区分 環境データサイエンス科目 社会環境科目 社会環境基本科目
ディプロマ・ポリシーとの関係
専門性 理解力 実践力
カリキュラム・ポリシーとの関係
専門知識 教養知識 思考力
実行力
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
個人・社会・自然が直面する課題に対して専門的な理解を深めると共に、学際的な柔軟性を有し、実践的な能力を有する。
科目の目的
企業が営利目的の組織である以上、そこには必ず会計が存在している。現代で暮らしていく際には、企業と密接に関係した生活が避けられないことを考えると、企業にとって必要不可欠な会計の知識は、現代に暮らす我々にとっても欠くことのできない必須の知識であると言える。
とくに、多くの学生が社会組織として重要な企業に将来就職することになることを考えると、よりいっそう学生にとって会計の知識は必要不可欠である。とりわけ簿記は会計学を学習するうえでの基本となるものである。本講義では、簿記を始めて学ぶ学生が日商簿記検定3級の合格水準に達することを目的としている。

到達目標
基本的なレベル(3分法による商品売買取引・現金預金取引・掛取引)を仕訳することができ、個人企業の6桁精算表を作成して損益計算書・貸借対照表が作成でき、簿記一巡の流れが理解でき、日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達している。
科目の概要
本科目は、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっている。前半15回(企業会計Ⅰ)は、そのなかで総論として「簿記一巡の流れ」を理解し、後半15回(企業会計Ⅱ)では、各論として様々な仕訳処理を学び、最終的には小規模な株式会社の基本的な財務諸表が作成できる能力を養う内容である。とりわけ、前半の企業会計Ⅰで簿記一巡の流れを学び、初級簿記程度の知識を習得し、後半の企業会計Ⅱでは、様々な特殊な取引の会計処理を学び、小規模な株式会社における多様な経営活動を記録する技術を習得していく。最終的には、決算手続きについて学び、決算整理仕訳を行い、8桁精算表を作成することで、企業の財政状態ならびに経営成績のあらましを概観できるようにして、財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書を作成できるようにしていく。とくに、全30回のうち、第26回までに学んだ各種の取引の会計処理が、最終的に第28回・第29回における決算整理・精算表および財務諸表の作成へとつながっていく展開となっている。
科目のキーワード
①取引 ②資産・負債・資本(純資産)③収益・費用 ④損益計算書  ⑤貸借対照表 ⑥簿記一巡の流れ ⑦仕訳 ⑧決算整理 ⑨精算表 ⑩収益・費用の見越し・繰延べ
授業の展開方法
日商簿記検定3級受験対策テキストを用いて、基本事項の解説と演習問題も含めた実践的な講義を行ない、ワークブックの問題の解法について解説する。
毎回、PowerPointを使って、テキストの解説を行い、例題や練習問題の解法を説明する。
教科書に沿って解説を進めていき、教科書の練習問題はすべて講義内で解答し解説を行うが、ワークブックについては、一部は講義内で解答・解説を行うが、ほとんどは復習用として、講義終了後に問題を解いて、自ら理解度を確認するために用いる。

オフィス・アワー
(岡崎キャンパス)【木曜日】昼休み・3時限目(後期のみ)、4・5時限目、【金曜日】3・4・5時限目(前期のみ)
(大府キャンパス)講義前後、メール(isogai@uhe.ac.jp)にて質問に対応する。なお、メールの場合は大学発行のアドレスからのみとする

科目コード ENS621
学年・期 1年・後期
科目名 企業会計
単位数 4
授業形態 講義
必修・選択 選択
学習時間 【授業】90分×15 【予習】90分以上×15 【復習】90分以上×15
前提とする科目 サステナブルマネジメント
展開科目 経営データ・ESG投資分析
関連資格 ITパスポート
担当教員名 磯貝明
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 (Ⅰ)1回 会計とは何か・簿記の目的 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人商店や小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第1回は、本講義の概要説明や受講する上での注意事項、そして、会計とはなにか、簿記とは何かについて理解し、さらに詳しく簿記の起源・体系・検定の仕組みを学ぶ。

細目主題①~③
教科書「新検定 簿記講義 3級商業簿記」(中央経済社)
第1章(1)
pp.1-4
コマ用オリジナル配布資料


コマ主題細目 ① ガイダンス ② 会計とは何か ③ 簿記の役割
細目レベル ① コマシラバスを用いて、本講義の目的、到達目標、科目の概要、展開方法、教科書などについて解説し、最終的に本講義を履修し、理解することで、なにが修得できるのかを理解する。具体的には、現代で暮らしていく際には、企業と密接に関係した生活が避けられず、そうなると、企業にとって必要不可欠な会計の知識は、現代に暮らす我々にとっても欠くことのできない必須の知識であることを理解し、とくに、多くの学生が社会組織として重要な企業に将来就職することになることを考えると、よりいっそう学生にとって会計の知識は必要不可欠であることを理解する。そのうえで、簿記は会計学を学習するうえでの基本となるものであることを理解する。また、出席など受講上の注意点についても解説する。
② 「会計」という学問が、これまでの小中学校では単なる「集金係」と認識されてきたことを指摘し、会計の語源、「account」が「説明する」という単語であることを紹介し、では誰に何を紹介するのかについて、企業とそのステイクホルダーの関係から説明し、さらに、株主と経営者の例をとし、アカウンタビリティ=会計責任、説明責任であり、資金の受託者たる経営者が、その資金の運用結果について株主に報告し、承認をうけることでアカウンタビリティの解除が行われ、会計責任が達成されることを学ぶ。
つまり、「会計」とは、お金の顛末を利害関係者に説明してはじめてその行為が完遂がされることを理解し、これまでの小中高での会計係などが、きちんと会計報告を成しえていたかを確認する。

③ 会計における簿記の位置付けと重要性を理解する。具体的には会計においては貨幣価値測定が行われ、企業活動を貨幣価値で認識・測定・報告する行為が会計であり、この行為において用いられる「言語」が「簿記」であることを理解する。
したがって、簿記を学ぶことで、会計において使用されるテクニカルタームを理解することができ、逆にいえば、簿記を理解していなければ、ビジネス社会における「言語」を理解していないことになるため、資本金や経常利益などといった、頻繁にビジネス社会において使用されるテクニカルタームの意味がわからないという致命的な知識不足に陥ってしまうことを理解する。したがってビジネス社会で活躍するための必須知識として簿記を学ぶ意義を確認する。

キーワード ① 企業会計 ② 財務会計 ③ 会計責任(アカウンタビリティ) ④ 商業簿記 ⑤ 簿記検定
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:教科書の第1章(1)およびコマシラバスの第1回該当部分を読み、これまでに「会計」とはどんな役割をもつものとして自らが認識してきたかを明確にしておく。
復習課題:教科書の第1章(1)およびコマシラバスの第1回該当部分を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から完成させておくとともに、自らの将来に簿記がどのように役立ってくるのかを再度考え、簿記の意義と体系を再確認しておく。
また、新方式となった日本商工会議所主催簿記検定の概要をホームページで再確認し、今後の学習計画、具体的には、どのタイミングで簿記検定試験を受験するのか、オンライン試験とするのか、それならばいつ頃の受験とするかの自らの受験の計画を立案しておく。

2 (Ⅰ)2回 簿記の基礎概念(1) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第2回は、簿記の基礎概念となる資産・負債・純資産について学び、企業の財政状態を表す貸借対照表について理解する。

