区分 専門科目-広域看護学-国際看護学
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
この研修は、国際看護学Ⅰ・Ⅱ(もしくはⅠ~Ⅳ)での学修を踏まえ、海外研修を10日間計画する、この研修においては、日本と異なる医療システムや国や地域に実情、看護実践方法を知る。また、異文化に触れ、交流を体験することで他者の価値観や生活、文化を認め、看護の対象者を尊重することも含め、幅広い看護観の涵養を促す体験的契機となる。実際に、現地の大学や病院・地域のヘルスセンター等で講義や研修を受け、大学生や関係者との意見交換を通して、研修国の看護・医療・福祉を取り巻く現状を理解する。また、病院や地域で看護を受けている場面の見学や地域で利用者や地域住民宅の訪問。現地で学ぶ看護学生との交流の中で、学生自身がこれまで学んだ看護に関する知識や実習での体験を生かして、日本との看護や医療、文化の違いと課題を学生のレベルで見出す。海外研修前は、事前学習や事前説明会で情報共有と海外研修における自己課題を明らかにする。研修後は、学内の海外研修の発表会にて、自己の学習課題についてのプレゼンテーションを行い、意見交換により学修をより深める。
科目の目的
この海外研修は、国際看護学Ⅰ・Ⅱで学んできたことを踏まえ、主に途上国の地域の環境、文化、生活とそこに住む人々の言語や価値観を知る。海外の大学と病院を中心とした施設で、看護の実際を見学し、見聞を広げる。この研修においては、日本と異なる医療システムや国や地域に実情、看護実践方法を学修し、その共通点や相違点について気づき、帰国後にそれらの情報を整理し、研修国の看護・医療・福祉を取り巻く現状、看護教育の実際について理解を深める。また、多文化社会に身を置くことにより、異文化に触れ、交流を体験することで他者の価値観や生活、文化を認め、看護の対象者である人間の尊重について再考する契機とする。それ他の体験を、今まで学修してきたことと繋げ、幅広い視点から自らの看護観を醸成することを目的とする。海外渡航経験を通して、自らと集団の安全管理と法の順守などを体験的に学修する機会を持つことも海外研修の目的である。
到達目標
現地で実際に英語を使用して生活し看護の授業を受ける。さらに多文化社会に身を置くことにより、自分と異
なる言葉や文化を持つ人々の理解を深める。

科目の概要
この研修は、実際に海外に出かけて、人種のるつぼである多文化社会が共在する都市で生活をする。現地での看護の授業を受けて海外の看護の授業を体験する。現地の講義から、研修国の看護を取り巻く現状を知る。地元の評価の高い病院や施設での看護と貧しい方々への看護の両方を見学してその特徴や、そこで働いている看護師の多文化看護や専門家としての体験や気持ちを聞き、学びを深める。さらに学生自身が日本との看護・医療や文化の違いを学生のレベルで見出す。学部生のレベルで、研修国での看護研究について知り、将来に備える。さこれらの学びを毎日、研修日記に記録し振り返る。この研修においては、日本とは異なる、途上国・後発国の医療システムや国や地域の実状、看護実践や看護教育の方法を知る、また、異文化に触れ交流を体験することで、他者の価値観や生活文化を認め、看護の対象者を尊重することも含め、幅広い看護観の涵養を促す体験的契機になる。海外研修前は、事前学習や事前説明の下で、自己の学習課題についてプレゼンテーションを行い、意見交換により学修をより深める。
科目のキーワード
①国際看護学 ②海外研修 ③多文化共存社会 ④海外の保健医療システム ⑤海外の看護教育
授業の展開方法
この科目、海外研修を10日間計画する。この研修においては、日本と異なる医療システムや国や地域に実情、看護実践方法を現地の大学や病院・地域のヘルスセンター等で講義や研修を受け、大学生や関係者との意見交換を通して、研修国の看護・医療・福祉を取り巻く現状を理解する。また、病院や地域で看護を受けている場面の見学や地域で利用者や地域住民宅の訪問。現地で学ぶ看護学生との交流の中で、学生自身がこれまで学んだ看護に関する知識や実習での体験を生かして、日本との看護や医療、文化の違いと課題を学生のレベルで見出す。海外研修前は、事前学習や事前説明会で情報共有と海外研修における自己課題を明らかにする。研修後は、学内の海外研修の発表会にて、自己の学習課題についてのプレゼンテーションを行い、意見交換により学修をより深め、自らの看護観を幅広い視点から見直す。日本及び世界の治安や感染状況を見て開講可能か判断するため別途、案内をする。
オフィス・アワー
研究室705:月曜・火曜・木曜・金曜昼休み
E-mail:n-takata@uhe.ac.jp
面談後や必要時はメ-ルにて対応いたします。

科目コード ERO04
学年・期 2年・前期
科目名 国際看護学海外研修
単位数 1
授業形態 演習
必修・選択 選択
