区分 (生)フィールド生態科目 フィールド生態共通科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
専門性 理解力 実践力
カリキュラム・ポリシーとの関係
専門知識 教養知識 思考力
実行力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
個人・社会・自然が直面する課題に対して専門的な理解を深めると共に、学際的な柔軟性を有し、実践的な能力を有する。企業・地域社会などのあらゆるコミュニティに寄与する組織的な活動能力を有する。
科目の目的
日本の森林のうち4割を占める人工林は,林業を目的とした,人に管理されるべき林地である.現在,その人工林の管理放棄事例が顕著になってきており,その在り方が問われている.森林の管理方法の違いは,保水機能を始めとする生態系機能や,渓流水質,自然災害のリスクなどに影響を与えるが,管理されず荒廃した人工林ではこれらに問題が生じることが報告されている.このことから,自然環境の仕組み,在り方,保全を学ぶ学生にとって,森林の管理,特に人為的に創出された人工林の管理について,その知見を得ておくことは重要である.本実習では実際に林内に入って人工林の管理を体験することを目的とする.また,森林環境の在り方に影響を受ける野生動物の調査法について理解することも目的とする.
到達目標
人工林を中心とする森林の管理方法について,その実際の作業を理解している.野生動物の調査法について,具体的な方法を例示し,説明することができる
科目の概要
北海道大学和歌山研究林における合宿形式の実習である.指導は,研究林長である中村誠宏教授を始め,技術職員によるものが基本である.研究林内の間伐,毎木調査,皮剥ぎ,製材作業,薪割りなど,森林施業に係る作業の多くを体験する.また,森林性動物の調査法についても学ぶ. なお,各回の順番やコマ割り内容は予定であり,自然現象等の影響により変更する可能性がある。実習内容は,協力いただける北海道大学の教職員の皆様との調整によって確定し,実習登録者へ事前に告知する。
※ 実習先の受け入れ可能人数や、事前説明会で提示する実習受講希望届(希望する実習先・期間、履修動機など)への記載内容によっては、本実習を希望しても実習が出来ない場合がある

科目のキーワード
森林管理,製材,木材利用,森林調査,森林性動物調査
授業の展開方法
本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に全面的に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容の変更が生じることもある。前期期間中に事前説明会を開催するので,希望者は必ず参加すること。
オフィス・アワー
【月曜日】2時限目・昼休み(後期のみ)、【火曜日】2時限目・昼休み(後期のみ)、【木曜日】昼休み
科目コード ENS205
学年・期 1年・前期
科目名 森林管理実習
単位数 1
授業形態 実習
必修・選択 選択
学習時間 【授業】90分×15 【予習】30分以上×15 【復習】30分以上×15
前提とする科目 なし
展開科目 植物生態基礎実習
関連資格 なし
担当教員名 森岡伸介
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 イントロダクション 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第1回では,北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により実習のスケジュールを確認するとともに,実習中に守るべきルールを提示することで,実習を円滑に進められるようにする。
北海道大学和歌山研究林の宿舎
①北海道大学ホームページ参照
コマ主題細目 ① 和歌山研究林 ② 実習の心構え ③ 宿泊の心構え
細目レベル ① 北海道大学和歌山研究林は、旧北海道帝国大学が暖帯林に関する教育・研究のため、1925年(大正14年)に東牟婁郡七川村平井の共有林427haを購入し設立した研究林である。和歌山研究林は紀伊半島南部に位置するため温暖多雨な気候で、特に春~夏には梅雨や台風の影響による激しい降雨がある。研究林の現有森林面積は447haであり、スギ・ヒノキ等の人工林が面積の約76%を占めている。一方、大森山保存林(約60ha)では、設立当初からほとんど人手を加えず、照葉樹天然林を維持している。山の地勢は極めて急峻で、斜度30度以上の傾斜地が70%を占める。和歌山研究林ではスギ・ヒノキ人工林について、短伐期施業・長伐期施業・超長伐期施業・複層林施業(樹下植栽をして複層に誘導)など、様々な施業試験を行っている。
② 本実習は,北海道大学和歌山研究林の教職員のみなさまの協力を得て行うこと,傾斜のある林内で作業することが,学内で実施される他の実習と異なる。本学学生が和歌山研究林で実習を受けられるのは,和歌山研究林のみなさまのご厚意に加え,過去の実習者の行いの結果だと言える。毎年の実習者が,礼儀正しく振る舞ったことが今年度の本実習につながっている。次年度以降も快く受け入れていただけるように,礼儀正しく振る舞うこと。実習では,傾斜のある林内で作業する場合がある。教室や実験室とは異なり,スズメバチやマムシなど予期せぬ危険に遭うことや,不注意で蹴った石で他人に危害を与えることもある。実習内でたびたび伝えられる注意はよく聞き必ず守ること。指示は必ずメモに取り,適宜参照すること。
③ 本実習では,北海道大学和歌山研究林の宿舎に宿泊する。宿舎で寝食するわけであるが,旅行で使用する一般的なホテルや民宿とは異なることに留意が必要である。一般的なホテルや民宿では,利用者は客として扱われ,食事や寝具の準備や清掃は行わない。一方で,和歌山研究林の宿舎は,研究林に研究や実習で訪れた人の滞在の場として提供されている。利用者は,自身の目的のために泊めていただいているということを忘れてはいけない。食事の準備や片付け,寝具の整頓,清掃などは積極的に自分で行う必要がある。また,集団生活になるため,自宅のように食事や風呂の時間を自由に決めることはできない。一人の気のゆるみが他の人に影響を与えることを理解して,時間管理に努めること。なお,施設の使用方法については,和歌山研究林の教職員の指示に従うこと。
キーワード ① 和歌山研究林 ② 野外実習 ③ 集団生活 ④ 暖帯林 ⑤ 宿舎
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明や資料で知りえた和歌山研究林の成り立ちや,気候,森林の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

