区分 (生)フィールド生態科目 フィールド生態共通科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
専門性 理解力 実践力
カリキュラム・ポリシーとの関係
専門知識 教養知識 思考力
実行力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
個人・社会・自然が直面する課題に対して専門的な理解を深めると共に、学際的な柔軟性を有し、実践的な能力を有する。グローバルな視野を持ち、国際社会に貢献できる力を有する。
科目の目的
海洋(特に沿岸域)の生態系の観察手法を修得するため、インストラクターの指導の下、学科講習やプール(限定水域)実習、海洋実習に参加し、ライセンス取得に必要な潜水・浮上、機材のセッティング・管理、ハプニングが起きた場合の対処方法などを学び、ダイビング技術を身につけることを目的とする。また科目内では、ダイビング・ライセンスの取得試験を受け、沿岸域における生態系調査を実際に行う際に役立つ資格取得を目指す。
到達目標
学科講習やプール実習、海洋実習を通じて得た専門知識や技術を用いて、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することができる。
科目の概要
沿岸域の生態系を観察するためだけでなく、水族館などではダイビングライセンスを持った飼育員が求められる傾向がある。そのため、本科目では、南越前(福井県)において、ダイビング実習を行い、入門レベルのライセンス取得を目的とする。授業は、学科講習、プール実習と海洋実習(宿泊を伴う)からなる。学科講習では、インストラクターの指導の下、ライセンス取得に必要な潜水方法、機材の維持・管理などを学ぶ。
プール実習ならびに海洋実習では、実際に現地で宿泊し実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。なお、本科目を履修するためには、必ずガイダンス(オリエンテーション時に日時連絡)ならびに申込受付(インストラクターによる詳細な実習の説明会、オリエンテーション時に日時連絡)に参加し、教材の配布を受けること。また学科講習(9月6日)と南越前で開かれる実習(9月7~9日)を予定しているが、天候によって実習地が変更される可能性がある。
所定の実習を修了しても、学科および実技試験に合格しなければライセンスの取得ができない。なお本実習は、4名以上16名以内の履修者数において実施をする。

科目のキーワード
①海洋実習、②プール実習、③ダイビングライセンス取得、④海洋の生態系、⑤学科講習
授業の展開方法
いくつかの大学において、ダイビング実習を受け持った経験のある学外のインストラクターにより、実践的なダイビング実習が展開される。インストラクターは、学生の理解の度合いやダイビング経験に合わせ、座学やプール・海洋実習の内容を調整できるだけでなく、ダイビングの経験が豊富であり、非常に優れた指導方法を展開することができる。また学生の抱えるダイビングに関する心配事や不安に対して、寄り添ったアドバイスと親身な対応を実践するインストラクターである。
オフィス・アワー
【火曜日】昼休み・3・4時限目、【水曜日】1・昼休み・3・4時限目(会議日は除く)、【木曜日】昼休み
科目コード ENS207
学年・期 1年・前期
科目名 海洋ダイビング実習
単位数 1
授業形態 実習
必修・選択 選択
学習時間 【授業】90分×15 【予習】30分以上×15 【復習】30分以上×15
前提とする科目 なし
展開科目 水生動物生態実習、動物園・水族館実習
関連資格 なし
担当教員名 中束明佳
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 学科講習① 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第一回)では、プールに入る前の学科講習として、ダイビングに必須となる基礎的な知識とスキルを学び、またダイビング中のトラブルに対処する術を身につける。さらに、水中での安全なダイビングに必要なスキルを学ぶ。

(1)PADI「イントロダクション」「セクション1」『OWDマニュアル』、2013年、7-77項(「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分)。
(2)PADI「セクション2」『OWDマニュアル』、2013年、78-115項(「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分)。
(3)PADI「セクション3」『OWDマニュアル』、2013年、116-171項(「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分)。
(4)PADI「セクション4」「セクション5」『OWDマニュアル』、2013年、172-244項(「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(2)『OWDマニュアル』、教材(3)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(3)『OWDマニュアル』、教材(4)『OWDマニュアル』
コマ主題細目 ① ダイバーのスキル ② トラブルと機材管理 ③ ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方
細目レベル ① 本コマでは、まずダイビングに必要となる基本的なスキルと知識を修得する。水圧と空気の体積の影響について学び、深度と圧力について理解を深める。また圧平衡やリバース・ブロック、浮力コントロールなどの専門用語の理解することに加え、具体的な浮力コントロールのやり方を学ぶ。
レクレーション・ダイビングは、一人で潜るのではなく、バディと呼ばれるパートナーと一緒に潜る。バディ・システムの必要性やバディで相互に機材をチェックすることなど、バディ間のルールを学ぶ。また各機材の役割や装着のセッティングと手入れの仕方などを学習することに加え、残圧計などの機材の見方やスキューバ・シリンダー(タンク)の正しい選び方などを習得する。
また水から引き揚げた意識のないダイバーに対し、どの様に対処するかについてもしっかりと学び、実際に対応できるようにしなければいけない。

② ダイビングは水中で身動きし、タンクから圧縮空気を体内に入れることから、他のレクレーションと同様に、危険性を伴うものであるとされる。そのため、水中もしくは水面においてトラブルに見舞われた際の対処方法と機材管理を身につけることは欠かせない。水面でダイバーが意識のある場合とない場合でも、対処の仕方が異なる。また水中においては、ダイバーの過度の疲れがみられた場合や釣り糸などで水中拘束された場合、タンク内のエア切れを起こした場合などは、浮上しなければいけない。様々なトラブルを起こしている場合であっても、安全に浮上する方法を学ぶ。
③ 最後に、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方を習得する。ダイブ・コンピューターは、ダイビング中の深度と潜水時間を継続的に記録し、それを基に体内の窒素量を計算する。一方、深度と潜水時間を基にダイブ・テーブルを使いして、窒素量のリミットを計算する方法もある。これらは、ダイバーがかかりやすい減圧症を避けるために開発されたものであり、講義では、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルを手に取り、使い方を学ぶ。
またダイビング後に体内にまだ窒素が残っていることを残留窒素というが、この場合に続けてダイビングを行うことを反復ダイビングという。これを行う際には、残留窒素を計算に入れ、水面休息時間などを割り出すことが求められるため、実際の場合に備え適切な方法を習得する。

キーワード ① スキル ② 機材 ③ トラブル対応 ④ ダイブ・コンピューター ⑤ ダイブ・テーブル
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:以下のOWDマニュアルに沿って学習した内容をよく復習する。
『OWDマニュアル』のイントロダクション「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」から、セクション1 の「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」、そしてセクション2 「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」、セクション3の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」から、セクション4の「機材Ⅳ」、「ダイバーになるⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、セクション5の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」までが該当する。その他、教材配布時に指示された教材等を参照すること。
予習:第4回目の講義からはプールで実際に潜るため、機材を持っていると仮定して、イメージトレーニングを行う。

2 学科講習② 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第二回)では、プールに入る前の学科講習として、ダイビングに必須となる基礎的な知識とスキルを学び、またダイビング中のトラブルに対処する術を身につける。さらに、水中での安全なダイビングに必要なスキルを学ぶ。

(1)PADI「イントロダクション」「セクション1」『OWDマニュアル』、2013年、7-77項(「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分)。
(2)PADI「セクション2」『OWDマニュアル』、2013年、78-115項(「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分)。
(3)PADI「セクション3」『OWDマニュアル』、2013年、116-171項(「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分)。
(4)PADI「セクション4」「セクション5」『OWDマニュアル』、2013年、172-244項(「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(2)『OWDマニュアル』、教材(3)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(3)『OWDマニュアル』、教材(4)『OWDマニュアル』
コマ主題細目 ① ダイバーのスキル ② トラブルと機材管理 ③ ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方
細目レベル ① 本コマでは、まずダイビングに必要となる基本的なスキルと知識を修得する。水圧と空気の体積の影響について学び、深度と圧力について理解を深める。また圧平衡やリバース・ブロック、浮力コントロールなどの専門用語の理解することに加え、具体的な浮力コントロールのやり方を学ぶ。
レクレーション・ダイビングは、一人で潜るのではなく、バディと呼ばれるパートナーと一緒に潜る。バディ・システムの必要性やバディで相互に機材をチェックすることなど、バディ間のルールを学ぶ。また各機材の役割や装着のセッティングと手入れの仕方などを学習することに加え、残圧計などの機材の見方やスキューバ・シリンダー(タンク)の正しい選び方などを習得する。

