区分 専門科目-臨地実習
ディプロマ・ポリシーとの関係
実践能力 倫理観 専門性探求
地域社会貢献 グローバル性
カリキュラム・ポリシーとの関係
豊かな人間性 広い視野 知識・技術
判断力 探求心
カリキュラム全体の中でのこの科目の位置づけ
専門科目の中の「臨地実習」として位置づく。
科目の目的
保健・医療を受けている患者との関わりの実際を見学し、保健・医療分野における看護職者の役割と機能を学ぶ。また療養環境を観察し、その環境が適切なものであるかを学修する。以上のことを通して学習への動機づけとすることをねらいとする。また、本科目では看護職者に求められる基本的な態度を修得する。この実習での学びは、今後積み重ねていく看護学の基礎としての側面をもつ。
到達目標
1)患者との関わりを通して、保健・医療分野における看護職者の役割が理解できる。
2)患者との関わりを通して、保健・医療分野における看護の機能が理解できる。
3)患者をとりまく療養環境を観察し、患者にとって適切な生活環境を理解できる。
4)看護職者に求められる基本的な態度について述べることができる。

科目の概要
本科目ではアーリーエクスポージャーを導入し、既修の知識を体験から裏付けするだけではなく、看護職者としての心構えや態度を養い、学習に対する意欲を早い段階から高めることを目的としている。

看護師として実務経験のある教員が、療養環境の観察や看護師と患者との関わりを通して、保健・医療の分野における看護師の役割と機能について指導する科目である。

科目のキーワード
看護職者の役割、看護の機能、療養環境、看護職者に求められる態度
授業の展開方法
5日間の臨地実習を行う。そのうち1日を学内日とする。
オフィス・アワー
中島紀子:研究室716:月曜5限・火曜5限
Email:n-nakajima@uhe.ac.jp
篠原幸恵:研究室715:火曜5限、木曜5限
E-mail:s-shinohara@uhe.ac.jp

科目コード ERR01
学年・期 1年・前期
科目名 基礎看護学実習Ⅰ
単位数 1
授業形態 実験・実習
必修・選択 必修
学習時間 【実習】45h
前提とする科目 看護学概論Ⅰ、医療キャリアの基礎
展開科目 生活援助方法論、生活援助方法演習、看護コミュニケーション論、今後展履修するすべての実習、専門科目に必要となる
関連資格 看護師、保健師
担当教員名 中島紀子・篠原幸恵・松山キャンパス教務課
主題コマシラバス項目内容教材・教具
1 詳細は実習要項参照 科目の中での位置付け 既修の知識を実践の場で体験したことから裏付けし、今後の学習への動機づけとする。
茂野香おる著、「系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②」、医学書院、2019.
コマ主題細目 ① オリエンテーション ② シャドーイング ③ 受持ち患者 ④ カンファレンス ⑤ 振り返り
細目レベル ① 実習オリエンテーションで実習目的や行動目標といった実習概要の説明を受ける。
② 病院オリエンテーション、病棟オリエンテーションを受け、施設概要や病棟の特徴、全体の流れを理解する。
③ 受持ち患者との関わりや看護師の看護実践を見学し、看護の機能や看護師の役割を理解する。
④ 療養環境を観察し、患者にとって適切な生活環境を理解する。
⑤ グループメンバーで報告会を行い学びを共有するとともに、今後の課題を見いだす。
キーワード ① 施設概要 ② 病院の特徴 ③ 看護実践 ④ 学びの共有 ⑤ 今後の課題
コマの展開方法 社会人講師 AL ICT PowerPoint・Keynote 教科書
コマ用オリジナル配布資料 コマ用プリント配布資料 その他 該当なし
小テスト 「小テスト」については、毎回の授業終了時、manaba上において5問以上の、当該コマの小テスト(難易度表示付き)を実施します。
復習・予習課題 予習:実習要項を見直し、実習目標を考える。
復習:自己の実習内容を振り返り、今後の学習課題を明確にする。

履修判定指標
履修指標履修指標の水準キーワード配点関連回
看護職者の役割 患者との関わりの中で患者に必要なニーズについて考えることができる。
看護活動に触れることで看護職者の役割について考えることができる。
医療を提供する多くの職種とその役割を知ることができる。
ニーズ、看護活動、看護職者の役割 12 すべて
看護の機能 看護活動を見学することで、看護ケアの意味を考えることができる。
看護活動を見学することで、患者の安全安楽について考えることができる。
看護活動を見学することで、ケアとキュアの違いについて考えることができる。
看護活動を見学することで、看護独自の機能(療養上の世話)を理解することができる。
看護ケア、患者の安全安楽、ケアとキュア、療養上の世話 16 すべて
療養環境・生活 患者を取り巻く療養環境(構造・設備)について理解することができる。
健康回復に必要な療養環境について述べることができる。
療養環境を生活環境としてとらえ、適切に調整する必要性を理解することができる。
療養環境、健康回復 12 すべて
関わり 患者と関わるときは人権を尊重し、倫理的配慮をすることができる。
患者とコミュニケーションをはかる環境を整えることができる。
患者の話を傾聴し、患者を尊重したコミュニケーションを図ることができる。
個人情報の保護について守ることができる。
人権、倫理的配慮、コミュニケーション、傾聴、個人情報 20 すべて
記録 指定された記録様式を用い、目的に応じて記録できる。
指定された記録を毎日提出することができる。
実習記録一式を指定された日時までに提出できる。
記録 6 すべて
報告 行動計画や実習終了時の報告を指導者に正確かつ簡潔・明瞭に伝えることができる。
患者に対する情報を適切な時期に適切な場所で簡潔に要点をまとめて報告できる。
報告 4 すべて
カンファレンス 開始、終了時刻を守ることができる。
自分の意見が言える、また他者の意見を聞くことができる。
メンバー間での良好な人間関係を形成することができる。
カンファレンス、良好な人間関係の形成 6 すべて
学習 実習に臨むための学習準備が主体的にできる。
指導者からの質問や自分の疑問を解決するための行動ができる。
主体的学習 4 すべて
マナー 自己の健康管理ができた。
時間、規則を守ることができた。
チームワークを考慮した行動ができた。
服装・ユニホーム、頭髪を整えることができた。
実習生としての言動や挨拶ができた。
健康管理、規則を守る 10 すべて
最終レポート 「基礎看護学実習Ⅰが終わって」というテーマで実習の学びをまとめることができる。 実習での学び 10 すべて
評価方法 実習記録、実習態度、出席状況、最終レポートを総合して、実習指導教員、科目責任者が評価する。
評価基準 評語
    学習目標をほぼ完全に達成している・・・・・・・・・・・・・ S (100~90点)
    学習目標を相応に達成している・・・・・・・・・・・・・・・ A (89~80点)
    学習目標を相応に達成しているが不十分な点がある・・・・・・ B (79~70点)
    学習目標の最低限は満たしている・・・・・・・・・・・・・・ C (69~60点)
    学習目標の最低限を満たしていない・・・・・・・・・・・・・ D (60点未満)
教科書 なし
参考文献 なし
実験・実習・教材費 なし