2 森林管理 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
②林野庁ホームページ参照
コマ主題細目 ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理
細目レベル ① 人の生活を支える資材の一つに木材がある。木材とは,様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の呼称である。木材は,様々な用途のために加工され,家屋の建築資材や,イスや机といった家具に利用されるだけでなく,紙として利用されたり,木質バイオマスとしてエネルギー源ともなる。生きた木から木材を得るためには,木を伐採し,伐採した木を作業しやすい場所に集め(集材),枝を落とし(枝切り),必要な長さに切って(玉切り),運搬し,樹皮を剥いだり切りそろえたりし(製材),乾燥させ,必要に応じた形に加工するなどの工程がある。本実習では,森林に生育する木が木材になり,加工されるまでの工程の一部を実際に体験したり,見学することで木が木材になるまでの工程を実感を持って理解する。
② 安定した木材生産のためには,伐採地に苗木を植栽し,人工林として管理していくことも重要である。日本においては,戦時中や戦後の過度な伐採により荒廃した山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など,各時代の社会・経済的要請に応えるため,木材として好まれ,成長が早く,日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林が推進された。このような背景を受けて,現在,日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林(2,505万ヘクタール)が占めており,そのうち,人工林は1,020万ヘクタールで,森林面積全体の約4割となっている。戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し,木材として利用に適した時期を迎えており,人工林の伐採を進め,伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組が積極的に進められている。人工林に実際に入ることで,人工林のイメージを確かなものとする。
③ 人工林においては,加工に適した木材を育成するために管理が行われる。主な施業には,植栽,下草刈り,枝打ち,間伐,伐採などがある。このうち,特に間伐や伐採などにおいては,木を切断したり,倒したりする際に危険が伴う。林業で毎年30-40人もの人が亡くなっていることは,林業の危険さを表している。森林管理の理解には,森林管理で行われる施業内容だけでなく施業時の安全管理の理解が必要である。そこで,北海道大学の技術職員の指導により,日本の森林管理の現状,森林管理の主な施業内容や,施業に用いる道具(チェーンソー,チェーンソー防護服,安全靴など),施業時の注意点(伐採木の倒し方など)等を学ぶとともに,手作業での施業(間伐など)を体験する
キーワード ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理 ④ 間伐 ⑤ 安全管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた森林管理の施業内容や安全管理上の注意点を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは担当教員に確認する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。「木材利用の促進にどうつながるか」をコンセプトに自分が作る木材製品の図面を作成する。

3 森林管理 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
②林野庁ホームページ参照
コマ主題細目 ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理
細目レベル ① 人の生活を支える資材の一つに木材がある。木材とは,様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の呼称である。木材は,様々な用途のために加工され,家屋の建築資材や,イスや机といった家具に利用されるだけでなく,紙として利用されたり,木質バイオマスとしてエネルギー源ともなる。生きた木から木材を得るためには,木を伐採し,伐採した木を作業しやすい場所に集め(集材),枝を落とし(枝切り),必要な長さに切って(玉切り),運搬し,樹皮を剥いだり切りそろえたりし(製材),乾燥させ,必要に応じた形に加工するなどの工程がある。本実習では,森林に生育する木が木材になり,加工されるまでの工程の一部を実際に体験したり,見学することで木が木材になるまでの工程を実感を持って理解する。
② 安定した木材生産のためには,伐採地に苗木を植栽し,人工林として管理していくことも重要である。日本においては,戦時中や戦後の過度な伐採により荒廃した山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など,各時代の社会・経済的要請に応えるため,木材として好まれ,成長が早く,日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林が推進された。このような背景を受けて,現在,日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林(2,505万ヘクタール)が占めており,そのうち,人工林は1,020万ヘクタールで,森林面積全体の約4割となっている。戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し,木材として利用に適した時期を迎えており,人工林の伐採を進め,伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組が積極的に進められている。人工林に実際に入ることで,人工林のイメージを確かなものとする。
③ 人工林においては,加工に適した木材を育成するために管理が行われる。主な施業には,植栽,下草刈り,枝打ち,間伐,伐採などがある。このうち,特に間伐や伐採などにおいては,木を切断したり,倒したりする際に危険が伴う。林業で毎年30-40人もの人が亡くなっていることは,林業の危険さを表している。森林管理の理解には,森林管理で行われる施業内容だけでなく施業時の安全管理の理解が必要である。そこで,北海道大学の技術職員の指導により,日本の森林管理の現状,森林管理の主な施業内容や,施業に用いる道具(チェーンソー,チェーンソー防護服,安全靴など),施業時の注意点(伐採木の倒し方など)等を学ぶとともに,手作業での施業(間伐など)を体験する。
キーワード ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理 ④ 間伐 ⑤ 安全管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた森林管理の施業内容や安全管理上の注意点を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは担当教員に確認する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。「木材利用の促進にどうつながるか」をコンセプトに自分が作る木材製品の図面を作成する。