② ダイビングは水中で身動きし、タンクから圧縮空気を体内に入れることから、他のレクレーションと同様に、危険性を伴うものであるとされる。そのため、水中もしくは水面においてトラブルに見舞われた際の対処方法と機材管理を身につけることは欠かせない。水面でダイバーが意識のある場合とない場合でも、対処の仕方が異なる。また水中においては、ダイバーの過度の疲れがみられた場合や釣り糸などで水中拘束された場合、タンク内のエア切れを起こした場合などは、浮上しなければいけない。様々なトラブルを起こしている場合であっても、安全に浮上する方法を学ぶ。
また水から引き揚げた意識のないダイバーに対し、どの様に対処するかについてもしっかりと学び、実際に対応できるようにしなければいけない。

③ 最後に、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方を習得する。ダイブ・コンピューターは、ダイビング中の深度と潜水時間を継続的に記録し、それを基に体内の窒素量を計算する。一方、深度と潜水時間を基にダイブ・テーブルを使いして、窒素量のリミットを計算する方法もある。これらは、ダイバーがかかりやすい減圧症を避けるために開発されたものであり、講義では、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルを手に取り、使い方を学ぶ。
またダイビング後に体内にまだ窒素が残っていることを残留窒素というが、この場合に続けてダイビングを行うことを反復ダイビングという。これを行う際には、残留窒素を計算に入れ、水面休息時間などを割り出すことが求められるため、実際の場合に備え適切な方法を習得する。

キーワード ① スキル ② 機材 ③ トラブル対応 ④ ダイブ・コンピューター ⑤ ダイブ・テーブル
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:以下のOWDマニュアルに沿って学習した内容をよく復習する。
『OWDマニュアル』のイントロダクション「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」から、セクション1 の「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」、そしてセクション2 「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」、セクション3の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」から、セクション4の「機材Ⅳ」、「ダイバーになるⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、セクション5の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」までが該当する。その他、教材配布時に指示された教材等を参照すること。
予習:第4回目の講義からはプールで実際に潜るため、機材を持っていると仮定して、イメージトレーニングを行う。

3 学科講習③ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第三回)では、プールに入る前の学科講習として、ダイビングに必須となる基礎的な知識とスキルを学び、またダイビング中のトラブルに対処する術を身につける。さらに、水中での安全なダイビングに必要なスキルを学ぶ。

(1)PADI「イントロダクション」「セクション1」『OWDマニュアル』、2013年、7-77項(「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分)。
(2)PADI「セクション2」『OWDマニュアル』、2013年、78-115項(「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分)。
(3)PADI「セクション3」『OWDマニュアル』、2013年、116-171項(「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分)。
(4)PADI「セクション4」「セクション5」『OWDマニュアル』、2013年、172-244項(「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(2)『OWDマニュアル』、教材(3)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(3)『OWDマニュアル』、教材(4)『OWDマニュアル』
コマ主題細目 ① ダイバーのスキル ② トラブルと機材管理 ③ ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方
細目レベル ① 本コマでは、まずダイビングに必要となる基本的なスキルと知識を修得する。水圧と空気の体積の影響について学び、深度と圧力について理解を深める。また圧平衡やリバース・ブロック、浮力コントロールなどの専門用語の理解することに加え、具体的な浮力コントロールのやり方を学ぶ。
レクレーション・ダイビングは、一人で潜るのではなく、バディと呼ばれるパートナーと一緒に潜る。バディ・システムの必要性やバディで相互に機材をチェックすることなど、バディ間のルールを学ぶ。また各機材の役割や装着のセッティングと手入れの仕方などを学習することに加え、残圧計などの機材の見方やスキューバ・シリンダー(タンク)の正しい選び方などを習得する。

② ダイビングは水中で身動きし、タンクから圧縮空気を体内に入れることから、他のレクレーションと同様に、危険性を伴うものであるとされる。そのため、水中もしくは水面においてトラブルに見舞われた際の対処方法と機材管理を身につけることは欠かせない。水面でダイバーが意識のある場合とない場合でも、対処の仕方が異なる。また水中においては、ダイバーの過度の疲れがみられた場合や釣り糸などで水中拘束された場合、タンク内のエア切れを起こした場合などは、浮上しなければいけない。様々なトラブルを起こしている場合であっても、安全に浮上する方法を学ぶ。
また水から引き揚げた意識のないダイバーに対し、どの様に対処するかについてもしっかりと学び、実際に対応できるようにしなければいけない。

③ 最後に、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方を習得する。ダイブ・コンピューターは、ダイビング中の深度と潜水時間を継続的に記録し、それを基に体内の窒素量を計算する。一方、深度と潜水時間を基にダイブ・テーブルを使いして、窒素量のリミットを計算する方法もある。これらは、ダイバーがかかりやすい減圧症を避けるために開発されたものであり、講義では、ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルを手に取り、使い方を学ぶ。
またダイビング後に体内にまだ窒素が残っていることを残留窒素というが、この場合に続けてダイビングを行うことを反復ダイビングという。これを行う際には、残留窒素を計算に入れ、水面休息時間などを割り出すことが求められるため、実際の場合に備え適切な方法を習得する。

キーワード ① スキル ② 機材 ③ トラブル対応 ④ ダイブ・コンピューター ⑤ ダイブ・テーブル
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:以下のOWDマニュアルに沿って学習した内容をよく復習する。
『OWDマニュアル』のイントロダクション「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」から、セクション1 の「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」、そしてセクション2 「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」、セクション3の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」から、セクション4の「機材Ⅳ」、「ダイバーになるⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、セクション5の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」までが該当する。その他、教材配布時に指示された教材等を参照すること。
予習:第4回目の講義からはプールで実際に潜るため、機材を持っていると仮定して、イメージトレーニングを行う。

4 プール(限定水域)実習① 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第四回)では、学科講習で学んだ基礎知識を実際に習得できる様にする。また水中での問題を未然に防ぎ、海中でのハプニングが起きた場合には十分な対処できるように技術を身につける。最後に、プール実習を振り返り、苦手なスキルの克服を図る。

1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材の準備と設定、基本的なスキルの練習 ② 問題を防ぐスキル ③ レスキュースキルの習得
細目レベル ① 本コマでは、まず機材のセットアップと使い方を身につける。機材には、空気を出し入れして浮力を調節する機能を主とするBCG(浮力調節具)や、スパーク・シリンダー(タンク)内の高圧の空気を調節するレギュレーター、さらに高圧の空気が充満されているタンクなどがある。これらの機材は、取り付ける順番や使用法を間違えると、大事故につながる恐れがあるため、インストラクターの指示を聞き洩らすことなく特に真剣に取り組まなければならない。
次に、プール内において水中での浮力を確保する訓練を行う。レギュレーター内の空気を出し入れし、また適切な重量のウエイト・ベルトを装着することで、水中で安定した浮力を維持する中性浮力のやり方などを実践的に学ぶ。