細目主題①
教科書
第1章(2) pp.4-5

細目主題②
教科書
第1章(3) pp.6-7
ワークブック 「新検定 簿記ワークブック 3級商業簿記」(中央経済社)第1章1-1,1-2

細目主題③
教科書
第1章(3) pp.8-9
ワークブック第1章 1-3

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
 
コマ主題細目 ① B/SとP/L ② 資産・負債・純資産 ③ 貸借対照表と財政状態
細目レベル ① 簿記を学ぶ上での会計主体を学び、会計単位を理解する。そのうえで、会計期間について学び、株式会社では3月決算が一番多く、ついで12月決算企業が多いこと、また個人企業では所得税の計算期間の関係から12月決算となることを理解する。
つぎに、ある一定時点の財政状態、すなわち資産・負債・純資産の残高を表したものが貸借対照表であり、B/Sとして表記され、ストックの概念であることを理解する。
つぎに、ある一定期間の経営成績、すなわち収益・費用の金額をフローの概念としてあらわしたものが、損益計算書であり、P/Lとして表記されることを学ぶ。
そして、これらを財務諸表と呼び、本講義は、個人企業もしくは小規模な株式会社の貸借対照表と損益計算書を作成できるようになることが最終到達目標であることを理解する。

② 資産とは、企業の経済活動を通じて将来に現金となるような物品や債権などであり、債権とは将来お金を受け取る権利であり、具体的に資産に属する勘定科目(現金・普通預金・売掛金・商品・貸付金・備品・建物・土地・車両運搬具など)について、その内容を学ぶ。負債とは、企業活動を通じて将来に現金の支払いをもたらすような債務などであり、債務とは将来お金を支払う義務であり、具体的に負債に属する勘定科目(買掛金・借入金など)について、その内容を学ぶ。
資本とは、資産から負債を差し引いた差額であらわされ、これを純資産とも呼び、資本等式を理解し、具体的に、資本に属する勘定科目(資本金・繰越利益剰余金など)について、その内容を学ぶ。

③ 貸借対照表の構造を学び、企業の財政状態を表示していることを理解する。具体的には、資本等式である「資産-負債=資本」から、負債を右辺に移項し資産=負債+資本が、貸借対照表等式になることを学び、この右側を貸方と呼び、資金の調達源泉を示しており、この左側を借方と呼び、資金の運用状態を示していることを理解し、これによって、貸借対照表が企業の財政状態を表していることを理解する。
つまり、貸方の負債は他者からの借り入れなどの債務であり、これが他人資本となり、貸方の資本は元手となる出資者から得た資金である自己資本であることを理解する。
したがって、貸方は他人資本と自己資本とからなり、あわせて総資本となることを学ぶ。

キーワード ① 資産 ② 負債 ③ 資本 ④ 貸借対照表 ⑤ 財産法
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第2回該当部分を読むとともに、教科書第1章(2)・(3)を読み、その理解のもと、例題1-1を解いて資産・負債の金額から資本を求め、さらに、例題1—2を解いて、例題1-1の例から貸借対照表を作成できるようにしてみる。

復習課題:コマシラバスの第2回該当部分および教科書第1章(2)・(3)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。
そして、ワークブックの第1章1-1~1-3の問題を解いておく。ワークブックについては、教科書の例題や授業中に解説した練習問題をベースに解けるはずであるので、必ず解答まで確認しておくこと。

3 (Ⅰ)3回 簿記の基礎概念(2) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第3回は、簿記の基礎概念となる収益・費用について学び、企業の経営成績を表す損益計算書について、その構造を理解する。

細目主題①
教科書
第1章(4) pp.10-11

細目主題②
教科書
第1章(4) pp.12-13
ワークブック第1章1-4

細目主題③
教科書
第1章(4) pp.14-18
ワークブック第1章1-5

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 収益・費用 ② 損益計算書と経営成績 ③ 損益法と財産法
細目レベル ① 収益とは、企業活動の結果として資本が増加する原因であり、具体的に収益に属する勘定科目(商品売買益・受取手数料・受取地代・受取利息など)の内容を学び、たとえば、商品売買益は商品の売価と仕入原価との差額であるなどように各勘定科目の意味を理解していかなる取引の仕訳の際に使用する勘定科目であるかを学ぶ。
費用とは、企業活動の結果として資本が減少する原因であり、具体的に費用に属する勘定科目(給料・広告宣伝費・支払家賃・支払地代・旅費交通費・消耗品費・水道光熱費・通信費・雑費・支払利息など)の内容を学び、たとえば、支払家賃が建物を借りているときに支払う賃借料であるなどのように勘定科目の意味を理解していかなる取引の仕訳の際に使用する勘定科目であるかを学ぶ。

② 収益から費用を控除することで当期純利益が求められ、これを式で表すと、収益-費用=当期純利益となり、この式を移行して、左辺に費用と当期純利益、右辺に収益をもってくると、式は、費用+当期純利益=収益となり、これが損益計算書等式となることを理解する。
そして、損益計算書の構造を学び、ある一定期間の企業の経営成績を表示していることを理解する。具体的には、経営成績とは収益・費用のことであり、収益から費用を差し引くことによって、当期純利益が表示されることを理解する。
また、実際に列挙された収益・費用に属する勘定科目を、借方に費用に属する勘定科目を、貸方に収益に属する勘定科目を配置し、その差額として当期純利益を表示した損益計算書を作成してみる。

③ ある一定時点の財政状態をあらわす貸借対照表を期首と期末に作成することにより、期首貸借対照表において期首資産から期首負債を引くことで期首資本が計算され、期末貸借対照表において期末資産から期末負債を引くことで期末首資本が計算され、この期末資本から期首資本を引くことで、この差額すなわち資本の増加額が当期純利益となり、この当期純利益の計算方法が財産法であることを理解する。
つまり、財産法では、期末資本-期首資本=当期純利益であり、また、収益から費用を差し引くことで当期純利益が計算され、この当期純利益の計算方法が損益法であることを理解し、財産法による当期純利益と損益法による当期純利益が一致することを理解する。

キーワード ① 収益 ② 費用 ③ 損益計算書 ④ 損益法 ⑤ 当期純利益
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第3回該当部分を読むとともに、教科書第1章(4)・(5)を読み、その理解のもと、例題1-3を解いて収益と費用の合計額から当期純利益を求められるようにしておき、さらに、例題1-4を解いてこれを損益計算書としてあらわせるようにしておく。
さらに、例題1—5を解いて、財産法による当期純利益を計算し、これにより貸借対照表を作成できるようにしてみる。

復習課題:コマシラバスの第3回該当部分および教科書第1章(4)・(5)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第1章1-4・1-5の問題を解いておく。

4 (Ⅰ)4回 取引 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第4回は、簿記一巡の流れのはじめとなる取引の意義と種類について学び、次の第5回での仕訳を学ぶために理解しておかねばならない取引の八要素とその結合関係を学ぶ。