4 森林管理 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
②林野庁ホームページ参照
コマ主題細目 ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理
細目レベル ① 人の生活を支える資材の一つに木材がある。木材とは,様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の呼称である。木材は,様々な用途のために加工され,家屋の建築資材や,イスや机といった家具に利用されるだけでなく,紙として利用されたり,木質バイオマスとしてエネルギー源ともなる。生きた木から木材を得るためには,木を伐採し,伐採した木を作業しやすい場所に集め(集材),枝を落とし(枝切り),必要な長さに切って(玉切り),運搬し,樹皮を剥いだり切りそろえたりし(製材),乾燥させ,必要に応じた形に加工するなどの工程がある。本実習では,森林に生育する木が木材になり,加工されるまでの工程の一部を実際に体験したり,見学することで木が木材になるまでの工程を実感を持って理解する。
② 安定した木材生産のためには,伐採地に苗木を植栽し,人工林として管理していくことも重要である。日本においては,戦時中や戦後の過度な伐採により荒廃した山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など,各時代の社会・経済的要請に応えるため,木材として好まれ,成長が早く,日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林が推進された。このような背景を受けて,現在,日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林(2,505万ヘクタール)が占めており,そのうち,人工林は1,020万ヘクタールで,森林面積全体の約4割となっている。戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し,木材として利用に適した時期を迎えており,人工林の伐採を進め,伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組が積極的に進められている。人工林に実際に入ることで,人工林のイメージを確かなものとする。
③ 人工林においては,加工に適した木材を育成するために管理が行われる。主な施業には,植栽,下草刈り,枝打ち,間伐,伐採などがある。このうち,特に間伐や伐採などにおいては,木を切断したり,倒したりする際に危険が伴う。林業で毎年30-40人もの人が亡くなっていることは,林業の危険さを表している。森林管理の理解には,森林管理で行われる施業内容だけでなく施業時の安全管理の理解が必要である。そこで,北海道大学の技術職員の指導により,日本の森林管理の現状,森林管理の主な施業内容や,施業に用いる道具(チェーンソー,チェーンソー防護服,安全靴など),施業時の注意点(伐採木の倒し方など)等を学ぶとともに,手作業での施業(間伐など)を体験する。
キーワード ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理 ④ 間伐 ⑤ 安全管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた森林管理の施業内容や安全管理上の注意点を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは担当教員に確認する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。「木材利用の促進にどうつながるか」をコンセプトに自分が作る木材製品の図面を作成する。

5 森林管理 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
②林野庁ホームページ参照
コマ主題細目 ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理
細目レベル ① 人の生活を支える資材の一つに木材がある。木材とは,様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の呼称である。木材は,様々な用途のために加工され,家屋の建築資材や,イスや机といった家具に利用されるだけでなく,紙として利用されたり,木質バイオマスとしてエネルギー源ともなる。生きた木から木材を得るためには,木を伐採し,伐採した木を作業しやすい場所に集め(集材),枝を落とし(枝切り),必要な長さに切って(玉切り),運搬し,樹皮を剥いだり切りそろえたりし(製材),乾燥させ,必要に応じた形に加工するなどの工程がある。本実習では,森林に生育する木が木材になり,加工されるまでの工程の一部を実際に体験したり,見学することで木が木材になるまでの工程を実感を持って理解する。
② 安定した木材生産のためには,伐採地に苗木を植栽し,人工林として管理していくことも重要である。日本においては,戦時中や戦後の過度な伐採により荒廃した山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など,各時代の社会・経済的要請に応えるため,木材として好まれ,成長が早く,日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林が推進された。このような背景を受けて,現在,日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林(2,505万ヘクタール)が占めており,そのうち,人工林は1,020万ヘクタールで,森林面積全体の約4割となっている。戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し,木材として利用に適した時期を迎えており,人工林の伐採を進め,伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組が積極的に進められている。人工林に実際に入ることで,人工林のイメージを確かなものとする。
③ 人工林においては,加工に適した木材を育成するために管理が行われる。主な施業には,植栽,下草刈り,枝打ち,間伐,伐採などがある。このうち,特に間伐や伐採などにおいては,木を切断したり,倒したりする際に危険が伴う。林業で毎年30-40人もの人が亡くなっていることは,林業の危険さを表している。森林管理の理解には,森林管理で行われる施業内容だけでなく施業時の安全管理の理解が必要である。そこで,北海道大学の技術職員の指導により,日本の森林管理の現状,森林管理の主な施業内容や,施業に用いる道具(チェーンソー,チェーンソー防護服,安全靴など),施業時の注意点(伐採木の倒し方など)等を学ぶとともに,手作業での施業(間伐など)を体験する。
キーワード ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理 ④ 間伐 ⑤ 安全管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた森林管理の施業内容や安全管理上の注意点を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは担当教員に確認する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。「木材利用の促進にどうつながるか」をコンセプトに自分が作る木材製品の図面を作成する。

6 森林管理 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
②林野庁ホームページ参照
コマ主題細目 ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理
細目レベル ① 人の生活を支える資材の一つに木材がある。木材とは,様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の呼称である。木材は,様々な用途のために加工され,家屋の建築資材や,イスや机といった家具に利用されるだけでなく,紙として利用されたり,木質バイオマスとしてエネルギー源ともなる。生きた木から木材を得るためには,木を伐採し,伐採した木を作業しやすい場所に集め(集材),枝を落とし(枝切り),必要な長さに切って(玉切り),運搬し,樹皮を剥いだり切りそろえたりし(製材),乾燥させ,必要に応じた形に加工するなどの工程がある。本実習では,森林に生育する木が木材になり,加工されるまでの工程の一部を実際に体験したり,見学することで木が木材になるまでの工程を実感を持って理解する。
② 安定した木材生産のためには,伐採地に苗木を植栽し,人工林として管理していくことも重要である。日本においては,戦時中や戦後の過度な伐採により荒廃した山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など,各時代の社会・経済的要請に応えるため,木材として好まれ,成長が早く,日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林が推進された。このような背景を受けて,現在,日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林(2,505万ヘクタール)が占めており,そのうち,人工林は1,020万ヘクタールで,森林面積全体の約4割となっている。戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し,木材として利用に適した時期を迎えており,人工林の伐採を進め,伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組が積極的に進められている。人工林に実際に入ることで,人工林のイメージを確かなものとする。
③ 人工林においては,加工に適した木材を育成するために管理が行われる。主な施業には,植栽,下草刈り,枝打ち,間伐,伐採などがある。このうち,特に間伐や伐採などにおいては,木を切断したり,倒したりする際に危険が伴う。林業で毎年30-40人もの人が亡くなっていることは,林業の危険さを表している。森林管理の理解には,森林管理で行われる施業内容だけでなく施業時の安全管理の理解が必要である。そこで,北海道大学の技術職員の指導により,日本の森林管理の現状,森林管理の主な施業内容や,施業に用いる道具(チェーンソー,チェーンソー防護服,安全靴など),施業時の注意点(伐採木の倒し方など)等を学ぶとともに,手作業での施業(間伐など)を体験する。
キーワード ① 木材 ② 人工林 ③ 森林管理 ④ 間伐 ⑤ 安全管理
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた森林管理の施業内容や安全管理上の注意点を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは担当教員に確認する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。「木材利用の促進にどうつながるか」をコンセプトに自分が作る木材製品の図面を作成する。