② 次に、プール内での潜航・浮上を練習し、水中で自在に動けることができるようにするための技術を身につける。またオープン・ウォーターは最大で水深18メートルまで潜ることができるため、耳抜きは非常に重要な技術である。潜水と浮上を練習する際に、耳抜きのやり方を実践し、やり方をしっかり身につけることが求められる。
これら基本的なスキルを身につけた上で、次にマスクに水が入った時の対処法など、水中での問題を防ぐスキルを修得する。水中では、岩礁やバディと接触するなど様々なハプニングが起こることがある。その際、マスクが外れることもあり得るので、ダイバーがパニックを起こさずに対処できるよう十分な訓練が必要である。そこで、実際に水中でマスクを外したり、マスク内に水を入れたりして、そこからの対処の方法を学ぶ。

③ 最後に、水中においてバディの空気残量が少ない時や失神した時などのレスキュースキルを学ぶ。水中での活動量が多いと知らぬ間にタンク内の空気を大量に消費していることや、タンクに異常が生じ空気が漏れ、気づいた時にはタンク内の空気残量が僅かしか残っていないことがある。その際は、バディの空気を分けてもらいつつ浮上することになるが、ハプニング発生時にどの様な手順を踏んで対処するのかをプールでしっかりと身につける。
またバディが水中ないし水面で失神してしまうこともある。水面では、まずバディと自身の浮力を確保し、助けを呼ぶ。また呼吸の確認を行い、必要に応じて人工呼吸も行う。この様な手順は、水中でのハプニングに対しても定められているため、よく理解しレスキュースキルを習得する。

キーワード ① 機材管理 ② 基本的なスキル ③ 問題の予防 ④ スキルの振り返り ⑤ バディ
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:プール(限定水域)では、機材のセッティングと整備、また浮力の確保や耳抜きなどの基本的にダイビングスキルを身につけた。またマスクに水が入るなどのトラブルからのリカバリーや、バディの失神やエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルも学んだ。これらプールで学んだダイビングスキルを思い出し、できなかった点を克服するためにインストラクターからのアドバイスを思い起こし、また本科目を履修している学生らと経験やアドバイスなどを共有する。
予習:第8回目の講義からは、海流や障害物のある海洋実習を行う。プールは障害物もなく安定した水中環境であるが、海洋実習では状況が大きく異なる。再度、OWDマニュアルやDVDを確認して、海中でスキルを実践する際のイメージをクリアにしておく。

5 プール(限定水域)実習② 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第五回)では、学科講習で学んだ基礎知識を実際に習得できる様にする。また水中での問題を未然に防ぎ、海中でのハプニングが起きた場合には十分な対処できるように技術を身につける。最後に、プール実習を振り返り、苦手なスキルの克服を図る。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材の準備と設定、基本的なスキルの練習 ② 問題を防ぐスキル ③ レスキュースキルの習得
細目レベル ① 本コマでは、まず機材のセットアップと使い方を身につける。機材には、空気を出し入れして浮力を調節する機能を主とするBCG(浮力調節具)や、スパーク・シリンダー(タンク)内の高圧の空気を調節するレギュレーター、さらに高圧の空気が充満されているタンクなどがある。これらの機材は、取り付ける順番や使用法を間違えると、大事故につながる恐れがあるため、インストラクターの指示を聞き洩らすことなく特に真剣に取り組まなければならない。
次に、プール内において水中での浮力を確保する訓練を行う。レギュレーター内の空気を出し入れし、また適切な重量のウエイト・ベルトを装着することで、水中で安定した浮力を維持する中性浮力のやり方などを実践的に学ぶ。

② 次に、プール内での潜航・浮上を練習し、水中で自在に動けることができるようにするための技術を身につける。またオープン・ウォーターは最大で水深18メートルまで潜ることができるため、耳抜きは非常に重要な技術である。潜水と浮上を練習する際に、耳抜きのやり方を実践し、やり方をしっかり身につけることが求められる。
これら基本的なスキルを身につけた上で、次にマスクに水が入った時の対処法など、水中での問題を防ぐスキルを修得する。水中では、岩礁やバディと接触するなど様々なハプニングが起こることがある。その際、マスクが外れることもあり得るので、ダイバーがパニックを起こさずに対処できるよう十分な訓練が必要である。そこで、実際に水中でマスクを外したり、マスク内に水を入れたりして、そこからの対処の方法を学ぶ。

③ 最後に、水中においてバディの空気残量が少ない時や失神した時などのレスキュースキルを学ぶ。水中での活動量が多いと知らぬ間にタンク内の空気を大量に消費していることや、タンクに異常が生じ空気が漏れ、気づいた時にはタンク内の空気残量が僅かしか残っていないことがある。その際は、バディの空気を分けてもらいつつ浮上することになるが、ハプニング発生時にどの様な手順を踏んで対処するのかをプールでしっかりと身につける。
またバディが水中ないし水面で失神してしまうこともある。水面では、まずバディと自身の浮力を確保し、助けを呼ぶ。また呼吸の確認を行い、必要に応じて人工呼吸も行う。この様な手順は、水中でのハプニングに対しても定められているため、よく理解しレスキュースキルを習得する。

キーワード ① 機材管理 ② 基本的なスキル ③ 問題の予防 ④ スキルの振り返り ⑤ バディ
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:プール(限定水域)では、機材のセッティングと整備、また浮力の確保や耳抜きなどの基本的にダイビングスキルを身につけた。またマスクに水が入るなどのトラブルからのリカバリーや、バディの失神やエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルも学んだ。これらプールで学んだダイビングスキルを思い出し、できなかった点を克服するためにインストラクターからのアドバイスを思い起こし、また本科目を履修している学生らと経験やアドバイスなどを共有する。
予習:第8回目の講義からは、海流や障害物のある海洋実習を行う。プールは障害物もなく安定した水中環境であるが、海洋実習では状況が大きく異なる。再度、OWDマニュアルやDVDを確認して、海中でスキルを実践する際のイメージをクリアにしておく。

6 プール(限定水域)実習③ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第六回)では、学科講習で学んだ基礎知識を実際に習得できる様にする。また水中での問題を未然に防ぎ、海中でのハプニングが起きた場合には十分な対処できるように技術を身につける。最後に、プール実習を振り返り、苦手なスキルの克服を図る。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材の準備と設定、基本的なスキルの練習 ② 問題を防ぐスキル ③ レスキュースキルの習得
細目レベル ① 本コマでは、まず機材のセットアップと使い方を身につける。機材には、空気を出し入れして浮力を調節する機能を主とするBCG(浮力調節具)や、スパーク・シリンダー(タンク)内の高圧の空気を調節するレギュレーター、さらに高圧の空気が充満されているタンクなどがある。これらの機材は、取り付ける順番や使用法を間違えると、大事故につながる恐れがあるため、インストラクターの指示を聞き洩らすことなく特に真剣に取り組まなければならない。
次に、プール内において水中での浮力を確保する訓練を行う。レギュレーター内の空気を出し入れし、また適切な重量のウエイト・ベルトを装着することで、水中で安定した浮力を維持する中性浮力のやり方などを実践的に学ぶ。

② 次に、プール内での潜航・浮上を練習し、水中で自在に動けることができるようにするための技術を身につける。またオープン・ウォーターは最大で水深18メートルまで潜ることができるため、耳抜きは非常に重要な技術である。潜水と浮上を練習する際に、耳抜きのやり方を実践し、やり方をしっかり身につけることが求められる。
これら基本的なスキルを身につけた上で、次にマスクに水が入った時の対処法など、水中での問題を防ぐスキルを修得する。水中では、岩礁やバディと接触するなど様々なハプニングが起こることがある。その際、マスクが外れることもあり得るので、ダイバーがパニックを起こさずに対処できるよう十分な訓練が必要である。そこで、実際に水中でマスクを外したり、マスク内に水を入れたりして、そこからの対処の方法を学ぶ。