細目主題①
教科書
第2章(1) pp.19-21

細目主題②
教科書
第2章(2) pp.22-23
ワークブック第2章2-1

細目主題③
教科書
第2章(3) pp.24-28
ワークブック第2章2-2

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 勘定 ② 簿記上の取引 ③ 取引の八要素と結合関係
細目レベル ① 簿記は、資産・負債・資本・収益・費用を記録の対象としており、それぞれについて勘定という計算する場所を設けて記録し、勘定は、T字の形をしていて、この勘定の左側を借方、右側を貸方と呼び、それぞれの勘定につけられた名称を勘定科目ということを理解する。
また、勘定への記入は、貸借対照表の借方に記載される資産の勘定はその増加を借方に、その減少は貸方に記入し、貸借対照表の貸方に記入される負債と資本の勘定は、その増加を貸方に、その減少を借方に記入し、損益計算書の貸方に記入される収益の勘定については、その発生を貸方に記入し、損益計算書の借方に記入される費用の勘定は、その発生を借方に記入するというルールを理解する。

② 簿記上の取引の特徴について学ぶ。具体的には、簿記上の取引の定義は、金銭や物品の授受、つまりお金やモノの受けわたしがあったものを取引として認識しており、結果として、資産・負債・資本の増減や、収益・費用の発生するものが簿記上の取引となる。
したがって、一般社会における売買契約や雇用契約などは、契約の段階では金銭や物品の授受がないため、簿記上の取引にはあたらず、この契約に基づいて、売買されて商品の受け渡しや金銭の授受、また給料・賃金の支払いがあったときに簿記では取引として認識する。
逆に、一般社会では取引として認識しない、紛失・盗難・焼失は、金銭や物品がなくなっているので、簿記上では取引として認識することを理解する。

③ 複式簿記では、すべての取引が5つの取引要素である、資産・負債・資本・収益・費用という要素を用いて分類整理することができ、取引により資産・負債・資本の増減や収益・費用の発生があり、このとき、資産の増加は借方、資産の減少は貸方、負債の増加は貸方、負債の減少は借方、資本の増加は貸方、資本の減少は借方、収益の発生は貸方、費用の発生は借方となり、すべての取引はこの取引の8要素の結合関係で成り立っており、必ず、借方貸方の1対以上の組み合わせで成り立っていることを理解し、実際に、取引を8要素に分解し、それぞれの取引要素を、借方貸方に配置することができるようにする。そしてこれを学ぶことで、次の仕訳の基礎となることを理解する。
キーワード ① 簿記上の取引 ② 取引の八要素 ③ 借方 ④ 貸方 ⑤ 仕訳
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第4回該当部分を読むとともに、教科書第2章を読み、その理解のもと、例題2-1を解いて簿記上の取引とそうでないものを分類できるようにしておき、さらに、例題2-2を解いて資産・負債・資本の増減や収益・費用の発生がどのように結合して取引が形成されているかを理解しておく。さらに、例題2—3を解いて、記入上のルールを理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第4回該当部分および教科書第2章を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第2章2-1~2-2の問題を解いておく。

5 (Ⅰ)5回 仕訳 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第5回は、前回学んだ取引要素の結合関係をふまえ、これを正式な仕訳として処理する手順を学び、また、基本的な商品売買取引の仕訳として、基礎的な分記法での処理を学ぶ。

細目主題①
教科書
第2章(4) pp.29-30

細目主題②
教科書
第2章(2) pp.22-23
ワークブック第2章2-1

細目主題③
教科書
第2章(3) pp.24-28
ワークブック第2章2-2

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 仕訳 ② 3分法による商品売買取引の仕訳 ③ 練習問題
細目レベル ① 簿記では、取引が行われたつど、資産・負債・資本・収益・費用の5つの取引要素を用いて、借方の要素と貸方の要素に分解して記録していくことを理解し、これが仕訳であることを学ぶ。
そして、勘定につけられた名称である勘定科目を学び、取引から適切な勘定科目を認識できるようにし、取引の八要素を仕訳へと発展させ、取引を正確に仕訳できるようにする。
その際に、金額は3桁区切りをつけること、また¥マークはつけないことに注意し、借方の金額、貸方の金額が一致することを、取引を、借方要素と貸方要素の2面性から捉え、こうして取引を借方貸方の両方(ダブル)でとらえることが、複式簿記(Double-entry Bookkeeping)の所以たることを理解する。

② 商品の売買取引に関する仕訳については、費用の勘定たる仕入勘定と収益の勘定たる売上勘定という2つの勘定に分けて仕訳する3分法を理解する。
したがって、3分法では、商品の買い入れ時には、借方において費用の勘定たる仕入勘定が発生し、反対に、商品の売り渡し時には、貸方において、収益の勘定たる売上勘定が発生することを理解する。
そして、この3分法の特徴として、商品を販売する時点では常に売価で仕訳する必要があることを理解し、したがって、多品種大量販売をおこなう業種においても、販売の都度、その商品の仕入原価を把握していなくとも仕訳処理ができるという利点を理解する。ただし、この方法では販売の都度、商品売買益を計上することがないため、利益を把握するために売上原価を計算する必要があるが、これについては、第14回(第6章)で解説する。

③ 教科書の例題2-4の解説により、仕訳の作業ステップとして、
(1)取引の認識、
(2)勘定科目の決定、
(3)資産・負債・資本・収益・費用の5つのグループ分け、
(4)取引の8要素の認識、
(5)借方貸方に配置、
という手順を理解し、基本的な3分法による商品売買取引の仕訳や、掛取引の仕訳などを理解し、その後、練習問題2-4の仕訳部分だけを解答する。
さらに、各自でワークブックの2-3の問題を解答し、仕訳が理解できているかを練習問題によって確認する。
とくにこうして、より多くの商品売買取引や掛取引などの基本的取引の仕訳を行うことで、開業から、その後の基本的な取引を借方要素と貸方要素の2面性でとらえ、仕訳できるように練習しておくことの重要性を理解する。

キーワード ① 勘定 ② 勘定科目 ③ 仕訳 ④ 借方 ⑤ 貸方
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第5回該当部分を読むとともに、教科書第2章(4)を読み、その理解のもと、例題2-4を解いて開業から基本的な商品売買取引や掛取引の基本的仕訳をできるようにしておき、さらに、例題2-5を解いて仕訳から逆に取引が推定できるかを確認しておくことで、仕訳の根源的な理解を逆算で確認する。

復習課題:コマシラバスの第5回該当部分および教科書第2章(4)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第2章2-3の問題を解いておき、より多くの仕訳問題を解いておく。

6 (Ⅰ)6回 転記・総勘定元帳 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第6回は、簿記一巡の流れの中で、前回に学んだ商品売買取引などの基本的仕訳について、これを主要簿たる総勘定元帳に転記する手順について解説する。

細目主題①
教科書
第2章(4)2 pp.30-31

細目主題②
教科書
第2章(4)2 pp.32-34

細目主題③
教科書
第2章(4)2 pp.35-36
ワークブック第2章pp.6-13

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 仕訳帳から総勘定元帳への転記 ② 標準式と残高式の総勘定元帳 ③ 練習問題
細目レベル ① 仕訳帳の記入の仕方と、総勘定元帳への転記について理解する。具体的には、取引を分解して仕訳を行ったら、次は仕訳の内容を各勘定に記入していく。この仕訳の内容を各勘定に記入してくことが転記であり、この勘定への転記のルールにしたがって規則的に行うことができるよう転記の方法を習得していく。
この転記のルールは、具体的には、仕訳の借方科目の金額を同じ名称の勘定の借方に転記し、貸方科目の金額を同じ名称の勘定の貸方科目に転記していくことを理解する。
さらには、転記においては、日付と相手勘定科目を備忘的の役割として記入し、とくに摘要欄に仕訳の相手科目を記載する際に、相手科目が複数の場合は、諸口と記入することもあわせて学んでいく。

