落内構造を使用し、英語の記述の法則を理解しているかの確認も行っていく。
インターネット教材「Spotlight English Listening」から''''''''The Good and Bad of Social Media''''''''のPart-4
コマ主題細目 ① 論説文の大きな構成(introduction-body-conclusion) ② フローチャート ③ ディスカッション ④ ⑤
細目レベル ① 英文を理解するうえで、論説文の大きな構成(introduction-body-conclusion)を学習していく。今回取り扱う論文は、「The Good and Bad of Social Media」のpart-4(最終パート)である。語数は288語、5段落から成っている。1~2段落は、ソーシャルメディアのマイナス点についての論述である。次の2段落で、全体の議論を簡潔に振り返って、最後の1段落は読者に向かってDo you think social media improves or hurts your relationships? Tell us what you think.と述べ、読者にこの議論に意見を寄せるよう呼びかけている。この回は、連続4回にわたる、本格的な論説文を学んだ仕上げとして、段落を越えたレベルの論述構成を学ぶ。それはつまり、introductionで論文全体の内容を予告し、body(discussion)で論文のテーマをフルに議論し、conclusionで論文全体を簡潔に振り返って残された課題等について述べる、という構成である。

② 英文を理解する方法としてフローチャートに取り組んでいく。今回取り扱う論文は、「The Good and Bad of Social Media」のpart-4(最終パート)である。語数は288語、5段落から成っている。1~2段落は、ソーシャルメディアのマイナス点についての論述である。次の2段落で、全体の議論を簡潔に振り返って、最後の1段落は読者に向かってDo you think social media improves or hurts your relationships? Tell us what you think.と述べ、読者にこの議論に意見を寄せるよう呼びかけている。このような、論文全体の構成を把握するために、これまで各パートごとに行ってきたフローチャート書きを総合し、大きな構成(introduction-discussion-conclusion)から中規模の構成(discussion内部の、メリットの提示とデメリットの提示の構成)、更には小規模(段落内のTopic SentenceとSupport)を一本化したグラフィックオーガナイザーを作成する。なおグラフィックオーガナイザーは一旦完成したものからその半分を消した状態で学生に与え、学生グループが協働学習で残りを作成する方式で行う。

③ ディスカッションを行っていく。今回取り扱う論文は、「The Good and Bad of Social Media」のpart-4(最終パート)である。語数は288語、5段落から成っている。1~2段落は、ソーシャルメディアのマイナス点についての論述である。次の2段落で、全体の議論を簡潔に振り返って、最後の1段落は読者に向かってDo you think social media improves or hurts your relationships? Tell us what you think.と述べ、読者にこの議論に意見を寄せるよう呼びかけているように、これまで論文中で出されてきた、ソーシャルメディアの利点と欠点を語るclaimを一覧にして提示し、その一つ一つの指摘について学生がどの程度賛成か反対かをLikert Scaleで回答し、それをグループ内で交換して意見を述べ合う。また、この一連の議論を終えて、学生がソーシャルメディアについてどのような意見をもち、これまでの考えと、何か変化した点はあるのかどうかといった感想文を3つの段落にわけて作成してもらう。これまでに学習してきた、段落間構造と段落内構造を使用し、英語の記述の法則を理解しているかの確認も行っていく。



キーワード ① 複文 ② Topic Sentenceとsupport ③ ソーシャルメディアの利点 ④ ソーシャルメディアの欠点 ⑤
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:本時に学習した英文passageの音声を聴き、そのpassageがスラスラ音読できるようになるまで練習する。また、難解部分として授業内で取り上げた箇所について再度確認をしておくこと。こうして自分が理解した英文を頭に繰り返しインプットすることは、英語力の習得を大きく促進するので、全文を暗記してしまうレベルでぜひ毎回励行してほしい。更に、英文passageの音声を聴きながら、そのpassageを英語で書き写す練習をする。この活動で耳も同時に発達することがでこるので強くおすすめしたい。予習:指定された英文passageの音声を3回以上聴き、分からない単語などがあった場合、意味を各自で調べてくること。また、音声を聴く際には発音にも注意して聴くように意識すること。
履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
論述構成(グラフィック・オーガナイザー) 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 グラフィック・オーガナイザー、ブレインマップ、原因・結果、問題・解決 15 2~15回
英文の基本構造 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 主語、述語動詞、複文、複複文、主節、従属節 15 2~15回
ディスカッション 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 コミュニケーション、文法、スピーキング、リスニング 20 2~15回
英問英答 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 英問英答、comprehension check 15 2~11回
語順訳 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 スラッシュ、修飾語、文法、リーディング 15 2~15回
フローチャート 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 論理構成、図式化、グラフィックオーガナイザー 10 4,6,12,13,14,15回
タイムライン 英語Ⅱでは、英語Ⅰで培った、英文の基本構造と修飾語の理解に基づき、複雑な文でも1つ1つの英文の構造を巨視的に捉えて、語順訳ですばやく意味を取る力を評価する。更に、文を超えたレベル(段落レベルや段落間レベル)の内部構造を分析できる力を養い、その構造をフローチャートやタイムラインといったグラフィックオーガナイザーで視覚化できる力を養う。また、英文passageの内容について英語で事実発問を受けた時に、それに英語で簡潔に答える力を養う。更に、単に英文の内容を受け身的に理解するにとどまらず、聴き・読んだ英文の内容について、自分たちの意見を持ち、それを相互に話し合える力を養う。 時系列、時間表現、複文、時制 10 9,10,12回
評価方法 期末試験で成績を評価する。
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 『NHK CD BOOK Enjoy Simple English Readers True Stories』 高山芳樹・Daniel Stewart監修 NHK出版 1404円
参考文献 Spotlight English Listening (オンライン教材)
実験・実習・教材費 なし