③ 最後に、水中においてバディの空気残量が少ない時や失神した時などのレスキュースキルを学ぶ。水中での活動量が多いと知らぬ間にタンク内の空気を大量に消費していることや、タンクに異常が生じ空気が漏れ、気づいた時にはタンク内の空気残量が僅かしか残っていないことがある。その際は、バディの空気を分けてもらいつつ浮上することになるが、ハプニング発生時にどの様な手順を踏んで対処するのかをプールでしっかりと身につける。
またバディが水中ないし水面で失神してしまうこともある。水面では、まずバディと自身の浮力を確保し、助けを呼ぶ。また呼吸の確認を行い、必要に応じて人工呼吸も行う。この様な手順は、水中でのハプニングに対しても定められているため、よく理解しレスキュースキルを習得する。

キーワード ① 機材管理 ② 基本的なスキル ③ 問題の予防 ④ スキルの振り返り ⑤ バディ
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:プール(限定水域)では、機材のセッティングと整備、また浮力の確保や耳抜きなどの基本的にダイビングスキルを身につけた。またマスクに水が入るなどのトラブルからのリカバリーや、バディの失神やエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルも学んだ。これらプールで学んだダイビングスキルを思い出し、できなかった点を克服するためにインストラクターからのアドバイスを思い起こし、また本科目を履修している学生らと経験やアドバイスなどを共有する。
予習:第8回目の講義からは、海流や障害物のある海洋実習を行う。プールは障害物もなく安定した水中環境であるが、海洋実習では状況が大きく異なる。再度、OWDマニュアルやDVDを確認して、海中でスキルを実践する際のイメージをクリアにしておく。

7 プール(限定水域)実習④ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第七回)では、学科講習で学んだ基礎知識を実際に習得できる様にする。また水中での問題を未然に防ぎ、海中でのハプニングが起きた場合には十分な対処できるように技術を身につける。最後に、プール実習を振り返り、苦手なスキルの克服を図る。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材の準備と設定、基本的なスキルの練習 ② 問題を防ぐスキル ③ レスキュースキルの習得
細目レベル ① 本コマでは、まず機材のセットアップと使い方を身につける。機材には、空気を出し入れして浮力を調節する機能を主とするBCG(浮力調節具)や、スパーク・シリンダー(タンク)内の高圧の空気を調節するレギュレーター、さらに高圧の空気が充満されているタンクなどがある。これらの機材は、取り付ける順番や使用法を間違えると、大事故につながる恐れがあるため、インストラクターの指示を聞き洩らすことなく特に真剣に取り組まなければならない。
次に、プール内において水中での浮力を確保する訓練を行う。レギュレーター内の空気を出し入れし、また適切な重量のウエイト・ベルトを装着することで、水中で安定した浮力を維持する中性浮力のやり方などを実践的に学ぶ。

② 次に、プール内での潜航・浮上を練習し、水中で自在に動けることができるようにするための技術を身につける。またオープン・ウォーターは最大で水深18メートルまで潜ることができるため、耳抜きは非常に重要な技術である。潜水と浮上を練習する際に、耳抜きのやり方を実践し、やり方をしっかり身につけることが求められる。
これら基本的なスキルを身につけた上で、次にマスクに水が入った時の対処法など、水中での問題を防ぐスキルを修得する。水中では、岩礁やバディと接触するなど様々なハプニングが起こることがある。その際、マスクが外れることもあり得るので、ダイバーがパニックを起こさずに対処できるよう十分な訓練が必要である。そこで、実際に水中でマスクを外したり、マスク内に水を入れたりして、そこからの対処の方法を学ぶ。

③ 最後に、水中においてバディの空気残量が少ない時や失神した時などのレスキュースキルを学ぶ。水中での活動量が多いと知らぬ間にタンク内の空気を大量に消費していることや、タンクに異常が生じ空気が漏れ、気づいた時にはタンク内の空気残量が僅かしか残っていないことがある。その際は、バディの空気を分けてもらいつつ浮上することになるが、ハプニング発生時にどの様な手順を踏んで対処するのかをプールでしっかりと身につける。
またバディが水中ないし水面で失神してしまうこともある。水面では、まずバディと自身の浮力を確保し、助けを呼ぶ。また呼吸の確認を行い、必要に応じて人工呼吸も行う。この様な手順は、水中でのハプニングに対しても定められているため、よく理解しレスキュースキルを習得する。

キーワード ① 機材管理 ② 基本的なスキル ③ 問題の予防 ④ スキルの振り返り ⑤ バディ
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:プール(限定水域)では、機材のセッティングと整備、また浮力の確保や耳抜きなどの基本的にダイビングスキルを身につけた。またマスクに水が入るなどのトラブルからのリカバリーや、バディの失神やエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルも学んだ。これらプールで学んだダイビングスキルを思い出し、できなかった点を克服するためにインストラクターからのアドバイスを思い起こし、また本科目を履修している学生らと経験やアドバイスなどを共有する。
予習:第8回目の講義からは、海流や障害物のある海洋実習を行う。プールは障害物もなく安定した水中環境であるが、海洋実習では状況が大きく異なる。再度、OWDマニュアルやDVDを確認して、海中でスキルを実践する際のイメージをクリアにしておく。

8 海洋実習(1日目)① 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第八回)では、海に出て機材を装着し、実際にダイビングをしてみる。また海中での意思疎通を図るため、実際にハンドシグナルを習得する。さらに、海中におけるトラブルへの対処を海流や障害物がある中で行い、最後に、ダイビングの記録のつけ方を学ぶ。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材のセットアップ、海でのダイビング ② ハンドシグナルの理解、ログブックつけ ③ エア切れの対処、海中での機材の脱着
細目レベル ① 本コマでは、海洋での実践形式の実習を行う。プールにはない岩礁やロープ、激しい海流、また深度が深まるにつれて視界が悪くなり、さらに魚などの生物が生息していることから、プールと比べ極端に危険度が増す。海辺においても、流木や岩などの多くの障害物があるため、機材の安全確認とセットアップを適切に行うスキルを身につけることは欠かせない。海洋でのダイビングは危険を伴うが、実際の海流や障害物のある海でダイビングを行うことは、これ以上ない実践形式の訓練となる。潜水や浮上、耳抜きなどの基本的なスキルを実際に試し、海流や障害物のある海中でダイビングの感覚を養うことは非常に重要なことである。海洋での実習は、貴重な経験を積む機会となる。
② 次に、海中でバディとの意思疎通を図るため、海中でのハンドシグナルを理解し実践する。ハンドシグナルは、「待て」や「OK」という簡単なものから、「エアをください」や「空気はどのくらい残っていますか」、「あなたが先に、私が後からついていきます」という様な確認や指示を出すものまである。これらのハンドシグナルは水中だけでなく、水面から出すものもある。25近くのシグナルの意味を理解し、シグナルを出せるように練習する。
またダイビングデータをログブックに記録する。実習中に潜ったダイビングのデータも記録し、残留窒素量の確認やスキルの蓄積などに役立てる。またこのログブックは、今後のダイビングの記録を残す際にも用いる。

③ 最後に、一緒に潜るバディとのエアの共有など、エア切れが起きた際の対処を海中で行う。すでに座学ではバディのエアがなくなった場合の乗り切り方を学び、プールの水中では、実際にエアを共有しトラブルを乗り切る方法を体験している。しかし、より複雑な状況である海中での訓練を積み、実践的な経験を積むことが必要である。
また海底や海中にある障害物を避け、スムーズに機材の脱着を行う訓練も行う。海中では、BCGが岩礁に引っ掛かり動けなくなる可能性も否定はできない。海中でエアを吸いながら、ボンベを固定したBCGを脱ぎ、再度、BCGを装着する訓練を行う。落ち着いて行わなければうまくいかない難度の高いスキルであるが、実際のダイビングでは起こりうるハプニングであることから、訓練を積み重ねスキルを習得する。