② 標準式と残高式の総勘定元帳について理解する。具体的には、一般的には、Tフォームであらわされた省略形の元帳に転記していくが、正式には次回第7回に学ぶ総勘定元帳に転記していく。
その際には、通常はTフォームのように、左側に借方の仕訳の日付、摘要欄、仕丁欄、金額を、右側に貸方の仕訳の日付、摘要欄、仕丁欄、金額を記入する標準式の総勘定元帳が用いられるが、のちほど第8回に学ぶ試算表の作成においては、この総勘定元帳の借方合計と貸方合計のそれぞれの合計額を計算することとなる。そのため、決算において、この総勘定元帳の借方合計及び貸方合計の計算を先んじて行う残高式の総勘定元帳もあり、この様式についても理解しておく。

③ 上記の仕訳から総勘定元帳への転記の意義と手順を理解したうえで、実際に仕訳を総勘定元帳に転記してみて、自らの理解度を確認する。教科書の練習問題2-3、練習問題2-4を解答し、正解を確認し、さらには、ワークブックの2-4,2-5,2-6を解答することで、元帳への転記の練習と理解度の確認を行う。
とくに、教科書の練習問題2-3、練習問題2-4、ワークブックの2-4の問題は転記の練習と、その理解度の確認となるが、ワークブックの2-5,2-6については、転記という会計手続きと、総勘定元帳という帳簿のシステマティックな相互関連性を体系的に理解できているかの確認をできる良問である。そのため、これが理解できているかが、単なる転記を作業として覚えたかではなく、その意義と帳簿組織の連関についての理解ができているかの確認として重要である。

キーワード ① 仕訳帳  ② 総勘定元帳 ③ 転記 ④ 標準式  ⑤ 残高式
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第6回該当部分を読むとともに、教科書第2章(4)を読み、その理解のもと、例題2-6を解いて取引を仕訳したのちに、T字形の勘定への転記方法を理解して、これをできるようにしておく。

復習課題:コマシラバスの第6回該当部分および教科書第2章(4)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、授業中に解答した練習問題2-3および2-4を正解となるまでやり直しておく。とくに、練習問題2-4は、これまでの総復習となり、これまでの理解の確認ができる問題となるため、これが正解となるまで再解答し、さらにワークブックの第2章の問題を解いておく。

7 (Ⅰ)7回 仕訳帳・総勘定元帳への記帳 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第7回は、簿記一巡の流れの中で、前回に学んだ総勘定元帳への転記について、仕訳を行う普通仕訳帳、これを転記する総勘定元帳の帳簿としての位置づけ、および標準式、残高式総勘定元帳への記帳について学ぶ。

細目主題①
教科書
第3章(1)pp.37-38

細目主題②
教科書
第3章(2)pp.39-40

細目主題③
教科書
第3章(3)pp.40-43
ワークブック第3章 pp.14-18

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 帳簿の種類 ② 仕訳帳への記入 ③ 総勘定元帳への転記
細目レベル ① 帳簿には主要簿と補助簿があり、このうちどの企業においても欠かすことのできない主要簿にあたるものが普通仕訳帳と総勘定元帳であり、いっぽう、補助簿は、取引数が増加し、得意先や仕入先が増え、その取引の記帳を補助的に記帳することで、企業の取引のあらましがわかるようにしたものが補助簿であることを理解する。
そして、補助簿には、仕訳帳を補完し、その発生の順に記録する補助記入帳と、総勘定元帳を補完し、特定の勘定の明細を取引先などの口座別に記録する補助元帳があることを理解する。さらには、補助記入帳には、具体的に、現金出納帳、小口現金出納帳、当座預金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳があり、補助元帳には、商品有高長、売掛金元帳(得意先元帳)、買掛金元帳(仕入先元帳)、固定資産元帳があることを理解する。

② 普通仕訳帳には、日付欄、摘要欄、元丁欄、借方金額欄および貸方金額欄が設けられ、普通仕訳帳の記入にあたっては、次のことに留意する必要があることを理解する。①摘要欄には1行ごとに借方と貸方の勘定科目を記入する。借方科目および貸方科目が複数となる場合には、最初の行に「諸口」と記入すること②借方欄と貸方欄にはそれぞれの金額を記入すること③取引の簡単な説明を摘要欄に記入し、これを「小書き」と呼ぶ④元丁欄は、転記する総勘定元帳のページ数を記載する。
これは、元丁欄への転記済みを示すとともにチェック機能をもたせるために、元帳への転記後、該当する勘定の総勘定元帳におけるページ数を記載するものであることを理解する。

③ 総勘定元帳に収められる勘定の形式には、標準式と残高式があり、標準式は、紙面を左右に区分してそれぞれ借方と貸方の日付欄、摘要欄、仕丁欄、金額欄を設ける形式で、すでに学んだTフォームがこの標準式の簡略化であることを理解する。
そして、これに対して、残高式は、日付欄、摘要欄、金額欄を設け、さらに借方金額、貸方金額、残高欄を設ける形式であり、残高式では、それぞれの勘定の残高が、総勘定元帳において常に把握できる点に特徴があることを理解する。
また、総勘定元帳への転記までは期中手続きであるが、期末決算時にはこの総勘定元帳の各勘定の借方・貸方合計を計算し、そこから残高を計算しなくてはならないが、残高式の総勘定元帳を使用していれば、この作業が不要となるという特徴も理解しておく。

キーワード ① 普通仕訳帳 ② 総勘定元帳 ③ 転記 ④ 標準式 ⑤ 残高式
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第7回該当部分を読むとともに、教科書第3章を読み、その理解のもと、例題3-1を解いて取引の普通仕訳帳への記入を理解し、つぎに、それを総勘定元帳へ転記し、転記のルールを理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第7回該当部分および教科書第3章を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。
そして、ワークブックの第3章の問題を解いておく。とくに、問題3-2は、取引の仕訳帳への記入→総勘定元帳への転記、残高式総勘定元帳の記帳方法を、ここまでの総復習として理解度の確認を含めて行える良問であるため、必ず正答が理解できるまで解答しなおしておくこと。

8 (Ⅰ)8回 試算表 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第8回は、簿記一巡の流れの中で、前回までに学んだ期中手続きである仕訳や元帳転記に引き続き、期末決算手続きとなる試算表の作成やその構造、意義について学ぶ。

細目主題①
教科書
第4章(1)pp.44-46

細目主題②
教科書
第4章(2)pp.46-51

細目主題③
教科書
第4章(2)p.51
ワークブック第4章 pp.18-28

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 決算の意義と手続き ② 試算表の作成 ③ 練習問題
細目レベル ① 簿記では、会計期間ごとに総勘定元帳の記録を整理し、帳簿を締め切り、損益計算書と貸借対照表を作成して、企業の経営成績や財政状態を明らかにするが、こうした一連の手続きを決算とよび、決算には決算予備手続きと決算本手続きがあることを理解する。
そして、決算予備手続きでは、元帳記入の正確性を検証するために試算表が作成され、次いで、決算本手続きでは、元帳や仕訳帳の締め切りが行われ、最後に損益計算書と貸借対照表が作成されることを理解する。
上記の手続きのほかに、正式な決算手続きにおいて作成されるものではないが、試算表から財務諸表の作成までを一つの表にまとめ、決算全体のあらましを一覧するために精算表が作成されることを理解する。