7 木材加工 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
コマ主題細目 ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工
細目レベル ① 森林から切り出し,運搬した木には樹皮がついている。木材へと製材するためには樹皮を剥く必要がある。皮剥きをした原木を放置しておくと小石などが付く可能性があるため,皮むきは製材直前に行う。皮剥きは,バーカーなどと呼ばれる機械で行う場合と,手作業で行う場合がある。本実習では,木材加工の第一歩である手作業での皮剥きを,北海道大学の教職員の指導の下で体験する。皮剥きは,切り出した木の樹皮と材の間にヘラやカマを差し込み,はがすように行うとよい。2人1組でおおむね1本の木を担当し,切り出した木を自分たちの手で丸太にする。皮剥きの作業を通じて,林内に生育している立木が木材になる過程を,実体験に基づいて理解する。
② 皮をむいた丸太を角材にする製材工程を北海道大学の技術職員の指導の下で学ぶ。丸太を角材へと変えるためには切り出しと整形が必要である。まず,帯鋸(おびのこ)によって丸太を角型に切り出す。帯鋸は,すべて同じ方向を向いたループ状の鋸刃が回転することで,一方向に木材などを切断する機械である。円形の木を角材(四角)にするために,1つの木に対し4回使用する。次に,かんな盤を用いて,作成する角材のサイズまで削り出す。かんな盤は,木材を自動送りして,回転カンナや固定式のカンナで削り,一定の厚さに揃える機械である。かんな盤を用いることで,木材の規格を整えることができる。本実習では,北海道大学の技術職員による指導により,丸太から角材を作り出す作業を理解する。
③ 木材は人の生活に資する材として利用されるものである。木材生産の各過程では,木材として育てる樹木のほかにも,下草として刈りとられる不揃いな雑木や,間伐される木もある。こうした定型外の木は薪やチップなどとして燃料になる場合もあるが,材としての価値が低く処分されることもある。しかしながら,こういった木も,加工の方法によっては地域独自の木材製品として付加価値をつけて販売できる可能性もある。本実習では,日本の森林管理の課題を検討するきっかけとして,薪割り等を体験するとともに,「木材利用の促進にどうつながるか」を商品開発のコンセプトとして,ストラップなど木材製品を作成する。作成した木材製品をコンセプトとともに発表することで,木材利用の促進に重要な視点を得る。
キーワード ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工 ④ 林業 ⑤ 社会問題
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた木材加工の流れや方法,機器等を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。木材加工を通じて気付いた木材利用促進の課題について,要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

8 木材加工 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
コマ主題細目 ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工
細目レベル ① 森林から切り出し,運搬した木には樹皮がついている。木材へと製材するためには樹皮を剥く必要がある。皮剥きをした原木を放置しておくと小石などが付く可能性があるため,皮むきは製材直前に行う。皮剥きは,バーカーなどと呼ばれる機械で行う場合と,手作業で行う場合がある。本実習では,木材加工の第一歩である手作業での皮剥きを,北海道大学の教職員の指導の下で体験する。皮剥きは,切り出した木の樹皮と材の間にヘラやカマを差し込み,はがすように行うとよい。2人1組でおおむね1本の木を担当し,切り出した木を自分たちの手で丸太にする。皮剥きの作業を通じて,林内に生育している立木が木材になる過程を,実体験に基づいて理解する。
② 皮をむいた丸太を角材にする製材工程を北海道大学の技術職員の指導の下で学ぶ。丸太を角材へと変えるためには切り出しと整形が必要である。まず,帯鋸(おびのこ)によって丸太を角型に切り出す。帯鋸は,すべて同じ方向を向いたループ状の鋸刃が回転することで,一方向に木材などを切断する機械である。円形の木を角材(四角)にするために,1つの木に対し4回使用する。次に,かんな盤を用いて,作成する角材のサイズまで削り出す。かんな盤は,木材を自動送りして,回転カンナや固定式のカンナで削り,一定の厚さに揃える機械である。かんな盤を用いることで,木材の規格を整えることができる。本実習では,北海道大学の技術職員による指導により,丸太から角材を作り出す作業を理解する。
③ 木材は人の生活に資する材として利用されるものである。木材生産の各過程では,木材として育てる樹木のほかにも,下草として刈りとられる不揃いな雑木や,間伐される木もある。こうした定型外の木は薪やチップなどとして燃料になる場合もあるが,材としての価値が低く処分されることもある。しかしながら,こういった木も,加工の方法によっては地域独自の木材製品として付加価値をつけて販売できる可能性もある。本実習では,日本の森林管理の課題を検討するきっかけとして,薪割り等を体験するとともに,「木材利用の促進にどうつながるか」を商品開発のコンセプトとして,ストラップなど木材製品を作成する。作成した木材製品をコンセプトとともに発表することで,木材利用の促進に重要な視点を得る。
キーワード ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工 ④ 林業 ⑤ 社会問題
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた木材加工の流れや方法,機器等を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。木材加工を通じて気付いた木材利用促進の課題について,要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