キーワード ① セットアップ ② 潮流と障害物 ③ エア切れ ④ 海流と障害物 ⑤ ログブック
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:海中で体験した海流や浮力を思い出し、中世浮力や息抜き、潜水・浮上などの基本的なテクニックを見直す。またライセンス取得後のダイビングにおいても、必ずログはつけなくてはいけない。ログのつけ方をよく理解し、しっかりとログをつける習慣を身につけると、ダイビングの経験を次のダイビングに活かすことができるので、よく復習を行い習得することが求められる。さらに、海流や障害物のある海中において、バディのエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルを実践し経験を積んだ。潮の満ち引きや海流の変化など、常に海の状況は変化するため、海洋実習で学んだことをよく振り返ることが欠かせない。
予習:海中でのダイビングを楽しむため、より高度なテクニックを予習する。

9 海洋実習(1日目)② 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第九回)では、海に出て機材を装着し、実際にダイビングをしてみる。また海中での意思疎通を図るため、実際にハンドシグナルを習得する。さらに、海中におけるトラブルへの対処を海流や障害物がある中で行い、最後に、ダイビングの記録のつけ方を学ぶ。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材のセットアップ、海でのダイビング ② ハンドシグナルの理解、ログブックつけ ③ エア切れの対処、海中での機材の脱着
細目レベル ① 本コマでは、海洋での実践形式の実習を行う。プールにはない岩礁やロープ、激しい海流、また深度が深まるにつれて視界が悪くなり、さらに魚などの生物が生息していることから、プールと比べ極端に危険度が増す。海辺においても、流木や岩などの多くの障害物があるため、機材の安全確認とセットアップを適切に行うスキルを身につけることは欠かせない。海洋でのダイビングは危険を伴うが、実際の海流や障害物のある海でダイビングを行うことは、これ以上ない実践形式の訓練となる。潜水や浮上、耳抜きなどの基本的なスキルを実際に試し、海流や障害物のある海中でダイビングの感覚を養うことは非常に重要なことである。海洋での実習は、貴重な経験を積む機会となる。
② 次に、海中でバディとの意思疎通を図るため、海中でのハンドシグナルを理解し実践する。ハンドシグナルは、「待て」や「OK」という簡単なものから、「エアをください」や「空気はどのくらい残っていますか」、「あなたが先に、私が後からついていきます」という様な確認や指示を出すものまである。これらのハンドシグナルは水中だけでなく、水面から出すものもある。25近くのシグナルの意味を理解し、シグナルを出せるように練習する。
またダイビングデータをログブックに記録する。実習中に潜ったダイビングのデータも記録し、残留窒素量の確認やスキルの蓄積などに役立てる。またこのログブックは、今後のダイビングの記録を残す際にも用いる。

③ 最後に、一緒に潜るバディとのエアの共有など、エア切れが起きた際の対処を海中で行う。すでに座学ではバディのエアがなくなった場合の乗り切り方を学び、プールの水中では、実際にエアを共有しトラブルを乗り切る方法を体験している。しかし、より複雑な状況である海中での訓練を積み、実践的な経験を積むことが必要である。
また海底や海中にある障害物を避け、スムーズに機材の脱着を行う訓練も行う。海中では、BCGが岩礁に引っ掛かり動けなくなる可能性も否定はできない。海中でエアを吸いながら、ボンベを固定したBCGを脱ぎ、再度、BCGを装着する訓練を行う。落ち着いて行わなければうまくいかない難度の高いスキルであるが、実際のダイビングでは起こりうるハプニングであることから、訓練を積み重ねスキルを習得する。

キーワード ① セットアップ ② 潮流と障害物 ③ エア切れ ④ 海流と障害物 ⑤ ログブック
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:海中で体験した海流や浮力を思い出し、中世浮力や息抜き、潜水・浮上などの基本的なテクニックを見直す。またライセンス取得後のダイビングにおいても、必ずログはつけなくてはいけない。ログのつけ方をよく理解し、しっかりとログをつける習慣を身につけると、ダイビングの経験を次のダイビングに活かすことができるので、よく復習を行い習得することが求められる。さらに、海流や障害物のある海中において、バディのエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルを実践し経験を積んだ。潮の満ち引きや海流の変化など、常に海の状況は変化するため、海洋実習で学んだことをよく振り返ることが欠かせない。
予習:海中でのダイビングを楽しむため、より高度なテクニックを予習する。

10 海洋実習(1日目)③ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第十回)では、海に出て機材を装着し、実際にダイビングをしてみる。また海中での意思疎通を図るため、実際にハンドシグナルを習得する。さらに、海中におけるトラブルへの対処を海流や障害物がある中で行い、最後に、ダイビングの記録のつけ方を学ぶ。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材のセットアップ、海でのダイビング ② ハンドシグナルの理解、ログブックつけ ③ エア切れの対処、海中での機材の脱着
細目レベル ① 本コマでは、海洋での実践形式の実習を行う。プールにはない岩礁やロープ、激しい海流、また深度が深まるにつれて視界が悪くなり、さらに魚などの生物が生息していることから、プールと比べ極端に危険度が増す。海辺においても、流木や岩などの多くの障害物があるため、機材の安全確認とセットアップを適切に行うスキルを身につけることは欠かせない。海洋でのダイビングは危険を伴うが、実際の海流や障害物のある海でダイビングを行うことは、これ以上ない実践形式の訓練となる。潜水や浮上、耳抜きなどの基本的なスキルを実際に試し、海流や障害物のある海中でダイビングの感覚を養うことは非常に重要なことである。海洋での実習は、貴重な経験を積む機会となる。
② 次に、海中でバディとの意思疎通を図るため、海中でのハンドシグナルを理解し実践する。ハンドシグナルは、「待て」や「OK」という簡単なものから、「エアをください」や「空気はどのくらい残っていますか」、「あなたが先に、私が後からついていきます」という様な確認や指示を出すものまである。これらのハンドシグナルは水中だけでなく、水面から出すものもある。25近くのシグナルの意味を理解し、シグナルを出せるように練習する。
またダイビングデータをログブックに記録する。実習中に潜ったダイビングのデータも記録し、残留窒素量の確認やスキルの蓄積などに役立てる。またこのログブックは、今後のダイビングの記録を残す際にも用いる。

③ 最後に、一緒に潜るバディとのエアの共有など、エア切れが起きた際の対処を海中で行う。すでに座学ではバディのエアがなくなった場合の乗り切り方を学び、プールの水中では、実際にエアを共有しトラブルを乗り切る方法を体験している。しかし、より複雑な状況である海中での訓練を積み、実践的な経験を積むことが必要である。
また海底や海中にある障害物を避け、スムーズに機材の脱着を行う訓練も行う。海中では、BCGが岩礁に引っ掛かり動けなくなる可能性も否定はできない。海中でエアを吸いながら、ボンベを固定したBCGを脱ぎ、再度、BCGを装着する訓練を行う。落ち着いて行わなければうまくいかない難度の高いスキルであるが、実際のダイビングでは起こりうるハプニングであることから、訓練を積み重ねスキルを習得する。

キーワード ① セットアップ ② 潮流と障害物 ③ エア切れ ④ 海流と障害物 ⑤ ログブック
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:海中で体験した海流や浮力を思い出し、中世浮力や息抜き、潜水・浮上などの基本的なテクニックを見直す。またライセンス取得後のダイビングにおいても、必ずログはつけなくてはいけない。ログのつけ方をよく理解し、しっかりとログをつける習慣を身につけると、ダイビングの経験を次のダイビングに活かすことができるので、よく復習を行い習得することが求められる。さらに、海流や障害物のある海中において、バディのエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルを実践し経験を積んだ。潮の満ち引きや海流の変化など、常に海の状況は変化するため、海洋実習で学んだことをよく振り返ることが欠かせない。
予習:海中でのダイビングを楽しむため、より高度なテクニックを予習する。