学習時間 【演習】45h
前提とする科目
展開科目 当該科目は、基礎科目の「専門学習の基礎」に位置付け,「人間と生活の理解」「コミュニュケーションの基礎」を基礎的は知識としてもちながら、専門学習ん基礎である「医療キャリかの基礎」「人間環境学」と並行して将来医療職業人に必要は教養としてのアカデミックスキルを学ぶ。
関連資格 看護師資格 保健師資格
担当教員名 髙田律美・松山キャンパス教務課
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 海外研修 科目の中での位置付け
コマ主題細目
細目レベル
キーワード
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題
履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
海外へ渡航するにあったって、以下の点を注意すること ① 特に体調面に問題がないこと。無理をしないこと。体調面、自分でも気を配り、現地滞在期間中自己管理を徹底すること。
② 海外の特有の安全面での留意が必要な場合があり、事前、あるいは研修中でも注意喚起するため、各自が順守して、身の安全、持参品の保持を守ること。
③ 既往歴や現病歴のある人は必ずその旨を申し出ること。海外保険加盟が
必要(全員が同じ保険に加入する)。
④ 学生の安全のために海外の情勢や相手校の都合により場合によっては、
突然の研修の変更や中止もあり得るので連絡には留意すること。
⑤学生が安全かつ効果的に学ぶことができるように支援をするが、訪れる
国の法や秩序を乱すようなことはしないこと。
⑤ この科目の単位を修得するにあたり、安全と研修が効果的に遂行できる
ように必ず全部の事前オリエンテーションへの出席を求める。それを含め
て約30時間の授業時間外の学修課題に示されている内容の予習・復習の学修)
が必要である。
全体のフィールドバックは、毎日の研修修了時のディスカッション後のコメントとその解説で行う。個人のフィールドバックは、全員での研修時間外に適
宜行う。後日学内の海外研修の発表会にて、自己の学習課題についてその達成内容のプレゼンテーションを行い、他者との意見交換により学修をより深める。
海外研修の授業の最終に研修の成果について自己評価を実施し国際看護Ⅲ、Ⅳの学修につなげる。
事前学習:
① 自分で、研修先の国の社会状況(政治・経済・文化・生活状況)と疾病構造・医療や看護等を調べておく。
② これまで学んできた、国際看護学Ⅰ、Ⅱの復習をしておく。
③ 現地で必要な英語によるコミュニュケ-ション学習をする(事前課題有)。
④ 海外研修を受講するにあたり、渡航に伴う健康と危機管理について受講
した内容を十分に復習しておく。
⑤ 配布資料をよく読んでおく
⑥ 事前オリエンテーションの内容を十分理解する。
現地の法律に則った行動をすること。
自分の安全と健康に留意すること。
全体のフィールドバックは、毎日の研修修了時のディスカッション後のコメントとその解説で行う。個人のフィールドバックは、全員での研修時間外に適宜行う。
後日学内の海外研修の発表会にて、自己の学習課題(渡航先の国・訪問先の大学、施設などにおいて、気候風土や文化・医療・看護について等)その達成内容のプレゼンテーションを行い、他者との意見交換により学修をより深める。発表に関する資料は事前に提出すること。
海外研修での学びに関するレポ-トを提出すること。
海外研修の授業の最終に研修の成果について自己評価を実施し国際看護Ⅲ、Ⅳの学修につなげる。
現地の法律に則った行動をすること。
自分の危機管理と健康管理に留意すること。
評価方法 研修後のレポ-トと発表に関する提出資料にて評価する。
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 ① 波平恵美子『文化人類学 [カレッジ版]』医学書院、2011、¥2,010 ISBN978-4-260-01317-8 ② 日本国際保健医療学会編『国際保健医療学 第3版』杏林書院(2013)ISBN978-4-7644 \3,200③ UNICEF『世界子供白書』最新版¥240、④ UNICEF『基礎リーフレット』最新版,¥10⑤ その他、海外看護研修参加資料を渡します。
参考文献 厚生労働省 医療通訳に関する資料一覧:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056944.htmll(2022年3月1日検索日時)
実験・実習・教材費 ① パスポ-トの取得が必要である。 ② 必要に応じてビザの受領を有すること。 ③ 旅行に関連する費用が必要である。 ④ 研修に関連する費用が必要である。 ⑤ 海外保険の加入費用が必要である。。 ⑥ 渡航に関して予防接種や予防内服が必要である。(別途費用を要する)