9 木材加工 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
コマ主題細目 ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工
細目レベル ① 森林から切り出し,運搬した木には樹皮がついている。木材へと製材するためには樹皮を剥く必要がある。皮剥きをした原木を放置しておくと小石などが付く可能性があるため,皮むきは製材直前に行う。皮剥きは,バーカーなどと呼ばれる機械で行う場合と,手作業で行う場合がある。本実習では,木材加工の第一歩である手作業での皮剥きを,北海道大学の教職員の指導の下で体験する。皮剥きは,切り出した木の樹皮と材の間にヘラやカマを差し込み,はがすように行うとよい。2人1組でおおむね1本の木を担当し,切り出した木を自分たちの手で丸太にする。皮剥きの作業を通じて,林内に生育している立木が木材になる過程を,実体験に基づいて理解する。
② 皮をむいた丸太を角材にする製材工程を北海道大学の技術職員の指導の下で学ぶ。丸太を角材へと変えるためには切り出しと整形が必要である。まず,帯鋸(おびのこ)によって丸太を角型に切り出す。帯鋸は,すべて同じ方向を向いたループ状の鋸刃が回転することで,一方向に木材などを切断する機械である。円形の木を角材(四角)にするために,1つの木に対し4回使用する。次に,かんな盤を用いて,作成する角材のサイズまで削り出す。かんな盤は,木材を自動送りして,回転カンナや固定式のカンナで削り,一定の厚さに揃える機械である。かんな盤を用いることで,木材の規格を整えることができる。本実習では,北海道大学の技術職員による指導により,丸太から角材を作り出す作業を理解する。
③ 木材は人の生活に資する材として利用されるものである。木材生産の各過程では,木材として育てる樹木のほかにも,下草として刈りとられる不揃いな雑木や,間伐される木もある。こうした定型外の木は薪やチップなどとして燃料になる場合もあるが,材としての価値が低く処分されることもある。しかしながら,こういった木も,加工の方法によっては地域独自の木材製品として付加価値をつけて販売できる可能性もある。本実習では,日本の森林管理の課題を検討するきっかけとして,薪割り等を体験するとともに,「木材利用の促進にどうつながるか」を商品開発のコンセプトとして,ストラップなど木材製品を作成する。作成した木材製品をコンセプトとともに発表することで,木材利用の促進に重要な視点を得る。
キーワード ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工 ④ 林業 ⑤ 社会問題
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた木材加工の流れや方法,機器等を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。木材加工を通じて気付いた木材利用促進の課題について,要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

10 木材加工 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を北海道大学和歌山研究林の技術職員からの指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の木々と設備
コマ主題細目 ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工
細目レベル ① 森林から切り出し,運搬した木には樹皮がついている。木材へと製材するためには樹皮を剥く必要がある。皮剥きをした原木を放置しておくと小石などが付く可能性があるため,皮むきは製材直前に行う。皮剥きは,バーカーなどと呼ばれる機械で行う場合と,手作業で行う場合がある。本実習では,木材加工の第一歩である手作業での皮剥きを,北海道大学の教職員の指導の下で体験する。皮剥きは,切り出した木の樹皮と材の間にヘラやカマを差し込み,はがすように行うとよい。2人1組でおおむね1本の木を担当し,切り出した木を自分たちの手で丸太にする。皮剥きの作業を通じて,林内に生育している立木が木材になる過程を,実体験に基づいて理解する。
② 皮をむいた丸太を角材にする製材工程を北海道大学の技術職員の指導の下で学ぶ。丸太を角材へと変えるためには切り出しと整形が必要である。まず,帯鋸(おびのこ)によって丸太を角型に切り出す。帯鋸は,すべて同じ方向を向いたループ状の鋸刃が回転することで,一方向に木材などを切断する機械である。円形の木を角材(四角)にするために,1つの木に対し4回使用する。次に,かんな盤を用いて,作成する角材のサイズまで削り出す。かんな盤は,木材を自動送りして,回転カンナや固定式のカンナで削り,一定の厚さに揃える機械である。かんな盤を用いることで,木材の規格を整えることができる。本実習では,北海道大学の技術職員による指導により,丸太から角材を作り出す作業を理解する。
③ 木材は人の生活に資する材として利用されるものである。木材生産の各過程では,木材として育てる樹木のほかにも,下草として刈りとられる不揃いな雑木や,間伐される木もある。こうした定型外の木は薪やチップなどとして燃料になる場合もあるが,材としての価値が低く処分されることもある。しかしながら,こういった木も,加工の方法によっては地域独自の木材製品として付加価値をつけて販売できる可能性もある。本実習では,日本の森林管理の課題を検討するきっかけとして,薪割り等を体験するとともに,「木材利用の促進にどうつながるか」を商品開発のコンセプトとして,ストラップなど木材製品を作成する。作成した木材製品をコンセプトとともに発表することで,木材利用の促進に重要な視点を得る。
キーワード ① 皮剥き ② 製材 ③ 木材加工 ④ 林業 ⑤ 社会問題
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 説明で知りえた木材加工の流れや方法,機器等を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。木材加工を通じて気付いた木材利用促進の課題について,要約してまとめること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