11 海洋実習(1日目)④ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(十一回)では、海に出て機材を装着し、実際にダイビングをしてみる。また海中での意思疎通を図るため、実際にハンドシグナルを習得する。さらに、海中におけるトラブルへの対処を海流や障害物がある中で行い、最後に、ダイビングの記録のつけ方を学ぶ。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 機材のセットアップ、海でのダイビング ② ハンドシグナルの理解、ログブックつけ ③ エア切れの対処、海中での機材の脱着
細目レベル ① 本コマでは、海洋での実践形式の実習を行う。プールにはない岩礁やロープ、激しい海流、また深度が深まるにつれて視界が悪くなり、さらに魚などの生物が生息していることから、プールと比べ極端に危険度が増す。海辺においても、流木や岩などの多くの障害物があるため、機材の安全確認とセットアップを適切に行うスキルを身につけることは欠かせない。海洋でのダイビングは危険を伴うが、実際の海流や障害物のある海でダイビングを行うことは、これ以上ない実践形式の訓練となる。潜水や浮上、耳抜きなどの基本的なスキルを実際に試し、海流や障害物のある海中でダイビングの感覚を養うことは非常に重要なことである。海洋での実習は、貴重な経験を積む機会となる。
② 次に、海中でバディとの意思疎通を図るため、海中でのハンドシグナルを理解し実践する。ハンドシグナルは、「待て」や「OK」という簡単なものから、「エアをください」や「空気はどのくらい残っていますか」、「あなたが先に、私が後からついていきます」という様な確認や指示を出すものまである。これらのハンドシグナルは水中だけでなく、水面から出すものもある。25近くのシグナルの意味を理解し、シグナルを出せるように練習する。
またダイビングデータをログブックに記録する。実習中に潜ったダイビングのデータも記録し、残留窒素量の確認やスキルの蓄積などに役立てる。またこのログブックは、今後のダイビングの記録を残す際にも用いる。

③ 最後に、一緒に潜るバディとのエアの共有など、エア切れが起きた際の対処を海中で行う。すでに座学ではバディのエアがなくなった場合の乗り切り方を学び、プールの水中では、実際にエアを共有しトラブルを乗り切る方法を体験している。しかし、より複雑な状況である海中での訓練を積み、実践的な経験を積むことが必要である。
また海底や海中にある障害物を避け、スムーズに機材の脱着を行う訓練も行う。海中では、BCGが岩礁に引っ掛かり動けなくなる可能性も否定はできない。海中でエアを吸いながら、ボンベを固定したBCGを脱ぎ、再度、BCGを装着する訓練を行う。落ち着いて行わなければうまくいかない難度の高いスキルであるが、実際のダイビングでは起こりうるハプニングであることから、訓練を積み重ねスキルを習得する。

キーワード ① セットアップ ② 潮流と障害物 ③ エア切れ ④ 海流と障害物 ⑤ ログブック
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:海中で体験した海流や浮力を思い出し、中世浮力や息抜き、潜水・浮上などの基本的なテクニックを見直す。またライセンス取得後のダイビングにおいても、必ずログはつけなくてはいけない。ログのつけ方をよく理解し、しっかりとログをつける習慣を身につけると、ダイビングの経験を次のダイビングに活かすことができるので、よく復習を行い習得することが求められる。さらに、海流や障害物のある海中において、バディのエア切れなどの緊急時のレスキュー・スキルを実践し経験を積んだ。潮の満ち引きや海流の変化など、常に海の状況は変化するため、海洋実習で学んだことをよく振り返ることが欠かせない。
予習:海中でのダイビングを楽しむため、より高度なテクニックを予習する。

12 海洋実習(2日目)① 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第十二回)では、安全な浮上を理解し、ダイビングテクニックを上達させる。またダイビング中に空気残圧が予想できるようになることを目指す。加えて、海中でダイビングポイントを探し、またダイビング後は記録をつけライセンス認定を受ける。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 安全な速度で浮上 ② 空気残圧の予測 ③ ダイビングポイントの探索、ログブックに記録し認定式
細目レベル ① 本コマでは、まず安全性を保つため、浮上速度を調整しつつ浮上するスキルを身につける。ダイバーは減圧症にならないように、必要があればいつでも水面へ直接浮上できるようなダイビングを心掛けている。またノンストップ・リミット(減圧不要限界)というある深度にいられる最大限の時間を把握し、その時間内であれば直接水面に浮上できるようにダイビングの計画を練る。しかし、それを超えてしまうと減圧症になる危険性が増すため、一回もしくは複数回の緊急減圧停止をする必要性が生じ、水面に出る前に特定の深度で所定の時間停止し体内の窒素を排出する。万が一に備え、海中において実際に緊急減圧停止を行い、やり方と減圧症の危険性について学ぶ。
② 次に、水中において、ボンベ内の空気残圧を予測しダイビングを行うスキルを身につける。ダイビングルートを計算し、どの深さでどれだけの時間で潜れば、タンク内の酸素を消費するのかを計算しダイビングルートを考える。実際、海中を潜る際には、時折、残圧計でボンベ内の酸素残量を確認しながら、決められたルートを進みダイビングを満喫する。緊急減圧停止について学んだが、十分かつ適切な空気残圧の予測ができていれば、減圧症の可能性は低く緊急減圧停止を実施することもないだろう。しかし、海中ではハプニングが生じることがあり、例えば、ナイトダイビングでは視界も悪く、想定外の問題が起こることもある。これら万が一に備え、様々な対応策を習得する。
③ 最後に、バディとコンタクトを取りながら、海中のダイビングポイントを探索する。海中は、砂や岩礁などの海底の状態は様々なである。また季節によっても、ダイビングポイントにいる魚類や甲殻類、海藻類、クラゲ、亀などは非常に多様な様相を呈している。産卵期の魚などに遭遇すると、普段では見られない光景をみられるかもしれない。
また海洋実習の最終日の終わりには、前日と同様に一日のダイビングの記録を記載する。その後、全てのスキルを習得し学科試験に合格した履修学生は、ライセンスの資格申請手続きを行い、ライセンスの認定式に参加する。合格者は取得したライセンスを使い、自由にスキューバダイビングを楽しむことができるので、是非、予習復習をして実技試験と学科試験に取り組んでもらいたい。

キーワード ① 浮上速度 ② 空気残圧 ③ ダイビングポイント ④ ダイビングの記録 ⑤ 資格申請手続き
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:ライセンス取得に必要な一連の実技を思い起こし、改善点を意識する。特に、『OWDマニュアル』に沿って、再度、学習した内容をよく復習することが重要である。
『OWDマニュアル』に目を通し、ダイバーの心得や機材のセッティングと整備、ダイバーとしての基本的なスキル、トラブルの管理、ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方、水中世界の散策の仕方、親善大使、ハンド・シグナル、レスキュースキル、ログのつけ方など、多くの学んだことを再度振り返り、イメージトレーニングを積むことは欠かせない。またインストラクターから指摘された自身のクセや間違いやすいダイビング・スキルなどを思い起こし改善策を考えると良いだろう。