② 試算表とは、総勘定元帳の各勘定口座の合計額や残高を集めて作成される集計表であり、試算表を作成する目的として次の2つがあることを理解する。①期中における仕訳帳から元帳への転記が正しく行われたか否かを確認するため②各勘定の状況を把握して、期末の決算手続きを円滑にするため。
そして、複式簿記の貸借平均の原理を利用して、総勘定元帳の記入や計算上の誤りをチェックすることができ、この検証機能の理解が大変重要となることを学ぶ。試算表が貸借対照表や損益計算書を作成する基礎資料となり、決算手続きにおいても大変重要な集計表であることを理解する。
そして、試算表には、合計試算表、残高試算表、合計残高試算表の3種類があることを理解する。

③ 上記の仕訳から試算表の作成方法とその構造および意義を理解したうえで、実際に教科書の練習問題4-1を解答し、正解を確認し、勘定残高から試算表が正確に作成できるかを確認し、自らの理解度を確かめる。
さらには、ワークブックの第4章4-1、4-2、4-3、4-4、4-5を解答することで、残高から試算表の作成が素早く戸惑いなく正確に行るかを確認し、あわせて、貸借平均の原理を利用したチェックが自らできるかの確認を行う。
とくに、ワークブック第4章の問題4-2は、これまで学んだ仕訳から元帳転記、試算表の作成までを簿記一巡の流れの理解として確認できる良問であり、また、問題4-4は、単に試算表を手順として作成できるだけでなく、指示された情報を試算表から読み取るために、試算表の構造を理解しているかを確認できる良問であるため、これらの問題が正確に解答できるかが重要である。

キーワード ① 合計試算表 ② 残高試算表 ③ 合計残高試算表 ④ 貸借平均の原理 ⑤ 検証機能
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第8回該当部分を読むとともに、教科書第4章を読み、決算の意義とその手続きを理解しておく。その理解のもと、例題4-2を解いて、期末の総勘定元帳の記録から合計残高試算表を作成できるように理解しておく。また、例題4-3を解いて、試算表の貸借平均の原理を問題を解きながら理解しておくこと。

復習課題:コマシラバスの第8回該当部分および教科書第4章を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。
そして、ワークブックの第4章の問題を解いておく。とくに授業中にも解答を指示した、ワークブック第4章の問題4-2は、これまで学んだ仕訳から元帳転記、試算表の作成までを簿記一巡の流れの理解として確認できる良問であり、また、問題4-4は、単に試算表を手順として作成できるだけでなく、指示された情報を試算表から読み取るために、試算表の構造を理解しているかを確認できる良問であるため、これらの問題が正確となるまで解答しなおしておくこと。

9 (Ⅰ)9回 精算表 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第9回は、簿記一巡の流れの中で、前回に学んだ期末決算手続きとなる試算表の作成に続き、決算のあらましを把握するために作成される精算表の作成方法、その構造ならびに意義について学ぶ。この精算表までで、第2部としての、仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成といった簿記一巡の流れが完成する。

細目主題①
教科書
第4章(4)p.60

細目主題②
教科書
第4章(4)pp.60-62

細目主題③
教科書
第4章(4)p.63
ワークブック第4章 p.25
コマ用プリント問題

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 精算表の意義 ② 6桁精算表の作成と当期純利益の計算 ③ 練習問題
細目レベル ① これまで期中手続きとして仕訳から総勘定元帳への転記を学び、期末決算手続きとして、そのうちの決算予備手続である試算表の作成を学んできたが、ここでは、期末決算本手続きを学ぶ前に、正式な決算手続において作成はされないが、精算表が、正式な帳簿決算を行う前に、帳簿の外で試算表の作成から財務諸表の作成までを一覧表にしたものであることを理解し、精算表を作成することで、決算に先立って、当期の経営成績と期末における財政状態の概略を知ることができるようになることを理解する。
また、精算表は、決算手続きの全体的な流れを理解するのに役立ち、決算手続きを円滑に実施するのに有用な計算表となることを理解する。
さらに、精算表には6桁精算表や8桁精算表があるが、企業会計Ⅰでは、6桁精算表を修得し、企業会計Ⅱでは決算整理続きを含めた8桁精算表を学ぶことを理解する。

② 6桁精算表が、残高試算表、4損益計算書、貸借対照表の3つの欄から構成されていることを理解し、それぞれ借方・貸方の金額欄を持つことから6桁となることを理解する。
そのうえで、精算表の作成手順として、
①元帳の各勘定の残高を試算表欄に記入する
②試算表欄の収益・費用の各勘定の金額を損益計算書欄にそのまま移記する
③試算表欄の資産・負債・資本の各勘定の金額をそのまま貸借対照表欄に移記する
④損益計算書欄と貸借対照表欄の貸借差額を当期純利益(または当期純損失)として合計額の少ないほうの欄にそれぞれ記入する 
という手順を理解し、残高より6桁精算表を作成し、貸借対照表欄と損計算書欄の当期純利益の一致を確認して、精算表において、財産法と損益法による当期純利益の計算が行われていることを精算表の構造から理解する。

③ 上記の6桁精算表の作成方法とその構造および意義を理解したうえで、実際に教科書の練習問題4-4を解答し、正解を確認し、勘定残高から精算表が正確に作成できるかを確認し、自らの理解度を確かめる。
さらには、ワークブックの第4章4-2(4)を解答することで、残高から精算表の作成が素早く戸惑いなく正確に行えるかを確認し、あわせて、これまで学んだ仕訳から元帳転記、精算表の作成までを簿記一巡の流れの理解として確認できる良問であるため、この問題が正確に解答できるかが重要であることを理解する。
さらに、用意されたコマ用プリント問題を解答し、仕訳から6桁精算表が正確に作成できるかを、これまでの学習の集大成として確認してみる。

キーワード ① 6桁精算表 ② 貸借対照表 ③ 損益計算書 ④ 財産法 ⑤ 損益法
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第9回該当部分を読むとともに、教科書第4章(4)を読み、その理解のもと、例題4-5を解いて、期末の総勘定元帳の勘定記録から精算表を作成できるように理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第9回該当部分および教科書第4章(4)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。
講義中に解答した練習問題4-4を正解するまで解きなおしておき、さらに、ワークブックの第4章4-2(4)(5)の問題を解いておく。とくに、ワークブック第4章の問題4-2は、これまで学んだ仕訳から元帳転記、試算表の作成、精算表の作成、財務諸表の作成までを求める総合問題であり、これが正解となれば、これまでの簿記一巡の流れを理解できていることを確認できる良問であるため、必ず解答しておくこと。

10 (Ⅰ)10回 現金預金取引(1) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第10回からは、第3部であり、各論として、さまざまな取引の会計処理方法について学んでいき、最後にその集大成として決算整理につながっていくが、今回は、現金勘定や預金勘定を用いる取引について学んでいく。