11 森林および森林性動物の調査法 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第11回から第15回では,森林の構造や動態や森林性動物を理解するための調査方法を,北海道大学和歌山研究林の中村教授の指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の動物と設備
コマ主題細目 ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ 森林性動物調査
細目レベル ① さまざまな種の樹木によって森林が形成される。森林には,樹木だけでなく,草本や昆虫,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類,藻類,地衣類,菌類など様々な動植物が生育・生息している。森林に降り注ぐ太陽のエネルギーは樹木などの光合成によって有機物となり,樹木の生長や,様々な動物に受け継がれ循環していく。大気中の窒素や植物体内の窒素は,微生物などによって固定・分解され循環する。森林生態系は単なる樹木の集まりではなく,森林内に生育・生息する様々な生き物を介した複雑な系としてふるまうものである。本実習では,天然林,二次林,人工林など複数の森林に訪れて森林の様子を比較することで,森林生態系の概念を実感とともに理解する。
② 森林は主に樹木で形作られる。森林内には,樹冠を形成する高木層,高木層の下に位置する亜高木層,低木層など異なる高さの樹木が存在する。このような階層構造とそれを構成する樹種を理解することは,森林の成り立ちや機能を理解し,将来のすがたを予想する上で重要である。森林の構造や種組成をとらえるための調査の一つに,毎木調査がある。毎木調査では,方形区(正方形の調査プロット)を設け,その内部にいる対象となる各樹木について,種名,位置,胸高直径,樹高,枝張りなどを記録する。このような記録から,樹冠投影図を作成することでプロット内の樹木種の占める割合や,階層構造を記録できる。本実習では,実際に毎木調査を行い,樹冠投影図を作成することで森林の構造の調査手法を学ぶ。
③ 森林には哺乳類や昆虫類など,多様な動物が生息している。森林性の動物は,森林から直接的・間接的にエネルギー(有機物)を得るとともに,各動物に必要な,ねぐらや休息場所,隠れ家などを得ている。森林の構造や森林を構成する樹種によって,森林性動物の生息状況は異なる場合がある。つまり,各森林性動物によって,生息に適した森林とそうでない森林があるということである。一見,生息に適さなそうな人工林であっても,ある種にとっては生息に適しており,高密度になる場合もある。そこで,森林と森林性動物の関係を理解するために,森林性昆虫類を対象としたライトトラップ調査を行う。ライトトラップは複数の森林に仕掛け,個体数や種数を森林間で比較する。
キーワード ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ ライトトラップ ④ 森林性昆虫 ⑤ 種多様性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 毎木調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,樹冠投影図を作成し,森林の構造を明らかにすること。ライトトラップ調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,森林間で種数や個体数が異なる理由を考察すること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

12 森林および森林性動物の調査法 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第11回から第15回では,森林の構造や動態や森林性動物を理解するための調査方法を,北海道大学和歌山研究林の中村教授の指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の動物と設備
コマ主題細目 ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ 森林性動物調査
細目レベル ① さまざまな種の樹木によって森林が形成される。森林には,樹木だけでなく,草本や昆虫,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類,藻類,地衣類,菌類など様々な動植物が生育・生息している。森林に降り注ぐ太陽のエネルギーは樹木などの光合成によって有機物となり,樹木の生長や,様々な動物に受け継がれ循環していく。大気中の窒素や植物体内の窒素は,微生物などによって固定・分解され循環する。森林生態系は単なる樹木の集まりではなく,森林内に生育・生息する様々な生き物を介した複雑な系としてふるまうものである。本実習では,天然林,二次林,人工林など複数の森林に訪れて森林の様子を比較することで,森林生態系の概念を実感とともに理解する。
② 森林は主に樹木で形作られる。森林内には,樹冠を形成する高木層,高木層の下に位置する亜高木層,低木層など異なる高さの樹木が存在する。このような階層構造とそれを構成する樹種を理解することは,森林の成り立ちや機能を理解し,将来のすがたを予想する上で重要である。森林の構造や種組成をとらえるための調査の一つに,毎木調査がある。毎木調査では,方形区(正方形の調査プロット)を設け,その内部にいる対象となる各樹木について,種名,位置,胸高直径,樹高,枝張りなどを記録する。このような記録から,樹冠投影図を作成することでプロット内の樹木種の占める割合や,階層構造を記録できる。本実習では,実際に毎木調査を行い,樹冠投影図を作成することで森林の構造の調査手法を学ぶ。
③ 森林には哺乳類や昆虫類など,多様な動物が生息している。森林性の動物は,森林から直接的・間接的にエネルギー(有機物)を得るとともに,各動物に必要な,ねぐらや休息場所,隠れ家などを得ている。森林の構造や森林を構成する樹種によって,森林性動物の生息状況は異なる場合がある。つまり,各森林性動物によって,生息に適した森林とそうでない森林があるということである。一見,生息に適さなそうな人工林であっても,ある種にとっては生息に適しており,高密度になる場合もある。そこで,森林と森林性動物の関係を理解するために,森林性昆虫類を対象としたライトトラップ調査を行う。ライトトラップは複数の森林に仕掛け,個体数や種数を森林間で比較する。
キーワード ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ ライトトラップ ④ 森林性昆虫 ⑤ 種多様性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題: 
 毎木調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,樹冠投影図を作成し,森林の構造を明らかにすること。ライトトラップ調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,森林間で種数や個体数が異なる理由を考察すること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

13 森林および森林性動物の調査法 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第11回から第15回では,森林の構造や動態や森林性動物を理解するための調査方法を,北海道大学和歌山研究林の中村教授の指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の動物と設備
コマ主題細目 ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ 森林性動物調査
細目レベル ① さまざまな種の樹木によって森林が形成される。森林には,樹木だけでなく,草本や昆虫,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類,藻類,地衣類,菌類など様々な動植物が生育・生息している。森林に降り注ぐ太陽のエネルギーは樹木などの光合成によって有機物となり,樹木の生長や,様々な動物に受け継がれ循環していく。大気中の窒素や植物体内の窒素は,微生物などによって固定・分解され循環する。森林生態系は単なる樹木の集まりではなく,森林内に生育・生息する様々な生き物を介した複雑な系としてふるまうものである。本実習では,天然林,二次林,人工林など複数の森林に訪れて森林の様子を比較することで,森林生態系の概念を実感とともに理解する。
② 森林は主に樹木で形作られる。森林内には,樹冠を形成する高木層,高木層の下に位置する亜高木層,低木層など異なる高さの樹木が存在する。このような階層構造とそれを構成する樹種を理解することは,森林の成り立ちや機能を理解し,将来のすがたを予想する上で重要である。森林の構造や種組成をとらえるための調査の一つに,毎木調査がある。毎木調査では,方形区(正方形の調査プロット)を設け,その内部にいる対象となる各樹木について,種名,位置,胸高直径,樹高,枝張りなどを記録する。このような記録から,樹冠投影図を作成することでプロット内の樹木種の占める割合や,階層構造を記録できる。本実習では,実際に毎木調査を行い,樹冠投影図を作成することで森林の構造の調査手法を学ぶ。
③ 森林には哺乳類や昆虫類など,多様な動物が生息している。森林性の動物は,森林から直接的・間接的にエネルギー(有機物)を得るとともに,各動物に必要な,ねぐらや休息場所,隠れ家などを得ている。森林の構造や森林を構成する樹種によって,森林性動物の生息状況は異なる場合がある。つまり,各森林性動物によって,生息に適した森林とそうでない森林があるということである。一見,生息に適さなそうな人工林であっても,ある種にとっては生息に適しており,高密度になる場合もある。そこで,森林と森林性動物の関係を理解するために,森林性昆虫類を対象としたライトトラップ調査を行う。ライトトラップは複数の森林に仕掛け,個体数や種数を森林間で比較する。
キーワード ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ ライトトラップ ④ 森林性昆虫 ⑤ 種多様性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 毎木調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,樹冠投影図を作成し,森林の構造を明らかにすること。ライトトラップ調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,森林間で種数や個体数が異なる理由を考察すること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