13 海洋実習(2日目)② 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第十三回)では、安全な浮上を理解し、ダイビングテクニックを上達させる。またダイビング中に空気残圧が予想できるようになることを目指す。加えて、海中でダイビングポイントを探し、またダイビング後は記録をつけライセンス認定を受ける。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 安全な速度で浮上 ② 空気残圧の予測 ③ ダイビングポイントの探索、ログブックに記録し認定式
細目レベル ① 本コマでは、まず安全性を保つため、浮上速度を調整しつつ浮上するスキルを身につける。ダイバーは減圧症にならないように、必要があればいつでも水面へ直接浮上できるようなダイビングを心掛けている。またノンストップ・リミット(減圧不要限界)というある深度にいられる最大限の時間を把握し、その時間内であれば直接水面に浮上できるようにダイビングの計画を練る。しかし、それを超えてしまうと減圧症になる危険性が増すため、一回もしくは複数回の緊急減圧停止をする必要性が生じ、水面に出る前に特定の深度で所定の時間停止し体内の窒素を排出する。万が一に備え、海中において実際に緊急減圧停止を行い、やり方と減圧症の危険性について学ぶ。
② 次に、水中において、ボンベ内の空気残圧を予測しダイビングを行うスキルを身につける。ダイビングルートを計算し、どの深さでどれだけの時間で潜れば、タンク内の酸素を消費するのかを計算しダイビングルートを考える。実際、海中を潜る際には、時折、残圧計でボンベ内の酸素残量を確認しながら、決められたルートを進みダイビングを満喫する。緊急減圧停止について学んだが、十分かつ適切な空気残圧の予測ができていれば、減圧症の可能性は低く緊急減圧停止を実施することもないだろう。しかし、海中ではハプニングが生じることがあり、例えば、ナイトダイビングでは視界も悪く、想定外の問題が起こることもある。これら万が一に備え、様々な対応策を習得する。
③ 最後に、バディとコンタクトを取りながら、海中のダイビングポイントを探索する。海中は、砂や岩礁などの海底の状態は様々なである。また季節によっても、ダイビングポイントにいる魚類や甲殻類、海藻類、クラゲ、亀などは非常に多様な様相を呈している。産卵期の魚などに遭遇すると、普段では見られない光景をみられるかもしれない。
また海洋実習の最終日の終わりには、前日と同様に一日のダイビングの記録を記載する。その後、全てのスキルを習得し学科試験に合格した履修学生は、ライセンスの資格申請手続きを行い、ライセンスの認定式に参加する。合格者は取得したライセンスを使い、自由にスキューバダイビングを楽しむことができるので、是非、予習復習をして実技試験と学科試験に取り組んでもらいたい。

キーワード ① 浮上速度 ② 空気残圧 ③ ダイビングポイント ④ ダイビングの記録 ⑤ 資格申請手続き
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:ライセンス取得に必要な一連の実技を思い起こし、改善点を意識する。特に、『OWDマニュアル』に沿って、再度、学習した内容をよく復習することが重要である。
『OWDマニュアル』に目を通し、ダイバーの心得や機材のセッティングと整備、ダイバーとしての基本的なスキル、トラブルの管理、ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方、水中世界の散策の仕方、親善大使、ハンド・シグナル、レスキュースキル、ログのつけ方など、多くの学んだことを再度振り返り、イメージトレーニングを積むことは欠かせない。またインストラクターから指摘された自身のクセや間違いやすいダイビング・スキルなどを思い起こし改善策を考えると良いだろう。

14 海洋実習(2日目)③ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第十四回)では、安全な浮上を理解し、ダイビングテクニックを上達させる。またダイビング中に空気残圧が予想できるようになることを目指す。加えて、海中でダイビングポイントを探し、またダイビング後は記録をつけライセンス認定を受ける。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 安全な速度で浮上 ② 空気残圧の予測 ③ ダイビングポイントの探索、ログブックに記録し認定式
細目レベル ① 本コマでは、まず安全性を保つため、浮上速度を調整しつつ浮上するスキルを身につける。ダイバーは減圧症にならないように、必要があればいつでも水面へ直接浮上できるようなダイビングを心掛けている。またノンストップ・リミット(減圧不要限界)というある深度にいられる最大限の時間を把握し、その時間内であれば直接水面に浮上できるようにダイビングの計画を練る。しかし、それを超えてしまうと減圧症になる危険性が増すため、一回もしくは複数回の緊急減圧停止をする必要性が生じ、水面に出る前に特定の深度で所定の時間停止し体内の窒素を排出する。万が一に備え、海中において実際に緊急減圧停止を行い、やり方と減圧症の危険性について学ぶ。
② 次に、水中において、ボンベ内の空気残圧を予測しダイビングを行うスキルを身につける。ダイビングルートを計算し、どの深さでどれだけの時間で潜れば、タンク内の酸素を消費するのかを計算しダイビングルートを考える。実際、海中を潜る際には、時折、残圧計でボンベ内の酸素残量を確認しながら、決められたルートを進みダイビングを満喫する。緊急減圧停止について学んだが、十分かつ適切な空気残圧の予測ができていれば、減圧症の可能性は低く緊急減圧停止を実施することもないだろう。しかし、海中ではハプニングが生じることがあり、例えば、ナイトダイビングでは視界も悪く、想定外の問題が起こることもある。これら万が一に備え、様々な対応策を習得する。
③ 最後に、バディとコンタクトを取りながら、海中のダイビングポイントを探索する。海中は、砂や岩礁などの海底の状態は様々なである。また季節によっても、ダイビングポイントにいる魚類や甲殻類、海藻類、クラゲ、亀などは非常に多様な様相を呈している。産卵期の魚などに遭遇すると、普段では見られない光景をみられるかもしれない。
また海洋実習の最終日の終わりには、前日と同様に一日のダイビングの記録を記載する。その後、全てのスキルを習得し学科試験に合格した履修学生は、ライセンスの資格申請手続きを行い、ライセンスの認定式に参加する。合格者は取得したライセンスを使い、自由にスキューバダイビングを楽しむことができるので、是非、予習復習をして実技試験と学科試験に取り組んでもらいたい。

キーワード ① 浮上速度 ② 空気残圧 ③ ダイビングポイント ④ ダイビングの記録 ⑤ 資格申請手続き
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:ライセンス取得に必要な一連の実技を思い起こし、改善点を意識する。特に、『OWDマニュアル』に沿って、再度、学習した内容をよく復習することが重要である。
『OWDマニュアル』に目を通し、ダイバーの心得や機材のセッティングと整備、ダイバーとしての基本的なスキル、トラブルの管理、ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方、水中世界の散策の仕方、親善大使、ハンド・シグナル、レスキュースキル、ログのつけ方など、多くの学んだことを再度振り返り、イメージトレーニングを積むことは欠かせない。またインストラクターから指摘された自身のクセや間違いやすいダイビング・スキルなどを思い起こし改善策を考えると良いだろう。

15 海洋実習(2日目)④ 科目の中での位置付け 本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
本科目は、海洋や湖沼などの水中において調査・研究を行う学生や水と関わりの深い仕事を希望する学生等に対し、ダイビングライセンス(Cカード/オープンウォータ)を取得することを通じて、それらを実現し易くするものである。
まず初めに、本科目を履修する学生は、必ずガイダンスに参加することが求められる。希望者多数の場合、志望理由などを精査し、ガイダンス後に履修の可否が発表される。
また必ず、インストラクターによる詳細な実習の説明会に参加し、申込受付と教材の配布を受けなければいけない。その後、各履修学生は自習に励み、教材の内容をよく理解することに努める。
学科講習(1日)では、潜水方法や機材の維持・管理など一通りのダイビング技術を習得する。また翌日には、南越前で行われるプールと海洋でのダイビング実習(2泊3日)に参加し、宿泊しながら実践的な訓練とライセンスを取得するための試験を受ける。
本コマ(第十五回)では、安全な浮上を理解し、ダイビングテクニックを上達させる。またダイビング中に空気残圧が予想できるようになることを目指す。加えて、海中でダイビングポイントを探し、またダイビング後は記録をつけライセンス認定を受ける。

(1)PADI『OWDマニュアル』、2013年(「セクション1」(7-77項)の「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース」、「ダイバーになるⅠ」、「機材Ⅰ」、「ダイバーとしてのスキルⅠ」の部分、ならびに「セクション2」(78-115項)の「ダイバーになるⅡ」、「機材Ⅱ」、「ダイバーとしてのスキルⅡ」の部分、「セクション3」(116-171項)の「ダイバーになるⅢ」、「トラブルの管理」、「機材Ⅲ」、「ダイバーとしてのスキルⅢ」の部分、「セクション4」と「セクション5」(172-244項)の「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅰ」、「水中世界の親善大使」、「ダイバーとしてのスキルⅣ」、「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方Ⅱ」、「ダイバーになるⅤ」、「ダイバーとしてのスキルⅤ」の部分)。
(2)PADIのログブック