細目主題①
教科書
第5章(1)pp.64-65

細目主題②
教科書
第5章(1)pp.66-68

細目主題③
教科書
第5章(2)pp.68-71
ワークブック第5章 pp.29-32

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 現金勘定 ② 小切手の処理 ③ 現金過不足の処理
細目レベル ① 簿記で現金勘定を用いるものは、紙幣・硬貨である通貨だけでなく、他人振出小切手、送金小切手、普通為替証書、定額小為替証書、配当金領収証、満期の到来した社債の利札などの通貨代用証券があり、これらの特徴として、金融機関でただちに現金に交換可能であることについて学ぶ。
また、これらの通貨代用証券を含めた現金勘定の増加と減少については、主要簿である仕訳帳と総勘定元帳において記録するほかに、補助簿である現金出納帳にも記録され、現金の収入と支出に関する明細が記録されることになり、こうした現金出納帳の記帳について、例題の解説によって理解し、さらには練習問題5-1を解答することによって、取引のなかから適切な勘定科目を見出し、正確な仕訳を行うととともに、現金勘定の増減について、そのとりひきの明細を正しく現金出納帳に記帳できるかの確認を行う。

② 企業間取引における代金決済については、これまでに通貨で直接支払う現金取引や売掛金や買掛金をもちいて代金の後日決済となる掛取引を学んできたが、とくに現金取引では、代金の支払い・受取間違いや現金の盗難・紛失、さらには多額の現金を用意する手間がかかるため、実際にはこうした現金取引はあまり用いられていない。代わりに、小切手を使うことで、盗難・紛失のリスクを回避し、多額の現金用意したり、数えたり、またミスをなくす意味からも、小切手が用いられることが多い。
こうした小切手の使用の意義を理解したうえで、まずは基本パターンとして、他人振出小切手の受取と、自己振り出し小切手の支払いを学び、さらには、自らが振り出した小切手を受けとった場合の、自己振出小切手の受取と、かねて受け取っていた他人振出小切手の支払いについても理解する。

③ 現金勘定の借方残高は、帳簿上の現金有高を意味しているが、実際に現金の有高を調査してみると、記帳漏れや誤記入などにより、帳簿上の有高と実際の有高とが一致しない場合があり、こうした現金の帳簿上の有高と実際の有高との差異を現金過不足勘定で処理する方法について学ぶ。
具体的には、現金過不足が生じた場合には、その原因がすぐその場で判明すれば、本来の仕訳を行って現金の増減を処理するが、原因が判明しない場合には、帳簿上の有高と実際の有高との差異を一致させるために、とりあえず現金過不足勘定で処理することを理解する。
そして、後日、その原因が判明した場合には、現金過不足勘定から本来の正しい勘定に振り替え、決算日までにその原因が判明しなかった場合には、その金額を費用に属する雑損勘定または、収益に属する雑役勘定で処理することを学ぶ。

キーワード ① 現金勘定 ② 当座預金勘定 ③ 小切手の処理 ④ 通貨代用証券 ⑤ 現金過不足
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第10回該当部分を読むとともに、教科書第5章(1)・(2)を読み、その理解のもと、例題5-1を解いて、現金出納帳への記帳方法を理解しておくとともに、例題5-2を解いて、現金過不足の簡単な仕訳を理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第10回該当部分および教科書第5章(1)・(2)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。
そして、ワークブックの第5章5-1を解いて、現金預金に関する取引の仕訳と、その現金出納帳への記帳方法を練習しておき、さらに、5-2の問題を解いて、テキストよりは難解な一部の簿記検定出題レベルの現金過不足に関する仕訳の問題の練習をしておく。

11 (Ⅰ)11回 現金預金取引(2) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第11回は、前回に引き続き第3部で学ぶ各論として、さまざまな取引の会計処理方法について学んでいくが、今回は、現金勘定や預金勘定を用いる取引のうち、各論としての当座借越、小口現金勘定を用いた取引の仕訳を学ぶ。

細目主題①
教科書
第5章(3)pp.71-74
ワークブック第5章 pp.33-34

細目主題②
教科書
第5章(4)pp.75-78
ワークブック第5章 pp.34-35

細目主題③
教科書
第5章(5)pp.79-83
ワークブック第5章 pp.35-37

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 当座勘定 ② その他の預金 ③ 小口現金と定額資金前渡法(インプレストシステム)
細目レベル ① 当座預金が、銀行との当座取引契約にもとづいて預ける無利息の預金であり、この引き出しには小切手を用いることを学び、そのうえで、当座預金の残高を超えて小切手を振り出した場合に、銀行は通常はその支払いに応じないことになり、不渡小切手をなってしまうため、こうした事態をあらかじめ防止するために、銀行と預金残高を超える一定限度額までの支払いに応じる契約を締結しておくことで、当座預金残高を超えて一定限度額までの小切手の振出および決済が可能になることを理解する。
そして、こうした当座借越しとなる場合の取引の仕訳を学び、こうした当座預金残高の管理のための補助簿である当座預金出納帳の記帳法方法について学び、例題5-3で実際の当座預金出納帳の記帳を学んだうえで、教科書練習問題5-3を解答し、正確に当座預金出納帳の記帳ができるかを確認する。

② 企業が、当座預金のほかにもさまざまな種類の預金口座をもっており、最も一般的な預金口座である普通預金口座のほかにも、当座預金口座をもち、さらには、その普通預金口座や当座預金口座を複数の金融機関に開設していることになると、その管理のためには、それぞれの口座を識別する勘定科目が必要となることを理解する。
そのためには、A銀行普通預金、A銀行当座預金、B銀行普通預金、B銀行当座預金などのように、銀行名称をつけた勘定科目を使用することになり、こうした名称をもった勘定科目を用いた仕訳や、これらの銀行口座間での振替などの仕訳を、例題5-4で理解し、そのうえで、教科書練習問題5-4を解答し、複数の銀行口座を用いた仕訳が正確にできるかの確認を行う。

③ 企業では、現金の授受にともなう手数の簡素化と、現金の紛失、盗難などの危険を避けるために、受け取った現金や小切手などはただちに当座預金に預け入れ、仕入代金などの支払いは小切手によることが通常であるが、しかしながら、日常の経営活動において生じる郵便料金やタクシー代等の少額の支払いに小切手を振り出すことは、かえって不便・煩雑となることから、ある程度の現金を手元に要しておく必要がある。
この現金を小口現金といい、その増減を記録するための勘定を小口現金勘定いうことを学ぶ。
さらに、こうした小口現金の管理方法として、定額資金前渡法(インプレストシステム)があり、この定額資金前渡法を用いる場合の仕訳について理解し、その小口現金出納帳の記帳法について理解する。その後、実際に、これらの記帳が理解できているかを確認するためにワークブックの問題を解答し、理解度の確認を行う。

キーワード ① 当座勘定 ② 当座借越 ③ 小口現金 ④ 小口現金出納帳 ⑤ 定額資金前渡法(インプレストシステム)
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第11回該当部分を読むとともに、教科書第5章(3)~(5)を読み、その理解のもと、例題5-3を解いて、当座預金出納帳への記帳方法を理解しておくとともに、例題5-4を解いて、預金に関する簡単な仕訳を理解しておく。また、例題5-5,5-6を解いて、定額資金前渡法の理解ならびに小口現金出納帳への記帳方法、そしてその仕訳を事前学習として理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第11回該当部分および教科書第5章(3)~(5)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第5章5-3~5-8の問題を解いておく。