14 森林および森林性動物の調査法 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第11回から第15回では,森林の構造や動態や森林性動物を理解するための調査方法を,北海道大学和歌山研究林の中村教授の指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の動物と設備
コマ主題細目 ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ 森林性動物調査
細目レベル ① さまざまな種の樹木によって森林が形成される。森林には,樹木だけでなく,草本や昆虫,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類,藻類,地衣類,菌類など様々な動植物が生育・生息している。森林に降り注ぐ太陽のエネルギーは樹木などの光合成によって有機物となり,樹木の生長や,様々な動物に受け継がれ循環していく。大気中の窒素や植物体内の窒素は,微生物などによって固定・分解され循環する。森林生態系は単なる樹木の集まりではなく,森林内に生育・生息する様々な生き物を介した複雑な系としてふるまうものである。本実習では,天然林,二次林,人工林など複数の森林に訪れて森林の様子を比較することで,森林生態系の概念を実感とともに理解する
② 森林は主に樹木で形作られる。森林内には,樹冠を形成する高木層,高木層の下に位置する亜高木層,低木層など異なる高さの樹木が存在する。このような階層構造とそれを構成する樹種を理解することは,森林の成り立ちや機能を理解し,将来のすがたを予想する上で重要である。森林の構造や種組成をとらえるための調査の一つに,毎木調査がある。毎木調査では,方形区(正方形の調査プロット)を設け,その内部にいる対象となる各樹木について,種名,位置,胸高直径,樹高,枝張りなどを記録する。このような記録から,樹冠投影図を作成することでプロット内の樹木種の占める割合や,階層構造を記録できる。本実習では,実際に毎木調査を行い,樹冠投影図を作成することで森林の構造の調査手法を学ぶ。
③ 森林には哺乳類や昆虫類など,多様な動物が生息している。森林性の動物は,森林から直接的・間接的にエネルギー(有機物)を得るとともに,各動物に必要な,ねぐらや休息場所,隠れ家などを得ている。森林の構造や森林を構成する樹種によって,森林性動物の生息状況は異なる場合がある。つまり,各森林性動物によって,生息に適した森林とそうでない森林があるということである。一見,生息に適さなそうな人工林であっても,ある種にとっては生息に適しており,高密度になる場合もある。そこで,森林と森林性動物の関係を理解するために,森林性昆虫類を対象としたライトトラップ調査を行う。ライトトラップは複数の森林に仕掛け,個体数や種数を森林間で比較する。
キーワード ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ ライトトラップ ④ 森林性昆虫 ⑤ 種多様性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 毎木調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,樹冠投影図を作成し,森林の構造を明らかにすること。ライトトラップ調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,森林間で種数や個体数が異なる理由を考察すること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