【教材・講義レジュメとコマ主題細目との対応】
主題細目① 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目② 教材(1)『OWDマニュアル』

主題細目③ 教材(1)『OWDマニュアル』、教材(2)ログブック

実際に潜水する際には、学科講習で学んだ全てのスキルに関する知識が必要となる。
コマ主題細目 ① 安全な速度で浮上 ② 空気残圧の予測 ③ ダイビングポイントの探索、ログブックに記録し認定式
細目レベル ① 本コマでは、まず安全性を保つため、浮上速度を調整しつつ浮上するスキルを身につける。ダイバーは減圧症にならないように、必要があればいつでも水面へ直接浮上できるようなダイビングを心掛けている。またノンストップ・リミット(減圧不要限界)というある深度にいられる最大限の時間を把握し、その時間内であれば直接水面に浮上できるようにダイビングの計画を練る。しかし、それを超えてしまうと減圧症になる危険性が増すため、一回もしくは複数回の緊急減圧停止をする必要性が生じ、水面に出る前に特定の深度で所定の時間停止し体内の窒素を排出する。万が一に備え、海中において実際に緊急減圧停止を行い、やり方と減圧症の危険性について学ぶ。
② 次に、水中において、ボンベ内の空気残圧を予測しダイビングを行うスキルを身につける。ダイビングルートを計算し、どの深さでどれだけの時間で潜れば、タンク内の酸素を消費するのかを計算しダイビングルートを考える。実際、海中を潜る際には、時折、残圧計でボンベ内の酸素残量を確認しながら、決められたルートを進みダイビングを満喫する。緊急減圧停止について学んだが、十分かつ適切な空気残圧の予測ができていれば、減圧症の可能性は低く緊急減圧停止を実施することもないだろう。しかし、海中ではハプニングが生じることがあり、例えば、ナイトダイビングでは視界も悪く、想定外の問題が起こることもある。これら万が一に備え、様々な対応策を習得する。
③ 最後に、バディとコンタクトを取りながら、海中のダイビングポイントを探索する。海中は、砂や岩礁などの海底の状態は様々なである。また季節によっても、ダイビングポイントにいる魚類や甲殻類、海藻類、クラゲ、亀などは非常に多様な様相を呈している。産卵期の魚などに遭遇すると、普段では見られない光景をみられるかもしれない。
また海洋実習の最終日の終わりには、前日と同様に一日のダイビングの記録を記載する。その後、全てのスキルを習得し学科試験に合格した履修学生は、ライセンスの資格申請手続きを行い、ライセンスの認定式に参加する。合格者は取得したライセンスを使い、自由にスキューバダイビングを楽しむことができるので、是非、予習復習をして実技試験と学科試験に取り組んでもらいたい。

キーワード ① 浮上速度 ② 空気残圧 ③ ダイビングポイント ④ ダイビングの記録 ⑤ 資格申請手続き
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 復習:ライセンス取得に必要な一連の実技を思い起こし、改善点を意識する。特に、『OWDマニュアル』に沿って、再度、学習した内容をよく復習することが重要である。
『OWDマニュアル』に目を通し、ダイバーの心得や機材のセッティングと整備、ダイバーとしての基本的なスキル、トラブルの管理、ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方、水中世界の散策の仕方、親善大使、ハンド・シグナル、レスキュースキル、ログのつけ方など、多くの学んだことを再度振り返り、イメージトレーニングを積むことは欠かせない。またインストラクターから指摘された自身のクセや間違いやすいダイビング・スキルなどを思い起こし改善策を考えると良いだろう。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
ダイバーになるための知識 OWDマニュアルの「ダイバーになる」の項目で説明されているダイバーになるために必要となる知識を理解しているかどうかを確認する。具体的には、深度と圧力、圧力と体積と密度がどのように関係しているか、さらにダイビングを行う上でどのように関係してくるのかを理解しているか。また、水中での物の見え方や音の聞こえ方がどのようなものであるかを理解しているか。さらに、ダイビング環境とコンディション(水温、透明度、水の動き、水底の構成、水中生物、太陽光)がダイビングを行う際にどのように関係してくるのかを理解しているか。そして、ダイビングを行う際のパディ・システム、健康管理についても理解しているか。このほかにもダイバーとなるために必要とされる知識について理解しているかを確認する。 深度、圧力、体積、密度、ダイビング環境、コンディション 20 1-15
機材に関する知識 OWDマニュアルの「機材」の項目で説明されている内容を理解しているかどうかを確認する。ダイビングにおいて使用する機材の名称、使用方法、使用する上での注意事項を理解しているか確認する。具体的な使用機材としては、マスク、スノーケル、フィン、スクーバキット(BCD、レギュレーター、シリンダー、ウエイト・システム)、スーツ、ブーツ、カッティング・ツール、ダイブの計器類(残圧計、ダイブ・コンピューター、コンパス、深度計・ダイバーズウオッチ、温度計)等があり、これらの正確な名称、使用方法等を理解しているかを確認する。 マスク、スノーケル、フィン、スクーバキット、スーツ、ブーツ、ダイブの計器類 20 1-15
ダイバーとしてのスキル OWDマニュアルの「ダイバーとしてのスキル」の項目で説明されている内容を理解しているかどうかを確認する。具体的には、ハンドシグナル、レギュレーター・クリア、レギュレーター・リカバリー、マスククリア、スノーケル・クリア、エア・マネージメント、潜降と圧平衡、水中移動、予備の空気源の使い方、浮上、BCD使用方法、中性浮力、ウエイトの脱着、機材の脱着、エア切れの練習、パディコンタクト等の内容を理解しているかを確認する。 レギュレーター・クリア、レギュレーター・リカバリー、マスククリア、スノーケル・クリア、エア・マネージメント、中性浮力、機材の脱着、エア切れ 20 1-15
トラブル管理に関する知識 OWDマニュアルの「トラブル管理」の項目で説明されている内容を理解しているかどうかを確認する。具体的には、ダイビングを行う上で、トラブル防止に役立つアプローチ、水面でのトラブル管理、水面で意識のあるダイバーをアシストする方法、水面で意識のないダイバーをアシストする方法について理解しているか。また、水中でのトラブル管理として、水中でのトラブルの防止とコントロールの仕方、レギュレーターのフリーフロー(空気が出続ける状況)の対処、水中拘束の対処、エア切れの対処について内容を理解しているかを確認する。 トラブル、アシスト、フリーフロー、水中拘束、エア切れ 20 1-15
ダイブ・コンピューターとダイブ・テーブルの使い方 OWDマニュアルの「ダイブ・コンピューターとテーブルの使い方」の項目で説明されている内容を理解しているかどうかを確認する。具体的には、ダイブ・コンピューターの仕組みの理解、ノンストップ・ダイビングの内容と方法、浮上速度と安全停止の内容、反復ダイビングの際の、残留窒素、水面休息時間、ダイビング・コンピューターでの反復ダイブの計算、テーブルを使っての反復ダイビングの計算等について理解しているかを確認する。 ダイブ・コンピューター、ノンストップ・ダイビング、ダイブ・テーブル 20 1-15
評価方法 筆記試験(ダイビングライセンス取得試験)100%
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 OWDマニュアル(履修登録を許された学生に対し、教材配布の場を設ける予定)
参考文献 なし
実験・実習・教材費 実習(講習代、機材レンタル代、敦賀駅から実習地までの移動、宿泊費、食費等)とライセンス取得にかかる費用、交通費(敦賀駅での現地集合・現地解散)は学生個人が負担する。【参考額】77,000円程度(自宅から敦賀駅までの往復交通費を除く)また、新型コロナ・ウイルスの感染状況により、実習の日程ならびに内容、参加資格を変更する可能性がある。