12 (Ⅰ)12回 元帳の締切り 財務諸表の作成 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第12回は、第2部で学んだ簿記一巡のながれには正式には属するものの、理解のために精算表の作成を優先させたため、割愛しておいた帳簿締め切り、財務諸表の作成について、簿記一巡の流れを理解したうで、まとめ・総復習として位置づけ解説する。

細目主題①
教科書
第4章(3)pp.51-54

細目主題②
教科書
第4章(3)pp.54-58

細目主題③
教科書
第4章(3)p.59
ワークブック第4章 pp.21-26

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 元帳の締切り ② 財務諸表の作成 ③ 練習問題
細目レベル ① 決算本手続きである各帳簿の締め切り、なかでも総勘定元帳の各勘定を締め切り、当期の帳簿記入を完了させる手続きを学ぶ。ここでは一般的に用いられている英米式決算法をを理解する。具体的には、貸借対照表項目である資産・負債・資本と、損益計算書項目である収益・費用では締め切り方法が異なることを理解し、それぞれの締め切り方法を理解する。収益・費用項目は、まず収益勘定を損益勘定に振替え、つぎに費用勘定を損益勘定に振り替える。
そして、損益勘定の残高である当期純利益を、株式会社であれば繰越利益剰余金勘定に振り替えることを理解し、そして、次に貸借対照表項目である資産・負債・資本については、仕訳帳での決算仕訳は行わずに、直接、元帳上で、次期繰越・前期繰越を用いて、勘定の締め切りを行うことを理解する。

② 英米式による帳簿の締め切りを学び、決算本手続きである損益計算書項目である収益・費用を振り替えた損益勘定から損益計算書が作成され、資産・負債・資本の勘定残高から貸借対照表が作成されることを理解する。
とくに、資産・負債・資本の各勘定を締め切ったあと、各勘定の次期繰越高を集めた作成されるものが繰越試算表であり、この繰越試算表が、貸借対照表項目が決算振替仕訳を行わず、直接元帳のみで次期繰越高を計算していくので、その過程で誤りが生じていないかを確認する目的で作成される試算表であることを理解し、これが貸借対照表のもととなることも理解したうえで、簿記処理の電算化が進んだ近年では、繰越試算表が実務ではあまり作成されないことを理解する。

③ 決算本手続きである帳簿の締め切りおよび財務諸表の作成までの理解について確認するため、第1部の第8回第9回で解答したワークブック第4章問題4-2について、以前は割愛してきた帳簿の締め切りや財務諸表の作成を行う。
具体的には、すでに仕訳から元帳転記、試算表作成、精算表作成が終わっているが、元帳の残高から、収益・費用については損益勘定に振替え、損益勘定の残高を繰越利益剰余金に振り替える。
そして、貸借対照表項目である資産・負債・資本の各勘定については、総勘定元帳で直接、次期繰越、前期繰越を用いて直接締め切り、この次期繰越高を集めて繰越試算表を作成し、この繰越試算表から貸借対照表を作成し、あわせて、損益勘定から損益計算書7を作成することで、帳簿の締め切りや財務諸表の作成についての理解度の確認を行う。

キーワード ① 元帳の締切り ② 英米式 ③ 繰越試算表 ④ 貸借対照表  ⑤ 損益計算書
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第12回該当部分を読むとともに、教科書第4章(3)を読み、これまでに一度、基本的理解のために割愛した部分である、帳簿の締め切りの決算振替仕訳について理解し、その理解のもと、例題4-4を解いて、英米式決算法による帳簿の締め切り、決算振替仕訳を理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第12回該当部分および教科書第4章(3)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第4章4-2のうち、総勘定元帳の英米式決算法による締め切りと、決算振替仕訳の記帳方法を練習しておく。

13 (Ⅰ)13回 中間まとめ(簿記一巡の流れ) 確認プリント(精算表) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第13回は、第1部で学んだ簿記一巡の流れを確認するとともに、現金取引預金取引についての理解を確認するための総復習として、総合的な確認プリント問題を解答し、解説を行う。

細目主題①.②

コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 簿記一巡の流れの確認   ② 取引から精算表まで確認プリント ③ 理解度確認
細目レベル ① 取引から仕訳、元帳転記、試算表、精算表、財務諸表作成までの簿記一巡の流れの確認を行い、総復習として第1部の簿記一巡の流れの解説を行う。この簿記一巡の流れの理解が、企業会計Ⅰの講義において理解する内容のほとんどであり、この内容の理解が今後の簿記学習の成否を分けることとなることを理解する。
そのうえで、この時点で、簿記一巡の流れが理解できているかを確認するために、取引~精算表作成までの総合問題である総復習プリントを解答することで、自らで理解度の確認を行い、この時点でどこの理解が不足しているのかを把握し、その克服に努め、最終的な着地点となる6桁精算表を正確に作成できるようにしていく。
また、ここで確実に理解しておかないと、今後の簿記学習の継続が不可能なレベルでの最重要確認ポイントであることを理解する。

② (1)取引から仕訳を行う。
(2)商品売買については仕入勘定および売上勘定を用いた3分法で処理する。
(3)現金取引、売掛金や買掛金を用いた掛取引だけでなく、小切手を用いた仕訳を行う。その際には自己振出小切手、他人振出小切手のそれぞれの受け取りと振出・支払について注意する。
(4)仕訳から総勘定元帳への転記を行う。
(5)総勘定元帳の記録から試算表を作成し、試算表における貸借平均の原理を用いた検証機能を使って、これまでの処理・記帳について誤りがないかの確認を行う。
(6)試算表の各勘定残高から6桁精算表を作成し、当期純利益を計算して損益計算書、貸借対照表を作成する。
以上の解答を制限時間内で正確に行えるかの確認を行い、自らの理解度確認を行う。

③ この総復習プリントを解答し、正解と照らし合わせることで、ここまでに学んできた簿記一巡の流れの理解度確認ができるわけであり、不正解となった問の再確認を行うことが重要である。とりわけ、まず、取引からの仕訳で不正解がある場合、勘定科目の理解や、取引要素の結合関係の理解に不足がるあることになる。
また、総勘定元帳の記録に不正解がある場合には、転記のルールの再確認と、正確に転記する等という緻密な作業の練習が必要となる。
さらには、試算表の作成や精算表の作成で不正解となる場合は、試算表や精算表の作成手順を再度確認し、その手順通りに丁寧に計算・記帳する練習をする必要があることを理解し、理解できていない部分、苦手な部分をそのままに放置しておかないことが、ここからの簿記学習および簿記検定合格への成否をわけるポイントなることを理解する。

キーワード ① 簿記一巡の流れ ② 仕訳帳への記入 ③ 元帳転記 ④ 試算表作成 ⑤ 精算表作成
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第13回該当部分を読むとともに、これまでの第1部の簿記一巡の流れである、取引からの仕訳、とくに勘定科目の理解、取引要素の結合関係の理解についいて確認しておく。また、総勘定元帳への転記の方法、試算表・精算表の作成手順を確認しておく。

復習課題:コマシラバスの第13回該当部分を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、持ち帰り用総復習プリントを再度解答しておき、正解と照らし合わせ、正解となるまで何度も再解答して、簿記一巡の流れを完全にここで修得しておくこと。