予習課題:
 この後のスケジュールを確認し,自身が何時までに,何を持って,どこに行けばいいのかをメモに書く。その際,服装にも気を付けること。

15 森林および森林性動物の調査法 科目の中での位置付け 本科目は,和歌山県にある北海道大学和歌山研究林にて,北海道大学の教職員に協力いただきながら3泊4日で行う宿泊型の実習科目である。実習では,森林管理や木材利用に関する基本的な作業を見学・体験するとともに,森林管理と森林性動物(昆虫類など)の生息状況等を調査する。野外調査を伴うため,フィールドの状況や天候によって内容や実施の順に変更が生じることもあるが,予定している実習内容は主に次のとおりである。第1回では,実習のスケジュールを確認するとともに,宿泊施設の利用方法や諸注意を伝える。第2回から第6回では,森林管理の方法としての施業を学ぶ。第7回から第10回では,伐採後の木材加工の方法を学ぶ。第11回から第15回では,森林の構造や動態,森林性動物(森林性昆虫類の予定)の調査方法を学ぶ。上記の流れの中で,第11回から第15回では,森林の構造や動態や森林性動物を理解するための調査方法を,北海道大学和歌山研究林の中村教授の指導により学ぶ。
北海道大学和歌山研究林の動物と設備
コマ主題細目 ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ 森林性動物調査
細目レベル ① さまざまな種の樹木によって森林が形成される。森林には,樹木だけでなく,草本や昆虫,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類,藻類,地衣類,菌類など様々な動植物が生育・生息している。森林に降り注ぐ太陽のエネルギーは樹木などの光合成によって有機物となり,樹木の生長や,様々な動物に受け継がれ循環していく。大気中の窒素や植物体内の窒素は,微生物などによって固定・分解され循環する。森林生態系は単なる樹木の集まりではなく,森林内に生育・生息する様々な生き物を介した複雑な系としてふるまうものである。本実習では,天然林,二次林,人工林など複数の森林に訪れて森林の様子を比較することで,森林生態系の概念を実感とともに理解する。
② 森林は主に樹木で形作られる。森林内には,樹冠を形成する高木層,高木層の下に位置する亜高木層,低木層など異なる高さの樹木が存在する。このような階層構造とそれを構成する樹種を理解することは,森林の成り立ちや機能を理解し,将来のすがたを予想する上で重要である。森林の構造や種組成をとらえるための調査の一つに,毎木調査がある。毎木調査では,方形区(正方形の調査プロット)を設け,その内部にいる対象となる各樹木について,種名,位置,胸高直径,樹高,枝張りなどを記録する。このような記録から,樹冠投影図を作成することでプロット内の樹木種の占める割合や,階層構造を記録できる。本実習では,実際に毎木調査を行い,樹冠投影図を作成することで森林の構造の調査手法を学ぶ。
③ 森林には哺乳類や昆虫類など,多様な動物が生息している。森林性の動物は,森林から直接的・間接的にエネルギー(有機物)を得るとともに,各動物に必要な,ねぐらや休息場所,隠れ家などを得ている。森林の構造や森林を構成する樹種によって,森林性動物の生息状況は異なる場合がある。つまり,各森林性動物によって,生息に適した森林とそうでない森林があるということである。一見,生息に適さなそうな人工林であっても,ある種にとっては生息に適しており,高密度になる場合もある。そこで,森林と森林性動物の関係を理解するために,森林性昆虫類を対象としたライトトラップ調査を行う。ライトトラップは複数の森林に仕掛け,個体数や種数を森林間で比較する。
キーワード ① 森林生態系 ② 毎木調査 ③ ライトトラップ ④ 森林性昆虫 ⑤ 種多様性
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習課題:
 毎木調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,樹冠投影図を作成し,森林の構造を明らかにすること。ライトトラップ調査の流れや方法,使用した機器の特徴を列記し,その内容を文章に要約してまとめること。また,森林間で種数や個体数が異なる理由を考察すること。実習中に与えられた指示のメモを見返し,参照しやすいように別ページにまとめなおすこと。わからないことは他の学生に確認し,それでもわからないことは本学教員に確認して補足する。別ページにまとめ直す際は,後で自分が見た時にわかるように丁寧な文字で端的に書くこと。このまとめ直し作業を通じて,メモを参照しなくても指示を守れるように内容の記憶に努めること。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
和歌山研究林 和歌山研究林の特徴,実習中および宿舎利用のルール,実習への心構え等についての記載を重視する。実習において学んだ事項について,的確に他者に伝わる内容であるか.実習内容の理解度を問う課題に対して,適切な解答が示せるかを評価する.そのためには,いつ,どこで,何を,どうやって行ったかが適切に伝わるように記述すること。執筆の体裁が事前に示したものと一致しているかどうかも評価に入れる。報告に際して,実習中におけるこまめな記録が重要な情報源となる。 実習,宿泊,ルール 20 1-15
森林管理 森林管理に関する施業の流れ,施業における注意事項,日本の森林管理における課題等についての論述を重視する。実習において学んだ事項について,的確に他者に伝わる内容であるか.実習内容の理解度を問う課題に対して,適切な解答が示せるかを評価する.そのためには,いつ,どこで,何を,どうやって行ったかが適切に伝わるように記述すること。執筆の体裁が事前に示したものと一致しているかどうかも評価に入れる。報告に際して,実習中におけるこまめな記録が重要な情報源となる。 森林管理,間伐,林業 20 1, 2-6, 15
木材加工 木材加工の諸工程の作業内容,使用道具,安全上の注意点と,加工した木材製品のコンセプト等の記載を重視する。実習において学んだ事項について,的確に他者に伝わる内容であるか.実習内容の理解度を問う課題に対して,適切な解答が示せるかを評価する.そのためには,いつ,どこで,何を,どうやって行ったかが適切に伝わるように記述すること。執筆の体裁が事前に示したものと一致しているかどうかも評価に入れる。報告に際して,実習中におけるこまめな記録が重要な情報源となる。 丸太,製材,加工 20 1, 7-10, 15
森林調査法 毎木調査の実施場所,実施方法,結果をまとめた表と,毎木調査の結果をもとに作成した樹冠投影図,およびこれらの結果の考察等を重視する。実習において学んだ事項について,的確に他者に伝わる内容であるか.実習内容の理解度を問う課題に対して,適切な解答が示せるかを評価する.そのためには,いつ,どこで,何を,どうやって行ったかが適切に伝わるように記述すること。執筆の体裁が事前に示したものと一致しているかどうかも評価に入れる。報告に際して,実習中におけるこまめな記録が重要な情報源となる。 毎木調査,森林の構造,森林の動態 20 1, 11-15
毎木調査,森林の構造,森林の動態 森林性動物調査の設置場所,設置方法,種同定方法,集計方法,比較結果,結果の考察等を重視する。実習において学んだ事項について,的確に他者に伝わる内容であるか.実習内容の理解度を問う課題に対して,適切な解答が示せるかを評価する.そのためには,いつ,どこで,何を,どうやって行ったかが適切に伝わるように記述すること。執筆の体裁が事前に示したものと一致しているかどうかも評価に入れる。報告に際して,実習中におけるこまめな記録が重要な情報源となる。 森林性昆虫,ライトトラップ,種多様性 20 1, 11-15
評価方法 全日程参加を必須とし,実習の実施内容をまとめた報告書,及び実習の内容の理解度を問う課題により評価する.受講姿勢によっては,報告書及び課題を受理しない.また,事前説明会への参加を必須とする.*成績発表後、教務課にて試験・レポートに関する総評が閲覧できます。
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 なし
参考文献 必要に応じて提示する。
実験・実習・教材費 実習中の食費及び交通費等は自己負担(名古屋発の場合,例年合計およそ30,000円程度)