14 (Ⅰ)14回 商品売買(1) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第14回は、第3部としてさまざまな取引における会計処理を各論として学ぶが、ここでは、基本的な商品売買の記帳方法である分記法に加えて、一般に普及している3分法について学び、さらには最終的に企業会計Ⅱのおいて理解しておかねばならない決算整理事項の一つとして売上原価の算定を学ぶ。

細目主題①
教科書
第6章(1)pp.84-85
ワークブック第6章 pp.38-40

細目主題②
教科書
第6章(1)pp.86-89

細目主題③
教科書
第6章(2)pp.90-93
ワークブック第6章 pp.38-40

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 3分法による商品売買の記帳 ② 売上原価の算定 ③ 諸掛・返品
細目レベル ① 以前の簿記3級の教科書では、初歩的な商品売買取引の仕訳方法として、資産の勘定科目である商品勘定用いて、仕入時には資産の増加として商品勘定の金額を計上し、売り上げ時には、売価と原価との差額を収益として収益の勘定科目である商品売買益勘定を用いて仕訳してきた。
しかしながら、この分記法では、商品を売り上げるたびに、その原価を把握しておかねばならず、中古車や不動産など、商品管理が個別に管理しやすい業種では分記法で商品売買を処理することも可能であるが、多品種大量販売を行う小売業などでは、販売の都度、仕入時の原価の異なる商品の原価を把握して、売価との差額を商品売買益勘定で処理することは不可能である。
そこで、多くの業種では、仕入時には、費用の勘定科目である仕入勘定を用いて、販売時には、収益の勘定科目である売上勘定を用いて、売価で収益を計上する3分法が用いられることが一般的であり、この商品売買の会計処理方法の違いについて学び、分記法との違いなど特徴を理解する。

② 分記法では、商品の販売のたびに、原価を把握しており、したがって、売価と原価の差額により、商品売買益を計算することができるものの、販売の都度、その商品の仕入原価を把握しておく必要があるが、一方で、3分法においては、販売時にはその売価をもって収益として売上勘定で処理するため、販売の都度、その商品の仕入原価を把握し置く必要はに。しかしながら、売上総利益の計算は、販売の都度では把握できない。そこで、決算時には、期首商品棚卸高に期中仕入高を加算し、期末商品棚卸高を控除することで売上原価を計算し、1年間の売上高から売上原価を控除することで売上総利益を計算することができる。こうした、期首商品棚卸高+期中仕入高ー期末商品棚卸高=売上原価 売上高ー売上原価=売上総利益 という計算を、決算時には、期首商品棚卸高の金額をもって(借方)仕入/(貸方)繰越商品、期末商品棚卸高の金額をもって、(借方)繰越商品/(貸方)仕入 という仕訳を行うことで、精算表の修正記入欄の「仕入」の行で売上原価を計算することができることを理解する。
③ 商品を仕入れたときに、引き取り運賃や運送保険料、梱包代などの費用を支払うことがあり、こうした費用は仕入諸掛と呼ばれ、商品を仕入れるためには不可欠の費用であることから、商品の仕入原価に含めて処理することを理解する。
さらに、商品を売り上げるときに発生する発送費などの費用は、これを売手側が負担する場合には、費用の勘定科目である発送費勘定で処理し、これを買手側が負担する場合で、売手側が立替払いした際は、売掛金に加算して回収するか、資産の勘定科目である立替金で処理することになることを理解する。
さらに、品違いや商品に破損などがあった場合に、その商品が返品されるときには、仕入れた商品についてはこれを仕入戻しとよび、販売した商品については、売上戻りと呼んで、それぞれ、仕入や売上の金額を控除することで仕訳を行い、代金は、掛代金がある場合にはこれを優先して返金処理することも理解しておく。

キーワード ① 分記法 ② 3分法 ③ 売上原価 ④ 諸掛 ⑤ 返品
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習課題:コマシラバスの第14回該当部分を読むとともに、教科書第6章(1)・(2)を読み、その理解の上で、例題6-1を解いて、商品売買取引の3分法による仕訳について理解しておく。また、例題6-2を解いて、売上原価の理解をして、さらに例題6-3を解いて、返品や仕入諸掛りの仕訳を理解しておく。

復習課題:コマシラバスの第15回該当部分および教科書第6章(1)・(2)を再度読み、講義内容を思い起こし、コマ用オリジナル配布資料を講義中のノートの記録から見直しておくとともに、履修判定指標を確認して、今回講義での重要ポイントを再確認しておく。そして、ワークブックの第6章6-1の問題を解いておく。
また、ここでは、決算整理仕訳の理解として、売上原価の算定が大変重要となるため、期首商品有高および期末商品有高から、売上原価は仕入の行で計算する方法で売上原価を計算する仕訳が確実にできるようにしておくこと。

15 (Ⅰ)15回 商品売買(2) 科目の中での位置付け 本科目は、企業会計Ⅰおよび企業会計Ⅱをあわせて受講することで、簿記を初めて学ぶものが日本商工会議所主催簿記検定3級の合格水準に達することを目指した講義となっており、企業会計Ⅰは、3部構成で講義展開し、まずは日本商工会議所主催簿記検定初級の合格水準に達することを目指していく。
第1部は、簿記の基礎概念として、最終的に作成できるようになる個人企業もしくは小規模な株式会社の財務諸表のうちの貸借対照表と損益計算書の基礎的概念について学ぶ(第1回~第3回)。
つぎに、第2部として、簿記一巡の流れを学ぶために、商品売買取引などの基本的仕訳からはじめて元帳転記、試算表作成、精算表作成までを学ぶ(第4回~第9回)。
第3部は総まとめと各論としての現金・預金取引、商品売買取引について学ぶ(第10回~第15回)。
第15回は、第3部としてさまざまな取引における会計処理を各論として学ぶが、ここでは、前回学んだ3分法を使って、商品売買の詳細を記録するための補助簿である仕入帳・売上帳・商品有高帳への記帳について学ぶ。

細目主題①
教科書
第6章(3)pp.93-99

細目主題②
教科書
第6章(4)p.99

細目主題③
教科書
第6章(4)pp.100-103
ワークブック第6章 pp.41-45

細目主題①~③
コマ用オリジナル配布資料
コマ主題細目 ① 仕入帳・売上帳 ② 商品有高帳 ③ 先入先出法・移動平均法
細目レベル ① 仕入帳は、商品の仕入取引の明細を記入する補助簿であり、商品を仕入れたときに、この取引を仕入帳に仕訳し、総勘定元帳の仕入勘定の借方に記入する。この仕入勘定をみれば、仕入れた日付と仕入の金額はわかるが、仕入先、品名、数量、単価などの仕入れの詳細な情報や明細はわからないため、仕入帳がこうした明細を記録し把握するために有用な補助簿であることを理解する。また、売上帳は、商品の売上取引の明細を記入する補助簿であり、商品を販売したときに、この取引を売上帳に仕訳し、総勘定元帳の売上勘定の貸方に記入する。
この売上勘定をみれば、販売した日付と売上の金額はわかるが、得意先、品名、数量、単価などの売上の詳細な情報や明細はわからないため、売上帳がこうした明細を記録し把握するために有用な補助簿であることを理解する。

② 商品有高帳は、商品の増減および残高の明細を記録する補助簿であり、この商品有高帳には、商品の種類ごとに口座を設け、その受け入れ、払い出し、および残高について数量、単価、金額を記入することで、常に、種類ごとの在庫の数量と金額が帳簿上明らかとなり、在庫管